JPH0731903A - 静電塗装装置における絶縁破壊防止方法及び装置 - Google Patents
静電塗装装置における絶縁破壊防止方法及び装置Info
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- JPH0731903A JPH0731903A JP20284493A JP20284493A JPH0731903A JP H0731903 A JPH0731903 A JP H0731903A JP 20284493 A JP20284493 A JP 20284493A JP 20284493 A JP20284493 A JP 20284493A JP H0731903 A JPH0731903 A JP H0731903A
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- hose
- electrostatic coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静電塗装装置において、末端部が基準電位に
接続した塗料ホース及び排液ホース等の高電圧による絶
縁破壊を簡単な追加構成で防止する。 【構成】 基準電位に対する高電圧を高電圧発生回路1
6から印加されて塗料を噴霧するベル11、塗料をベル
11へ送出する吐出弁12及び切換弁13を備えて周囲
を絶縁された静電塗装装置本体10に、塗料を供給する
絶縁性の塗料ホース5及び切換弁13からの洗浄液を排
出させる絶縁性の排液ホース9が接続し、塗装対象物1
と塗料ホース5及び排液ホース9の末端部分とを基準電
位に接続している。塗料ホース5及び排液ホース9の静
電塗装装置本体10との接続部分近辺に、この接続部分
近辺内の流路に露出された接点20を設け、この接点及
び基準電位間に、高電圧発生回路16の負荷電流の増大
及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、接点20及び
基準電位間の電圧を低下させる抵抗器24を接続する。
接続した塗料ホース及び排液ホース等の高電圧による絶
縁破壊を簡単な追加構成で防止する。 【構成】 基準電位に対する高電圧を高電圧発生回路1
6から印加されて塗料を噴霧するベル11、塗料をベル
11へ送出する吐出弁12及び切換弁13を備えて周囲
を絶縁された静電塗装装置本体10に、塗料を供給する
絶縁性の塗料ホース5及び切換弁13からの洗浄液を排
出させる絶縁性の排液ホース9が接続し、塗装対象物1
と塗料ホース5及び排液ホース9の末端部分とを基準電
位に接続している。塗料ホース5及び排液ホース9の静
電塗装装置本体10との接続部分近辺に、この接続部分
近辺内の流路に露出された接点20を設け、この接点及
び基準電位間に、高電圧発生回路16の負荷電流の増大
及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、接点20及び
基準電位間の電圧を低下させる抵抗器24を接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電塗装装置本体に接
続する塗料ホース及び排液ホース或はこれらの継手の絶
縁破壊を防止する静電塗装装置における絶縁破壊防止方
法及び装置に関するものである。
続する塗料ホース及び排液ホース或はこれらの継手の絶
縁破壊を防止する静電塗装装置における絶縁破壊防止方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1において、静電塗装装置の通常の構
成として、先端部に塗料を噴霧するベル11、塗料をベ
ル11へ送出する吐出弁12及びこの吐出弁に前置され
る切換弁13を備えてカバー14で周囲を絶縁された静
電塗装装置本体10に、塗料を供給する絶縁性の塗料ホ
ース5及び切換弁13からの洗浄液を排出させる絶縁性
の排液ホース9が継手6、7を介して接続している。静
電塗装装置本体10は、絶縁状態で塗装対象物1に向け
て配置されると共に、両ホース5、9の末端はフレーム
に案内される。塗料ホース5はこのフレームで切換弁8
に接続し、塗料又は洗浄液を供給される。これにより、
ベル11は基準電位に対する高電圧が高電圧発生回路1
