JPH07326268A - 抵抗性発熱素子とそれに使用する熱保安器を備えた器具 - Google Patents

抵抗性発熱素子とそれに使用する熱保安器を備えた器具

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JPH07326268A
JPH07326268A JP7125365A JP12536595A JPH07326268A JP H07326268 A JPH07326268 A JP H07326268A JP 7125365 A JP7125365 A JP 7125365A JP 12536595 A JP12536595 A JP 12536595A JP H07326268 A JPH07326268 A JP H07326268A
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protector
housing
heat protector
thermostat
cup
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JP7125365A
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Lee C Martin
シー.マーチン リー
Edward J Ouillette
ジェイ.オウイレット エドワード
Henry A Langlois
エイ.ラングロイス ヘンリィ
Geoffrey S Reno
エス.レノ ジョフリィ
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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    • H01H37/02Details
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    • H01H37/52Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element
    • H01H37/54Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用部品と組立作業が少なく、被覆型発熱素
子を使用する電気器具の保安用バックアップに適した熱
保安器70を提供する。 【構成】 電気絶縁体ガスケット(76)を介して接合
する第1(72)と第2(74)の導電性ハウジング要
素、1つのハウジング要素の実装した片持ち梁であり、
温度に依存して他のハウジング要素と電気的に接触する
第1の位置と、接触しない第2の位置との間を動くサー
モスタット・スナップ型円盤(86)、溶接プラットフ
ォーム(100)その他で構成され、比較的堅牢な発熱
素子端子ピン(32)を保安器のこの端部に並行にかつ
横方向に置いてプラットフォームに溶接することによ
り、保安器を確実に実装しかつ熱伝導を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には、抵抗性発熱
素子とそれに使用する熱保安器を備えた器具に関し、よ
り詳細には、所定の温度に上昇した場合、回路閉成位置
から回路開放位置に動くことができるサーモスタット円
板を備え、電気的に付勢可能(energizable )な発熱素
子を備えた器具を除勢(de-energize )する熱保安器に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】コー
ヒーメーカー、蒸気調理器、スチームアイロンなどの器
具は、両端に比較的堅牢な端子ピンがある被覆型発熱素
子(sheathed heating element)を備えているのが普通
である。ライン電流は、オン/オフ・スイッチを介し
て、発熱素子に熱的に結合されるサーモスタットに接続
されてから、発熱素子に接続されるので、発熱素子の付
勢のオンおよびオフが繰り返して行われ、発熱素子の温
度は選択した上限および下限の範囲内に保たれる。
【0003】安全性の観点から、サーモスタットの動作
不良が発生した場合、異常温度の発生と発火の危険性を
伴う暴走状態を防止するために、発熱素子を除勢するバ
ックアップ機構を備えることが要求される。たとえばコ
ーヒーメーカーの場合、従来は電源ラインの両側、すな
わち、電圧印加(hot )側と中性点の両側にヒューズが
接続されている。各ヒューズは電気的に絶縁されたスリ
