JPH07321692A - アンテナスイッチ共用器 - Google Patents

アンテナスイッチ共用器

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JPH07321692A
JPH07321692A JP6108724A JP10872494A JPH07321692A JP H07321692 A JPH07321692 A JP H07321692A JP 6108724 A JP6108724 A JP 6108724A JP 10872494 A JP10872494 A JP 10872494A JP H07321692 A JPH07321692 A JP H07321692A
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厚 佐々木
Toshio Ishizaki
崎 俊 雄 石
Hiroaki Kosugi
杉 裕 昭 小
Hiroshi Takahashi
橋 広 志 高
Toru Sakuragawa
川 徹 櫻
Hideaki Nakakubo
久 保 英 明 中
Kuniaki Oota
田 都 朗 太
Tsutomu Matsumura
村 勉 松
Naoki Yuda
田 直 毅 湯
Yoichi Morinaga
永 洋 一 森
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信と受信の切り換え機能およびダイバーシ
チ受信機能を備えた低損失で小型なアンテナスイッチ共
用器を実現する。 【構成】 送信端子101と第1のアンテナ端子102
の間に低域通過フィルタ145と第1のスイッチ装置1
47を電気的に接続し、第1のアンテナ端子102と第
2のアンテナ端子103の間に第2のスイッチ装置14
8と第3のスイッチ装置149を第2のスイッチ装置1
48が第1のアンテナ端子102の側にくるように電気
的に接続し、第2のスイッチ装置148と第3のスイッ
チ装置149の接続点と受信端子104の間に帯域通過
フィルタ146を電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてディジタル携
帯電話等に代表される、送信と受信を選択的に切り換え
て無線通信を行なうTDMA方式などの無線通信機器に
使用するアンテナスイッチ共用器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信機器において送信と受
信でアンテナを共用する方法は、フィルタで構成された
アンテナ共用器あるいは、半導体スイッチ素子で構成さ
れた単極双投スイッチ(以下SPDTスイッチと略記)
を用いるというものであった。しかし、移動体通信機器
の高性能化を図るために、小型化が容易で、送信および
受信をより低損失に行ない、且つ受信の品質を向上させ
るためにアンテナ切り換えダイバーシチ受信方式に対応
したアンテナスイッチ共用器が求められている。
【0003】以下、図面を参照しながら上記した従来の
アンテナ共用器およびSPDTスイッチの一例について
説明する。
【0004】図7は従来のアンテナ共用器の構成を示す
ものである。図7において、601は送信端子、602
はアンテナ端子、603は受信端子、604、605、
606、607、608、609は先端短絡誘電体同軸
共振器、610、611、612、613、614、6
15、616、617はキャパシタである。ここで、先
端短絡誘電体同軸共振器604、605、606、キャ
パシタ610、611、612、613は、送信周波数
において通過帯域を有し、受信周波数において減衰帯域
を有する送信フィルタ618を構成し、先端短絡誘電体
同軸共振器607、608、609、キャパシタ61
4、615、616、617は、受信周波数において通
過帯域を有し、送信周波数において減衰帯域を有する受
信フィルタ619を構成する。
【0005】以上のように構成された従来のアンテナ共
用器について、以下その動作について説明する。
【0006】送信周波数において、送信端子601側か
ら送信フィルタ618のを見たインピーダンスは低イン
ピーダンスであり、アンテナ端子602側から受信フィ
ルタ619を見たインピーダンスは高インピーダンスで
あるので送信端子601から入力された送信信号はアン
テナ端子602より出力され、受信端子603には出力
されない。また、受信周波数において、アンテナ端子6
02側から送信フィルタ618を見たインピーダンスは
高インピーダンスであり、アンテナ端子602側から受
信フィルタ619を見たインピーダンスは低インピーダ
ンスであるので、アンテナ端子602から入力された受
信信号は受信端子603より出力され、送信端子601
には出力されない。
【0007】図8は従来のSPDTスイッチの構成を示
している。図8において、701は第1の信号端子、7
02は第2の信号端子、703は第3の信号端子、70
4は制御端子、705、706はPINダイオード、7
07は信号周波数において4分の1波長となるストリッ
プ線路、708は抵抗、709はインダクタ、710、
711、712、713はキャパシタである。ここで、
抵抗708、インダクタ709、キャパシタ711は制
御回路を構成し、キャパシタ711はインダクタ709
の一端を高周波的に接地している。また、キャパシタ7
10、712、713は直流阻止の機能を果たしてい
る。
【0008】以上のように構成された従来のSPDTス
イッチは、送信受信切り換えスイッチおよびアンテナ切
り換えスイッチとしてそれぞれ用いることができる。
【0009】まず、SPDTスイッチを送信受信切り換
えスイッチとして用いた場合の動作について説明する。
この場合、第1の信号端子701は送信端子701とな
り、第2の信号端子702はアンテナ端子702とな
り、第3の信号端子703は受信端子703となる。
【0010】送信時には、制御端子704に正電圧が印
加される。制御電流は制御端子704、抵抗708、イ
ンダクタ709、PINダイオード705、ストリップ
線路707、PINダイオード706を記載の順に流れ
る。それに伴い、PINダイオード705、706のア
ノード−カソード間は低インピーダンス状態になる。P
INダイオード706のアノード−カソード間が低イン
ピーダンス状態になりることにより、PINダイオード
706のアノードと接続されたストリップ線路707の
一端は、ほぼ大地電位点に接続されるため、アンテナ端
子702側から見たストリップ線路707の他端におけ
るインピーダンスは極めて高くなる。その結果、送信端
子701より入力された送信信号はアンテナ端子702
より出力され、受信端子703には出力されない。
【0011】受信を行なう時には制御端子704に電圧
は印加されない。従って、制御電流は流れず、PINダ
イオード705、706のアノード−カソード間が高イ
ンピーダンス状態になる。その結果、アンテナ端子70
2より入力された受信信号は受信端子703より出力さ
れ、送信端子701には出力されない。
【0012】続いて、SPDTスイッチをアンテナ切り
換えスイッチとして用いた場合の動作について説明す
る。この場合には、第1の信号端子701は第1のアン
テナ端子701となり、第2の信号端子702は受信端
子702となり、第3の信号端子703は第2のアンテ
ナ端子703となる。
【0013】第1のアンテナより受信するときは制御端
子704に正電圧が印加される。制御電流は制御端子7
04、抵抗708、インダクタ709、PINダイオー
ド705、ストリップ線路707、PINダイオード7
06を記載の順に流れる。それに伴い、PINダイオー
ド705、706のアノード−カソード間は低インピー
ダンス状態になる。PINダイオード706のアノード
−カソード間が低インピーダンス状態になりることによ
り、PINダイオード706のアノードと接続されたス
トリップ線路707の一端は、ほぼ大地電位点に接続さ
れるため、アンテナ端子702側から見たストリップ線
路707の他端におけるインピーダンスは極めて高くな
る。その結果、第1のアンテナ端子701より入力され
た受信信号は受信端子702より出力される。この時、
第2のアンテナ端子703はPINダイオード706を
経て接地されるので第2のアンテナ端子703からは受
信されない。
【0014】第2のアンテナ端子より受信するときは制
御端子704に電圧は印加されない。従って、制御電流
は流れず、PINダイオード705、706のアノード
−カソード間が高インピーダンス状態になる。その結
果、第2のアンテナ端子703より入力された受信信号
は受信端子702より出力され、第1のアンテナ端子か
らは受信されない。
【0015】なお、送信と受信の切り換えと、アンテナ
切り換えを同時に行なうには、SPDTスイッチを2つ
用いて、1つを送信と受信の切り換えに用い、もう一つ
をアンテナ切り換えに用いることとなる。
【0016】以上のように、従来のアンテナ共用器によ
り、送信と受信でアンテナを共用することができる。ま
た、従来のSPDTスイッチにより、送信と受信でアン
テナを共用することができ、また、アンテナ切り換えが
できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ共用器では、送信と受信の周波数が狭い間隔で
割り振られている場合には、受信フィルタおよび送信フ
ィルタに急峻な減衰特性が必要であり、フィルタの段数
の増加を招くので、信号の損失が増加し、且つ形状を小
さくすることが困難であるという問題を有する。
【0018】また、従来のSPDTスイッチを、2つ組
み合わせることによって送信とアンテナ切り換えダイバ
ーシチ受信を行なうと、少なくとも一方のアンテナより
受信した受信信号は2つのSPDTスイッチを経ること
となるので、受信信号の損失が大きくなり、且つ小型化
が困難であるという問題点を有している。
【0019】本発明は、上記問題点に鑑み、アンテナ切
り換えダイバーシチ受信機能を備えた低損失で、小型な
アンテナスイッチ共用器を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のアンテナスイッチ共用器は、第1の構成
として送信端子と第1のアンテナ端子の間に第1のスイ
ッチ装置を電気的に接続し、第1のアンテナ端子と受信
端子の間に第2のスイッチ装置を電気的に接続し、受信
端子と第2のアンテナ端子の間に第3のスイッチ装置を
電気的に接続した構成を備え、第2の構成として送信端
子と第1のアンテナ端子の間に送信フィルタを電気的に
接続し、第1のアンテナ端子と受信端子の間に第1のス
イッチ装置を電気的に接続し、受信端子と第2のアンテ
ナ端子の間に第2のスイッチ装置を電気的に接続した構
成を備えたものである。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成によって、送信端子から
第1のアンテナ端子、第1のアンテナ端子から受信端子
および第2のアンテナ端子から受信端子の経路をそれぞ
