JPH07320274A - 情報記録媒体およびその情報記録方法 - Google Patents

情報記録媒体およびその情報記録方法

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JPH07320274A
JPH07320274A JP6107121A JP10712194A JPH07320274A JP H07320274 A JPH07320274 A JP H07320274A JP 6107121 A JP6107121 A JP 6107121A JP 10712194 A JP10712194 A JP 10712194A JP H07320274 A JPH07320274 A JP H07320274A
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JP
Japan
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data
pattern
error correction
pit
information recording
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Pending
Application number
JP6107121A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Koike
隆一 小池
Hiroshi Tomono
弘 伴野
Tamotsu Ito
保 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6107121A priority Critical patent/JPH07320274A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ記録容量を減少することなく目視可能
な文字、図形パターンを記録し、コピーにより、上記文
字、図形パターンが変形する光学式情報記録媒体を提供
する。 【構成】 情報記録媒体上のデータ領域のデータに対応
するピットパターンの一部を、ピット幅3Tのピットパ
ターンに置換し、この3Tのピットパターンを集中させ
て文字、図形パターンを目視可能に形成する。この文
字、図形パターンの光反射率は、文字、図形パターンの
周辺の領域の平均の光学的反射率と、目視によって感知
可能な程度に異なっている。また、3Tのピットパター
ンに置換されたデータと置換されていないデータとの割
合は、あらかじめ定めた誤り訂正方法により誤り訂正を
施したときに、前記置換されたデータが復元可能な割合
になるように置換を行なう。このため、CDにおいて
は、文字、図形パターンの線幅を0.5mm以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光カード
等の、光学的特徴によって情報を記録する情報記録媒体
に関し、特に、著作権を有する出版元が製作した光ディ
スク等の不法なコピー(転写)盤を識別可能にする情報
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的特徴を与えることにより情報を記
録する情報記録媒体の代表的なものの一つとして、光デ
ィスクの一種であるCD−ROM(compact disc read o
nly memory)を挙げることができる。
【0003】CD−ROMの多くは、データを一定の間
隔のピットを用いて記録するCLV(constant linear v
elocity)方式を採用している。このCLV方式は、常に
CD−ROMの中心に対する角が一定なるように、その
径方向位置に応じて定めた間隔のピットを用いて記録し
たCAV(constant angular velocity)方式よりも、C
D−ROMのデータ容量を大きくすることができる。ま
た、CLV方式およびCAV方式によらず、CD−RO
Mでは、フレームを記録の単位にしている。図6に示す
ように、フレーム1は、固定長のデータと、先頭に付加
された同期信号2より構成される。
【0004】なお、一つの光ディスク上にCLV方式と
CAV方式を混在させることも可能である。
【0005】たとえば、実公平5−44927号公報記
載の技術では、光ディスクに、CLV方式による記録領
域と、CAV方式による記録領域を設け、このCAV方
式による記録領域に静止画データ等を記録している。ま
た、特公平5−33470号公報記載の技術では、CL
V方式による記録領域とCAV方式による記録領域を設
けると共に、各記録領域の位置をアドレス情報として別
途記録している。そして、このアドレス情報を、CLV
方式による記録領域とCAV方式による記録領域との間
の、ディスクモータの回転制御の切り替えに用いてい
る。
【0006】さて、CD−ROMは、現在、各種ソフト
ウェアや文書データやイメージデータの記録等、広くデ
ジタルデータの記録に用いられている。
【0007】CD−ROMに記録される、このような各
種ソフトウェアや文書データ等は、通常、著作権の保護
下にあるが、従来、CD−ROMの不法なコピー版の製
作、販売が後を断たなかった。
【0008】特に、ゲ−ム用ソフトウェアや、単行本、
辞書等の電子出版物の分野では、不法なコピー版の製作
が組織的に行なわれることが多く、正常な商取引を阻害
する要因となっていた。
