JPH07321662A - ディジタル信号処理装置および方法 - Google Patents

ディジタル信号処理装置および方法

Info

Publication number
JPH07321662A
JPH07321662A JP13805494A JP13805494A JPH07321662A JP H07321662 A JPH07321662 A JP H07321662A JP 13805494 A JP13805494 A JP 13805494A JP 13805494 A JP13805494 A JP 13805494A JP H07321662 A JPH07321662 A JP H07321662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
circuit
digital signal
signal
time domain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13805494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3277696B2 (ja
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13805494A priority Critical patent/JP3277696B2/ja
Priority to US08/451,057 priority patent/US5555465A/en
Priority to DE69536122T priority patent/DE69536122D1/de
Priority to EP06024665A priority patent/EP1755044A3/en
Priority to EP06024668A priority patent/EP1755045B1/en
Priority to EP95303586A priority patent/EP0685800B1/en
Priority to DE69536093T priority patent/DE69536093D1/de
Priority to KR1019950014107A priority patent/KR100388729B1/ko
Priority to EP06024664A priority patent/EP1793316A3/en
Publication of JPH07321662A publication Critical patent/JPH07321662A/ja
Priority to US08/612,055 priority patent/US5739873A/en
Priority to US08/854,991 priority patent/US5764305A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3277696B2 publication Critical patent/JP3277696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4084Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting in the transform domain, e.g. fast Fourier transform [FFT] domain scaling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルビデオ信号等のディジタル情報信
号を処理する時に、時間領域処理と周波数領域処理とを
統合することによって、処理精度の向上を図る。 【構成】 入力ディジタルビデオ信号がDCT回路3に
より係数データに変換され、分類回路5によって、周波
数領域のフラット成分6aとインパルス成分6bとに分
離される。フラット成分6aが逆DCT回路7に供給さ
れ、時間軸上の変化の信号とされ、クラス分類適応処理
回路9において、時間領域において、解像度補償がなさ
れる。インパルス成分6aは、ゲイン変換回路10に供
給され、周波数領域において、高域の補償がなされる。
そして、ゲイン変換回路10の出力信号が逆DCT回路
11によって時間軸上の信号とされる。そして、合成回
路14において、各処理後の信号が合成され、出力端子
15に解像度補償がされた信号が得られる。適応処理回
路9およびゲイン変換回路10では、予め学習で求めら
れた予測係数、予測値、ゲイン変換比が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信
号、ディジタルオーディオ信号等のディジタル信号の信
号処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル画像信号、ディジタル
オーディオ信号等の信号処理を行なう時に、時間領域あ
るいは周波数領域のいずれかで信号処理を行なうのが普
通であった。周波数領域の処理は、信号の定常特性を良
く表現できるが、過渡特性の表現には不向きであった。
一方、時間領域の処理は、過渡特性を表現するのに適し
ているが、定常特性を表現するには不向きであった。こ
こで、定常特性とは、安定した繰り返しの変化を意味
し、過渡特性とは、孤立した1回限りの変化を意味す
る。
【0003】一例として、図13は、時間領域処理の場
合を示す。図13Aに示すように、過渡特性は、時間軸
に対して、その変化が激しい波形(インパルス状の波
形)となり、これは、例えば数個のサンプル程度を使用
することによって、充分処理することができる。波形中
のドットは、サンプリング位置を示し、ディジタル信号
の場合は、各サンプリング位置のレベルと対応するサン
プリング値を有する離散的信号系列である。但し、図に
おいては、以下も同様であるが、アナログ信号波形でも
って表すことにする。一方、定常特性は、時間軸上で図
13Bに示すような変化がゆるやかな波形(フラットな
波形)となり、これは、数個程度のサンプルを使用して
も、波形の特徴が分からず、充分な処理ができない。
【0004】次に、周波数領域で考えると、定常特性
は、含まれる周波数成分が単一あるいは少ないので、図
14Aに示すようなインパルス状の波形となる。一方、
過渡特性は、図14Bに示すようなフラットな波形とな
る。上述と同様に、インパルス状の波形の方が信号の特
徴をとらえるのに適している。
【0005】一般的な信号波形は、時間軸に対しては、
図15に示すように、定常特性(フラット)の部分FL
1、FL2、FL3、・・・と過渡特性(インパルス)
の部分IM1、IM2、・・・とが混在したものであ
る。従って、時間領域処理と周波数領域処理との一方の
