JPH07319062A - セルフタイマー付き三脚 - Google Patents

セルフタイマー付き三脚

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JPH07319062A
JPH07319062A JP13390494A JP13390494A JPH07319062A JP H07319062 A JPH07319062 A JP H07319062A JP 13390494 A JP13390494 A JP 13390494A JP 13390494 A JP13390494 A JP 13390494A JP H07319062 A JPH07319062 A JP H07319062A
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self
camera
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gear
timer
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JP13390494A
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Kumeji Fukuda
粂司 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルフタイマー機能を有しないカメラでも、
セルフタイマー機能を有するカメラとしての使用を可能
とする三脚の提供。 【構成】 保持部Xと支柱部Yと脚部Zとから成る三脚
において、保持部Xは、カメラシャッターCaを一定の
時間差をおいて押圧する復帰可能な押しボタンピン24
を有するセルフタイマー装置Sと、カメラ本体Cを上下
方向から挾持する上下2枚の挾持板1・2とを備え、上
挾持板のスライド板をカメラ本体の高さ寸法に応じて下
挾持板のガイド孔内にロックする構成となすと共に、セ
ルフタイマー装置を上挾持板上に移動可能に支承して、
当該セルフタイマー装置の押しボタンピンをカメラシャ
ッター位置に応じて移動させることにより、セルフタイ
マー装置を作動させるだけで、設定された一定の時間差
をおいて、押しボタンピンが下動して、保持部に保持さ
れているカメラ本体のシャッターを自動的に押す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、使い捨てカメラ
のようなセルフタイマー機能を有しないカメラに最適な
三脚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常一般のカメラは、カメラ本体にセル
フタイマー装置を予め内蔵している関係で、カメラ本体
を三脚にセットして、当該セルフタイマー装置を作動さ
せれば、シャッターが切れるのを遅らせて、撮影者自身
を含めた撮影が可能となる。他方、近年は、使い捨てカ
メラが大いに普及して、その便利さにより、旅行先や各
種式典等で盛んに使用される傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、この使い捨
てカメラは、各メーカーから様々なものが提供されては
いるが、いずれも、撮影に必要な最小限度の機能を備え
ているだけで、セルフタイマー機能などは全く備えてい
ない。従って、使い捨てカメラの下では、斯るセルフタ
イマー機能が使用できないことが大きなネックとなって
いる。尚、技術的には、使い捨てカメラに対しても、セ
ルフタイマー装置を付設することは可能であるかも知れ
ないが、今度は、使い捨てカメラ自体の価格が高騰し
て、それ本来の意義を失うこととなるので、現実問題と
しては、セルフタイマー装置を付設することができない
訳である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る三脚は、斯
る実情に鑑み開発されたもので、カメラ本体の保持部と
