JPH07320547A - 油入変圧器用絶縁電線 - Google Patents
油入変圧器用絶縁電線Info
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- JPH07320547A JPH07320547A JP6111528A JP11152894A JPH07320547A JP H07320547 A JPH07320547 A JP H07320547A JP 6111528 A JP6111528 A JP 6111528A JP 11152894 A JP11152894 A JP 11152894A JP H07320547 A JPH07320547 A JP H07320547A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性および誘電特性に優れ、耐油性が良好
で絶縁層の油中での膨潤のない油入変圧器用の絶縁電線
を提供する。 【構成】 本発明の絶縁電線においては、平角導体１の
外周に、ポリメチルペンテンのような耐熱性低誘電率プ
ラスチックの粉体塗装による被覆層２が設けられてお
り、その上に、 PVFを主体とする絶縁塗料の焼付塗膜３
が設けられている。このような絶縁電線においては、連
続使用温度が 140℃以上と耐熱性が良好であるうえに、
PVF焼付塗膜３が十分な耐油性を有し、下層の粉体塗装
被覆層２の油による膨潤がほとんどない。また、絶縁層
全体として誘電率が低く優れた誘電特性を有する。
で絶縁層の油中での膨潤のない油入変圧器用の絶縁電線
を提供する。 【構成】 本発明の絶縁電線においては、平角導体１の
外周に、ポリメチルペンテンのような耐熱性低誘電率プ
ラスチックの粉体塗装による被覆層２が設けられてお
り、その上に、 PVFを主体とする絶縁塗料の焼付塗膜３
が設けられている。このような絶縁電線においては、連
続使用温度が 140℃以上と耐熱性が良好であるうえに、
PVF焼付塗膜３が十分な耐油性を有し、下層の粉体塗装
被覆層２の油による膨潤がほとんどない。また、絶縁層
全体として誘電率が低く優れた誘電特性を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油入変圧器用絶縁電線に
係わり、特にＵＨＶ用油入変圧器のコイルとして用いら
れる絶縁電線に関する。
係わり、特にＵＨＶ用油入変圧器のコイルとして用いら
れる絶縁電線に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、油入変圧器のコイルとしては、導
体外周にクラフト絶縁紙を巻回（横巻き）した平角銅線
や平角アルミ線、あるいは転移導体が用いられている。
体外周にクラフト絶縁紙を巻回（横巻き）した平角銅線
や平角アルミ線、あるいは転移導体が用いられている。
【０００３】ところで、変圧器は通常温度上昇が55℃ま
でとして設計されており、使用される絶縁電線の絶縁体
として、前記したようにクラフト絶縁紙が油浸状態で用
いられているが、温度上昇が65℃に達することを考慮し
て設計されている場合もあり、そのような変圧器では、
アミン変性クラフト絶縁紙が油浸状態で用いられてい
る。
でとして設計されており、使用される絶縁電線の絶縁体
として、前記したようにクラフト絶縁紙が油浸状態で用
いられているが、温度上昇が65℃に達することを考慮し
て設計されている場合もあり、そのような変圧器では、
アミン変性クラフト絶縁紙が油浸状態で用いられてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしＵＨＶ用油入変
圧器にあっては、コイル端部等において、短時間ではあ
るが導体表面温度が約 140℃に達することが推定され、
このような条件下では、従来のクラフト絶縁紙あるいは
アミン変性クラフト絶縁紙は、分解ガスを発生するとと
もにコロナ放電を誘発し、絶縁耐力が低下するおそれが
