JPH0732472Y2 - 固体及び液体貨物の輸送用コンテナ - Google Patents

固体及び液体貨物の輸送用コンテナ

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JPH0732472Y2
JPH0732472Y2 JP5348289U JP5348289U JPH0732472Y2 JP H0732472 Y2 JPH0732472 Y2 JP H0732472Y2 JP 5348289 U JP5348289 U JP 5348289U JP 5348289 U JP5348289 U JP 5348289U JP H0732472 Y2 JPH0732472 Y2 JP H0732472Y2
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洋治 高梨
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東急車輌製造株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固体及び液体貨物輸送用コンテナに関し、コ
ンテナ内部に防水カバーを設けたもので万一液体収納バ
ツグが破損したとしても液体が外部に漏れることがな
く、しかもその取付け及び収納に手数を要せず、短時間
で効率よく固体及び液体貨物輸送用コンテナとして使用
することができることを特徴とする。
〔従来の技術〕
従来、一般的に雑貨、箱詰貨物及び袋詰貨物等の固体貨
物の輸送にはドライコンテナが使用され、液体貨物の輸
送には専用コンテナあるいは専用容器が使用されてい
た。
例えば往路において固体貨物を輸送した場合、復路にお
いて同種の貨物がない時には、たとえ復路において液体
貨物があつたとしてもその需要に応じられず空荷の状態
でもどることになり、輸送コストが高くつくうえに極め
て不経済で効率の悪いものであつた。
したがつて、例えば往路において上記のごとき固体貨物
を輸送し、復路において液体貨物を輸送することができ
るという経済的で効率的なコンテナ輸送が望まれてい
る。
すなわち、該コンテナは、目的地の貨物の種類に合わ
せ、液体収納バツグを丸めたり、折りたたんでコンテナ
の妻部に収納すれば「一般雑貨輸送用コンテナ」とな
り、あるいは液体収納バツグをコンテナの床面に展延す
れば「液体貨物輸送用コンテナ」となるものである(実
開昭61−3290号等参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、強度計算をした液体収納バツグを使用し
たとしても液体貨物を輸送する場合に液体収納バツグが
破損しないとは言えない。
そこで、本考案は液体収納バツグが破損した場合にも内
部液体が外部に流出することがないように防水カバーを
設けたものであり、さらに、その取扱いに手数を要しな
い構成としたものである。
すなわち、本考案は往路(復路)あるいは復路(往路)
において固体あるいは液体貨物を必要に応じて短時間に
効率よく積み代えて輸送することができる固体及び液体
貨物輸送用コンテナを提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、床部上面に展延さ
れる液体収納バツグを有するコンテナと、上記床部と液
体収納バツグ間に上方を開口して設けられた防水カバー
からなり、該防水カバーの開口部の両側及び妻側には、
コンテナの両側パネル及び妻パネルの内側に設けたリン
グと適合するアイレツトが設けられ、該アイレツトに近
接させて上記リングに挿入する可撓性係止部材が設けら
れ、さらに、上記開口部の開閉扉側に設けたアイレツト
部には、コンテナの開閉扉側上方のコンテナ本体側に設
けたロープフツクに係止自在のロープが設けられた構成
としたものである。
〔作用〕
本考案では、まず液体貨物を輸送する場合、コンテナ
(a)の妻パネル(3)側隅部に丸めたり、折りたたん
だりして収納している防水カバー(11)を、コンテナ
(a)の床面(1)に展延し、上記防水カバー(11)に
設けたアイレツト(12)を、両側パネル(2)及び妻パ
ネル(3)に設けたリング(13)にはめ込み、該リング
(13)に可撓性係止部材(15)を差し込んで外れを防止
する。
さらに、上記防水カバー(11)の内部には液体収納バツ
グ(b)が展延され、その後、上記防水カバー(11)の