支柱部と開閉脚可能な脚部とから成る三脚を前提とし
て、上記保持部は、カメラシャッターを一定の時間差を
おいて押圧する復帰可能な押しボタンピンを有するセル
フタイマー装置と、カメラ本体を上下方向から挾持する
上下2枚の挾持板とを備え、上挾持板側にスライド板を
設け、下挾持板側に該スライド板を上下動可能に嵌入す
るガイド孔を設けて、当該上挾持板のスライド板をカメ
ラ本体の高さ寸法に応じて下挾持板のガイド孔内にロッ
クする構成となすと共に、上記セルフタイマー装置を上
挾持板上に移動可能に支承して、当該セルフタイマー装
置の押しボタンピンをカメラシャッター位置に応じて移
動させる構成を採用した。
【0005】
【作用】依って、本発明の三脚にあっては、スライド板
のガイド孔内での上下方向へのスライドを得て、上挾持
板を下挾持板に対しカメラ本体の高さ寸法に応じて移動
させて、その位置にロックするだけで、カメラ本体を保
持部に簡単且つ確実に保持できると共に、この保持状態
において、カメラシャッターの上方にセルフタイマー装
置の押しボタンピンを位置させることができない場合に
は、当該セルフタイマー装置を上挾持板上で必要方向に
移動させるだけで、大きさの異なる如何なるカメラに対
しても、押しボタンピンをそのシャッター上方に確実に
位置させることが可能となる。従って、後は、斯るセッ
ト状態の下で、セルフタイマー装置を作動させれば、設
定された一定の時間差をおいて、上記押しボタンピンが
下動して、カメラシャッターを自動的に押圧するので、
これにより、セルフタイマー機能を有しないカメラであ
っても、セルフタイマー機能を有するカメラとしての使
用が初めて保障できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係る三脚も、基本的には、今ま
でのカメラ三脚と同様に、カメラ本体Cを保持する保持
部Xと、伸縮可能な支柱部Yと、開閉脚可能な脚部Zと
から成り、図1に示す如く、脚部Zを開脚させながら、
支柱部Yの所望な伸長状態を得て、保持部Xにカメラ本
体Cを保持すれば、通常の三脚としての使用が可能とな
り、逆に、図2に示す如く、脚部Zを閉脚して支柱部Y
を縮めれば、三脚自体をコンパクトに折り畳むことが可
能となるものであるが、特徴とするところは、下記の構
成を採用した点にある。
【0007】即ち、カメラ本体Cの保持部X側は、図3
・図4にも示す如く、カメラ本体Cを上下方向から挾持
する上下2枚の挾持板1・2と、後述するセルフタイマ
ー装置Sとを備え、使い捨てカメラのようなセルフタイ
マー機能を有しないカメラでも、当該保持部Xに保持す
るだけで、セルフタイマー機能を有するカメラとして使
用できる構成となしている。
【0008】具体的には、上挾持板1に関しては、その
上面側にセルフタイマー装置Sの移動を保障する一対の
ガイドレール部3を形成すると共に、下面側に連続した
微細な凹凸状を呈する滑り止め形状1aを施す一方、基
端部寄りに受け部1bを一体に垂設して、該受け部1b
内にスライド板4の上端部を嵌合固定する構成となし、
下挾持板2に関しては、カメラ本体Cの保持状態を安定
となすために、上挾持板1よりも広面積に成形して、そ
の基端部に上記スライド板4を上下動可能に嵌入するガ
イド孔5を開設すると共に、該ガイド孔5の側部に押さ
え片6aを有するロックレバー6を回動可能に取り付け
る一方、上面側の必要部位にゴムパット等のクッション
材7を敷設し、下面側に後述する支柱部Yの雄ネジ部を
螺合するネジ孔部2aを設ける構成となっている。尚、
図中8は、上挾持板1に垂設されたスライド板4の下端
部に嵌着されて、スライド板4のガイド孔5からの抜け
外れを防止するキャップである。
【0009】又、上記ロックレバー6は、自身の基部に
孔部6bを形成して、該孔部6b内にガイド孔5を画成
する壁面に設けられた一対のボス部9を嵌入することに
より、下挾持板2側に回動可能に取り付けられて、図5
のAに示す如く、当該ロックレバー6を上方に回動し