【0009】このようなCD−ROM等の光ディスクの
コピー版の製作は、光ディスクの情報記録面に記録され
たピット配列の形状をプラスチック材等を用いて型取り
し、この方を用いて不法なコピー版の光ディスクの原盤
を製作することにより行なうことができる。しかし、こ
の型取りする技術では、光ディスクの保護膜を除去して
ピット配列面を露出して型を取る必要があるために、保
護膜を除去する過程でピットの形状が損なわれ、正確な
コピー版を製作できないことが多い。特に、強固な保護
膜を備えた光ディスクのコピー版の製作は極めて困難で
ある。
【0010】そこで、通常は、正規の光ディスクのデー
タを読み取り、読み取ったデータを用いて、正規の光デ
ィスクを製作する場合と同様にコピー版の光ディスクの
原盤を製作することが行なわれている。
【0011】一方、このようなコピー版の光ディスクの
製造の防止のために、従来は、光ディスクの表面に、著
作権を文字、図形等の刻印、印刷により表示している。
【0012】また、コピー版の光ディスクを判別する従
来の技術としては、たとえば、次のような技術が知られ
ている。
【0013】たとえば、前述した同期信号2が通常はデ
ータとしては読み出せないことを利用したものとして、
特開平4−286768号公報記載の技術が知られてい
る。この技術では、あらかじめ前述した同期信号2の一
部を他の信号に置換して記録しておき、再生時にこの置
換信号の有無を特に検出して、置換信号が無い場合に
は、この光ディスクを不法なコピー版であると判定す
る。
【0014】なお、実開平2−20884号公報には、
光ディスクの信号記録層の表面に可視パターンを形成す
ることが開示されている。また、特開平2−17994
1号公報には、光ディスクの信号面のピット形状を変え
ることにより、視認できる模様等を形成することが開示
されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4−286
768号公報記載の技術によれば、前述した置換信号を
含む同期信号2自体は再生することができるのであるか
ら、置換信号を含む同期信号2を記録した不法コピー版
の光ディスクを製作することは、さほど困難ではない。
【0016】また、実開平2−20884号公報や特開
平2−179941号公報記載の技術によれば、通常の
光ディスクの原盤の製作工程に加え、別途、文字、図形
等を形成する工程を追加する必要がある。
【0017】そこで、本発明は、従来と同様の製作工程
によって原版を製作することができ、オリジナル盤であ
ることが容易に認識できる情報記録媒体を提供すること
を目的とする。すなわち、オリジナルの情報記録媒体に
は識別可能な文字、図形パターンを備え、不法コピーに
より文字、図形パターンが識別不能となる情報記録媒体
を提供する。さらに、従来と同様の記録容量を備えつ
つ、文字、図形パターンを記録面上に呈するような情報
記録媒体を提供する。また、そのような情報記録媒体を
記録する方法についても提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、記録面を備え、当該記録面上の複数のトラック上に
形成された、データに対応するピットパターンによって
情報を記録し、あらかじめ定めた誤り訂正方法にしたが
って誤り訂正符号を付加して前記データを配列する情報
記録媒体であって、光反射率の差によって目視可能なサ
イズの文字もしくは図形のパターンを記録面上に呈する
ように特定のピットパターンが集中的に形成されたパタ
ーン領域を有し、前記特定のピットパターンの平均の光
反射率は、前記パターン領域の周辺の領域の平均の光学
的反射率と、目視によって感知可能な程度に異なり、前
記パターン領域は、前記誤り訂正符号を付加して前記デ
ータの配列した後に、当該データの一部に対応するピッ
トパターンが前記特定のピットパターンに置換されて形
成され、前記置換されたデータと置換されていないデー
タとの割合は、前記あらかじめ定めた誤り訂正方法によ
り誤り訂正を施したときに、前記置換されたデータが復
元可能な割合である。
【0019】また、記録面を備え、当該記録面上の複数
のトラック上に形成された、データに対応するピットパ
ターンによって情報を記録し、あらかじめ定められた誤
り訂正方法にしたがって誤り訂正符号を付加して前記デ
ータを配列する情報記録媒体であって、光反射率の差に
よって目視可能なサイズの文字もしくは図形のパターン
を記録面上に呈するように特定のピットパターンが集中
的に形成されたパターン領域を有し、前記特定のピット
パターンの平均の光反射率は、前記パターン領域の周辺
の領域の平均の光学的反射率と、目視によって感知可能
な程度に異なり、前記パターン領域のトラッキング方向
の幅は、前記あらかじめ定めた誤り訂正方法により誤り
訂正を施されたときに、訂正可能な連続誤りデータ数に
対応する幅以下の幅であるようにしてもよい。
【0020】また、その記録方法としては、記録面を備
え、当該記録面上の複数のトラック上に形成された、デ
ータに対応するピットパターンによって情報を記録し、
あらかじめ定めた誤り訂正方法にしたがって誤り訂正符
号が付加され、前記データを配列する情報記録媒体の情
報記録方法であって、前記あらかじめ定めた誤り訂正方
法にしたがって、誤り訂正符号を付加して前記記録する
情報に対するデータを配列する第1のステップと、前記
第1のステップにおける配列されたデータの一部に対応
するピットパターンを、特定のピットパターンに、その