6から印加され、塗料ホース5を通して供給される塗料
はベル11で噴霧化され、基準電位に在る対象物1へ塗
着される。塗料を変更する場合には、先ず洗浄液をベル
11から吐出させ、次いで切換弁13を作動させて排液
ホース9へ向けて排液させ、洗浄を行う。
成として、先端部に塗料を噴霧するベル11、塗料をベ
ル11へ送出する吐出弁12及びこの吐出弁に前置され
る切換弁13を備えてカバー14で周囲を絶縁された静
電塗装装置本体10に、塗料を供給する絶縁性の塗料ホ
ース5及び切換弁13からの洗浄液を排出させる絶縁性
の排液ホース9が継手6、7を介して接続している。静
電塗装装置本体10は、絶縁状態で塗装対象物1に向け
て配置されると共に、両ホース5、9の末端はフレーム
に案内される。塗料ホース5はこのフレームで切換弁8
に接続し、塗料又は洗浄液を供給される。これにより、
ベル11は基準電位に対する高電圧が高電圧発生回路1
6から印加され、塗料ホース5を通して供給される塗料
はベル11で噴霧化され、基準電位に在る対象物1へ塗
着される。塗料を変更する場合には、先ず洗浄液をベル
11から吐出させ、次いで切換弁13を作動させて排液
ホース9へ向けて排液させ、洗浄を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような静電塗装装
置において、双方のホース5、9は高圧帯電を防止する
ために基準電位であるアースに接続する必要があり、例
えば塗料ホース5は金属製切換弁8でアースされ、排液
ホース9もフレームでアースされている。しかしなが
ら、双方のホース5、9或は継手6、7の周囲は、静電
塗装装置本体10内に対して汚染され易い。したがっ
て、塗料は導電性であることにより、通常合成樹脂製で
ある塗料ホース5が、場合により絶縁破壊されて穿孔さ
れ、塗料漏れが生じる問題がある。同様に、排液ホース
9についても特に塗料の混合した洗浄液が残留していて
絶縁破壊する場合があった。特に、塗料の抵抗値が低
く、リターン電流、即ち塗料を流れる電流が大きくなる
程、この可能性が高くなる。このような事故を回避する
には、ホースの耐電圧性或は周囲の環境を配慮する必要
があり、設備コスト上改良の余地があった。
置において、双方のホース5、9は高圧帯電を防止する
ために基準電位であるアースに接続する必要があり、例
えば塗料ホース5は金属製切換弁8でアースされ、排液
ホース9もフレームでアースされている。しかしなが
ら、双方のホース5、9或は継手6、7の周囲は、静電
塗装装置本体10内に対して汚染され易い。したがっ
て、塗料は導電性であることにより、通常合成樹脂製で
ある塗料ホース5が、場合により絶縁破壊されて穿孔さ
れ、塗料漏れが生じる問題がある。同様に、排液ホース
9についても特に塗料の混合した洗浄液が残留していて
絶縁破壊する場合があった。特に、塗料の抵抗値が低
く、リターン電流、即ち塗料を流れる電流が大きくなる
程、この可能性が高くなる。このような事故を回避する
には、ホースの耐電圧性或は周囲の環境を配慮する必要
があり、設備コスト上改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、末端部
が基準電位に接続した塗料ホース及び排液ホース或はこ
れらの合成樹脂製継手が、高電圧により絶縁破壊するの
を簡単な追加構成で防止する静電塗装装置における絶縁
破壊防止方法及び装置を提供することを目的とする。
が基準電位に接続した塗料ホース及び排液ホース或はこ
れらの合成樹脂製継手が、高電圧により絶縁破壊するの
を簡単な追加構成で防止する静電塗装装置における絶縁
破壊防止方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、基準電位に対する高電圧を高電圧発生回
路から印加されて塗料を噴霧するベル、供給される塗料
をベルへ送出する吐出弁及びこの吐出弁に前置される切
換弁を備えて周囲を絶縁された静電塗装装置本体に、塗
料を供給する絶縁性の塗料ホース及び切換弁からの洗浄
液を排出させる絶縁性の排液ホースが接続し、塗装対象
物と塗料ホース及び排液ホースの末端部分とを基準電位
に接続して静電塗装を行う静電塗装装置において、塗料
ホース及び排液ホースの静電塗装装置本体との接続部分
近辺に、この接続部分近辺内の流路に露出された導体を
