JPH0731843Y2 - バランスシリンダの安全装置 - Google Patents
バランスシリンダの安全装置Info
- Publication number
- JPH0731843Y2 JPH0731843Y2 JP2306389U JP2306389U JPH0731843Y2 JP H0731843 Y2 JPH0731843 Y2 JP H0731843Y2 JP 2306389 U JP2306389 U JP 2306389U JP 2306389 U JP2306389 U JP 2306389U JP H0731843 Y2 JPH0731843 Y2 JP H0731843Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance cylinder
- cylinder
- safety
- safety device
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は機械装置の昇降ユニツトを懸吊するバランスシ
リンダの安全装置に関するものである。
リンダの安全装置に関するものである。
〔従来の技術〕 ローラレベラ、圧延機等において圧下される昇降ユニツ
トは、通常、バランスシリンダと呼ばれる油圧シリンダ
によつて懸吊されている。従来技術の例として第４図に
上記バランスシリンダを有するローラレベラの正面図を
示す。このローラレベラは、ハウジング10内に、昇降自
在に装設されている、上レベリングロール16が軸着され
た上ロールユニツト15と、その下方に固設されている、
下レベリングロール18が軸着された下ロールユニツト17
とから成つていて、上ロールユニツト15を圧下スクリユ
12によつて所定のインタメツシユ（上レベリングロール
16の下レベリングロール18に対する圧下量）に圧下し、
上下のレベリングロール16,18の間に金属板Ｗを通過さ
せて曲げ変形を与え、その平坦度不良を矯正するもので
ある。
トは、通常、バランスシリンダと呼ばれる油圧シリンダ
によつて懸吊されている。従来技術の例として第４図に
上記バランスシリンダを有するローラレベラの正面図を
示す。このローラレベラは、ハウジング10内に、昇降自
在に装設されている、上レベリングロール16が軸着され
た上ロールユニツト15と、その下方に固設されている、
下レベリングロール18が軸着された下ロールユニツト17
とから成つていて、上ロールユニツト15を圧下スクリユ
12によつて所定のインタメツシユ（上レベリングロール
16の下レベリングロール18に対する圧下量）に圧下し、
上下のレベリングロール16,18の間に金属板Ｗを通過さ
せて曲げ変形を与え、その平坦度不良を矯正するもので
ある。
この上ロールユニツト15の圧下の際に、金属板Ｗの入側
のインタメツシユを大きくする、いわゆる斜動圧下を行
なうために、上ロールニニツト15の被圧下部15aは、圧
下スクリユ12の圧下部12aとの曲面状の接触面で摺動す
るようになつており、両者は連結されていない。
のインタメツシユを大きくする、いわゆる斜動圧下を行
なうために、上ロールニニツト15の被圧下部15aは、圧
下スクリユ12の圧下部12aとの曲面状の接触面で摺動す
るようになつており、両者は連結されていない。
11はバランスシリンダであり、ハウジング10の上部２箇
所に装設され、図示しない油圧源から油圧配管13,14、
及びバルブスタンド19を介してプランジヤ11aの下方
に、圧下スクリユ12の圧下力とバランスする油圧を加
え、上ロールユニツト15の両端部２箇所を懸吊し、上方
へ引き上げ、被圧下部15aを圧下部12aに圧接させてい
る。
所に装設され、図示しない油圧源から油圧配管13,14、
及びバルブスタンド19を介してプランジヤ11aの下方
に、圧下スクリユ12の圧下力とバランスする油圧を加
え、上ロールユニツト15の両端部２箇所を懸吊し、上方
へ引き上げ、被圧下部15aを圧下部12aに圧接させてい
る。
以上の装置において、例えば、油圧源（図示せず）が故
障し、バランスシリンダ11内の油圧が急低下するとプラ
ンジヤ11aが下降して上ロールユニツト15が落下する。
この油圧低下による事故を防止するために、バルブスタ
ンド19には、例えば逆止弁のような安全装置が設けられ
ている。
障し、バランスシリンダ11内の油圧が急低下するとプラ
ンジヤ11aが下降して上ロールユニツト15が落下する。
この油圧低下による事故を防止するために、バルブスタ
ンド19には、例えば逆止弁のような安全装置が設けられ
ている。
前述のように、一応の安全装置は付されているが、この
安全装置は完全なものではない。すなわち、何らかの事
故によつてバルブスタンド19から下流の油圧配管14或い
はバランスシリンダ11が破損するとバランスシリンダ11
内の油圧が急激に低下し、上部ロールユニツト15が落下