配置によって生じる光学的反射率の領域ごとの差によっ
て目視可能なサイズの文字もしくは図形のパターンを呈
するように置換する第2のステップと、前記第2のステ
ップにおける置換後のデータに対応するピットパターン
を前記情報記録媒体の記録面上に形成する第3のステッ
プとを有し、前記第2のステップは、前記置換されたデ
ータと置換されていないデータとの割合を、前記あらか
じめ定めた誤り訂正方法により誤り訂正を施したとき
に、前記置換されたデータが復元可能な割合として前記
置換を行なう。
【0021】
【作用】前述した本発明に係る情報記録媒体によれば、
特定のピットパタ−ンを集中的に形成することにより目
視可能な文字もしくは図形パターンを情報記録媒体上に
表すことができる。また、パターン領域は、前記誤り訂
正符号を付加して前記データの配列した後に、当該デー
タの一部に対応するピットパターンが前記特定のピット
パターンに置換されて形成される。置換されたデータと
置換されていないデータとの割合を、前記あらかじめ定
めた誤り訂正方法により誤り訂正を施したときに、前記
置換されたデータが復元可能な割合とすることにより、
情報記録媒体のデータの一部をこの特定のピットパター
ンに置換した場合に、再生時に、あらかじめ定めた誤り
訂正方法により誤り訂正を施されたときに前記データに
復元される。
【0022】このため、オリジナル盤の再生信号からコ
ピーする場合には、誤り訂正方法により訂正されるた
め、文字もしくは図形パターンはコピー盤上に現われな
くなる。
【0023】また、上記パターン領域を線状領域とする
こと、すなわち、文字もしくは図形パターンを線状のパ
ターンとすることにより、この線状領域の幅を訂正可能
な範囲の幅とすることができる。
【0024】また、あらかじめ定めた誤り訂正方法が、
クロスインタリーブリードソロモンコードを利用する方
法であり、当該情報記録媒体がCD(compact disc)方式
であるときに、前記線状の領域をトラッキング方向の線
状領域にすると、エラー訂正が行なえない恐れがあるの
で、トラッキング方向以外の方向に沿った線状領域とす
ることにより、トラッキング方向に対して特定のピット
パターンが離散的に入るようにすることができ、また、
目視しやすくすることができる。例えば、線状領域を半
径方向にのびるように形成したほうがよい。
【0025】また、この場合、線幅約0.529mmまで
のデータの連続誤りが訂正できるので、線状のパターン
の線幅が0.5mm以下の文字、図形パターンにより発生
するデータエラーは十分に訂正される。
【0026】
【実施例】以下、情報記録媒体が、光ディスクの一種で
あるCD−ROMである場合を例にとり、本発明に係る
情報記録媒体の実施例について説明する。また、以下、
原盤より作成されたCD−ROMをオリジナル盤、オリ
ジナル盤をコピーして作成したCD−ROMをコピー盤
と呼ぶことにする。
【0027】まず、記録されたデータによりオリジナル
盤において文字、図形パターンが目視可能になる原理に
ついて説明後、データ記録容量を減少させることなく文
字、図形パターンを設ける場合の実施例について説明す
る。
【0028】図1(a)および(b)に、本発明におけ
るオリジナル盤のCD−ROM4の信号面を示す。オリ
ジナル盤のCD−ROM4の信号面には、図1(a)お
よび(b)に示すような目視可能な文字、図形パターン
が現われる。文字、図形パターンは、図1(a)に示す
ような直線状パターン21や、曲線状パターン、また、
図1(b)に示すような文字パターン211とすること
ができる。直線状パターン21や文字パターン211は
パターン領域として認識することができる。また、光デ
ィスク4上に直線、曲線等の文字、図形パターンを複数
設けてもよい。また、直線状パターン21はデータの記
録領域であるプログラム領域20をはみ出して記録して
もよい。また、文字、図形パターンは、CD−ROMに
記録されたデータ、プログラムの版権、著作権を表す内
容、CD−ROMに記録されたデータもしくはCD−R
OM自身の商標、その他の、当該CD−ROMに記録さ
れたデータもしくはCD−ROM自身に関する権利の内
容を表すものとすることができる。ただし、これ以外の
ものであっても、もちろんよい。
【0029】以下、この文字、図形パターンが目視可能
となる原理について説明する。
【0030】まず、データが、どのようにしてCD−R
OMの信号面に記録されるかについて説明する。
【0031】たとえば、CD−ROMでは音楽用のCD
に使われるEFM(eight to fourteen modulation)方式
によりデータを変調し、CLV(constant linear veloc
ity)方式もしくはCAV(constant angular velocity)
方式で信号面に記録する。
【0032】すなわち、以下に示す表1の左欄に示す8
ビットの各データを同表の右欄に示す14ビットのEF
Mチャンネルビットパターンに変換する。そして、これ
に3ビットのマージンビットを加えた17チャネルビッ
トパターンを生成し、これをCD−ROMに記録する単
位とする。
【0033】
【表1】
【0034】次に、図2に示すように、所定の幅と高さ
を有する小さな凸部(ピット)の配列に変換されて光デ
ィスク上に記録される。なお、ピットは、所定の幅と深
さを有する小さなへこみ部であることもある。
【0035】このとき、チャンネルビットパターンのデ
ータ”1”が、各ピットのエッジに対応する。たとえ