ーブに挿入され、クリップをつかって被覆型発熱素子と
熱的に密着して保持されている。この方法は、保安用バ
ックアップ機構として有効であるが、いくつかの部品と
組立作業を追加する必要がある。
【0004】本発明の目的は、抵抗性ヒーターを使用す
る器具の熱的バックアップシステム、すなわち、必要と
する部品と組立作業が、従来の技術において現在使用さ
れているよりも少ない熱的バックアップシステムを提供
することである。本発明の別の目的は、器具の被覆型発
熱素子に関して発熱素子の温度が所定のレベルに上昇し
た場合、発熱素子を除勢するための使用に特に適した熱
保安器を提供することである。本発明のさらに別の目的
は、被覆型発熱素子に対する熱結合を改善して、温度の
過上昇状態に対する応答を適正化した熱保安器を提供す
ることである。別の目的は、リセット不能あるいは1回
限りのデバイスとして働く形式の熱保安器を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は、電気的に付勢可
能デバイスに対する熱結合を改善した、自動リセット型
熱保安器を提供することである。
【0005】本発明の他の目的と特徴は、添付の図面と
共に読まれる以下の詳細な説明と請求の範囲とからより
容易に理解できるであろう。なお、全図面を通して同じ
参照番号は同じ部分を表す。
【0006】
【課題を解決する手段】簡潔に説明すると、本発明によ
れば、熱保安器は第1と第2の導電性のハウジング要素
を含んでおり、これらのハウジング要素は、電気的絶縁
性素子を介して相互に接続され、当該ハウジング要素を
相互に電気的に切り離している。第1と第2の反対側の
端部を持ち、パチンと止まる動きをする(以下スナップ
型と略記する)導電性の円板要素は、もう1つの第1の
ハウジング要素と閉回路をつくる第1の位置と、第2の
ハウジング要素と開回路をつくる第2の位置との間で動
くことができる第2の端部とともに、第1と第2のハウ
ジング要素の1つに実装される第1の端部を持ってい
る。ハウジング要素の1つは、熱保安器の1端から、も
う1つのハウジング要素を越え、熱保安器の縦方向に、
少なくとも、溶接される最大端子ピンの半径の長さだけ
延びているとともに、保安器の横幅全体がそのまま延び
ている溶接用プラットフォームを備えている。本熱保安
器が使用される器具には、両端に比較的堅牢な端子ピン
を備えた被覆型発熱素子が含まれている。本発明の特徴
によれば、端子ピンの1つの、遠端が自由な端部(dist
al freeend )の長さ方向の軸は、溶接用プラットフォ
ームの上に置かれるので、前記長さ方向の軸は溶接用プ
ラットフォームの横幅全体そのものに沿って、熱保安器
の端を並行に横切って延びて溶接用プラットフォームに
溶接され、熱保安器を実装するとともに発熱素子と熱保
安器との間の熱結合を最適化するための強固な支持体と
なる。
【0007】本発明の別の特徴によれば、溶接の際に端
子ピンを配置するストップの役目をするため、溶接用プ
ラットフォームの1側に沿って延びるタブが、溶接用プ
ラットフォームの上に用意されている。
【0008】本発明のさらに別の特徴によれば、スナッ
プ型円板要素の設定温度あるいは作動温度は、70℃か
ら175℃の間であり、この温度で前記円板要素は接点
が閉じる位置から接点が開く位置にパチンと動くことが
でき、さらにリセット温度は−35℃以下であって、こ
のリセット温度で前記円板要素はパチンと動いて初期の
構成に戻ることができるので、動作する場合、前記円板
要素はリセット不能あるいは1回限りの円板としての役
目をする。本発明の別の特徴によれば、サーモスタット
円板は、比較的大きい熱膨張係数の第1の外層と比較的
小さい熱膨張係数の第2の外層とが一緒に接着された複
数の金属層によって形成されており、これらの金属層の
弾性率は、析出硬化ステンレス鋼である第2の外層と同
じである。
【0009】別の実施例においては、円板は高めのリセ
ット温度となるように選択されるので、希望すれば、選
択した最高温度限界と最低温度限界の間で電気デバイス
のオン/オフを繰り返すように本デバイスを使用するこ
ともできる。
【0010】
【実施例】図1を参照すると、従来の保安用バックアッ
プ機構14を備えているコーヒーメーカーなどの器具が
点線10で示されている。従来のオン/オフ・スイッチ
12はライン16、18に接続され、ライン16は絶縁
体材料のスリーブ19の中に伸縮して(telescopicall
y)受け入れられ、発熱素子と一体結合された水チュー
ブ24の上で受けられたクリップにより、被覆型発熱素