設け、この導体及び基準電位間に、高電圧発生回路の負
荷電流の増大及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、
導体及び基準電位間の電圧を低下させる抵抗器を接続し
たことを特徴とする。
成するために、基準電位に対する高電圧を高電圧発生回
路から印加されて塗料を噴霧するベル、供給される塗料
をベルへ送出する吐出弁及びこの吐出弁に前置される切
換弁を備えて周囲を絶縁された静電塗装装置本体に、塗
料を供給する絶縁性の塗料ホース及び切換弁からの洗浄
液を排出させる絶縁性の排液ホースが接続し、塗装対象
物と塗料ホース及び排液ホースの末端部分とを基準電位
に接続して静電塗装を行う静電塗装装置において、塗料
ホース及び排液ホースの静電塗装装置本体との接続部分
近辺に、この接続部分近辺内の流路に露出された導体を
設け、この導体及び基準電位間に、高電圧発生回路の負
荷電流の増大及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、
導体及び基準電位間の電圧を低下させる抵抗器を接続し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】ベルに印加される高電圧は、静電塗装装置本体
側の塗料の流路の抵抗と、塗料を搬送している塗料ホー
ス及び洗浄液が残留している可能性のある排液ホース内
の流路の抵抗とで分圧される。双方のホースの分圧は、
並列に接続される抵抗器により、分圧比を小さくされ、
したがって基準電位に対して双方のホース或は静電塗装
装置本体側への接続部分に印加される高電圧が低下させ
られる。
側の塗料の流路の抵抗と、塗料を搬送している塗料ホー
ス及び洗浄液が残留している可能性のある排液ホース内
の流路の抵抗とで分圧される。双方のホースの分圧は、
並列に接続される抵抗器により、分圧比を小さくされ、
したがって基準電位に対して双方のホース或は静電塗装
装置本体側への接続部分に印加される高電圧が低下させ
られる。
【0007】
【実施例】図1及び図2は、本発明の絶縁破壊防止方法
を既に説明した静電塗装装置に適用した場合の装置を示
す。
を既に説明した静電塗装装置に適用した場合の装置を示
す。
【0008】継手6は、図2に示すように、静電塗装装
置本体10のカバー14にねじ込まれたデルリン製のニ
ップル6aと、挿入された塗料ホース5の先端部のスリ
ーブ5aを保持するデルリン製のナット6bで構成され
ている。この継手自体は従来と同様な絶縁構造である
が、本発明により継手6の近辺の塗料ホース5の先端部
の内周面に導電体としてのリング状接点20が嵌入され
ている。そして、この接点には、塗料ホース5の先端部
に接続された高耐電圧性のケーブル21の芯線が接続し
ている。この接続部分は絶縁カバー21aで保護されて
いる。継手7も同様に構成され、排液ホース9の先端部
の内周面に同様に嵌入されたリング状接点にケーブル2
2が接続している。
置本体10のカバー14にねじ込まれたデルリン製のニ
ップル6aと、挿入された塗料ホース5の先端部のスリ
ーブ5aを保持するデルリン製のナット6bで構成され
ている。この継手自体は従来と同様な絶縁構造である
が、本発明により継手6の近辺の塗料ホース5の先端部
の内周面に導電体としてのリング状接点20が嵌入され
ている。そして、この接点には、塗料ホース5の先端部
に接続された高耐電圧性のケーブル21の芯線が接続し
ている。この接続部分は絶縁カバー21aで保護されて
いる。継手7も同様に構成され、排液ホース9の先端部
の内周面に同様に嵌入されたリング状接点にケーブル2
2が接続している。
【0009】これらのケーブルは、例えば4個の直列接
続され抵抗素子R1〜R4からなる抵抗器24に接続し
ている。その各接続点は切換器25の接点にそれぞれ接
続し、塗料の種類に応じて全てオープン状態か或はいず
れかがオンする4段階に抵抗値を切換可能になってい
る。抵抗器24は、絶縁カバー27で保護されている。
抵抗器24の抵抗値は、塗料の抵抗値が順に大きくなる
のに従って抵抗素子R2〜R4を順にオープンにし、オ
ールオープンで最も大きくなる。
続され抵抗素子R1〜R4からなる抵抗器24に接続し
ている。その各接続点は切換器25の接点にそれぞれ接
