JPH07320214A - データ弁別回路 - Google Patents

データ弁別回路

Info

Publication number
JPH07320214A
JPH07320214A JP10930094A JP10930094A JPH07320214A JP H07320214 A JPH07320214 A JP H07320214A JP 10930094 A JP10930094 A JP 10930094A JP 10930094 A JP10930094 A JP 10930094A JP H07320214 A JPH07320214 A JP H07320214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
discrimination
alarm
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10930094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Ishida
嘉輝 石田
Kenichi Hase
健一 長谷
Hideyuki Yamakawa
秀之 山川
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Takashi Nara
孝 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10930094A priority Critical patent/JPH07320214A/ja
Publication of JPH07320214A publication Critical patent/JPH07320214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】データパターンによるピークシフトに対応した
弁別ウィンドウでの弁別データを選択することで書き込
み補償の必要をなくし、かつノイズによるエラーの可能
性を感知しそのデータ情報を出力するデータ弁別回路を
提供すること。 【構成】マルチウィンドウ生成・データ弁別回路8は基
準ウィンドウから2種以上のウィンドウを生成し、各々
のウィンドウで弁別を行なう。弁別データ選択回路9は
全弁別データからデータパターンに対応して1つの弁別
データを選択する。また基準ウィンドウ以外の弁別デー
タが異なる場合は、ノイズによるエラーの可能性を示す
アラームデータを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度記録を行なうデ
ータ弁別用ウィンドウの範囲をオーバーラップさせた磁
気記録装置に係り、特にデータパターンによるピークシ
フトやノイズ等の原因で、弁別ウィンドウ端の弁別エラ
ーが起こりやすい範囲に、ピークがずれた信号波形の弁
別結果の信頼性を向上する信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置、例えば円板状の記録媒体
を用いる磁気ディスク装置において、記録密度が上がっ
ていくと、磁化反転間隔が小さくなり符号間干渉が大き
くなる。この符号間干渉はデータパターンにより大きさ
が異なり、対象ビットの前後のシンボル”0”の連続数
(ランレングス)の差が大きいと、信号波形のピークが
本来のピーク位置よりずれるピークシフトが起こる。こ
のデータパターンによるピークシフトを補正する方法と
して、従来、再生した信号波形のピークシフトが小さく
なるように記録時のタイミングをずらす書き込み補償が
ある。書き込み補償については、伊藤陽之助監修、「デ
ィジタル磁気記録技術」(昭和61年1月25日発行、
トリケップス)p118からp119等の文献に原理が
記述されている。
【0003】またの従来例として、特開平4−3459
67号公報に開示された方法がある。この方法では、”
0”の最小のランレングスが1以上のコードを記録した
場合、データの1ビット長以上の幅を有する少なくとも
2相の弁別ウィンドウをオーバーラップするように作成
し、各弁別ウィンドウでデータを弁別し、連続する複数
の弁別ウィンドウで”1”と弁別した場合にも、全弁別
データのパターンに基づいて弁別データの誤りを訂正す
る構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法で
は、以下のような課題がある。
【0005】磁気ディスク装置において、記憶容量を増
加されるために、より一層の高密度記録が必須となる
が、ピークシフトを補正する従来技術である書き込み補
償では、高密度記録時のライトクロックが高速になるた
め数百psの範囲で記録するタイミングを変える必要が
でてくるので、精度よい補正は不可能である。
【0006】またデータパターンによるピークシフト
は、高密度記録(磁気ヘッド出力の孤立波形の規格化線
密度が2.6程度)の場合、一般的に用いられる波形等
化器を用いても、ノイズなしの理想状態で最大でも弁別
ウィンドウ幅の15〜20%である。ここでピークシフ
トが最大となるのは、前後どちらか一方の”0”のラン
レングスが1、他方のランレングスが2以上(7以下)
のデータパターンの場合であり、他のデータパターンで
