JPH07322493A - 空気調和機の電源装置 - Google Patents

空気調和機の電源装置

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JPH07322493A
JPH07322493A JP6116611A JP11661194A JPH07322493A JP H07322493 A JPH07322493 A JP H07322493A JP 6116611 A JP6116611 A JP 6116611A JP 11661194 A JP11661194 A JP 11661194A JP H07322493 A JPH07322493 A JP H07322493A
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JP
Japan
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power supply
power
control device
load current
generator
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JP6116611A
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English (en)
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和郎 ▲高▼井
Kazuo Takai
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要以上の電源容量を持った直流電源装置を
室外機に設けることなく、室内機の電源容量に合った直
流電源装置を簡単に室外機に増設できることを目的とす
る。 【構成】 空気調和機の室外機103に接続される、室
内機106a,106bの電源容量に見合った直流電源
装置104a,104bを室外機103に設け、前記、
直流電源装置104a,104bを並列接続し、直流電
源線105を介して室内機106a,106bに電源を
供給する。直流電源装置104a,104bは、室内機
の増設に対応できるようにモジュール化し、簡単に着脱
できる構造にし、施工性を向上し、メンテナンス性を向
上する。さらに、必要以上の電源容量を持った直流電源
装置を室外機に設けることなく、負荷電流を複数の直流
電源装置104a,104bで分散することにより、電
気部品の定格を下げ、コスト削減ができ、部品の温度上
昇を軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数に分離された空気
調和機の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、分離型空気調和機は、小型化、安
全性の向上、低コスト、消費電力の向上のために空気調
和機の直流電源化が求められている。
【0003】従来、室内機に供給する直流電源は、図6
に示すような構造が一般的であった。以下、その構成に
ついて図6を参照しながら説明する。
【0004】図6に示すように、商用電源101に電源
線102を介して室外機103内部に備えた直流電源装
置104が接続されている。直流電源装置104の出力
は、直流電源線105により複数の室内機106に接続
されている。
【0005】上記構成において、複数の室内機106の
電源供給は、室外機103に設けられた1つの直流電源
装置104で全ての室内機106に電源を供給すること
になり、空気調和機のシステム構成が自由に選択できる
マルチエアコンでは、室外機103に最大接続できる室
内機106の最大負荷電流に合わせた直流電源装置10
4を室外機103に設けていたが、軽負荷の室内機10
6が室外機103に接続されると必要以上の能力を持っ
た直流電源装置を室外機103に設けることになり消費
電力の増加、システムの大型化となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の直流
電源装置104では、直流電源装置104に接続される
室内機106の最大接続台数時の最大電源容量に合わせ
て直流電源装置104を開発しなければならず、必要以
上の電源容量を持つ直流電源装置104の開発による開
発時間の拡大、消費電力の増加、大型部品の使用による
重量化、部品スペースの拡大、施工性・メンテナンス性
の悪化、また、高定格部品の使用によるコストアップ、
部品の発熱が大きい、部品の短寿命が大きな問題であっ
た。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、各
室内機の電源容量に応じた直流電源装置をモジュール化
し、簡単に着脱でき、並列接続し室内機に電源供給する
ことを第1の目的とする。
【0008】第2の目的は、直流電源装置の電気部品の