れ1つのスイッチ装置で構成することにより、アンテナ
スイッチ共用器の低損失化および小型化を図ることがで
きる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明のアンテナスイッチ共用器の
実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は
本発明の第1の実施例におけるアンテナスイッチ共用器
の回路構成を示すものであり、図2は本発明の第1の実
施例におけるアンテナスイッチ共用器の基板外観を示す
ものである。図1および図2において、101は送信端
子、102は第1のアンテナ端子、103は第2のアン
テナ端子、104は受信端子、105は第1の制御端
子、106は第2の制御端子である。108、109、
110はPINダイオード、114、115は先端短絡
誘電体同軸共振器、116、117、118、119、
120、121、122、123、124はインダク
タ、126、127は抵抗、129、130、131、
132、133、134、135、136、137、1
38、139、140、141、142、143、14
4はキャパシタ、150、151、152、153、1
54、155は接地端子、156は接地電極パターンで
ある。
【0023】インダクタ116、117、キャパシタ1
29、130、131は低域通過フィルタ145を構成
しており、送信周波数帯域内およびこれより低い周波数
の信号を通過させ、送信信号の高調波に対しては高イン
ピーダンスとなる。また、先端短絡誘電体同軸共振器1
14、115、インダクタ124、キャパシタ142、
143、144は帯域通過フィルタ146を構成してお
り、受信周波数帯域内を通過域とし、他の周波数に対し
ては高インピーダンスとなる。さらに、PINダイオー
ド108、インダクタ119、キャパシタ134は第1
のスイッチ装置147を構成し、PINダイオード10
9、インダクタ120、121、キャパシタ136、1
37、141は第2のスイッチ装置148を構成し、P
INダイオード110、インダクタ122、キャパシタ
140は第3のスイッチ装置149を構成する。
【0024】第2のスイッチ装置148は、PINダイ
オード109が順方向に電圧を印加されてアノードとカ
ソード間が低インピーダンス状態になり、インダクタ1
20とインダクタ121の接合点がほぼ大地電位点に接
続された場合に、インダクタ120とキャパシタ136
およびインダクタ121とキャパシタ141がそれぞれ
並列共振し、入出力端子間のインピーダンスが極めて高
くなる。
【0025】また、インダクタ118、抵抗126、キ
ャパシタ132、133によって構成される回路は、第
1のスイッチ装置147の入力整合回路および制御回路
を兼ねており、インダクタ123、抵抗127、キャパ
シタ138、139によって構成される回路は、第3の
スイッチ装置149の入力整合回路および制御回路を兼
ねている。
【0026】なお、図2に示したように、送信端子10
1と受信端子104との間に接地端子155に接続され
た接地電極パターン156および先端短絡誘電体同軸共
振器114、115を実装することにより、低域通過フ
ィルタ145と帯域通過フィルタ146の電磁結合によ
る送信端子101と受信端子104間のアイソレーショ
ンの劣化を防止することができる。
【0027】以上のように構成されたアンテナスイッチ
共用器について、以下図1、図2を用いてその動作を説
明する。
【0028】送信時には、第1の制御端子105に正電
圧が印加され、第2の制御端子106には電圧は印加さ
れない。制御電流は第1の制御端子105、抵抗12
6、インダクタ118、第1のスイッチ装置147、イ
ンダクタ120、PINダイオード109を記載の順に
流れる。それに伴い、第1のスイッチ装置147の入出
力端子間およびPINダイオード109のアノードとカ
ソード間は低インピーダンス状態になる。PINダイオ
ード109のアノードとカソード間が低インピーダンス
状態になることにより、インダクタ120とインダクタ
121の接合点がほぼ大地電位点に接続されるため、イ
ンダクタ120とキャパシタ136およびインダクタ1
21とキャパシタ141が並列共振し、第2のスイッチ
装置148の入出力端子間のインピーダンスは極めて高
くなる。その結果、送信端子101より入力された送信
信号は第1のアンテナ端子102より出力され、他の端
子には出力されない。
【0029】本実施例のアンテナスイッチ共用器は2つ
の受信モードを持つ。すなわち、第1のアンテナ端子よ
り受信を行なうモードと、第2のアンテナ端子より受信
を行なうモードである。
【0030】まず、第1のアンテナ端子102より受信
を行なうモードでの動作について記述する。第1のアン
テナ端子102より受信を行なう時には第1の制御端子
105および第2の制御端子106共に電圧は印加され
ない。従って、制御電流は流れず、第1のスイッチ装置
147の入出力端子間、第3のスイッチ装置149の入
出力端子間およびPINダイオード109のアノード−
カソード間共に高インピーダンス状態になる。その結
果、第1のアンテナ端子102より入力された受信信号
は受信端子104より出力され、他の端子には出力され
ない。
【0031】続いて、第2のアンテナ端子103より受
信を行なうモードでの動作について記述する。第2のア
ンテナ端子103より受信を行なう時には第1の制御端
子105には電圧は印加されない。第2の制御端子10
6には正電圧が印加される。制御電流は第2の制御端子
106、抵抗127、インダクタ123、第3のスイッ
チ装置149、インダクタ121、PINダイオード1
09を記載の順に流れる。それに伴い、第1のスイッチ
装置147の入出力端子間は高インピーダンス状態にな
り、第3のスイッチ装置149の入出力端子間およびP
INダイオード109のアノード−カソード間は低イン
ピーダンス状態になる。PINダイオード109のアノ
ード−カソード間が低インピーダンス状態になることに
より、インダクタ120とインダクタ121の接合点が
ほぼ大地電位点に結合されるため、インダクタ120と
キャパシタ136およびインダクタ121とキャパシタ
141が並列共振し、第2のスイッチ装置148の入出
力端子間のインピーダンスは極めて高くなる。その結
果、第2のアンテナ端子103より入力された受信信号
は受信端子104より出力され、他の端子には出力され
ない。
【0032】以上のように、本発明の第1の実施例によ
れば、第1のアンテナ端子102から送信端子104ま
での信号経路において、従来のアンテナスイッチを2個
用いる構成に比べて、少なくともPINダイオード1素
子の削減ができ、送信と受信の切り換え機能、送信信号
の高調波を抑圧し、受信信号の不要波を除去する濾波機
能およびアンテナ切り替えダイバーシチ受信機能を有す
るアンテナスイッチ共用器を小型且つ低損失に実現する
ことができる。
【0033】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
におけるアンテナスイッチ共用器の回路構成を示すもの
である。図3において、201は送信端子、202は第
1のアンテナ端子、203は第2のアンテナ端子、20
4は受信端子、205は第1の制御端子、206は第2
の制御端子である。208、209、210はPINダ
イオード、214、215は先端短絡誘電体同軸共振
器、216、217、218、219、220、22
1、222、223、224はインダクタ、226、2
27は抵抗、229、230、231、232、23
3、234、235、236、237、238、23
9、240、241、242はキャパシタである。
【0034】インダクタ216、217、キャパシタ2
29、230、231は低域通過フィルタ245を構成
しており、送信周波数帯域内およびこれより低い周波数
の信号を通過させ、送信信号の高調波に対しては高イン
ピーダンスとなる。また、先端短絡誘電体同軸共振器2
14、215、インダクタ224、キャパシタ240、
241、242は帯域通過フィルタ246を構成してお
り、受信周波数帯域内を通過域とし、他の周波数に対し
ては高インピーダンスとなる。さらに、PINダイオー
ド208、インダクタ219、キャパシタ234は第1
のスイッチ装置247を構成し、PINダイオード20
9、インダクタ220、キャパシタ236は第2のスイ
ッチ装置248を構成し、PINダイオード210、イ
ンダクタ221、キャパシタ239は第3のスイッチ装
置249を構成する。
【0035】第2のスイッチ装置248は、2つの入出
力端子を持ち、PINダイオード209が順方向に電圧
を印加されてアノードとカソード間が低インピーダンス
状態になった場合に、インダクタ220とキャパシタ2
36が並列共振し、入出力端子間が極めて高いインピー
ダンスになり、電圧が印加されずPINダイオード20
9のアノードとカソード間が高インピーダンス状態にな
った場合には、インダクタ220とキャパシタ236は
並列共振せず、入出力端子間は低インピーダンスとな
る。ここで、第2のスイッチ248は、インダクタ22
0とPINダイオード209を直列接続したものとキャ
パシタ236を並列接続した回路を入出力端子間に電気
的に接続して構成されているが、これは、第1のアンテ
ナ端子202より受信するときの受信信号の損失を低減
するという効果を有する。
【0036】また、インダクタ218、抵抗226、キ
ャパシタ232、233によって構成される回路は、第
1のスイッチ装置247の入力整合回路および制御回路
を兼ねており、インダクタ222、抵抗227、キャパ
シタ237、238によって構成される回路は、第3の
スイッチ装置249の入力整合回路および制御回路を兼
ねている。
【0037】以上のように構成されたアンテナスイッチ
共用器について、以下図3を用いてその動作を説明す
る。
【0038】送信時には、第1の制御端子205には正
電圧が印加され、第2の制御端子206には電圧は印加
されない。制御電流は第1の制御端子205、抵抗22
6、インダクタ218、第1のスイッチ装置247、第
2のスイッチ装置248、インダクタ223を記載の順
に流れる。それに伴い、第1のスイッチ装置247の入
出力端子間は低インピーダンス状態になり、第2のスイ
ッチ装置248の入出力端子間は高インピーダンス状態
になる。その結果、送信端子201より入力された送信
信号は第1のアンテナ端子202より出力され、他の端
子には出力されない。
【0039】本実施例のアンテナスイッチ共用器は2つ
の受信モードを持つ。すなわち、第1のアンテナ端子2
02より受信を行なうモードと、第2のアンテナ端子2
03より受信を行なうモードである。
【0040】まず、第1のアンテナ端子202より受信
を行なうモードでの動作について記述する。第1のアン
テナ端子202より受信を行なう時には第1の制御端子
205および第2の制御端子206共に電圧は印加され
ない。従って、制御電流は流れず、第1のスイッチ装置
247の入出力端子間、第3のスイッチ装置249の入
