JPH07325879A - 光学式符号読取装置 - Google Patents
光学式符号読取装置Info
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- JPH07325879A JPH07325879A JP6118644A JP11864494A JPH07325879A JP H07325879 A JPH07325879 A JP H07325879A JP 6118644 A JP6118644 A JP 6118644A JP 11864494 A JP11864494 A JP 11864494A JP H07325879 A JPH07325879 A JP H07325879A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被識別物の高さの相違に応じてビーム走査範
囲が変化しても、適切な符号読取り分解能が得られる光
学式符号読取装置を提供する。 【構成】 高さ計測センサ(16s,16e)が被識別
物の高さを計測し、距離算出回路(32)がその高さの
計測値に基いて光学走査系から被識別物までの距離を算
出する。クロック発生回路(38)は、算出された距離
に対応して周波数のクロック信号CKを発生する。集光
レンズ(34)と受光素子(35)で計測した反射光
(Rν)を2値化回路(36)が2値論理の矩形信号
(DSP)に変換し、バー幅カウンタ(37)が矩形信
号(DSP)の論理“H”と“L”の夫々の幅をクロッ
ク信号CKに基いて計数することにより、符号の特徴パ
ターン示す計数値データDM及びフラグビットデータF
Bを同時に発生させて、FIFOレジスタ(39)を介
して符号判定回路(40)がパターン認識する。
囲が変化しても、適切な符号読取り分解能が得られる光
学式符号読取装置を提供する。 【構成】 高さ計測センサ(16s,16e)が被識別
物の高さを計測し、距離算出回路(32)がその高さの
計測値に基いて光学走査系から被識別物までの距離を算
出する。クロック発生回路(38)は、算出された距離
に対応して周波数のクロック信号CKを発生する。集光
レンズ(34)と受光素子(35)で計測した反射光
(Rν)を2値化回路(36)が2値論理の矩形信号
(DSP)に変換し、バー幅カウンタ(37)が矩形信
号(DSP)の論理“H”と“L”の夫々の幅をクロッ
ク信号CKに基いて計数することにより、符号の特徴パ
ターン示す計数値データDM及びフラグビットデータF
Bを同時に発生させて、FIFOレジスタ(39)を介
して符号判定回路(40)がパターン認識する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品や荷物その他の被
識別物に付されたバーコードやマーク等の符号(シンボ
ル)を光学的に走査検出することによって、その被識別
物を識別するための光学式符号読取装置に関し、特に、
搬送システム等によって搬送されて来る被識別物を自動
識別する光学式符号読取装置に関する。
識別物に付されたバーコードやマーク等の符号(シンボ
ル)を光学的に走査検出することによって、その被識別
物を識別するための光学式符号読取装置に関し、特に、
搬送システム等によって搬送されて来る被識別物を自動
識別する光学式符号読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、光学式符号読取装置が併設
された搬送システムは、多数の荷物を輸送先毎に自動的
に仕分けたり、多種類の商品を自動検査する等の目的
で、運送業や製造業その他の産業界で広く使用されてい
る。
された搬送システムは、多数の荷物を輸送先毎に自動的
に仕分けたり、多種類の商品を自動検査する等の目的
で、運送業や製造業その他の産業界で広く使用されてい
る。
【0003】一例として、図5に基づいて、運送業の場
合を述べると、搬送システムは、輸送先等を示すバーコ
ード等の符号Ma,Mb等が付されている複数の荷物1
a,1b等を所定方向yへ自動搬送するベルトコンベア
機構2と、ベルトコンベア機構2の途中に併設されて輸
送先毎に各荷物1a,1b等の搬送方向を自動的に切替
える搬送方向切替機構(図示せず)とを備えている。一
方、光学式符号読取装置は、上記の搬送方向切替機構よ
り手前(ベルトコンベア機構2の搬入側)に併設され、
各荷物1a,1b等の符号Ma,Mb等を順次に走査検
出して、それらの符号情報を上記の搬送方向切替機構へ
供給することによって、輸送先毎の自動仕分けを実現す
るようになっている。
合を述べると、搬送システムは、輸送先等を示すバーコ
ード等の符号Ma,Mb等が付されている複数の荷物1
a,1b等を所定方向yへ自動搬送するベルトコンベア
機構2と、ベルトコンベア機構2の途中に併設されて輸
送先毎に各荷物1a,1b等の搬送方向を自動的に切替
える搬送方向切替機構(図示せず)とを備えている。一
方、光学式符号読取装置は、上記の搬送方向切替機構よ
り手前(ベルトコンベア機構2の搬入側)に併設され、
各荷物1a,1b等の符号Ma,Mb等を順次に走査検
出して、それらの符号情報を上記の搬送方向切替機構へ
供給することによって、輸送先毎の自動仕分けを実現す
るようになっている。
【0004】更に、光学式符号読取装置は、半導体レー
ザー等の光源3と、光源3から出射される光を収束させ
ることによって指向性の良好な微細スポット状のビーム
走査光hνを形成するレンズ系4と、レンズ系4を通過
したビーム走査光hνの光軸方向を所定の走査角範囲θ
内で変化させつつそのビーム走査光hνをベルトコンベ
ア機構2の上方から所定の走査領域Wyに向けて照射さ
せるポリゴンミラー5を有する照射光学系と、荷物1
a,1b等が順次に走査領域Wyを通過する際にこれら
の荷物1a,1b等及び符号Ma,Mb等からの反射光
を集光してその反射光強度に相当する電気信号に変換す
る受光光学系(図5中には図示せず)と、上記電気信号
の変化パターンをパターン認識することによって符号M
a,Mb等の種類を識別する判断機構を備えている。
尚、図5中、ベルトコンベア機構2の搬送面を(x,
y)座標面、この(x,y)座標面に垂直な方向zが高
さ方向である。
ザー等の光源3と、光源3から出射される光を収束させ
ることによって指向性の良好な微細スポット状のビーム
走査光hνを形成するレンズ系4と、レンズ系4を通過
したビーム走査光hνの光軸方向を所定の走査角範囲θ
内で変化させつつそのビーム走査光hνをベルトコンベ
ア機構2の上方から所定の走査領域Wyに向けて照射さ
せるポリゴンミラー5を有する照射光学系と、荷物1
a,1b等が順次に走査領域Wyを通過する際にこれら
の荷物1a,1b等及び符号Ma,Mb等からの反射光
を集光してその反射光強度に相当する電気信号に変換す
る受光光学系(図5中には図示せず)と、上記電気信号
の変化パターンをパターン認識することによって符号M
a,Mb等の種類を識別する判断機構を備えている。
尚、図5中、ベルトコンベア機構2の搬送面を(x,
