JPH07323461A - モールドブロックの循環速度制御装置 - Google Patents

モールドブロックの循環速度制御装置

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JPH07323461A
JPH07323461A JP6121126A JP12112694A JPH07323461A JP H07323461 A JPH07323461 A JP H07323461A JP 6121126 A JP6121126 A JP 6121126A JP 12112694 A JP12112694 A JP 12112694A JP H07323461 A JPH07323461 A JP H07323461A
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JP
Japan
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distance
distance sensor
rib
ribbed tube
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JP6121126A
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Makoto Iijima
良 飯島
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】樹脂の吐出量にモールドブロックの循環速度を
精度良く対応させる。 【構成】ベルト状に連結されたモールドブロックを送り
出し循環させることにより、モールドブロックとマンド
レルとの間に形成されたキャビティ空間に吐出された樹
脂を成形する成形装置に適用する。そして成形されたリ
ブ付き管1のリブ高さを経時的に検出する高さ検出部5
を設け、検出されたリブ高さが予め設定された高さとな
るようにモールドブロックの循環速度を制御する成形制
御部3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト状に連結された
モールドブロックを送り出し循環させることにより、モ
ールドブロックとマンドレルとの間に形成されたキャビ
ティ空間に吐出された樹脂を成形する成形装置に係り、
より詳細には、リブ付き管のリブ高さに基づいてモール
ドブロックの循環速度の制御を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リブ付き管の成形においては、樹脂の吐
出量の変動によって、キャビティ空間への樹脂の充填不
足等が生じ、製品不良が発生する。この事態を防止する
ため特開平4−351522号なる従来技術が提案され
ている。
【0003】この従来技術では、モールドブロックの型
締圧力を経時的に検出するセンサ、あるいはモールドブ
ロックの隙間を経時的に検出する変位計を設け、センサ
あるいは変位計の出力に従ってモールドブロックの循環
速度を制御している。
【0004】つまり型締圧力の上昇あるいはモールドブ
ロックの隙間の増加は、樹脂の吐出量に対してモールド
ブロックの循環速度が遅い場合に生じることから、予め
設定した値より型締圧力あるいは隙間値が増加した場
合、増加分に対応して循環速度を速め、キャビティ空間
への樹脂の充填過多を防止している。
【0005】また、型締圧力の不足あるいは隙間値の減
少が生じた場合、不足あるいは減少した値に対応して循
環速度を遅め、キャビティ空間への樹脂の充填不足を防
止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら樹脂の吐
出量に変動がない場合であっても、吐出される樹脂の嵩
比重のばらつきが生じたり、吐出部や金型に温度変動が
生じた場合には、樹脂の吐出圧に変動が生じ、この変動
は型締圧力を変化させる。そのため型締圧力に基づく循
環速度の制御では、樹脂の吐出量に対応して循環速度を
精度良く制御できないという問題があった。
【0007】またモールドブロック間の隙間の変動は、
樹脂の吐出量の変動による影響を受けるのみでなく、樹
脂の引き取り抵抗力、モールドブロックの型締め圧力、
およびモールドブロックの製作精度の影響を受ける。そ
のためモールドブロックの隙間に基づくモールドブロッ
クの循環速度の制御は、樹脂の吐出量のみに対応した制
御とはならず、誤差を生じさせる種々の条件が絡んだ制