のシフトは小さく、理想状態ではエラーは起こらない。
しかし実際には高密度記録により信号帯域が高くなるに
つれ信号帯域内に含まれるノイズ成分が増え、ノイズに
よるエラー(湧き出し,消失,ピークシフト)が増加す
る。これに対し、従来例である特開平4−345967
号公報ではこのノイズによるエラーの対策がなされてい
ない。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、書き込み補償を不要とし、かつノ
イズによるエラーである可能性のあるデータの情報を与
えることにより、エラー訂正機能を高めることができる
データ弁別回路を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、予め定められた複数のデータのいずれか
に弁別されるべき入力信号を受けて、上記入力信号のピ
ーク位置の情報を基に、基準ウィンドウと基準ウィンド
ウを遅延させた少なくとも2種の弁別ウィンドウを用い
て、予め定められた複数のデータに弁別するデータ弁別
回路において、上記入力信号のパターンに基づいて上記
いずれかの弁別ウィンドウによる弁別データを選択する
選択手段と、基準ウィンドウ以外の弁別ウィンドウでの
弁別データが異なる場合に、そのデータの位置を知らせ
るアラーム1データを出力する出力手段と、アラーム1
データが”1”であるにもかかわらず、基準ウィンドウ
での弁別データがピークシフトの小さいデータパターン
である場合には、ノイズによるエラーの発生した可能性
が高いとしてアラーム2データを出力する出力手段と、
を有することとしたものである。
【0009】
【作用】上記のように構成されているため、上記選択手
段は、入力信号のパターンに応じて少なくとも3種の弁
別ウィンドウにより各々弁別されたデータの中から、1
つのデータを選択するものである。これにより、パター
ンに対応して弁別ウィンドウを選択することができ、目
的を達成できる。
【0010】またアラーム1データとアラーム2データ
の出力手段は、基準ウィンドウ以外の弁別ウィンドウで
の弁別データが異なり、かつパターンによるピークシフ
トが小さいパターンの場合を示し、ノイズによるエラー
が発生した可能性があることから、このエラーの発生し
た可能性のあるデータ位置を後段のエラー訂正回路に知
らせることができ、目的を達成できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を用いて
詳細に説明する。
【0012】図1は磁気ディスク装置のデータ記録再生
系の一実施例を示すブロック図であり、1は磁気ディス
ク装置、2は記録媒体、3は磁気ヘッド、4はリード/
ライトアンプ(R/Wアンプ)、5はカットオフ周波数
が可変のアクティブフィルタ、6はピーク検出回路、7
は可変周波数発振器(VFO)、8はマルチウィンドウ
生成・データ弁別回路、9は弁別データ選択回路、10
はエンコーダデコーダ回路(ENDEC)、11はハー
ドディスクコントローラ(HDC)であり、エラー訂正
部(ECC)12、フォーマット制御部13、転送制御
部14で構成される。
【0013】本実施例は、1−7RLL(Run Length L
imited)コード(シンボル”0”の連続数(ランレング
ス)が1以上7以下)を用いた磁気ディスク装置の再生
回路に本発明を適用したものであり、以下のような考え
に基づき構成されている。磁気ディスク装置において、
高密度記録を行なう場合、磁化反転間隔が小さくなり符
号間干渉が大きくなる。この符号間干渉はデータパター
ンにより大きさが異なり、対象ビットの前後のシンボ
ル”0”のランレングスの差が大きいと、信号波形のピ
ークが本来のピーク位置よりずれるピークシフトが起こ
る。ピークシフトを補正する従来技術である書き込み補
償では、高密度記録時のライトクロックが高速になるた
め精度よく補正することができない。このピークシフト
は前後どちらか一方の”0”のランレングスが1、他方
のランレングスが2以上(7以下)の場合に最も大き
く、磁気ヘッド出力の孤立波形の規格化線密度が2.6
程度の場合、一般的に用いられる波形等化器を用いて
も、弁別ウィンドウ幅の15〜20%程度シフトする
が、他のデータパターンでのシフトは小さいので、この
大きなピークシフトのみを補正する手段を再生回路に設
ければ、書き込み補償をなくし、かつデータパターンに
よるピークシフトの補正が可能となる。
【0014】更に、データパターンによるピークシフト
以外の、ノイズによるエラーが発生した可能性のあるビ
ット位置と、エラーであった場合に正しい可能性のある
データをECC12に与える方法を設ければ、ECC1
2にとって入力されるデータの情報量が増加することに
より、より高いエラー訂正が可能となる。
【0015】そこでまず、ピークシフトを補正するた
め、マルチウィンドウ生成・データ弁別回路8を設け
て、VFO7からのデータ弁別用クロック(ノーマルク
ロック)を遅延させ、新たに2種類の時間的に前後する
クロック(アーリークロックとレイトクロック)を生成
し、各々のクロックでピーク検出回路6のピーク位置デ
ータからデータ(各々ノーマルデータ,アーリーデー
タ,レイトデータと記す)を弁別する。なおデータ弁別
