JPH07324932A - 被写体位置・軌跡検出システム - Google Patents

被写体位置・軌跡検出システム

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JPH07324932A
JPH07324932A JP11833494A JP11833494A JPH07324932A JP H07324932 A JPH07324932 A JP H07324932A JP 11833494 A JP11833494 A JP 11833494A JP 11833494 A JP11833494 A JP 11833494A JP H07324932 A JPH07324932 A JP H07324932A
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Japan
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camera
angle
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image
view
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JP11833494A
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English (en)
Inventor
Yuiko Yamauchi
結子 山内
Kazumasa Enami
和雅 榎並
Kenji Ozeki
健二 大関
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は被写体が高速で移動しているときな
どのように、ファインダ画面の中心で被写体を捕らえる
ことができないときでも、前記被写体の3次元空間上の
位置を正確に計算して、その軌跡などを表示し得るよう
にする。 【構成】 第1、第2カメラ部2、3によって、被写体
5の画像を撮像する際、被写体5の画像をファインダ画
面上のどこかで、捕らえるだけで、各カメラ7に取り付
けられた各カメラ角度検出器8によって各カメラ7のパ
ン角度、チルト角度を検出するととともに、前記各カメ
ラ7によって得られた第1、第2撮像画像中にある被写
体画像の位置に基づいて、前記パン角度、チルト角度を
補正して、常に正しいパン角度、チルト角度を算出し
て、前記被写体5の3次元空間上における位置を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台のカメラによっ
て被写体を撮影するだけで、この被写体の3次元空間に
おける位置を検出して、その軌跡などを表示し得るよう
にした被写体位置・軌跡検出システムに関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、移動する被写体
を2台のカメラで撮影するだけで、その被写体の移動軌
跡を検出して表示する被写体位置・軌跡検出システムに
関するものであり、カメラマンによって被写体を捕らえ
るカメラ操作の振り角度を検出することに加えて、撮像
画像の中から被写体画像の位置を抽出し、そのときのカ
メラの画角を検出して角度のずれを計算することによ
り、三角測量に必要な正確な角度を求め、カメラマンが
常に、ファインダ画面の中心で、被写体の画像を捕らえ
なくても、被写体の正確な3次元位置を計算して、これ
を軌跡表示することができるようにしたものである。こ
れによって、2台のカメラの距離が既知であるとき、こ
れらの各カメラによって被写体を捕らえるだけで、被写
体を追うカメラの振り角の情報と、画角の情報と、撮像
画像の中の被写体の画面内位置を抽出した情報に基づ
き、被写体のの3次元空間における位置を検出し、その
軌跡を表示し得るようにする。
【0003】
【従来の技術】テレビジョンカメラなどのカメラなどを
使用して、被写体の3次元空間上の位置を測定する場
合、カメラのファインダ画面上にあるマーク位置(例え
ば、画面の中心位置)などで、被写体の画像を常に捕ら
え、このとき、カメラの三脚などに設けられた角度検出
器によってカメラの角度を測定し、三角測量の原理に基
づいて前記測定結果を処理して、前記被写体の3次元空
間上の位置を求める方法が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな三角測量の原理と、カメラの角度検出技術とを組み
合わせて被写体の3次元空間上の位置を求める方法で
は、次に述べるような問題があった。
【0005】すなわち、被写体の正確な位置を求めるた