出力端子間は共に高インピーダンス状態になるととも
に、第2のスイッチ装置248の入出力端子間は低イン
ピーダンス状態になる。その結果、第1のアンテナ端子
202より入力された受信信号は受信端子204より出
力され、他の端子には出力されない。
【0041】続いて、第2のアンテナ端子203より受
信を行なうモードでの動作について記述する。第2のア
ンテナ端子203より受信を行なう時には第1の制御端
子205、第2の制御端子206共に正電圧が印加され
る。制御電流は第1の制御端子205、抵抗226、イ
ンダクタ218、第1のスイッチ装置247、第2のス
イッチ装置248、インダクタ223を記載の順に流れ
るとともに、第2の制御端子206、抵抗227、イン
ダクタ222、第3のスイッチ装置249、インダクタ
223を記載の順に流れる。それに伴い、第1のスイッ
チ装置247の入出力端子間および第3のスイッチ装置
249の入出力端子間は低インピーダンス状態になり、
第2のスイッチ装置248の入出力端子間は高インピー
ダンス状態になる。その結果、第2のアンテナ端子20
3より入力された受信信号は受信端子204より出力さ
れ、他の端子には出力されない。
【0042】以上のように、本発明の第2の実施例にお
けるアンテナスイッチ共用器によれば、本発明の第1の
実施例におけるアンテナスイッチ共用器と同様の機能を
有し、且つ第1のアンテナ端子と受信端子間の挿入損失
のより少ないアンテナ切り替えダイバーシチ方式のアン
テナスイッチ共用器を実現することができる。
【0043】(実施例3)図4は本発明の第3の実施例
におけるアンテナスイッチ共用器の回路構成を示すもの
である。図4において、301は送信端子、302は第
1のアンテナ端子、303は第2のアンテナ端子、30
4は受信端子、305は第1の制御端子、306は第2
の制御端子、307は第3の制御端子、308は第4の
制御端子、309は第5の制御端子である。310はP
INダイオード、311、312、313、314は電
界効果トランジスタ、315、316は先端短絡誘電体
同軸共振器、317、318、319、320、32
1、322はインダクタ、323はストリップ線路、3
24、325、326、327、328は抵抗、32
9、330、331、332、333、334、33
5、336、337、338、339はキャパシタであ
る。
【0044】ここで、ストリップ線路323は、特性イ
ンピーダンスが50Ωであり、送信周波数において4分
の1波長の長さをもつ。
【0045】インダクタ317、318、キャパシタ3
29、330、331は低域通過フィルタ340を構成
しており、送信周波数帯域内およびこれより低い周波数
の信号を通過させ、送信信号の高調波に対しては高イン
ピーダンスとなる。また、先端短絡誘電体同軸共振器3
15、316、インダクタ322、キャパシタ337、
338、339は帯域通過フィルタ341を構成してお
り、受信周波数帯域内を通過域とし、他の周波数に対し
ては高インピーダンスとなる。さらに、PINダイオー
ド310、インダクタ320、キャパシタ334は第1
のスイッチ装置342を構成し、電界効果トランジスタ
311、312、ストリップ線路323、制御端子30
6、307、抵抗325、326は第2のスイッチ装置
343を構成する。第2のスイッチ装置343を第1の
アンテナ端子302側からみたインピーダンスは第2の
制御端子306に電圧が印加されず、電界効果トランジ
スタ311のドレイン−ソース間が低インピーダンス状
態になり、ストリップ線路323の一端が、ほぼ大地電
位点に接続された場合に極めて高くなる。
【0046】なお、第2のスイッチ装置343は、第1
の入出力端子に4分の1波長の長さを持つストリップ線
路323の一端を電気的に接続し、ストリップ線路32
3の他端に電界効果トランジスタ311のドレイン端子
と電界効果トランジスタ312のドレイン端子を電気的
に接続し、電界効果トランジスタ311のソース端子を
接地し、第2の入出力端子に電界効果トランジスタ31
2のソース端子を電気的に接続して構成されるが、これ
は、第2のスイッチ装置343の消費電力をほぼゼロと
すると共に、送信出力が大きい場合の第1のアンテナ端
子302と受信端子304間のアイソレーションの劣化
を防止するという効果を有する。ここで、ストリップ線
路323を直列に接続されたインダクタと並列に接続さ
れ一端を接地されたキャパシタとで置き換えても同様の
効果が得られる。
【0047】さらに、電界効果トランジスタ313、3
14、制御端子308、309、インダクタ321、抵
抗327、328は第3のスイッチ装置344を構成す
る。ここで、電界効果トランジスタ313の低インピー
ダンス状態でのドレイン端子とソース端子間の抵抗値は
ほぼ整合負荷に等しい。
【0048】なお、第3のスイッチ装置344は、電界
効果トランジスタ313の低インピーダンス状態でのド
レイン端子とソース端子間の抵抗値をほぼ整合負荷に等
しくし、第1の入出力端子に電界効果トランジスタ31
3のドレイン端子と電界効果トランジスタ314のドレ
イン端子を電気的に接続し、電界効果トランジスタ31
3のソース端子を接地し、第2の入出力端子に電界効果
トランジスタ314のソース端子を電気的に接続して構
成されているので、電界効果トランジスタ313のドレ
イン−ソース間が低インピーダンス状態になり、且つ電
界効果トランジスタ314のドレイン−ソース間が高イ
ンピーダンス状態になったとき第2のアンテナ端子30
3がほぼ整合負荷で終端され、送信時および第1のアン
テナ端子302からの受信時に、第1のアンテナ端子3
02に接続されたアンテナと、第2のアンテナ端子30
3に接続されたアンテナの不要な干渉を防止するという
効果を有する。
【0049】また、電界効果トランジスタ313の低イ
ンピーダンス状態でのドレイン端子とソース端子間の抵
抗値をほぼ整合負荷に等しくすることにより、電界効果
トランジスタ313のソース端子に接続する終端抵抗が
不要となり、アンテナスイッチ共用器の小型化が図れる
という効果が得られる。
【0050】また、電界効果トランジスタ313の低イ
ンピーダンス状態でのドレイン端子とソース端子間の抵
抗値をはぼ整合負荷に等しい値ではなく、ほぼゼロにし
た場合には、第2のアンテナ端子303を整合負荷で終
端するという効果は失われるが、スイッチ装置344の
遮断時のアイソレーションを高めるという効果を有す
る。
【0051】さらに、スイッチ装置344から電界効果
トランジスタ313を取り除いても、上記の効果は失わ
れるがスイッチ装置として必要な機能は実現できる。
【0052】また、第3のスイッチ装置344において
電界効果トランジスタ314のドレイン端子にインダク
タ321の一端を接続し、インダクタ321の他端をソ
ース端子に接続する構成を取っているが、これは、第3
のスイッチ装置344の遮断時に第3のスイッチ装置3
44の入出力端子間のインピーダンスを高めることを目
的としてしており、インダクタ321を取り除いても入
出力端子間のインピーダンスの低下は生じるが同様の機
能を実現できる。
【0053】また、インダクタ319、抵抗324、キ
ャパシタ332、333によって構成される回路は、第
1のスイッチ装置342の入力整合回路および制御回路
を兼ねている。
【0054】さらに、第2のスイッチ装置343および
第3のスイッチ装置344を電界効果トランジスタを用
いて構成することにより、受信時の消費電力がほとんど
ゼロになるという効果が生じる。
【0055】なお、第1のスイッチ装置342にPIN
ダイオード310を用いたのは、一般に電界効果トラン
ジスタよりも大信号通過時の信号の歪が少ないからであ
る。
【0056】以上のように構成されたアンテナスイッチ
共用器について、以下図4を用いてその動作を説明す
る。
【0057】送信時には、第1の制御端子305に正電
圧、第3の制御端子307、第5の制御端子309にピ
ンチオフ電圧以下の負電圧が印加され、第2の制御端子
306、第4の制御端子308には電圧は印加されな
い。制御電流は、第1の制御端子305、抵抗324、
インダクタ319、第1のスイッチ装置342、ストリ
ップ線路323、電界効果トランジスタ311を記載の
順に流れる。前記の制御電圧がそれぞれ印加されること
により、第1のスイッチ装置347の入出力端子間およ
び電界効果トランジスタ311、313のドレイン−ソ
ース間が低インピーダンス状態になると共に、電界効果
トランジスタ312、314のドレイン−ソース間が高
インピーダンス状態になる。電界効果トランジスタ31
1のドレイン−ソース間が低インピーダンス状態になる
ことにより、ストリップ線路323の一端がほぼ大地電
位に近くなるため、第2のスイッチ装置343を第1の
アンテナ端子302側から見たインピーダンスが極めて
高くなる。
【0058】その結果、送信端子301より入力された
送信信号は第1のアンテナ端子302より出力され、他
の端子には出力されない。
【0059】このとき、電界効果トランジスタ313の
ドレイン−ソース間が低インピーダンス状態になり、且
つ電界効果トランジスタ314のドレイン−ソース間が
高インピーダンス状態になることにより、第2のアンテ
ナ端子303はほぼ整合負荷で終端される。
【0060】本実施例のアンテナスイッチ共用器は2つ
の受信モードを持つ。すなわち、第1のアンテナ端子よ
り受信を行なうモードと、第2のアンテナ端子より受信
を行なうモードである。
【0061】まず、第1のアンテナ端子302より受信
を行なうモードでの動作について記述する。第1のアン
テナ端子302より受信を行なう時には、第2の制御端
子306、第5の制御端子309にピンチオフ電圧以下
の負電圧が印加され、第1の制御端子305、第3の制
御端子307、第4の制御端子308には電圧は印加さ
れない。前記の制御電圧がそれぞれ印加されることによ
り、第1のスイッチ装置342の入出力端子間、電界効
果トランジスタ311、314のドレイン−ソース間が
高インピーダンス状態になり、電界効果トランジスタ3
12、313のドレイン−ソース間が低インピーダンス
状態になる。その結果、第1のアンテナ端子302より
入力された受信信号は受信端子304より出力され、他
の端子には出力されない。
【0062】このとき、電界効果トランジスタ313の
ドレイン−ソース間が低インピーダンス状態になり、且
つ電界効果トランジスタ314のドレイン−ソース間が
高インピーダンス状態になることにより、第2のアンテ
ナ端子303はほぼ整合負荷で終端される。
【0063】続いて、第2のアンテナ端子303より受
信を行なうモードでの動作について記述する。第2のア
ンテナ端子303より受信を行なう時には、第3の制御
端子307、第4の制御端子308にピンチオフ電圧以
下の負電圧が印加され、第1の制御端子305、第2の
制御端子306、第5の制御端子309には電圧は印加
されない。前記の制御電圧がそれぞれ印加されることに
より、第1のスイッチ装置342の入出力端子間および