バラツキにより出力電圧が個々に異なり直流電源装置の
負荷電流がバラツキを生じ、各直流電源装置の負荷電流
を制御することにより各直流電源装置の負荷電流を均一
化することにある。
【0009】第3の目的は、全室内機が停止状態で総合
電流が極めて小さい時は、総合電流に応じた直流電源装
置のみを駆動し室内機に電源供給をすることにある。
【0010】第4の目的は、室外機に設けた複数の直流
電源装置が異常発熱し、直流電源装置が発煙、発火など
不安全状態の発生を防止することにある。
【0011】第5の目的は、室外機に並列接続された複
数の直流電源装置に供給する高電圧直流電源を共用化す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機電源
装置は上記第1の目的を達成するために、第1の手段
は、室内機に直流電源を供給する複数の直流電源装置を
設けた室外機と直流電源により動作する室内機とが分離
して設けられた空気調和機において、前記直流電源装置
をモジュール化し、並列接続を可能化した構成としたも
のである。
【0013】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は、室内機に直流電源を供給する複数の直流電源
装置を設けた室外機と前記各直流電源装置内部には直流
電圧を発生する直流電源発生装置と前記直流電源発生装
置の負荷電流を検出する負荷電流検出装置と直流電源線
から逆流する直流電源を防止するためのダイオードと前
記負荷電流検出装置からの負荷電流値を前記直流電源発
生装置を介して電流制御装置の受信手段が受信し、前記
各負荷電流値を比較手段により比較し、比較した結果に
より前記負荷電流値が小さい側の前記直流電源発生装置
に対して促成信号を前記電流制御装置の送信手段から送
信し、前記過電流値が小さい側の前記直流電源発生装置
は、前記促成信号により前記負荷電流を増加する制御を
行い、前記負荷電流値が大きい側の前記直流発生装置に
対しては、抑制信号を前記制御装置の送信手段より送信
し、前記過電流値が大きい側の前記直流電源発生装置
は、前記抑制信号により前記負荷電流を減少する制御を
行うようにした構成としたものである。
【0014】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段は、直流電源線の総合電流を検出する総合電流検
出装置と全室内機が停止状態である電源投入時の総合電
流を前記総合電流検出装置により総合電流値を検出し、
総合電流値を電流制御装置の受信手段が受信し、データ
保存するデータ保存手段により保存されたデータと前記
負荷電流検出装置からの負荷電流値を直流電源発生装置
を介して前記電流制御装置の受信手段に接続し、前記総
合負荷電流値とデータ保存手段を比較演算手段で比較演
算して得た結果により前記直流電源発生装置に対して制
御信号を送信手段により送信する前記電流制御装置を備
えた構成としたものである。
【0015】また、第4の目的を達成するために、第4
の手段は、各直流電源装置内部には、直流電圧を発生す
る直流電圧発生装置と前記直流電源発生装置内部の温度
を検出する温度検出装置と前記直流電源発生装置に接続
している商用電源をON・OFFする電源制御装置と前
記電源制御装置を制御する電流制御装置と前記電流制御
装置内部には、前記温度検出装置の信号を受信する受信
手段と前記温度検出装置が検出した温度と事前に設定し
てある異常温度または再出力温度を比較演算する比較演
算手段と電源制御装置に信号を送信する送信手段を設
け、前記直流電源装置の内部の電気部品が異常発熱する
と、前記電源制御装置により異常発熱側の前記直流電源
発生装置の電源を遮断し、異常発熱側の前記直流電源発
生装置の内部温度が低下すると、前記直流電源発生装置
に電源を供給する構成としたものである。
【0016】また、第5の目的を達成するために、第5
の手段は、室外機に商用電源を高電圧の直流電圧に変換
する整流・平滑回路を設け、前記整流・平滑回路は、複
数の前記直流電源装置に高電圧直流電源を供給する構成
としたものである。
【0017】
【作用】本発明は、上記した第1の手段の構成により、
室内機の接続台数の増加などの電源容量の変化に対応で
きるように、直流電源装置をモジュール化し、並列接続
を可能にすることにより、必要以上の電源容量を持った
直流電源装置を室外機に設けることなく、軽量化、部品
の耐圧を下げることができ、コスト削減を可能とし、直
流電源装置を簡単に着脱でき構造により施工性・メンテ
ナンス性を向上することができる。さらに、電源容量が
同等である室内機であれば、直流電源装置を流用でき直
流電源装置の開発時間の短縮ができる。
【0018】また、第2の手段の構成により、室外機に
設けた複数の直流電源装置の電気部品のバラツキによ
り、各直流電源装置の負荷電流が異なり、各直流電源装
置の負荷電流を均一化するように制御することにより、
電気部品の発熱を分散化することができる。