みを行なうことによっては、信号の特徴を正しく反映し
た処理を行なうことが難しい。そのために、同一の信号
に対して、時間領域処理と周波数領域処理とを行なう必
要が生じ、処理時間が長くなったり、処理のためのハー
ドウエアの規模が大きくなる問題があった。
【0006】従って、この発明の目的は、ディジタル信
号の定常特性の部分に対しては、周波数領域で処理し、
その過渡特性の部分に対しては、時間領域で処理するこ
とができ、処理時間の短縮化、処理のためのハードウエ
アの規模の減少等が可能なディジタル信号処理を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力ディジタル信号を時間領域において分析する第
1の分析手段と、入力ディジタル信号を周波数領域にお
いて分析する第2の分析手段との少なくとも一方と、少
なくとも一方からなる分析手段の出力に基づいて入力デ
ィジタル信号を分類する分類手段と、分類手段によって
分類されたそれぞれの信号を時間領域および周波数領域
において適応的に処理する第1および第2の処理手段
と、第1および第2の処理手段の出力を合成する合成手
段とからなるディジタル信号処理装置である。
【0008】請求項2に記載の発明は、入力ディジタル
信号を周波数分析するための分析手段と、分析手段の出
力から周波数領域でインパルス状の成分とフラット成分
を分離するための分離手段と、分離手段の出力のインパ
ルス状成分が供給され、これを周波数領域で処理するた
めの第1の処理手段と、分離手段の出力のフラット成分
を時間領域信号に変換するための第1の変換手段と、第
1の変換手段の出力を時間領域で処理するための第2の
処理手段と、第1の処理手段の出力を時間領域に変換す
るための第2の変換手段と、第2の変換手段の出力と第
2の処理手段の出力を合成するための合成手段とからな
るディジタル信号処理装置である。
【0009】
【作用】入力ディジタル信号例えばディジタルビデオ信
号がDCTにより係数データへ変換され、この係数デー
タを解析することによって、周波数領域でインパルス状
成分とフラット成分とが分離される。周波数領域でイン
パルス状の信号は、第1の処理手段によって周波数領域
で処理される。周波数領域でフラット成分は、時間領域
では、インパルス状の信号となるので、第2の処理手段
によって時間領域で処理される。このように、インパル
ス状の信号の形態で処理がなされるので、処理の結果を
良好なものとできる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。この一実施例は、ディジタルビデオ信
号の解像度補償に対して、この発明を適用したものであ
る。解像度補償とは、図2Aにおいて、もともと20a
の周波数特性で示すような広帯域のビデオ信号がフィル
タリング処理等によって、20bの周波数特性で示すよ
うに、帯域が狭くなったことを補償し、すなわち、斜線
部分の成分を作り出すことによって、図2Bに示す広帯
域のビデオ信号へ変換することである。
【0011】この一実施例の全体的構成を示す図1にお
いて、1で示す入力端子に対して標準解像度のディジタ
ルビデオ信号(SDビデオ信号と称する)が供給され
る。また、高解像度のディジタルビデオ信号をHDビデ
オ信号と称する。入力SDビデオ信号の例は、SDVT
Rの再生信号、放送信号等である。入力SDビデオ信号
がブロック化回路2に供給され、テレビジョンラスター
の順序のビデオ信号が例えば(8×8)のブロック構造
の信号に走査変換される。
【0012】ブロック化回路2に対して、DCT(Disc
rete Cosine Transform)回路3が接続され、DCT回路
3からは、一つのブロックと対応して、1個の直流成分
の係数データDCと63個の交流成分の係数データAC
1、AC2、・・・、AC63とが発生する。一例とし
て、DCから開始して、より高次のAC係数が順次出力
されるジグザグ走査でもって、係数データが出力され
る。DCTは、入力ビデオ信号の周波数解析の一つの手
段であって、FFT、アダマール変換等を使用しても良
い。
【0013】DCT回路3からの係数データが係数解析
回路4を介して分類回路5に供給される。これらの係数
解析回路4および分類回路5は、周波数領域へ変換され
たディジタルビデオ信号の定常成分と過渡成分とを分離
するために、設けられている。分類回路5からは、周波
数領域でのフラットな成分(すなわち、過渡成分)6a
と、インパルス状の成分(すなわち、定常成分)6bと
が分離して現れる。
【0014】理解を容易とするために、係数データの値
の一例を(DC=50、AC1=48、AC2=46、
AC3=44、AC4=42、AC5=60、・・・
・)と仮定する。係数解析回路4は、この係数データの
解析を行い、AC5がインパルス状のものと判断する。
つまり、AC5は、AC1、AC2、AC3、AC4の
変化の傾向から40となるはずである。それが60の値
となっているので、これは、20の値、突出している。
分類回路5は、周波数領域のフラットな成分(過渡成分
であり、上述の例では、DC=50、AC1=48、A
C2=46、AC3=44、AC4=42、AC5=4
0、・・・・)6aと、周波数領域のインパルス状の成
分(定常成分であり、上述の例では、DC=0、AC1
=0、AC2=0、AC3=0、AC4=0、AC5=
20、・・・・)6bとを分離して出力する。
【0015】分類回路5からのフラット成分6aが逆D
CT回路7に供給され、時間領域の信号に戻され、ブロ
ック分解回路8に供給される。ブロック分解回路8から
は、テレビジョンのラスター走査の順に戻されたディジ
タルビデオ信号が得られる。このディジタルビデオ信号
が第2の処理回路としてのクラス分類適応処理回路9に
供給される。この回路9は、後述のように、時間領域に
おいて解像度を高くするための処理回路である。フラッ
ト成分6aは、時間領域の処理に適しており、回路9に
よって、解像度の補償を良好になしうる。
【0016】分類回路5からのインパルス成分6bがゲ
イン変換回路10に供給される。ゲイン変換回路10に
対しては、ブロック化回路2の出力信号がクラス分類の
ために供給される。ゲイン変換回路10には、後述のよ
うに学習によって予め獲得されたゲイン変換比情報が格
納されたメモリが設けられている。このように、係数デ
ータのゲインを変換比情報に従って調整することによっ
て、周波数領域で高域成分が増強される。ゲイン変換回
路10の出力信号が逆DCT回路11に供給される。逆
DCT回路11によって、時間領域に戻された信号がブ
ロック分解回路12に供給され、テレビジョンラスター
走査の順のデータへ変換される。
【0017】ブロック分解回路12の出力信号が位相補
償回路13を介して合成回路14に供給され、合成回路
14にて、上述のクラス分類適応処理回路9の出力信号