y)座標面、この(x,y)座標面に垂直な方向zが高
さ方向である。
【0005】上記の判断機構は、図6に示すように、荷
物1a,1b等及び符号Ma,Mb等からの反射光Rν
を集光レンズ6で集光して受光素子7により電気信号S
PDに光電変換する上記の受光光学系に縦続接続された電
気回路系統から成り、アナログの電気信号SPDのレベル
と所定の閾値レベルとを比較することによって2値論理
の矩形信号DSPを発生する2値化回路8と、クロック発
生回路10から供給される一定周波数のクロック信号C
Kに同期して矩形信号DSPをサンプリング(標本化)す
ることによりパルス列信号DSHを発生するサンプリング
回路9と、サンプリング回路9から出力されるパルス列
信号DSHを計数することによって符号Ma,Mb等の模
様パターンに相当する計数データDM を発生するカウン
タ11と、カウンタ11から出力される計数データDM
に基づいて符号Ma,Mbをパターン認識してその符号
の判断結果の情報を示す判断データQを発生する判断回
路12を備えている。
物1a,1b等及び符号Ma,Mb等からの反射光Rν
を集光レンズ6で集光して受光素子7により電気信号S
PDに光電変換する上記の受光光学系に縦続接続された電
気回路系統から成り、アナログの電気信号SPDのレベル
と所定の閾値レベルとを比較することによって2値論理
の矩形信号DSPを発生する2値化回路8と、クロック発
生回路10から供給される一定周波数のクロック信号C
Kに同期して矩形信号DSPをサンプリング(標本化)す
ることによりパルス列信号DSHを発生するサンプリング
回路9と、サンプリング回路9から出力されるパルス列
信号DSHを計数することによって符号Ma,Mb等の模
様パターンに相当する計数データDM を発生するカウン
タ11と、カウンタ11から出力される計数データDM
に基づいて符号Ma,Mbをパターン認識してその符号
の判断結果の情報を示す判断データQを発生する判断回
路12を備えている。
【0006】尚、適用される符号Ma,Mb等が例え
ば、所定幅の複数の黒バーと白バーの組合わせで規格化
されるJANコードシンボルであれば、2値化回路8か
ら出力される電気信号SPDは、論理“H”が白バーの部
分、論理“L”が黒バーの部分に相当する。又、クロッ
ク信号CKのパルス列発生周波数は、電気信号SPDの変
化に比べて高く設定されており、サンプリング回路9が
電気信号SPDとクロック信号CKとの論理積を求めるこ
とによって、電気信号SPDの論理“H”に対応するパル
ス列信号DSHを発生する。カウンタ11がこのパルス列
信号DSHを所定のアルゴリズムに基づいて計数すること
によって、複数の白バーと黒バーの夫々の幅を示す計数
データDM を発生し、この計数データDM を求めること
によって符号Ma,Mb等の特徴抽出が実現されてい
る。そして、判断回路12が、かかる特徴抽出された計
数データDM と所定の参照データとを対比することによ
って、符号のデコード処理(復号化処理)を行う。
ば、所定幅の複数の黒バーと白バーの組合わせで規格化
されるJANコードシンボルであれば、2値化回路8か
ら出力される電気信号SPDは、論理“H”が白バーの部
分、論理“L”が黒バーの部分に相当する。又、クロッ
ク信号CKのパルス列発生周波数は、電気信号SPDの変
化に比べて高く設定されており、サンプリング回路9が
電気信号SPDとクロック信号CKとの論理積を求めるこ
とによって、電気信号SPDの論理“H”に対応するパル
ス列信号DSHを発生する。カウンタ11がこのパルス列
信号DSHを所定のアルゴリズムに基づいて計数すること
によって、複数の白バーと黒バーの夫々の幅を示す計数
データDM を発生し、この計数データDM を求めること
によって符号Ma,Mb等の特徴抽出が実現されてい
る。そして、判断回路12が、かかる特徴抽出された計
数データDM と所定の参照データとを対比することによ
って、符号のデコード処理(復号化処理)を行う。
【0007】このような従来の光学式符号読取装置は、
特開平2−170290号等に開示されている。
特開平2−170290号等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光学式符号読取装置にあっては、搬送されて
くる荷物や商品等の被識別物の大きさが異なるのに応じ
て、符号の読取り分解能が変動するという問題があっ
た。即ち、かかる問題点を図1及び図7と共に詳述する
と、まず、図1において、光学式符号読取装置の設置位
置は、ベルトコンベア機構2の搬送面から一定の高さに
固定されており、且つポリゴンミラー5の定速回転によ
って各反射面の傾斜角が変化することによりビーム走査
光hνの照射方向が変化するようになっているので、各
反射面における1回のビーム走査に要する時間(以下、
1ラスタ周期と呼ぶ)τが一定であると共に、1ラスタ
周期τにおけるビーム走査光hνの走査角範囲θは固定
化されている。
うな従来の光学式符号読取装置にあっては、搬送されて
くる荷物や商品等の被識別物の大きさが異なるのに応じ
て、符号の読取り分解能が変動するという問題があっ
た。即ち、かかる問題点を図1及び図7と共に詳述する
と、まず、図1において、光学式符号読取装置の設置位
置は、ベルトコンベア機構2の搬送面から一定の高さに
固定されており、且つポリゴンミラー5の定速回転によ
って各反射面の傾斜角が変化することによりビーム走査
光hνの照射方向が変化するようになっているので、各
反射面における1回のビーム走査に要する時間(以下、
1ラスタ周期と呼ぶ)τが一定であると共に、1ラスタ
周期τにおけるビーム走査光hνの走査角範囲θは固定
化されている。
【0009】したがって、低い荷物1aが走査領域Wy
を通過するときのその荷物1aの上面におけるビーム走
査範囲Wfaよりも、高い荷物1bが走査領域Wを通過す
るときのその荷物1bの上面におけるビーム走査範囲W
fbの方が狭くなり、更に、1ラスタ周期τは一定である
ので、ビーム走査範囲Wf が狭くなるほど、相対的にビ
ーム走査速度が遅くなって、ビーム走査光の照射分解能
が高くなる。
を通過するときのその荷物1aの上面におけるビーム走
査範囲Wfaよりも、高い荷物1bが走査領域Wを通過す
るときのその荷物1bの上面におけるビーム走査範囲W
fbの方が狭くなり、更に、1ラスタ周期τは一定である
ので、ビーム走査範囲Wf が狭くなるほど、相対的にビ
ーム走査速度が遅くなって、ビーム走査光の照射分解能
が高くなる。
【0010】例えば、高さの異なる荷物1a,1bに同
一種類の符号Ma(=Mb)が付されているものとすれ
ば、ビーム走査範囲Wfa中に占める符号Maの占有面積
比よりも、ビーム走査範囲Wfb中に占める符号Mbの占
有面積比の方が大きくなるので、各ビーム走査領域
Wfa,Wfbで正規化すると、相対的な大きさは、符号M
aの方が符号Mbよりも小さくなる。この結果、図7に
示すように、符号Maのビーム走査時に2値化回路8か