ば、表1に示した8ビットのデータ”168”は”01
001001001001”のEFMチャンネルビット
パターンに変換されるので、3ビットおきにデータ”
1”が現れる。したがい、8ビットのデータ”168”
に対応するピットパターンは、1チャネルビットに対応
するピット長さをTとすると、間隔3T空けて配置され
た長さ3Tの2つのピットを含む。
【0036】一方、同様に、データ”89”に対応する
ピットパターンは、長さ11Tのピットを含む。なお、
表1に示したEFM変調方式では、最短のピット長は3
T、最長は11Tとなる。
【0037】光ディスクでは、ピット部と非ピット部分
(ランド部)の全面にアルミニューム薄膜等の光反射膜
を蒸着し、ピット部と非ピット部分からの光の反射率の
相違を検出してデータを再生している。
【0038】本実施例では、この反射率の相違を利用し
て光ディスク上に目視可能な文字、図形パターンを形成
する。
【0039】すなわち、ピット部分と非ピット部分での
反射率の相違より、あるピットパターンと、これと異な
るピットパターンとでは、平均的な光の反射率が異なる
ことになる。そこで、あるピットパターンを所望する文
字、図形パターンの形状に集め、文字、図形パターンの
外部には、そのまま通常のデータに対応するピットパタ
ーンを配置するようにする。
【0040】本実施例では、前述した8ビットのデー
タ”168”に対応するピットパターン、もしくは、デ
ータ”89”に対応するピットパターンを用いて図形パ
ターンを作成する。すなわち、データ”168”とデー
タ”89”とに対応するピットパターンは、平均の反射
率がより大きいもしくはより小さくなるのでこれらを利
用する。
【0041】このようにすることにより、CLV方式、
CAV方式いずれにおいても、文字、図形パターンを形
成したCD−ROMが作成される。
【0042】つぎに、上記文字、図形パターンをオリジ
ナル盤のデータ記録容量を減少させずに記録する実施例
について説明する。
【0043】本実施例においては、CD−ROMに記録
するデータの一部のピットパターンを、前述したデー
タ”168”に対応するピットパターン、もしくは、デ
ータ”89”に対応するピットパターンに置換して文
字、図形パターンを作成する。その際に、置換するデー
タ量はあらかじめ定めた誤り訂正方法により訂正可能な
範囲とする。すなわち、置換されたデータと置換されて
いないデータとの割合は、あらかじめ定めた誤り訂正方
法により誤り訂正を施したときに、置換されたデータが
復元可能な割合とする。
【0044】通常、光ディスクでは、その記録面につい
た傷や塵埃等により発生するデータ誤りを訂正するため
に、所定のデータ長毎にパリティシンボルを付加し、デ
ータ誤りを検出できるようにし、データを多重記録して
誤ったデータを正しい値に復元できるようにしている。
さらに、記録面についた傷などのデータの連続誤り(バ
ーストエラー)も訂正できるようにするために、連続す
るデータを離散的に再配列して記録している(インタリ
ーブ)。例えば、CD方式における誤り訂正方法として
は、クロスインタリーブリードソロモンコード(Cross
Interleaved Read-Solomon Code:CIRC)を採用してい
る。インタリーブは、規格では4フレームごとに行なう
ように定められているので、3フレーム連続エラーでも
訂正できる。1フレームの物理的データ長は、0.17
6mm(1フレームは588チャネルビットであり、1
チャネルビットは0.3μsであるので、0.3×58
8=176.4μsとなる)であるので3フレームでは
0.529mmとなる。従って、0.5mm以下の傷は
十分に訂正することができる。
【0045】また、CD−ROMには、さらに、付加E
CC(Layered Error Correcting Code)によるエラー
訂正が行なわれるので、この場合、10フレーム(1.
76mm)以上のバーストエラーについても訂正でき
る。
【0046】この結果、例えば、現在のCD(compact d
isc)再生装置では、1.7mmの傷があってもデータを
完全に正しく再生することができるようになっている。
【0047】本実施例においては、このような誤り訂正
を利用して、CD−ROMのデータ領域のデータの一部
のピットパターンを前述した長さ11Tのピットもしく
は3Tのピットに置換し、再生時に誤り訂正によりデー
タを復元する。その際、置換するピットの位置は、図1
(a)または(b)に示すような、文字、図形パターン
が目視可能になるように配置する。
【0048】図3に、CD−ROMの信号面上の文字、
図形パターンの一部を拡大した図を示す。ここで、デー
タは、同期パターンや、誤り訂正用の情報等と共にフレ
ームを構成し、このフレームに対してピットパターンが
作成される。実際には、データに対応するビットパター
ン間に、同期パターンや誤り訂正用の情報のチャネルビ
ットに対応するビットパターンが出現することになる。
しかし、その割合は、データに対応するビットパターン
に対してわずかである。そこで、図3では、説明を明瞭
にするために、仮に、データに対応するピットパターン
のみでフレームが構成されているものとして示した。ま
た、前述したマージンビットに対応するピットパターン
も省略して示した。
【0049】図示した例では、データ領域のデータの一
部を3Tのピット122に置換して、図1に示す文字、
図形パターンを長さ3Tのピット122を含む、デー