用クロックの一周期を弁別ウィンドウと呼ぶ。またアー
リーデータとレイトデータが異なる場合にアラーム1デ
ータを出力する。
【0016】次に、弁別データ選択回路9内に、3種類
の弁別データとアラーム1データを記憶しておくシフト
レジスタと、アラーム1データが”1”(Highレベ
ル)の場合に、3種類の弁別データから1つの弁別デー
タをデータパターンから選択するための信号を出力する
デコード回路を設ける。
【0017】これらの手段により、ピークシフトが大き
くなるデータパターンに対応して弁別ウィンドウを選択
する、すなわち弁別ウィンドウを移動させることが可能
になり、目的を達成できる。
【0018】更に、データパターンによるピークシフト
以外のエラーの可能性をECC12に伝えるため、弁別
データ選択回路9内のデコード回路には、ピークシフト
が小さいデータパターンにもかかわらずアラーム1デー
タが”1”であった場合、ノイズによるエラーである可
能性が高いことを示す、アラーム2データを出力する機
能を設ける。
【0019】また、ENDEC10内にデコーダを並列
に設け、一方には弁別データ選択回路9の出力である選
択データを、もう一方にはアラーム2データが”1”の
ときに選択データを反転したデータを入力し、各々デコ
ードする。
【0020】これらの手段により、データパターンによ
るピークシフト以外のノイズによるエラーが発生した可
能性のあるデータの位置と、エラーであった場合に正し
い可能性があるデータをECC12に与えることが可能
になり、目的を達成できる。
【0021】以下、図1を用いて更に詳細に説明する。
記録媒体2に記録された”1”,”0”のデータを、磁
気ヘッド3で読み取り、R/Wアンプ4で読み取ったア
ナログ信号を増幅し、アクティブフィルタ5で信号の帯
域制限と波形等化を行なう。このアクティブフィルタ5
の出力信号を用いて、ピーク検出回路6では信号波形の
ピーク位置の検出が、VFO7では信号に同期したクロ
ックの生成が行なわれる。マルチウィンドウ生成・デー
タ弁別回路8では、弁別ウィンドウがオーバーラップす
るように、VFO7で生成されたノーマルクロックを2
種類の遅延素子により時間的に前後するように遅延さ
せ、ノーマル,アーリー,レイトのクロックで各々デー
タ弁別を行なう。弁別データ選択回路9では、3種の弁
別データのいずれを使用するかをデータパターンとピー
クシフトの関係より選択する。この選択された弁別デー
タを、ENDEC10でコード逆変換し、HDC11内
のECC12でエラー訂正し、フォーマット制御部13
でデータフォーマットを調整し、転送制御部14からホ
ストコンピュータにデータを転送する。
【0022】この図1の実施例によれば、ピークシフト
が大きくなるデータパターンの場合には、シフトする方
向に対応したアーリーデータまたはレイトデータを選択
することができ、これにより書き込み補償がなくてもピ
ークシフトを補正できる。
【0023】ここで各ブロックの機能,構成について、
図2以降を用いて更に詳細に説明する。
【0024】図2はピーク検出回路6(図1)の一具体
例を示す構成図であり、20は微分器、21はゼロクロ
スコンパレータ、22はレベルスライス、23はゲート
ジェネレータ、24はAND回路である。この図2のピ
ーク検出回路での信号処理の一具体例を、図3を併用し
て説明する。アクティブフィルタ5(図1)の出力信号
25は微分器20とレベルスライス22に入力される。
微分器20の出力である微分信号26はゼロクロスコン
パレータ21に入力され、微分値が零となる点でゼロク
ロス信号27が出力される。一方、レベルスライス22
ではある振幅レベル(スライスレベル)30と信号振幅
の大小を比較し、大きい場合はゲートジェネレータ23
よりゲート信号28が”1”で出力される。AND24
ではゼロクロス信号27とゲート信号28の論理積であ
るピーク位置信号29が出力される。
【0025】図4はマルチウィンドウ生成・データ弁別
回路8(図1)の一具体例を示すブロック図であり、4
0,41はDタイプフリップフロップ(D−FF)、4
2,43は遅延素子、44,45はインバータ回路、4
6はEOR回路である。この図4のマルチウィンドウ生
成・データ弁別回路での信号処理の一具体例を、図5を
併用して説明する。47はリードゲート信号の入力端子
であり、データリード時は常に”1”である。29はピ
ーク検出回路6の出力であるピーク位置信号29の入力
端子である。48はVFO7(図1)で生成されたノー
マルクロックの入力端子であり、49はノーマルクロッ
クをτ1遅延させたアーリークロックであり、50はτ
2遅延させたレイトクロックであり、τ1>τ2の関係
がある。以下にノーマルクロックに対応するデータ弁別
部について説明する。D−FF40はリードゲート信号
46を入力データ、ピーク位置信号29をクロックとし
ているので、ピーク位置信号が”1”になった時、”
1”を出力する51。D−FF41はこのD−FF40
の出力信号51を入力データ、ノーマルクロック48を
インバータ44で反転させた信号をクロックとしている
ので、D−FF40の出力信号51が”1”になった
時、ノーマルクロック48の半周期遅れた立ち下がりエ
ッジに同期して”1”を出力する(ノーマルデータ5