【0019】また、第3の手段の構成により、負荷電流
が極めて小さいとき、室外機に設けられた複数の直流電
源装置から特定の直流電源装置だけが負荷電流に見合っ
た直流電源を出力することにより、消費電力を低減し、
電気部品の寿命を向上することができる。
【0020】また、第4の手段の構成により、直流電源
装置内部の温度を検出し電気部品が異常温度になると、
直流電源装置の電源を遮断し出力を停止することによ
り、機器の安全性を向上することができる。
【0021】また、第5の手段の構成により、室外機に
設けた複数の直流電源装置の電源である高電圧の直流電
圧を共用化することにより、コスト低減、省スペース化
を図ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1を
参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同一
番号を付し、詳細な説明を省略する。
【0023】図に示すように、商用電源101は、電源
線102を介し、室外機103の直流電源装置104
a,104bに接続されている。直流電源装置104
a,104bの出力は、直流電源線105により室内機
106a,106bに接続されている。室内機106
a,106bの電源容量に応じた、各直流電源装置10
4a,104bは、モジュール化されており、室外機1
03には、コネクターにより直流電源装置104a,1
04bが簡単に着脱することができる構造になってい
る。
【0024】上記構成により、室内機106aと室外機
103には、直流電源装置104aが直流電源線105
により既に設置されていたとする。さらに、室内機10
6bを増設するとき、室内機106bを直流電源線10
5に接続し、室内機106bの電源容量に見合った直流
電源装置104bの出力を直流電源線105に接続し、
電源を電源線102に接続することにより簡単にシステ
ムの構成が変更できる。
【0025】このように本発明の第1実施例の空気調和
機の電源装置によれば、室外機103に接続される、室
内機106a,106bの予測される最大電源容量の直
流電源装置104を室外機103に設けることなく、室
内機106a,106bの電源容量に見合った直流電源
装置104a,104bを設けることにより、必要以上
の電源容量の直流電源装置を室外機103に設けること
なく、効率の良い、安定した直流電源装置にすることが
できる。
【0026】なお、実施例では、最も単純な機器の接続
について説明したが、室内機を複数台接続したときも全
く同様に考えられる。さらに、実施例では、室内機の増
設について説明したが室内機を削減するときも簡単に変
更できる。また、商品のシステム構成が既に決定されて
いるときは、室外機にあらかじめ所定の直流電源装置を
配置することも考えられる。
【0027】つぎに、本発明の第2実施例について、図
2を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部
分は同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
【0028】図に示すように商用電源101は室外機1
03の内部に設けた直流電源装置104a,104b内
部の直流電源発生装置1a,1bに接続されている。直
流電源発生装置1a,1bは、負荷電流検出装置2a,
2bに接続し、さらに、電流制御装置3に接続されてい
る。負荷電流検出装置2a,2bの出力はダイオード4
を介して、直流電源線105にそれぞれ接続し、さら
に、室内機(図示せず)に接続し室内機の電源供給を行
う。電流制御装置3の内部には、負荷電流検出装置2
a,2bからの負荷電流値(図示せず)を直流電源発生
装置1a,1bを介して受信する受信手段5と受信した
信号を比較する比較手段6と比較手段の結果より抑制信
号(図示せず)または促成信号(図示せず)を送信する
送信手段7を備えている。
【0029】上記構成により、直流電源発生装置1a,
1bの内部構成部品のバラツキにより、各直流電源発生
装置1a,1bは負荷電流が異なり、バランスの異なっ
た直流電源発生装置1a,1bが発生する。負荷電流検
出装置2a,2bは直流電源発生装置1a,1bの負荷
電流を検出し、直流電源発生装置1a,1bを介して電
流制御装置3に、各負荷電流値を送信する。直流電源装
置104aは、直流電源装置104bより負荷電流が多
く流れている状態にあるとき、電流制御装置3は、各負
荷電流検出装置2a,2bで検出した負荷電流値を信号
線8a,8bと直流電源発生装置1a,1bと信号線8
c,8dを介して電流制御装置3内に設けた受信手段5
により受信し、受信した各負荷電流値を比較手段6によ
り比較し、負荷電流値が大きい直流電源発生装置1aに
対し、出力手段7から負荷電流を低下するため信号線8
eを介して抑制信号を送信する。また、負荷電流が小さ
い直流電源発生装置1bに対して、出力手段7から負荷