タ”168”に対応するピットパターンで構成してい
る。また、文字、図形パターンを、長さ11Tのピット
143を含む、データ”89”に対応するピットパター
ンで構成するようにしてもよい。前述したように、EF
M変調方式では、最短のピット長は3T、最長は11T
であるため、この両者のピットパターンの反射率と、他
のデータ部における平均の反射率との差がより大きくな
るからである。ピットは目視上極めて小さく、ランダム
なデータの集合に対応するピットパターンの集合は、集
合として平均的な反射率を示すと考えられるからであ
る。
【0050】また、これ以外の、目視上、問題のない反
射率の差を有する他の固定長ピットパターンで構成する
ようにしてもよい。また、文字、図形パターンを、複数
の特定のデータの組み合わせに対応するピットパターン
で構成するようにしてもよい。
【0051】この場合の情報記録方法としては、まず、
あらかじめ定めた誤り訂正方法にしたがって、誤り訂正
符号を付加して前記記録する情報に対するデータを配列
する(第1のステップ)。つぎに、第1のステップにお
ける配列されたデータの一部に対応するピットパターン
を、特定のピットパターンに、その配置によって生じる
光学的反射率の領域ごとの差によって目視可能なサイズ
の文字もしくは図形のパターンを呈するように置換する
(第2のステップ)。その際、置換されたデータと置換
されていないデータとの割合を、あらかじめ定めた誤り
訂正方法により誤り訂正を施したときに、置換されたデ
ータが復元可能な割合として置換を行なう。つぎに、第
2のステップにおける置換後のデータに対応するピット
パターンをCD−ROMの記録面上に形成する(第3の
ステップ)。これにより、文字、図形パターンを形成し
つつデータを記録できる。
【0052】具体的な記録方法としては、光ディスクの
スピンドルモータに取り付けたエンコーダにより直線状
パターン21の記録位置を検出し、この位置にあるデー
タを直線状パターン21の記録に用いる3Tピットに置
き換えて直線状パターン21を記録する。また、その他
の測定手段を用いながら、所定の記録位置に制御するよ
うにして記録するようにしてもよい。このような記録方
法は、CLV方式やCAV方式に係りなく、すべての光ディス
クに適用することができる。
【0053】直線状パターン21のトラッキング方向の
幅は、あらかじめ定めた誤り訂正方法により誤り訂正を
施されたときに、訂正可能な連続誤りデータ数に対応す
る幅以下の幅であるようにすればよい。前述したように
CD再生装置では、1.7mmの傷があってもデータを
完全に正しく再生することができるので、直線状パター
ン21の物理的な幅としては、1.7mm以下にするこ
とができる。また、実際にデータ誤りが発生することを
考慮すれば、その幅を1.7mmより十分に狭くする必要
があるので、この直線状パターン21の幅は、目視可能
な範囲の0.1〜0.5mmが妥当である。また、円周方
向に細長い線状のパターンを形成すると、訂正困難にな
る場合が発生するおそれがあるので、データ誤りがトラ
ッキング方向に対して離散的に入るように、図1(a)
に示すように、線状のパターンは半径方向にのびるよう
に形成したほうがよい。半径方向に誤りが連続している
場合には、訂正が最も容易になるからである。また、エ
ラー訂正が完全に行なわれる範囲内では、直線状パター
ン21を図1(b)に示すような文字パターン211と
してもよい。
【0054】このように、データ中に訂正可能な範囲で
直線状パターン21を形成するのでデータ記録容量を減
少させることなく文字、図形パターンを設けることがで
きる。また、このような文字、図形パターンを目視可能
に形成しておくことにより、文字、図形パターンの有無
により当該光ディスクがオリジナル盤であるかコピー盤
であるかを容易に識別することができる。
【0055】つぎに、このように文字、図形パターンが
形成されたオリジナル盤を再生する場合の動作を説明す
る。
【0056】図7に、本実施例に係る再生装置の構成を
示す。
【0057】図7、光ピックアップ3によりCD−RO
M4から読み出された再生信号は前置増幅器6により増
幅、波形等価され、CDデジタル信号処理部408によ
りEFM復調され、CD−ROMコントローラ409に
送られる。CD−ROMコントローラ409は、受け取
ったデータの誤り訂正を行ない、元のデータ配列への復
元を行なった後データをホストシステム410に送る。
実際には、CD−ROMへの記録されるチャネルビット
パタ−ンは、スクランブルしたデータ列と誤り訂正符号
とをEFM変調したものである。
【0058】ここで、CD−ROMコントローラ409
における誤り訂正について説明をする。前述したよう
に、オリジナル盤のデータ部の一部は、文字、図形パタ
ーンを形成させるために、記録する際にピットが変換さ
れている。CD−ROMコントローラ409では、通常
の誤り訂正を行ない、この変換されたピットも含めて元
のデータを復号する。すなわち、変換されたピットは、
誤りとみなされて訂正される。訂正方法は、CD方式の
場合、前述したように、クロスインタリーブリードソロ
モンコードが採用されているのでこれを復号して誤り訂
正を行なう。
【0059】また、音楽用CDを再生する場合、CD−
ROMコントローラ409は、復元したデータをD/A
回路411に与える。D/A回路411は、与えられた
データをアナログ信号に変換して出力する。また、CD
−ROMコントローラ409は、ホストシステム410