と合成される。この合成は、単純多重の処理である。そ
して、合成回路14から出力端子15には、解像度が補
償されたディジタルビデオ信号、すなわち、HDビデオ
信号が得られる。
【0018】クラス分類適応処理回路9の一例を図3に
示す。21で示す入力端子に対しては、ブロック分解回
路8からのディジタルビデオ信号が供給される。このデ
ィジタルビデオ信号は、SDビデオ信号のフラット成分
(過渡成分)であり、時間領域でインパルス状となる信
号である。このディジタルビデオ信号が同時化回路22
に供給される。同時化回路22の出力データがクラス分
類回路23に供給される。クラス分類回路23の出力が
マッピング表M1〜M4がそれぞれ蓄えられたメモリ2
4a〜24dにアドレス信号として供給される。
【0019】図4は、SD画像およびHD画像の関係を
部分的に示す。図4において、○の画素データがSD画
像のもので、×の画素データがHD画像のものである。
例えば12個のSD画像の画素データa〜lから4個の
HD画像の画素データy1〜y4が生成される。メモリ
24aのマッピング表M1は、画素データy1を発生す
るためのもので、メモリ24b、24c、24dのマッ
ピング表M2、M3、M4は、画素データy2、y3、
y4をそれぞれ発生するためのものである。
【0020】メモリ24a〜24dの読み出し出力がセ
レクタ25に供給される。セレクタ25は、セレクト信
号発生回路26の出力によって制御される。セレクト信
号発生回路26には、HD画像のサンプルクロックが入
力端子27から供給される。セレクタ25によって、4
個の画素データy1〜y4が順番に選択され、これらの
画素データが走査変換回路28に供給される。走査変換
回路28は、HD画像の画素データをラスター走査の順
に出力端子29に発生する。出力画像の画素数は、入力
SDビデオ信号の画素数の4倍である。
【0021】メモリ24a〜24dに格納されるマッピ
ング表M1〜M4は、予め学習によって生成される。マ
ッピング表M1〜M4の生成のための構成の一例を図5
に示す。図5中で、31で示す入力端子にディジタルの
HDビデオ信号が供給される。このHDビデオ信号は、
マッピング表の生成を考慮した標準的な信号であること
が好ましい。実際には、標準的な画像をHDビデオカメ
ラにより撮像することによって、あるいは撮像信号をH
DVTRに記録することによって、HDビデオ信号を得
ることができる。
【0022】このHDビデオ信号が同時化回路32に供
給される。この同時化回路32は、図4に示す位置関係
を有する画素データa〜lとy1 〜y4 とを同時に出力
する。画素データa〜lがクラス分類回路33に供給さ
れる。クラス分類回路33は、階調、パターン等でHD
画素データy1 〜y4 のクラス分けを行なう。このクラ
ス分類回路33の出力がマッピング表生成回路34a〜
34dに対して共通に供給される。
【0023】同時化回路32からの画素データy1 〜y
4 がマッピング表生成回路34a〜34dに対して供給
される。マッピング表生成回路34a〜34dは、同一
の構成を有している。マッピング表としては、2種類可
能である。その一つは、HD画素の値y1 、y2 、y3
またはy4 をSD画素の値a〜lと係数w1 〜w12の線
形結合で予測するためのもので、この場合には、クラス
毎に係数w1 〜w12が定まる。他のものは、クラス毎に
予測される、HD画素の値そのものである。
【0024】図5中のマッピング表作成回路34a〜3
4dにそれぞれ設けられたメモリには、HDビデオ信号
とSDビデオ信号との間の相関を示すマッピング表が蓄
えられる。言い換えれば、SDビデオ信号の複数のデー
タが与えられた時に、この複数のデータのクラスと、平
均的に対応が取れたHDビデオ信号の画素データを出力
するマッピング表が形成できる。
【0025】クラス分類回路33は、図3のクラス分類
回路23と同様に、注目画素データをクラス分類し、ク
ラス情報を発生する。クラス分類としては、階調による
クラス分類、パターンによるクラス分類等を使用でき
る。階調を使用する時には、画素データが8ビットであ
ると、クラスの個数が極めて多くなるので、各画素のビ
ット数をADRC等の高能率符号化で減少させることが
好ましい。パターンを使用する時には、4画素で構成さ
れる複数のパターン(例えば平坦、右上に値が上昇、右
下に値が減少、等)を用意し、同時化回路32の出力デ
ータを複数のパターンのいずれかにクラス分けする。
【0026】HD画素データy1 を求めるマッピング表
作成回路34aを例にとると、クラス分類回路33から
のクラス情報がアドレスとして供給されるメモリが設け
られる。トレーニング(学習)時では、原HDビデオ信
号を間引き処理することによって、SDビデオ信号を形
成する。水平方向の間引き処理(サブサンプリング)お
よび垂直方向の間引き処理(サブライン)がなされる。
1フレーム以上のHDビデオ信号例えば静止画像が使用
される。メモリには、クラス情報と対応する各アドレス
に対して、画素データa〜lおよびy1 のサンプル値が
書込まれる。例えばメモリのアドレスAD0には、(a
10、a20、・・・、an0)(b10、b20、・・・、
n0)・・・・(l10、l20、・・・、ln0)(y10
20、・・・、yn0)が蓄えられる。
【0027】このように蓄えられた学習データがメモリ
から読出され、SD画素の値a〜lと係数w1 〜w12
線形1次結合で得られるHD画素(y1 に対応する)予
測値と真値との誤差を最小とする係数が最小二乗法によ
って求められる。一つのメモリのアドレスに蓄えられた
学習データに注目すると、このアドレスに関しては、下
記の連立方程式が成り立つ。
【0028】 y10=w1 10+w2 10+w3 10+・・・・・・+w121020=w1 20+w2 20+w3 20+・・・・・・+w122030=w1 30+w2 30+w3 30+・・・・・・+w1230 ・ ・ ・ yn0=w1 n0+w2 n0+w3 n0+・・・・・・+w12n0
【0029】ここで、y10〜yn0、a10〜an0、b10
n0、c10〜cn0、・・・・、l10〜ln0が既知である
ので、y10〜yn0(真値)に対する予測値の誤差の二乗
を最小とするような係数w1 〜w12を求めることができ
る。他のクラス(アドレス)についても同様に係数を決
定することができる。このように決定された係数がメモ
リに格納され、マッピング表として使用される。
【0030】係数に限らず、クラス毎にHDビデオ信号
のデータの値をトレーニングによって求め、メモリに格
納しても良い。例えば図6は、そのための構成を示す。
クラス分類回路33からのクラス情報がアドレスとして
供給されるデータメモリ40および度数メモリ41が設
けられる。
【0031】度数メモリ41の読出し出力が加算器42
に供給され、+1され、加算器42の出力がメモリ41