電流を増加するため信号線8fを介して促成信号を送信
する。
【0030】このように本発明の第2実施例の空気調和
機の電源装置によれば、各直流電源装置104a,10
4bのバラツキによる負荷電流のバランスを電流制御装
置3が均一化し、直流電源発生装置1a,1bの内部構
成部品の温度上昇を低減でき、安定した直流電源を室内
機(図示せず)に供給できる。
【0031】なお、実施例では、直流電源発生装置1
a,1bと電流制御装置3を分離して考えたが、直流電
源発生装置内部に電流制御装置を設けることも考えられ
る。また、電流制御装置3内部を受信手段5と比較手段
6と送信手段7に分離して考えたが、マイクロコンピュ
ータを使用すると簡単に電流制御装置3を実現できる。
【0032】つぎに、本発明の第3実施例について、図
3を参照しながら説明する。なお、第1および第2実施
例と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明を省略す
る。
【0033】図に示すように、商用電源101は室外機
103の内部に設けた直流電源装置104a,104b
内の直流電源発生装置1a,1bに接続されている。直
流電源発生装置1a,1bは、負荷電流検出装置2a,
2bに接続し、さらに、電流制御装置3に接続されてい
る。負荷電流検出装置2a,2bの出力はダイオード4
を介して、総合電流検出装置9に接続し、総合電流検出
装置9は、信号線10を介して電流制御装置3に接続
し、さらに、直流電源線105により室内機(図示せ
ず)に接続し電源供給する。電流制御装置3の内部に
は、総合電流検出装置9で検出した総合電流値(図示せ
ず)と負荷電流検出装置2a,2bからの負荷電流値
(図示せず)を直流電源発生装置1a,1bを介して受
信する受信手段5と総合電流が最も小さい、全室内機が
停止状態である電源投入時の総合電流を総合電流検出装
置9により検出し、総合電流値を保存するデータ保存手
段11と常時受信する総合電流検出装置9からの総合電
流値とデータ保存手段11のデータを比較演算する比較
演算手段12と比較演算して得た結果により直流電源発
生装置1a,1bに対して制御信号を送信する送信手段
7を備えている。
【0034】上記構成により、総合電流が最も小さい全
室内機が停止状態である電源投入時の総合電流を総合電
流検出装置9が検出し、信号線10により電流制御装置
3の受信手段5に受信される。受信された総合電流値は
データ保存手段11により保存される。また、総合電流
検出装置9は、常に直流電源線105の総合電流を検出
し、総合電流値を電流制御装置3の受信手段5が受信す
る。受信した総合電流とデータ保存手段11のデータを
比較演算手段12が比較演算し、データ保存手段11と
同一データである場合は、電流制御装置3は、特定の直
流電源発生装置1aだけが直流電源を出力するように、
直流電源発生装置1bに対して送信手段7を介して信号
線8fにより停止信号(図示せず)を送信し、直流電源
発生装置1bは直流電圧の出力を停止する。また、直流
電源発生装置1bが直流電圧の出力を停止していると
き、受信した総合電流とデータ保存手段11のデータが
異なると、電流制御装置3は、直流電源発生装置1bに
対し、直流電圧を出力するように送信手段7から信号線
8fを介して運転信号(図示せず)を送信する。
【0035】このように本発明の第3実施例の空気調和
機の電源装置によれば、総合電流が小さいとき、直流電
源発生装置1a,1bの出力を制御することにより、消
費電力の削減、電気部品の寿命を向上することができ
る。
【0036】つぎに、本発明の第4実施例について、図
4を参照しながら説明する。なお、第1、第2および第
3の実施例と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明を
省略する。
【0037】図に示すように、商用電源101は、電源
線102を介して、室外機103の内部に設けた、直流
電源装置104a,104bの内部にある電源制御装置
13a,13bに接続されている。電源制御装置13
a,13bは、信号線14a,14bを介して電流制御
装置3に接続し、さらに、直流電源発生装置1a,1b
に接続されている。また、直流電源発生装置1a,1b
は電流制御装置3に接続する。直流電源発生装置1a,
1bの内部に温度検出装置15a,15bを設け、温度
検出装置15a,15bは、信号線14c,14dを介
し電流制御装置3に接続されている。電流制御装置3内
部には、温度検出装置15a,15bの信号を受信する
受信手段5と事前に設定しておく異常温度16と再出力
温度17を設け、比較演算手段12は温度検出装置15
a,15bの信号と異常温度16または再出力温度17
を比較演算し、その結果から電源制御装置13に信号を
送信する送信手段7を備えている。
【0038】上記構成により、温度検出装置15aは、
直流電源発生装置1aの内部温度を検出し、直流電源発