ら出力される電気信号DPDa は各バー幅を狭く表し、符
号Mbのビーム走査時に2値化回路8から出力される電
気信号DPDb は各バー幅を広く表わす。
一種類の符号Ma(=Mb)が付されているものとすれ
ば、ビーム走査範囲Wfa中に占める符号Maの占有面積
比よりも、ビーム走査範囲Wfb中に占める符号Mbの占
有面積比の方が大きくなるので、各ビーム走査領域
Wfa,Wfbで正規化すると、相対的な大きさは、符号M
aの方が符号Mbよりも小さくなる。この結果、図7に
示すように、符号Maのビーム走査時に2値化回路8か
ら出力される電気信号DPDa は各バー幅を狭く表し、符
号Mbのビーム走査時に2値化回路8から出力される電
気信号DPDb は各バー幅を広く表わす。
【0011】そして、クロック発生回路10から出力さ
れるクロック信号CKの周波数は一定であるので、電気
信号DPDa に対応してサンプリング回路9から出力され
るパルス列信号DSHa の数の方が、電気信号DPDb に対
応してサンプリング回路9から出力されるパルス列信号
DSHb の数の方が多くなる。換言すれば、パルス列信号
DSHb の方がパルス列信号DSHa よりも情報量が多くな
る。(図7では、判りやすくするために白バーに対応す
るパルス列信号のみを示しているが、黒バーに対応する
パルス別信号も同様の影響を受けている)。
れるクロック信号CKの周波数は一定であるので、電気
信号DPDa に対応してサンプリング回路9から出力され
るパルス列信号DSHa の数の方が、電気信号DPDb に対
応してサンプリング回路9から出力されるパルス列信号
DSHb の数の方が多くなる。換言すれば、パルス列信号
DSHb の方がパルス列信号DSHa よりも情報量が多くな
る。(図7では、判りやすくするために白バーに対応す
るパルス列信号のみを示しているが、黒バーに対応する
パルス別信号も同様の影響を受けている)。
【0012】このように、符号Ma,Mb等が付されて
いる荷物1a,1b等の高さの違いによって、符号の読
取り分解能が変動するという問題を招来する。
いる荷物1a,1b等の高さの違いによって、符号の読
取り分解能が変動するという問題を招来する。
【0013】更に、従来は、このような分解能の変動及
び上記情報量の変動に伴って、符号のバー幅を示す計数
データDM の最大計数値も変動することとなるので、こ
れに対処するために、最も情報量の多くなる条件に合わ
せてカウンタ11のビット数や判断回路12で使用する
半導体メモリの容量を設定していた。したがって、分解
能が低くなる場合には、使用されない半導体メモリが相
対的に増大することから不経済であり、又、ワーストケ
ース(情報量が最大になる条件)を基準として装置設計
をすることは、装置の大型化を招来するという問題があ
った。
び上記情報量の変動に伴って、符号のバー幅を示す計数
データDM の最大計数値も変動することとなるので、こ
れに対処するために、最も情報量の多くなる条件に合わ
せてカウンタ11のビット数や判断回路12で使用する
半導体メモリの容量を設定していた。したがって、分解
能が低くなる場合には、使用されない半導体メモリが相
対的に増大することから不経済であり、又、ワーストケ
ース(情報量が最大になる条件)を基準として装置設計
をすることは、装置の大型化を招来するという問題があ
った。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたものであり、符号の付されている位置の相違
に関わらず常に均一の分解能を有し、且つ効率的な回路
規模を有する光学式符号読取装置を提供することを目的
とする。
てなされたものであり、符号の付されている位置の相違
に関わらず常に均一の分解能を有し、且つ効率的な回路
規模を有する光学式符号読取装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、搬送システムによって搬送されて来
る被識別物に対して所定の走査領域においてビーム走査
光を照射し、被識別物に付されている符号からの反射光
を検出することにより符号を読取る光学式符号読取装置
を対象とするものであり、前記ビーム走査光の出射位置
から被識別物のビーム照射面までの距離を計測する距離
計測手段と、前記計測手段で計測された距離に応じた周
波数のクロック信号を発生するVCO回路等のクロック
信号発生手段と、前記反射光を受光して電気信号に光電
変換する受光素子等を有する受光手段と、前記受光手段
から出力される電気信号の変化パターンの特徴を前記ク
ロック信号の周波数に同期して計数するカウンタ等から
なる特徴計測手段と、前記特徴計測手段から出力される
特徴データに基づいて前記被識別物に付されている符号
をデコードする符号判定手段とを備える構成とした。
るために本発明は、搬送システムによって搬送されて来
る被識別物に対して所定の走査領域においてビーム走査
光を照射し、被識別物に付されている符号からの反射光
を検出することにより符号を読取る光学式符号読取装置
を対象とするものであり、前記ビーム走査光の出射位置
から被識別物のビーム照射面までの距離を計測する距離
計測手段と、前記計測手段で計測された距離に応じた周
波数のクロック信号を発生するVCO回路等のクロック
信号発生手段と、前記反射光を受光して電気信号に光電
変換する受光素子等を有する受光手段と、前記受光手段
から出力される電気信号の変化パターンの特徴を前記ク
ロック信号の周波数に同期して計数するカウンタ等から
なる特徴計測手段と、前記特徴計測手段から出力される
特徴データに基づいて前記被識別物に付されている符号
をデコードする符号判定手段とを備える構成とした。
【0016】
【作用】このような構成を有する本発明の光学式符号読
取装置にあっては、距離計測手段が被識別物までの距離
を逐次計測して、クロック信号発生手段がその距離に応
じた周波数のクロック信号を発生し、更に、特徴計測手
段がその周波数のクロック信号に同期して符号パターン
の特徴を計測する。したがって、ビーム走査光が被識別
物を横切るときのビーム走査範囲が、被識別物の高さに
応じて変化しても、そのビーム走査範囲に応じてクロッ
ク信号の周波数が自動的に可変制御されることとなるの
で、符号の読取り分解能を所定の条件範囲に維持するこ
とができる。
取装置にあっては、距離計測手段が被識別物までの距離
を逐次計測して、クロック信号発生手段がその距離に応
じた周波数のクロック信号を発生し、更に、特徴計測手
段がその周波数のクロック信号に同期して符号パターン
の特徴を計測する。したがって、ビーム走査光が被識別
物を横切るときのビーム走査範囲が、被識別物の高さに
応じて変化しても、そのビーム走査範囲に応じてクロッ
ク信号の周波数が自動的に可変制御されることとなるの
で、符号の読取り分解能を所定の条件範囲に維持するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による光学式符号読取装置の一
実施例を図面と共に説明する。まず、搬送システムに組