2)。またD−FF41の出力信号をインバータ45で
反転した信号53をD−FF40のクリア信号とし、次
の立ち下がりエッジからインバータ45の回路遅れの時
間分だけ遅れたクリア信号53に同期して、D−FF4
0を”0”にクリアする。アーリークロック,レイトク
ロックに対応するデータ弁別部においても同様の信号処
理をし、各々アーリーデータ54,レイトデータ55を
出力する。またEOR回路46により、アーリーデータ
54とレイトデータ55が異なる場合に、”1”を出力
する(アラーム1データ56)。以上のノーマルデータ
52,アーリーデータ54,レイトデータ55,アラー
ム1データ56がデータ選択回路9(図1)に入力され
る。
【0026】図6は弁別データ選択回路9(図1,図
4)の一具体例を示す構成図であり、60はシフトレジ
スタ、61,62はスイッチ回路、63,66,67は
AND回路、64はデコード回路、65はOR回路であ
る。各々の回路はVFO7(図1)で生成されたノーマ
ルクロックに同期して動作しているが、ノーマルクロッ
クの信号線は省略する。入力端子54にはアーリーデー
タ54が入力され、シフトレジスタ60に6ビット分格
納される。同様に入力端子55にはレイトデータ55、
入力端子52にはノーマルデータ52、入力端子56に
はアラーム1データ56が入力され、各々シフトレジス
タに格納される。ここでシフトレジスタ60に格納した
アラーム1データ56の6ビット分の中央の2ビット
(図6のa3とa2)の論理積をとった信号70(AN
D63の出力信号)と、シフトレジスタ60に格納され
たノーマルデータ(b5〜b0)を入力として、デコー
ド回路64はデコードを行ない、2クロックの間、同じ
デコードデータ(c2,c1,c0)を出力する。2ク
ロック間同じデータを出力するためには、デコード回路
64の出力端子c2,c1,c0の各々に1クロック前
のデータと現クロックのデータを加算する回路を設けて
おけば良いので、図示は省略する。ここで図7を用いて
デコード回路64でのデコード方法の具体例を示す。A
ND63の出力信号70が”0”の場合は、入力信号b
5〜b0がいかなるパターンであろうとも(0,0,
0)を出力するようにする。また同出力信号70が”
1”の場合は、3通りのデコードデータが出力されるよ
うにし、入力信号(b5〜b0)が(0,0,0,1,
0,1)、(1,0,0,1,0,1)、(0,0,
1,0,1,0)のパターンの場合は、対象の”1”が
時間的に前方にシフトするので、アーリーデータ54を
選択するためにc2のみ”1”である(1,0,0)を
出力するようにし、入力信号(b5〜b0)が(0,
1,0,1,0,0)、(1,0,1,0,0,0)、
(1,0,1,0,0,1)のパターンの場合は、対象
の”1”が時間的に後方にシフトするので、レイトデー
タ55を選択するためにc1のみ”1”である(0,
1,0)を出力し、以上の6通りのパターン以外の場合
は、データパターンによるピークシフト量が元々小さい
パターンである、もしくは”0”のランレングスが1以
上でないパターンであるので、ノーマルデータを選択
し、ノイズによるエラーが発生した可能性のあることを
示すためにc0のみ”1”である(0,0,1)を出力
するようにする。図6のスイッチ61はデコードデータ
c2が”1”の場合はアーリーデータ54を、c1が”
1”の場合はレイトデータ55を選択する。スイッチ6
2はc2とc1の少なくともどちらか一方が”1”であ
り、かつアラーム1データ56が”1”の場合はスイッ
チ61の出力を、それ以外の場合はノーマルデータ52
を選択し、出力端子68より弁別データの選択結果(選
択データ)を出力する。またアラーム1データ56が”
1”で、かつc0が”1”の場合は、データパターンに
よるピークシフト以外のエラー(ノイズによる湧き出
し、消失エラー)である可能性があるので、出力端子6
9よりアラーム2データを出力する。
【0027】以上のようにマルチウィンドウ生成・デー
タ弁別回路8と弁別データ選択回路9を組み合わせるこ
とで、ピークシフトが大きくなるデータパターンに対応
して弁別ウィンドウを移動させ、そのウィンドウで弁別
したデータを使用することが可能になる。これにより、
高密度記録化により高精度な補正が困難となる書き込み
補償をなくすことができる。更にノイズによりエラーが
起こった可能性のあるビット位置情報(アラーム2デー
タ)も後段のENDEC10,ECC12に与えること
ができる。
【0028】図7はENDEC10(図1)のデコーダ
部の一具体例を示す構成図であり、80,81はデコー
ド回路、82はスイッチ回路、83はインバータ回路で
ある。各々の回路はVFO7(図1)で生成されたノー
マルクロック同期して動作しているが、ノーマルクロッ
クの信号線は省略する。入力端子68には弁別データ選
択回路9の出力である選択データ68が入力され、デコ
ード回路80とスイッチ回路82に渡される。デコード
回路80では入力データを所定のコードに逆変換し、結
果をメイン出力データとして出力端子84に出力する。
入力端子69にはアラーム2データ69が入力され、ア
ラーム2データ69が”1”の場合はデコード回路81
の入力データを選択データ68の反転データ(インバー