電界効果トランジスタ312、313のドレイン−ソー
ス間が高インピーダンス状態になり、電界効果トランジ
スタ311、314のドレイン−ソース間は低インピー
ダンス状態になる。その結果、第2のアンテナ端子30
3より入力された受信信号は受信端子304より出力さ
れ、他の端子には出力されない。
【0064】以上のように、本発明の第3の実施例によ
れば、本発明の第1の実施例におけるアンテナスイッチ
共用器と同様の機能を有し、且つ受信時の消費電力がほ
ぼゼロであるアンテナスイッチ共用器を実現することが
できる。
【0065】(実施例4)図5は本発明の第4の実施例
におけるアンテナスイッチ共用器の回路構成を示すもの
である。図5において、401は送信端子、402は第
1のアンテナ端子、403は第2のアンテナ端子、40
4は受信端子、405は制御端子である。408、40
9はPINダイオード、413、414、415は先端
短絡誘電体同軸共振器、416、417、418、41
9、420、421はインダクタ、426は抵抗、42
9、430、431、432、433、434、43
5、436、437、438、439、440、441
はキャパシタである。
【0066】先端短絡誘電体同軸共振器413、インダ
クタ416、417、キャパシタ429、430、43
1は送信フィルタ445を構成しており、送信周波数帯
域内の信号を通過させ、受信信号に対しては高インピー
ダンスとなる。また、先端短絡誘電体同軸共振器41
4、415、インダクタ421、キャパシタ439、4
40、441は受信フィルタとして帯域通過フィルタ4
46を構成しており、受信周波数帯域内を通過域とし、
他の周波数に対しては高インピーダンスとなる。さら
に、PINダイオード408、インダクタ418、41
9、キャパシタ432、433、434、438は第1
のスイッチ装置447を構成し、PINダイオード40
9、インダクタ420、キャパシタ436は第2のスイ
ッチ装置448を構成する。
【0067】第1のスイッチ装置447はPINダイオ
ード408が順方向に電圧を印加されてアノード−カソ
ード間が低インピーダンス状態になり、インダクタ41
8とインダクタ419の接合点がほぼ大地電位点に接続
された場合に、インダクタ418とキャパシタ432お
よびインダクタ419とキャパシタ438がそれぞれ並
列共振し、入出力端子間のインピーダンスが極めて高く
なる。ここで、キャパシタ433は直流阻止キャパシタ
である。
【0068】以上のように構成されたアンテナスイッチ
共用器について、以下図5を用いてその動作を説明す
る。
【0069】送信時には、制御端子405に正電圧が印
加される。制御電流は、制御端子405、抵抗426、
第2のスイッチ装置448、インダクタ419、PIN
ダイオード408を記載の順に流れる。それに伴い、第
2のスイッチ装置448の入出力端子間およびPINダ
イオード408のアノード−カソード間は低インピーダ
ンス状態になる。PINダイオード408のアノード−
カソード間が低インピーダンス状態になることにより、
インダクタ418とインダクタ419の接合点がほぼ大
地電位点に接続されるため、インダクタ418とキャパ
シタ432およびインダクタ419とキャパシタ438
が並列共振し、第1のスイッチ装置447の入出力端子
間のインピーダンスは極めて高くなる。また、送信フィ
ルタ445は送信周波数帯域内の信号を通過させる。そ
の結果、送信端子401より入力された送信信号は送信
フィルタ445を経て、第1のアンテナ端子402より
出力され、他の端子には出力されない。
【0070】本実施例のアンテナスイッチ共用器は2つ
の受信モードを持つ。すなわち、第1のアンテナ端子よ
り受信を行なうモードと、第2のアンテナ端子より受信
を行なうモードである。
【0071】まず、第1のアンテナ端子402より受信
を行なうモードでの動作について記述する。第1のアン
テナ端子402より受信を行なう時には制御端子405
に電圧は印加されない。従って、制御電流は流れず、第
2のスイッチ装置448の入出力端子間およびPINダ
イオード408のアノード−カソード間は共に高インピ
ーダンス状態になる。また、送信フィルタ445を第1
のアンテナ端子402側より見た場合のインピーダンス
は受信周波数帯域において極めて高い。その結果、第1
のアンテナ端子402より入力された受信信号は受信端
子404より出力され、他の端子には出力されない。
【0072】続いて、第2のアンテナ端子403より受
信を行なうモードでの動作について記述する。第2のア
ンテナ端子403より受信を行なう時には制御端子40
5に正電圧が印加される。制御電流は制御端子405、
抵抗426、第2のスイッチ装置448、インダクタ4
19、PINダイオード408を記載の順に流れる。そ
れに伴い、第2のスイッチ装置448の入出力端子間お
よびPINダイオード408のアノード−カソード間は
低インピーダンス状態になる。PINダイオード408
のアノード−カソード間が低インピーダンス状態になる
ことにより、インダクタ418とインダクタ419の接
合点がほぼ大地電位点に結合されるため、インダクタ4
18とキャパシタ432およびインダクタ419とキャ
パシタ438が並列共振し、第1のスイッチ装置447
の入出力端子間のインピーダンスは極めて高くなる。そ
の結果、第2のアンテナ端子403より入力された受信
信号は受信端子404より出力され、他の端子には出力
されない。
【0073】以上のように、本発明の第4の実施例によ
れば、より少ない個数のPINダイオードで本発明の第
1の実施例におけるアンテナスイッチ共用器と同様の機
能を、実現することができる。
【0074】(実施例5)図6は本発明の第5の実施例
におけるアンテナスイッチ共用器の回路構成を示すもの
である。図6において、501は送信端子、502は第
1のアンテナ端子、503は第2のアンテナ端子、50
4は受信端子、505は第1の制御端子、506は第2
の制御端子、507は第3の制御端子、508は第4の
制御端子である。509、510、511、512は電
界効果トランジスタ、513、514、515は先端短
絡誘電体同軸共振器、516、517、518、519
はインダクタ、520、521、522、523、52
4は抵抗、525、526、527、528、529、
530、531、532はキャパシタである。
【0075】先端短絡誘電体同軸共振器513、インダ
クタ516、517、キャパシタ525、526、52
7は送信フィルタ533を構成しており、送信周波数帯
域内の信号を通過させ、受信信号に対しては高インピー
ダンスとなる。また、先端短絡誘電体同軸共振器51
4、515、インダクタ519、キャパシタ530、5
31、532は受信フィルタとして帯域通過フィルタ5
34を構成しており、受信周波数帯域内を通過域とし、
他の周波数に対しては高インピーダンスとなる。さら
に、電界効果トランジスタ509、510、インダクタ
518、抵抗520、521、キャパシタ528、52
9は第1のスイッチ装置535を構成し、電界効果トラ
ンジスタ511、512、抵抗522、523、524
は第2のスイッチ装置536を構成する。
【0076】第1のスイッチ装置535は、電界効果ト
ランジスタ509のドレイン端子とソース端子間が低イ
ンピーダンス状態になり、インダクタ518の一端がほ
ぼ大地電位点に接続された場合にインダクタ518とキ
ャパシタ528が並列共振し、スイッチ装置535を第
1のアンテナ端子502から見たインピーダンスが極め
て高くなるように構成される。
【0077】なお、第1のスイッチ装置535は、第1
の入出力端子にインダクタ518とキャパシタ528の
一端を電気的に接続し、キャパシタ528の他端を接地
し、インダクタ518の他端に電界効果トランジスタ5
09のドレイン端子と電界効果トランジスタ510のド
レイン端子を電気的に接続し、電界効果トランジスタ5
09のソース端子を接地し、第2の入出力端子に電界効
果トランジスタ510のソース端子を電気的に接続して
構成されるが、これは、第1のスイッチ装置535の消
費電力をほぼゼロとすると共に、送信出力が大きい場合
の第1のアンテナ端子502と受信端子504間のアイ
ソレーションの劣化を防止するという効果を有する。こ
こで、インダクタ518およびキャパシタ528を4分
の1波長伝送線路で置き換えても同様の効果が得られ
る。
【0078】また、第2のスイッチ装置536において
抵抗522は、ほぼ整合負荷に等しい抵抗値を持ち、使
用していないときの第2のアンテナ端子503がほぼ整
合負荷で終端されるので、送信時および第1のアンテナ
端子502からの受信時に、第1のアンテナ端子502
に接続されたアンテナと、第2のアンテナ端子503に
接続されたアンテナの不要な干渉を防止するという効果
を有する。ただし、スイッチ装置536から電界効果ト
ランジスタ511、抵抗522を取り除いても、上記の
効果は失われるがスイッチ装置として必要な機能は実現
できる。
【0079】また、電界効果トランジスタ511の低イ
ンピーダンス時のドレイン端子とソース端子間の抵抗値
をほぼ整合負荷に等しい値とするのではなく、ほぼ整合
負荷に等しい抵抗値を持つ抵抗522を電界効果トラン
ジスタ511のソース端子に接続することにより、抵抗
522が整合負荷に等しくなるように調整するのがより
容易になるという効果が得られる。
【0080】以上のように構成されたアンテナスイッチ
共用器について、以下図6を用いてその動作を説明す
る。
【0081】送信時には、第2の制御端子506、第4
の制御端子508にはピンチオフ電圧以下の負電圧が印
加され、第1の制御端子505、第3の制御端子507
は接地される。前記の制御電圧がそれぞれ印加されるこ
とにより、電界効果トランジスタ510、512のドレ
イン−ソース間が高インピーダンス状態になり、電界効
果トランジスタ509、511のドレイン−ソース間が
低インピーダンス状態になる。電界効果トランジスタ5
09のドレイン−ソース間が低インピーダンス状態にな
ることにより、インダクタ518の一端がほぼ大地電位
点に接続されるため、インダクタ518とキャパシタ5
28が並列共振し、第1のスイッチ装置535を第1の
アンテナ端子502から見たインピーダンスが極めて高
くなる。また、送信フィルタ533は送信周波数帯域内
の信号を通過させる。その結果、送信端子501より入
力された送信信号は送信フィルタ533を経て、第1の
アンテナ端子502より出力され、他の端子には出力さ
れない。
【0082】このとき、電界効果トランジスタ511の
ドレイン−ソース間が低インピーダンス状態になり第2
のアンテナ端子503が一端を接地した抵抗522に接
続され、且つ電界効果トランジスタ512のドレイン−
ソース間が高インピーダンス状態になることにより、第
2のアンテナ端子503はほぼ整合負荷で終端される。
【0083】本実施例のアンテナスイッチ共用器は2つ
の受信モードを持つ。すなわち、第1のアンテナ端子よ
り受信を行なうモードと、第2のアンテナ端子より受信
を行なうモードである。
