JPH07319398A - ディスプレイの角度調整装置 - Google Patents
ディスプレイの角度調整装置Info
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- JPH07319398A JPH07319398A JP11321594A JP11321594A JPH07319398A JP H07319398 A JPH07319398 A JP H07319398A JP 11321594 A JP11321594 A JP 11321594A JP 11321594 A JP11321594 A JP 11321594A JP H07319398 A JPH07319398 A JP H07319398A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LCD11表面からの反射光が視野内に入る
のを自動的に防止することができ、LCD11を常時見
易くすることができるディスプレイ角度の調整装置を提
供すること。 【構成】 LCD11表面へ入射する光43の量及び方
向を検出するための受光手段12と、LCD11を駆動
させるための駆動手段20と、受光手段12から信号を
受けて駆動手段20を制御する制御手段16とを備え、
制御手段16により、所定光量を超える光が所定方向の
範囲内からLCD11表面に入射したと判断されると、
LCD11の視角範囲内で光43の反射光が視聴者の視
野外になるように駆動手段20が駆動されるディスプレ
イ角度調整装置。
のを自動的に防止することができ、LCD11を常時見
易くすることができるディスプレイ角度の調整装置を提
供すること。 【構成】 LCD11表面へ入射する光43の量及び方
向を検出するための受光手段12と、LCD11を駆動
させるための駆動手段20と、受光手段12から信号を
受けて駆動手段20を制御する制御手段16とを備え、
制御手段16により、所定光量を超える光が所定方向の
範囲内からLCD11表面に入射したと判断されると、
LCD11の視角範囲内で光43の反射光が視聴者の視
野外になるように駆動手段20が駆動されるディスプレ
イ角度調整装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスプレイの角度調整
装置に関し、より詳細には自動車に搭載されるTV用や
ナビゲーション用のディスプレイの角度調整装置に関す
る。
装置に関し、より詳細には自動車に搭載されるTV用や
ナビゲーション用のディスプレイの角度調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されたTV用ディスプレイ
やナビゲーション用ディスプレイをドライバーまたは助
手席搭乗者(以下、これらを視聴者と記す)が見る際、
入射された光が前記ディスプレイ表面で反射して視聴者
の眼に入り(以下、この現象を「反射光が視野内に入
る」と記す)、特にこの反射光と表示される情報とが重
なるか、またはきわめて近接している場合には視聴者に
よる情報確認が困難となり、また反射光量が大きい場合
は高輝度刺激が不快に感じられるという問題があった。
この問題に対処するため、前記ディスプレイの表面に反
射防止フィルタが形成されたものや表面処理が施された
ものが開発されている。しかしこれらの対策だけでは不
十分であり、前記反射光が視野内に入らぬよう(視野外
になるよう)、視聴者が前記ディスプレイ面と、該ディ
スプレイ面の略中心と眼とを結ぶ視線とが成す角度(以
下、ディスプレイ角度と記す)を手操作で調整している
のが実状である。
やナビゲーション用ディスプレイをドライバーまたは助
手席搭乗者(以下、これらを視聴者と記す)が見る際、
入射された光が前記ディスプレイ表面で反射して視聴者
の眼に入り(以下、この現象を「反射光が視野内に入
る」と記す)、特にこの反射光と表示される情報とが重
なるか、またはきわめて近接している場合には視聴者に
よる情報確認が困難となり、また反射光量が大きい場合
は高輝度刺激が不快に感じられるという問題があった。
この問題に対処するため、前記ディスプレイの表面に反
射防止フィルタが形成されたものや表面処理が施された
ものが開発されている。しかしこれらの対策だけでは不
十分であり、前記反射光が視野内に入らぬよう(視野外
になるよう)、視聴者が前記ディスプレイ面と、該ディ
スプレイ面の略中心と眼とを結ぶ視線とが成す角度(以
下、ディスプレイ角度と記す)を手操作で調整している
のが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した車載用ディス
プレイの場合、自動車が走行することにより光の入射方