タ83の出力)を、”0”の場合は選択データ68を接
続するように、スイッチ回路82を制御する。デコード
回路81ではデコード回路80と同じ方法でコード逆変
換をし、その結果をサブ出力データとして出力端子85
に、またアラーム2データが”1”であるビットを使用
した逆変換結果にはアラーム3データとして”1”を出
力端子86に出力する。
【0029】ECC12(図1)はENDEC10(図
1,図8)の出力であるメイン出力データ84,サブ出
力データ85,アラーム3データ86を受け取り、メイ
ン出力データ84に対してエラー訂正を行なう。ECC
12にとっては、入力されるデータがエラーである可能
性のある位置と、エラーであった場合の訂正方法が情報
として与えられているので、入力データの情報量が増加
し、より高い誤り訂正が実現可能である。
【0030】以上のようにアラーム2データ69に対し
て、2系統のデコーダをもつENDEC10を設けるこ
とで、ECC12にノイズによるエラーである可能性の
デコード結果の位置と、訂正方法の情報を与えることが
でき、ECC12の誤り訂正能力を向上させることが可
能になる。
【0031】なお、以上は(1−7)RLLコードを使
用した場合について実施例を挙げたが、”0”の最小の
ランレングスが1以上のコードであれば、本発明が有効
であることは言うまでもなく、説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高密
度記録を行う磁気ディスク装置において、アクティブフ
ィルタの出力信号のデータパターンにより弁別ウィンド
ウをずらすことができ、これにより書き込み補償をなく
すことができる。
【0033】またノイズによりエラーが発生した可能性
のあるデータを特定でき、そのデータの位置と訂正方法
の情報を与えることによりエラー訂正能力を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置のデータ記録再生系の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】ピーク検出回路の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】ピーク検出回路での信号処理方法の説明図であ
る。
【図4】マルチウィンドウ生成・データ弁別回路の一実
施例を示すブロック図である。
【図5】マルチウィンドウ生成・データ弁別回路でのデ
ータのタイミングチャートである。
【図6】弁別データ選択回路の一実施例を示すブロック
図である。
【図7】図6中のデコード回路でのデコード方法例の説
明図である。
【図8】ENDECの一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、2…記録媒体、3…磁気ヘッ
ド、4…リード/ライトアンプ(R/Wアンプ)、5…
アクティブフィルタ、6…ピーク検出回路、7…可変周
波数発振器(VFO)、8…マルチウィンドウ生成・デ
ータ弁別回路、9…弁別データ選択回路、10…エンコ
ーダデコーダ回路(ENDEC)、11…ハードディス
クコントローラ(HDC)、12…エラー訂正部(EC
C)、13…フォーマット制御部、14…転送制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 章一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 奈良 孝 群馬県高崎市西横手町111番地株式会社日 立製作所半導体事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた複数のデータのいずれかに
    弁別されるべきアナログ入力信号に同期したクロックを
    基準に、時間的に前後にずらしたクロックを生成し、上
    記入力信号のピーク位置を示す位置信号と、上記各々の
    クロックによりデータ弁別を行なうデータ弁別回路にお
    いて、基準クロック以外での弁別データが異なる場合に
    のみ、アラーム1データを出力する出力手段と、各弁別
    データの中から1つのデータをデータパターンにより選
    択する選択手段を有することを特徴とするデータ弁別回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ弁別回路において、
    連続するビット”1”が存在することのないような符号
    化、特に(1−7)RLLコードで符号化を行なった場
    合、対象ビットの前後の”0”のランレングスのどちら
    か一方が1、他方が2以上(7以下)のパターンの場合
    にのみ、基準クロック以外での弁別データを選択するこ
    とを特徴とするデータ弁別回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のデータ弁別回路にお
    いて、上記アラーム1データが”1”であるにもかかわ
    らず、データパターンが請求項2で示したパターン以外
    である場合、新たにアラーム2データを出力する出力手