【0084】まず、第1のアンテナ端子502より受信
を行なうモードでの動作について記述する。第1のアン
テナ端子502より受信を行なう時には、第1の制御端
子505、第4の制御端子508にはピンチオフ電圧以
下の負電圧が印加され、第2の制御端子506、第3の
制御端子507は接地される。前記の制御電圧がそれぞ
れ印加されることにより、電界効果トランジスタ50
9、512のドレイン−ソース間が高インピーダンス状
態になり、電界効果トランジスタ510、511のドレ
イン−ソース間が低インピーダンス状態になる。従っ
て、第1のスイッチ装置535の入出力端子間は低イン
ピーダンス状態になり、第2のスイッチ装置536を第
1のスイッチ装置535側から見たインピーダンスは高
インピーダンス状態になる。また、送信フィルタ533
を第1のアンテナ端子502側より見た場合のインピー
ダンスは受信周波数帯域において極めて高い。その結
果、第1のアンテナ端子502より入力された受信信号
は受信端子504より出力され、他の端子には出力され
ない。このとき、電界効果トランジスタ511のドレイ
ン−ソース間が低インピーダンス状態になり、第2のア
ンテナ端子503が一端を接地した抵抗522に接続さ
れ、且つ電界効果トランジスタ512のドレイン−ソー
ス間が高インピーダンス状態になることにより、第2の
アンテナ端子503はほぼ整合負荷で終端される。
【0085】続いて、第2のアンテナ端子503より受
信を行なうモードでの動作について記述する。第2のア
ンテナ端子503より受信を行なう時には、第2の制御
端子506、第3の制御端子507にはピンチオフ電圧
以下の負電圧が印加され、第1の制御端子505、第4
の制御端子508は接地される。前記の制御電圧がそれ
ぞれ印加されることにより、電界効果トランジスタ51
0、511のドレイン−ソース間が高インピーダンス状
態になり、電界効果トランジスタ509、512のドレ
イン−ソース間が低インピーダンス状態になる。従っ
て、第1のスイッチ装置535を第2のスイッチ装置5
36側からみたインピーダンスは高インピーダンス状態
になり、第2のスイッチ装置536の入出力端子間は低
インピーダンス状態になる。その結果、第2のアンテナ
端子503より入力された受信信号は受信端子504よ
り出力され、他の端子には出力されない。
【0086】以上のように、本発明の第5の実施例によ
れば、本発明の第1の実施例におけるアンテナスイッチ
共用器と同様の機能を有し、且つ消費電力がほぼゼロで
あるアンテナスイッチ共用器を実現することができる。
【0087】次に、上記各実施例における特有の回路構
成による効果および変更例について説明する。上記第1
の実施例において、第1のスイッチ装置147はインダ
クタ119とキャパシタ134の直列接続とダイオード
108を並列接続して構成されているが、これは、第1
のスイッチ装置147の遮断時に第1のスイッチ装置1
47の入出力端子間のインピーダンスを高めることを目
的としてしており、インダクタ119とキャパシタ13
4を取り除いても入出力端子間のインピーダンスの低下
は生じるが同様の機能を実現できる。これは、第2の実
施例、第3の実施例および第4の実施例における第1の
スイッチ装置247、347、第2のスイッチ装置44
8、第3のスイッチ装置149、249についても同様
である。
【0088】また、第1の実施例において、第2のスイ
ッチ装置148を、入出力端子にインダクタ120とキ
ャパシタ136の一端を電気的に接続し、キャパシタ1
36の他端は接地し、インダクタ120の他端にPIN
ダイオード109とインダクタ121の一端を電気的に
接続し、PINダイオード109の他端を接地し、入出
力端子にインダクタ121の他端とキャパシタ141の
一端を電気的に接続し、キャパシタ141の他端を接地
した構成とすることにより、第2のスイッチ装置を小型
化するのが容易となる。また、インダクタ120とキャ
パシタ136およびインダクタ121とキャパシタ14
1の一方あるいは両方を4分の1波長伝送線路に置き換
えることにより、第1のアンテナ端子102より受信す
るときの受信信号の損失を低減することができる。これ
は、第4の実施例における第2のスイッチ装置447に
ついても同様である。
【0089】また、第1の実施例において、キャパシタ
137は、その容量値を適切に選ぶことにより、第1の
アンテナ端子102より受信を行なう時に、第1のアン
テナ端子102および受信端子104におけるインピー
ダンス整合の向上に寄与する。これは、第4の実施例お
よび第5の実施例におけるキャパシタ434、529に
ついても同様である。
【0090】また、第1の実施例において、帯域通過フ
ィルタ146の入力結合素子をキャパシタ142とする
ことにより、帯域通過フィルタ146と第3のスイッチ
装置149の接続部に必要とされる直流阻止キャパシタ
が不要となる。これは、第2の実施例、第3の実施例、
第4の実施例および第5の実施例における帯域通過フィ
ルタ246、340、446、534についても同様で
ある。
【0091】また、第1の実施例において、送信フィル
タを低域通過フィルタ145とすることにより、高調波
の放射を防止することができる。これは、第2の実施
例、第3の実施例における低域通過フィルタ245、3
39についても同様である。
【0092】また、第1の実施例において、受信フィル
タを帯域通過フィルタ146とすることにより、不要信
号の受信を防止することができる。これは、第2の実施
例、第3の実施例、第4の実施例および第5の実施例に
おける帯域通過フィルタ246、340、446、53
4についても同様である。
【0093】また、第1の実施例において、帯域通過フ
ィルタ146を、有極型帯域通過フィルタにすることに
より、帯域通過フィルタ146の共振器数を有極型でな
い場合よりも減らすことができる。これは、第2の実施
例、第3の実施例、第4の実施例および第5の実施例に
おける帯域通過フィルタ246、340、446、53
4についても同様である。
【0094】また、第4の実施例の送信フィルタ445
は、送信周波数において通過帯域を有し、受信周波数に
おいて減衰帯域を有するように構成されているが、この
ことにより、送信端子401から入力された送信信号は
第1のアンテナ端子402より出力され、第1のアンテ
ナ端子402から入力された受信信号は送信端子401
には出力されない。また、送信フィルタ445に上記の
伝達特性に加えて低域通過特性を付与することにより、
送信信号の高調波の放射を防止するという効果が得られ
る。これは、第5の実施例における送信フィルタ533
についても同様である。
【0095】また、第4の実施例の送信フィルタ445
は、先端短絡誘電体同軸共振器を用いた帯域除去フィル
タと、低域通過フィルタとで構成されているが、このこ
とにより、送信フィルタとして帯域通過フィルタを用い
た場合よりも、送信信号の損失を低減し、且つ形状を小
型化することができる。これは、第5の実施例における
送信フィルタ533についても同様である。
【0096】次に、上記第1の実施例、第2の実施例お
よび第3の実施例における各スイッチ装置の構成をまと
めて列示する。
【0097】第1のスイッチ装置およびまたは第3のス
イッチ装置として、PINダイオードを入出力端子間に
直列接続したスイッチ回路を用いる。
【0098】第1のスイッチ装置およびまたは第3のス
イッチ装置として、PINダイオードと、インダクタ
と、キャパシタとを備え、インダクタとキャパシタの直
列接続とPINダイオードを並列接続した回路を入出力
端子間に電気的に接続したスイッチ回路を用いる。
【0099】第1のスイッチ装置およびまたは第3のス
イッチ装置として、電界効果トランジスタのドレイン端
子とソース端子を入出力端子間に電気的に接続し、ゲー
ト端子を制御端子としたスイッチ回路を用いる。
【0100】第1のスイッチ装置およびまたは第3のス
イッチ装置として、電界効果トランジスタのドレイン端
子とソース端子を入出力端子間に電気的に接続し、電界
効果トランジスタの前記ドレイン端子にインダクタの一
端を接続し、インダクタの他端を前記ソース端子に接続
し、ゲート端子を制御端子としたスイッチ回路を用い
る。
【0101】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1のインダクタと、第
2のインダクタと、第1のキャパシタと、第2のキャパ
シタと、PINダイオードとを備え、第1の入出力端子
に第1のインダクタと第1のキャパシタの一端を電気的
に接続し、第1のキャパシタの他端は接地し、第1のイ
ンダクタの他端にPINダイオードと第2のインダクタ
の一端を電気的に接続し、PINダイオードの他端を接
地し、第2の入出力端子に第2のインダクタの他端と第
2のキャパシタの一端を電気的に接続し、第2のキャパ
シタの他端を接地したスイッチ回路を用いる。
【0102】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の4分の1波長伝送
線路と、第2の4分の1波長伝送線路と、PINダイオ
ードとを備え、第1の入出力端子に第1の4分の1波長
伝送線路の一端を電気的に接続し、第1の4分の1波長
伝送線路の他端にPINダイオードと前記第2の4分の
1波長伝送線路の一端を電気的に接続し、PINダイオ
ードの他端を接地し、第2の入出力端子に第2の4分の
1波長伝送線路の他端を電気的に接続したスイッチ回路
を用いる。
【0103】第2のスイッチ装置として、PINダイオ
ードと、インダクタと、キャパシタとを備え、インダク
タとPINダイオードの直列接続とキャパシタを並列接
続した回路を入出力端子間に電気的に接続したスイッチ
回路を用いる。
【0104】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、インダクタと、キャパシ
タと、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果
トランジスタとを備え、第1の入出力端子にインダクタ
とキャパシタの一端を電気的に接続し、キャパシタの他
端を接地し、インダクタの他端に第1の電界効果トラン
ジスタのドレイン端子と第2の電界効果トランジスタの
ドレイン端子を電気的に接続し、第1の電界効果トラン
ジスタのソース端子を接地し、第2の入出力端子に第2
の電界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続し
たスイッチ回路を用いる。
【0105】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、4分の1波長伝送線路
と、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果ト
ランジスタとを備え、第1の入出力端子に4分の1波長
伝送線路の一端を電気的に接続し、4分の1波長伝送線
路の他端に第1の電界効果トランジスタのドレイン端子