の同一アドレスに書込まれる。メモリ40および41
は、初期状態として各アドレスの内容がゼロにクリアさ
れる。
【0032】データメモリ40から読出されたデータが
乗算器43に供給され、度数メモリ41から読出された
度数と乗算される。乗算器43の出力が加算器44に供
給され、加算器44にて入力データyと加算される。加
算器44の出力が割算器45に除数として供給される。
この割算器45の出力(商)がデータメモリ40に入力
データとされる。
【0033】上述の図6の構成において、あるアドレス
が最初にアクセスされる時には、メモリ40および41
の読出し出力が0であるため、データy10がそのままメ
モリ40に書込まれ、メモリ41の対応するアドレスの
値が1とされる。若し、その後で、このアドレスが再び
アクセスされると、加算器42の出力が2であり、加算
器44の出力が(y10+y20)である。従って、割算器
45の出力が(y10+y20)/2であり、これがメモリ
40に書込まれる。さらに、その後で、上述のアドレス
がアクセスされると、同様の動作によって、メモリ40
のデータが(y10+y20+y30)/3に変更され、度数
も3に更新される。
【0034】上述の動作を所定期間行なうことによっ
て、メモリ40には、クラス分類回路33の出力によっ
てクラスが指定されると、そのときのデータが出力され
るようなマッピング表が蓄えられる。言い換えれば、入
力ビデオ信号の複数の画素データが与えられた時に、そ
れをクラス分類したものと平均的に対応がとれたデータ
を出力するマッピング表が形成できる。
【0035】クラス分類適応処理回路9についてより詳
細に説明すると、クラス分類適応処理回路9は、上述の
ように、線形1次結合の係数をトレーニングによって、
予め決定する。このトレーニング時には、図7の構成が
使用される。図7において、51は、入力端子で、標準
的なHD信号の静止画像を多数枚入力され、垂直間引き
フィルタ52と学習部54へ供給される。垂直間引きフ
ィルタ52は、HD画像を垂直方向に1/2に間引き
し。垂直間引きフィルタ52と接続されるて水平間引き
フィルタ53で水平方向に1/2に間引きを行ない、S
D信号と同等の画素の静止画像を学習部54に供給す
る。メモリ55は、学習部54で作成されたクラスコー
ドと学習結果を記憶する。
【0036】この例では、図8に示すように、HD画素
とSD画素の位置関係が規定される。図8に示すよう
に、SD画素(3×3)ブロックを用いる場合、SD画
素a〜iとHD画素A,B,C,Dが一組の学習データ
となる。1フレームに関して複数組の学習データが存在
し、且つ、フレーム数を増加させることにより非常に多
数の組の学習データを利用できる。
【0037】ここで図9は、学習部54において、線形
1次結合の係数を決定する場合に、その処理をソフトウ
ェアで行なう時の動作を示すフローチャートである。ス
テップ61から学習部の制御が開始され、ステップ62
の対応データブロック化では、HD信号とSD信号が供
給され、図8に示すような配列関係にあるHD画素およ
びSD画素を取り出す処理を行なう。ステップ63のデ
ータ終了では、入力された全データ例えば1フレームの
データの処理が終了していれば、ステップ66の予測係
数決定へ、終了していなければ、ステップ64のクラス
決定へ制御が移る。
【0038】ステップ64のクラス決定では、SD信号
の信号パターンからクラスを決める。この制御では、ビ
ット数削減のために、ADRCを用いることができる。
ステップ65の正規方程式加算では、後述するような方
程式を作成する。
【0039】ステップ63のデータ終了から全データの
処理が終了後、制御がステップ66に移り、ステップ6
6の予測係数決定では、後述する方程式を行列解法を用
いて解いて、予測係数を決める。ステップ67の予測係
数ストアで、予測係数をメモリにストアし、ステップ6
8で学習部の制御が終了する。メモリ内には、SD信号
で決定されるクラスをアドレスとして、そのクラスの予
測係数が記憶される。クラスおよび予測係数が上述した
マッピング表と対応する。
【0040】図8中のHD画素とSD画素の関係を規定
するための係数を求める処理をより詳細に説明する。一
般的にSD画素レベルをx1 〜xn とし、HD画素レベ
ルをyとしたとき、クラス毎に係数w1 〜wn によるn
タップの線形推定式 y´=w1 1 +w2 2 +‥‥+wn n (1) を設定する。学習前はwi が未定係数である。
【0041】上述のように、学習はクラス毎に複数のH
DデータおよびSDデータに対して行なう。データ数が
mの場合、式1に従って、 yj ´=w1 j 1 +w2 2 2+‥‥+wn jn (2) (但し、j=1,2,‥‥m)
【0042】m>nの場合、w1 〜wn は一意には決ま
らないので、誤差ベクトルeの要素を ej =yj −(w1 j1+w2 j2+‥‥+wn jn) (3) (但し、j=1,2,‥‥m)と定義して、次の式4を
最小にする係数を求める。
【0043】
【数1】
【0044】いわゆる最小自乗法による解法である。こ
こで式3のwi による偏微分係数を求める。
【0045】
【数2】
【0046】式6を0にするように各wi を決めればよ
いから、
【0047】
【数3】
【0048】として、行列を用いると
【0049】
【数4】
【0050】となり、掃き出し法等の一般的な行列解法
を用いて、この式8を解けば予測係数wi が求まり、ク
ラスコードをアドレスとして、この予測係数wi をメモ
リに格納しておく。
【0051】以上のように学習部が実データであるHD
信号を用いて予測係数wi を獲得することができ、これ
をメモリに格納しておく。そして、任意の入力されたS
D信号からクラス情報を形成し、クラス情報と対応する
予測係数をメモリから読出し、注目画素の周辺のSD画
素の値と予測係数の線形1次結合によって、注目画素の
値を形成することができ、任意の入力SD画像に対して
出力HD画像を生成することができる。
【0052】学習部54が予測係数ではなく、クラス毎
の代表値を決定する時には、図10のフローチャートで
示すような処理がなされる。開始のステップ71、学習
データ形成のステップ72およびデータ終了のステップ
73およびクラス決定のステップ74は、上述した図9
中のステップ61、62、63および64と同様のもの
である。
【0053】正規化のステップ75では、画素の値の正
規化がなされる。すなわち、HD画素の値(入力値)を
yとすると、(y−base)/DRの演算により入力デー
タが正規化される。ここで、DRは、図8に示す画素配
列において、a〜iを1ブロックとする時に、この1ブ
ロック内の画素の最大値と最小値の差(ダイナミックレ
ンジDR)である。また、baseは、ブロックの基準値で
あり、例えばブロックの画素の最小値である。最小値以
