JPH0731985B2 - 陰極線管電子銃構体 - Google Patents
陰極線管電子銃構体Info
- Publication number
- JPH0731985B2 JPH0731985B2 JP60271491A JP27149185A JPH0731985B2 JP H0731985 B2 JPH0731985 B2 JP H0731985B2 JP 60271491 A JP60271491 A JP 60271491A JP 27149185 A JP27149185 A JP 27149185A JP H0731985 B2 JPH0731985 B2 JP H0731985B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid
- electron gun
- gun assembly
- cathode ray
- ray tube
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は主レンズ口径を極力大口径化してフォーカス特
性を向上させた単一電子ビーム用陰極線管電子銃構体に
関する。
性を向上させた単一電子ビーム用陰極線管電子銃構体に
関する。
第２図は従来の多段集束型電子銃構体の一例を示し、図
中、１、２、３、４、５、６は、それぞれ、第１、第
２、第３、第４、第５、第６グリッドで、７はこれらの
グリッドを相互に絶縁して外側から支持する絶縁支持棒
（絶縁耐電圧を下げる原因となる縦方向に長い気泡が残
存しないように、粉末ガラスを焼結して製作した、所謂
マルチフォームガラス）である。
中、１、２、３、４、５、６は、それぞれ、第１、第
２、第３、第４、第５、第６グリッドで、７はこれらの
グリッドを相互に絶縁して外側から支持する絶縁支持棒
（絶縁耐電圧を下げる原因となる縦方向に長い気泡が残
存しないように、粉末ガラスを焼結して製作した、所謂
マルチフォームガラス）である。
静電レンズの場合も光学レンズの場合と同様に、大口径
レンズの中央に近い部分を用いると収差の少ない良好な
画像が得られる。そのため、レンズを形成するグリッ
ド、特に最終段にある主レンズを形成する第６グリッド
の直径を大きくすることが望ましい。
レンズの中央に近い部分を用いると収差の少ない良好な
画像が得られる。そのため、レンズを形成するグリッ
ド、特に最終段にある主レンズを形成する第６グリッド
の直径を大きくすることが望ましい。
なお、電極構成としては例えば特開昭58−147942号公報
記載のもの等が知られている。
記載のもの等が知られている。
しかし、一方では、偏向電力低減などのため、陰極線管
バルブのネック管径を小さくすることが望まれており、
グリッドの直径（外径）を大きくすることはネック管内
径の制約を受けて困難であるという問題があった。
バルブのネック管径を小さくすることが望まれており、
グリッドの直径（外径）を大きくすることはネック管内
径の制約を受けて困難であるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の電子銃構体のような問題の
ない、ネック管内径の許す範囲内で、極力、主レンズ径
を大きくした陰極線管電子銃構体を提供することにあ
る。
ない、ネック管内径の許す範囲内で、極力、主レンズ径
を大きくした陰極線管電子銃構体を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために本発明においては、電子銃を
形成する各グリッドのうち、第１〜第５グリッドだけ
を、絶縁支持棒により外側から支持させ、内部に挿入さ
れた第５グリッドと共に大口径化した主レンズを形成す
る第６グリッドは、第４グリッドとは別体であって、こ
の第４グリッドの前記第５グリッドと対向する端部から
離れた位置にその一端が固着された金属製支持部材を介
して第４グリッドに支持させることとした。
形成する各グリッドのうち、第１〜第５グリッドだけ
を、絶縁支持棒により外側から支持させ、内部に挿入さ
れた第５グリッドと共に大口径化した主レンズを形成す
る第６グリッドは、第４グリッドとは別体であって、こ
の第４グリッドの前記第５グリッドと対向する端部から
離れた位置にその一端が固着された金属製支持部材を介
して第４グリッドに支持させることとした。
このような構造とすれば、第６グリッドの外側とネック
管内面との間には、絶縁支持棒が存在しなくなり、絶縁
支持棒に占められていた間隔分だけ第６グリッドの直径
を大きくすることができるからである。なお、周知の如
く、多段集束型電子銃では第４グリッドと第６グリッド
には、共に、蛍光面と同一の高い陽極電位が印加される
のであるから、上記のような、第４グリッドに導電性の
ある金属支持部材を介して第６グリッドを支持させる構
造がとれるのである。
管内面との間には、絶縁支持棒が存在しなくなり、絶縁