向、光量が変わり易いため、上記ディスプレイ角度を頻
繁に調整し直す必要が生じるという課題があった。また
手操作による調整は面倒であり、状況変化に的確に対応
することが難しいという課題があった。
プレイの場合、自動車が走行することにより光の入射方
向、光量が変わり易いため、上記ディスプレイ角度を頻
繁に調整し直す必要が生じるという課題があった。また
手操作による調整は面倒であり、状況変化に的確に対応
することが難しいという課題があった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、ディスプレイ表面からの反射光が視野内に入
るのを自動的に防止することができ、ディスプレイを見
易くすることができるディスプレイ角度の調整装置を提
供することを目的としている。
のであり、ディスプレイ表面からの反射光が視野内に入
るのを自動的に防止することができ、ディスプレイを見
易くすることができるディスプレイ角度の調整装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るディスプレイの角度調整装置は、ディス
プレイ表面へ入射する光の量及び方向を検出するための
受光手段と、前記ディスプレイを駆動させるための駆動
手段と、前記受光手段からの信号を受けて前記駆動手段
を制御する制御手段とを備え、該制御手段により、所定
光量を超える光が所定方向の範囲内から前記ディスプレ
イ表面に入射したと判断されると、前記ディスプレイの
視角範囲内で前記光の反射光が視聴者の視野外になるよ
うに前記駆動手段が駆動されることを特徴としている。
に本発明に係るディスプレイの角度調整装置は、ディス
プレイ表面へ入射する光の量及び方向を検出するための
受光手段と、前記ディスプレイを駆動させるための駆動
手段と、前記受光手段からの信号を受けて前記駆動手段
を制御する制御手段とを備え、該制御手段により、所定
光量を超える光が所定方向の範囲内から前記ディスプレ
イ表面に入射したと判断されると、前記ディスプレイの
視角範囲内で前記光の反射光が視聴者の視野外になるよ
うに前記駆動手段が駆動されることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成のディスプレイ角度の調整装置によれ
ば、ディスプレイ表面へ入射する光の量及び方向を検出
するための受光手段と、前記ディスプレイを駆動させる
ための駆動手段と、前記受光手段からの信号を受けて前
記駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段に
より、所定光量を超える光が所定方向の範囲内から前記
ディスプレイ表面に入射したと判断されると、前記ディ
スプレイの視角範囲内で前記光の反射光が視聴者の視野
外になるように前記駆動手段が駆動される。したがっ
て、前記ディスプレイ表面へ入射する光の量及び方向に
対応して前記ディスプレイのディスプレイ角度を自動的
に調整し得ることとなり、前記ディスプレイ表面からの
反射光が前記視聴者の視野内に入るのを防止し得ること
となり、前記ディスプレイが常時見易くなる。
ば、ディスプレイ表面へ入射する光の量及び方向を検出
するための受光手段と、前記ディスプレイを駆動させる
ための駆動手段と、前記受光手段からの信号を受けて前
記駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段に
より、所定光量を超える光が所定方向の範囲内から前記
ディスプレイ表面に入射したと判断されると、前記ディ
スプレイの視角範囲内で前記光の反射光が視聴者の視野
外になるように前記駆動手段が駆動される。したがっ
て、前記ディスプレイ表面へ入射する光の量及び方向に
対応して前記ディスプレイのディスプレイ角度を自動的
に調整し得ることとなり、前記ディスプレイ表面からの
反射光が前記視聴者の視野内に入るのを防止し得ること
となり、前記ディスプレイが常時見易くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るディスプレイ角度の調整
装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明
に係るディスプレイ角度調整装置の実施例を概略的に示
したブロック図であり、図中11は車載用TVにおける
液晶ディスプレイ(以下、LCDと記す)を示してい
る。LCD11の所定箇所には複数個のフォトダイオー
ド等からなる受光手段12が配設されており、受光手段
12によりLCD11表面へ入射する光43の方向と光
量とが検出されるようになっている。受光手段12はC
PU13に接続され、CPU13にはメモリ14が接続