めには、ファインダ画面の中心などのマーク位置で、被
写体の画像を捕らえることが必要であるが、被写体が高
速で移動しているときには、ファインダ画面の中心など
のマーク位置で、被写体の画像を捕らえることが難しい
ため、被写体の正確な位置を測定することができないと
いう問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑み、必ずしも、フ
ァインダ画面の中心で被写体を捕らえていなくても、フ
ァインダ画面上のどこかで、被写体の画像を捕らえてい
れば、被写体が高速で移動しているときでも、この被写
体の3次元空間上の位置を正確に計算して、その軌跡な
どを表示することができる被写体位置・軌跡検出システ
ムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による被写体位置・軌跡検出システムは、請
求項1では、被写体の画像を捕らえるカメラ、このカメ
ラのカメラ角度を検出するカメラ角度検出器および前記
カメラの画角を検出する画角検出器を有する第1カメラ
部と、この第1カメラ部で得られた画角および撮像画像
中の被写体画像位置に基づき、前記第1カメラ部で得ら
れたカメラ角度を補正して、第1カメラ部を基準とする
前記被写体の方向を演算する第1方向計算部と、前記被
写体の画像を捕らえるカメラ、このカメラのカメラ角度
を検出するカメラ角度検出器および前記カメラの画角を
検出する画角検出器を有し、前記第1カメラ部のカメラ
から所定距離、離れた位置に設置される第2カメラ部
と、この第2カメラ部で得られた画角および撮像画像中
の被写体画像位置に基づき、前記第2カメラ部で得られ
たカメラ角度を補正して、第2カメラ部を基準とする前
記被写体の方向を演算する第2方向計算部と、前記第1
方向計算部で得られた前記被写体の方向と前記第2方向
計算部で得られた前記被写体の方向と前記第1、第2カ
メラ部の3次元空間上の位置関係とに基づき、三角測量
の原理で、前記被写体の3次元空間上の位置を演算する
三角測量計算部とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成において、請求項1に記載の被写体
位置・軌跡検出システムでは、被写体の画像を捕らえる
カメラ、このカメラのカメラ角度を検出するカメラ角度
検出器および前記カメラの画角を検出する画角検出器を
有する第1カメラ部で得られた画角および撮像画像中の
被写体画像位置に基づき、第1方向計算部によって前記
第1カメラ部で得られたカメラ角度を補正して、第1カ
メラ部を基準とする前記被写体の方向を演算するととも
に、前記被写体の画像を捕らえるカメラ、このカメラの
カメラ角度を検出するカメラ角度検出器および前記カメ
ラの画角を検出する画角検出器を有し、前記第1カメラ
部のカメラから所定距離、離れた位置に設置される第2
カメラ部で得られた画角および撮像画像中の被写体画像
位置に基づき、第2方向計算部によって前記第2カメラ
部で得られたカメラ角度を補正して、第2カメラ部を基
準とする前記被写体の方向を演算し、三角測量計算部に
よって前記第1方向計算部で得られた前記被写体の方向
と前記第2方向計算部で得られた前記被写体の方向と前
記第1、第2カメラ部の3次元空間上の位置関係とに基
づき、三角測量の原理で、前記被写体の3次元空間上の
位置を演算することにより、被写体が高速で移動してい
るときなどのように、ファインダ画面の中心で被写体を
捕らえることができないときでも、前記被写体の3次元
空間上の位置を正確に計算して、その軌跡などを表示し
得るようにする。
【0009】
【実施例】図1は本発明による被写体位置・軌跡検出シ
ステムの一実施例を示すブロック図である。
【0010】この図に示す被写体位置・軌跡検出システ
ム1は、第1カメラ部2と、第2カメラ部3と、3次元
位置計算部4とを備えており、第1カメラ部2のファイ
ンダ画面上のどこかで被写体5の画像を捕らえるととも
に、第2カメラ部3のファインダ画面上のどこかで被写
体5の画像を捕らえるだけで、3次元位置計算部4によ
って、前記被写体5が高速で移動していても、前記第
1、第2カメラ部2、3の各測定結果に基づき、前記被
写体5の3次元空間上の正確な位置を計算して、表示装
置(図示は省略する)などに前記被写体5の軌跡などを
表示する。
【0011】第1カメラ部2は床面上などに立てられる
三脚6と、この三脚6上にチルト自在、パン自在に取り
付けられるテレビジョンカメラなどのカメラ7と、この
カメラ7のチルト角度、パン角度などの角度を検出する
カメラ角度検出器8と、前記カメラ7の水平画角などを
検出する画角検出器9とを備えており、カメラマンによ
