JPH07321418A - 部品支持治具、光デバイスと光ファイバが組み込まれたモジュールを構成する為の光学部品ホルダ - Google Patents

部品支持治具、光デバイスと光ファイバが組み込まれたモジュールを構成する為の光学部品ホルダ

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JPH07321418A
JPH07321418A JP13630794A JP13630794A JPH07321418A JP H07321418 A JPH07321418 A JP H07321418A JP 13630794 A JP13630794 A JP 13630794A JP 13630794 A JP13630794 A JP 13630794A JP H07321418 A JPH07321418 A JP H07321418A
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jig
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JP13630794A
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Makoto Ogusu
誠 小楠
Tamayo Hiroki
珠代 広木
Hideaki Nojiri
英章 野尻
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学部品に余計な力がかからない様に、光学部
品を治具に設置したり・治具から解放したりできる光デ
バイスと光ファイバとの光結合を実現するモジュール用
組立て治具、このモジュールを構成する光学部品ホルダ
である。 【構成】光素子の光導波路と光ファイバがレンズ等の光
学部品を介して光学的に結合するモジュールの組み立て
工程において用いられる部品支持治具1である。細く伸
びた先端は切り込み1cによって所望の間隔をもって2
つの先端部1a,1bに分割されている。それぞれの先
端部1a,1bは、光学部品が組み込まれ一体化した光
学部品ホルダを挟むことでハンドリングするための爪2
a,2bがある。切り込み1cによって可能となる弾性
変形に伴う弾性力により、爪2a,2bで光学部品ホル
ダを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体光デバイスと光
ファイバとの光結合を実現する該デバイスと光ファイバ
が組み込まれたモジュール用の組立て治具、モジュール
を構成するレンズホルダに関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば、光通信においては、光源・
受信器・光増幅器などといった光導波路素子と情報伝達
媒体としての光ファイバとを光学的に結合させた光モジ
ュールが用いられている。この様なモジュールにおいて
は、光導波路と光ファイバの光結合が高効率で行われ、
しかも経時変化が少ないようになされることが重要な要
件となる。
【0003】従来技術では、普通、図12に示すように
光デバイスとの光結合にボールレンズ152が用いられ
ている。ボールレンズ152は、位置調整後、レーザ溶
接されて固定される。ボールレンズ152を最適な位置
に調整するためには、ボールレンズホルダ151をマニ
ピュレータにてハンドリングして精密制御動作が要求さ
れる。実際には、従来は、図12に示すようにピンセッ
トの如き治具150を用いてボールレンズホルダ51を
挟んでいた。治具150は2つの爪からなり、その爪の
間隔はボールレンズホルダ151の幅よりも僅かに小さ
く設計されている。この爪の間にボールレンズホルダ1
51をはめると、爪の弾性力により2つの爪がボールレ
ンズホルダ151を締め付けこれを支持する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかし前記従来技
術では、レンズホルダを最適位置に調整し固定してから
レンズホルダを支持治具から外すので、その際、支持治
具の保持力によって部品が引っ張られ、溶接部を支点と
して部品があらぬ方向に向いてしまうといったケースが
あった。また、光導波路と光ファイバの光結合は各光学
部品の位置精度に敏感であり、レンズホルダに不必要な
ストレスがかかるのは好ましくない。この様に、治具を
解除する際に慎重な作業が要求され、また、簡単な方法