み込まれた状態の光学式符号読取装置の構成を図1に基
づいて説明する。所定の搬送方向yに動く無端の搬送ベ
ルト(ベルトコンベア)13の一側に併設される光学式
符号読取装置14は、搬送ベルト13によって搬送され
てくる荷物や商品などの被識別物15の高さ(搬送ベル
ト13の搬送面からの高さ)Hを光学的に計測する高さ
計測センサと、被識別物15が所定の走査領域Wyに入
った時点などを検出するための搬入検出センサと、被識
別物15が上記の走査領域Wyを通過して搬出側へ外れ
た時点などを検出するための搬出検出センサと、搬送ベ
ルト13上の走査領域Wyに対してビーム走査光を所定
の走査角で掃引照射することにより走査領域Wy内を通
過する被識別物15の表面をビーム走査するための光学
式走査機構20とを有している。
実施例を図面と共に説明する。まず、搬送システムに組
み込まれた状態の光学式符号読取装置の構成を図1に基
づいて説明する。所定の搬送方向yに動く無端の搬送ベ
ルト(ベルトコンベア)13の一側に併設される光学式
符号読取装置14は、搬送ベルト13によって搬送され
てくる荷物や商品などの被識別物15の高さ(搬送ベル
ト13の搬送面からの高さ)Hを光学的に計測する高さ
計測センサと、被識別物15が所定の走査領域Wyに入
った時点などを検出するための搬入検出センサと、被識
別物15が上記の走査領域Wyを通過して搬出側へ外れ
た時点などを検出するための搬出検出センサと、搬送ベ
ルト13上の走査領域Wyに対してビーム走査光を所定
の走査角で掃引照射することにより走査領域Wy内を通
過する被識別物15の表面をビーム走査するための光学
式走査機構20とを有している。
【0018】上記の高さ計測センサは、搬送方向yに対
して直交する方向xに沿って相互に対向配置されると共
に搬送ベルト13の両側に立設された一対のポスト16
s,16eを有している。一方のポスト16sのポスト
16eに対向する側面には、複数個の発光ダイオード等
の投光器が一定間隔で高さ方向(x,y方向に対して直
交する方向)zに沿って取付けられており、夫々の投光
器からポスト16eの対向面(ポスト16sに対向する
側面)に向けて微細スポット状のビーム光が常に出射さ
れる。即ち、全てのビーム光は、高さ方向zに沿って相
互に等間隔ΔH且つ搬送ベルト13の搬送面に対して平
行となるように調整されている。他方のポスト16eの
上記対向面には、上記のビーム光を個々独立に受光する
複数個のフォトダイオード等の受光器(図1中、1個の
受光器をPDで代表して示す)が、相互に等間隔ΔHで
高さ方向zに沿って取付けられている。このように、ポ
スト16sに設けられている夫々の投光器とポスト16
eに設けられている夫々の受光器とが一対一に対応付け
られており、これら全ての受光器から並列出力される高
さ検出信号群SHが制御回路ユニット17に供給され
る。そして、被識別物15がこれらのポスト16s,1
6e間を通過する際に遮断されるビーム光と遮断されな
いビーム光によって変化する高さ検出信号群SHのオン
・オフパターンを制御回路ユニット17が解析すること
により、被識別物15の高さHが検出される。尚、投光
器と受光器の数及び上記間隔ΔHは、搬送システムが搬
送処理する被識別物15の大きさや所望の分解能に応じ
て、システム構築時に予め設定される。
して直交する方向xに沿って相互に対向配置されると共
に搬送ベルト13の両側に立設された一対のポスト16
s,16eを有している。一方のポスト16sのポスト
16eに対向する側面には、複数個の発光ダイオード等
の投光器が一定間隔で高さ方向(x,y方向に対して直
交する方向)zに沿って取付けられており、夫々の投光
器からポスト16eの対向面(ポスト16sに対向する
側面)に向けて微細スポット状のビーム光が常に出射さ
れる。即ち、全てのビーム光は、高さ方向zに沿って相
互に等間隔ΔH且つ搬送ベルト13の搬送面に対して平
行となるように調整されている。他方のポスト16eの
上記対向面には、上記のビーム光を個々独立に受光する
複数個のフォトダイオード等の受光器(図1中、1個の
受光器をPDで代表して示す)が、相互に等間隔ΔHで
高さ方向zに沿って取付けられている。このように、ポ
スト16sに設けられている夫々の投光器とポスト16
eに設けられている夫々の受光器とが一対一に対応付け
られており、これら全ての受光器から並列出力される高
さ検出信号群SHが制御回路ユニット17に供給され
る。そして、被識別物15がこれらのポスト16s,1
6e間を通過する際に遮断されるビーム光と遮断されな
いビーム光によって変化する高さ検出信号群SHのオン
・オフパターンを制御回路ユニット17が解析すること
により、被識別物15の高さHが検出される。尚、投光
器と受光器の数及び上記間隔ΔHは、搬送システムが搬
送処理する被識別物15の大きさや所望の分解能に応じ
て、システム構築時に予め設定される。
【0019】上記の搬入検出センサは、搬送ベルト13
の両側に且つx方向に沿って対向配置された発光ダイオ
ード等の投光器18sとフォトダイオード等の受光器1
8eとから成り、投光器18sは常に受光器18eに向
けてスポット状のビーム光を出射し、受光器18eはビ
ーム光を光電変換してその搬入検出信号INを制御回路
ユニット17へ供給する。尚、上記ビーム光の光路が搬
送ベルト13の搬送面より僅かに上方の位置となるよう
に、投光器18sと受光器18eの高さが調整されてい
る。そして、搬送されてくる被識別物15の先端が投光
器18sと受光器18eの間の光路を遮断すると、制御
回路ユニット17が搬入検出信号INの変化に基づいて
被測定物15の走査領域Wyへの侵入を判定する。
の両側に且つx方向に沿って対向配置された発光ダイオ
ード等の投光器18sとフォトダイオード等の受光器1
8eとから成り、投光器18sは常に受光器18eに向
けてスポット状のビーム光を出射し、受光器18eはビ
ーム光を光電変換してその搬入検出信号INを制御回路
ユニット17へ供給する。尚、上記ビーム光の光路が搬
送ベルト13の搬送面より僅かに上方の位置となるよう
に、投光器18sと受光器18eの高さが調整されてい
る。そして、搬送されてくる被識別物15の先端が投光
器18sと受光器18eの間の光路を遮断すると、制御
回路ユニット17が搬入検出信号INの変化に基づいて
被測定物15の走査領域Wyへの侵入を判定する。
【0020】上記の搬出検出センサは、搬入検出センサ
から所定の走査領域Wyだけ離隔した搬出側且つ、搬送
ベルト13の両側に且つx方向に沿って対向配置された
発光ダイオード等の投光器19sとフォトダイオード等
の受光器19eとから成り、投光器19sは常に受光器
19eに向けてスポット状のビーム光を出射し、受光器
19eはビーム光を光電変換してその搬出検出信号OU
Tを制御回路ユニット17へ供給する。尚、上記ビーム
光の光路が搬送ベルト13の搬送面より僅かに上方の位
置となるように、投光器19sと受光器19eの高さが
