JPH07324874A - バーナタイル構造とその着脱方法および装置 - Google Patents

バーナタイル構造とその着脱方法および装置

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JPH07324874A
JPH07324874A JP11804294A JP11804294A JPH07324874A JP H07324874 A JPH07324874 A JP H07324874A JP 11804294 A JP11804294 A JP 11804294A JP 11804294 A JP11804294 A JP 11804294A JP H07324874 A JPH07324874 A JP H07324874A
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JP
Japan
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burner
front plate
tile
burner tile
furnace
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Application number
JP11804294A
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English (en)
Inventor
Yukio Ozaki
崎 行 雄 尾
Takeomi Kobashi
橋 武 臣 小
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナタイルの交換作業を特別な技能を要す
ることなく迅速かつ確実に行なえ、炉の稼働率の向上を
図ることを可能とする。 【構成】 中心にバーナ挿通孔10を形成するよう複数
枚に分割された金属製保持プレート12に所要本数のス
タッド13を固着し、このスタッド13を含み先端がラ
ッパ状に拡開するバーナ挿入孔10を形成し得るように
不定形耐火物によりセグメント状のバーナタイル片2,
2…を形成し、上記バーナタイル片2,2…の保持プレ
ート12を中心孔6を有するバーナ前板7の一面に固着
するとともに前記バーナ前板7を炉殻部材4にボルト等
の止着具により着脱可能に取付けるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石灰炉等におけるバー
ナタイルに係り、特に熱間において交換、修理のために
着脱可能とするバーナタイル構造およびその着脱方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばベッケンバッハ石灰炉の場合、円
筒形の炉体の側部に上部バーナおよび下部バーナが設け
られ、これらバーナによる燃焼ガス流により炉体内に投
入される石灰石を焼成させるようになされているが、こ
の種の炉におけるバーナの挿入口を構成するバーナタイ
ル(煉瓦)はバーナ付近の高熱により損傷をきたすた
め、これを適時に交換あるいは補修することが必要とな
る。
【0003】従来、バーナタイルの交換には、炉を火止
めし、炉の冷却降温を行なってバーナ前板を外し、つい
で炉壁内に位置するバーナタイルを解体し、その解体屑
を搬出除去したのち新たなバーナタイルの施工を行な
い、前記バーナ前板を取付け、乾燥・昇温を待って操業
に入るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来のバ
ーナタイルの交換作業は、冷却降温に最低3日、新たな
バーナタイルの施工に約2日、さらに新たに構築したバ
ーナタイルの乾燥および炉の昇温に最低2日を要するこ
とから炉の停止期間が凡そ1週間以上となって炉の稼働
効率が著しく低下するという問題点があった。また上記
バーナタイルの積み替え作業には独特の技能を要し、熟
練者でないと一層時間が掛るという問題がある。
【0005】本発明はこれに鑑み、上記のような炉のバ
ーナタイルの交換作業を特別な技能を要することなく迅
速かつ確実に行なうことができ、炉の操業稼働率の向上
を図ることができるバーナタイル構造とその着脱方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、中心孔を有する
バーナ前板の一面にスタッドを介し不定形耐火物を用い
て中心にラッパ状に拡開するバーナ挿入孔を形成し、前
記バーナ前板を炉殻部材にボルト等の止着具により着脱
可能に取付けるようにしたことを特徴とするバーナタイ
ル構造を請求項1とするものであり、請求項2は、中心
にバーナ挿通孔を形成するよう複数枚に分割された金属
製保持プレートに所要本数のスタッドを固着し、このス
タッドを含み先端がラッパ状に拡開するバーナ挿入孔を
形成し得るように不定形耐火物によりセグメント状のバ
ーナタイル片を形成し、上記バーナタイル片の保持プレ
ートを中心孔を有するバーナ前板の一面に固着し、前記
バーナ前板を炉殻部材にボルト等の止着具により着脱可