されている。メモリ14には図3に示したように光のx
軸、y軸、z軸方向に関する光量信号Lx 、Ly 、Lz
から合成入射光方向AOと平均光量LA とを求める計算
式が保存されている。またメモリ14には種々の合成入
射光方向AOに関してその反射光がそれぞれ視野外にな
るような調整角度(△θv,△θh)のデータ、LCD
11の視角特性値(表示が見え易い範囲の最大ディスプ
レイ角度(△θvS ,△θhS ))及び角度調整を行う
か否かを判断するための入射光量のしきい値とが保存さ
れている。またCPU13には駆動手段20を駆動させ
る駆動回路15が接続されており、これらCPU13、
メモリ14及び駆動回路15により制御手段16が構成
されている。駆動回路15は駆動手段20に接続され、
駆動手段20はLCD11に連結されており、制御手段
16からの制御で駆動手段20が駆動されることによ
り、LCD11が水平面に対して所定角度△θH 回転し
たり、垂直面に対して所定角度△θV 回転するようにな
っている。
装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明
に係るディスプレイ角度調整装置の実施例を概略的に示
したブロック図であり、図中11は車載用TVにおける
液晶ディスプレイ(以下、LCDと記す)を示してい
る。LCD11の所定箇所には複数個のフォトダイオー
ド等からなる受光手段12が配設されており、受光手段
12によりLCD11表面へ入射する光43の方向と光
量とが検出されるようになっている。受光手段12はC
PU13に接続され、CPU13にはメモリ14が接続
されている。メモリ14には図3に示したように光のx
軸、y軸、z軸方向に関する光量信号Lx 、Ly 、Lz
から合成入射光方向AOと平均光量LA とを求める計算
式が保存されている。またメモリ14には種々の合成入
射光方向AOに関してその反射光がそれぞれ視野外にな
るような調整角度(△θv,△θh)のデータ、LCD
11の視角特性値(表示が見え易い範囲の最大ディスプ
レイ角度(△θvS ,△θhS ))及び角度調整を行う
か否かを判断するための入射光量のしきい値とが保存さ
れている。またCPU13には駆動手段20を駆動させ
る駆動回路15が接続されており、これらCPU13、
メモリ14及び駆動回路15により制御手段16が構成
されている。駆動回路15は駆動手段20に接続され、
駆動手段20はLCD11に連結されており、制御手段
16からの制御で駆動手段20が駆動されることによ
り、LCD11が水平面に対して所定角度△θH 回転し
たり、垂直面に対して所定角度△θV 回転するようにな
っている。
【0008】図2は本実施例のLCD11、受光手段1
2及び駆動手段20を模式的に示した正面図であり、図
中31は自動車のコンソールボックス(図示せず)内に
収容されるDINケースを示している。DINケース3
1は箱形状に形成されており、DINケース31の両側
壁には孔31a、31bが同一軸心上にそれぞれ形成さ
れている。一方、DINケース31内には中空直方体形
状のブロック21が配設されており、ブロック21の側
壁21aには平歯車22の軸の一端部22aが固定さ
れ、平歯車22の軸の他端部22b側は孔31aに枢支
されている。またブロック21の側壁21bには孔21
cが平歯車22の軸と同一軸心上に形成され、ブロック
21の上部壁下面には軸受け21dが固定されており、
孔31b、21c、軸受け21dに軸23aが挿通・枢
支されている。孔31b、21c間における軸23aの
所定箇所には平歯車24が装着され、軸23aの他端部
には傘歯車23が固定されている。ブロック21の上部
壁中央には回転軸25aが枢支され、回転軸25a上端
部にはLCD11の中央下端部が固定される一方、回転
軸25a下端部には傘歯車25が固定されており、傘歯
車23と傘歯車25とは螺合している。さらに平歯車2
2、24にはタイミングベルト26a、26bの一端部
側がそれぞれ係合し、タイミングベルト26a、26b
の他端部側は2個のプーリー(図示せず)にそれぞれ係
合しており、これらのプーリーは切り替え継ぎ手を介し
てステップモータ(ともに図示せず)のモータ軸に軸支
されている。これらブロック21、平歯車22、24、
傘歯車23、25、ステップモータ等を含んで駆動手段
20が構成されている。そして、ステップモータを駆動
させ、切り替え継ぎ手を操作してタイミングベルト26
aのみを所定方向に回転させると、平歯車22、ブロッ
ク21を介し、LCD11が垂直面に対して所定角度△
θV 回転することとなる。他方、切り替え継ぎ手を操作
してタイミングベルト26bのみを所定方向に回転させ
ると、平歯車24、軸23a、傘歯車23、25、回転