開閉扉(4)側開口部に設けられたロープ(16)を、開
閉扉(4)側上方のコンテナ(a)本体側に設けたロー
プフツク(14)に係止すればよいものである。
つぎに、固定貨物(Y)を輸送する場合には、上記手順
を逆に行なうものである。
すなわち、開閉扉(4)側上方のコンテナ(a)本体側
に設けたロープフツク(14)から防水カバー(11)の開
閉扉(4)側開口部に設けられたロープ(16)を取外
し、ついで、可撓性係止部材(15)を両側パネル(2)
及び妻パネル(3)に設けたリング(13)から抜き取
り、さらに、該リング(13)から防水カバー(11)に設
けたアイレツト(12)をはずして上記防水カバー(11)
を妻パネル(3)側隅部に丸めたり、折りたたんだりし
て収納する。
なお、上記作業に先立つて防水カバー(11)内の液体収
納バツグ(b)も妻パネル(3)側隅部に丸めたり、折
りたたんだりして収納されるものである。
以上のごとく本考案によれば、リングにアイレツト及び
可撓性係止部材を差し込んだり、抜き取つたりするだけ
で防水カバーを簡単に展開及び収納でき、貨物の形態に
応じた効果的な使用が可能となるものである。
なお、本考案はコンテナが予め自動車に固定された形状
のバン型車にも適用される。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。
第1図乃至第3図において、(a)はコンテナ、(b)
は液体収納バツグである。コンテナ(a)は、床部
(1)の両側に起立させられた側パネル(2)、床部
(1)の一端に設けられた妻パネル(3)、床部(1)
の他端に設けられた開閉扉(4)及びそれらの上方に設
けられた屋根パネル(5)で構成されている。
この時、上記側パネル(2)、妻パネル(3)及び開閉
扉(4)等は、液体貨物(X)収納時には液体圧によつ
て撓むことのないようにコルゲーシヨンパネルで構成す
ることが望ましいが適当な補強を施せばフラツトパネル
でもよいことは勿論である。
第1図、第2図実施例では、床部(1)上面に液体収納
バツグ(b)が展延され、液体貨物(X)が積み込まれ
て膨張した状態で示されている。
さらに、上記液体収納バツグ(b)の扉パネル(4)上
部には、開閉弁(6)をそなえた注入及び排出口(7)
が設けられている。
図中(10)は、必要に応じて設けられる空気抜き弁であ
る。
また、第2図及び第4図示される防水カバー(11)は、
上記床部(1)と液体収納バツグ(b)間に上方を開口
した形状で設けられ、略上端部の適位置に全周にわたつ
て適当間隔をあけたアイレツト(12)が設けられる。
そして、コンテナ(a)の両側パネル(2)及び妻パネ
ル(3)内側には、上記アイレツト(12)と適合する位
置にリング(13)が固着され、開閉扉(4)側上方の屋
根パネル(5)内側には、ロープフツク(14)が固着さ
れている。
上記リング(13)は、第5図示したごとくアイレツト
(12)の内径に適合する外径で、上記アイレツト(12)
から突出する形状となるように溶接等で固着される。
そして、上記アイレツト(12)に近接させて設けた可撓
性係止部材(15)が差し込まれる構成となつている。
なお、上記可撓性係止部材(15)は、過度の硬度及び弾
性を有し、防水カバー(11)に取付けが容易であること
が望ましい。
例えば、ビニールチユーブ付ワイヤーロープとすると、
防水カバー(11)に溶着することができ、必要とする係
止効果を得ることができる。
さらに、上記可撓性係止部材(15)は、係止効果を確実
とするため、図示のごとくアイレツト(12)の上方に設
け、リング(13)に差し込んだ時、折曲げられるように
構成することが望ましい。
その結果、防水カバー(11)がズレたり、抜け落ちたり
することがなく、しつかりと固定されるものである。
さらに、上記ロープフツク(14)には、防水カバー(1
1)の開閉扉(4)側のアイレツト(12)に連通したロ
ープ(16)が取外し自在に係止される。
なお、上記ロープフツク(14)は、ロープ(16)が取外
し自在に止着されるものであれば他の手段を用いてもよ
いものである。
図中(18)は保護仕切材であり、本考案では第4図示の
ごとく6枚の板材で構成される。
そして、詳細は図示されていないが、積込む荷物が液体
貨物(X)の場合には、第2図示のごとく開閉扉(4)
の内側適位置で、固体貨物(Y)の場合には、第3図示