外にブロック内の画素値の平均値を使用しても良い。こ
の正規化によって、画素の相対的レベルに注目すること
ができる。
【0054】代表値決定のステップ76では、図6の場
合と同様にしてそのクラスの累積度数n(c)を求め、ま
た、代表値g(c)を求める。すなわち、新たに形成される
代表値g(c)´は、 g(c)´={(y−base)/DR+n(c)×g(c)}/n(c+1) (9) である。このように求められたクラス毎の代表値がメモ
リに格納される。
【0055】また、クラス分けのための情報圧縮手段と
しては、ADRC回路の代わりに例えば、DCT(Disc
rete Cosine Transform )、VQ(ベクトル量子化)、
あるいはDPCM(予測符号化)回路を設ける等のよう
に、データ圧縮を行なえることができる手段であれば何
を設けるかは適宜選択可能である。
【0056】上述したように、クラス分類適応処理回路
9は、時間領域において、実際の画像の性質に基づいて
SD信号およびHD信号の対応関係を学習し、その学習
からSD信号に対応するHD信号を生成することができ
る。また、SD信号のレベル分布に応じて適応的にクラ
スを選択するため、画像の局所的性質に追従したアップ
コンバージョンが可能となる。さらに、補間フィルタを
用いたものと異なり、解像度の補償されたHD信号を得
ることができる。
【0057】さて、図1に戻ると、分類回路5からの周
波数領域でインパルス状の成分6bが供給される、第1
の処理回路としてのゲイン変換回路10は、周波数領域
で解像度を補償するものである。すなわち、ゲイン変換
は、図11に示すように、もともとは、高域まで周波数
特性が拡大していた信号の高域のゲインが信号処理によ
って低下することを補償するものである。ゲイン変換回
路10は、クラス分類適応処理回路9と同様に、予め学
習によって、高域を補償するためのマッピング表が格納
されたメモリを有している。このマッピング表として
は、上述した時間領域のクラス分類適応処理回路9と同
様に、ゲイン変換比を出力するものと、ゲインの予測値
を出力するものとの2種類可能である。
【0058】図12は、ゲイン変換回路10内のマッピ
ング表を作成するための学習時の構成を示す。81で示
す入力端子に、学習に使用するHDビデオデータが供給
され、サブライン/サブサンプル回路82に供給され
る。この回路82は、垂直方向の間引き(サブライン)
と水平方向の間引き(サブサンプル)とを行なう。従っ
て、サブライン/サブサンプル回路82からは、SDビ
デオ信号と同程度の解像度を有するビデオ信号が発生す
る。
【0059】サブライン/サブサンプル回路82に対し
て遅延回路83およびD/A変換器90が接続される。
遅延回路83は、クラス分類がなされるまで、入力デー
タを遅延させ、タイミングを合わせるためのものであ
る。遅延回路83に対してブロック化回路84が接続さ
れ、例えば(4×4)のブロック構造のデータが同時化
される。ブロック化回路84の出力がDCT回路85に
供給され、コサイン変換がされる。DCT回路85から
は、直流成分の係数データから開始して、交流分の係数
データが低次から高次のものの順番(ジグザク走査)で
係数データが発生する。
【0060】DCT回路85からの係数データが割算回
路86に供給される。この割算回路86は、高域を補償
するために必要とされる、係数データに対するゲイン変
換比を求めるために設けられている。割算回路86から
のゲイン変換比信号がメモリ87に供給される。メモリ
87は、複数のDCT係数とそれぞれ対応してゲイン変
換比を記憶するために、複数枚の構成とされている。
【0061】信号処理の結果生じる、SDビデオ信号の
高域の劣化を調べるために、D/A変換器90によりア
ナログ信号とされたSDビデオ信号がアナログ伝送系9
1に供給される。アナログ伝送系91は、例えばアナロ
グVTRの記録および再生プロセスである。アナログ伝
送系91を介されたビデオ信号がA/D変換器92によ
ってディジタル信号とされ、ブロック化回路93に供給
される。
【0062】ブロック化回路93によって、ブロック化
回路84の出力データと同様のブロック構造のディジタ
ルビデオデータが形成される。ブロック化回路93の出
力データがDCT回路94およびクラス分類回路95に
供給される。DCT回路94からの係数データが割算回
路86に対して供給される。同じ次数の係数データに関
して、割算処理がなされ、係数データに関するゲイン変
換比信号が割算回路86で生成される。すなわち、アナ
ログ伝送系91を通ると、高域周波数成分が失われる
が、それによって、DCTの係数データの各成分のゲイ
ン(値)がどのように変化するかがゲイン変換比信号に
よって指示される。
【0063】例えばDCT回路85からDC、AC1〜
AC15の係数データが発生し、DCT回路94からD
C´、AC1´〜AC15´の係数データが発生する場
合を考える。割算回路86では、下記の演算によってゲ
イン変換比信号G0 、G1 、・・・・、G15が形成され
る。 G0 =DC/DC´、G1 =AC/AC´、・・・、G15=AC15/AC15´
【0064】図12では、簡単のために省略している
が、各係数に関して発生する複数のゲイン変換比信号を
平均化することによって、最終的なゲイン変換比信号が
求められ、これがメモリ87に記憶される。
【0065】このようなゲイン変換比信号は、高域が減
衰したビデオデータの係数データに対して、乗じられる
ことによって、高域が補償されたビデオデータの係数デ
ータを生成することを可能とする。図1中のゲイン変換
回路10は、予め学習により得られたゲイン変換比信号
が記憶されているメモリを有し、係数データとゲイン変
換比信号とを乗じることによって、係数データの値を変
更する。これによって、高域の補償を行なうことができ
る。
【0066】クラス分類回路95は、ブロック化回路9
3からのブロックデータのレベル分布に応じたクラス分
けを行なう。このクラス分けのために、上述したよう
に、ADRC等のデータ圧縮を行なうことが好ましい。
クラス分類回路95で得られたクラス情報がメモリ87
に対して、メモリ内アドレスとして供給される。メモリ
87は、直流分の係数データと、全ての次数の交流分の
係数データとのそれぞれと対応して複数枚の構成とさ
れ、複数枚のメモリのそれぞれが対応する係数データに
関してゲイン変換比信号を記憶する。
【0067】係数データと対応して、複数枚のメモリを
切り換えるためのアドレスは、アドレスカウンタ88に
より形成される。アドレスカウンタ88は、入力端子8
9からのクロック信号をカウントし、順次変化するアド
レスを発生する。この場合、ブロック化回路84からの
係数データと同期してアドレスが変化する。そして、複
数の種類のHDビデオ信号が入力端子81に供給され、
クラス毎に最適なゲイン変換比信号が形成され、これが