御となり、循環速度の制御の精度が悪いという問題があ
った。
【0008】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、リブ付
き管のリブ高さは、樹脂の吐出量とモールドブロックの
循環速度との関係にのみ対応して変化することに注目
し、リブ高さに対応してモールドブロックの循環速度を
制御することによって、樹脂の吐出量にモールドブロッ
クの循環速度を精度良く対応させることのできるモール
ドブロックの循環速度制御装置を提供することにある。
【0009】請求項2及び3記載の発明の目的は、リブ
付き管のリブ高さの検出において、センサの検出精度の
劣化を防止すると共に、リブ付き管の中心軸と距離セン
サとの距離の変位の影響を除去することのできるモール
ドブロックの循環速度制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係るモールドブロックの循環速度
制御装置は、ベルト状に連結された複数のモールドブロ
ックによってマンドレルの回りを囲繞し、モールドブロ
ックとマンドレルとの間に形成されるキャビティ空間に
樹脂を吐出すると共に、モールドブロックを順次送り出
し循環させてリブ付き管を成形する成形装置に適用して
おり、成形されたリブ付き管のリブ高さを経時的に検出
する高さ検出部と、高さ検出部により検出されたリブ高
さに基づいてモールドブロックの循環速度を制御するこ
とにより、高さ検出部が検出するリブ高さを予め設定さ
れたリブ高さに一致させる成形制御部とを備えた構成と
している。
【0011】また請求項2記載の発明に係るモールドブ
ロックの循環速度制御装置は、請求項1記載の構成にお
いて、前記高さ検出部を、成形された前記リブ付き管の
半径方向に沿って、前記リブ付き管までの距離を非接触
で検出する距離センサと、この距離センサの出力に基づ
いて前記リブ付き管のリブ高さを求める高さ算出部とで
構成し、前記距離センサを第1の距離センサと第2の距
離センサとによって構成すると共に、前記第1の距離セ
ンサと前記第2の距離センサとの前記リブ付き管の中心
軸に沿った距離を、前記リブ付き管のリブピッチとは異
なる距離とし、前記高さ算出部を、前記第1の距離セン
サが検出した距離と前記第2の距離センサが検出した距
離との差異に基づいて前記リブ高さを求める構成として
いる。
【0012】また請求項3記載の発明に係るモールドブ
ロックの循環速度制御装置は、請求項1記載の構成にお
いて、前記高さ検出部を、成形された前記リブ付き管の
半径方向に沿って、前記リブ付き管までの距離を非接触
で検出する距離センサと、この距離センサの出力に基づ
いて前記リブ付き管のリブ高さを求める高さ算出部とで
構成し、前記距離センサを、前記リブ付き管の中心軸と
直交する平面において前記中心軸を挟んで対向する一対
の距離センサとし、前記高さ算出部を、前記一対の距離
センサのそれぞれが検出した距離の加算値に基づいて前
記リブ高さを求める構成としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明の作用を以下に示す。
【0014】リブ高さは、樹脂の吐出量とモールドブロ
ックの循環速度との関係にのみ対応して定まる。すなわ
ち、リブ高さは、樹脂の吐出量に対する循環速度の追従
度合いという1つのパラメータでもって示すことができ
る。このため、成形制御部によって、高さ検出部が検出
したリブ高さが予め設定されたリブ高さに一致するよう
に、モールドブロックの循環速度を制御した場合、この
制御は、樹脂の吐出量にのみ対応した制御となる。
【0015】請求項2記載の発明の作用を以下に示す。
【0016】距離センサは、半径方向において、リブ付
き管までの距離を検出するため、検出結果は、リブ付き
管の直径あるいは半径に対応した値を示す。そのため高
さ算出部においては、距離センサの検出値に基づいてリ
ブ高さが算出される。そして、このリブ高さを求める一
連の動作においては、リブ付き管との機械的な接触が不
要であるので、接触による摩耗等の劣化がセンサに生じ
ない。
【0017】そして第1の距離センサと第2の距離セン
サとのリブ付き管の中心軸に沿った距離を、リブ付き管
のリブピッチとは異なる距離としているので、一方の距
離センサがリブまでの距離を検出するとき、他方の距離
センサは、管本体までの距離を検出する。つまり第1の
距離センサが検出した距離と第2の距離センサが検出し