と第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気的
に接続し、第1の電界効果トランジスタのソース端子を
接地し、第2の入出力端子に第2の電界効果トランジス
タのソース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用い
る。
【0106】第3のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トランジ
スタと、第2の電界効果トランジスタとを備え、第1の
入出力端子に第1の電界効果トランジスタのドレイン端
子と第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気
的に接続し、第1の電界効果トランジスタのソース端子
を接地し、第2の入出力端子に第2の電界効果トランジ
スタのソース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用
いる。
【0107】第3のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トランジ
スタと、第2の電界効果トランジスタと、ほぼ整合負荷
に等しい抵抗値を有する抵抗とを備え、第1の入出力端
子に第1の電界効果トランジスタのドレイン端子と第2
の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気的に接続
し、第1の電界効果トランジスタのソース端子を抵抗の
一端と接続し、抵抗の他端を接地し、第2の入出力端子
に第2の電界効果トランジスタのソース端子を電気的に
接続したスイッチ回路を用いる。
【0108】第3のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、ON時のドレイン端子と
ソース端子間の抵抗値がほぼ整合負荷に等しい第1の電
界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタと
を備え、第1の入出力端子に第1の電界効果トランジス
タのドレイン端子と第2の電界効果トランジスタのドレ
イン端子を電気的に接続し、第1の電界効果トランジス
タのソース端子を接地し、第2の入出力端子に第2の電
界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続したス
イッチ回路を用いる。
【0109】次に、第4の実施例および第5の実施例に
おける各スイッチ装置の構成をまとめて列示する。
【0110】第2のスイッチ装置として、PINダイオ
ードを入出力端子間に直列接続したスイッチ回路を用い
る。
【0111】第2のスイッチ装置として、PINダイオ
ードと、インダクタと、キャパシタとを備え、インダク
タとキャパシタの直列接続と前記PINダイオードを並
列接続した回路を入出力端子間に電気的に接続したスイ
ッチ回路を用いる。
【0112】第2のスイッチ装置として、電界効果トラ
ンジスタのドレイン端子とソース端子を入出力端子間に
電気的に接続し、ゲート端子を制御端子としたスイッチ
回路を用いる。
【0113】第2のスイッチ装置として、電界効果トラ
ンジスタのドレイン端子とソース端子を入出力端子間に
電気的に接続し、前記電界効果トランジスタのドレイン
端子にインダクタの一端を接続し、インダクタの他端を
ソース端子に接続し、ゲート端子を制御端子としたスイ
ッチ回路を用いる。
【0114】第1のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1のインダクタと、第
2のインダクタと、第1のキャパシタと、第2のキャパ
シタと、PINダイオードとを備え、第1の入出力端子
に第1のインダクタと第1のキャパシタの一端を電気的
に接続し、第1のキャパシタの他端は接地し、第1のイ
ンダクタの他端に前記PINダイオードと前記第2のイ
ンダクタの一端を電気的に接続し、PINダイオードの
他端を接地し、第2の入出力端子に第2のインダクタの
他端と第2のキャパシタの一端を電気的に接続し、第2
のキャパシタの他端を接地したスイッチ回路を用いる。
【0115】第1のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の4分の1波長伝送
線路と、第2の4分の1波長伝送線路と、PINダイオ
ードとを備え、第1の入出力端子に第1の4分の1波長
伝送線路の一端を電気的に接続し、第1の4分の1波長
伝送線路の他端にPINダイオードと第2の4分の1波
長伝送線路の一端を電気的に接続し、PINダイオード
の他端を接地し、第2の入出力端子に第2の4分の1波
長伝送線路の他端を電気的に接続したスイッチ回路を用
いる。
【0116】第1のスイッチ装置として、PINダイオ
ードと、インダクタと、キャパシタとを備え、インダク
タと前記PINダイオードの直列接続とキャパシタを並
列接続した回路を入出力端子間に電気的に接続したスイ
ッチ回路を用いる。
【0117】第1のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、インダクタと、キャパシ
タと、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果
トランジスタとを備え、第1の入出力端子にインダクタ
とキャパシタの一端を電気的に接続し、キャパシタの他
端を接地し、インダクタの他端に第1の電界効果トラン
ジスタのドレイン端子と第2の電界効果トランジスタの
ドレイン端子を電気的に接続し、第1の電界効果トラン
ジスタのソース端子を接地し、第2の入出力端子に第2
の電界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続し
たスイッチ回路を用いる。
【0118】第1のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、4分の1波長伝送線路、
第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トラン
ジスタとを備え、第1の入出力端子に前記4分の1波長
伝送線路の一端を電気的に接続し、4分の1波長伝送線
路の他端に第1の電界効果トランジスタのドレイン端子
と第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気的
に接続し、第1の電界効果トランジスタのソース端子を
接地し、第2の入出力端子に第2の電界効果トランジス
タのソース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用い
る。
【0119】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トランジ
スタと、第2の電界効果トランジスタとを備え、第1の
入出力端子に第1の電界効果トランジスタのドレイン端
子と第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気
的に接続し、第1の電界効果トランジスタのソース端子
を接地し、第2の入出力端子に第2の電界効果トランジ
スタのソース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用
いる。
【0120】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トランジ
スタと、第2の電界効果トランジスタと、ほぼ整合負荷
に等しい抵抗値を有する抵抗とを備え、第1の入出力端
子に第1の電界効果トランジスタのドレイン端子と第2
の電界効果トランジスタのドレイン端子を電気的に接続
し、第1の電界効果トランジスタのソース端子を抵抗の
一端と接続し、抵抗の他端を接地し、第2の入出力端子
に第2の電界効果トランジスタのソース端子を電気的に
接続したスイッチ回路を用いる。
【0121】第2のスイッチ装置として、第1の入出力
端子と、第2の入出力端子と、ON時のドレイン端子と
ソース端子間の抵抗値がほぼ整合負荷に等しい第1の電
界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタと
を備え、第1の入出力端子に第1の電界効果トランジス
タのドレイン端子と第2の電界効果トランジスタのドレ
イン端子を電気的に接続し、第1の電界効果トランジス
タのソース端子を接地し、第2の入出力端子に第2の電
界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続したス
イッチ回路を用いる。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、送信と
受信の切り換え機能およびダイバーシチ受信機能を備え
ると共に、低損失、小型、低消費電力および使用してい
ないアンテナを整合負荷で終端という特徴をそれぞれ備
えたアンテナスイッチ共用器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の回路図
【図2】本発明の第1の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の基板外観平面図
【図3】本発明の第2の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の回路図
【図4】本発明の第3の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の回路図
【図5】本発明の第4の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の回路図
【図6】本発明の第5の実施例におけるアンテナスイッ
チ共用器の回路図
【図7】従来のアンテナ共用器の回路図
【図8】従来のSPDTスイッチの回路図
【符号の説明】
101、201、301 送信端子 102、202、302 第1のアンテナ端子 103、203、303 第2のアンテナ端子 104、204、304 受信端子 145、245、340 低域通過フィルタ 146、246、341 帯域通過フィルタ 147、247、342 第1のスイッチ装置 148、248、343 第2のスイッチ装置 149、249、344 第3のスイッチ装置 401、501 送信端子 402、502 第1のアンテナ端子 403、503 第2のアンテナ端子 404、504 受信端子 445、533 送信フィルタ 446、534 地域通過フィルタ 447、535 第1のスイッチ装置 448、536 第2のスイッチ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 橋 広 志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 部品株式会社内 (72)発明者 櫻 川 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 部品株式会社内 (72)発明者 中 久 保 英 明 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55番12 号 松下日東電器株式会社内 (72)発明者 太 田 都 朗 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55番12 号 松下日東電器株式会社内 (72)発明者 松 村 勉 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55番12 号 松下日東電器株式会社内 (72)発明者 湯 田 直 毅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電子 部品株式会社内 (72)発明者 森 永 洋 一 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端子と、受信端子と、第1のアンテ