続し、塗料の種類に応じて全てオープン状態か或はいず
れかがオンする4段階に抵抗値を切換可能になってい
る。抵抗器24は、絶縁カバー27で保護されている。
抵抗器24の抵抗値は、塗料の抵抗値が順に大きくなる
のに従って抵抗素子R2〜R4を順にオープンにし、オ
ールオープンで最も大きくなる。
【0010】抵抗器24は双方のホース5、9に並列的
に追加されることにより、高電圧発生回路16の例えば
−90kVの高圧印加状態で、両ホース5、9内の流路
に印加される分圧電圧は低下するが、静電塗装装置本体
10及び双方のホース5、9を流れるリターン電流を増
加させ、結果として高電圧発生回路16の負荷を増大さ
せることになる。また、これに起因してベル11に印加
される高電圧が低下すると、塗着効率を低下させること
になる。
に追加されることにより、高電圧発生回路16の例えば
−90kVの高圧印加状態で、両ホース5、9内の流路
に印加される分圧電圧は低下するが、静電塗装装置本体
10及び双方のホース5、9を流れるリターン電流を増
加させ、結果として高電圧発生回路16の負荷を増大さ
せることになる。また、これに起因してベル11に印加
される高電圧が低下すると、塗着効率を低下させること
になる。
【0011】したがって、抵抗器24の抵抗値は、使用
すべき塗料の塗装動作状態で、塗着効率の低下を所望の
範囲に保持し得るように、また高電圧発生回路16の負
荷電流の増大を許容できる範囲で、試験用の可変抵抗器
により徐々に抵抗値を小さくし、例えば図3に示すよう
に、接点20の電圧を一点鎖線から実線状態に低下させ
るように設定されている。そして、各塗料に適合する抵
抗値をこのような予備試験で検出して、抵抗素子R1〜
R4の抵抗値を設定する。この際、所定の高電圧に対し
てリターン電流が大きい程、即ち塗料の抵抗値が小さく
なる程塗料ホース5が絶縁破壊し易くなり、相応して抵
抗器24の抵抗値を小さくして、分圧電圧を低くしてお
く必要がある。一方、小さな抵抗値の塗料を基準に抵抗
器24の抵抗値を一定にすると、塗料の抵抗値が大きい
場合に、高電圧発生回路16の負荷を無駄に増大させる
ことになる。尚、このような抵抗切換は、同様に予備試
験により予め適合する抵抗値を検出して設定しておくこ
とにより、塗料の種類の如何に拘らずベル11と塗装対
象物1間の距離を変更する場合にも行うことができる。
すべき塗料の塗装動作状態で、塗着効率の低下を所望の
範囲に保持し得るように、また高電圧発生回路16の負
荷電流の増大を許容できる範囲で、試験用の可変抵抗器
により徐々に抵抗値を小さくし、例えば図3に示すよう
に、接点20の電圧を一点鎖線から実線状態に低下させ
るように設定されている。そして、各塗料に適合する抵
抗値をこのような予備試験で検出して、抵抗素子R1〜
R4の抵抗値を設定する。この際、所定の高電圧に対し
てリターン電流が大きい程、即ち塗料の抵抗値が小さく
なる程塗料ホース5が絶縁破壊し易くなり、相応して抵
抗器24の抵抗値を小さくして、分圧電圧を低くしてお
く必要がある。一方、小さな抵抗値の塗料を基準に抵抗
器24の抵抗値を一定にすると、塗料の抵抗値が大きい
場合に、高電圧発生回路16の負荷を無駄に増大させる
ことになる。尚、このような抵抗切換は、同様に予備試
験により予め適合する抵抗値を検出して設定しておくこ
とにより、塗料の種類の如何に拘らずベル11と塗装対
象物1間の距離を変更する場合にも行うことができる。
【0012】塗装動作に際しては、切換器25を塗料の
種類に応じて設定する。ベル11に印加される例えば−
90kVの高電圧は、静電塗装装置本体10の流路を通
して末端部分をアースされた塗料ホース5及び排液ホー
ス9の流路にも印加される。塗料にはその抵抗値に相応
したリターン電流が流れるが、接点20には抵抗器24
が接続することにより、塗料ホース5の流路内に印加さ
れる高電圧が低減され、したがって絶縁破壊が防止され
る。排液ホース9に洗浄液、特に塗料の混合した洗浄液
が残留してリターン電流が流れている場合の絶縁破壊が
防止される。
種類に応じて設定する。ベル11に印加される例えば−
90kVの高電圧は、静電塗装装置本体10の流路を通
して末端部分をアースされた塗料ホース5及び排液ホー
ス9の流路にも印加される。塗料にはその抵抗値に相応