よりのアクセスコマンドに基づいて、アクセス制御部4
05を介して、サーボ回路404によるサ−ボ動作、ピ
ックアップ送り装置406による光ピックアップ3の移
動動作を制御する。
【0060】このように、再生時には、誤り訂正が行な
われるので元のデータを復元することができ、データ容
量を減少することなく文字、図形パターンを形成するこ
とができる。
【0061】さらに、コピー盤作成時に、文字、図形パ
ターンを形成したオリジナルのCD−ROMから得られ
る再生信号を用いてCD−ROMを製造すると、コピー
盤では、通常誤り訂正を行なって再生信号を得るので、
文字、図形パターンは消滅し、再現することができなく
なる。この結果、CD−ROMの再生内容を調べること
なく、文字、図形パターンの有無により、CD−ROM
が不法なコピー盤であることを目視により識別すること
ができるようになる。なお、従来からオリジナル盤上に
文字、図形パターンのラベルを貼ったり、刻印すること
が行なわれているが、このような機械的に設けた文字、
図形パターンは極めてコピー容易である。これに対して
本実施例による文字、図形パターンは、信号面のデータ
領域のピットパターンを用いて形成されるので、コピー
が極めて困難である。
【0062】このように、本実施例においては、盤権元
が製造した光ディスク(オリジナル盤)上に、データ記
録容量を減少させることなく図形パターンを設け、この
オリジナル盤の再生信号を用いて製造したコピー盤にお
いては上記図形パターンが消滅するようにする。したが
って、上記図形パターンの有無により、光ディスクがオ
リジナル盤であるかコピー盤であるかを一目で識別する
ことができる。
【0063】また、仮に、コピー盤作成時に、文字、図
形パターンを形成したオリジナルのCD−ROMから得
られる再生信号を、誤り訂正を行なわずにコピーしたと
きにも、以下に示すような理由からコピー盤では文字、
図形パターンは目視できなくなる。
【0064】以下、オリジナル盤に目視できるように記
録した直線状パターン21や図形パターン211等が、
コピー盤で見えなくなる理由について説明する。
【0065】図4(a)および(b)に、オリジナル盤
とコピー盤とにおける直線状パターン21のピットの位
置関係を説明するための光ディスクの部分拡大図を示
す。
【0066】図4(a)において、T1、T2、T3はオ
リジナル盤のプログラム領域20内で外周方向に順次隣
接する3本のトラックを示す。トラックT1、T2、T3
上に垂直方向に並んだ点A、B,Cは、ピットの位置を
示す。このオリジナル盤の再生信号を用いて製作したコ
ピー盤上では、オリジナル盤の点A、B、Cは、例え
ば、図4(b)の点A'、B’、C’のように移動す
る。点A、B,Cをオリジナル盤の直線状パターン21
の輪郭部を構成する点とすると、コピー盤における点
A'、B’、C’はコピー盤上の直線状パターン21の
輪郭部に該当する。したがって、この点A'、B’、
C’の傾きの有無より、その光ディスクがオリジナル盤
であるか、コピー盤であるかを判別することができる。
また、点A'、B’、C’の傾きがさらに大きくなる
と、直線状パターン21が目視により識別できなくなる
ので、直線状パターン21の有無より同様の判定を行な
うことができる。
【0067】上記の傾きは、オリジナル盤とコピー盤の
製作時の単位トラック長当たりのデータ記録密度の違い
によって発生する。
【0068】CLV方式では、オリジナル盤とコピー盤の
双方がトラッキング線速度を一定にしてデータであるピ
ット列が記録される。このとき、オリジナル盤とコピー
盤のデータのビット周期やトラッキング線速度等が異な
ると、同じデータ量を記録するトラック長が異なってく
る。
【0069】また、CAV方式の光ディスクにおいても同
様な事態が発生する。すなわち、オリジナル盤とコピー
盤との回転速度のずれや、データのビット周期のズレ等
により、同様に同じデータ量を記録するトラック長が異
なってくる。
【0070】説明を簡単にするため以下の説明では、上
記ビット周期のズレをCLV方式ではトラッキング線速度
に換算し、CAV方式では回転速度に換算して考えること
にする。すなわち、ビット周期にはズレがなく、上記傾
きの原因はトラッキング線速度または回転速度のズレの
みであると考える。
【0071】CLV方式では、トラック1周当たりの上記
トラック長のズレ距離ΔL(例えば、点Bが点B’に移
動する距離)は、オリジナル盤製作時のトラッキング線
速度をv1、コピー盤製作時のトラッキング線速度とコ
ピー盤製作時のトラッキング線速度をv2、Rをディス
クの回転中心からトラックT1までの半径とすると、式
(1)のようになる。
【0072】 ΔL=2πR(Δv/v1)、Δv=v1−v2 (1) したがって、回転方向に対する線分A’B’の角度θ
は、トラックピッチをpとすると、 θ=tan~1(p/ΔL) (2) で与えられる。
【0073】上記傾き角θの大きさを、CDを例にして
求めてみる。
【0074】CD−ROMを含めてCDでは、トラック
ピッチp=1.6μm,トラッキング線速度の許容範囲
は1.2〜1.4m/sec、プログラム領域20の内径R1
は25mm,外径R2は58mmであるから、プログラム領域
20内におけるΔLは ΔL=(15.7〜36.4)×104(Δv/v) (μm) (3) となる。
【0075】これより、(Δv/v)を1×10~4とす
ると、ΔL=(15.7〜36.4)μm、θ=(5.