生装置1aの内部が異常温度になると、異常温度信号
(図示せず)を信号線14cを介して電流制御装置3に
信号を送信する。電流制御装置3は、受信手段5により
異常温度信号を受信し、比較演算手段12は異常温度信
号と事前に設定していた異常温度16を比較演算し、異
常温度信号が異常温度16以上であるとき、電流制御装
置3は、異常温度信号を発生した直流電源発生装置1a
の電源制御装置13aに対して、送信手段7から信号線
14aを介して電源OFF信号(図示せず)を送信す
る。電源OFF信号を受信した電源制御装置13aは、
直流電源発生装置1aの電源供給を停止する。さらに、
電流制御装置3は、正常に動作している直流電源発生装
置1bに対して、負荷電流を促成するように送信手段7
から信号線14bを介して促成信号(図示せず)を送信
する。また、異常温度上昇になった直流電源発生装置1
aが温度低下すると、温度検出装置15aから正常温度
信号(図示せず)を信号線14cを介して電流制御装置
3に送信する。電流制御装置3は受信手段5により正常
温度信号を受信し、比較演算手段12は正常温度信号と
事前に設定していた再出力温度17を比較演算し、正常
温度信号が再出力温度17以下であるとき、電流制御装
置3は、正常温度信号を発生した直流電源発生装置1a
の電源制御装置13aに対して、送信手段7が信号線1
4aを介して電源ON信号(図示せず)を送信する。電
源ON信号を受信した電源制御装置13aは、直流電源
発生装置1aに電源を供給する。さらに、電流制御装置
3は、動作していた直流電源発生装置1bに対して、送
信手段7が信号線14bを介して負荷電流を抑制するよ
うに、抑制信号(図示せず)を送信し直流電源発生装置
1bは通常動作に戻ることができる。
【0039】このように本発明の第4実施例の空気調和
機の電源装置によれば、故障・過負荷状態などによる直
流電源発生装置1a,1bの異常温度上昇が生じた場
合、機器の発煙・発火を回避し、安定した直流電源を室
内機に供給することができる。
【0040】つぎに、本発明の第5実施例について、図
5を参照しながら説明する。図に示すように、商用電源
101は、電源線102を介して、整流・平滑回路18
に接続し、整流・平滑回路18の出力は直流電源発生装
置1a,1bに接続されている。
【0041】上記構成により、整流・平滑回路18は、
商用電源101を高電圧の直流電圧に変換し、直流電源
発生装置1a,1bに電源供給をすることにより、高電
圧の直流電圧を共用化する。直流電源発生装置1a,1
bは、高電圧の直流電圧を低電圧の直流電圧に変換し、
低電圧の直流電圧を室内機(図示せず)の電源とするこ
とができる。
【0042】このように本発明の第5実施例の空気調和
機の電源装置によれば、各直流電源発生装置1a,1b
に整流・平滑回路18を設けることなく、低コストで、
省スペースの電源装置にすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、室内機の負荷電流に対応したモジュール化
された直流電源装置を簡単に着脱できることを可能にす
ることにより、施工性を向上し、メンテナンス性を向上
する。また、必要以上の電源容量を持った直流電源装置
を設けることなく、負荷電流を分散することにより部品
の定格を下げコスト削減ができ、さらに、軽量化ができ
る。また、新規設計した室内機の負荷電流が同等である
場合は、同等の電源容量を持った直流電源装置を流用す
ることにより開発時間の短縮ができる効果のある空気調
和機の電源装置が提供できる。
【0044】また、室外機の設けられた複数の直流電源
装置の電気部品のバラツキにより、各直流電源装置の負
荷電流が異なり、前記、負荷電流を制御し均一化するこ
とにより、電気部品の発熱を分散化し、温度上昇を低減
できる効果のある空気調和機の電源装置が提供できる。
【0045】また、室内機の負荷電流が極めて小さい場
合、複数の直流電源装置から特定の直流電源装置だけが
電圧を出力し、室内機に電源供給することにより、消費
電力を低減し、電気部品の寿命を向上することができる
効果のある空気調和機の電源装置が提供できる。
【0046】また、直流電源装置内部に温度検出装置を
設け、直流電源装置の異常により温度が異常上昇した場
合、異常温度上昇した直流電源装置の電源を遮断するこ
とにより安全性を向上することができる効果のある空気
調和機の電源装置が提供できる。
【0047】また、複数の直流電源装置に供給する高電
圧の直流電圧を1つの整流・平滑回路で共用化すること
により、コスト低減、省スペース化が図れる効果のある
空気調和機の電源装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機の電源装置の
ブロック図
【図2】本発明の第2実施例の空気調和機の電源装置の
ブロック図
【図3】本発明の第3実施例の空気調和機の電源装置の
ブロック図
【図4】本発明の第4実施例の空気調和機の電源装置の