子20と良好な熱伝導関係にバイアスされた第1のヒュ
ーズに接続されている。第1のヒューズのもう1つの側
はライン26を介して、溶接などの従来の方法で発熱素
子20の端子あるいはコールドピン(cold pin)30に
取り付けられたコネクタ28に接続されている。発熱素
子20のもう1つの端部にある端子あるいはコールドピ
ン32には、コネクタ28と同じ方法でそれに取り付け
られたコネクタ34があり、さらに従来の方法でサーモ
スタット42の端子40に取り付けられたコネクタ38
に導かれるリード線36がある。サーモスタットのもう
1つの端子(示さず)は、絶縁性のスリーブ46に伸縮
して受け入れられた第2のヒューズの1側に接続された
ライン44に接続され、第2のヒューズのもう1つの側
は、ライン18を介してスイッチ12に接続されてい
る。第2のヒューズとサーモスタット42は、クリップ
48によって発熱素子20と水チューブ24と良好な熱
伝導関係(thermal engagement)にバイアスされてい
る。従来のランプ50は、ライン52、54を介してそ
れぞれコネクタ28、38に接続され、発熱素子の付勢
状態を表示する。水チューブ24は、従来の方法で器具
の給/配水部に結合されているが、示されていない。
【0011】スイッチ12を介して器具が付勢される
と、発熱素子を通る本質的に一定の電流によって素子が
発熱し、実際にはシステム内の水の熱容量で限定された
温度になる。システム内の水が除去されると、サーモス
タットの温度が選択したレベルに達するまで、素子の温
度は上昇し続ける。ついでサーモスタットは電気回路を
開くので、発熱素子と水チューブは選択したリセットレ
ベルに冷えるが、このときにサーモスタットは回路を再
び閉じる。つぎにスイッチ12により除勢されるまで、
器具は、選択した温度範囲の中でオン/オフを繰り返
す。サーモスタットが故障した場合、発熱素子/水チュ
ーブの温度は、ヒューズのひとつが、作動温度のしきい
値に達するまで上昇し続けるが、この温度に達するとヒ
ューズが回路を開いて過度の温度条件を防止することが
できる。
【0012】上に述べたように、より少ない部品で、よ
り容易にかつ迅速に組立られていて、しかもサーモスタ
ットが動作不良を起こしたり、温度が算託した最高温度
限界以上に上昇した場合でも、一定時間、たとえば85
秒以内にシステムを除勢するように動作できる保安用バ
ックアップシステムを提供することが望ましい。
【0013】選択した上昇温度に到達すると接点が開い
た状態に移行できるサーモスタット素子を備え、さらに
熱保安器が1回限りのデバイスとして働くようにリセッ
ト温度が十分低い熱保安器は、当該保安器を電気的に絶
縁性のスリーブの中に実装し、ヒューズと同じ方法で発
熱素子と密着した熱接触になるようにバイアスすること
によりヒューズに代わることができるであろうが、追加
リード線だけでなく依然としてスリーブが必要である。
【0014】この形式の熱保安器を発熱素子の端子ピン
のひとつに直接実装することにより、絶縁スリーブを使
用せずに試験を実施した。図2を参照すると、導電性の
金属性容器62の中に実装され、金属性容器に実装され
ているが絶縁性のガスケット64で電気的に金属性容器
から隔離されている蓋(lid )(示されていない)と接
触する第1の位置と、蓋と接触しない第2の位置との間
を動くようになっているスナップ型サーモスタット円板
(示されていない)を含む熱保安器60は、サーモスタ
ット42に導かれるリード線36に圧着されたコネクタ
68ととともに、保安器60の蓋と一体になって取り付
けられ、図2bに示すようにピン32に溶接された圧着
コネクタ66によって端子ピン32に取り付けられ、第
1と第2のヒューズ、スリーブ19、46およびクリッ
プ22の代わりをした。保安器60は、本発明の譲渡人
に譲渡された米国特許、第3,430,177号に説明
されている非常に有効な保安器デバイスの形式であっ
て、広範囲の電気デバイスを過温度条件および過電流条
件から保護するリセット可能なデバイスとして、文字ど
おり何十億個がつくられかつ使用されている。しかし、
端子ピン32に溶接されると、保安器をバックアップ安
全機構として有効に動作させるためには、熱結合が不十
分であることが判明した。作動温度あるいは設定温度が
150℃のスナップ型円板を備えた保安器60を使用し
た結果が図3に示されている。線aはサーモスタット4
2の温度を示し、線bは動作不良を模擬するため短絡し
たサーモスタットをつけた保安器60の周囲温度を示し
ている。約8アンペアの本質的に一定の電流cは、保安