8〜2.5)度となる。すなわち、トラッキング線速度
偏差率が10~4(0.01%)程度であると、オリジナ
ル盤上で半径方向に記録した直線状パターン21は、コ
ピー盤上でほぼ円周方向に傾くことになり、識別はおろ
か、目視できなくなる。
【0076】また、(Δv/v)が1×10~5の場合に
は、直線状パターン21の傾き角θは(45.5〜2
3.7)度となり、傾いていることが明瞭に識別でき
る。
【0077】以上より、コピー盤上の直線状パターン2
1に傾きが認められない程度にするには、オリジナル盤
とコピー盤間のトラッキング線速度偏差率である(Δv
/v)を少なくとも1×10~6以下にする必要がある。
すなわち、極く僅かな線速度の相違でも、文字、図形パ
タ−ン等が識別不能となる。しかしながら、このような
高い精度でコピー時のトラッキング線速度をオリジナル
盤製作時のトラッキング線速度に一致させることは技術
的に極めて困難である。また、書き込み信号を生成する
ためのクロック周期も、完全に一致することはないた
め、実施は、これ以上の精度で線速度を制御する必要が
ある。
【0078】あえてトラッキング線速度を1×10~6
下に合わせようとすると、トラッキング線速度を1×1
0~6以下の精度で少しづつ変化させながら、直線状パタ
ーン21の傾きが無くなる点を見出す必要があり、技術
的にも、作業効率から見ても殆ど現実性がない。
【0079】光ディスクがCAV方式の場合も同様であ
る。上記CLV方式の場合と同様に、ビット周期にはズレ
がなく、上記傾きの原因は回転速度のズレのみであると
考えと、上記トラック長のズレ距離ΔLは、オリジナル
盤の1回転時間に、コピー盤が1回転を回転する長さの1
回転分からのズレであるから、オリジナル盤製作時の回
転速度をN1、コピー盤製作時の回転速度をN2とする
と、式(4)のようになる。
【0080】 ΔL=2πR(ΔN/N1)、ΔN=N1−N2 (4) また、傾き角θは、同様に式(2)で与えられる。
【0081】したがって、CD−ROMを含むCDに
て、直線状パターン21に傾きがコピー盤上で認められ
ない程度にするには、上記CLV方式の場合と同様に、
(ΔN/N1)を少なくとも1×10~6以下にする必要が
り、技術的にみて同様に極めて困難なことになる。
【0082】なお、上記の結果は、トラックT1、T2
3等を真円に近似して求めたが、実際のCD−ROM
等の光ディスクではトラックがスパイラル状に設けられ
るので、各トラック1周分の長さが上記値から僅かに異
なってくる。この結果、コピー盤の文字、図形パターン
が若干歪むが、この歪はスパイラル状のトラックにおけ
る各トラック1周長のズレ分を補正して記録することに
より除くことができる。
【0083】このように、本実施例によれば文字、図形
パタ−ンを形成したオリジナルのCD−ROMから得ら
れる再生信号を用いてコピー盤のCD−ROMを製造す
ると、コピー盤では、文字、図形パタ−ンが歪んだりあ
るいは消滅する。この結果、CD−ROMの再生内容を
調べることなく、文字、図形パタ−ンの有無により、C
D−ROMが不法なコピー盤であることを目視により識
別することができるようになる。
【0084】上記各実施例ではCD−ROMディスクを
例にして説明したが、光学的特徴を与えることにより情
報を記録する他の情報記録媒体、たとえばCD、ミニデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスクにも同様に適用す
ることができる。また、光カードのような非ディスク型
の情報記録媒体に適用しても同様な効果を得ることがで
きる。
【0085】ここで、光カードへの適用例を示してお
く。
【0086】図5は光カードの記録/再生の原理を示し
たものである。
【0087】光カードの記録/再生の方式としては、図
5(a)に示すカード回転型と、同図(b)に示すヘッ
ド回転型と、同図(c)に示すカード往復運動型、同図
(d)に示すビ−ムスキャン型とがある。
【0088】図5(a)に示すカード回転型と、同図
(b)に示すヘッド回転型は、記録媒体の形状が異なる
のみで、CD−ROMと本質的に同じである。したがっ
て、これらの方式については、前記実施例を、そのまま
適用することができる。
【0089】また、図5(c)に示すカード往復運動型
は、CDにおける回転運動を部分的に取りだして、円弧
状のトラックを直線化して、一方向の移動運動を往復運
動に変えたものと見做せる。したがって、トラッキング
方向が交互に反転するので、オリジナル盤上に形成した
文字、図形パターンは、コピー盤上では各トラッキング
方向に対して交互に反対方向に傾くので同様に識別困難
になる。また、ビ−ムスキャン型についても、文字、図
形パタ−ンを形成することができる。
【0090】以上のように、本発明の実施例によれば、
目視可能な文字、図形パタ−ンを形成したCD−ROM
等の光ディスクを得ることができる。
【0091】また、あらかじめ定めた誤り訂正方法によ
り訂正可能な範囲のピットパターン列として文字、図形
パターンを形成するので、文字、図形パターンを記録す
る専用の領域を設ける必要がなく、文字、図形パターン
記録領域を確保するためにデータ記録領域が減少するこ
とがない。
【0092】さらに、CLV/CAV方式などの記録方式にか
かわらず、どのような方式においても文字、図形パター
ンを形成することができる。
【0093】さらに、このオリジナル盤の光ディスクか
らコピー盤の光ディスクを製作すると、文字、図形パタ
−ンが消滅する。すなわち、コピー盤は、即座に目視に
より識別されてしまう。そして、このことをもって不法
なコピーを抑止する効果を期待することができる。
【0094】また、再生装置は、通常のものをそのまま
利用することができる。
【0095】また、同様の文字、図形パターンを各種方
式の光カードに記録して光ディスクの場合と同様な効果
を得ることができる。
【0096】
【発明の効果】本発明により、データ記録容量を減少す
ることなく目視可能な文字、図形パターンを記録した情
報記録媒体を提供することができる。
【0097】また、この情報記録媒体をコピーすると、
上記文字、図形パターンが消滅したり、変形したりする
ことにより目視不能となるので、この文字、図形パター
ンの有無もしくは変形の有無により、情報記録媒体がオ
リジナル盤であるか、コピー盤であるかを判別すること
ができる。
【0098】また、上記本発明による情報記録媒体で
は、文字、図形パターンの挿入により発生するデータ誤
りを完全に訂正することができる。
【0099】また、上記文字、図形パターンを半径方向
に走る線状のパターンとすることにより、文字、図形パ
ターンの変形、有無等を容易に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により文字、図形パターンを設けた光デ
ィスクの上面図である。
【図2】光ディスクのピット形状を示す部分拡大図であ
る。
【図3】本発明により光ディスクに記録した文字、図形
パターンの部分拡大図である。
【図4】本発明における文字、図形パターンの変形を説