た距離との差異は、リブ高さを示す。このため高さ算出
部は、第1の距離センサが検出した距離と第2の距離セ
ンサが検出した距離との差異に基づいてリブ高さを求め
る。このことは、リブ付き管の中心軸と距離センサとの
距離が、リブ高さを求める演算においては消去されるこ
とを意味する。つまりリブ高さは、距離センサと中心軸
との距離に影響されることのない値として求められる。
【0018】請求項3記載の発明の作用を以下に示す。
【0019】距離センサは、半径方向において、リブ付
き管までの距離を検出するため、検出結果は、リブ付き
管の直径あるいは半径に対応した値を示す。そのため高
さ算出部においては、距離センサの検出値に基づいてリ
ブ高さが算出される。そして、このリブ高さを求める一
連の動作においては、リブ付き管との機械的な接触が不
要であるので、接触による摩耗等の劣化がセンサに生じ
ない。
【0020】そして一対の距離センサは、リブ付き管の
中心軸と直交する平面において中心軸を挟んで対向して
いる。このため各距離センサが検出した距離を加算した
値は、一対の距離センサの互いの距離からリブ付き管の
直径を減じた値を示す。そのため高さ算出部は、既知の
値である一対の距離センサの距離から、一対の距離セン
サが検出した距離の加算値を減じることによって、リブ
の直径を求め、求められたリブの直径から、リブ高さを
求める。つまりリブ高さは、各距離センサとリブ付き管
の中心軸との距離には影響されることなく求められた値
となる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しつつ説明する。
【0022】図9は、本発明のモールドブロックの循環
速度制御装置の一実施例が適用される成形装置を示す概
略図である。
【0023】リブ付き管の成形装置20は、マンドレル
15と、マンドレル15の回りを囲繞するベルト状に連
結された複数のモールドブロック11,・・・とを主要
部として構成されている。そしてモールドブロック1
1,・・・とマンドレル15との間に形成されるキャビ
ティ空間(図示を省略)には、マンドレル15とキャビ
ティ17とにより形成された空間14を介して樹脂16
が吐出される。そして吐出された樹脂は、モールドブロ
ック11,・・・が循環することによって成形され、リ
ブ付き管1となる。
【0024】図10は、モールドブロックの形状を示す
外観斜視図である。
【0025】モールドブロック11のそれぞれには、筒
状の管本体(図2および図3において符号102により
示す)に相当する部分を成形するための管本体成形面
(キャビティ空間を形成する一方の側の面)131と、
リブ付き管1のリブ(図2および図3において符号10
1により示す)に相当する部分を形成するためのリブ成
形溝132,・・・とが形成されている。またリブ成形
溝132,・・・は、リブピッチに相当する間隔Wを存
して形成されている。
【0026】このようになるモールドブロック11は、
図9に示すように、複数個がベルト状に連結されてお
り、上下2群の割金型群となっている。そして上部の割
金型群としては反時計方向に、下部の割金型群としては
時計方向に循環移動することにより、リブ付き管1を成
形する。
【0027】図1は、請求項1〜3記載の発明のモール
ドブロックの循環速度制御装置の一実施例の電気的構成
を示すブロック図であり、図2および図3は、距離セン
サとリブ付き管1との位置関係を示す説明図てある。
【0028】本実施例は、大別すると、制御開始スイッ
チ4、高さ検出部5、および成形制御部3によって構成
されており、制御開始スイッチ4は、リブ付き管1の成
形の開始時において、モールドブロック11,・・・の
循環速度の制御を開始させるための指示が入力されるブ
ロックである。
【0029】また高さ検出部5は、成形されたリブ付き
管1のリブ高さを経時的に検出するブロックとなってお
り、第1〜第3の3つの距離センサ501〜503、お
よび高さ算出部2によって構成されている。
【0030】第1〜第3の距離センサ501〜503
は、モールドブロックにより成形されたリブ付き管1の
移動方向に沿って設けられた3つのセンサであり、第1
〜第3の距離センサ501〜503のそれぞれは、リブ
付き管1の半径方向に沿って、リブ付き管1までの距離
を非接触で検出する。なお、これら第1〜第3の距離セ
ンサ501〜503は、具体的には、レーザ光線式変位
計、または赤外線式変位計等により構成される。
【0031】そして第1の距離センサ501と第2の距