軸25aを介し、LCD11が水平面に対して所定角度
△θH 回転するようになっている。
2及び駆動手段20を模式的に示した正面図であり、図
中31は自動車のコンソールボックス(図示せず)内に
収容されるDINケースを示している。DINケース3
1は箱形状に形成されており、DINケース31の両側
壁には孔31a、31bが同一軸心上にそれぞれ形成さ
れている。一方、DINケース31内には中空直方体形
状のブロック21が配設されており、ブロック21の側
壁21aには平歯車22の軸の一端部22aが固定さ
れ、平歯車22の軸の他端部22b側は孔31aに枢支
されている。またブロック21の側壁21bには孔21
cが平歯車22の軸と同一軸心上に形成され、ブロック
21の上部壁下面には軸受け21dが固定されており、
孔31b、21c、軸受け21dに軸23aが挿通・枢
支されている。孔31b、21c間における軸23aの
所定箇所には平歯車24が装着され、軸23aの他端部
には傘歯車23が固定されている。ブロック21の上部
壁中央には回転軸25aが枢支され、回転軸25a上端
部にはLCD11の中央下端部が固定される一方、回転
軸25a下端部には傘歯車25が固定されており、傘歯
車23と傘歯車25とは螺合している。さらに平歯車2
2、24にはタイミングベルト26a、26bの一端部
側がそれぞれ係合し、タイミングベルト26a、26b
の他端部側は2個のプーリー(図示せず)にそれぞれ係
合しており、これらのプーリーは切り替え継ぎ手を介し
てステップモータ(ともに図示せず)のモータ軸に軸支
されている。これらブロック21、平歯車22、24、
傘歯車23、25、ステップモータ等を含んで駆動手段
20が構成されている。そして、ステップモータを駆動
させ、切り替え継ぎ手を操作してタイミングベルト26
aのみを所定方向に回転させると、平歯車22、ブロッ
ク21を介し、LCD11が垂直面に対して所定角度△
θV 回転することとなる。他方、切り替え継ぎ手を操作
してタイミングベルト26bのみを所定方向に回転させ
ると、平歯車24、軸23a、傘歯車23、25、回転
軸25aを介し、LCD11が水平面に対して所定角度
△θH 回転するようになっている。
【0009】またLCD11上部には受光手段12とし
てのフォトダイオード12a、12b、…が配設されて
おり、例えばフォトダイオード12aはLCD11の前
方(x軸)から、フォトダイオード12bは上方(y
軸)から、フォトダイオード12cは右方(z軸)から
の入射光がそれぞれ受光されるようになっている。
てのフォトダイオード12a、12b、…が配設されて
おり、例えばフォトダイオード12aはLCD11の前
方(x軸)から、フォトダイオード12bは上方(y
軸)から、フォトダイオード12cは右方(z軸)から
の入射光がそれぞれ受光されるようになっている。
【0010】また、図3は前記受光手段で測定された光
量により、合成入射光方向と平均光量とを求める方法の
一例を概略的に示した三次元グラフである。Lx 、L
y 、Lz はフォトダイオード12a、12b、12cで
それぞれ測定され、CPU13に伝送された光量信号を
示している。CPU13では座標上のA点を計算するこ
とにより、合成入射光方向AOと、平均光量LA とが求
められる。
量により、合成入射光方向と平均光量とを求める方法の
一例を概略的に示した三次元グラフである。Lx 、L
y 、Lz はフォトダイオード12a、12b、12cで
それぞれ測定され、CPU13に伝送された光量信号を
示している。CPU13では座標上のA点を計算するこ
とにより、合成入射光方向AOと、平均光量LA とが求
められる。
【0011】また、図4はディスプレイ表面に光がx軸
方向とz軸方向とから入射した場合、反射光と調整ディ
スプレイ角度との関係を説明するために示した摸式図で
あり、図中11はLCDを示している。初期状態におけ
るディスプレイ角度(θv,θh)は眼41の位置がL
CD11表面の中心11a法線上(すなわちx軸上)に
あるように設定されている。この際に入射光源43があ
ると、LCD11表面で反射された反射光43aが眼4
1に入射する。このときLCD11を調整角度△θv以
上回転させると、反射光43bを眼41の視野から外し
得ることとなる。また図示しないが、光がx軸方向とy
軸方向とから入射した場合、調整角度△θh以上回転さ
せると、反射光43bを眼41の視野から外し得ること
となる。このようにして作成された各合成入射光方向A
Oに対応する調整角度(△θv,△θh)のデータがメ
モリ14には保存されている。
方向とz軸方向とから入射した場合、反射光と調整ディ
スプレイ角度との関係を説明するために示した摸式図で