器の周囲温度と同時にサーモスタット円盤の温度を上昇
させるとともにサーモスタット42の温度を約450℃
に上昇させるが、たとえば85秒に選んだ時間以内に、
発熱を除勢するのに十分な高さのレベルまでは上昇させ
なかった。117秒のところでスイッチにより付勢を中
断した。
【0015】図4は図1の器具と同様であるが、本発明
に従ってつくられた熱バックアップ安全機構14’を備
えた器具10’を示している。ライン16’はオン/オ
フ・スイッチ12から、端子ピン30に取り付けられた
コネクタ28に直接導かれ、保安器70は、以下に詳細
に説明する方法で端子ピン32に直接実装されている。
保安器70には、ワイヤ44に接続された圧着コネクタ
98があり、ワイヤ44はサーモスタット42の端子4
1に導かれ、端子40はワイヤ18’によってスイッチ
12に接続されている。
【0016】図6〜8を詳細に参照すると、保安器70
は、それぞれAISI規格1008の冷間圧延鋼などの
適切な導電性材料でできた第1のハウジング要素72と
第2のハウジング要素74で形成されている。AISI
は、American Iron andSteel
Instituteの略称である。ハウジング要素7
2、74は、電気的に絶縁性のガスケット76を介して
相互に接合されている。一般にハウジング要素72は、
底部壁78から上方に延びる側壁80を備えた金属性容
器の形をしており、側壁80の上方の自由な端部の周辺
の廻りに台座用フランジ(seating flange)82を使っ
て形成されている。台座用フランジ82は、2つの反対
側の側部84で横幅方向に延びており、ガスケット76
とスイッチ・チャンバーを密閉する蓋の役目をするハウ
ジング要素74とを掴むように、上に曲げられている。
【0017】サーモスタット・スナップ型円板86に
は、底部壁78の中で内側に形成された突起部88の上
に、溶接ボタン90による溶接によって実装された第1
の端部がある。円板86の反対側の第2の端部には、ハ
ウジング蓋要素74の上に溶接され、ガスケット76の
中に形成された窓を介してスイッチ・チャンバーに突出
している静止型電気接点94に整列して溶接された電気
接点92がある。希望すれば、接点が離れるときの動作
における円板86の移動距離を限定するてめ、内側に突
起するストップ96があるように底部壁78を形成して
も良い。あとでさらに詳細に考察するように、サーモス
タット・スナップ型円板86は、ハウジング蓋要素74
に関して円板の温度に依存して電気的接触の起こる第1
の位置と電気的接触がなくなる第2の位置との間を動く
ことができる。
【0018】圧着コネクタは、熱保安器の1つの端部で
ハウジング要素72に一体となって取り付けられてお
り、ハウジング蓋要素74は、ハウジング要素72を越
えて保安器の縦方向に選択した距離だけ延びているだけ
でなく、さらにハウジング蓋要素74の横幅全体をその
まま延ばして溶接プラットフォーム100を形成する。
タブ102は、溶接プラットフォーム100の1側に沿
って形成され、一般に保安器の縦に並行な面、すなわ
ち、圧着コネクタ98が配置されている1つの端部と、
溶接プラットフォーム100が配置されている他の端部
とから延びる線に並行な面にあることが望ましい。タブ
102は、プラットフォームに溶接する端子ピンを位置
決めする位置決め要素あるいはストップ要素としてだけ
でなく、組立装置に部品を供給するコンベヤの中でハウ
ジング蓋要素74が1つづつ離されるようにすることに
より、保安器の製造中のセパレータとしての役目をす
る。
【0019】図4を参照すると、比較的堅牢な要素であ
る端子ピン32は、溶接プラットフォーム100の上に
置かれるので、端子ピン32の遠端の長さ方向の軸は、
保安器のこの端部に並行で、保安器の1側から他側に延
びるピンに関して、横方向に延びることになる。端子ピ
ンは、一般に図8の点線で示す位置において溶接プラッ
トフォームに溶接され、保安器の堅牢な支持物となるな
けでなく、保安器に対する熱結合を最適化する。この堅
牢な支持物により、保安器は他の部品から離れた絶縁さ
れた場所に保持され、その結果として電気的に絶縁性の
スリーブ要素の中に配置することを必要とせずに、保安
器を使用することができる。
【0020】保安器に使って見ようとする発熱素子に
は、端子ピンあるいはコールドピンがあるが、この端子
ピンは、発熱素子のワット数など各種の要因に依存して
いろいろなゲージがあり、14ゲージから18ゲージ、
すなわち、直径が0.2108センチメートルから0.