ブロック図
【図5】本発明の第5実施例の空気調和機の電源装置の
ブロック図
【図6】従来の空気調和機の電源装置のブロック図
【符号の説明】
1a,1b 直流電源発生装置 2a,2b 負荷電流検出装置 3 電流制御装置 4 ダイオード 5 受信手段 6 比較手段 7 送信手段 9 総合電流検出装置 11 データ保存手段 12 比較演算手段 13a,13b 電源制御装置 15a,15b 温度検出装置 16 異常温度 17 再出力温度 18a,18b 整流・平滑回路 101 商用電源 102 電源線 103 室外機 104a,104b 直流電源装置 105 直流電源線 106a,106b 室内機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源により動作する室内機と複数の室
    内機に直流電源を供給する複数の直流電源装置を設けた
    室外機と前記直流電源装置をモジュール化し、前記モジ
    ュールは、並列接続を可能化したことを特長とする空気
    調和機の電源装置。
  2. 【請求項2】複数の室内機に直流電源を供給する複数の
    直流電源装置を設けた室外機と前記各直流電源装置内部
    には直流電圧を発生する直流電源発生装置と前記直流電
    源発生装置の負荷電流を検出する負荷電流検出装置と直
    流電源線から逆流する直流電源を防止するためのダイオ
    ードと前記負荷電流検出装置からの負荷電流値を前記直
    流電源発生装置を介して電流制御装置内部の受信手段が
    受信し、前記受信手段で受信した前記各負荷電流値を前
    記電流制御装置内部の比較手段により比較し、比較した
    結果により前記負荷電流値が小さい側の前記直流電源発
    生装置に対して促成信号を前記電流制御装置の送信手段
    から送信し、前記過電流値が小さい側の前記直流電源発
    生装置は、前記促成信号を受け前記負荷電流を増加する
    制御を行い、前記負荷電流値が大きい側の前記直流発生
    装置に対しては、抑制信号を前記制御装置の送信手段よ
    り送信し、前記過電流値が大きい側の前記直流電源発生
    装置は、前記抑制信号を受け前記負荷電流を減少する制
    御を行うことを特長とする請求項1記載の空気調和機の
    電源装置。
  3. 【請求項3】直流電源線の総合電流を検出する総合電流
    検出装置と全室内機が停止状態である電源投入時の総合
    電流を前記総合電流検出装置により総合電流値を検出
    し、総合電流値を電流制御装置の受信手段が受信し、デ
    ータ保存するデータ保存手段により保存されたデータと
    前記負荷電流検出装置からの負荷電流値を直流電源発生
    装置を介して前記電流制御装置の受信手段に接続し、前
    記総合負荷電流値とデータ保存手段を比較演算手段で比
    較演算して得た結果により前記直流電源発生装置に対し
    て制御信号を送信手段により送信する前記電流制御装置
    を設けた請求項1または2記載の空気調和機の電源装
    置。
  4. 【請求項4】各直流電源装置内部には、直流電圧を発生
    する直流電圧発生装置と前記直流電源発生装置内部の温
    度を検出する温度検出装置と前記直流電源発生装置に接
    続している商用電源をON・OFFする電源制御装置と
    前記電源制御装置を制御する電流制御装置と前記電流制
    御装置内部には、前記温度検出装置の信号を受信する受
    信手段と前記温度検出装置が検出した温度と事前に設定
    してある異常温度または再出力温度を比較演算する比較
    演算手段と電源制御装置に信号を送信する送信手段を設
    け、前記直流電源装置の内部の電気部品が異常発熱する
    と、前記電源制御装置により異常発熱側の前記直流電源
    発生装置の電源を遮断し、異常発熱側の前記直流電源発
    生装置の内部温度が低下すると、前記直流電源発生装置
    に電源を供給することを特長とした請求項1または2記
    載の空気調和機の電源装置。
  5. 【請求項5】室外機に商用電源を高電圧の直流電圧に変
    換する整流・平滑回路を設け、前記整流・平滑回路は、
    複数の前記直流電源装置に高電圧直流電源を供給するこ
    とを特長とした請求項1または2記載の空気調和機の電
    源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999025052A1 (fr) * 1997-11-10 1999-05-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Controleur de la duree de vie de blocs d'alimentation

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