あり、図中11はLCDを示している。初期状態におけ
るディスプレイ角度(θv,θh)は眼41の位置がL
CD11表面の中心11a法線上(すなわちx軸上)に
あるように設定されている。この際に入射光源43があ
ると、LCD11表面で反射された反射光43aが眼4
1に入射する。このときLCD11を調整角度△θv以
上回転させると、反射光43bを眼41の視野から外し
得ることとなる。また図示しないが、光がx軸方向とy
軸方向とから入射した場合、調整角度△θh以上回転さ
せると、反射光43bを眼41の視野から外し得ること
となる。このようにして作成された各合成入射光方向A
Oに対応する調整角度(△θv,△θh)のデータがメ
モリ14には保存されている。
【0012】このように構成されたディスプレイ角度調
整装置の動作を、図5に示したフローチャートに基づい
て説明する。まずDINケース31をコンソールボック
スから引き出し、LCD11をDINケース31上に起
立させ、LCD11の電源スイッチをオンにして動作を
開始させた後、眼41の位置がLCD11の略表面中心
11a法線上にくるようディスプレイ角度の初期値(θ
v,θh)を設定する(S1)。次にフォトダイオード
12a、12b、12cによりx軸、y軸、z軸方向か
らの入射光量が測定され、これらの測定信号Lx、L
y、LzがCPU13へ伝送される(S2)。するとメ
モリ14から合成入射光方向、平均光量の計算式がCP
U13へ呼び出され(S3)、測定信号Lx、Ly、L
zが前記計算式に代入され、合成入射光方向AOと平均
光量LA とが計算される(S4)。次にメモリ14から
光量のしきい値が呼び出され(S5)、平均光量LA が
しきい値を超えているか否かが判断される(S6)。し
きい値を超えていないと判断された場合はS2に戻り、
再びS2以降の動作が繰り返される。一方、しきい値を
超えていると判断された場合、メモリ14に保存された
データから合成入射光方向AOに対応する調整角度(△
θv,△θh)が呼び出される(S7)。次にメモリ1
4からLCD11固有の視角特性値(△θvS ,△θh
S )が呼び出され(S8)、調整角度(△θv,△θ
h)が視角特性値(△θvS ,△θhS )の範囲内か否
かが判断される(S9)。調整角度(△θv,△θh)
が視角特性値(△θvS ,△θhS )を超えていると判
断された場合、調整角度(△θv,△θh)からn°が
差し引かれ(S10)、S9に再入力される。一方、調
整角度(△θv,△θh)が視角特性値(△θvS ,△
θhS )を超えていないと判断された場合、駆動回路1
5を介して駆動手段20が駆動され、LCD11がディ
スプレイ角度(θv,θh)を起点としてさらに調整角
度(△θv,△θh)だけ回転させる(S11)。次に
LCD11の電源スイッチがオフか否かが判断され(S
12)、オフでないと判断された場合はS2に戻り、S
2以降の動作が繰り返される一方、オフと判断された場
合は動作が終了する。
整装置の動作を、図5に示したフローチャートに基づい
て説明する。まずDINケース31をコンソールボック
スから引き出し、LCD11をDINケース31上に起
立させ、LCD11の電源スイッチをオンにして動作を
開始させた後、眼41の位置がLCD11の略表面中心
11a法線上にくるようディスプレイ角度の初期値(θ
v,θh)を設定する(S1)。次にフォトダイオード
12a、12b、12cによりx軸、y軸、z軸方向か
らの入射光量が測定され、これらの測定信号Lx、L
y、LzがCPU13へ伝送される(S2)。するとメ
モリ14から合成入射光方向、平均光量の計算式がCP
U13へ呼び出され(S3)、測定信号Lx、Ly、L
zが前記計算式に代入され、合成入射光方向AOと平均
光量LA とが計算される(S4)。次にメモリ14から
光量のしきい値が呼び出され(S5)、平均光量LA が
しきい値を超えているか否かが判断される(S6)。し
きい値を超えていないと判断された場合はS2に戻り、
再びS2以降の動作が繰り返される。一方、しきい値を
超えていると判断された場合、メモリ14に保存された
データから合成入射光方向AOに対応する調整角度(△
θv,△θh)が呼び出される(S7)。次にメモリ1
4からLCD11固有の視角特性値(△θvS ,△θh
S )が呼び出され(S8)、調整角度(△θv,△θ
h)が視角特性値(△θvS ,△θhS )の範囲内か否
かが判断される(S9)。調整角度(△θv,△θh)
が視角特性値(△θvS ,△θhS )を超えていると判
断された場合、調整角度(△θv,△θh)からn°が
差し引かれ(S10)、S9に再入力される。一方、調
整角度(△θv,△θh)が視角特性値(△θvS ,△