て、押さえ片6aをスライド板4の側面に圧接させれ
ば、スライド板4をガイド孔5内に位置決めしてロック
でき、逆に、図5のBに示す如く、ロックレバー6を下
方に回動して、押さえ片6aをスライド板4の側面から
離間させれば、スライド板4の上下動を許容できる構成
となっている。従って、上挾持板1側のスライド板4を
下挾持板2側のガイド孔5内に嵌入して、当該上挾持板
1をカメラ本体Cの高さ寸法に応じて上下方向に移動さ
せ、その位置にロックレバー6の回動を得てロックすれ
ば、如何なる高さ寸法のカメラ本体Cでも、上下2枚の
挾持板1・2間に頗る簡単且つ確実に保持できることと
なる。
【0010】セルフタイマー装置Sに関しては、図6・
図7に示す如く、大別すれば、上下のハウジング10A
・10Bで画成される内部空間内に配設されるギア駆動
機構と、上下のハウジング10A・10Bの側方に縦形
に配設される押しボタン機構とを含む構成となしてい
る。そして、前者のギア駆動機構は、上面側に範囲を限
定して形成された延長歯車部11aと連結軸部11bを
有し下面側に凹環状の連続した内歯部11cを有する第
1ギア11と、該第1ギア11の延長歯車部11aのみ
と一定の時間差をおいて咬合する第2ギア12と、第1
ギア11と咬合する第3ギア13と、該第3ギア13と
咬合する第4ギア14と、該第4ギア14と咬合する第
5ギア15と、該第5ギア15と衝突して揺動する振り
子16と、上記第1ギア11の内歯部11cに摺接する
U字状のラチェット腕部17aを有するスイッチレバー
17と、第1ギア11に正方向への回転駆動力を与える
トーションスプリング18と、上記第1ギア11の連結
軸部11bに嵌着されてトーションスプリング18のば
ね圧に抗して第1ギア11を始動位置に逆回転させる操
作摘み19とから成り、特に、第3ギア13乃至第5ギ
ア15と振り子16は、第1ギア11の正回転に対する
制動力を与える作用をなす。
【0011】尚、このギア駆動機構を構成する部品中、
スイッチレバー17は、上記ラチェット腕部17aの他
に、振り子16の係止片部16aに当接し、該振り子1
6の揺動を停止させて各ギアの回転を一時的に阻止する
ストッパー片17bと、第2ギア12の回転軸12aを
押圧して、該第2ギア12を後述する第6ギア側に押し
付ける押圧片17cとを別に有し、又、トーションスプ
リング18は、第1ギア11の連結軸部11bの外周に
装着されて、その一端部を第1ギア11の爪部11dに
係止し、他端部を上ハウジング10A側の適所に係止す
ることにより、第1ギア11に対して常時正方向の回転
駆動力を与えられるようになっている。
【0012】更に、本実施例にあっては、下ハウジング
10Bの下面側に対して、上記した上挾持板1の上面側
に形成された一対のガイドレール部3に係合する複数の
係合爪20を一体に垂設して、図8に示す如く、当該各
係合爪20を対応するガイドレール部3に内側から係合
することにより、セルフタイマー装置S自体を上挾持板
1上に移動可能に支承する構成を採用している。従っ
て、本実施例の下では、斯るセルフタイマー装置Sの移
動により、下記の押しボタン機構をカメラ本体Cのシャ
ッター位置に自在に移動させることが可能となるので、
保持部Xで保持するカメラ本体Cに対する汎用性が大い
に期待できることとなる。
【0013】他方、後者の押しボタン機構は、上ハウジ
ング10Aの筒状軸受21内に支承されて回転しながら
昇降動する作動体23と、下ハウジング10Bの筒状軸
受22内に支承されて該作動体23の昇降と連動して昇
降動する押しボタンピン24とを備える。そして、作動
体23に対しては、その外周面に上記第2ギア12と咬
合する第6ギア25と螺旋状のカム部26を形成する一
方、上記上ハウジング10Aの筒状軸受21の内側に同
じく螺旋状のカム部27を形成して、該各螺旋状のカム
部26・27のガイド作用で、第2ギア12と連動回転
する作動体23を昇降動させる構成となし、又、押しボ
タンピン24に対しては、その略中間部に共回り防止用
の鍔部28を設けて、上端部側を上記作動体23の内部
に臨ましめる一方、該鍔部28の上面と第6ギア25間
に緩衝圧縮コイルばね29を装着すると共に、鍔部28
の下面と下ハウジング10Bの軸受22面間にリターン
圧縮コイルばね30を装着する構成となしている。
【0014】又、伸縮可能な支柱部Y側は、図9に示す
如く、2本の内外パイプ材31A・31Bを備えて、内
パイプ材31Aの上端部側に合成樹脂製のボールジョイ
ント32を設け、外パイプ材31Bの下端部側に開閉脚
可能な脚部Zを連結する合成樹脂製の受け具33を設け
る構成となっている。そして、上記ボールジョイント3
2に対しては、ソケット32aに対向する一対のスリッ
ト34を形成し、該ソケット32aに回転可能に保持さ
れる球体32bに上記下挾持板2のネジ孔部2aに螺合
する雄ネジ部35と台座部36を一体に形成し、受け具
33に対しては、外パイプ材31Bの下端部に外嵌され
る筒状本体33aの外周面に一対のブラケット片37を
等間隔をおいて三叉状に突設して、該各対向するブラケ
ット片37同士の内面にボス部38を形成している。
【0015】更に、開閉脚可能な脚部Z側は、複数の伸
縮パイプ材から成る3本の脚材40の上端部に合成樹脂
製の連結具41を嵌着して、該各連結具41を上記の受
け具33側に回動可能に枢着することにより、支柱部Y
に脚部Zを着脱可能に連結できる構成となっている。そ
して、この連結具41は、一の対向する両側面に上記対
向するブラケット片37のボス部38を嵌入する凹溝部
42を形成すると共に、他の対向する両側面にロック腕
43・44を形成している。
【0016】従って、本実施例の下では、図示する如
く、各脚材40の連結具41を逆さにして、対向するボ
ス部38を凹溝部42内に臨ましめながら、一対のブラ
ケット片37・37間に連結具41を個々に差し込め
ば、脚部Zを構成する3本の脚材40が支柱部Y側に回
動可能に連結されることとなる訳であるが、各脚材40
の開脚状態、即ち、各脚材40を下方に回動させた状態
にあっては、各連結具41のロック腕43が上記受け具
33側の段部(図示せず)に弾性的に係合して、その開
脚状態を確実に維持し、逆に、各脚材40の閉脚状態、
即ち、各脚材40を支柱部Yと平行するように上方に回
動した状態では、今度は、反転して、各連結具41のロ
ック腕44が受け具33側の段部に弾性的に係合して、
その閉脚状態を確実に維持できることとなるので、いず
れの状態にあっても、各脚材40が不用意にグラツク心
配がない。
【0017】依って、斯る構成の三脚の使用に際して
は、カメラ本体Cの背面を上挾持板1の受け部1bと下
挾持板2のガイド孔5の壁面に沿わせながら、上挾持板
1を下挾持板2に対してカメラ本体Cの高さ寸法に応じ
て上下方向に移動させて、その位置にロックレバー6を
介してロックすれば、図1に示す如く、カメラ本体Cが
保持部Xに簡単且つ確実に保持されることとなるが、こ
の時には、保持されたカメラ本体CのシャッターCaの
上方に上記セルフタイマー装置Sの押しボタンピン24
が位置する状態にセットしなければならない。しかし、
現在出回っている使い捨てカメラは、その高さ寸法がま
ちまちであるばかりか、肉厚寸法もまちまちであるか
ら、カメラ毎で、そのシャッターCaの位置も当然に異
なっているので、上記の如く、カメラ本体Cの背面を上
挾持板1の受け部1bと下挾持板2のガイド孔5の壁面
に沿わせて保持した場合には、押しボタンピン24がカ
メラ本体CのシャッターCaの上方に位置できない場合
も十分に予測できる。
【0018】そこで、本実施例にあっては、既述した如
く、当該押しボタンピン24を有するセルフタイマー装
置Sを上挾持板1上に移動可能に支承しているので、斯
る事態に対応する場合には、一対のガイドレール部3に
対する係合爪20の係合状態を利用して、図10に示す
如く、セルフタイマー装置Sを上挾持板1の先端側に必
要量前進移動させたり、逆に、基端部側に必要量後退移
動させるだけで、シャッターCa位置の異なる如何なる
カメラに対しても、押しボタンピン24をそのシャッタ
ーCaの上方に自在に位置させることが可能となるの
で、上記上挾持板1の上下方向の移動と相俟って、常
に、カメラ本体Cの確実なセット状態が保障できること
となる。
【0019】そして、斯るセット状態の下で、三脚のセ
ルフタイマー機能を作動させて撮影する場合には、ま
ず、図11に示す如く、トーションスプリング18の反
力を蓄えながら、待機位置にある操作摘み19を第1ギ
ア11と一緒に始動位置まで強制的に回動させると、具
体的には図示しないが、第1ギア11の逆回転と連動し
て、スイッチレバー17も、第一ギア11の内歯部11
cに対するラチェット腕部17aの摺接を得て、始動位
置まで移動すると同時に、該スイッチレバー17のスト
ッパー片17bが振り子16の係止片部16aに係合し
て、振り子16の揺動を停止させることとなるので、こ
の時点では、第1ギア11がトーションスプリング18
のばね圧で即座に正方向に回転することは決してない。
【0020】そこで、今度は、スイッチレバー17を図
中矢印方向に移動させると、これにより、そのストッパ
ー片17bの振り子16の係止片部16aに対する係合
状態が解除されるので、この時点に初めて、第1ギア1
1がトーションスプリング18のばね圧で正方向に回転
することとなるが、斯る第1ギア11の回転は、第3ギ
ア13乃至第5ギア15と振り子16の揺動作用で制動
されながら回転し、且つ、回転初期においては、第1ギ
ア11の延長歯車部11aと第2ギア12は咬合しな
い。
【0021】次いで、当該第1ギア11が所定量回転す
ると、第2ギア12が第1ギア11の延長歯車部11a
と初めて咬合して回転すると同時に、該第2ギア12と
咬合する第6ギア25も回転して、作動体23自体を回
転させることとなるが、この時には、既述したカム部2
6・27の作用で、作動体23は回転しながら自動的に
降下するので、これに応じて、押しボタンピン24が下
動して、カメラ本体CのシャッターCaを一定の時間差
をおいて押圧し、所望の撮影が終了する。
【0022】従って、本実施例の三脚を利用すれば、セ
ルフタイマー機能を有しないカメラであっても、セルフ
タイマー機能を有するカメラとして使用することが可能
となる訳であるから、大きさのまちまちな使い捨てカメ
ラ用の三脚としては、頗る至便なものと言える。尚、撮
影に際しては、既述したボールジョイント32の特徴を
利用して、カメラ本体Cの姿勢を自在に設定できるの
で、任意のアングルからの撮影も十分に可能となるし、
又、シャッターCaを押す時間差も、ギア比等を変更す
ることにより、適宜に設定できることはことは言うまで
もない。
【0023】そして、撮影の終了後は、操作摘み19が
待機位置に復帰すると同時に、リターン圧縮コイルばね
30のばね圧で、押しボタンピン24も作動体23と一
緒に上方の待機位置に復帰することとなるが、斯る待機
状態にあっては、図11の仮想線で示す如く、操作摘み
19が作動体23の側面に当接して、作動体23が誤っ
て押されることを防止しているので、取扱中に、作動体
23のみが下方に押されて、カメラ本体Cのシャッター
Caが切られる心配も全くない。又、カメラの種類によ
っては、シャッターCaを切るストローク量もまちまち
であるので、押しボタンピン24の下動量が多きすぎる
ことも十分に考えられるが、この時には、今度は、上記
した緩衝圧縮コイルばね29の作用で、この多すぎる押
しボタンピン24の下動量を効果的に吸収できるので、
押しボタン機構が破損したり故障したりする心配も全く
ない。
【0024】尚、上記の実施例においては、専ら、セル
フタイマー機能を有しない使い捨てカメラを対象とした
ものであるが、セルフタイマー機能の有無を問わず、そ
の他のカメラを対象とすることも十分に可能である。し
かし、セフルタイマー機能を有するカメラに使用する場
合には、支柱部Yから保持部Xを取り除いて、ボールジ