で、光学部品に余計な力がかからない様に、光学部品を
治具に設置したり・治具から解放したりする方法が必要
とされていた。
【0005】よって、本発明の目的は、上記課題を解決
する為に、光デバイスと光ファイバとの光結合を実現す
る該デバイスと光ファイバが組み込まれたモジュール用
の組立て治具、モジュールを構成する光学部品ホルダを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の形態の本発明では、部品を保持する治具の部分を能動
的に操縦者が開閉させることのできる構造を持たせるこ
とで、部品保持力を意図的にフリーから必要な強さまで
調整させることができる。これにより、作業者は治具と
部品の取り付け・取り外しを、部品と治具の間で力を加
えることなく行える。
【0007】又、上記目的を達成する第2の形態の本発
明では、治具と部品の一方に凸形状を形成し、他方に凹
形状を形成する。両者の凹凸形状が噛み合うことによっ
て治具と部品の相対的な向き及び位置を一定にすること
ができる。
【0008】又、上記目的を達成する第3の形態の本発
明では、支持治具の保持する部分を能動的に操作できる
構造を持たせることで、部品ホルダを保持する力を、外
部圧力を変化させて解放状態から必要とされる強さまで
調整出来る。これにより、支持治具と部品ホルダの取付
け・取り外しを、余分な力を加えることなく行える。
【0009】詳細には、本発明の支持治具は、光素子の
光導波路と光ファイバがレンズ等の光学部品を介して光
学的に結合するモジュールの組み立て工程において用い
られる部品支持治具であって、細く伸びた先端は切り込
みによって所望の間隔をもって2つの先端部に分割され
ていて、そのそれぞれの先端部は、光学部品が組み込ま
れ一体化した光学部品ホルダを挟むことでハンドリング
するための爪があり、該切り込みによって可能となる弾
性変形に伴う弾性力により、該爪で光学部品ホルダを保
持することを特徴とする。
【0010】更には、本発明の支持治具は、光学部品ホ
ルダに対する保持力を調整するために、前記切り込みの
間隔を制御する手段を有し、それは、ねじ、圧電素子、
磁力手段などである。
【0011】又、本発明の支持治具の爪は、光学部品ホ
ルダに対向する側面に凹凸構造で嵌まり合う形状部分を
有しており、光学部品ホルダの向き・位置を一意に決め
られることを特徴とする。爪の嵌まり合う形状部分は、
V断面突起、テーパのついた複数の突起などから成る。
【0012】また更には、本発明の支持治具は、半導体
レーザ素子と該半導体レーザ素子を光ファイバへ光学的
に結合させる為のレンズと該レンズを保持する為のレン
ズホルダと該レンズホルダを搭載する為のステムと該ス
テムの温度制御をする為の電子式冷却素子との5つの要
素が包含され一端から前記光ファイバを外部に取り出せ
るパッケージ形の光伝送用モジュールの該レンズホルダ
を該ステムに組み立てる為の治具、或は光素子の光導波
路と光ファイバがレンズ等の光学部品を介して光学的に
結合するモジュールの組み立て工程において用いられる
部品支持治具であって、該レンズホルダを挟み込めるよ
うに先端が2つに分かれており、且つ該支持治具の先端
部の少なくとも一方に圧力を外部から加えることが出来
るように構成され、該少なくとも一方の先端部の一部
が、該圧力により膨らむことでレンズホルダを保持する
ことの出来る膨張部を有することを特徴とする。膨張部
は、金属薄膜、ゴム系材料などにより形成され、2つに
分割されている支持治具の両側の先端部に夫々設けられ
てもよい。
【0013】更に、本発明の光学部品ホルダは、光素子
の光導波路と光ファイバがレンズ等の光学部品を介して
光学的に結合するモジュールの組み立て工程において用
いられる部品支持治具に支持される光学部品ホルダであ
って、支持治具に対向する側面に凹凸構造で嵌まり合う
形状部分を有していることを特徴とする。前記嵌まり合
う形状部分は、V溝、テーパのついた複数の穴などから
成る。
【0014】
【実施例1】図1は本実施例の特徴を最もよく表す図面
である。同図において、1はボールレンズホルダ治具で
あり、中央の切り欠き1cと調整ネジ3によって爪2
a,2bが開閉する仕組みを持つ。通常、治具1は切り
欠き1cによって先端部である1aと1bとに別れてお
り、先端部1aと1bは弾性力によって或る距離に保た
れている。断面の様子を示す図2のごとく、治具先端部
1bには、ただの穴3cが開けられており、先端部1a
には、調整ネジ3に対応するメネジ3bが切ってある。
【0015】ネジ3を締め込んで行くと切り欠き1cの
部分は徐々に閉じて行くことになり、先端の爪2a,2
bが閉じることで部品を保持することができる。そし
て、限られた範囲においては調整ネジ3の締め込みの状
態によって部品を保持する力を調整することができる。
部品が固定された後には調整ネジ3を弛めて治具1を解
放状態として、部品を治具1より外して作業が完了す
る。本方法では特別な装置を必要とせず、本発明を実施
することができる。
【0016】図3に沿って、光デバイスないし半導体レ
ーザ11との光結合にボールレンズ12が用いられる場
合について説明する。ボールレンズ12は位置調整後、
レーザ溶接(16)されてサブキャリア14に固定され
る。ボールレンズ12を最適な位置に調整するためには
ボールレンズホルダ13をハンドリングして動かすが、
この際、治具1を用いてボールレンズホルダ13を挟
む。上記した如く、治具1は中央で分離される2つの部
分1a,1bからなり、その組み合せでできる爪2a,
2bの部分はボールレンズホルダ13の幅よりもわずか
に小さく設計されている。治具1の先端近くに設けられ
たネジ3を締めるかどうかで、ボールレンズホルダ13
の固定と解放が行われる。ボールレンズホルダ13は最
適位置に調整後にレーザ溶接(16)により固定され
る。ここで調整ネジ3を弛めることで治具1は解放状態
となりボールレンズホルダ13を放す。
【0017】
【実施例2】図4は本発明の実施例2を示す図面であ
り、同図において、21はボールレンズホルダ治具であ
り、中央の切り欠き21cによって爪22a,22bが
開閉する仕組みを持つ。通常、治具21は切り欠き21
cによって先端部である21aと21bとに別れてお
り、先端部21aと21bは弾性力によって或る距離に
保たれている。治具先端部21aと21bの間には圧電
素子24が組み込まれており、ここに電圧を印加するこ
とで圧電素子24の全長が伸びる。これにより切り欠き
の部分21cは徐々に開いて行くことになり、先端の爪
22a,22bに部品を取り付けたり、そこから部品を
取り外しすることが可能な状態となる。そして、部品を
保持する力は、治具21の弾性力によって発生している
ので、圧電素子24にかかる電圧を解除することで常に
一定となる。本方法では治具本体の設計で部品保持力を
決定することができる。また、治具21に非接触で部品
の保持・解放を制御できる。
【0018】
【実施例3】図5は本発明の実施例3を示す図面であ
り、同図において、31はボールレンズホルダ治具であ
り、中央の切り欠き31cと電磁石35によって爪32
a,32bが開閉する仕組みを持つ。通常、治具31は
切り欠き31cによって先端部である31aと31bと
に別れており、先端部31aと31bは弾性力によって
或る距離に保たれている。治具先端部31bには電磁石
35が埋められており、ここに電圧を印加することで先
端部31a側が磁力により引き寄せられ、先端の爪32
a,32bが閉じる。これにより爪32a,32bの間
に部品を保持することができる。電磁石コイル部35a
と鉄芯35bからなる電磁石35の組み込み状態を図6
の断面図に示す。限られた範囲においては、電磁石コイ
ル部35aへの電圧の印加の仕方及び、切り込み31c
の始まりと電磁石35の位置と爪32a,32bの部品
保持部分の位置で決まるレバー比によって、部品を保持
する力を調整することができる。爪32a,32bの間
に部品が固定された後には、電磁石35にかかる電圧を
切ることで治具31を解放状態とし、部品を外して作業
が完了する。本方法によれば、治具31に非接触で部品
の保持・解放を制御できる。
【0019】
【実施例4】図7は本実施例の特徴を最もよく表す図面
であり、同図において、41はボールレンズホルダ治具
であり、中央の切り欠き41cと調整ネジ44によって
凸の嵌め合い構造45が開閉する仕組みを持つ。治具4
1は切り欠き41cによって先端部である41aと41
bとに別れており、先端部41a,41bは弾性力によ
って或る距離に保たれている。48はボールレンズホル
ダで、ボールレンズホルダ48にはボールレンズ49が
組み込まれている。このボールレンズホルダ48の側面
には、治具41に形成された凸の嵌め合い構造45に合
う凹形の嵌め合い構造46がつくられている。治具41
をもってボールレンズホルダ48を保持する時、調整ネ
ジ44で治具41の先端部41a,41bの爪42a,
42bを閉じると嵌め合い構造45と46が噛み合っ
て、治具41に対して一定の位置・向きでボールレンズ
ホルダ48は安定する。この状態で、所望の位置にボー
ルレンズホルダ48を固定するまでボールレンズホルダ
48を支持している。ボールレンズホルダ48が固定さ
れた後に調整ネジ44を弛めて治具41を解放状態と
し、治具41をボールレンズホルダ48から外して作業
が完了する。
【0020】本実施例によれば、最適位置への調整中
に、例えば、光デバイスのサブキャリア(図3参照)と
ボールレンズホルダ48の接触によって挟み付けている
部分が滑りをおこし、ボールレンズホルダ48があらぬ
方向に向いてしまうということがなくなる。もしこの様
になると、一旦作業を中断し、あらためてボールレンズ
ホルダ48をハンドリングし直して作業を行う必要があ
る。また、本実施例の様な工夫が無いと、治具に対して
角度をもって部品をハンドリングしてしまう場合も考え
られ、治具に設置する際は慎重な作業が要求される。本
実施例はこうした問題点をも解消する。
【0021】
【実施例5】図8は本発明の他の実施例を示す図面であ
り、同図において、51はボールレンズホルダ治具であ
り、中央の切り欠き51cと調整ネジ54によって先端
部51a,51bが開閉する仕組みを持つ。治具51は
切り欠き51cによって先端部である51aと51bと
に別れており、先端部51a,51bは弾性力によって
或る距離に保たれている。また、治具51の先端部51
a,51bの爪52a,52bには2本の内側に向いた
突起57が凸の嵌め合い構造としてつくられている。突
起57は適当な長さで、テーパがついている。59はボ
ールレンズホルダで、ボールレンズホルダ59にボール
レンズ60が組み込まれている。このボールレンズホル
ダ59の側面には治具51に形成された凸の嵌め合い構
造57に合う凹形の嵌め合い構造、ここでは2個の穴5
8が作られている。治具51をもってボールレンズホル
ダ59を保持する時、調整ネジ54で治具51の先を閉
じると突起57が穴58にはまり、治具51に対して一
定の位置・向きでボールレンズホルダ59は安定する。
この状態で、所望の位置にボールレンズホルダ59を固
定するまで、ボールレンズホルダ59を支持している。
ボールレンズホルダ59が固定された後に調整ネジ54
を弛めて治具51を解放状態とし、治具51をボールレ
ンズホルダ59から外して作業が完了する。本実施例で
も実施例4と同じ効果が奏される。
【0022】
【実施例6】図9は本実施例の特徴を最もよく表してい
る。同図において、61はボールレンズホルダ支持治具
を示しており、その先端部分は64a,64bと2つに
別れてレンズホルダ66(図11参照)を挟み込めるよ
うになっている。
【0023】図10に先端部64aの内部断面図を示
す。その内部は中空構造65になっており、ここに支持
治具61の外部から圧力を加えることが出来る様になっ
ている(外部の圧力印加部分については不図示)。先端
部64aのレンズホルダと接触する側には、外部から加
えた圧力を逃さない為の金属薄膜62が先端部64aに
溶接されている。63はその溶接部分を示している。
【0024】図11を用いて、この様に作製された支持
治具61を用いてレンズホルダ66をステム(ここに光
デバイスが設置されている)に固定する作業について次
に記述する。まず、マニピュレータ(不図示)に支持治
具61を取り付ける。次に支持治具61でレンズホルダ
66を挟み込む。この時、支持治具61はレンズホルダ
66に力を加えることなく滑らかにレンズホルダ66を
挟むことが出来る。この状態で支持治具61に外部から
圧力を加えると、図11のごとく金属薄膜62が2’の
様に膨らんでレンズホルダ66を先端部64bに押さえ
付け、支持治具61はレンズホルダ66を保持すること
が出来る。この状態で、レンズホルダ66がステム上で
調整される。レンズホルダ66がステムに固定された後
に、外部から印加していた圧力を抜くことで金属薄膜6
2は元の状態に戻り、レンズホルダ66は支持治具61
から解放されて、取り付け作業は終了する。
【0025】本実施例によれば、支持治具61はレンズ
ホルダ66を3面で保持するので、レーザ溶接によるレ
ンズホルダ66の固定の際に、ヒートショックによりず
れや回転等が起きることがない。
【0026】
【実施例7】実施例6では支持治具61の膨らむ部分の
材質を金属薄膜を用いたが、本実施例ではゴム系材料を
用いた。ゴム系を用いることにより金属薄膜よりも外部
から印加する圧力が低減出来る上、レンズホルダ66を
保持する際にレンズホルダ66を斜めに挟み込んでも、
ゴムの膨らみ方により先端部64bの内面に、レンズホ
ルダ66を面できちんと接触させることが出来る。又、
ゴム自体の取り付け方も金属薄膜よりも容易である。
【0027】
【実施例8】実施例6、7では支持治具61の片側に膨
張部分を設けたが、本実施例では両側にこれを設け、且
つその材質をゴムにする。このことでレンズホルダ66
への締め付けが強くなり、ステムへの取り付け時の操作
が容易になる。又、レンズホルダ66がゴム系材料で締
め付けられるのでホルダ66への加重を均一にすること
が出来る。
【0028】
【発明の効果】本発明によって、光学部品を位置調整を
して固定する際の治具において、部品を常に安定して確
実に保持することと共に、特に作業部品から治具を外す
際に余計な力をかけることなく部品の取り付け・取り外
しが可能になる。また、シンプルな構造で、部品の保持
を最適な強度から完全にフリーな状態まで操作できるた
め、位置精度にうるさくかつ狭いところで作業をするボ
ールレンズホルダのような部品の固定作業が簡単にな
り、またその信頼性も向上する。
【0029】更に、特に、凹凸構造で嵌まり合う形状部
分を有する本発明の構成では、治具で光学部品を位置調
整をして固定する際、部品を常に安定した位置・向きに
保持することが可能となり、また作業途中にずれたり外
れるようなことがなくなる。
【0030】また更に、特に、膨張部を有する本発明の
構成では、(1)支持治具がレンズホルダを3面で保持
するのでレンズホルダ固定時のレーザ溶接によるヒート
ショックで生じるずれや回転等が起きない、(2)レン
ズホルダを斜めに支持治具で挟み込んでも膨張部の膨ら
み方によりレンズホルダを支持治具の内面にきちんと面
接触させることが出来る、(3)レンズへの加重を均一
化することが出来る、(4)レンズホルダを支持治具か
ら外す為の工具が不要である等により作業性の向上、組
み立て精度の向上等が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した先端の開閉をネジで行う第
1実施例の斜視図。
【図2】 図1の断面図。
【図3】 第1実施例においてレンズホルダを組み込む
時の様子を示している斜視図。
【図4】 本発明を実施した治具先端の開閉を圧電素子
で行う第2実施例の断面図。
【図5】 本発明を実施した治具先端の開閉を電磁石で
行う第3実施例の斜視図。
【図6】 図5の断面図。
【図7】 本発明を実施した楔形状の爪とV溝を有する
第4実施例の斜視図。
【図8】 円錐状の爪を複数本治具に形成し、これに対
する部品に複数個の穴を開けた第5実施例の斜視図。
【図9】 本発明を実施した第6実施例の支持治具の外
観図。
【図10】 第6実施例の支持治具の圧力印加する部分
の内部断面図。
【図11】 レンズホルダを挟み込んだ時の様子を示し
ている第6実施例の図。
【図12】 従来例を示す図。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61 治具 1a,1b,21a,21b,31a,,31b,41
a,41b,51a,51b 先端部 1c,21c,31c,41c,51c 切り込み 2a,2b,22a,22b,32a,32b,42
a,42b,52a,52b,64a,64b 保持
爪 3,44,54 調整ネジ 3b メネジ 3c 貫通穴 11 半導体レーザ 12,49,60 ボールレンズ 13,48,59,66 レンズホルダ 14 サブキャリア 16 溶接 24 圧電素子 35 電磁石 35a コイル部 35b 鉄芯 45 凹凸嵌め合い構造(楔形状爪) 46 凹凸嵌め合い構造(V溝) 57 凹凸嵌め合い構造(円錐突起) 58 凹凸嵌め合い構造(テーパ穴) 62 膨張部 63 溶接部 65 中空部分 62’ 膨張した膨張部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光素子の光導波路と光ファイバがレンズ
    等の光学部品を介して光学的に結合するモジュールの組
    み立て工程において用いられる部品支持治具であって、
    細く伸びた先端は切り込みによって所望の間隔をもって
    2つの先端部に分割されていて、そのそれぞれの先端部