    ナ端子と、第2のアンテナ端子と、第1のスイッチ装置
    と、第2のスイッチ装置と、第3のスイッチ装置とを備
    え、前記送信端子と前記第1のアンテナ端子の間に前記
    第1のスイッチ装置を電気的に接続し、前記第1のアン
    テナ端子と前記受信端子の間に前記第2のスイッチ装置
    を電気的に接続し、前記受信端子と前記第2のアンテナ
    端子の間に前記第3のスイッチ装置を電気的に接続した
    ことを特徴とするアンテナスイッチ共用器。
  2. 【請求項2】 送信端子と第1のスイッチ装置の間に送
    信フィルタを電気的に接続し、第2のスイッチ装置と受
    信端子の間に受信フィルタを電気的に接続したことを特
    徴とする請求項1記載のアンテナスイッチ共用器。
  3. 【請求項3】 第1のスイッチ装置およびまたは第3の
    スイッチ装置として、PINダイオードを入出力端子間
    に直列接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のアンテナスイッチ共用
    器。
  4. 【請求項4】 第1のスイッチ装置およびまたは第3の
    スイッチ装置として、PINダイオードと、インダクタ
    と、キャパシタとを備え、前記インダクタと前記キャパ
    シタの直列接続と前記PINダイオードを並列接続した
    回路を入出力端子間に電気的に接続したスイッチ回路を
    用いたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    アンテナスイッチ共用器。
  5. 【請求項5】 第1のスイッチ装置およびまたは第3の
    スイッチ装置として、電界効果トランジスタのドレイン
    端子とソース端子を入出力端子間に電気的に接続し、ゲ
    ート端子を制御端子としたスイッチ回路を用いたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナスイ
    ッチ共用器。
  6. 【請求項6】 第1のスイッチ装置およびまたは第3の
    スイッチ装置として、電界効果トランジスタのドレイン
    端子とソース端子を入出力端子間に電気的に接続し、前
    記電界効果トランジスタの前記ドレイン端子にインダク
    タの一端を接続し、前記インダクタの他端を前記ソース
    端子に接続し、ゲート端子を制御端子としたスイッチ回
    路を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のアンテナスイッチ共用器。
  7. 【請求項7】 第2のスイッチ装置として、第1の入出
    力端子と、第2の入出力端子と、第1のインダクタと、
    第2のインダクタと、第1のキャパシタと、第2のキャ
    パシタと、PINダイオードとを備え、前記第1の入出
    力端子に前記第1のインダクタと前記第1のキャパシタ
    の一端を電気的に接続し、前記第1のキャパシタの他端
    は接地し、前記第1のインダクタの他端に前記PINダ
    イオードと前記第2のインダクタの一端を電気的に接続
    し、前記PINダイオードの他端を接地し、前記第2の
    入出力端子に前記第2のインダクタの他端と前記第2の
    キャパシタの一端を電気的に接続し、前記第2のキャパ
    シタの他端を接地したスイッチ回路を用いたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のアンテナスイッ
    チ共用器。
  8. 【請求項8】 第2のスイッチ装置として、第1の入出
    力端子と、第2の入出力端子と、第1の4分の1波長伝
    送線路と、第2の4分の1波長伝送線路と、PINダイ
    オードとを備え、前記第1の入出力端子に前記第1の4
    分の1波長伝送線路の一端を電気的に接続し、前記第1
    の4分の1波長伝送線路の他端に前記PINダイオード
    と前記第2の4分の1波長伝送線路の一端を電気的に接
    続し、前記PINダイオードの他端を接地し、前記第2
    の入出力端子に前記第2の4分の1波長伝送線路の他端
    を電気的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のアンテナスイッチ
    共用器。
  9. 【請求項9】 第2のスイッチ装置として、PINダイ
    オードと、インダクタと、キャパシタとを備え、前記イ
    ンダクタと前記PINダイオードの直列接続と前記キャ
    パシタを並列接続した回路を入出力端子間に電気的に接
    続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のアンテナスイッチ共用器。
  10. 【請求項10】 第1のスイッチ装置にPINダイオー
    ドを用い、第2のスイッチ装置および第3のスイッチ装
    置に電界効果トランジスタを用いたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のアンテナスイッチ共用器。
  11. 【請求項11】 送信フィルタを低域通過フィルタと
    し、受信フィルタを帯域通過フィルタとしたことを特徴
    とする請求項2記載のアンテナスイッチ共用器。
  12. 【請求項12】 受信フィルタが、有極型帯域通過フィ
    ルタであることを特徴とする請求項2記載のアンテナス
    イッチ共用器。
  13. 【請求項13】 第2のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、インダクタと、キャ
    パシタと、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界
    効果トランジスタとを備え、前記第1の入出力端子に前
    記インダクタと前記キャパシタの一端を電気的に接続
    し、前記キャパシタの他端を接地し、前記インダクタの
    他端に前記第1の電界効果トランジスタのドレイン端子
    と前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電
    気的に接続し、前記第1の電界効果トランジスタのソー
    ス端子を接地し、前記第2の入出力端子に前記第2の電
    界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続したス
    イッチ回路を用いたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のアンテナスイッチ共用器。
  14. 【請求項14】 第2のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、4分の1波長伝送線
    路と、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果
    トランジスタとを備え、前記第1の入出力端子に前記4
    分の1波長伝送線路の一端を電気的に接続し、前記4分
    の1波長伝送線路の他端に前記第1の電界効果トランジ
    スタのドレイン端子と前記第2の電界効果トランジスタ
    のドレイン端子を電気的に接続し、前記第1の電界効果
    トランジスタのソース端子を接地し、前記第2の入出力
    端子に前記第2の電界効果トランジスタのソース端子を
    電気的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のアンテナスイッチ共
    用器。
  15. 【請求項15】 第3のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トラ
    ンジスタと、第2の電界効果トランジスタとを備え、前
    記第1の入出力端子に前記第1の電界効果トランジスタ
    のドレイン端子と前記第2の電界効果トランジスタのド
    レイン端子を電気的に接続し、前記第1の電界効果トラ
    ンジスタのソース端子を接地し、前記第2の入出力端子
    に前記第2の電界効果トランジスタのソース端子を電気
    的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のアンテナスイッチ共用
    器。
  16. 【請求項16】 第3のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トラ
    ンジスタと、第2の電界効果トランジスタと、ほぼ整合
    負荷に等しい抵抗値を有する抵抗とを備え、前記第1の
    入出力端子に前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン端子と前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端
    子を電気的に接続し、前記第1の電界効果トランジスタ
    のソース端子を抵抗の一端と接続し、前記抵抗の他端を
    接地し、前記第2の入出力端子に前記第2の電界効果ト
    ランジスタのソース端子を電気的に接続したスイッチ回
    路を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のアンテナスイッチ共用器。
  17. 【請求項17】 第3のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、ON時のドレイン端
    子とソース端子間の抵抗値がほぼ整合負荷に等しい第1
    の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジス
    タとを備え、前記第1の入出力端子に前記第1の電界効
    果トランジスタのドレイン端子と前記第2の電界効果ト
