JPH07319079A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH07319079A
JPH07319079A JP6105295A JP10529594A JPH07319079A JP H07319079 A JPH07319079 A JP H07319079A JP 6105295 A JP6105295 A JP 6105295A JP 10529594 A JP10529594 A JP 10529594A JP H07319079 A JPH07319079 A JP H07319079A
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JP
Japan
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lamp
filament
light source
heat generation
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JP6105295A
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Takashi Inoue
敬司 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿照射用光源として蛍光ランプを用いた原
稿読取装置において、蛍光ランプの点灯,消灯の繰り返
しにより、電極部に異常発熱を生じてフィラメントが断
線し、従来の異常検出回路が作動する前に、フィラメン
トに接近している口金部分が溶解して発煙,発火等に至
る危険性を防止するための手段を提供する。 【構成】 このため、上記電極部の異常発熱をバイメタ
ル部材あるいは形状記憶合金材等の感温部材より成る発
熱検知スイッチ板9により、これを直接に検知すると共
に、ランプ駆動回路3のアノード接点12とフィラメン
ト−アノード接点15とを遮断し、またアラーム接点1
4とフィラメント−アラーム接点13とを接続させて、
ブザー4a等のアラーム回路4を作動させるよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿読取装置に、また
特に原稿照射用光源により、原稿を照射し原稿からの反
射光を利用して、原稿上の画像データを電気的手段によ
って読取る原稿読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の原稿読取装置において、
原稿照射用光源として、図13にその一例の概要構成平
面図を示すような蛍光ランプ1Aが多く使用されてい
る。特に近年、装置の小型化を達成するために、管長は
従来のままで有効発光長をできるだけ長くとる目的で、
図14に、その電極部の長手方向断面図(a)と側面図
(b)とを示すようなフィラメント6と口金部分とを接
近させた電極構造を有する図13に示すようなボタンス
テム形の蛍光ランプ1Aが主流になっている。
【0003】図13,14において、5は補助電極とし
てアノード、7はランプ駆動用接続端子、17は、低温
時の放電始動性を向上させるためにガラス管壁に貼付さ
れた近接導体としてのアルミテープ、30はランプ駆動
回路、31は内部リード線を示す。
【0004】一方、上記のような蛍光ランプ1Aを用い
た原稿読取装置においては、主として蛍光ランプ1Aの
予熱,始動を行うランプ点灯回路及びちらつきを防止す
るために直流電圧を高周波に変換してランプを高周波点
灯させるためのインバータ回路等によって構成される蛍
光ランプ駆動回路30を使用している場合が多い。
【0005】他方、上記のような蛍光ランプ1A及び蛍
光ランプ駆動回路30を用いた原稿読取装置において
は、蛍光ランプ1Aの異常を検知するために、上記蛍光
ランプ駆動回路30中に異常検知回路を設けたり、蛍光
ランプ1Aの光量を、別途に設けられた光センサ等によ
って判定したりする手段を有する場合が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の光源用の蛍光ランプ1Aの異常現象には、以下に説明
するような場合がある。すなわち、装置の稼働に伴う蛍
光ランプ1Aの点灯,消灯の繰り返しにより、図14の
フィラメント6に、熱電子を放出し易くするために塗布
してある電子放射性物質が次第に飛散して、フィラメン
ト6の抵抗値が増大してくる。この状態でランプ1Aを
点灯させるために、ランプ両端のフィラメント6に高電
圧を印加すると、フィラメント6からは熱電子が放出さ
れて放電が開始し、点灯が行われるが、フィラメント6