離センサ502とのリブ付き管1の中心軸(リブ付き管
1の移動方向)に沿った距離は、リブ付き管1のリブピ
ッチWとは異なる距離に設定されている。具体的には、
この距離は、図3に示すように、リブピッチWの略1/
2に設定されている。そのため第1の距離センサ501
がリブ101までの距離を検出するときには、第2の距
離センサ502は管本体102までの距離を検出する。
また第3の距離センサ503は、リミットスイッチとな
っており、リブ付き管1の先端部が所定位置に達したか
どうかを検出する。
【0032】高さ算出部2は、第1の距離センサ501
が検出した距離と第2の距離センサ502が検出した距
離との差異に基づいてリブ高さを求めるブロックであ
り、具体的には、減算部201と演算部202とにより
構成されている。
【0033】減算部201は、第2の距離センサ502
が検出した距離ΔL2から第1の距離センサ501が検
出した距離ΔL1を減算するブロックである。また演算
部202は、リブ付き管1の移動に伴って減算部201
から送出される減算値が変化することから、減算値の最
大値を検出し、検出した最大値をリブ高さとして出力す
るブロックとなっている。
【0034】成形制御部3は、高さ検出部5により検出
されたリブ高さに基づいてモールドブロック11,・・
・の循環速度を制御することにより、高さ検出部5が検
出するリブ高さ(演算部202が出力する値)を、予め
設定されたリブ高さに一致させるためのブロックであ
る。
【0035】図7は、本実施例の主要動作を示すフロー
チャート、図8は、リブ付き管1の移動に伴う検出タイ
ミングを示す説明図てある。必要に応じて同図を参照し
つつ、以下に本実施例の動作を説明する。
【0036】モールドブロック11,・・・を循環移動
させることによってリブ付き管1の成形を開始したと
き、制御開始スイッチ4に制御開始の指示が入力される
と制御開始となる。あるいは制御開始スイッチ4に制御
開始の指示が入力されなかった場合、第3の距離センサ
503がリブ付き管1の先端が所定位置に達したことを
検出すると制御開始となる(ステップS1)。そして制
御開始となったときには、成形の初期の不安定さが除去
されるまでの期間だけ、制御の待機を行う(ステップS
2)。
【0037】次いで演算部202は、減算部201を介
して導かれた第1の距離センサ501の出力が識別値S
より小さくなるとき(時刻T5)、リブ101が検出さ
れたと判定する。そして後、期間t4だけ待機する(ス
テップS3,S4)。期間t4が経過した時刻T1にお
いて、演算部202は、減算部201が出力する減算値
の記憶を開始すると共に、第1の距離センサ501の検
出した距離が識別値Sより小さくなるタイミングを待つ
(ステップS5,S6)。
【0038】そして第1の距離センサ501の検出した
距離が識別値Sより小さくなったとき(時刻T2)、期
間t1を計測する内部タイマの動作を起動すると共に、
減算部201の出力の記憶を継続する(ステップS7〜
S9)。そして期間t1が経過したとき(時刻T3)に
は、時刻T1から時刻T3までの期間t2において記憶
した減算部201の出力の最大値を検索する。
【0039】減算部201の出力は、図3に示すよう
に、第1の距離センサ501がリブ101までの距離Δ
L1を検出したとき最大となる。そして下式
【0040】
【数1】H1=ΔL2−ΔL1 として示される最大値H1は、リブ高さを示す値とな
る。この値H1は、第1および第2の距離センサ50
1,502と、リブ付き管1の中心との距離にばらつき
が生じた場合にも、このばらつきに影響されることな
く、同一の値となる。演算部202は、この最大値H1
を、リブ高さとして成形制御部3に送出する(ステップ
S10)。
【0041】リブ高さは、樹脂の吐出量とモールドブロ
ック11,・・・の循環速度との関係のみによっで定ま
る。すなわち、リブ高さは、吐出量に対する循環速度の
追従度合いという1つのパラメータでもって示すことが
でき、循環速度を最適値に制御したときには、リブ高さ
が一定となる。
【0042】このため成形制御部3は、演算部202か
ら送出されるリブ高さと、予め設定されたリブ高さとの
差異を求め、求められた差異に基づいてモールドブロッ
ク11,・・・の循環速度の誤差を演算し、演算結果に
従ってモールドブロック11,・・・の循環速度を変更
する(ステップS11)。そして時刻T3から所定期間
t3が経過したとき(時刻T4)には一連の動作の終了