メモリ87に記憶される。
【0068】また、ゲイン変換比の代わりに、予測され
るDCT係数の値を学習によって、求めることも可能で
ある。
【0069】メモリ87に格納されたゲイン変換比信号
と同一のものが図1のゲイン変換回路10に設けられた
メモリ内に記憶されている。また、ブロック化回路2の
出力信号がクラス分類のためにゲイン変換回路10に供
給されている。ゲイン変換回路10において、DCT係
数データの各成分とゲイン変換比信号とが乗じられ、ゲ
イン調整がなされる。これによって、周波数領域の高域
の補償がなされる。ここで、ゲイン変換回路10に対し
ては、周波数領域でインパルス状成分6bが供給されて
いる。その理由は、若し、フラット成分をも含む種々の
成分からなる信号を変換しようとすると、非線形成分が
混入して精度が悪化し、正しいゲイン変換ができない問
題が生じるからである。同様の理由で、上述の図12に
示す学習時においても、インパルス状の信号が使用され
る。
【0070】以上の実施例は、ビデオ信号の解像度補
償、より具体的には、SD信号からHD信号へのアップ
コンバージョンに対してこの発明を適用したものであ
る。しかしながら、これ以外の信号処理に対してこの発
明を適用することができる。例えばこの発明は、ノイズ
除去回路に対して適用することができる。
【0071】ノイズとしては、インパルスノイズ(ホワ
イトノイズ)、ピンクノイズが一般的に存在しうる。イ
ンパルスノイズは、時間領域において、メディアンフィ
ルタを通すことによって、除去することができる。メデ
ィアンフィルタは、時間軸上で連続する3個のサンプル
データの値を比較し、中央のサンプルデータの値がその
前後のサンプルデータの値の間に存在しない時には、こ
の中央のサンプルデータをノイズと判断し、前後のサン
プルデータの中で、より近い値のデータに中央のサンプ
ルデータの値を置き換える処理を行なう(例えば実公平
3−19094号公報参照)。
【0072】時間領域のインパルス状ノイズは、このメ
ディアンフィルタで除去できる。しかしながら、時間領
域でフラットなノイズ(ピンクノイズ)を除去すること
は困難である。この発明では、メディアンフィルタを使
用した時間領域のノイズ除去の処理と合わせて、信号を
時間領域から周波数領域へ変換し、周波数領域でインパ
ルス状の成分を分離した後に、周波数領域でのノイズ除
去例えばディジタルローパスフィルタによるノイズ除去
を行なう。その結果、時間領域でフラットなノイズ成分
を除去することができる。結果として、入力ディジタル
信号中の種々のノイズを除去できる。
【0073】なお、この発明は、解像度補償、ノイズ除
去回路に限らず、その他のディジタル信号処理に対して
適用することができる。
【0074】
【発明の効果】上述のように、この発明は、ディジタル
情報信号を定常成分と過渡成分に分け、それぞれが適切
に表現できるように、時間領域および周波数領域におい
て別個に処理し、処理後に再び合成する。従って、時間
領域および周波数領域を2段階で行なうのと比較して、
処理時間の短縮化、ハードウエアの規模の削減、信号処
理の精度の向上等の利点を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体的なブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施例によりなされる解像度補償
を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施例におけるクラス分類適応処
理回路の一例のブロック図である。
【図4】SD画像とHD画像との間の画素の配列を示す
略線図である。
【図5】予測係数が格納されたマッピング表を作成する
ための構成の一例のブロック図である。
【図6】予測値が格納されたマッピング表を作成するた
めの構成の一例のブロック図である。
【図7】予測係数あるいは予測値を形成するための学習
時の構成の一例のブロック図である。
【図8】SD画像とHD画像との間の画素の配列の他の
例を示す略線図である。
【図9】予測係数を形成するための学習時の処理を示す
フローチャートである。
【図10】予測値を形成するための学習時の処理を示す
フローチャートである。
【図11】周波数領域での高域補償を説明するための略
線図である。
【図12】周波数領域での高域補償用のゲイン変換比を
学習するためのブロック図である。
【図13】時間領域におけるインパルス状成分およびフ
ラット成分をそれぞれ示す略線図である。
【図14】周波数領域におけるインパルス状成分および
フラット成分をそれぞれ示す略線図である。
【図15】時間領域におけるインパルス状成分およびフ
ラット成分の両者を含む信号波形の略線図である。
【符号の説明】
1 高解像度のディジタル画像信号の入力端子 3 DCT回路 5 周波数領域でのフラット成分およびインパルス状成
分を分離する分類回路 7、11 逆DCT回路 9 クラス分類適応処理回路 10 ゲイン変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 5/00 G10L 7/06 H04N 7/30 H04N 7/133 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル信号を時間領域において
    分析する第1の分析手段と、上記入力ディジタル信号を
    周波数領域において分析する第2の分析手段との少なく
    とも一方と、 上記少なくとも一方からなる分析手段の出力に基づいて
    上記入力ディジタル信号を分類する分類手段と、 上記分類手段によって分類されたそれぞれの信号を上記
    時間領域および上記周波数領域において適応的に処理す
    る第1および第2の処理手段と、 上記第1および第2の処理手段の出力を合成する合成手
    段とからなるディジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力ディジタル信号を周波数分析するた
    めの分析手段と、 上記分析手段の出力から周波数領域でインパルス状の成
    分とフラット成分を分離するための分離手段と、 上記分離手段の出力のインパルス状成分が供給され、こ
    れを周波数領域で処理するための第1の処理手段と、 上記分離手段の出力のフラット成分を時間領域信号に変
    換するための第1の変換手段と、 上記第1の変換手段の出力を時間領域で処理するための
    第2の処理手段と、 上記第1の処理手段の出力を時間領域に変換するための
    第2の変換手段と、 上記第2の変換手段の出力と上記第2の処理手段の出力
    を合成するための合成手段とからなるディジタル信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のディジタル信