の抵抗値が大きいために、フィラメント温度が異常に上
昇する。この状態でランプ1Aの点灯を持続させると、
フィラメント6とアノード5との間でのグロー放電が発
生し、電極部の温度上昇が急速に進行し最終的には、フ
ィラメント6及びアノード5、さらには内部リード線3
1が溶解し始める。これらの電極部材は、ランプ内が真
空のためにガラス管面にスパッタリングされると共に、
溶け落ちる場合もあり、その場合はガラス管の温度差に
より管面にクラックが入ることもある。
【0007】このような電極部の異常発熱は、フィラメ
ント6が完全に溶断するまで持続し、口金近傍の温度上
昇は200℃以上になる場合がある。ただし、このよう
な異常発熱が進行している間も、蛍光ランプ1Aの放電
が行われているため、蛍光ランプ1Aは点灯状態を持続
している。
【0008】以上説明したような蛍光ランプ1Aの異常
状態において、従来例のように装置の小型化を達成する
ために、図13,14に示したようなボタンステム形の
蛍光ランプ1Aを用いた場合、ランプフィラメント6と
口金部分とが接近しているために、通常モールド材で形
成されている口金部分が溶解し、最悪の場合に、発煙,
発火等に至る危険性があった。なお、装置の小型化に伴
い、蛍光ランプ1Aの口金部分の近傍に他のモールド部
材が配設される可能性もあり、このような場合には、同
様の危険性にさらされることになる。
【0009】また、従来例のように、蛍光ランプ1Aの
異常を検知するために蛍光ランプ駆動回路30上に異常
検知回路を設けたり、蛍光ランプ1Aの光量を別途設け
られた光センサ等によって判定する手段等は、装置構成
を複雑にして装置の小型化やコスト低下への障害となっ
ていた。その上、上記のようなフィラメント6に塗布さ
れた電子放射性物質の飛散による異常状態では、異常発
熱が進行している間においても蛍光ランプ1Aの点灯は
維持されてしまうために、異常検出回路や、別途設けら
れた光センサ等による検知は困難であり、フィラメント
6が断線して、異常検出回路が動作する前に口金部分が
溶解し発煙,発火等に至ってしまう危険性があった。
【0010】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、これら電極部の異常発熱を直接検知し
て装置の前記発煙や発火等の可能性を防止するための手
段の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、原稿照射用光源により原稿を照射し、原稿からの
反射光を利用して、原稿上の画像データを電気的手段に
よって読取る原稿読取装置において、前記原稿照射用光
源の電極部の異常発熱時に、その発熱をバイメタル材あ
るいは形状記憶合金材等の感温材より成る発熱検知部材
に直接に検知すると共に、この発熱検知部材は、原稿照
射用光源と光源の駆動回路との接続を機械的に遮断する
機能を兼備するよう構成することにより、前記目的を達
成しようとするものである。
【0012】
【作用】以上のような本発明構成により、従来の電気的
な手段では検知することが困難であった原稿照射用光源
の電極部の異常発熱の検知を可能とすると共に、その発
熱によって発生する装置の発煙,発火等の可能性を防止
して、安全性を確保することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を複数の実施例に基づいて説明
する; (実施例1)図1に本発明に係るこの種の画像読取装置
の原稿照射用光源部の第1の実施例の概要構成を示す一
部断面の平面図を、図2に、この実施例に使用する原稿
照射用光源である蛍光ランプ1の電極部の長手方向の断
面図(a)と側面図(b)とを示す。また、図3,4は
本実施例の動作を説明するための蛍光ランプ1の電極部
のそれぞれ正常時及び異常時の各拡大図である。
【0014】図1において、1は原稿照射用蛍光ラン
プ、2は蛍光ランプ1を支持すると共に、蛍光ランプ1
の接触端子と外部回路とを電気的に接続するための接点
端子とを兼ね備えたランプホルダ、3は蛍光ランプ1を
点灯するためのランプ駆動回路、4は蛍光ランプ1の電
極部に異常発熱が発生した場合に例えばブザー4a等に
より警告を発するためのアラーム回路である。
【0015】図2において、5は補助電極としてのアノ
ード、6は、表面に電子放射性物質が塗布されたフィラ
メント、7は、フィラメント6及びアノード5に駆動電
流を外部から印加するために必要なランプ駆動用接続端
子、8は、フィラメント6を支持するためのフィラメン
ト支柱、9は、フィラメント6の異常発熱を検知するた
めに、バイメタル材あるいは形状記憶合金材等で形成さ