    段を有することを特徴とするデータ弁別回路。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載のデータ弁別回路
    を用いて、上記アラーム2データが”1”である場合、
    上記選択手段の出力データと、該データを反転させたデ
    ータを、各々コード逆変換し、2つの変換後のデータ
    と、反転させたデータを使用した部分の逆変換データの
    ビット位置に合わせてアラーム3データを出力する出力
    手段を有することを特徴とするデコーダ回路。
JP10930094A 1994-05-24 1994-05-24 データ弁別回路 Pending JPH07320214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10930094A JPH07320214A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 データ弁別回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10930094A JPH07320214A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 データ弁別回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07320214A true JPH07320214A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14506699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10930094A Pending JPH07320214A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 データ弁別回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07320214A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5451943A (en) Data recording method and data recording apparatus using a digital sum value of a coded signal
US5844509A (en) Synchronous read channel employing a data randomizer
JP3428039B2 (ja) 同期信号検出器、同期信号検出方法及び復号化装置
US6850573B1 (en) Coding apparatus and method, decoding apparatus and method, and recording medium
US4520408A (en) Clock signal synchronization apparatus and method for decoding self-clocking encoded data
KR100217146B1 (ko) 자기매체 데이타 기억시스템에서의 펄스검출을 위한 적합화 방법 및 장치
US3827078A (en) Digital data retrieval system with dynamic window skew
US6172622B1 (en) Demodulating device, demodulating method and supply medium
JPH06162668A (ja) 情報記録方式
US6246733B1 (en) Synchronous interface for asynchronous data detection channels
JPH07320214A (ja) データ弁別回路
EP0962017B1 (en) Method and apparatus for maximum likelihood detection
US5502408A (en) Circuit for decoding 2T encoded binary signals
JPH1198021A (ja) 復調装置および復調方法、並びに伝送媒体
US6700722B2 (en) High-speed zero phase restart of a multiphase clock
JP2621149B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2924831B2 (ja) データ記録再生装置
JPH02306472A (ja) 同期回路
JPH05129964A (ja) デジタルデータのエラー訂正装置
JP3697809B2 (ja) 信号検出回路
JPH1074367A (ja) クロック・コンバイン回路
JP3276700B2 (ja) ディスクのデータ記録方法およびディスクのデータ記録再生方法
JP3444658B2 (ja) 最尤復号器
JPH0721944B2 (ja) フレ−ム同期検出方式
US8874410B2 (en) Systems and methods for pattern detection