となり、次に続く一連の動作を開始するため、動作はス
テップS12からステップS5に戻る。
【0043】つまり減算部201の出力の記憶と、次の
リブ101が第1の距離センサ501によって検出され
るのを待つ動作への移行となる。以後、同様の動作が繰
り返される。
【0044】上記した一連の動作が繰り返されることに
より、リブ付き管1のリブ高さが予め設定された高さと
なるようにモールドブロック11,・・・の循環速度が
制御される。その結果、成形されたリブ付き管1は、そ
のリブ高さが設計値に精度良く一致したリブ付き管1と
して成形される。このことは、循環速度が樹脂の吐出量
に対してのみ、精度良く追従していることを意味する。
【0045】図4は、請求項1,2,4記載の発明に係
るモールドブロックの循環速度制御装置の一実施例の電
気的構成を示している。なお、同図における構成が、図
1に示す構成と同一となるブロックについては、図1に
おける符号と同一符号を付与している。また図5,図6
は、同実施例の距離センサとリブ付き管1との位置関係
を示している。
【0046】本実施例は、大別すると、制御開始スイッ
チ4、高さ検出部7、および成形制御部3によって構成
されており、高さ検出部7は、成形されたリブ付き管1
のリブ高さを経時的に検出するブロックとなっていて、
3つの距離センサ701〜703、および高さ算出部6
によって構成されている。
【0047】距離センサ701,702は、成形された
リブ付き管1の移動経路に設けられたセンサであり、リ
ブ付き管1の中心軸と直交する平面において、リブ付き
管1を挟んで対向する位置に設けられている。また距離
センサ703は、リミットスイッチとなっており、リブ
付き管1の先端が所定位置に達したことを検出するため
のセンサとなっている。
【0048】高さ算出部6は、距離センサ701,70
2のそれぞれが検出した距離の加算値に基づいてリブ高
さを求めるブロックとなっており、加算部601と演算
部602とにより構成されている。
【0049】加算部601は、距離センサ701が検出
した距離ΔL3と距離センサ702が検出した距離ΔL
4とを加算し、加算値を演算部602に送出するブロッ
クとなっている。
【0050】加算部601の出力が導かれた演算部60
2は、距離センサ701,702の互いの距離と、管本
体102の直径とを予め記憶したブロックとなってい
る。そして加算部601の加算値の最小値を検出し、検
出した最小値を、距離センサ701,702の互いの距
離から減じる。次いで、減算結果から管本体102の直
径を減じた後、減算結果を、リブ高さとして成形制御部
3に送出する。このとき成形制御部3に送出されるリブ
高さは、精度の劣化を防止するため、実際のリブ高さの
2倍の値としている。
【0051】上記構成からなる実施例の動作を、図7,
図8を参照しつつ説明する。
【0052】モールドブロック11,・・・を循環移動
させることによってリブ付き管1の成形を開始したと
き、制御開始スイッチ4に制御開始の指示が入力される
と制御開始となる。あるいは制御開始スイッチ4に制御
開始の指示が入力されなかった場合、距離センサ703
が、リブ付き管1の先端が所定位置に達したことを検出
すると制御開始となる(ステップS1)。そして制御開
始となったときには、成形の初期の不安定さが除去され
るまでの期間だけ、制御の待機を行う(ステップS
2)。
【0053】次いで演算部602は、加算部601を介
して導かれた距離センサ701の出力が識別値Sより小
さくなるとき(時刻T5)、リブ101が検出されたと
判定する。そして後、期間t4だけ待機する(ステップ
S3,S4)。期間t4が経過した時刻T1において、
加算部601が出力する加算値の記憶を開始する。また
距離センサ701が検出した距離が識別値Sより小さく
なるタイミングを待つ(ステップS5,S6)。
【0054】そして距離センサ701の検出した距離が
識別値Sより小さくなったとき(時刻T2)、期間t1
を計測する内部タイマの動作を起動すると共に、加算部
201の出力の記憶を継続する(ステップS7〜S
9)。そして期間t1が経過したとき(時刻T3)に
は、時刻T1から時刻T3までの期間t2において記憶
した加算部601の出力の最小値を検出する。
【0055】加算部601の出力は、図6に示すよう
に、距離センサ701,702がリブ101までの距離
ΔL3、ΔL4を検出したとき最小となる。そして下式
【0056】