れた発熱検知スイッチ板、10は、フィラメント6の異
常発熱時に外部アラーム回路4をオンするためのアラー
ム接点14を設けたアラームスイッチ、11は、アラー
ムスイッチ10に接続され蛍光ランプ1内のアラームス
イッチ10と外部アラーム回路とを接続するためのアラ
ーム接続端子、12は、アノード5と発熱検知スイッチ
板9とに設けられたフィラメント−アノード接点15と
を接触させるためのアノード接点、13は、アラーム接
点14と発熱検知スイッチ板9とを接触させるためのフ
ィラメント−アラーム接点である。
【0016】次に図3,4を用いて本実施例の動作を説
明する;まず、蛍光ランプ1の正常状態時には図3に示
すように、発熱検知スイッチ板9は、平らな状態で、ア
ノード接点12とフィラメント−アノード接点15とが
接触し、アラーム接点14とフィラメント−アラーム接
点13とは離れた状態になっている。
【0017】従って、ランプ駆動回路3からの駆動電流
は、アノード接点12、フィラメント−アノード接点1
5を介してフィラメント6に供給され、蛍光ランプ1は
正常に点灯する。また、アラーム回路4はアラームスイ
ッチ10がオフ状態のため、動作を停止している。
【0018】蛍光ランプ1の点灯,消灯の繰り返し稼働
により、フィラメント6に塗布された電子放射性物質が
飛散してきて、フィラメント6の抵抗値が増大した状態
で、ランプ駆動回路3より駆動電流が通電されると、ラ
ンプ1は点灯するが、フィラメント6は赤熱し温度が急
激に上昇する。
【0019】このフィラメント6の異常発熱により、電
極部は全ての部材が急激に加熱される。この状態で、バ
イメタル材あるいは形状記憶合金材等で形成された発熱
検知スイッチ板9が加熱され、図4に示すように変形し
て反り返る。すると、アノード接点12とフィラメント
−アノード接点15とが離れ、アラーム接点14とフィ
ラメント−アラーム接点13とが接触する。従ってラン
プ駆動回路3から、フィラメント6に供給されていた駆
動電流は供給が断たれ、ランプ1の点灯は停止する。ま
た、アラーム回路4は、アラームスイッチ10がオンす
ることにより、動作を開始し警告を発すると共に、ラン
プ駆動回路3の動作を完全に停止させる。
【0020】以上のようにしてランプ点灯が持続してし
まうために、従来の電流値を監視したり、光量を監視し
たりするための異常検知回路では、検知が困難であった
蛍光ランプ1のフィラメント6の異常発熱を確実に検知
し、かつ、ランプ駆動回路3の駆動電流を機械的に遮断
することが可能となる。
【0021】特に、前記ボタンステム形の口金構造をも
つ蛍光ランプ1Aでは、発熱が口金近傍の電極部に集中
するために、本実施例の発熱検知スイッチ板9を、小型
にしても精度良く検知が可能となり、また温度ヒューズ
等を別途設けて安全装置を構成した場合と比べて異常発
熱の発生後、問題となる蛍光ランプごと交換が可能とな
るため、保守性上でも有利になる。
【0022】本実施例の蛍光ランプ1の電極部を、図
5,6に示すような他の実施態様の構成にしても同様の
動作を行うことができる。すなわち、図5,6において
は、発熱検知スイッチ9によりフィラメント6への駆動
電流を遮断する動作は上記に述べた動作と全く同様であ
るが、アラームスイッチ10の構成を、フィラメント6
の近傍に、別途バイメタル材あるいは形状記憶合金材等
で形成した発熱検知スイッチ16を設けて、実現するよ
うにしたものである。
【0023】以上説明したように、本実施例では蛍光ラ
ンプ1の電極部に発熱検知及び駆動電流の機械的遮断手
段を設けることにより、フィラメント6の異常発熱によ
る発煙,発火防止のための安全装置を実現するものであ
る。
【0024】(実施例2)図7は、本発明に係る原稿照
射用光源部の第2の実施例の概要構成を示す前記1相当
平面図(a)及びその側面図(b)であり、図1におけ
ると同一(相当)構成要素は同一符号で表わし、個々の
重複説明は省略する。また、図8,9は、本実施例の動
作を説明するためのそれぞれ前記図3,4相当平面図で
ある。
【0025】図8,9により、本実施例の動作を説明す
る;この第2実施例においては、原稿照射用光源となる
蛍光ランプ1Aは、前記従来例に用いられている図14
に示すような電極構造を有する図13に例示したボタン
ステム形蛍光ランプである。この形式の蛍光ランプ1A
には、低温時の放電始動性を向上させるために近接導体
17としてガラス管壁にアルミテープが貼り付けてあ
る。
【0026】18は、蛍光ランプ1Aのランプ駆動用接
続端子7に、ランプ駆動回路3からの駆動電流を供給
し、かつ、ランプ1Aの保持を兼ねたランプ接点であ
り、その支柱部材18aは、接点部の発熱を検知するた
めにバイメタル材あるいは形状記憶合金材等によって形
成されている。19は、フィラメント異常発熱発生時に
アラーム回路4をオンさせるためのアラームスイッチ接
点、20は、ランプ接点18及びアラームスイッチ接点
19を保持するための支持部材である。
【0027】ランプ正常点灯時には、図8に示すように
ランプ駆動回路3から、ランプ接点18,ランプ駆動用
接続端子7を介して駆動電流が蛍光ランプ1Aの不図示
のフィラメント6及びアノード5に印加されている。
【0028】次に、ランプ1Aのフィラメント6に塗布
された電子放射性物質が飛散してしまい、フィラメント
6が異常発熱を起こすと、フィラメント6の発生する熱
はランプ駆動用接続端子7からランプ接点18に伝わ
る。ランプ接点18に伝わった熱は、その支柱部分を構
成しているバイメタル材あるいは形状記憶合金材等より
成る支柱部材18aにより検知される。すると、ランプ
接点18の支柱部材18aは、図9に示すように変形す
る。
【0029】ランプ接点18により保持されていた蛍光
ランプ1Aは、ランプ接点18の変形によりランプ駆動
回路3との接続を遮断されると共に、保持を失い、アラ
ームスイッチ接点19及び保持部材20の上に落下す
る。アラームスイッチ接点19上に蛍光ランプ1Aが着
地すると、ガラス管面に貼り付けてある近接導体17と
してのアルミテープにより、アラームスイッチ接点19
同士に導通が生じ、アラーム回路4が動作を開始し、警
告を発すると共に、ランプ駆動回路3を停止させる。
【0030】以上説明してきたように、本実施例では、
蛍光ランプ1Aを保持しかつ、ランプ駆動回路3との接
続部分を構成するランプ接点部18に発熱検知及び駆動
電流の機械的遮断手段を設けることにより、フィラメン
ト6の異常発熱による発煙,発火防止のための安全装置
を実現するものである。
【0031】この第2実施例のように本発明を実現する
と、蛍光ランプ1Aは、従来のボタンシステム形式のも
のが、そのまま使用できる利点がある。また、本実施例
では、アラームスイッチ19を近接導体17を利用して
構成したが、熱を検知して変形するランプ接点に別途に
接点を設けてアラームスイッチを構成しても差支えない
ことはもちろんである。
【0032】(実施例3)図10は、さらに本発明に係
る第3の実施例の構成を示す長手方向断面図及び側面図
であり、図11,12は、本実施例の動作を説明するた
めの電極部のそれぞれ正常時及び異常時の各拡大断面図
である。図10において、前記実施例1,2の場合と同
様に、3はランプ駆動回路、4はアラーム回路であり、
蛍光ランプ1Aは、従来例13,14と同様の構造をも
つボタンステム形のランプである。また、22は、蛍光
ランプ1Aのランプ駆動用接続端子7に、ランプ駆動回
路3からの駆動電流を供給するためのランプ駆動接点で
あり、23は、ランプ1Aのフィラメント異常発熱を検
知するために、バイメタル材あるいは形状記憶合金材等
で形成された発熱検知ばねであり、そのランプに密接す
る側の端には異常発熱時にランプ1Aのガラス管と口金
部分との境界にあるくびれ部分に爪を引掛けて、横方向
にランプ1Aを移動させるための熱伝導の良い部材で形
成された移動爪24が設けられている。25は、不図示
のランプフィラメント6の異常発熱が発生した時に、ア
ラーム回路4を動作させるためのアラームオン/オフ接
点である。21は、以上のランプ駆動接点22,発熱検
知ばね23,アラームオン/オフ接点25及び蛍光ラン
プ1A自体を保持するための保持部材である。
【0033】図11,12において本実施例の動作を説
明する;ランプ正常点灯時には、図11に示すように、
ランプ駆動回路3からランプ駆動接点22,ランプ駆動
用接続端子7を介して、駆動電流が蛍光ランプ1Aのフ
ィラメント6及びアノード5に印加されている。
【0034】次に、ランプのフィラメント6に塗布され
た電子放射性物質が飛散してしまい、フィラメント6が
異常発熱を起こすと、フィラメント6の発生する熱は、
ガラス管面から発熱検知ばね23に伝わる。発熱検知し
た発熱検知ばね23は、図12に示すように熱変形す
る。それに伴い、発熱検知ばね23の先端に設けられた
移動爪24は、蛍光ランプ1Aのガラス管面と口金部分
の境界にあるくびれ部分に爪を引掛け、蛍光ランプ1A
を横方向に移動させる。従って、ランプ駆動用接続端子
7はランプ駆動接点22から切り離され、その結果とし
て、ランプ駆動回路3から蛍光ランプ1Aの不図示のフ
ィラメント6及びアノード5に供給されていた駆動電流
は、機械的に遮断される。また、熱変形した発熱検知ば
ね23は、アラームオン/オフ接点25に接触し、アラ