θhS )を超えていないと判断された場合、駆動回路1
5を介して駆動手段20が駆動され、LCD11がディ
スプレイ角度(θv,θh)を起点としてさらに調整角
度(△θv,△θh)だけ回転させる(S11)。次に
LCD11の電源スイッチがオフか否かが判断され(S
12)、オフでないと判断された場合はS2に戻り、S
2以降の動作が繰り返される一方、オフと判断された場
合は動作が終了する。
【0013】上記説明から明らかなように、本実施例に
係るディスプレイ角度の調整装置では、LCD11表面
へ入射する光43の量及び方向を検出するための受光手
段12と、LCD11を駆動させるための駆動手段20
と、受光手段12からの信号を受けて駆動手段20を制
御する制御手段16とを備え、制御手段16により、所
定光量を超える光が所定方向の範囲内からLCD11表
面に入射したと判断されると、LCD11の視角範囲内
で光43の反射光が視聴者の視野外になるように駆動手
段20が駆動される。したがって、光43の量及び方向
に対応してLCD11のディスプレイ角度を自動的に調
整することができ、LCD11表面からの反射光が視野
内に入るのを防止することができ、LCD11を常時見
易くすることができる。
係るディスプレイ角度の調整装置では、LCD11表面
へ入射する光43の量及び方向を検出するための受光手
段12と、LCD11を駆動させるための駆動手段20
と、受光手段12からの信号を受けて駆動手段20を制
御する制御手段16とを備え、制御手段16により、所
定光量を超える光が所定方向の範囲内からLCD11表
面に入射したと判断されると、LCD11の視角範囲内
で光43の反射光が視聴者の視野外になるように駆動手
段20が駆動される。したがって、光43の量及び方向
に対応してLCD11のディスプレイ角度を自動的に調
整することができ、LCD11表面からの反射光が視野
内に入るのを防止することができ、LCD11を常時見
易くすることができる。
【0014】なお上記した実施例に係るディスプレイの
角度調整装置では、ディスプレイ角度の初期値をドライ
バーまたは助手席搭乗者の眼の方向に設定することによ
り、ドライバーまたは助手席搭乗者いずれかの視聴者に
切り替えて使用することが可能である。
角度調整装置では、ディスプレイ角度の初期値をドライ
バーまたは助手席搭乗者の眼の方向に設定することによ
り、ドライバーまたは助手席搭乗者いずれかの視聴者に
切り替えて使用することが可能である。
【0015】また、上記した実施例ではディスプレイが
LCDである場合を例にとって説明したが、別の実施例
ではCRT(ブラウン管)であってもよい。
LCDである場合を例にとって説明したが、別の実施例
ではCRT(ブラウン管)であってもよい。
【0016】また、上記した実施例では受光手段12と
して3個のフォトダイオード12a、12b、12cを
用いたが、所定の受光軸を設定することにより2個のフ
ォトダイオードにより光の量及び方向を検出してもよ
い。
して3個のフォトダイオード12a、12b、12cを
用いたが、所定の受光軸を設定することにより2個のフ
ォトダイオードにより光の量及び方向を検出してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るディス
プレイ角度調整装置にあっては、ディスプレイ表面へ入
射する光の量及び方向を検出するための受光手段と、前
記ディスプレイを駆動させるための駆動手段と、前記受
光手段からの信号を受けて前記駆動手段を制御する制御
手段とを備え、該制御手段により、所定光量を超える光
が所定方向の範囲内から前記ディスプレイ表面に入射し
たと判断されると、前記ディスプレイの視角範囲内で前
記光の反射光が視聴者の視野外になるように前記駆動手
段が駆動される。したがって、前記ディスプレイ表面へ
入射する光の量及び方向に対応して前記ディスプレイの
ディスプレイ角度を自動的に調整することができ、前記
ディスプレイ表面からの反射光が前記視聴者の視野内に
入るのを防止することができ、前記ディスプレイを常時
見易くすることができる。
プレイ角度調整装置にあっては、ディスプレイ表面へ入
射する光の量及び方向を検出するための受光手段と、前
記ディスプレイを駆動させるための駆動手段と、前記受
光手段からの信号を受けて前記駆動手段を制御する制御
手段とを備え、該制御手段により、所定光量を超える光
が所定方向の範囲内から前記ディスプレイ表面に入射し
たと判断されると、前記ディスプレイの視角範囲内で前
記光の反射光が視聴者の視野外になるように前記駆動手
段が駆動される。したがって、前記ディスプレイ表面へ
入射する光の量及び方向に対応して前記ディスプレイの
ディスプレイ角度を自動的に調整することができ、前記