【数2】H2=M−K−d 但し K=ΔL3+ΔL4(加算部601の出力) M 距離センサ701,702の互いの距離 d 管本体102の直径 なる演算を行い、演算値H2を、リブ高さ(実際のリブ
高さの2倍の値)を示す値として、成形制御部3に送出
する(ステップS10)。このリブ高さH2は、距離セ
ンサ701,702とリブ付き管1の中心軸との関係に
ばらつきが生じた場合にも、そのばらつきの影響を受け
ない値となっている。
【0057】そして成形制御部3は、演算部602から
送出されるリブ高さと、予め設定されたリブ高さとの差
異を求め、求められた差異に基づいてモールドブロック
11,・・・の循環速度の誤差を演算し、演算結果に従
ってモールドブロック11,・・・の循環速度を変更す
る(ステップS11)。そして時刻T3から所定期間t
3が経過したとき(時刻T4)には一連の動作の終了と
なり、次に続く一連の動作を再開するため、動作はステ
ップS12からステップS5に戻る。以後、同様の動作
が繰り返される。
【0058】上記した一連の動作が繰り返されることに
より、リブ付き管1のリブ高さが予め設定された高さと
なるようにモールドブロック11,・・・の循環速度が
制御される。その結果、成形されたリブ付き管1は、そ
のリブ高さが設計値に精度良く一致したリブ付き管1と
して成形される。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るモールドブロ
ックの循環速度制御装置は、ベルト状に連結されたモー
ルドブロックを送り出し循環させることにより、モール
ドブロックとマンドレルとの間に形成されたキャビティ
空間に吐出された樹脂を成形する成形装置に適用してい
る。また成形されたリブ付き管のリブ高さを経時的に検
出する高さ検出部を設け、検出されたリブ高さが予め設
定された高さとなるようにモールドブロックの循環速度
を制御する成形制御部を設けている。このことは、樹脂
の吐出量とモールドブロックの循環速度との関係にのみ
対応して定まるリブ高さに基づいた制御となることを意
味する。このため、樹脂の吐出量にモールドブロックの
循環速度を精度良く対応させることが可能になるという
効果を奏すると共に、リブ高さが精度良く成形されると
いう効果を奏する。
【0060】また請求項2記載の発明に係るモールドブ
ロックの循環速度制御装置は、高さ検出部に、成形され
たリブ付き管の半径方向に沿って、リブ付き管までの距
離を非接触で検出する距離センサと、距離センサの出力
に基づいてリブ付き管のリブ高さを求める高さ算出部と
を備えた構成としている。そのためリブ付き管に機械的
に接触することなくリブ高さが求められるので、機械的
な接触が不要となる。このため接触による摩耗等がセン
サに生じないことから、センサの精度の劣化を防止する
ことが可能となっている。
【0061】また距離センサを第1の距離センサと第2
の距離センサとによって構成すると共に、第1の距離セ
ンサと第2の距離センサとのリブ付き管の中心軸に沿っ
た距離を、リブ付き管のリブピッチとは異なる距離とし
ている。また高さ算出部は、第1の距離センサが検出し
た距離と第2の距離センサが検出した距離との差異に基
づいてリブ高さを求めている。このためリブ付き管の中
心軸と距離センサとの距離が、2種の距離の差異の演算
において消去され、距離センサと中心軸との距離は、リ
ブ高さの演算に影響しない。
【0062】また請求項3記載の発明に係るモールドブ
ロックの循環速度制御装置は、距離センサを、リブ付き
管の中心軸と直交する平面において中心軸を挟んで対向
する一対の距離センサとしている。また高さ算出部は、
一対の距離センサのそれぞれが検出した距離の加算値に
基づいてリブ高さを求めている。このためリブ高さは、
各距離センサとリブ付き管の中心軸との距離には影響さ
れることなく求められる。
【0063】以上のことから、請求項2および3記載の
発明では、リブ付き管の中心軸と距離センサとの距離の
変位の影響を除去することが可能となっており、精度良
くリブ高さを検出することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明に係るモールドブロッ
クの循環速度制御装置の一実施例の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す実施例における距離センサとリブ付
き管との位置関係を示す平面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】請求項1,2,3記載の発明に係るモールドブ