ーム回路4の動作を開始させ、ブザー等が警告を発する
と共に、駆動回路3の動作を停止させる。
【0035】以上説明してきたように、本実施例では蛍
光ランプ1Aを保持する部分に発熱検知及び駆動電流の
機械的遮断手段を設けることにより、フィラメント6の
異常発熱による発煙,発火防止のための安全装置を実現
するものである。
【0036】本実施例では、蛍光ランプ1Aは従来のボ
タンステム形式のものがそのまま使用できる利点がある
ほか、前記実施例2と共に、一度、異常発熱を起こした
蛍光ランプ1Aは、特別の処理を行わない限り、点灯不
可能となるために、安全性を飛躍的に向上することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上複数の実施例により詳細に説明した
ように、本発明によれば、この種の原稿読取装置の原稿
照射用光源の電極部の異常発熱時に、その発熱をバイメ
タル材あるいは形状記憶合金材等より成る検知部材によ
って直接検知し、さらにその検知部材は原稿照射用光源
と、光源の駆動回路との接続を機械的に遮断する機能を
兼ね備えるよう構成したため、従来の方法では検知する
ことが困難であった原稿照射用光源の電極部の異常発熱
の検知を可能とし、その発熱によって発生する装置の発
煙,発火等を確実に防止して、安全性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の概要構成平面図
【図2】 図1の蛍光ランプ電極部の断面図と側面図
【図3】 それぞれ正常時及び異常時の電極部の各拡大
【図4】 それぞれ正常時及び異常時の電極部の各拡大
【図5】 図3及び図4の他の各構成例
【図6】 図3及び図4の他の各構成例
【図7】 第2実施例の図1相当図及びその側面図
【図8】 第2実施例の図3相当図
【図9】 第2実施例の図3相当図
【図10】 第3実施例の長手方向断面図及び側面図
【図11】 第3実施例の動作を説明するための断面図
(図3及び図4の各相当図)
【図12】 第3実施例の動作を説明するための断面図
(図3及び図4の各相当図)
【図13】 従来の蛍光ランプの一例の概要構成平面図
【図14】 図13の蛍光ランプ電極部の断面図と側面
【符号の説明】
1 蛍光ランプ 1A ボタンステム形蛍光ランプ 3 ランプ駆動回路 4 アラーム回路 5 アノード 6 フィラメント 7 ランプ駆動用接続端子 9 発熱検知スイッチ板 12,13,14,15 各接点 16 発熱検知スイッチ 18a 発熱検知支柱部材 23 発熱検知ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光ランプを原稿照射用光源として用い
    る原稿読取装置において、前記原稿照射用光源の電極部
    の異常発熱時に、その発熱を感温材より成る発熱検知部
    材により直接に検知すると共に、この発熱検知部材は、
    原稿照射用光源と光源の駆動回路との接続を機械的に遮
    断する機能を兼備するよう構成したことを特徴とする原
    稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記発熱検知部材を、前記原稿照射用光
    源内部の電極部に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱検知部材を前記原稿照射用光源
    と外部駆動回路との接続部分を構成する接点端子部に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱検知部材を、前記原稿照射用光
    源を保持する部分に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の原稿読取装置。
JP6105295A 1994-05-19 1994-05-19 原稿読取装置 Withdrawn JPH07319079A (ja)

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JP (1) JPH07319079A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134086A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134086A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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