JPH0732418Y2 - 粉粒体輸送容器の外箱 - Google Patents

粉粒体輸送容器の外箱

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JPH0732418Y2
JPH0732418Y2 JP13126489U JP13126489U JPH0732418Y2 JP H0732418 Y2 JPH0732418 Y2 JP H0732418Y2 JP 13126489 U JP13126489 U JP 13126489U JP 13126489 U JP13126489 U JP 13126489U JP H0732418 Y2 JPH0732418 Y2 JP H0732418Y2
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JP
Japan
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fold line
bottom flap
flap
outer bottom
container
Prior art date
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JP13126489U
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JPH0369614U (ja
Inventor
基則 細田
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鉄粉等の粉粒体輸送容器、特に吊り下げた
状態で内容物を底面から自重で排出させることのできる
粉粒体輸送容器の外箱に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の粉粒体輸送容器しては、一般にフレキシ
ブルコンテナと呼ばれているものがある。
このフレキシブルコンテナは、強靱な外袋の内側に緻密
な内袋を設けた二重構造であり、上面には粉粒体の注入
口が、下面には排出口が設けられている。両口とも締結
紐によって閉鎖され、外袋の側面に取り付けられた吊ロ
ープにより吊り下げることができる。
この粉粒体輸送容器は、輸送先において吊り下げた後、
排出口の締結紐を解くと粉粒体の自重で排出口から落下
して排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕 上述したようなフレキシブルコンテナを通い袋として何
回も使用する場合、例えば粉粒体が鉄粉であれば、排出
時に飛散して外袋表面に付着し、次にこのフレキシブル
コンテナを使用する際には、外袋に付着して錆びた鉄粉
が混入するといった問題が生じる。また、粉粒体が鉄粉
以外のものであっても異物が混入する可能性はある。従
って、フレキシブルコンテナを使用すれば、その都度外
袋を洗浄して異物の混入を防止していた。
ところが、上記の洗浄作業は非常に手間がかかるので、
一回限りの使い捨袋としてフレキシブルコンテナを使用
することも考えられるが、コスト高となり採算が合わな
いため、上述した方法により通い袋として使用されてい
るのが現状である。
そこで、この考案の課題は、上述したような問題点を解
決するため、使い捨てとしても十分に採算が合い、かつ
輸送先での内容物の排出が容易な段ボール製の粉粒体輸
送容器の外箱を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案の段ボール製の粉
粒体輸送容器の外箱は、対向一対の側壁と対向一対の端
壁とによって胴部を形成し、この胴部の上端縁には上面
壁を形成する蓋フラップを連設し、前記側壁の下端縁に
は先端部が互いに重なり合って前記胴部の底面開口部を
閉塞する外底フラップを折目線を介して連設し、この外
底フラップには、前記折目線の近傍に前記折目線に平行
でかつ先端部を外側に折り返し可能な中折目線を設け、
前記端壁の下端縁にはそれぞれ折目線を介して内底フラ
ップを連設し、この内底フラップには、前記外底フラッ
プを折り重ねたときの前記中折目線の内側近傍にそれぞ
れ内底フラップと端壁との間の折目線から先端縁まで延
びる切れ目を設ける構成にしたのである。
〔作用〕
以上のように構成された粉粒体輸送容器の外箱は、内底
フラップを胴部の内側に折り曲げた後に外底フラップを
折り重ね、外底フラップ同士が重なり合った部分から両
端壁にわたってテープを貼着して胴部の底面開口部を閉
塞する。
このようにしておくと、単に外底フラップを突き合わせ
た場合に比べ底抜けしにくくなる。
そして、袋詰めされた粉粒体をこの外箱内に入れて梱包
し、輸送する。
輸送先では、外底フラップの中折目線の外側に吊りバン
ドをかけて吊り下げ、前記テープを両端壁の下端部で切
断して外底フラップを中折目線から外側に開くと、内底
フラップの切れ目に挟まれた部分が垂れ下がって粉粒体
が詰め込まれた袋が露出する。
そこで、この袋をカッターナイフ等で切り裂くと、粉粒
体が自重で落下し、排出される。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第2図に示す粉粒体輸送容器の外箱は、第1図に示すよ
うな二層構造の段ボール製のブランクから組み立てられ
る。
このブランクは、折目線31を介して側壁10と端壁20とが
交互に連設されており、その上端縁には折目線32、33を
介して蓋フラップ11、21が連設され、下端縁には折目線
34、35を介して外底フラップ12a、12bおよび内底フラッ
プ22が連設されている。
また、外側に位置する側壁10の外側縁にはのり代40が連
設されており、こののり代40を介して両外の側壁10およ
び端壁20を連結して胴部を形成する。
前記外底フラップ12a、12bには、前記折目線34の近傍
に、この折目線34と平行な中折目線13が設けられてお
り、第4図に示すように、各外底フラップ12a、12bの先
端部を外側に折り返すことができるようになっている。
また、外底フラップ12aは、外底フラップ12bよりも長く
なっており、第4図に鎖線で示すように、折り曲げたと
きに先端部同士が重なり合うようになっている。
前記内底フラップ22は、第1図および第3図に示すよう
に、折り曲げたときに互の先端縁が突き合うようになっ
ており、折り重ねられた外底フラップ12a、12bの折目線
13、13の内側近傍には、折目線13、13に平行で、かつ折
目線35から先端縁まで延びる二本の切れ目23が設けられ
ている。
以上のように構成された外箱においては、第2図および
第5図に示すように、外底フラップ12a、12bの重なり合
った部分から両端壁20、20にわたってテープaを貼着し
た後、その中に粉粒体を詰め込んだ合成樹脂製の内袋A
を入れて梱包し、輸送する。
一方、輸送先では、第5図に示すように、前記中折目線
13の外側に吊りバンドbをかけて箱全体を吊り下げる。
そして、第6図に示すように、テープaを切断して外底
フラップ12a、12bを中折目線13から外側に開くと、内底
フラップ22の切れ目23に挟まれた部分が垂れ下がり、内
袋Aが露出する。そこで、この内袋Aをカッターナイフ
等で切り裂くと、袋内の粉粒体が自重で落下し、排出さ
れる。
なお、使用している段ボールの板厚が厚いため、箱の変
形等により切れ目23部分がすり合わされた状態となり、
内底フラップ22の切れ目23に挟まれた部分が開きにくく
なることがあるので、切れ目23はある程度の幅を持たせ
ておくことが望ましい。
また、梱包状態における外底フラップ12aの中折目線13
の外側部分を内底フラップ22に接着したり、あるいは、
その部分から両端壁20、20にわたってテープを貼着した
りしておくと、前記テープaだけの場合に比べて底抜け
しにくくなる。
第7図および第8図は、他の実施例を示している。この
外箱は、前実施例における外底フラップ12aを、第8図
に示すように、他方の外底フラップ12bと突き合うよう
に同じ長さにし、その外表面に外底フラップ12bに重な
り合う板材12cを接着したものである。前実施例場合
は、第1図に示すように、外底フラップ12aだけが他の
底フラップより長いので板取りする際に無駄が多く、ま
た、箱を組み立てる際にも、外底フラップ12aの先端部
が外底フラップ12bの表面から浮き上った状態になるの
で、テープaを貼着しにくい。しかし、この実施例のよ
うにしておくと、そういった不都合が解消される。また
必要に応じて、板材12cの材質、大きさを変えれば箱の
強度を上げることも可能である。
以上、二つの実施例においては、粉粒体を排出するため
の外箱底面部の開口面積を十分確保することができるた
め、袋詰めされた粉粒体が完全に排出され、内袋内に残
ることがない。
また、梱包状態では外底フラップ12aの先端部が底面中
央部において突出した状態となるが、箱を載置したとき
は段ボール材の適度な柔軟性により底面中央部が上方へ
持ち上がって載置状態が安定するので特に問題となるこ
ともない。
〔効果〕
以上のように、この考案の粉粒体輸送容器の外箱は、段
ボールで形成し、箱を吊り下げた状態で外底フラップお
よび内底フラップを部分的に開くことができる構成にし
たため、低コストで製造できると共に従来のフレキシブ
ルコンテナと同様に、安全かつ容易にしかも確実に内容
物を取り出すことができる。
このため、使い捨ての容器として使用することが可能と
なり、手間のかかる洗浄作業を行う必要がなくなる。
また、箱体であるための積載時に無駄な空間がなく輸送
効率も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る一実施例を示す展開図、第2
図は同上の組み立てた状態を示す斜視図、第3図は同じ
く底面図、第4図は第3図のX−X線に沿った断面図、
第5図および第6図は内容物の排出過程を示す斜視図で
ある。 また、第7図は他の実施例を示す斜視図、第8図は同上
の部分断面図である。 10…側壁、11…蓋フラップ、12a、12b…外底フラップ、
13…中折目線、20…端壁、21…蓋フラップ、22…内底フ
ラップ、23…切れ目、31、32、33、34、35…折目線、40
…のり代。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向一対の側壁と対向一対の端壁とによっ
    て胴部を形成し、この胴部の上端縁には上面壁を形成す
    る蓋フラップを連設し、前記一対の側壁の下端縁には先
    端部が互いに重なり合って前記胴部の底面開口部を閉塞
    する外底フラップを折目線を介して連設し、この外底フ
    ラップには、前記折目線の近傍に前記折目線に平行でか
    つ先端部を外側に折り返し可能な中折目線を設け、前記
    端壁の下端縁にはそれぞれ折目線を介して内底フラップ
    を連設し、この内底フラップには、前記外底フラップを
    折り重ねたときの前記折目線の内側近傍にそれぞれ内底
    フラップと端壁との間の折目線から先端部まで延びる切
    れ目を設けて成る段ボール製の粉粒体輸送容器の外箱。
JP13126489U 1989-11-10 1989-11-10 粉粒体輸送容器の外箱 Expired - Lifetime JPH0732418Y2 (ja)

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JPH0369614U JPH0369614U (ja) 1991-07-11
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JP6871743B2 (ja) * 2017-01-13 2021-05-12 サンワテクノス株式会社 梱包物取り出し装置、梱包物取り出し方法
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