調整されている。そして、制御回路ユニット17は、搬
送されてくる被識別物15の先端が投光器19sと受光
器19eの間の光路を遮断するときの搬出検出信号OU
Tの変化に基づいて、被識別物15が走査領域Wy内を
通過中であると判定し、被識別物15の後端が投光器1
9sと受光器19eの間の光路から外れるときの搬出検
出信号OUTの変化に基いて、被識別物15が走査領域
Wyから出たと判定する。
から所定の走査領域Wyだけ離隔した搬出側且つ、搬送
ベルト13の両側に且つx方向に沿って対向配置された
発光ダイオード等の投光器19sとフォトダイオード等
の受光器19eとから成り、投光器19sは常に受光器
19eに向けてスポット状のビーム光を出射し、受光器
19eはビーム光を光電変換してその搬出検出信号OU
Tを制御回路ユニット17へ供給する。尚、上記ビーム
光の光路が搬送ベルト13の搬送面より僅かに上方の位
置となるように、投光器19sと受光器19eの高さが
調整されている。そして、制御回路ユニット17は、搬
送されてくる被識別物15の先端が投光器19sと受光
器19eの間の光路を遮断するときの搬出検出信号OU
Tの変化に基づいて、被識別物15が走査領域Wy内を
通過中であると判定し、被識別物15の後端が投光器1
9sと受光器19eの間の光路から外れるときの搬出検
出信号OUTの変化に基いて、被識別物15が走査領域
Wyから出たと判定する。
【0021】上記の光学式走査機構20は、図2に示す
ような照射光学系を内蔵している。図2において、光学
式走査機構20の筐体等に固着された支持部材21,2
2間に支持されたボールネジ23の一端にステッピング
モータ24の回転軸が連結され、制御回路ユニット17
から供給される駆動パルス信号DRに従ってステッピン
グモータ24が正又は逆転する。ボールネジ23には、
レンズ系25が固定された可動ステージ26が螺合され
ており、ボールネジ23の回転に伴って、レンズ系25
と可動ステージ26が一体となってボールネジ23の長
手方向に沿って進退移動する。レンズ系25を介在し
て、その光軸上に光源27とポリゴンミラー28が配置
されており、光源27から出射される光をレンズ系25
が収束させることによって、微小スポット状のビーム走
査光hνを形成し、定速回転するポリゴンミラー28の
各反射面がビーム走査光hνを反射することによって、
走査領域Wy側へのビーム走査を実現する。又、レンズ
系25の長手方向の位置を変化させると、ビーム走査光
hνの合点位置(所謂ボトムウエストの位置)が変化
し、被識別物15の高さに応じて、最適な微小スポット
状のビーム走査光hνでビーム走査することができる。
又、ボールネジ23の一端には、周縁にスリット溝29
を有する回転盤30が固着され、回転盤30の周縁に対
向配置された光学センサ31がスリット溝29の通過を
検出すると、ボールネジ23の回転を示す回転検出信号
BSを制御回路ユニット17へ出力する。又、所定位置
に他の光学センサ32が固定されており、可動ステージ
26が光学センサ32と対向する位置に移動すると、可
動ステージ26が原点位置に来たことを示す原点位置検
出信号BSIが制御回路ユニット17へ供給される。
ような照射光学系を内蔵している。図2において、光学
式走査機構20の筐体等に固着された支持部材21,2
2間に支持されたボールネジ23の一端にステッピング
モータ24の回転軸が連結され、制御回路ユニット17
から供給される駆動パルス信号DRに従ってステッピン
グモータ24が正又は逆転する。ボールネジ23には、
レンズ系25が固定された可動ステージ26が螺合され
ており、ボールネジ23の回転に伴って、レンズ系25
と可動ステージ26が一体となってボールネジ23の長
手方向に沿って進退移動する。レンズ系25を介在し
て、その光軸上に光源27とポリゴンミラー28が配置
されており、光源27から出射される光をレンズ系25
が収束させることによって、微小スポット状のビーム走
査光hνを形成し、定速回転するポリゴンミラー28の
各反射面がビーム走査光hνを反射することによって、
走査領域Wy側へのビーム走査を実現する。又、レンズ
系25の長手方向の位置を変化させると、ビーム走査光
hνの合点位置(所謂ボトムウエストの位置)が変化
し、被識別物15の高さに応じて、最適な微小スポット
状のビーム走査光hνでビーム走査することができる。
又、ボールネジ23の一端には、周縁にスリット溝29
を有する回転盤30が固着され、回転盤30の周縁に対
向配置された光学センサ31がスリット溝29の通過を
検出すると、ボールネジ23の回転を示す回転検出信号
BSを制御回路ユニット17へ出力する。又、所定位置
に他の光学センサ32が固定されており、可動ステージ
26が光学センサ32と対向する位置に移動すると、可
動ステージ26が原点位置に来たことを示す原点位置検
出信号BSIが制御回路ユニット17へ供給される。
【0022】更に、光学式走査機構20には、ビーム走
査光hνの照射に対して被識別物15及びそれに付され
ている符号Mからの反射光Rνを受光する受光光学系が
設けられ、制御回路ユニット17がこの受光光学系で検
出された反射光検出信号SEを信号処理することによっ
て、符号Mをパターン認識するようになっている。
査光hνの照射に対して被識別物15及びそれに付され
ている符号Mからの反射光Rνを受光する受光光学系が
設けられ、制御回路ユニット17がこの受光光学系で検
出された反射光検出信号SEを信号処理することによっ
て、符号Mをパターン認識するようになっている。
【0023】次に、図3に基いて、上記の照射光学系と
受光光学系に関連して制御回路ユニット17に内蔵され
ている回路を説明する。尚、同図中、図1及び図2に示
した構成要素については、同一符号で示している。
受光光学系に関連して制御回路ユニット17に内蔵され
ている回路を説明する。尚、同図中、図1及び図2に示
した構成要素については、同一符号で示している。
【0024】まず、照射光学系に関わる回路を説明する
と、距離算出回路32と焦点調節回路33を備えてい
る。距離算出回路32は、高さ計測センサ16s,16
eから出力される高さ検出信号群SHのオン・オフパタ
ーンに基いて被識別物15の高さHを判定し、更に、光
源27からベルトコンベア13の搬送面までの一定距離
Lsから高さHを減算することによって、光源27から
被識別物15の表面までの距離Lfを求め、その距離L
fを示す距離データDfを発生する。尚、このような減
算処理をするのではなく、高さ検出信号群SHの種々の
オン・オフパターンに対応する距離データDfを予め記
憶したルックアップレーブルやデコーダ回路によって距
離算出回路32を実現し、高さ検出信号群SHが入力さ
れると同時に距離データDfを出力させるようにしても
よい。焦点調節回路33は、距離データDfに対応する
駆動パルス信号DRをステッピングモータ24へ供給し
てレンズ系25及び可動ステージ26を移動させること
により、走査領域Wy内を通過する被識別物15の表面