10668センチメートルの間にあるのが普通である。
プラットフォーム100がハウジング要素72とガスケ
ット76を越えて延びる長さを、少なくとも最大端子ピ
ンの半径、あるいは0.1054センチメートルに等し
く選び、ピンをプラットフォームに溶接し易くすること
が望ましい。
【0021】図4および図6〜8に示すとおり、作動設
定温度が約150℃の円板を備えた熱保安器を組立て、
図3について上に説明したような方法でテストしたとこ
ろ、図5に示す結果を得た。曲線eはサーモスタットの
温度を示し、曲線dは保安器70の周囲温度を示し、曲
線fはシステムを流れる電流を示す。約8アンペアの本
質的に一定の電流により、保安器の周囲温度が200℃
のレベルに達すると、約85秒でサーモスタット円板の
温度が150℃の作動温度になり、この時、サーモスタ
ットの温度が350℃をあまり超過せずにシステムは除
勢された。
【0022】サーモスタット円板86は、作動温度ある
いは設定温度を70℃から150℃の間でどの温度にで
も選ぶことができ、保安器をリセット不能あるいは1回
限りのデバイスとして使用したい場合は、リセット温度
を−35℃以上にならないようににすることもできる。
たとえばこの種のデバイスは、比較的大きい熱膨張係数
の第1の外層と比較的小さい熱膨張係数の第2の外層と
が一緒に接着された複数の金属層によって形成されてお
り、これらの金属層は、析出硬化ステンレス鋼の第2の
外層と同じ弾性率を有しており、第1の外層は重量で
0.12%から0.61%の炭素を含む合金である。こ
の種のサーモスタット・スナップ型円板86は、199
3年12月14日に出願され、本発明の譲渡人に譲渡さ
れた係属中の米国特許出願通し番号第08/166,7
57号の中で開示され特許が請求されており、ここでこ
の特許出願に言及することによりこの特許出願の開示内
容は本願に明確に組み入れることにする。
【0023】図9、10は別の実施例を示しているが、
保安器70’は、プラットフォーム100’がハウジン
グ要素72’と一体形成され、ハウジング要素72’が
底部壁78から上方に延びる側壁80を有し、圧着コネ
クタ98’はハウジング蓋要素74’に一体で取り付け
られていることを除くと、あらゆる点でプラットフォー
ム100と同じプラットフォーム100’を備えてい
る。この構造体は、溶接プラットフォームに溶接された
端子ピンとサーモスタット円板86との間の熱経路をよ
り直接的にしている。
【0024】円板86は、ハウジング要素72、72’
の低部壁に実装された片持ち梁で示されているが、希望
すればハウジング蓋要素74、74’上に円板を実装す
ることや、上に引用した米国特許第3,430,177
号にも示されているように、底部壁78の上に静止接点
を実装することは、本発明の範囲内にある。
【0025】ある種の用途においては、以下のようなサ
ーモスタット・スナップ型円板を使用することが望まし
いであろう。すなわち、サーモスタット・スナップ型円
板の差動温度(differential temperature)が小さいの
で、つまり、作動温度より低いリセット温度が20℃の
レベルに選ばれているので、保安器は自動的にリセット
して、保安器をたとえばサーモスタットとして機能させ
ることができるのである。
【0026】特定の好適実施例について本発明を示し説
明してきたが、添付の請求の範囲に定義されている通り
の本発明の精神と範囲から逸脱せずに、様々な変更や改
造を実施できることは明かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバックアップ安全機構を備えた電気デバ
イスの発熱組立体の透し図を含む、器具の概略図。
【図2】本発明によりつくられた熱保安器の透し図であ
って、aは本発明によりつくられた熱保安器の透し図、
bは図2aの保安器の透し図を分解した一部で、平坦化
された圧着コネクタを介して端子ピン32が溶接された
部分を示す図。
【図3】図2aの保安器とそれに使用されるサーモスタ
ットの時間対温度のグラフを示す図。このグラフには、
時間対発熱素子を流れる電流も含まれている。図2bに
示すように、保安器は発熱素子の端子に溶接され、サー
モスタットは動作不良を模擬するために短絡された。
【図4】図1と同様、本発明によりつくられた熱保安器
が発熱素子の端子ピンに実装された器具を示す図。
【図5】図4のシステムの、図3と同様なグラフを示す
図。
【図6】図4に示す熱保安器の上面図であって、図4で
は保安器の底面が上方に向いて示されている。
【図7】図6の7−7の線で切り取られた断面図。
【図8】図6、7の保安器の底面図。
【図9】本保安器の別の実施例の断面図。
【図10】本保安器の別の実施例の底面図。
【符号の説明】
10、10’ 器具 12 スイッチ 14 バックアップ安全機構 16、16’、18、18’、26、52、54 ライ