って3次元空間上の位置測定対象となる被写体5がファ
インダ画面上のどこかにあるように、カメラ7のチルト
角度、パン角度、水平画角が操作されているとき、カメ
ラ角度検出器8によってこのときのチルト角度、パン角
度などを検出するとともに、画角検出器9によってこの
ときの水平画角を検出して、これらの各測定結果(第1
検出角度および第1水平画角など)と、撮影動作によっ
て得られた第1撮像画像とを3次元位置計算部4に供給
する。
【0012】また、第2カメラ部3は床面上などに立て
られる三脚6と、この三脚6上にチルト自在、パン自在
に取り付けられるテレビジョンカメラなどのカメラ7
と、このカメラ7のチルト角度、パン角度などの角度を
検出するカメラ角度検出器8と、前記カメラ7の水平画
角などを検出する画角検出器9とを備えており、カメラ
マンによって3次元空間上の位置測定対象となる被写体
5がファインダ画面上のどこかにあるように、カメラ7
のチルト角度、パン角度、水平画角が操作されていると
き、カメラ角度検出器8によってこのときのチルト角
度、パン角度などを検出するとともに、画角検出器9に
よってこのときの水平画角を検出して、これらの各測定
結果(第2検出角度および第2水平画角など)と、撮影
動作によって得られた第2撮像画像とを3次元位置計算
部4に供給する。
【0013】3次元位置計算部4は前記第1カメラ部2
によって得られた第1撮像画像中の動いている物体の画
像を検出して第1位置情報を生成する第1動物体検出回
路10と、この第1動物体検出回路10によって検出さ
れた動いている被写体5の位置を示す第1位置情報と前
記第1カメラ部2の画角検出器9から出力される第1水
平画角とに基づき、ファインダ画面の中心から前記被写
体5の画像がどの程度ずれているのかを計算して、第1
ずれ角度を求める第1ずれ角度計算回路11と、前記第
2カメラ部3によって得られた第2撮像画像中の動いて
いる物体の画像を検出して第2位置情報を生成する第2
動物体検出回路12と、この第2動物体検出回路12に
よって検出された動いている被写体5の位置を示す第2
位置情報と前記第2カメラ部3の画角検出器9から出力
される第2水平画角とに基づき、ファインダ画面の中心
から前記被写体5の画像がどの程度ずれているのかを計
算して、第2ずれ角度を求める第2ずれ角度計算回路1
3とを備えている。
【0014】さらに、前記3次元位置計算部4は前記第
1ずれ角度計算回路11から出力される第1ずれ角度、
前記第1カメラ部2のカメラ角度検出器8から出力され
る第1検出角度、前記第2ずれ角度計算回路13から出
力される第2ずれ角度、前記第2カメラ部3のカメラ角
度検出器8から出力される第2検出角度、前記第1カメ
ラ部2と第2カメラ部3の距離などに基づき、三角測量
の原理で、前記被写体5の3次元空間上における位置を
計算する三角測量計算回路14とを備えている。
【0015】そして、第1カメラ部2によって被写体5
が撮影されるともともに、第2カメラ部3によって前記
被写体5が撮影されているとき、これら第1、第2カメ
ラ部2、3から出力される第1、第2撮像画像、第1、
第2水平画角、第1、第2検出角度などに基づき、三角
測量の原理で、前記被写体5の3次元空間上に位置を計
算し、この計算結果を表示装置などに出力して、前記被
写体5の軌跡などを表示させる。
【0016】次に、図1に示すブロック図、図2〜図4
に示す各模式図を参照しながら、この実施例の動作を説
明する。
【0017】まず、第1、第2カメラ部2、3によって
被写体5の撮像を始める前に、図2に示す如くこれら第
1カメラ部2と、第2カメラ部3との水平距離dと、第
1カメラ部2を構成するカメラ7の高さH1、第2カメ
ラ部3を構成するカメラ7の高さH2とが測定されて、
これらの各測定結果が三角測量計算回路14に登録され
る。
【0018】そして、これらの事前準備が終了した後、
1人のカメラマンによって第1カメラ部2のカメラ7が
操作されて、このカメラ7のファインダ画面上のどこか
で、3次元空間上での位置測定対象となる被写体5の画
像が捕らえられるとともに、他のカメラマンによって第
2カメラ部3のカメラ7が操作されて、このカメラ7の
ファインダ画面上のどこかで、前記被写体5の画像が捕
らえられる。
【0019】これによって、第1カメラ部2に設けられ
ているカメラ7から前記被写体5の画像を含む第1撮像
画像が出力されるとともに、前記第1カメラ部2のカメ
ラ角度検出器8からカメラ7のチルト角度T1、パン角
度P1などを示す第1検出角度が出力され、さらに前記
第1カメラ部2を構成する画角検出器9からカメラ7の
第1水平画角Zh1が出力され、これら第1撮像画像、
第1検出角度、第1水平画角Zh1が3次元位置計算部