にビーム走査光hνを合焦させる。
と、距離算出回路32と焦点調節回路33を備えてい
る。距離算出回路32は、高さ計測センサ16s,16
eから出力される高さ検出信号群SHのオン・オフパタ
ーンに基いて被識別物15の高さHを判定し、更に、光
源27からベルトコンベア13の搬送面までの一定距離
Lsから高さHを減算することによって、光源27から
被識別物15の表面までの距離Lfを求め、その距離L
fを示す距離データDfを発生する。尚、このような減
算処理をするのではなく、高さ検出信号群SHの種々の
オン・オフパターンに対応する距離データDfを予め記
憶したルックアップレーブルやデコーダ回路によって距
離算出回路32を実現し、高さ検出信号群SHが入力さ
れると同時に距離データDfを出力させるようにしても
よい。焦点調節回路33は、距離データDfに対応する
駆動パルス信号DRをステッピングモータ24へ供給し
てレンズ系25及び可動ステージ26を移動させること
により、走査領域Wy内を通過する被識別物15の表面
にビーム走査光hνを合焦させる。
【0025】次に、受光光学系に関連する回路を説明す
ると、被識別物15及びそれに付されている符号Mから
の反射光Rνを集光する集光レンズ34の後方に受光素
子35が設けられ、2値化回路36が、受光素子35か
ら出力される反射光検出信号SEを所定閾値と比較する
ことによって、2値論理の矩形信号DSPを発生する。即
ち、矩形信号DSPは、符号Mの白バーからの反射光Rν
を受光したときには論理“H”となり、符号Mの黒バー
からの反射光Rνを受光したときには論理“L”とな
る。
ると、被識別物15及びそれに付されている符号Mから
の反射光Rνを集光する集光レンズ34の後方に受光素
子35が設けられ、2値化回路36が、受光素子35か
ら出力される反射光検出信号SEを所定閾値と比較する
ことによって、2値論理の矩形信号DSPを発生する。即
ち、矩形信号DSPは、符号Mの白バーからの反射光Rν
を受光したときには論理“H”となり、符号Mの黒バー
からの反射光Rνを受光したときには論理“L”とな
る。
【0026】バー幅カウンタ37は、矩形信号DSPの論
理“H”と“L”の夫々の期間をクロック発生回路38
から供給されるクロック信号CKを計数することによっ
て求める。即ち、矩形信号DSPが或る期間中論理“H”
となると、その期間中クロック信号CKを計数すること
によって、符号Mの或る白バーの幅に相当する計数値デ
ータDM を求めると同時にこれが白バーに関する計数値
であることを示す論理“H”のフラグビットデータFB
を発生し、逆に、矩形信号DSPが或る期間中論理“L”
となると、その期間中クロック信号CKを計数すること
によって、符号Mの或る黒バーの幅に相当する計数値デ
ータDM を求めると同時にこれが黒バーに関する計数値
であることを示す論理“L”のフラグビットデータFB
を発生する。そして、符号Mの白バーと黒バーの配列に
対応して矩形信号DSPの論理が反転する毎に上記計数値
データDM 及びフラグビットデータFBを同時に発生さ
せて、FIFOレジスタ39へ供給する。
理“H”と“L”の夫々の期間をクロック発生回路38
から供給されるクロック信号CKを計数することによっ
て求める。即ち、矩形信号DSPが或る期間中論理“H”
となると、その期間中クロック信号CKを計数すること
によって、符号Mの或る白バーの幅に相当する計数値デ
ータDM を求めると同時にこれが白バーに関する計数値
であることを示す論理“H”のフラグビットデータFB
を発生し、逆に、矩形信号DSPが或る期間中論理“L”
となると、その期間中クロック信号CKを計数すること
によって、符号Mの或る黒バーの幅に相当する計数値デ
ータDM を求めると同時にこれが黒バーに関する計数値
であることを示す論理“L”のフラグビットデータFB
を発生する。そして、符号Mの白バーと黒バーの配列に
対応して矩形信号DSPの論理が反転する毎に上記計数値
データDM 及びフラグビットデータFBを同時に発生さ
せて、FIFOレジスタ39へ供給する。
【0027】更に、クロック発生回路28は、距離デー
タDfの値に反比例する周波数のクロック信号CKを出
力する。即ち、距離データDfの値が小さい(換言すれ
ば、被識別物15が高い)と高周波数のクロック信号C
Kが出力され、距離データDfの値が大きい(換言すれ
ば、被識別物15が低い)と低い波数のクロック信号C
Kが出力される。例えば、クロック発生回路28は、V
CO回路などから成り、距離算出回路32から供給され
る距離データDfに相当する電圧を内部発生してその電
圧に反比例した周波数のクロック信号CKを出力する。
したがって、高さHの異なる被識別物15をビーム走査
する度に、バー幅カウンタ37は、その高さに応じて変
化する周波数のクロック信号CKを計数する。
タDfの値に反比例する周波数のクロック信号CKを出
力する。即ち、距離データDfの値が小さい(換言すれ
ば、被識別物15が高い)と高周波数のクロック信号C
Kが出力され、距離データDfの値が大きい(換言すれ
ば、被識別物15が低い)と低い波数のクロック信号C
Kが出力される。例えば、クロック発生回路28は、V
CO回路などから成り、距離算出回路32から供給され
る距離データDfに相当する電圧を内部発生してその電
圧に反比例した周波数のクロック信号CKを出力する。
したがって、高さHの異なる被識別物15をビーム走査
する度に、バー幅カウンタ37は、その高さに応じて変
化する周波数のクロック信号CKを計数する。
【0028】FIFOレジスタ39は、縦続に接続され
た複数段のレジスタ部を有し、各レジスタ部は、各計数
値データDM 及びフラグビットデータFBを格納し得る
所定ビット数に設定されている。そして、先頭のレジス
タ部に新たな計数値データDM 及びフラグビットデータ
FBが供給される度に、今まで格納していた計数値デー
タDM及びフラグビットデータFBを後段側のレジスタ
部へ順次にシストさせて、最終段のレジスタ部から最も
旧い計数値データDM ’及びフラグビットデータFB’
を出力する、ファーストインファーストアウト動作が行
われる。尚、レジスタ部の段数Nは、予め既知となって
いる符号Mの種類に対応させて、白バーと黒バーの総数
N’以上(N’≦N)に設定されている。
た複数段のレジスタ部を有し、各レジスタ部は、各計数
値データDM 及びフラグビットデータFBを格納し得る
所定ビット数に設定されている。そして、先頭のレジス
タ部に新たな計数値データDM 及びフラグビットデータ
FBが供給される度に、今まで格納していた計数値デー
タDM及びフラグビットデータFBを後段側のレジスタ
部へ順次にシストさせて、最終段のレジスタ部から最も
旧い計数値データDM ’及びフラグビットデータFB’
を出力する、ファーストインファーストアウト動作が行
われる。尚、レジスタ部の段数Nは、予め既知となって
いる符号Mの種類に対応させて、白バーと黒バーの総数
N’以上(N’≦N)に設定されている。