ディスプレイ表面からの反射光が前記視聴者の視野内に
入るのを防止することができ、前記ディスプレイを常時
見易くすることができる。
【図1】本発明に係るディスプレイ角度調整装置の実施
例を概略的に示したブロック図である。
例を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施例に係るLCD、受光手段及び回転手段を
模式的に示した正面図である。
模式的に示した正面図である。
【図3】実施例に係る受光手段で測定された光量によ
り、合成入射光方向と平均光量とを求める方法の一例を
説明するために概略的に示した三次元グラフである。
り、合成入射光方向と平均光量とを求める方法の一例を
説明するために概略的に示した三次元グラフである。
【図4】実施例に係るディスプレイ表面に光がx軸方向
とz軸方向とから入射した場合、反射光と調整ディスプ
レイ角度との関係を説明するために示した摸式図であ
る。
とz軸方向とから入射した場合、反射光と調整ディスプ
レイ角度との関係を説明するために示した摸式図であ
る。
【図5】実施例に係るディスプレイ角度調整装置の動作
を示したフローチャートである。
を示したフローチャートである。
11 LCD 12 受光手段 16 制御手段 20 駆動手段 43 入射光
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスプレイ表面へ入射する光の量及び
方向を検出するための受光手段と、前記ディスプレイを
駆動させるための駆動手段と、前記受光手段からの信号
を受けて前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、該
制御手段により、所定光量を超える光が所定方向の範囲
内から前記ディスプレイ表面に入射したと判断される
と、前記ディスプレイの視角範囲内で前記光の反射光が
視聴者の視野外になるように前記駆動手段が駆動される
ことを特徴とするディスプレイの角度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11321594A JPH07319398A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ディスプレイの角度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11321594A JPH07319398A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ディスプレイの角度調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07319398A true JPH07319398A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14606493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11321594A Withdrawn JPH07319398A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ディスプレイの角度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07319398A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000039274A (ko) * | 1998-12-11 | 2000-07-05 | 윤종용 | 사용자의 시야 각에 따라 경사 조정되는 디스플레이 장치 |
JP2007196934A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 車載用表示装置 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11321594A patent/JPH07319398A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000039274A (ko) * | 1998-12-11 | 2000-07-05 | 윤종용 | 사용자의 시야 각에 따라 경사 조정되는 디스플레이 장치 |
JP2007196934A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 車載用表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |