JPH0732136A - 電磁シールド室における磁性板の接合方法 - Google Patents

電磁シールド室における磁性板の接合方法

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JPH0732136A
JPH0732136A JP17341693A JP17341693A JPH0732136A JP H0732136 A JPH0732136 A JP H0732136A JP 17341693 A JP17341693 A JP 17341693A JP 17341693 A JP17341693 A JP 17341693A JP H0732136 A JPH0732136 A JP H0732136A
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JP
Japan
Prior art keywords
solder
magnetic
steel plate
plates
overlapping
Prior art date
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Pending
Application number
JP17341693A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aoyanagi
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田による磁性板同士の接合作業を簡単かつ
確実に行えるようにする。 【構成】 亜鉛メッキ鋼板10等の磁性板を内装材とし
て室内に内貼りする方法において、前記鋼板10同士の
重ね部10a,10bに予め半田12のメッキを施して
おくとともに、内装下地材2に前記鋼板10を重ね合わ
せて固定した状態で前記重ね部10a,10bの表面に
その重ねしろに応じた幅の加熱部14aを有する半田鏝
14を押し付けつつ該重ね部10a,10bに沿って移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼板,亜鉛メッキ鋼
板等の磁性板を室内に内貼りすることによって当該室内
を電磁シールド室として利用するものにおいて、前記磁
性板同士を隙間なく接合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば病院などにおける磁気共鳴診断装
置や、コンピューター等のように磁気や電波で悪影響を
受けやすい機器を設置する室内では、その室内を鋼板,
亜鉛メッキ鋼板等の磁性板によって囲うことにより電磁
遮蔽している。
【0003】この場合、前記磁性板同士の接合部に隙間
が生ずるとこの隙間部分から磁気や電波が漏洩するた
め、磁性板同士の接合部に重ねしろを設けて室内下地に
固定するとともに、重ねしろ部分に沿って半田を施すこ
とで隙間をなくし、磁性板同士を電気的に接続してい
る。
【0004】この接続方法としては、例えば天井面の場
合、従来図2に示すようにスラブ下に枠組みされた鉄骨
材1の下面にベニア板などからなる内装下地材2を一面
に固定し、その下面に亜鉛メッキ鋼板3を接着固定する
構造が採用されており、隣り合う鋼板3同士は所定の重
ねしろを設けて重ねる。
【0005】そして、各鋼板3による内貼りが完了した
後に、鋼板3同士の重ね部3aの小口部分に沿って半田
4を供給しつつ半田鏝5を押し当てその熱により半田を
溶融させて重ね部3aの小口部分を半田により固定し密
着させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この接
合方法においては、殊に天井面においては上向きの作業
であり、片手で半田4を繰り出しつつ片手で半田鏝5を
目的位置に押し付けなければならないので、溶融半田が
落ちやすく作業に熟練を要していた。
【0007】また重ね部3aの小口部分が開き方向に付
勢されていた場合には半田が冷却固化するまでローラ等
によって重ね部3aを押し付けておかなければならず、
二重の手間がかかっていた。
【0008】なお、壁面や床面にこの接合方法を適用し
た場合には横または下向きの作業であり天井面ほどの労
力はないものの、同じような手間が生ずる。
【0009】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は半田による接合作業を簡単かつ確実に
行えるようにした電磁シールド室における磁性板の接合
方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、鋼板,亜鉛メッキ鋼板等の磁性板を内
装材として室内に内貼りする方法において、前記磁性板
同士の重ね部に予め半田メッキを施しておくとともに、
前記室内の下地に前記磁性板を重ね合わせて固定した状
態で前記重ね部の表面にその重ねしろに応じた幅の加熱
部を有する半田鏝を押し付けつつ該重ね部に沿って移動
させるものである。
【0011】
【作用】以上の方法によれば、重ね部の表面に半田鏝の
加熱部を押し付けるだけで、メッキされた半田は重ね部
の幅全体が溶融し、半田鏝の移動に伴う冷却によりその
重ねしろ全体が接合される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
【0013】図1はこの発明による接合方法を電磁シー
ルド室の天井面に適合したものであり、従来と同一部分
には同一符号を用い異なる部分にのみ異なる符号を用い
て説明する。このものは従来と同様に、スラブ下に枠組
みされた鉄骨材1の下面にベニア板などからなる内装下
地材2をステッチャ等により一面に固定し、その下面に
亜鉛メッキ鋼板10を接着固定する構造である。
【0014】そして、隣り合う鋼板10同士の重ね部1
0aの一方は平坦状をなし、他方の重ね部10bはその
重なり厚みに応じてL字形に曲げ加工され、所定の重ね
しろ寸法Dで重なり合うもので、一方の鋼板10の重ね
部10aの表面には予め半田12がメッキされており、
他方の鋼板10の重ね部10bのL字形内側には同じく
半田12がメッキされている。
【0015】したがって天井面の内貼りが完了した状態
では重ね部10a,10b同士は半田12同士を介して
圧着し、その厚みにより、密着状態に保持され、重ね部