【0029】符号判定回路40は、FIFOレジスタ3
9から出力される計数値データDM’及びフラグビット
データFB’を逐次入力し、その入力の度に、今まで入
力してきたN’個分(入力時点から最新のN’個)の計
数値データDM’及びフラグビットデータFB’の履歴
パターンと所定の参照データとを比較することによっ
て、符号Mをデコードを行い、認識した結果情報データ
Qを出力する。
9から出力される計数値データDM’及びフラグビット
データFB’を逐次入力し、その入力の度に、今まで入
力してきたN’個分(入力時点から最新のN’個)の計
数値データDM’及びフラグビットデータFB’の履歴
パターンと所定の参照データとを比較することによっ
て、符号Mをデコードを行い、認識した結果情報データ
Qを出力する。
【0030】次に、かかる構成を有する照射光学系と受
光光学系に関連する回路の機能を説明する。まず、距離
算出回路32及び焦点調節回路33は、被識別物15の
高さHに応じて、ビーム走査光hνの合焦条件を最適化
するので、常に微細なスポット状のビーム走査光hνに
よって符号Mの光学読み取りを可能にする。
光光学系に関連する回路の機能を説明する。まず、距離
算出回路32及び焦点調節回路33は、被識別物15の
高さHに応じて、ビーム走査光hνの合焦条件を最適化
するので、常に微細なスポット状のビーム走査光hνに
よって符号Mの光学読み取りを可能にする。
【0031】一方、本実施例の光学式走査機構20にお
いても、ポリゴンミラー28によって設定されるビーム
走査光hνの走査角範囲θは一定であるので、図5に示
したのと同様に、低い被識別物1aが走査領域Wyを通
過するときのビーム走査範囲Wfaと高い被識別物1bが
走査領域Wyを通過するときのビーム走査範囲Wfbとで
は、Wfb<Wfaとなる。したがって、仮に、高さの異な
る被識別物1a,1bに同一種類の符号Ma,Mbが付
されている場合に発生する矩形信号は、図4中に示すよ
うに、高い被識別物1bに付されている符号Mbに関し
てDPDb の様な広い矩形波形となり、低い被識別物1a
に付されている符号Maに関してDPDaの様な狭い矩形
波形となる。
いても、ポリゴンミラー28によって設定されるビーム
走査光hνの走査角範囲θは一定であるので、図5に示
したのと同様に、低い被識別物1aが走査領域Wyを通
過するときのビーム走査範囲Wfaと高い被識別物1bが
走査領域Wyを通過するときのビーム走査範囲Wfbとで
は、Wfb<Wfaとなる。したがって、仮に、高さの異な
る被識別物1a,1bに同一種類の符号Ma,Mbが付
されている場合に発生する矩形信号は、図4中に示すよ
うに、高い被識別物1bに付されている符号Mbに関し
てDPDb の様な広い矩形波形となり、低い被識別物1a
に付されている符号Maに関してDPDaの様な狭い矩形
波形となる。
【0032】しかし、本実施例では、クロック発生回路
10が、被識別物の高さに応じて周波数の異なるクロッ
ク信号CKa,CKbを発生するので、バー幅カウンタ
37は、矩形信号DPDa ,DPDb のいずれに対しても等
しい分解能で計数動作することとなり、矩形信号
DPDa ,DPDb の論理に応じて計数される計数値データ
(図4中、サンプリング波形DSHa ,DSHb を示す)は
等しくなる。
10が、被識別物の高さに応じて周波数の異なるクロッ
ク信号CKa,CKbを発生するので、バー幅カウンタ
37は、矩形信号DPDa ,DPDb のいずれに対しても等
しい分解能で計数動作することとなり、矩形信号
DPDa ,DPDb の論理に応じて計数される計数値データ
(図4中、サンプリング波形DSHa ,DSHb を示す)は
等しくなる。
【0033】このように、本実施例によれば、被識別物
の高さの相違に応じてビーム走査範囲が異なっても、そ
のビーム走査範囲に応じてクロック発生回路38のクロ
ック信号CKの周波数が自動的に変化し、このクロック
信号CKに基いてバー幅カウンタ37が符号の白バーと
黒バーの幅を計数するので、常に等しい分解能で符号を
光学読取りすることができる。そして、常に等しい分解
能で光学読取りする結果、バー幅カウンタ37から出力
される計数値データDM 及びフラグビットデータFBの
情報量は一定となるので、FIFOレジスタ39の各レ
ジスタ部のビット数は常に効率的に利用される。更に、
符号判定回路40がFIFOレジスタ39からの一連の
計数値データDM ’及びフラグビットデータFB’を格
納するために必要となる半導体メモリの容量も効率的に
利用されることとなり、従来技術の問題点であった分解
能の変動に伴う非効率性を改善することができる。
の高さの相違に応じてビーム走査範囲が異なっても、そ
のビーム走査範囲に応じてクロック発生回路38のクロ
ック信号CKの周波数が自動的に変化し、このクロック
信号CKに基いてバー幅カウンタ37が符号の白バーと
黒バーの幅を計数するので、常に等しい分解能で符号を
光学読取りすることができる。そして、常に等しい分解
能で光学読取りする結果、バー幅カウンタ37から出力
される計数値データDM 及びフラグビットデータFBの
情報量は一定となるので、FIFOレジスタ39の各レ
ジスタ部のビット数は常に効率的に利用される。更に、
符号判定回路40がFIFOレジスタ39からの一連の
計数値データDM ’及びフラグビットデータFB’を格
納するために必要となる半導体メモリの容量も効率的に
利用されることとなり、従来技術の問題点であった分解
能の変動に伴う非効率性を改善することができる。
【0034】又、バー幅カウンタ37、FIFOレジス
タ39、符号判定回路40が処理するデータのビット数
を固定化(例えば、8ビット)でき、従来技術のように
分解能の変化に伴って処理データのビット数を変化させ
ることが無くなるので、例えば、バー幅カウンタ37、
FIFOレジスタ39、符号判定回路40をマイクロプ
ロセッサ等で置き換えて同等の機能を発揮さる構成とし
たような場合に、固定長演算が可能となり、高速の符号
読取りを実現できると共に、プログラムの簡素化も可能
となる。
タ39、符号判定回路40が処理するデータのビット数
を固定化(例えば、8ビット)でき、従来技術のように
分解能の変化に伴って処理データのビット数を変化させ
ることが無くなるので、例えば、バー幅カウンタ37、
FIFOレジスタ39、符号判定回路40をマイクロプ
ロセッサ等で置き換えて同等の機能を発揮さる構成とし
たような場合に、固定長演算が可能となり、高速の符号
読取りを実現できると共に、プログラムの簡素化も可能
となる。
【0035】尚、この実施例は、本発明の技術範囲を逸
脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、前記
のクロック信号CKを被識別物の高さに反比例して略リ
ニアに変化させるのでは無く、符号の各バー幅を所定精
度を保ちつつ計数し得る条件を確保しつつ、最大のビー
ム走査範囲と最小のビーム走査範囲の間で数段階(例え
ば、4段階程度)の周波数のクロック信号CKを発生さ