4に供給される。
【0020】また、このとき、第2カメラ部3に設けら
れているカメラ7から前記被写体5の画像を含む第2撮
像画像が出力されるとともに、前記第2カメラ部3のカ
メラ角度検出器8からカメラ7のチルト角度T2、パン
角度P2などを示す第2検出角度が出力され、さらに前
記第2カメラ部3を構成する画角検出器9からカメラ7
の第2水平画角Zh2が出力され、これら第2撮像画
像、第2検出角度、第2水平画角Zh2が3次元位置計
算部4に供給される。
【0021】そして、この3次元位置計算部4の第1動
物体検出回路10によって、前記第1カメラ部2のカメ
ラ7から出力される第1撮像画像が取り込まれ、この第
1撮像画像中にある、動いている画像の位置が検出され
るとともに、第1ずれ角度計算回路11によって前記第
1動物体検出回路10の検出結果と、前記第1カメラ部
2を構成する画角検出器9から出力される第1水平画角
Zh1とに基づき、第1カメラ部2を構成するカメラ7
のファインダ画面上にある被写体5の画像が、前記ファ
インダ画面上の中心からどの程度ずれているかを示す第
1ずれ角度が計算される。
【0022】この場合、第1カメラ部2のカメラ7によ
って捕らえられている第1撮像画像が図3に示す画像で
あり、この第1撮像画像の画面サイズが画素数でX、Y
であり、この第1撮像画像上の座標(X1、Y2)に被
写体5の画像中心があれば、次に述べるようにして、第
1ずれ角度が計算される。
【0023】まず、次式に基づいて、第1カメラ部2の
カメラ7の垂直画角Zv1が演算される。
【0024】
【数1】 Zv1=2・tan-1{(Y/X)・tan(Zh1/2)} …(1) 次いで、次式に基づいて、第1カメラ部2のカメラ7に
よって捕らえられている第1撮像画像の中心と、被写体
5の画像中心とのパンずれ角ΔP1が計算されるととも
に、
【数2】 ΔP1=tan-1{2・X1・tan(Zh1/2)/X} …(2) 次式に基づいて、チルトずれ角ΔT1が計算される。
【0025】
【数3】 ΔT1=tan-1{2・Y1・tan(Zv1/2)/Y} …(3) そして、これらの計算処理で得られたパンずれ角度ΔP
1と、チルトずれ角ΔT1とが第1ずれ角度として、三
角測量計算回路14に供給される。
【0026】また、上述した処理と同様にして、3次元
位置計算部4の第2動物体検出回路12によって、前記
第2カメラ部3のカメラ7から出力される第2撮像画像
が取り込まれ、この第2撮像画像中にある、動いている
画像の位置が検出されるとともに、第2ずれ角度計算回
路13によって前記第2動物体検出回路12の検出結果
と、前記第2カメラ部3を構成する画角検出器9から出
力される第2水平画角Zh2とに基づき、第2カメラ部
3を構成するカメラ7のファインダ画面上にある被写体
5の画像が、前記ファインダ画面上の中心からどの程度
ずれているかを示す第2ずれ角度が計算される。
【0027】この場合、第2カメラ部3のカメラ7によ
って捕らえられている第2撮像画像が図4に示す画像で
あり、この第2撮像画像の画面サイズが画素数でX、Y
であり、この第2撮像画像上の座標(X2、Y2)に被
写体の画像中心があれば、次に述べるようにして、第2
ずれ角度が計算される。
【0028】まず、次式に基づいて、第2カメラ部3の
カメラ7の垂直画角Zv2が演算される。
【0029】
【数4】 Zv2=2・tan-1{(Y/X)・tan(Zh2/2)} …(4) 次いで、次式に基づいて、第2カメラ部3のカメラ7に
よって捕らえられている第2撮像画像の中心と、被写体
5の画像中心とのパンずれ角ΔP2が計算されるととも
に、
【数5】 ΔP2=tan-1{2・X2・tan(Zh2/2)/X} …(5) 次式に基づいて、チルトずれ角ΔT2が計算される。
【0030】
【数6】 ΔT2=tan-1{2・Y2・tan(Zv2/2)/Y} …(6) そして、これらの計算処理で得られたパンずれ角度ΔP
2と、チルトずれ角ΔT2とが第2ずれ角度として、三
角測量計算回路14に供給される。
【0031】次いで、この三角測量計算回路14によっ
て、前記第1カメラ部2のカメラ角度検出器8から出力
される第1検出角度と、前記第1ずれ角度計算回路11
から出力される第1ずれ角度と、前記第2カメラ部3の
カメラ角度検出器8から出力される第2検出角度と、前
記第2ずれ角度計算回路13から出力される第2ずれ角
度とに基づき、次式に示す演算が行われて、第1カメラ
部2のカメラ7に対する被写体5のチルト角度T1rea
l、パン角度P1realとが計算されるとともに、第2カ
メラ部3のカメラ7に対する被写体5のチルト角度T2
real、パン角度P2realとが計算される。