明する部分拡大図である。
【図5】光カードの記録/再生方式の概念図である。
【図6】光ディスクに記録されるデータのフレーム構成
図である。
【図7】光ディスク再生装置のブロックである。
【符号の説明】 1…フレーム、2…同期信号、3…ピックアップ、4…
光ディスク、6…前置増幅器、20…プログラム領域、
21…直線状パターン、122…3Tピット、123…
データ部、211…文字パターン、301…ピット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 C 8940−5D (72)発明者 伊藤 保 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面を備え、当該記録面上の複数のトラ
    ック上に形成された、データに対応するピットパターン
    によって情報を記録し、あらかじめ定めた誤り訂正方法
    にしたがって誤り訂正符号を付加して前記データを配列
    する情報記録媒体であって、 光反射率の差によって目視可能なサイズの文字もしくは
    図形のパターンを記録面上に呈するように特定のピット
    パターンが集中的に形成されたパターン領域を有し、 前記特定のピットパターンの平均の光反射率は、前記パ
    ターン領域の周辺の領域の平均の光学的反射率と、目視
    によって感知可能な程度に異なり、 前記パターン領域は、前記誤り訂正符号を付加して前記
    データの配列した後に、当該データの一部に対応するピ
    ットパターンが前記特定のピットパターンに置換されて
    形成され、 前記置換されたデータと置換されていないデータとの割
    合は、前記あらかじめ定めた誤り訂正方法により誤り訂
    正を施したときに、前記置換されたデータが復元可能な
    割合であることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記パターン領域は、
    線状の領域であることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記あらかじめ定めた
    誤り訂正方法は、クロスインタリーブリードソロモンコ
    ードを用いた方法であり、 当該情報記録媒体がCD(compact disc)であるときに、
    前記線状の領域をトラッキング方向以外の方向に沿った
    線状領域とすることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記線状領域のトラッ
    キング方向の線幅を0.5mm以下としたことを特徴とす
    る情報記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記パターン領域は、
    当該情報記録媒体のデータ領域に形成されていることを
    特徴とする情報記録媒体。
  6. 【請求項6】記録面を備え、当該記録面上の複数のトラ
    ック上に形成された、データに対応するピットパターン
    によって情報を記録し、あらかじめ定められた誤り訂正
    方法にしたがって誤り訂正符号を付加して前記データを
    配列する情報記録媒体であって、 光反射率の差によって目視可能なサイズの文字もしくは
    図形のパターンを記録面上に呈するように特定のピット
    パターンが集中的に形成されたパターン領域を有し、 前記特定のピットパターンの平均の光反射率は、前記パ
    ターン領域の周辺の領域の平均の光学的反射率と、目視
    によって感知可能な程度に異なり、 前記パターン領域のトラッキング方向の幅は、前記あら
    かじめ定めた誤り訂正方法により誤り訂正を施されたと
    きに、訂正可能な連続誤りデータ数に対応する幅以下の
    幅であることを特徴とする情報記録媒体。
  7. 【請求項7】記録面を備え、当該記録面上の複数のトラ
    ック上に形成された、データに対応するピットパターン
    によって情報を記録し、あらかじめ定めた誤り訂正方法
    にしたがって誤り訂正符号が付加され、前記データを配
    列する情報記録媒体の情報記録方法であって、 前記あらかじめ定めた誤り訂正方法にしたがって、誤り
    訂正符号を付加して前記記録する情報に対するデータを
    配列する第1のステップと、 前記第1のステップにおける配列されたデータの一部に
    対応するピットパターンを、特定のピットパターンに、
    その配置によって生じる光学的反射率の領域ごとの差に
    よって目視可能なサイズの文字もしくは図形のパターン
    を呈するように置換する第2のステップと、 前記第2のステップにおける置換後のデータに対応する
    ピットパターンを前記情報記録媒体の記録面上に形成す
    る第3のステップとを有し、 前記第2のステップは、前記置換されたデータと置換さ
    れていないデータとの割合を、前記あらかじめ定めた誤
    り訂正方法により誤り訂正を施したときに、前記置換さ
    れたデータが復元可能な割合として前記置換を行なうこ
    とを特徴とする情報記録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2869444A1 (fr) * 2004-04-26 2005-10-28 Hologram Ind Sarl Procede d'inscription de motifs graphiques ou similaires sur la face enregistree d'un support optique d'informations et support optique mettant en oeuvre ce procede
US7522498B2 (en) 1998-10-02 2009-04-21 Sony Corporation Optical information recording apparatus
US7801327B2 (en) 2000-11-14 2010-09-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Record carrier with watermark

Cited By (4)

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WO2005112022A1 (fr) * 2004-04-26 2005-11-24 Hologram Industries Procédé d'inscription de motifs graphiques ou similaires sur la face enregistrée d'un support optique d'informations et support optique mettant en oeuvre ce procédé

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