せるようにしてもよい。又、この実施例のような高さ計
測センサを適用する場合に限定されず、周知のセンサを
適用してもよい。又、光学走査系20の構成によって
は、ビーム走査光hνの合焦位置と被識別物の高さとが
比例関係とならない場合には、予め、かかるビーム走査
光hνの合焦位置と被識別物の高さとの関係を計測して
おき、この計測結果に基いてクロック信号の周波数を補
償することが望ましい。
脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、前記
のクロック信号CKを被識別物の高さに反比例して略リ
ニアに変化させるのでは無く、符号の各バー幅を所定精
度を保ちつつ計数し得る条件を確保しつつ、最大のビー
ム走査範囲と最小のビーム走査範囲の間で数段階(例え
ば、4段階程度)の周波数のクロック信号CKを発生さ
せるようにしてもよい。又、この実施例のような高さ計
測センサを適用する場合に限定されず、周知のセンサを
適用してもよい。又、光学走査系20の構成によって
は、ビーム走査光hνの合焦位置と被識別物の高さとが
比例関係とならない場合には、予め、かかるビーム走査
光hνの合焦位置と被識別物の高さとの関係を計測して
おき、この計測結果に基いてクロック信号の周波数を補
償することが望ましい。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の光学式符
号読取装置によれば、ビーム走査光が被識別物を横切る
ときのビーム走査範囲が、被識別物の高さに応じて変化
しても、その被識別物の高さに応じた周波数のクロック
信号に基いて符号パターンの幅を計測するので、予め決
められた符号読取り分解能を実現することができる。そ
して、分解能が均一化することによって、処理すべきデ
ータの情報量が一定化されるので、最も効率の良い構成
を特定化することが可能となる。
号読取装置によれば、ビーム走査光が被識別物を横切る
ときのビーム走査範囲が、被識別物の高さに応じて変化
しても、その被識別物の高さに応じた周波数のクロック
信号に基いて符号パターンの幅を計測するので、予め決
められた符号読取り分解能を実現することができる。そ
して、分解能が均一化することによって、処理すべきデ
ータの情報量が一定化されるので、最も効率の良い構成
を特定化することが可能となる。
【図1】本発明による光学式符号読取装置の一実施例を
搬送システムに併設した状態で示す構成説明図である。
搬送システムに併設した状態で示す構成説明図である。
【図2】光学式符号読取装置に内蔵されている照射光学
系の構成を示す構成説明図である。
系の構成を示す構成説明図である。
【図3】光学式符号読取装置に内蔵されている照射光学
系と受光光学系に関連する回路の構成を示すブロック図
である。
系と受光光学系に関連する回路の構成を示すブロック図
である。
【図4】実施例の機能を説明するための波形図である。
【図5】従来の光学式符号読取装置の概略構成を示す構
成説明図である。
成説明図である。
【図6】従来の光学式符号読取装置に設けられている内
部回路の構成を示すブロック図である。
部回路の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の光学式符号読取装置の問題点を説明する
ための波形図である。
ための波形図である。
13…ベルトコンベア、14…光学式符号読取装置、1
5…被識別物、16s,16e…高さ計測センサを構成
するポスト、17…制御回路ユニット、18s,18e
…搬入検出センサを構成する投光器と受光器、19s,
19e…搬出検出センサを構成する投光器と受光器、2
0…光学式走査機構、32…距離算出回路、34…集光
レンズ、35…2値化回路、37…バー幅カウンタ、3
8…クロック発生回路、39…FIFOレジスタ、40
…符号判定回路、M…符号。
5…被識別物、16s,16e…高さ計測センサを構成
するポスト、17…制御回路ユニット、18s,18e
…搬入検出センサを構成する投光器と受光器、19s,
19e…搬出検出センサを構成する投光器と受光器、2
0…光学式走査機構、32…距離算出回路、34…集光
レンズ、35…2値化回路、37…バー幅カウンタ、3
8…クロック発生回路、39…FIFOレジスタ、40
…符号判定回路、M…符号。
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送システムによって搬送されて来る被
識別物に対して所定の走査領域においてビーム走査光を
照射し被識別物に付されている符号からの反射光を検出
することにより符号を読取る光学式符号読取装置であっ
て、 前記ビーム走査光の出射位置から被識別物のビーム照射
面までの距離を計測する距離計測手段と、 前記計測手段で計測された距離に応じた周波数のクロッ
ク信号を発生するクロック信号発生手段と、 前記反射光を受光して電気信号に光電変換する受光手段
と、 前記受光手段から出力される電気信号の変化パターンの
特徴を前記クロック信号の周波数に同期して計測する特
徴計測手段と、 前記特徴計測手段から出力される特徴データに基づいて
前記被識別物に付されている符号をデコードする符号判
定手段と、を具備することを特徴とする光学式符号読取
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118644A JPH07325879A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 光学式符号読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118644A JPH07325879A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 光学式符号読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325879A true JPH07325879A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14741661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6118644A Pending JPH07325879A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 光学式符号読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07325879A (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6118644A patent/JPH07325879A/ja active Pending
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