    は、光学部品が組み込まれ一体化した光学部品ホルダを
    挟むことでハンドリングするための爪があり、該切り込
    みによって可能となる弾性変形に伴う弾性力により、該
    爪で光学部品ホルダを保持することを特徴とする支持治
    具。
  2. 【請求項2】 光学部品ホルダに対する保持力を調整す
    るために、前記切り込みの間隔を制御する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の支持治具。
  3. 【請求項3】 前記切り込みの間隔を制御する手段がね
    じであることを特徴とする請求項2記載の支持治具。
  4. 【請求項4】 前記切り込みの間隔を制御する手段が圧
    電素子であることを特徴とする請求項2記載の支持治
    具。
  5. 【請求項5】 前記切り込みの間隔を制御する手段が磁
    力手段であることを特徴とする請求項2記載の支持治
    具。
  6. 【請求項6】 前記爪は、光学部品ホルダに対向する側
    面に凹凸構造で嵌まり合う形状部分を有しており、光学
    部品ホルダの向き・位置を一意に決められることを特徴
    とする請求項1記載の支持治具。
  7. 【請求項7】 前記爪の嵌まり合う形状部分がV断面突
    起から成ることを特徴とする請求項6記載の支持治具。
  8. 【請求項8】 前記爪の嵌まり合う形状部分がテーパの
    ついた複数の突起から成ることを特徴とする請求項6記
    載の支持治具。
  9. 【請求項9】 半導体レーザ素子と該半導体レーザ素子
    を光ファイバへ光学的に結合させる為のレンズと該レン
    ズを保持する為のレンズホルダと該レンズホルダを搭載
    する為のステムと該ステムの温度制御をする為の電子式
    冷却素子との5つの要素が包含され一端から前記光ファ
    イバを外部に取り出せるパッケージ形の光伝送用モジュ
    ールの該レンズホルダを該ステムに組み立てる為の治具
    において、該レンズホルダを挟み込めるように先端が2
    つに分かれており、且つ該支持治具の先端部の少なくと
    も一方に圧力を外部から加えることが出来るように構成
    され、該少なくとも一方の先端部の一部が、該圧力によ
    り膨らむことでレンズホルダを保持することの出来る膨
    張部を有することを特徴とする光伝送用モジュール組立
    て支持治具。
  10. 【請求項10】 光素子の光導波路と光ファイバがレン
    ズ等の光学部品を介して光学的に結合するモジュールの
    組み立て工程において用いられる部品支持治具であっ
    て、光学部品ホルダを挟み込めるように先端が2つに分
    かれており、且つ該支持治具の先端部の少なくとも一方
    に圧力を外部から加えることが出来るように構成され、
    該少なくとも一方の先端部の一部が、該圧力により膨ら
    むことで光学部品ホルダを保持することの出来る膨張部
    を有することを特徴とすることを特徴とする支持治具。
  11. 【請求項11】 前記膨張部が金属薄膜により形成され
    ていることを特徴とする請求項9または10記載の支持
    治具。
  12. 【請求項12】 前記膨張部がゴム系材料により形成さ
    れていることを特徴とする請求項9または10記載の支
    持治具。
  13. 【請求項13】 前記膨張部が、2つに分割されている
    支持治具の両側の先端部に夫々設けられていることを特
    徴とする請求項9または10記載の支持治具。
  14. 【請求項14】 光素子の光導波路と光ファイバがレン
    ズ等の光学部品を介して光学的に結合するモジュールの
    組み立て工程において用いられる部品支持治具に支持さ
    れる光学部品ホルダであって、支持治具に対向する側面
    に凹凸構造で嵌まり合う形状部分を有していることを特
    徴とする光学部品ホルダ。
  15. 【請求項15】 前記嵌まり合う形状部分がV溝から成
    ることを特徴とする請求項14記載の光学部品ホルダ。
  16. 【請求項16】 前記嵌まり合う形状部分がテーパのつ
    いた複数の穴から成ることを特徴とする請求項14記載
    の光学部品ホルダ。
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