JPH0732167A - 異材継手の接合方法 - Google Patents

異材継手の接合方法

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JPH0732167A
JPH0732167A JP20042093A JP20042093A JPH0732167A JP H0732167 A JPH0732167 A JP H0732167A JP 20042093 A JP20042093 A JP 20042093A JP 20042093 A JP20042093 A JP 20042093A JP H0732167 A JPH0732167 A JP H0732167A
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JP
Japan
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tube
alloy
stainless steel
joining
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP20042093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kono
隆之 河野
Shizuo Kawanami
静男 河波
Ryoji Kishikawa
良治 岸川
Toshihide Igari
敏秀 猪狩
Toyotaka Onda
豊孝 音田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合時の制御が容易であり、コストが安価で
割れの発生がなく、耐食性のよい、しかも現場工事にも
好適な異材継手の接合方法を提供する。 【構成】 Zr 又はZr 合金よりなる第1の棒・管1
と、ステンレス鋼よりなる第2の棒・管3とを同軸的に
接合するに際して、上記第1の棒・管1とTi 又はTi
合金よりなる第3の棒・管2と同軸的に摩擦接合して第
4の棒・管を作る第1の工程と、上記第3の棒・管3の
Ti 又はTi 合金よりなる一端と上記第2の棒・管3の
ステンレス鋼とを同軸的に摩擦接合する第2工程とより
なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学プラント,再処理
プラントなどに適用される異材継手の接合方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、Zr 及びZr 合金とステンレス
鋼との異材接合では、両金属の溶融接合及び固相接合は
接合不可能か又は接合部強度が常に小さくかつ不安定で
ある。そこで、従来、ステンレス鋼にTa (タンタル)
を爆着で接合し、さらにその上にZr 及びZr 合金を爆
着で接合している。この場合、板材状の異材継手は従
来、図5断面図に示すようにして作られ、01はZr
はZr 合金、02はインサート材であるTa の薄板であ
り、03はステンレス鋼、例えばSUS304ULCで
ある。爆着でZr 及びZr 合金01とステンレス鋼03
との異材継手管を作る場合は、図6断面図に示すよう
に、まず、ステンレス鋼03に爆着012でTa 02を
接合し、その後、そのTa 02にZr 及びZr 合金01
を再び爆着で接合した後、種々の検査を行い健全部のみ
を取り出して、図4に示す異材継手管を製作している。
このため、材料の歩止まりが悪く、多くの高価な材料を
廃却しなければならず、異材継手の製作コストは高いも
のになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Zr 及びZr 合金とス
テンレス鋼の異材継手の製作方法においては、接合境界
面に割れの発生しない健全な品質が確保することが最も
重要である。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、接合時の制御が容易であり、コストが安価
で、しかも割れの発生がなく耐食性の良い異材継手の接
合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、Z
r 又はZr 合金よりなる第1の棒・管と、ステンレス鋼
よりなる第2の棒・管とを同軸的に接合するに際して、
上記第1の棒・管とTi 又はTi 合金よりなる第3の棒
・管と同軸的に摩擦接合して第4の接合棒・管を作る第
1の工程と、上記第3の棒・管のTi 又はTi 合金より
なる一端と上記第2の棒・管のステンレス鋼とを同軸的
に摩擦接合する第2の工程とよりなることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような構成によれば、Ti 及びTi 合金を
インサート材として用い、ステンレス鋼とTi 及びTi
合金とを摩擦圧接で接合するとともに、Zr 及びZr
金とTi 及びTi 合金とを摩擦で接合する。これらの材
料の組合せの摩擦接合部の強度は何れも母材と同等以上
で極めて健全であり、その結果、Zr 又はZr 合金とス
テンレス鋼との健全な異材継手を作ることができる。ま
た、Ti 及びTi 合金をインサート材として用い、摩擦
接合で接合することによりTi 及びTi 合金とZr 及び
r 合金との接合部の耐食性を大幅に向上させることが
できる。これは、摩擦接合の特徴である接合部の拡散層
を少なく、かつ薄くできる特性を利用し、Zr 及びZr
合金とTi 及びTi 合金とを摩擦接合することができる
ことによる。これにより、Zr 及びZr 合金とTi 及び
Ti 合金とをTIG溶接(溶融接合)することによって
生成するZr とTi との耐食性の劣る溶接金属を作るこ
となく接合できる。次に、上記特性を利用し、Ti 及び
Ti 合金とステンレス鋼を接合する。これにより、母材
強度と同等の接合部強度を得ることができる。上記異材
継手を実プラントに用いることにより、異材継手のZr
側と実プラントのZr 管及び異材継手のステンレス側と
実プラントのステンレス管をTIG溶接することで健全
な継手を持つ実プラントを作ることができる。
【0007】
【実施例】本発明をZr 及びZr 合金とステンレスとの
異材継手に適用した一実施例を図面について説明する