能に取付けるようにしたことを特徴とするバーナタイル
構造にある。また請求項3は上記バーナタイルを炉壁に
対し取外しおよび装着するための着脱方法であり、請求
項4はその装置にある。
【0007】
【作用】事前にバーナ前板に対しバーナタイルを所定形
状に施工しておく。バーナタイルの交換時には、使用済
みのバーナタイルのバーナ前板を炉殻部材から外して引
出し、炉壁のバーナタイル挿入部分を清掃したのち前記
の事前に準備したバーナタイルを炉壁のバーナタイル挿
入箇所に挿入し、バーナ前板を炉殻部材に固定すること
により交換することができる。
【0008】したがってバーナタイルとバーナ前板との
スペアを準備しておくだけで迅速な交換が可能となり、
交換に要する時間が短縮されて炉の停止期間を大幅に短
縮することができる。
【0009】請求項2のバーナタイルは、複数に分割さ
れたバーナタイル片を製作したあとこれを集合してバー
ナ前板に固定することによりバーナタイルが構成される
ので、製作および部分補修を容易とすることができる。
【0010】さらに請求項3、4の着脱方法および装置
によれば、バーナ前板を伸縮装置の作動によって正しい
位置に容易に取付けることができ、取外し時も簡単迅速
に行なうことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0012】図1は本発明によるバーナタイルの一実施
例の水平断面図を示し、図2は右半部に図1のA矢視相
当を、左半部にB矢視相当を示している。
【0013】このバーナタイル1は、等角4分割された
バーナタイル片2,2…により構成した場合を示してお
り、炉壁3の外殻部材を構成する鉄皮4に取付けるため
中心位置にバーナ5を挿通する中心孔6が形成されたバ
ーナ前板7を有し、このバーナ前板7の外面側の前記中
心孔6の周囲には後述するバーナ着脱具20の支持用部
材となる筒体21がそのフランジ部21aをボルト9,
9…によりバーナ前板7に固定することができるように
なっている。
【0014】バーナタイル片2は、中心位置にバーナ挿
通孔10が形成されるよう4等分されかつ外周縁に直角
に折り立つ壁部11を有するセクタ状の金属製保持プレ
ート12を有し、この保持プレート12の前記壁部11
が折り立った側の面に所有本数のスタッド13,13…
(Y形スタッド)の基部が溶接等により固着して立設さ
れ、これらスタッド13,13…を含み先端がラッパ状
に拡開するバーナ挿入孔10を形成し得るように不定形
耐火物を施工して4個のセグメント形態のバーナタイル
片2とされている。また前記保持プレート12には、取
付け用のボルト14,14…が挿通されてその頭部14
aはバーナタイル片2の不定形耐火物内にアンカーさ
れ、不回転とされている。
【0015】上記のように形成された4個のバーナタイ
ル片2,2…の保持プレート12,12…をバーナ前板
7の一面にその中心孔6を中心としかつパッキン19を
介在させて配置し、そのボルト14,14…をバーナ前
板7に挿通してナット15で締着することにより図1に
断面で示すようにバーナ挿入孔10が形成された状態と
なって固定される。なお16,16はバーナ前板7を鉄
皮4に固定するボルトである。
【0016】図示の実施例ではバーナタイル片2、2…
が円筒状に集合されるようになっており、これらバーナ
タイル片2,2…の外周面に補強のための締結帯として
例えばスチールバンド17a,17aを巻回してバーナ
タイル片2,2…相互を固定するとともにセラミックア
イバーブランケット18を所要厚さに巻装し、その外周
を締結帯として例えばガムテープ17b,17bで押え
てバーナタイル1が形成される。なお、バーナタイル1
は円筒形に限られるものではなく、四角形、多角形であ
ってもよく、また補強用の締結帯は必ずしも用いずとも
よい。さらに炉壁3への挿着時における気密性を保つた
め、上記セラミックファイバーブランケット18のほ
か、モルタル、発泡性充填材等を用いることができ、何
も用いずとも気密性が得られればこれらを用いる必要は
ない。
【0017】図1において、符合20は、上記バーナタ
イル2を炉壁3に着脱する際に用いられるバーナ着脱具
で、バーナ前板1を取付けるためのフランジ部21aが
前記筒体21の端部外周縁に張出すよう溶接等で固着さ
れ、この筒部21の外周面には支持アーム22,22が
リブ23,23と共に溶接等の固着手段により固定さ
れ、前記支持アーム22,22の両端近くと鉄皮4に設
けられた軸受部24,24との間にはパワーシリンダま
たは油圧ジャッキ等からなる伸縮装置25,25がピン
等の差込みにより連結されるようになっている。
【0018】したがってバーナタイル1の取外し時に
は、上記バーナ着脱具20の支持アーム22,22を図
1のように鉄皮4に伸縮装置25,25を介して取付け
るとともにこの支持アーム22,22の筒体21のフラ
ンジ部21aを介してバーナ前板7のボルト9を挿入固
定し、バーナ前板7を鉄皮4に取付けているボルト1
6,16を外し、伸縮装置25,25を伸長させること
によりバーナタイル1を炉壁3から引抜くことができ
る。バーナ前板7が鉄皮4から離間した時期にはバーナ