    号処理装置において、 上記入力ディジタル信号がディジタルビデオ信号である
    ことを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のディジタル信
    号処理装置において、 上記周波数領域の分析手段が直交変換であることを特徴
    とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディジタル信号処理装
    置において、 上記直交変換は、離散的コサイン変換であることを特徴
    とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のディジタル信号処理装
    置において、 上記直交変換は、高速フーリエ変換であることを特徴と
    する装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のディジタル信号処理装
    置において、 上記直交変換は、アダマール変換であることを特徴とす
    る装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載のディジタル信
    号処理装置において、 処理手段が有限タップ数のディジタルフィルタを含むこ
    とを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載のディジタル信
    号処理装置において、 処理手段がノイズ除去回路であることを特徴とする装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のディジタル信号処理
    装置において、 上記ノイズ除去回路がメディアンフィルタおよびローパ
    スフィルタで構成されたことを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 入力ディジタル信号を時間領域または
    周波数領域において分析するステップと、 分析結果に基づいて上記入力ディジタル信号を分類する
    ステップと、 分類されたそれぞれの信号を上記時間領域および上記周
    波数領域において適応的に処理する第1および第2の処
    理ステップと、 上記第1および第2の処理ステップの結果を合成するス
    テップとからなるディジタル信号処理方法。
  12. 【請求項12】 入力ディジタル信号を周波数分析する
    ステップと、 分析結果に基づいて周波数領域でインパルス状の成分と
    フラット成分に分離するステップと、 上記インパルス状成分が供給され、これを周波数領域で
    処理するための第1の処理ステップと、 上記フラット成分を時間領域信号に変換する第1の変換
    ステップと、 上記第1の変換ステップで変換された結果の信号を上記
    時間領域で処理する第2の処理ステップと、 上記第1の処理ステップの結果を時間領域に変換する第
    2の変換ステップと、 上記第2の変換ステップで変換された結果の信号と上記
    第2の処理ステップの結果の信号を合成するステップと
    からなるディジタル信号処理方法。
JP13805494A 1994-05-28 1994-05-28 ディジタル信号処理装置および方法 Expired - Lifetime JP3277696B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13805494A JP3277696B2 (ja) 1994-05-28 1994-05-28 ディジタル信号処理装置および方法
US08/451,057 US5555465A (en) 1994-05-28 1995-05-25 Digital signal processing apparatus and method for processing impulse and flat components separately
KR1019950014107A KR100388729B1 (ko) 1994-05-28 1995-05-26 디지털신호처리장치및방법
EP06024668A EP1755045B1 (en) 1994-05-28 1995-05-26 Digital signal processing
EP95303586A EP0685800B1 (en) 1994-05-28 1995-05-26 Method and apparatus for digital signal processing
DE69536093T DE69536093D1 (de) 1994-05-28 1995-05-26 Verfahren und Einrichtung zur digitalen Signalverarbeitung
DE69536122T DE69536122D1 (de) 1994-05-28 1995-05-26 Digitale Signalverarbeitung
EP06024664A EP1793316A3 (en) 1994-05-28 1995-05-26 Digital signal processing
EP06024665A EP1755044A3 (en) 1994-05-28 1995-05-26 Digital signal processing
US08/612,055 US5739873A (en) 1994-05-28 1996-03-07 Method and apparatus for processing components of a digital signal in the temporal and frequency regions
US08/854,991 US5764305A (en) 1994-05-28 1997-05-13 Digital signal processing apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13805494A JP3277696B2 (ja) 1994-05-28 1994-05-28 ディジタル信号処理装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07321662A true JPH07321662A (ja) 1995-12-08