    ランジスタのドレイン端子を電気的に接続し、前記第1
    の電界効果トランジスタのソース端子を接地し、前記第
    2の入出力端子に前記第2の電界効果トランジスタのソ
    ース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用いたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ
    スイッチ共用器。
  18. 【請求項18】 誘電体共振器と結合回路で構成された
    受信フィルタと、送信フィルタと、スイッチ装置とを備
    え、前記送信フィルタと前記結合回路を結ぶ線上に前記
    誘電体共振器を配置して実装したことを特徴とするアン
    テナスイッチ共用器。
  19. 【請求項19】 送信端子と、受信端子と、第1のアン
    テナ端子と、第2のアンテナ端子と、送信周波数におい
    て通過帯域を有し、受信周波数において減衰帯域を有す
    る送信フィルタと、第1のスイッチ装置と、第2のスイ
    ッチ装置とを備え、前記送信端子と前記第1のアンテナ
    端子の間に前記送信フィルタを電気的に接続し、前記第
    1のアンテナ端子と前記受信端子の間に前記第1のスイ
    ッチ装置を電気的に接続し、前記受信端子と前記第2の
    アンテナ端子の間に前記第2のスイッチ装置を電気的に
    接続したことを特徴とするアンテナスイッチ共用器。
  20. 【請求項20】 第1のスイッチ装置と受信端子の間に
    受信フィルタを接続したことを特徴とする請求項19記
    載のアンテナスイッチ共用器。
  21. 【請求項21】 送信フィルタがさらに低域通過特性を
    合わせ持つことを特徴とする請求項19または請求項2
    0記載のアンテナスイッチ共用器。
  22. 【請求項22】送信フィルタが、帯域除去フィルタと、
    低域通過フィルタとで構成されたことを特徴とする請求
    項21記載のアンテナスイッチ共用器。
  23. 【請求項23】 第2のスイッチ装置として、PINダ
    イオードを入出力端子間に直列接続したスイッチ回路を
    用いたことを特徴とする請求項19または請求項20記
    載のアンテナスイッチ共用器。
  24. 【請求項24】 第2のスイッチ装置として、PINダ
    イオードと、インダクタと、キャパシタとを備え、前記
    インダクタと前記キャパシタの直列接続と前記PINダ
    イオードを並列接続した回路を入出力端子間に電気的に
    接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする請求項
    19または請求項20記載のアンテナスイッチ共用器。
  25. 【請求項25】 第2のスイッチ装置として、電界効果
    トランジスタのドレイン端子とソース端子を入出力端子
    間に電気的に接続し、ゲート端子を制御端子としたスイ
    ッチ回路を用いたことを特徴とする請求項19または請
    求項20記載のアンテナスイッチ共用器。
  26. 【請求項26】 第2のスイッチ装置として、電界効果
    トランジスタのドレイン端子とソース端子を入出力端子
    間に電気的に接続し、前記電界効果トランジスタの前記
    ドレイン端子にインダクタの一端を接続し、前記インダ
    クタの他端を前記ソース端子に接続し、ゲート端子を制
    御端子としたスイッチ回路を用いたことを特徴とする請
    求項19または請求項20記載のアンテナスイッチ共用
    器。
  27. 【請求項27】 第1のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1のインダクタ
    と、第2のインダクタと、第1のキャパシタと、第2の
    キャパシタと、PINダイオードとを備え、前記第1の
    入出力端子に前記第1のインダクタと前記第1のキャパ
    シタの一端を電気的に接続し、前記第1のキャパシタの
    他端は接地し、前記第1のインダクタの他端に前記PI
    Nダイオードと前記第2のインダクタの一端を電気的に
    接続し、前記PINダイオードの他端を接地し、前記第
    2の入出力端子に前記第2のインダクタの他端と前記第
    2のキャパシタの一端を電気的に接続し、前記第2のキ
    ャパシタの他端を接地したスイッチ回路を用いたことを
    特徴とする請求項19または請求項20に記載のアンテ
    ナスイッチ共用器。
  28. 【請求項28】 第1のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1の4分の1波長
    伝送線路と、第2の4分の1波長伝送線路と、PINダ
    イオードとを備え、前記第1の入出力端子に前記第1の
    4分の1波長伝送線路の一端を電気的に接続し、前記第
    1の4分の1波長伝送線路の他端に前記PINダイオー
    ドと前記第2の4分の1波長伝送線路の一端を電気的に
    接続し、前記PINダイオードの他端を接地し、前記第
    2の入出力端子に前記第2の4分の1波長伝送線路の他
    端を電気的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴
    とする請求項19または請求項20に記載のアンテナス
    イッチ共用器。
  29. 【請求項29】 第1のスイッチ装置として、PINダ
    イオードと、インダクタと、キャパシタとを備え、前記
    インダクタと前記PINダイオードの直列接続と前記キ
    ャパシタを並列接続した回路を入出力端子間に電気的に
    接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする請求項
    19または請求項20に記載のアンテナスイッチ共用
    器。
  30. 【請求項30】 受信フィルタを帯域通過フィルタとし
    たことを特徴とする請求項20記載のアンテナスイッチ
    共用器。
  31. 【請求項31】 受信フィルタが、有極型帯域通過フィ
    ルタであることを特徴とする請求項20記載のアンテナ
    スイッチ共用器。
  32. 【請求項32】 第1のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、インダクタと、キャ
    パシタと、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界
    効果トランジスタとを備え、前記第1の入出力端子に前
    記インダクタと前記キャパシタの一端を電気的に接続
    し、前記キャパシタの他端を接地し、前記インダクタの
    他端に前記第1の電界効果トランジスタのドレイン端子
    と前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端子を電
    気的に接続し、前記第1の電界効果トランジスタのソー
    ス端子を接地し、前記第2の入出力端子に前記第2の電
    界効果トランジスタのソース端子を電気的に接続したス
    イッチ回路を用いたことを特徴とする請求項19または
    請求項20に記載のアンテナスイッチ共用器。
  33. 【請求項33】 第1のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、4分の1波長伝送線
    路、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果ト
    ランジスタとを備え、前記第1の入出力端子に前記4分
    の1波長伝送線路の一端を電気的に接続し、前記4分の
    1波長伝送線路の他端に前記第1の電界効果トランジス
    タのドレイン端子と前記第2の電界効果トランジスタの
    ドレイン端子を電気的に接続し、前記第1の電界効果ト
    ランジスタのソース端子を接地し、前記第2の入出力端
    子に前記第2の電界効果トランジスタのソース端子を電
    気的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする
    請求項19または請求項20に記載のアンテナスイッチ
    共用器。
  34. 【請求項34】 第2のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トラ
    ンジスタと、第2の電界効果トランジスタとを備え、前
    記第1の入出力端子に前記第1の電界効果トランジスタ
    のドレイン端子と前記第2の電界効果トランジスタのド
    レイン端子を電気的に接続し、前記第1の電界効果トラ
    ンジスタのソース端子を接地し、前記第2の入出力端子
    に前記第2の電界効果トランジスタのソース端子を電気
    的に接続したスイッチ回路を用いたことを特徴とする請
    求項19または請求項20に記載のアンテナスイッチ共
    用器。
  35. 【請求項35】 第2のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、第1の電界効果トラ
    ンジスタと、第2の電界効果トランジスタと、ほぼ整合
    負荷に等しい抵抗値を有する抵抗とを備え、前記第1の
    入出力端子に前記第1の電界効果トランジスタのドレイ
    ン端子と前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端
    子を電気的に接続し、前記第1の電界効果トランジスタ
    のソース端子を抵抗の一端と接続し、前記抵抗の他端を
    接地し、前記第2の入出力端子に前記第2の電界効果ト
    ランジスタのソース端子を電気的に接続したスイッチ回
    路を用いたことを特徴とする請求項19または請求項2
    0に記載のアンテナスイッチ共用器。
  36. 【請求項36】 第2のスイッチ装置として、第1の入
    出力端子と、第2の入出力端子と、ON時のドレイン端
    子とソース端子間の抵抗値がほぼ整合負荷に等しい第1
    の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジス
    タとを備え、前記第1の入出力端子に前記第1の電界効
    果トランジスタのドレイン端子と前記第2の電界効果ト
    ランジスタのドレイン端子を電気的に接続し、前記第1
    の電界効果トランジスタのソース端子を接地し、前記第
    2の入出力端子に前記第2の電界効果トランジスタのソ
    ース端子を電気的に接続したスイッチ回路を用いたこと
    を特徴とする請求項19または請求項20に記載のアン
    テナスイッチ共用器。
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