あった。
圧器にあっては、コイル端部等において、短時間ではあ
るが導体表面温度が約 140℃に達することが推定され、
このような条件下では、従来のクラフト絶縁紙あるいは
アミン変性クラフト絶縁紙は、分解ガスを発生するとと
もにコロナ放電を誘発し、絶縁耐力が低下するおそれが
あった。
【０００５】また、耐熱性と誘電特性に優れた絶縁材料
として、ポリプロピレンのような耐熱性プラスチックの
使用も考えられるが、これらのプラスチックは耐油性が
十分でなく、変圧器用の鉱物油によって膨潤し絶縁層が
油通路を塞いでしまうという問題があった。
として、ポリプロピレンのような耐熱性プラスチックの
使用も考えられるが、これらのプラスチックは耐油性が
十分でなく、変圧器用の鉱物油によって膨潤し絶縁層が
油通路を塞いでしまうという問題があった。
【０００６】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、耐熱性および誘電特性に優れ、かつ耐油
性が良好で油中での膨潤のない絶縁層を有する油入変圧
器用絶縁電線を提供することを目的とする。
されたもので、耐熱性および誘電特性に優れ、かつ耐油
性が良好で油中での膨潤のない絶縁層を有する油入変圧
器用絶縁電線を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の油入変圧器用絶
縁電線は、導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチックの
粉体塗装による被覆層を設け、その上に耐油性プラスチ
ックの焼付塗膜を設けてなることを特徴とする。
縁電線は、導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチックの
粉体塗装による被覆層を設け、その上に耐油性プラスチ
ックの焼付塗膜を設けてなることを特徴とする。
【０００８】また、本発明の第２の油入変圧器用絶縁電
線は、導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチックテープ
の重ね巻き層を複数層設け、その上に耐油性に優れた低
誘電率抗張力糸を隙間なく巻回してなることを特徴とす
る。
線は、導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチックテープ
の重ね巻き層を複数層設け、その上に耐油性に優れた低
誘電率抗張力糸を隙間なく巻回してなることを特徴とす
る。
【０００９】本発明の第１および第２の発明において、
導体としては、平角銅導体、平角アルミ導体等が使用さ
れる。
導体としては、平角銅導体、平角アルミ導体等が使用さ
れる。
【００１０】また、耐熱性低誘電率プラスチックとして
は、誘電率が 3以下より好ましくは2.2以下で、連続使
用温度が 140℃以上のプラスチックが使用される。すな
わち、油入変圧器の絶縁耐力を高めるためには、油（鉱
物油）の誘電率をε1 、油浸絶縁層の誘電率をε2 とし
たとき、ε1 ≧ε2 とすることが理想的であるとされて
おり、油の誘電率ε1 は 2.2であるので、誘電率ε2 が
2.2以下の材料で絶縁層を構成することにより、理想的
な絶縁システムが得られることになる。このようなプラ
スチック材料としては、ポリプロピレン(PP)、ポリメチ
ルペンテン（4-ポリメチルペンテン-1）、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体( FEP)、テトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体( FEE)等があるが、特に、
誘電率が 2.1とプラスチック中で最小の値を示すポリメ
チルペンテンの使用が好ましい。ポリメチルペンテンの
市販品としては、例えば TPX（三井石油化学工業株式会
社の商品名）等がある。
は、誘電率が 3以下より好ましくは2.2以下で、連続使