ン 19、46 絶縁スリーブ 20 発熱素子 22、34、48 クリップ 24 水チューブ 28、38 コネクタ 30、32 端子ピン 36 リード線 40 サーモスタットの端子 42 サーモスタット 44 ワイヤ 50 ランプ 60、70、70’ 保安器 62 金属性容器 64、76 ガスケット 66、68、98、98’ 圧着コネクタ 72、72’ ハウジング要素 74、74’ ハウジング蓋要素 78 底部壁 80 側壁 82 座金用フランジ 84 2つの反対側側部 86 サーモスタット円板 88 突起部 90 溶接ボタン 92 可動電気接点 94 静止電気接点 96 内側に突起したストップ 100、100’ 溶接用プラットフォーム 102 タブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリィ エイ.ラングロイス アメリカ合衆国ロードアイランド州リンカ ーン,ランズデール アベニュー 1398, アパートメント 12 (72)発明者 ジョフリィ エス.レノ アメリカ合衆国マサチューセッツ州フラン クリン,ワムパナオグ ドライブ 23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に第1と第2の端部を有し、選択
    された幅を有する熱保安器であって、第1と第2の反対
    側の端部を有し、電気的に導通性のサーモスタットでパ
    チンと動作する円板要素と、一般にカップ形で、低部壁
    と、前記低部壁から遠端が自由な端部に向かって上方に
    延びる側璧とを有し、電気的に導通性のハウジング要素
    と、遠端が自由な端部から横方向にに外側に向かって延
    びて座金部分を形成するフランジと、前記座金部分に配
    置された電気的に絶縁性の素子であって、該絶縁性の素
    子を通る開口部があるように形成された絶縁性の素子
    と、カップ形のハウジング要素から電気的に隔離された
    カップ形のハウジング要素の上に配置され、間隔を空け
    た前記フランジの横幅方向に一緒に延長できるように選
    択された幅を有する電気的に導通性のハウジング蓋要素
    と、カップ形のハウジング要素とハウジング蓋要素との
    1つに実装された円板要素の1つの端部と、もう1つの
    カップ形のハウジング要素と電気的に接触する第1の位
    置と、ハウジング蓋要素に電気的に接触しない第2の位
    置との間を動くことができる円板要素の第2の端部と、
    もう1つのカップ形のハウジング要素とハウジング蓋要
    素とを越えて延びる1つのカップ形のハウジング要素と
    ハウジング蓋要素と、保安器の縦方向に、保安器の横幅
    全体がそのまま一緒に延長できる横幅を有する溶接用プ
    ラットフォームを形成する電気的に絶縁性の素子とを、
    含むことを特徴とする熱保安器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    溶接用プラットフォームは前記ハウジング蓋要素の上に
    一体で形成されることを特徴とする熱保安器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    溶接用プラットフォームは前記カップ形のハウジング要
    素の上に一体で形成されることを特徴とする熱保安器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    溶接用プラットフォームは、前記溶接用プラットフォー
    ムの側部に沿って前記プラットフォームから延び、前記
    溶接用プラットフォームに溶接される端子ピンを位置決
    めするストップとしての役目をするタブを有することを
    特徴とする熱保安器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    サーモスタット円板要素は、約70℃から150℃の間
    の作動温度を有し、この温度において前記ディスクは、
    もう1つのカップ型ハウジング要素と接触する第1の位
    置からハウジング蓋要素と接触しない第2の位置へ動く
    ことができることを特徴とする熱保安器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の熱保安器であって、前記
    サーモスタット円板要素は、約150℃の作動温度を有
    することを特徴とする熱保安器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    サーモスタット円板要素は、−35℃以上にならないリ
    セット温度を有し、この温度において前記ディスク要素
    は、もう1つのカップ型ハウジング要素と接触しないる
    第2の位置からハウジング蓋要素と接触する第1の位置
    へ動くことができることを特徴とする熱保安器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    サーモスタット円板要素は、比較的大きい熱膨張係数の
    第1の外層と比較的小さい熱膨張係数の第2の外層とが
    一緒に接着された複数の金属層を含み、前記複数の層は
    同じ弾性率を有しており前記第2の外層は析出硬化ステ
    ンレス鋼であることを特徴とする熱保安器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の熱保安器であって、前記
    溶接用プラットフォームは、前記電気的に絶縁性の素子
    を越えて少なくとも0.1054センチメートル延びる
    ことを特徴とする熱保安器。
JP7125365A 1994-05-25 1995-05-24 抵抗性発熱素子とそれに使用する熱保安器を備えた器具 Pending JPH07326268A (ja)

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