10b側は重ね部10a側に押し付け付勢されている。
なお、半田12にはフラックスを予め含ませておいても
良いし、取付け時においてフラックスを塗布するように
しても良い。
【0016】この後、半田鏝14を重ね部10bの表面
側に押当てつつ移動させる。この半田鏝14の加熱部1
4aの幅は重ね部10a,10bの重ねしろ寸法Dにほ
ぼ等しく、これによって半田12は互いに溶融し、重ね
部10a,10b同士はその圧着しようとする弾性によ
って互いに密着する。この状態は重ね部10bの小口部
分からフラックス蒸気とともに溶融半田が滲み出ること
によって確認できる。したがって、作業者はこの状態を
見ながら半田鏝14を移動させるだけで良いので半田付
け作業は極めて簡略化されることになり、かつ接合部分
は両鋼板10の重ねしろ全体に亘っているため、確実な
接合を行うことがでる。
【0017】なお、壁面、および床面にあっても同様な
作業形態で接合作業を行うことができ、各鋼板10によ
り電磁シールド室内の内側全体を隙間なく覆うととも
に、各鋼板10を電気的に一体に接続できる。
【0018】以上の接合作業完了後は、必要に応じて塗
装,あるいは内装仕上げ材等を内貼りすれば室内の内装
を完了する。
【0019】なお、実施例では磁気シールド用の磁性板
として亜鉛メッキ鋼板を用いたが、錫メッキ鋼板や無メ
ッキ鋼板あるいはステンレス薄鋼板等も適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明による電磁シールド室における磁性板の接
合方法にあっては、重ね部の表面に半田鏝の加熱部を押
し付けることで、メッキされた半田は重ね部の幅全体が
溶融し、半田鏝の移動に伴う冷却によりその重ねしろ全
体が接合されるため、従来の小口部に沿って半田を供給
しつつ半田鏝を押し付ける方法に比べて作業に熟練を要
することなく簡単かつ確実に隙間を埋めることができ、
特に天井面のように上向きの作業時においては作業能率
が向上でき、溶融半田の落下等も防止できる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を天井面に適用した場合の作業手
順を示す断面図である。
【図2】従来方法における作業手順を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 内装下地材 10 亜鉛メッキ鋼板(磁性板) 12 半田 14 半田鏝 14a 加熱部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板,亜鉛メッキ鋼板等の磁性板を内装
    材として室内に内貼りする方法において、前記磁性板同
    士の重ね部に予め半田メッキを施しておくとともに、前
    記室内の下地に前記磁性板を重ね合わせて固定した状態
    で前記重ね部の表面にその重ねしろに応じた幅の加熱部
    を有する半田鏝を押し付けつつ該重ね部に沿って移動さ
    せることを特徴とする電磁シールド室における磁性板の
    接合方法。
JP17341693A 1993-07-13 1993-07-13 電磁シールド室における磁性板の接合方法 Pending JPH0732136A (ja)

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JP17341693A JPH0732136A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電磁シールド室における磁性板の接合方法

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JP17341693A JPH0732136A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電磁シールド室における磁性板の接合方法

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JPH0732136A true JPH0732136A (ja) 1995-02-03

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ID=15960040

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JP17341693A Pending JPH0732136A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 電磁シールド室における磁性板の接合方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6893739B2 (en) 2000-12-19 2005-05-17 Posco Steel plate and a hot dip galvanizing steel plate having superior electric and magnetic shielding property
CN101920365A (zh) * 2010-08-16 2010-12-22 中国电力科学研究院 一种镀锌钢接地网低温焊接方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6893739B2 (en) 2000-12-19 2005-05-17 Posco Steel plate and a hot dip galvanizing steel plate having superior electric and magnetic shielding property
US6939623B2 (en) 2000-12-19 2005-09-06 Posco High strength steel plate having superior electromagnetic shielding and hot-dip galvanizing properties
CN101920365A (zh) * 2010-08-16 2010-12-22 中国电力科学研究院 一种镀锌钢接地网低温焊接方法

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