ョイント32の雄ネジ部35を直接カメラ本体Cの雌ネ
ジ部に連結すれば、セルフタイマー機能を有しない三脚
としても使用することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明の三脚は、上記構成
の採用により、セルフタイマー機能を有しないカメラで
あっても、セルフタイマー機能を有するカメラとして使
用することが初めて保障できるので、特に、現今の使い
捨てカメラ用の三脚としては、その実用性は極めて甚大
である。しかも、特に、使い捨てカメラは、メーカーに
よって、その高さ寸法や肉厚寸法がまちまちであるが、
高さ寸法の相違に対しては、スライド板とガイド孔を利
用して、上挾持板を下挾持板に対して上下方向に移動さ
せてロックするだけで、如何なるカメラでも、その高さ
寸法に応じて確実に保持することが可能となり、又、肉
厚寸法に起因したシャッター位置の相違に対しては、セ
ルフタイマー装置を上挾持板上で移動させるだけで、そ
の押しボタンピンをシャッターの上方に正確に位置させ
ることが可能となるので、上記の利点に加えて、その汎
用性も頗る拡大できる訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る三脚の使用状態を示す斜
視図である。
【図2】同三脚の不使用折り畳み状態を示す斜視図であ
る。
【図3】保持部側の構造を示す分解斜視図である。
【図4】(A)は図3のA−A線断面図、(B)は図3
のB−B線断面図である。
【図5】(A)はスライド板のロック状態を示す要部断
面図、(B)は同ロック解除状態を示す要部断面図であ
る。
【図6】セルフタイマー装置を示す分解斜視図である。
【図7】同セルフタイマー装置の組立状態を示す要部斜
視図である。
【図8】セルフタイマー装置を上挾持板に移動可能に支
承した状態を示す要部断面図である。
【図9】支柱部側と脚部側の構造を示す斜視図である。
【図10】(A)(B)はカメラシャッターの位置に応じて
セルフタイマー装置の押しボタンピンを移動させた状態
を説明する要部平面図である。
【図11】セルフタイマー装置の使用を説明する要部斜視
図である。
【符号の説明】
X 保持部 Y 支柱部 Z 脚部 S セルフタイマー装置 C カメラ本体 Ca シャッター 1 上挾持板 2 下挾持板 3 ガイドレール部 4 スライド板 5 ガイド孔 6 ロックレバー 20 係合爪 24 押しボタンピン 30 リターン圧縮コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の保持部と支柱部と開閉脚可
    能な脚部とから成る三脚において、上記保持部は、カメ
    ラシャッターを一定の時間差をおいて押圧する復帰可能
    な押しボタンピンを有するセルフタイマー装置と、カメ
    ラ本体を上下方向から挾持する上下2枚の挾持板とを備
    え、上挾持板側にスライド板を設け、下挾持板側に該ス
    ライド板を上下動可能に嵌入するガイド孔を設けて、当
    該上挾持板のスライド板をカメラ本体の高さ寸法に応じ
    て下挾持板のガイド孔内にロックする構成となすと共
    に、上記セルフタイマー装置を上挾持板上に移動可能に
    支承して、当該セルフタイマー装置の押しボタンピンを
    カメラシャッター位置に応じて移動させるように構成し
    たことを特徴とするセルフタイマー付き三脚。
JP13390494A 1994-05-25 1994-05-25 セルフタイマー付き三脚 Pending JPH07319062A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007518124A (ja) * 2004-01-16 2007-07-05 リノ・マンフロット・エ・コルポラツィオネ・エス・ピー・エー コンパクトな三脚
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