したリターン電流が流れるが、接点20には抵抗器24
が接続することにより、塗料ホース5の流路内に印加さ
れる高電圧が低減され、したがって絶縁破壊が防止され
る。排液ホース9に洗浄液、特に塗料の混合した洗浄液
が残留してリターン電流が流れている場合の絶縁破壊が
防止される。
【0013】尚、前述の実施例に代えて、流路内に露出
される導体は、前述の接点20に代えてホース5、9の
クロスバーにしたり、或はニップル6aの内周面に設け
たり、継手6、7を金属製にしてケーブル5、9を接続
した後周囲を絶縁カバーで包囲する等種々の変形例が考
えられる。抵抗器は抵抗値を連続的に摺動可変させる可
変抵抗器にしたり、使用する塗料の種類によっては或は
関連部分の特性が許容される場合、単独抵抗素子にする
ことも可能である。
される導体は、前述の接点20に代えてホース5、9の
クロスバーにしたり、或はニップル6aの内周面に設け
たり、継手6、7を金属製にしてケーブル5、9を接続
した後周囲を絶縁カバーで包囲する等種々の変形例が考
えられる。抵抗器は抵抗値を連続的に摺動可変させる可
変抵抗器にしたり、使用する塗料の種類によっては或は
関連部分の特性が許容される場合、単独抵抗素子にする
ことも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明によれば、静電塗装装置の
塗料ホース及び排液ホース或はこれらに接続する継手
に、ベルの高電圧が分圧されて印加される電圧が、塗着
効率或は負荷電流の許容範囲内で小さく調整されてるこ
とにより、ホースの絶縁破壊の可能性が低減され、した
がって塗料漏れ、塗装不良の可能性が少なくなる。ホー
スの寿命延長にもつながる。火災に対してもより安全に
なる。
塗料ホース及び排液ホース或はこれらに接続する継手
に、ベルの高電圧が分圧されて印加される電圧が、塗着
効率或は負荷電流の許容範囲内で小さく調整されてるこ
とにより、ホースの絶縁破壊の可能性が低減され、した
がって塗料漏れ、塗装不良の可能性が少なくなる。ホー
スの寿命延長にもつながる。火災に対してもより安全に
なる。
【図1】本発明による絶縁破壊防止方法を実施する装置
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図2】同装置の継手部分の断面図である。
【図3】同装置の動作特性を説明する図である。
1 塗装対象物 5 塗料ホース 6、7 継手 9 排液ホース 10 静電塗装装置本体 11 ベル 20 接点 21、22 ケーブル
Claims (4)
- 【請求項1】 基準電位に対する高電圧を高電圧発生回
路から印加されて塗料を噴霧するベル、供給される塗料
をベルへ送出する吐出弁及びこの吐出弁に前置される切
換弁を備えて周囲を絶縁された静電塗装装置本体に、塗
料を供給する絶縁性の塗料ホース及び切換弁からの洗浄
液を排出させる絶縁性の排液ホースが接続し、塗装対象
物と塗料ホース及び排液ホースの末端部分とを基準電位
に接続して静電塗装を行う静電塗装装置において、高電
圧による少なくとも塗料ホース及び排液ホースの絶縁破
壊を防止する絶縁破壊防止方法であって、 双方のホースの静電塗装装置本体との接続部分近辺に、
この接続部分近辺内の流路に露出された導体を設け、 この導体及び基準電位間に、高電圧発生回路の負荷電流
の増大及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、前記導
体及び基準電位間の電圧を低下させる抵抗器を接続した
ことを特徴とする静電塗装装置における絶縁破壊防止方
法。 - 【請求項2】 基準電位に対する高電圧を高電圧発生回
路から印加されて塗料を噴霧するベル、供給される塗料
をベルへ送出する吐出弁及びこの吐出弁に前置される切
換弁を備えて周囲を絶縁された静電塗装装置本体に、塗
料を供給する絶縁性の塗料ホース及び切換弁からの洗浄
液を排出させる絶縁性の排液ホースが接続し、塗装対象
物と塗料ホース及び排液ホースの末端部分とを基準電位
に接続して静電塗装を行う静電塗装装置において、高電
圧による少なくとも前記塗料ホース及び前記排液ホース
の絶縁破壊を防止する絶縁破壊防止装置であって、 前記双方のホースの静電塗装装置本体との接続部分近辺
に、この接続部分近辺内の流路に露出された導体を設