支持棒に占められていた間隔分だけ第６グリッドの直径
を大きくすることができるからである。なお、周知の如
く、多段集束型電子銃では第４グリッドと第６グリッド
には、共に、蛍光面と同一の高い陽極電位が印加される
のであるから、上記のような、第４グリッドに導電性の
ある金属支持部材を介して第６グリッドを支持させる構
造がとれるのである。
第１図（ａ）は本発明の第１実施例を、２本の絶縁支持
棒が存在する平面上から眺めた下半部を断面にした側断
面図、第１図（ｂ）は同実施例の２本の絶縁支持棒の存
在する平面に対し直角な方向から眺めた側断面図であ
る。図中、８は第６グリッド６を支持する板状の金属支
持部材（第４グリッドと第６グリッドを電気的に接続し
て同電位を印加するリード線を兼ねる）、９は第４グリ
ッド４に溶接され金属支持部材８を溶接支持する基部支
持部材で、その他の符号は第２図の場合と同様である。
この場合、第６グリッド６の外側に金属支持部材８が溶
接されているが、比較的幅は広いが板厚の薄い金属板製
であって、絶縁支持棒７を配置するのに必要なネック管
直径方向の間隔に比較すると金属支持部材８の板厚は問
題にならないくらい薄い。基部支持部材９は、第４グリ
ッドの第５グリッドと対向する端部から十分離れた位置
に配置することが出来るので、第４グリッドと第５グリ
ッドとの間で形成される電子レンズに非点収差を生ぜし
めることもない。
棒が存在する平面上から眺めた下半部を断面にした側断
面図、第１図（ｂ）は同実施例の２本の絶縁支持棒の存
在する平面に対し直角な方向から眺めた側断面図であ
る。図中、８は第６グリッド６を支持する板状の金属支
持部材（第４グリッドと第６グリッドを電気的に接続し
て同電位を印加するリード線を兼ねる）、９は第４グリ
ッド４に溶接され金属支持部材８を溶接支持する基部支
持部材で、その他の符号は第２図の場合と同様である。
この場合、第６グリッド６の外側に金属支持部材８が溶
接されているが、比較的幅は広いが板厚の薄い金属板製
であって、絶縁支持棒７を配置するのに必要なネック管
直径方向の間隔に比較すると金属支持部材８の板厚は問
題にならないくらい薄い。基部支持部材９は、第４グリ
ッドの第５グリッドと対向する端部から十分離れた位置
に配置することが出来るので、第４グリッドと第５グリ
ッドとの間で形成される電子レンズに非点収差を生ぜし
めることもない。
第１図（ｃ）は本発明の第２実施例を示す側断面図で、
基部支持部材９を省き、金属支持部材10の一端を折り曲
げて直接第４グリッド４に溶接できるようにしてある。
基部支持部材９を省き、金属支持部材10の一端を折り曲
げて直接第４グリッド４に溶接できるようにしてある。
金属支持部材の溶接に、非接触で多点同時溶接の可能な
レーザ溶接等を用いれば、第６グリッドを良好な精度で
第４グリッドに固定することが可能である。
レーザ溶接等を用いれば、第６グリッドを良好な精度で
第４グリッドに固定することが可能である。
また、第６グリッド用金属支持部材の電界の影響によ
り、第４グリッドと第５グリッドの間に形成される静電
レンズに歪が生じないようにするために、第４グリッド
と第５グリッドの間隙を1.4mm以下に制限することが望
ましい。しかし、この間隙を1.0mm以下にすると耐電圧
性に問題が生ずるようになる。第３図に示すように、第
４グリッド4aの第５グリッド側端部にフランジ4bを設け
ることにより、第４グリッドと第５グリッドの間に形成
される静電レンズに対する第６グリッド用金属支持部材
の電界の影響を少なくすることが出来る。
り、第４グリッドと第５グリッドの間に形成される静電
レンズに歪が生じないようにするために、第４グリッド
と第５グリッドの間隙を1.4mm以下に制限することが望
ましい。しかし、この間隙を1.0mm以下にすると耐電圧
性に問題が生ずるようになる。第３図に示すように、第
４グリッド4aの第５グリッド側端部にフランジ4bを設け
ることにより、第４グリッドと第５グリッドの間に形成
される静電レンズに対する第６グリッド用金属支持部材
の電界の影響を少なくすることが出来る。
以上説明したように本発明によれば、多段集束型電子銃
構体において、絶縁支持棒による制約を受けずに、外径
がネック管内径より僅かに小さい、従来より直径の大き
な第６グリッドを用いられるようになり、大口径化した
主レンズの使用によりフォーカス特性を向上させること
が出来る。
構体において、絶縁支持棒による制約を受けずに、外径
がネック管内径より僅かに小さい、従来より直径の大き
な第６グリッドを用いられるようになり、大口径化した
主レンズの使用によりフォーカス特性を向上させること
が出来る。
第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の第１実施例の側断面
図、第１図（ｃ）は本発明の第２実施例の側断面図、第
２図は従来の多段集束型電子銃構体の一例を示す側断面