用温度が 140℃以上のプラスチックが使用される。すな
わち、油入変圧器の絶縁耐力を高めるためには、油（鉱
物油）の誘電率をε1 、油浸絶縁層の誘電率をε2 とし
たとき、ε1 ≧ε2 とすることが理想的であるとされて
おり、油の誘電率ε1 は 2.2であるので、誘電率ε2 が
2.2以下の材料で絶縁層を構成することにより、理想的
な絶縁システムが得られることになる。このようなプラ
スチック材料としては、ポリプロピレン(PP)、ポリメチ
ルペンテン（4-ポリメチルペンテン-1）、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体( FEP)、テトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体( FEE)等があるが、特に、
誘電率が 2.1とプラスチック中で最小の値を示すポリメ
チルペンテンの使用が好ましい。ポリメチルペンテンの
市販品としては、例えば TPX（三井石油化学工業株式会
社の商品名）等がある。
【００１１】第１の発明においては、このような耐熱性
低誘電率プラスチックの粉体塗装による被覆層が、導体
外周に設けられている。ここで粉体塗装法としては、流
動浸漬被覆、静電塗装、吹付け被覆等の各方法を採るこ
とができ、これらの塗装方法により、前記プラスチック
の粉末が均一に付着され加熱溶融されて形成された滑ら
かで均質な被覆層が、導体外周に設けられている。ま
た、このような被覆層の上に設けられる耐油性プラスチ
ックの焼付塗膜としては、ホルマール線やポリエステル
線のような耐油性エナメル線に設けられる絶縁塗膜を、
そのまま使用することができる。特に、ポリビニルホル
マール樹脂（ PVF）を主体とし、これにフェノール樹
脂、ポリイソシアネート樹脂、エポキシ樹脂、アルキッ
ド樹脂等を添加混合した絶縁塗料を塗布焼付けてなる焼
付塗膜を使用することが望ましい。
低誘電率プラスチックの粉体塗装による被覆層が、導体
外周に設けられている。ここで粉体塗装法としては、流
動浸漬被覆、静電塗装、吹付け被覆等の各方法を採るこ
とができ、これらの塗装方法により、前記プラスチック
の粉末が均一に付着され加熱溶融されて形成された滑ら
かで均質な被覆層が、導体外周に設けられている。ま
た、このような被覆層の上に設けられる耐油性プラスチ
ックの焼付塗膜としては、ホルマール線やポリエステル
線のような耐油性エナメル線に設けられる絶縁塗膜を、
そのまま使用することができる。特に、ポリビニルホル
マール樹脂（ PVF）を主体とし、これにフェノール樹
脂、ポリイソシアネート樹脂、エポキシ樹脂、アルキッ
ド樹脂等を添加混合した絶縁塗料を塗布焼付けてなる焼
付塗膜を使用することが望ましい。
【００１２】本発明の第２の発明において、導体外周に
重ね巻きされる耐熱性低誘電率プラスチックテープとし
ては、前記した誘電率が 3以下で連続使用温度が 140℃
以上のプラスチックからなるテープが使用される。ま
た、このようなテープの重ね巻き層の上に巻付けられる
耐油性の低誘電率抗張力糸としては、例えば絹糸があ
る。絹の誘電率は 1.3〜 2.0と極めて低いので、前記プ
ラスチックテープの巻回層の上に絹糸を隙間なく巻付け
て絶縁層を構成した場合には、油浸状態での絶縁層の誘
電率は 2.2以下となり、理想的な絶縁システムが構成さ
れる。また、絹糸は耐油性が良好で十分な抗張力を有し
ているので、絹糸の巻回により前記プラスチックテープ
の巻回層が上から押圧され油による膨潤が抑えられる。
重ね巻きされる耐熱性低誘電率プラスチックテープとし
ては、前記した誘電率が 3以下で連続使用温度が 140℃
以上のプラスチックからなるテープが使用される。ま
た、このようなテープの重ね巻き層の上に巻付けられる
耐油性の低誘電率抗張力糸としては、例えば絹糸があ
る。絹の誘電率は 1.3〜 2.0と極めて低いので、前記プ