タイル1をテーブルリフタ等の支持手段により受けさせ
るか、あるいはチエンブロックで吊持し、バーナ着脱具
20を外したのちテーブルリフタあるいはチエンブロッ
クを移動させて使用済みのバーナタイル1を他所へ運搬
する。
【0019】次に予め組立てられている新たなバーナタ
イル1を前記と同様にバーナ着脱具20に取付けたのち
伸縮装置25,25を短縮作動してバーナタイル1を炉
壁3に挿入し、挿入最終段階でバーナ前板7を炉壁3の
鉄皮4にボルト16,16により締結することにより取
付けが完了する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したよう本発明によれば、予め
バーナタイルを炉体外で組立てておくことができ、その
組立てられたバーナタイルを炉壁に挿入してそのバーナ
前板を炉殻部材に固定するだけて取付けることができ、
取外し時もこのボルトを外してバーナタイルを引出せば
よいので、炉の冷却降温に1〜1.5日、バーナータイ
ルの交換に0.5日、乾燥・昇温に1日を要したとして
も、2.5日〜3日間の操業停止ですみ、従来7日を要
していたものに比し半減することができ、炉の稼働率を
著しく高めることができる。またバーナタイルの交換時
に特別な築炉技能を要求されることもないなどの効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】右半部は図1のA矢視の、左半部はB矢視の正
面図。
【符号の説明】
1 バーナタイル 2 バーナタイル片 3 炉壁 4 鉄皮 5 バーナ 6 中心孔 7 バーナ前板 10 バーナ挿入孔 12 保持プレート 13 スタッド 17 スチールバンド 18 セラミックファイバーブランケット 20 バーナ着脱具 21 筒体 22 支持アーム 25 伸縮装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心孔を有するバーナ前板の一面にスタッ
    ドを介し不定形耐火物を用いて中心にラッパ状に拡開す
    るバーナ挿入孔を形成し、前記バーナ前板を炉殻部材に
    ボルト等の止着具により着脱可能に取付けるようにした
    ことを特徴とするバーナタイル構造。
  2. 【請求項2】中心にバーナ挿通孔を形成するよう複数枚
    に分割された金属製保持プレートに所要本数のスタッド
    を固着し、このスタッドを含み先端がラッパ状に拡開す
    るバーナ挿入孔を形成し得るように不定形耐火物により
    セグメント状のバーナタイル片を形成し、上記バーナタ
    イル片の保持プレートを中心孔を有するバーナ前板の一
    面に固着するとともに前記バーナ前板を炉殻部材にボル
    ト等の止着具により着脱可能に取付けるようにしたこと
    を特徴とするバーナタイル構造。
  3. 【請求項3】中心孔を有するバーナ前板の一面にスタッ
    ドを介し不定形耐火物を用いて中心にラッパ状に拡開す
    るバーナ挿入孔を形成し、前記バーナ前板を炉殻部材に
    ボルト等の止着具により着脱可能に取付けるようにした
    バーナタイルを用い、このバーナタイルを固定したバー
    ナ前板をバーナ着脱具に固定するとともにバーナ着脱具
    と炉殻部材とを伸縮装置で連結し、バーナタイルの取外
    し時には前記伸縮装置を伸長作動してバーナタイルを炉
    壁から引出し、バーナタイルの取付け時には前記伸縮装
    置を短縮作動して炉壁に挿入し、バーナ前板を炉殻部材
    にボルト締結するようにしたバーナタイル着脱方法。
  4. 【請求項4】バーナ前板に着脱可能な筒体と、この筒体
    の外周に固着された支持アームと、パワーシリンダまた
    は油圧ジャッキ等からなる伸縮装置とを有するバーナ着
    脱具であって、このバーナ着脱具は前記支持アームの先
    端部と炉殻部材とを前記伸縮装置により連結するように
    したことを特徴とするバーナタイル着脱装置。
JP11804294A 1994-05-31 1994-05-31 バーナタイル構造とその着脱方法および装置 Pending JPH07324874A (ja)

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JP (1) JPH07324874A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038690A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物ガス化溶融炉の燃焼室の助燃バーナ用のバーナタイル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038690A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物ガス化溶融炉の燃焼室の助燃バーナ用のバーナタイル

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