図、第３図は第４グリッド端部にフランジを設けて金属
支持棒８の電界の第４−第５グリッド間静電レンズへの
影響を少なくした電極構体を示す側断面図である。 １〜６……第１〜第６グリッド、4a……金属支持部材の
電界の影響を軽減するためにフランジ4bを設けた第４グ
リッド、７……絶縁支持棒、８……金属支持部材、９…
…基部支持部材、10……一体型の金属支持部材。
図、第１図（ｃ）は本発明の第２実施例の側断面図、第
２図は従来の多段集束型電子銃構体の一例を示す側断面
図、第３図は第４グリッド端部にフランジを設けて金属
支持棒８の電界の第４−第５グリッド間静電レンズへの
影響を少なくした電極構体を示す側断面図である。 １〜６……第１〜第６グリッド、4a……金属支持部材の
電界の影響を軽減するためにフランジ4bを設けた第４グ
リッド、７……絶縁支持棒、８……金属支持部材、９…
…基部支持部材、10……一体型の金属支持部材。
Claims (1)
- 【請求項１】第１〜第６グリッドを有する陰極線管の多
段集束型電子銃構体において、第１〜第５グリッドだけ
を絶縁支持棒により外側から支持させ、内部に挿入され
た第５グリッドと共に大口径化した主レンズを形成する
第６グリッドは、第４グリッドとは別体であって、この
第４グリッドの前記第５グリッドと対向する端部から離
れた位置にその一端が固着された金属製支持部材を介し
て第４グリッドに支持させたことを特徴とする陰極線管
電子銃構体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60271491A JPH0731985B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 陰極線管電子銃構体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60271491A JPH0731985B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 陰極線管電子銃構体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62133647A JPS62133647A (ja) | 1987-06-16 |
| JPH0731985B2 true JPH0731985B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=17500790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60271491A Expired - Lifetime JPH0731985B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 陰極線管電子銃構体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731985B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2853355B2 (ja) * | 1991-03-14 | 1999-02-03 | 三菱電機株式会社 | ３次元図形データ発生装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55102158A (en) * | 1979-01-29 | 1980-08-05 | Nec Corp | Electrode assembly of electron gun for cathode ray tube |
| JPS58147942A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | Sony Corp | 電子銃 |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP60271491A patent/JPH0731985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55102158A (en) * | 1979-01-29 | 1980-08-05 | Nec Corp | Electrode assembly of electron gun for cathode ray tube |
| JPS58147942A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | Sony Corp | 電子銃 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62133647A (ja) | 1987-06-16 |
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