のごとくコンテナ(a)内部の妻パネル(3)側適位置
で、それぞれ両側パネル(2)に構成される案内溝を固
定部として着脱自在に起立固定される。
なお、上記それぞれの固定部は、両側パネル(2)に構
成する案内溝に限るものではなく他の固定手段を用いて
もよいものである。
以上の構成になる本考案は、液体貨物(X)を輸送する
場合、まず妻パネル(3)側適位置に設けた保護仕切材
(18)を上方へ順次抜き取り、丸めたり、折りたたんだ
りして収納されている防水カバー(11)をコンテナ
(a)の床面(1)に展開する。
つぎに、上記防水カバー(11)のアイレツト(12)を両
側パネル(2)及び妻パネル(3)に設けたリング(1
3)にはめ込み、突出する上記リング(13)に可撓性係
止部材(15)を差し込んで抜け落ちを防止する。
この時、上記防水カバー(11)内部に位置する液体収納
バツグ(b)も妻パネル(3)側から開閉扉(4)側に
展延される。
さらに、防水カバー(11)の開閉扉(4)側アイレツト
(12)に連通されたロープ(16)を開閉扉(4)側の屋
根パネル(5)内側のロープフツク(14)に止着した
後、上記抜き取つた保護仕切材(18)を開閉扉(11)側
の固定部に順次はめ込んで起立固定させればよいもので
ある。
その結果、第2図のごとく防水カバー(11)は、液体収
納バツグ(b)とコンテナ(a)間に位置することにな
り、万一液体収納バツグ(b)が破損しても液体貨物
(X)が外部に漏れることがないばかりか、保護仕切材
(18)が液体収納バツグ(b)の開閉扉(4)側を開閉
扉(4)内側の突起物等から保護するとともに、輸送中
に生ずる液体収納バツグ(b)の慣性力による圧力から
開閉扉(4)を保護するものである。
〔考案の効果〕
以上のごとく本考案は防水カバーを設けたことで万一液
体収納バツグが破損したとしても内部の液体貨物が外部
に漏れることがないばかりか、その取付け及び取外しに
手数を要せず、効率よく行なうことができ、貨物に応じ
た効率的なコンテナ使用が可能となり、極めて有用で経
済的なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は一部切欠
全体斜視図、第2図は液体貨物の輸送状態を示す縦断面
図、第3図は固体貨物の輸送状態を示す縦断面図、第4
図は防水カバーの使用状態を示す斜視図、第5図は第4
図の要部拡大斜視図である。 (2)…側パネル、(3)…妻パネル、(4)…開閉
扉、(5)…屋根パネル、(11)…防水カバー、(12)
…アイレツト、(13)…リング、(15)…可撓性係止部
材、(a)…コンテナ、(b)…液体収納バツグ、
(X)…液体貨物、(Y)…固体貨物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床部上面に展延される液体収納バツグを有
    するコンテナと、上記床部と液体収納バツグ間に上方を
    開口して設けられた防水カバーからなり、該防水カバー
    の開口部の両側及び妻側には、コンテナの両側パネル及
    び妻パネルの内側に設けたリングと適合するアイレツト
    が設けられ、該アイレツトに近接させて上記リングに挿
    入する可撓性係止部材が設けられ、さらに上記開口部の
    開閉扉側に設けたアイレツト部には、コンテナの開閉扉
    側上方のコンテナ本体側に設けたロープフツクに係止自
    在のロープが設けられてなることを特徴とする固体及び
    液体貨物輸送用コンテナ。
JP5348289U 1989-05-10 1989-05-10 固体及び液体貨物の輸送用コンテナ Expired - Fee Related JPH0732472Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160090557A (ko) * 2015-01-22 2016-08-01 이환규 연속 조립 구조의 착탈식 방수 물주머니가 내장된 물 탱크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160090557A (ko) * 2015-01-22 2016-08-01 이환규 연속 조립 구조의 착탈식 방수 물주머니가 내장된 물 탱크

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