【0032】 T1real=T1+ΔT1 …(7) P1real=P1+ΔP1 …(8) T2real=T2+ΔT2 …(9) P2real=P2+ΔP2 …(10) この後、三角測量計算回路14によって、これら(7)
式〜(10)式に示すチルト角度T1real、パン角度P
1real、チルト角度T2real、パン角度P2realと、第
1カメラ部2を構成するカメラ7の高さH1、第2カメ
ラ部3を構成するカメラ7の高さH2、これらカメラ7
間の水平距離dとに基づき、三角測量の原理で、被写体
5の3次元空間上における位置が計算され、これが表示
装置に供給されて、蓄積表示などの手法で、その軌跡が
表示される。
【0033】このようにこの実施例においては、第1、
第2カメラ部2、3によって被写体5の画像を撮像する
際、被写体5の画像をファインダ画面上のどこかで、捕
らえるだけで、各カメラ7に取り付けられた各カメラ角
度検出器8によって各カメラ7のパン角度、チルト角度
を検出するととともに、前記各カメラ7によって得られ
た第1、第2撮像画像中にある被写体画像の位置に基づ
いて、前記パン角度、チルト角度を補正して、常に正し
いパン角度、チルト角度を算出し、これらパン角度、チ
ルト角度などに基づき、前記被写体5の3次元空間上に
おける位置を求めるようにしたので、必ずしも、ファイ
ンダ画面の中心で被写体5を捕らえていなくても、ファ
インダ画面上のどこかで、被写体5の画像を捕らえてい
れば、被写体5が高速で移動しているときでも、この被
写体5の3次元空間上の位置を正確に計算して、その軌
跡などを表示することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、必
ずしもファインダ画面の中心で被写体を捕らえていなく
ても、ファインダ画面上のどこかで被写体の画像を捕ら
えていれば、被写体が高速で移動しているときでも、こ
の被写体の3次元空間上の位置を正確に計算して、その
軌跡などを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被写体位置・軌跡検出システムの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す被写体位置・軌跡検出システムを構
成する各部分の角度、距離、高さなどの一例を示す模式
図である。
【図3】図1に示す被写体位置・軌跡検出システムの動
作例を示す模式図である。
【図4】図1に示す被写体位置・軌跡検出システムの動
作例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 被写体位置・軌跡検出システム 2 第1カメラ部 3 第2カメラ部 4 3次元位置計算部 5 被写体 6 三脚 7 カメラ 8 カメラ角度検出器 9 画角検出器 10 第1動物体検出回路(第1方向計算部) 11 第1ずれ角度計算回路(第1方向計算部) 12 第2動物体検出回路(第2方向計算部) 13 第2ずれ角度計算回路(第2方向計算部) 14 三角測量計算回路(三角測量計算部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像を捕らえるカメラ、このカ
    メラのカメラ角度を検出するカメラ角度検出器および前
    記カメラの画角を検出する画角検出器を有する第1カメ
    ラ部と、 この第1カメラ部で得られた画角および撮像画像中の被
    写体画像位置に基づき、前記第1カメラ部で得られたカ
    メラ角度を補正して、第1カメラ部を基準とする前記被
    写体の方向を演算する第1方向計算部と、 前記被写体の画像を捕らえるカメラ、このカメラのカメ
    ラ角度を検出するカメラ角度検出器および前記カメラの
    画角を検出する画角検出器を有し、前記第1カメラ部の
    カメラから所定距離、離れた位置に設置される第2カメ
    ラ部と、 この第2カメラ部で得られた画角および撮像画像中の被
    写体画像位置に基づき、前記第2カメラ部で得られたカ
    メラ角度を補正して、第2カメラ部を基準とする前記被
    写体の方向を演算する第2方向計算部と、 前記第1方向計算部で得られた前記被写体の方向と前記
    第2方向計算部で得られた前記被写体の方向と前記第
    1、第2カメラ部の3次元空間上の位置関係とに基づ
    き、三角測量の原理で、前記被写体の3次元空間上の位
    置を演算する三角測量計算部と、 を備えたことを特徴とする被写体位置・軌跡検出システ
    ム。
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