ロックの循環速度制御装置の一実施例の電気的構成を示
すブロック図である。
【図5】図4に示す実施例における距離センサとリブ付
き管との位置関係を示す平面図である。
【図6】図5におけるB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の一実施例の主要動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】リブ付き管の移動に伴う検出タイミングを示す
説明図てある。
【図9】本発明のモールドブロックの循環速度制御装置
の一実施例が適用される成形装置を示す概略図である。
【図10】モールドブロックの形状を示す外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 リブ付き管 101 リブ 102 管本体 2,6 高さ算出部 3 成形制御部 5,7 高さ検出部 11 モールドブロック 501 第1の距離センサ 502 第2の距離センサ 701,702 距離センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト状に連結された複数のモールドブ
    ロックによってマンドレルの回りを囲繞し、前記モール
    ドブロックと前記マンドレルとの間に形成されるキャビ
    ティ空間に樹脂を吐出すると共に、前記モールドブロッ
    クを順次送り出し循環させてリブ付き管を成形する成形
    装置において、 成形された前記リブ付き管のリブ高さを経時的に検出す
    る高さ検出部と、 この高さ検出部により検出されたリブ高さに基づいて前
    記モールドブロックの循環速度を制御することにより、
    前記高さ検出部が検出するリブ高さを予め設定されたリ
    ブ高さに一致させる成形制御部とを備えたことを特徴と
    するモールドブロックの循環速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記高さ検出部は、成形された前記リブ
    付き管の半径方向に沿って、前記リブ付き管までの距離
    を非接触で検出する距離センサと、この距離センサの出
    力に基づいて前記リブ付き管のリブ高さを求める高さ算
    出部とを備え、前記距離センサを第1の距離センサと第
    2の距離センサとによって構成すると共に、前記第1の
    距離センサと前記第2の距離センサとの前記リブ付き管
    の中心軸に沿った距離を、前記リブ付き管のリブピッチ
    とは異なる距離とし、 前記高さ算出部は、前記第1の距離センサが検出した距
    離と前記第2の距離センサが検出した距離との差異に基
    づいて前記リブ高さを求めることを特徴とする請求項1
    記載のモールドブロックの循環速度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記高さ検出部は、成形された前記リブ
    付き管の半径方向に沿って、前記リブ付き管までの距離
    を非接触で検出する距離センサと、この距離センサの出
    力に基づいて前記リブ付き管のリブ高さを求める高さ算
    出部とを備え、前記距離センサを、前記リブ付き管の中
    心軸と直交する平面において前記中心軸を挟んで対向す
    る一対の距離センサとし、 前記高さ算出部は、前記一対の距離センサのそれぞれが
    検出した距離の加算値に基づいて前記リブ高さを求める
    ことを特徴とする請求項1記載のモールドブロックの循
    環速度制御装置。
JP6121126A 1994-06-02 1994-06-02 モールドブロックの循環速度制御装置 Pending JPH07323461A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3145693A4 (en) * 2014-05-20 2017-11-22 Manfred A. A. Lupke Apparatus and method for identifying thermal expansion in a pipe corrugator

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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