JP3277696B2 JP3277696B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=15212910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13805494A Expired - Lifetime JP3277696B2 (ja) 1994-05-28 1994-05-28 ディジタル信号処理装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3277696B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320277A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体
JP2002049399A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Sony Corp ディジタル信号処理方法、学習方法及びそれらの装置並びにプログラム格納媒体
JP2006501514A (ja) * 2002-10-03 2006-01-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 媒体信号の符号化及び復号化
EP1986437A2 (en) 2007-04-17 2008-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for upconverting content data
US7890977B2 (en) 2007-05-08 2011-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Signal processing apparatus and signal processing method for upconverting a plurality of stored content data

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320277A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体
JP2002049399A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Sony Corp ディジタル信号処理方法、学習方法及びそれらの装置並びにプログラム格納媒体
JP4645869B2 (ja) * 2000-08-02 2011-03-09 ソニー株式会社 ディジタル信号処理方法、学習方法及びそれらの装置並びにプログラム格納媒体
JP2006501514A (ja) * 2002-10-03 2006-01-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 媒体信号の符号化及び復号化
EP1986437A2 (en) 2007-04-17 2008-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for upconverting content data
US8897616B2 (en) 2007-04-17 2014-11-25 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for upconverting content data
US7890977B2 (en) 2007-05-08 2011-02-15 Canon Kabushiki Kaisha Signal processing apparatus and signal processing method for upconverting a plurality of stored content data

Also Published As

Publication number Publication date
JP3277696B2 (ja) 2002-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100388729B1 (ko) 디지털신호처리장치및방법
EP0571180B1 (en) Digital data conversion equipment
US20020191105A1 (en) Adaptively deinterlacing video on a per pixel basis
JP4103073B2 (ja) ビデオ信号を変換する方法および装置
JPH11191880A (ja) 画像変換装置および画像変換方法、並びに学習装置および学習方法
US5953075A (en) Video signal processing apparatus with means for magnifying and processing a picture image correspondingly to video signals
JPH08265711A (ja) 信号変換装置及び信号変換方法
JP3271101B2 (ja) ディジタル画像信号処理装置および処理方法
JP2000115716A (ja) 映像信号の変換装置および変換方法、並びにそれを使用した画像表示装置およびテレビ受信機
JP3277696B2 (ja) ディジタル信号処理装置および方法
KR101098300B1 (ko) 공간 신호 변환
JP3511645B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3871350B2 (ja) 解像度補償可能な画像変換装置および方法
JPH08317346A (ja) ディジタルビデオ信号変換装置及び変換方法
JP3693187B2 (ja) 信号変換装置及び信号変換方法
JPH07193789A (ja) 画像情報変換装置
JP4457276B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP4512956B2 (ja) データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体
JP4078719B2 (ja) 画像情報変換装置、変換方法および画像表示装置
JP4310847B2 (ja) 画像情報変換装置および変換方法
JP3856244B2 (ja) 信号変換装置及び信号変換方法
JP4649786B2 (ja) 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法
WO2000024194A1 (fr) Dispositif et procede de traitement d'images
JP4120095B2 (ja) 画像情報変換装置および変換方法
JP3814850B2 (ja) 信号変換装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090215

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term