ラスチックテープの巻回層の上に絹糸を隙間なく巻付け
て絶縁層を構成した場合には、油浸状態での絶縁層の誘
電率は 2.2以下となり、理想的な絶縁システムが構成さ
れる。また、絹糸は耐油性が良好で十分な抗張力を有し
ているので、絹糸の巻回により前記プラスチックテープ
の巻回層が上から押圧され油による膨潤が抑えられる。
【００１３】
【作用】本発明の第１の発明の絶縁電線においては、導
体外周に、耐熱性が高く誘電率の低いプラスチックの被
覆層が粉体塗装により設けられ、その上に耐油性の良好
なプラスチック焼付塗膜が設けられているので、絶縁層
が耐熱性と誘電特性に優れ、かつ耐油性が良好で絶縁層
が油中で膨潤することがない。
体外周に、耐熱性が高く誘電率の低いプラスチックの被
覆層が粉体塗装により設けられ、その上に耐油性の良好
なプラスチック焼付塗膜が設けられているので、絶縁層
が耐熱性と誘電特性に優れ、かつ耐油性が良好で絶縁層
が油中で膨潤することがない。
【００１４】また、本発明の第２の発明の絶縁電線にお
いては、導体外周に、耐熱性が高く誘電率の低いプラス
チックテープが複数枚重ね巻きされ、その上に、絹糸の
ような耐油性が良好で十分な抗張力を有する低誘電率材
料の糸が隙間なく巻回されているので、絶縁層全体とし
て耐熱性と誘電特性に優れているうえに、下層のプラス
チックテープ巻回層が絹糸の巻回により上から押圧され
ており、油による膨潤がほとんどない。
いては、導体外周に、耐熱性が高く誘電率の低いプラス
チックテープが複数枚重ね巻きされ、その上に、絹糸の
ような耐油性が良好で十分な抗張力を有する低誘電率材
料の糸が隙間なく巻回されているので、絶縁層全体とし
て耐熱性と誘電特性に優れているうえに、下層のプラス
チックテープ巻回層が絹糸の巻回により上から押圧され
ており、油による膨潤がほとんどない。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
【００１６】図１は、本発明の油入変圧器用絶縁電線の
一実施例を示す横断面図である。
一実施例を示す横断面図である。
【００１７】図において、符号１は平角銅線のような平
角導体を示し、その外周に、ポリメチルペンテンのよう
な誘電率が低く耐熱性に優れたプラスチックの被覆層２
が、流動浸漬法のような粉体塗装法により設けられてい
る。また、このような粉体塗装被覆層２の上には、ポリ
ビニルホルマール樹脂（ PVF）を主体とする絶縁塗料の
焼付塗膜３が設けられている。
角導体を示し、その外周に、ポリメチルペンテンのよう
な誘電率が低く耐熱性に優れたプラスチックの被覆層２
が、流動浸漬法のような粉体塗装法により設けられてい
る。また、このような粉体塗装被覆層２の上には、ポリ
ビニルホルマール樹脂（ PVF）を主体とする絶縁塗料の
焼付塗膜３が設けられている。
【００１８】このように構成される実施例の絶縁電線に
おいては、連続使用温度が 140℃以上と油入変圧器用絶
縁電線として十分な耐熱性を有するうえに、最外層に P
VF等の焼付塗膜３が設けられているので、十分な耐油性
を有し、下層の粉体塗装被覆層２が油により膨潤するこ
とがない。また、絶縁層全体として誘電率εの値が低
く、優れた誘電特性を有する。具体例で説明すると、粉
体塗装により形成された90μm 厚の TPX（誘電率ε=2.
1）層の上に、10μm 厚の PVF（誘電率ε=3.7）の焼付
塗膜を設けた絶縁電線では、絶縁層全体の油浸状態での
誘電率εは 2.2となり、誘電率が 3以下という初期目標
を十分達成することができる。
おいては、連続使用温度が 140℃以上と油入変圧器用絶
縁電線として十分な耐熱性を有するうえに、最外層に P
VF等の焼付塗膜３が設けられているので、十分な耐油性
を有し、下層の粉体塗装被覆層２が油により膨潤するこ
とがない。また、絶縁層全体として誘電率εの値が低
く、優れた誘電特性を有する。具体例で説明すると、粉
体塗装により形成された90μm 厚の TPX（誘電率ε=2.