け、 この導体及び基準電位間に、高電圧発生回路の負荷電流
の増大及び塗着効率の低下を許容できる範囲で、前記導
体及び基準電位間の電圧を低下させる抵抗器を接続した
ことを特徴とする静電塗装装置における絶縁破壊防止装
置。 - 【請求項3】 抵抗器が複数個の抵抗素子より構成され
ると共に、塗料の種類或はベル及び塗装対象物間の距離
に応じて抵抗値を可変するように抵抗素子を選択可能な
切換手段が付属していることを特徴とする請求項2の静
電塗装装置における絶縁破壊防止装置。 - 【請求項4】 抵抗器が、塗料の種類に応じて抵抗値を
可変する摺動式の可変抵抗器であることを特徴とする請
求項2の静電塗装装置における絶縁破壊防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20284493A JPH0731903A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 静電塗装装置における絶縁破壊防止方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20284493A JPH0731903A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 静電塗装装置における絶縁破壊防止方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731903A true JPH0731903A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16464134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20284493A Pending JPH0731903A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 静電塗装装置における絶縁破壊防止方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012071225A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-12 | Toyota Motor Corp | 静電塗装用塗装ガン |
WO2015087669A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 東レエンジニアリング株式会社 | エレクトロスプレー装置 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP20284493A patent/JPH0731903A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012071225A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-12 | Toyota Motor Corp | 静電塗装用塗装ガン |
US9061292B2 (en) | 2010-09-27 | 2015-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrostatic coating gun |
WO2015087669A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 東レエンジニアリング株式会社 | エレクトロスプレー装置 |
JP2015112528A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 東レエンジニアリング株式会社 | エレクトロスプレー装置 |
CN105813761A (zh) * | 2013-12-11 | 2016-07-27 | 东丽工程株式会社 | 电喷雾装置 |
CN105813761B (zh) * | 2013-12-11 | 2019-06-07 | 东丽工程株式会社 | 电喷雾装置 |
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