と、図1はその基礎となる第1実施例を示す部分切開斜
視図、図2は図1の第1実施例を工場及び現場作業に適
用した第2実施例を示す同じく部分切開斜視図、図3は
Ti −5Ta /Zr の圧接条件と引張試験結果を示す
図、図4はTi −5Ta /SUS304の圧接条件と引
張試験結果を示す図である。
【0008】まず、本発明の第1実施例を図面について
説明すると、図1において、1はZr 又はZr 合金の
管、2はTi 又はTi 合金の管、3はステンレス鋼のそ
れぞれ管である。11はZr 又はZr 合金1とTi 又は
Ti 合金2との摩擦接合部、12はTi 又はTi 合金2
とステンレス鋼3との摩擦接合部である。これら摩擦接
合部11及び12によりZr 又はZr 合金1とTi 又は
Ti 合金2とステンレス鋼3の異材継手の管を構成す
る。
【0009】このような構成によれば、Ti 及びTi 合
金をインサート材として用い、ステンレス鋼とTi 及び
Ti 合金とを摩擦圧接で接合するとともに、Zr 及びZ
r 合金とTi 及びTi 合金とを摩擦で接合する。これら
の材料の組合せの摩擦接合部の強度は何れも母材と同等
以上で極めて健全であり、その結果、Zr 又はZr 合金
とステンレス鋼との健全な異材継手を作ることができ
る。また、Ti 及びTi 合金をインサート材として用
い、摩擦接合で接合することによりTi 及びTi 合金と
r 及びZr 合金との接合部の耐食性を大幅に向上させ
ることができる。これは、摩擦接合の特徴である接合部
の拡散層を少なく、かつ薄くできる特性を利用し、Zr
及びZr 合金とTi 及びTi 合金とを摩擦接合すること
ができることによる。これにより、Zr 及びZr 合金と
Ti 及びTi 合金とをTIG溶接(溶融接合)すること
によって生成するZr とTi との耐食性の劣る溶接金属
を作ることなく接合できる。
【0010】次に、本発明の第2実施例を図2について
説明すると、図1の異材継手のTi又はTi 合金1の管
と、プラント側のZr 又はZr 合金4の管とをTIG溶
接で接合し、TIG溶接部13を作る。また、ステンレ
ス鋼3の管とプラント側のステンレス鋼5の管とをTI
G溶接で接合しTIG溶接部14を作るのである。この
異材継手の管を用いることによりZr 又はZr 合金のプ
ラントと、ステンレス鋼のプラントを工場内及び現地で
TIG溶接で接合することができる。このようにして、
異材継手のZr 側と実プラントのZr 管及び異材継手の
ステンレス側と実プラントのステンレス管をTIG溶接
することで健全な継手を持つ実プラントを作ることがで
きる。
【0011】図3は純Zr とTi −5Ta 棒の摩擦接合
の試験結果を示す図であり、同図により接合条件を適当
に選定することにより、接合部破断(境界破断)の生じ
ない健全な接合を行うことができる。
【0012】図4はTi −5Ta とステンレス鋼(SU
S304ULC)棒の摩擦接合の試験結果を示し、同図
に基づいて接合条件を適宜選定することにより、接合部
破断(境界破断)の生じない健全な接合を行うことがで
きる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、下記の効果が奏せられ
る。 (1)ステンレス製の装置とZr 及びZr 合金製の装置
とを工場内及び現地で容易に接合することが可能となっ
た。 (2)安価で高品質の異材継手が多量に生産可能になっ
た。
【0014】要するに本発明によれば、Zr 又はZr
金よりなる第1の棒・管と、ステンレス鋼よりなる第2
の棒・管とを同軸的に接合するに際して、上記第1の棒
・管とTi 又はTi 合金よりなる第3の棒・管と同軸的
に摩擦接合して第4の接合棒・管を作る第1の工程と、
上記第3の棒・管のTi 又はTi 合金よりなる一端と上
記第2の棒・管のステンレス鋼とを同軸的に摩擦接合す
る第2の工程とよりなることにより、接合時の制御が容
易であり、コストが安価で、しかも割れの発生がなく耐
食性の良い異材継手の接合方法を得るから、本発明は産
業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる第1実施例を示す異材継手
の部分切開斜視図である。
【図2】図1の第1実施例を工場,現場での作業に適用
した第2実施例を示す異材継手の部分切開斜視図であ
る。
【図3】本発明によるTi −5Ta と純Zr との異材継
手の摩擦接合試験結果を示す図である。
【図4】本発明によるTi −5Ta とSUS304UL
Cとの異材継手の摩擦接合試験結果を示す図である。
【図5】従来の爆着による接合部を示す断面図である。
【図6】従来の爆着による異材継手管を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 Zr 又はZr 合金(の管) 2 Ti 又はTi 合金(の管) 3 ステンレス鋼(の管) 4 Zr 又はZr 合金(の管) 5 ステンレス鋼(の管) 11 摩擦接合部 12 摩擦接合部 13 TIG溶接部 15 TIG溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪狩 敏秀 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 音田 豊孝 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Zr 又はZr 合金よりなる第1の棒・管
    と、ステンレス鋼よりなる第2の棒・管とを同軸的に接
    合するに際して、上記第1の棒・管とTi 又はTi 合金
    よりなる第3の棒・管と同軸的に摩擦接合して第4の接
    合棒・管を作る第1の工程と、上記第3の棒・管のTi
    又はTi 合金よりなる一端と上記第2の棒・管のステン
    レス鋼とを同軸的に摩擦接合する第2の工程とよりなる
    ことを特徴とする異材継手の接合方法。
JP20042093A 1993-07-20 1993-07-20 異材継手の接合方法 Pending JPH0732167A (ja)

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Effective date: 20011010