1）層の上に、10μm 厚の PVF（誘電率ε=3.7）の焼付
塗膜を設けた絶縁電線では、絶縁層全体の油浸状態での
誘電率εは 2.2となり、誘電率が 3以下という初期目標
を十分達成することができる。
【００１９】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。
る。
【００２０】図２に示す実施例においては、平角導体１
の外周に、ポリメチルペンテンのような耐熱性低誘電率
プラスチックのテープが、複数枚幅方向端部を重ね合わ
せて巻回されており、この巻回層４の上に、絹糸のよう
な誘電率が低く耐油性が良好で十分な抗張力を有する糸
５が、隙間なく巻回されている。
の外周に、ポリメチルペンテンのような耐熱性低誘電率
プラスチックのテープが、複数枚幅方向端部を重ね合わ
せて巻回されており、この巻回層４の上に、絹糸のよう
な誘電率が低く耐油性が良好で十分な抗張力を有する糸
５が、隙間なく巻回されている。
【００２１】このように構成される実施例の絶縁電線に
おいては、耐熱性低誘電率プラスチックテープの重ね巻
きにより下層の絶縁層が形成されているので、連続使用
温度が 140℃を越える高い耐熱性を有している。また、
このようなテープ巻回層４の上に、耐油性の良好な低誘
電率抗張力材料の糸５が巻き付けられているので、絶縁
層全体の油浸状態での誘電率εは 2.2以下と鉱物油より
も小さく、油入変圧器の絶縁システムとして理想的な誘
電特性を有する。さらに、前記した糸５の巻回により、
耐熱性低誘電率プラスチックテープの油中での膨潤が押
えられているので、絶縁層が膨潤して変圧器の油道を塞
ぐことがない。
おいては、耐熱性低誘電率プラスチックテープの重ね巻
きにより下層の絶縁層が形成されているので、連続使用
温度が 140℃を越える高い耐熱性を有している。また、
このようなテープ巻回層４の上に、耐油性の良好な低誘
電率抗張力材料の糸５が巻き付けられているので、絶縁
層全体の油浸状態での誘電率εは 2.2以下と鉱物油より
も小さく、油入変圧器の絶縁システムとして理想的な誘
電特性を有する。さらに、前記した糸５の巻回により、
耐熱性低誘電率プラスチックテープの油中での膨潤が押
えられているので、絶縁層が膨潤して変圧器の油道を塞
ぐことがない。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の絶縁電線
は、耐熱性および誘電特性に優れているうえに、耐油性
が良好で絶縁層の油中での膨潤がないので、ＵＨＶ用油
入変圧器のコイルとして好適している。
は、耐熱性および誘電特性に優れているうえに、耐油性
が良好で絶縁層の油中での膨潤がないので、ＵＨＶ用油
入変圧器のコイルとして好適している。
【図１】本発明の油入変圧器用絶縁電線の一実施例を示
す横断面図。
す横断面図。
【図２】本発明の別の実施例を示す横断面図。
１………平角導体 ２………耐熱性低誘電率プラスチックの粉体塗装被覆層 ３……… PVF等の焼付塗膜 ４………耐熱性低誘電率プラスチックテープのの巻回層 ５………耐油性の低誘電率抗張力材料の糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｂ 7/28 Ｆ 7/34 Ａ Ｈ０１Ｆ 5/06 4231−5Ｅ
Claims (6)
- 【請求項１】 導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチッ
クの粉体塗装による被覆層を設け、その上に耐油性プラ
スチックの焼付塗膜を設けてなることを特徴とする油入
変圧器用絶縁電線。 - 【請求項２】 耐熱性低誘電率プラスチックが、ポリメ
チルペンテンである請求項１記載の油入変圧器用絶縁電
線。 - 【請求項３】 耐油性プラスチックが、ポリビニルホル
マール樹脂を主体とするものである請求項１または２記
載の油入変圧器用絶縁電線。 - 【請求項４】 導体外周に、耐熱性低誘電率プラスチッ
クテープの重ね巻き層を複数層設け、その上に耐油性に
優れた低誘電率抗張力糸を隙間なく巻回してなることを
特徴とする油入変圧器用絶縁電線。 - 【請求項５】 耐熱性低誘電率プラスチックテープが、
ポリメチルペンテンテープである請求項４記載の油入変
圧器用絶縁電線。 - 【請求項６】 耐油性の低誘電率抗張力糸が、絹糸であ
る請求項４または５記載の油入変圧器用絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111528A JPH07320547A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 油入変圧器用絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111528A JPH07320547A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 油入変圧器用絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320547A true JPH07320547A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14563629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6111528A Withdrawn JPH07320547A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 油入変圧器用絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07320547A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013016607A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器用巻線 |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP6111528A patent/JPH07320547A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013016607A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Hitachi Ltd | 静止誘導電器用巻線 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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