してレベリングロール16,18等の損傷につながり、また
人身事故が発生する危険性もある。
安全装置は完全なものではない。すなわち、何らかの事
故によつてバルブスタンド19から下流の油圧配管14或い
はバランスシリンダ11が破損するとバランスシリンダ11
内の油圧が急激に低下し、上部ロールユニツト15が落下
してレベリングロール16,18等の損傷につながり、また
人身事故が発生する危険性もある。
本考案は、バランスシリンダの油圧急減を起すすべての
故障に際して、昇降ユニツトの落下を防止することので
きる安全装置を提供しようとするものである。
故障に際して、昇降ユニツトの落下を防止することので
きる安全装置を提供しようとするものである。
本考案は前記課題を解決したものであつて、バランスシ
リンダによつて懸吊された昇降ユニツトを有する機械装
置において、流体圧供給管を介して前記バランスシリン
ダに連結されその圧力降下時に作動する手段を備えたセ
フテイシリンダ、同セフテイシリンダ作動時に横方向に
移動するストツパ、および前記昇降ユニツトに連結され
同昇降ユニツトと共に上下方向に移動可能に設けられ前
記ストツパと噛合可能なラツチ部を有するラツチバーを
具備したことを特徴とする前記バランスシリンダの安全
装置に関するものである。
リンダによつて懸吊された昇降ユニツトを有する機械装
置において、流体圧供給管を介して前記バランスシリン
ダに連結されその圧力降下時に作動する手段を備えたセ
フテイシリンダ、同セフテイシリンダ作動時に横方向に
移動するストツパ、および前記昇降ユニツトに連結され
同昇降ユニツトと共に上下方向に移動可能に設けられ前
記ストツパと噛合可能なラツチ部を有するラツチバーを
具備したことを特徴とする前記バランスシリンダの安全
装置に関するものである。
本考案においては、バランスシリンダ或いはその加圧系
統が破損し、バランスシリンダ内の流体圧が急激に降圧
して昇降ユニツトが落下しようとする時、セフテイシリ
ンダ内の流体圧も同時に降圧するので、セフテイシリン
ダの降圧時作動手段が作動してストツパを移動し、昇降
ユニツトと共に下降しようとしているラツチバーに噛合
してその下降を停止し、昇降ユニツトの落下を緊急停止
して昇降ユニツト及びその下方の機械装置の損傷を防止
する。
統が破損し、バランスシリンダ内の流体圧が急激に降圧
して昇降ユニツトが落下しようとする時、セフテイシリ
ンダ内の流体圧も同時に降圧するので、セフテイシリン
ダの降圧時作動手段が作動してストツパを移動し、昇降
ユニツトと共に下降しようとしているラツチバーに噛合
してその下降を停止し、昇降ユニツトの落下を緊急停止
して昇降ユニツト及びその下方の機械装置の損傷を防止
する。
〔実施例〕 第１図に本考案の一実施例の正面図、第２図に第１図の
部分拡大図、第３図に第２図のA-A断面矢視図を示す。
前述した従来技術の装置と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。第１図〜第３図におい
て１はハウジング10の上面に固設されたセフテイシリン
ダであり、プランジヤ1aのロツドとは反対の側にはスプ
リング1bが内装され、同出側は流体圧供給管４によつて
バランスシリンダ11に連る油圧配管14に接続されてい
る。２は先端がウエツジ状のストツパであり、ハウジン
グ10の上面に固設されたガイド３に移動自在に挿入さ
れ、プランジヤ1aのロツド部に固着されている。５はラ
ツチバーであり、ハウジング10の角穴に昇降自在に挿入
され、リンク６を介して上ロールユニツト15に取付けら
れている。
部分拡大図、第３図に第２図のA-A断面矢視図を示す。
前述した従来技術の装置と同一の部材には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。第１図〜第３図におい
て１はハウジング10の上面に固設されたセフテイシリン
ダであり、プランジヤ1aのロツドとは反対の側にはスプ
リング1bが内装され、同出側は流体圧供給管４によつて
バランスシリンダ11に連る油圧配管14に接続されてい
る。２は先端がウエツジ状のストツパであり、ハウジン
グ10の上面に固設されたガイド３に移動自在に挿入さ
れ、プランジヤ1aのロツド部に固着されている。５はラ
ツチバーであり、ハウジング10の角穴に昇降自在に挿入
され、リンク６を介して上ロールユニツト15に取付けら
れている。
以上述べた装置において、バルブスタンド19より下流の
バランスシリンダに通ずる油圧配管14或いはバランスシ
リンダ11が破損すると、その破損箇所から油圧油が噴出
し、第２図に示すようにバランスシリンダ11内の油圧が
急激に低下して上ロールユニツト15が矢印Ｚに沿つて落
下しようとするが、同時にセフテイシリンダ１内の油圧
も低下するので、スプリング1bの付勢力によつてプラン
ジヤ1aがその出側へ移動し、ストツパ２も矢印Ｘで示す
ように移動して矢印Ｙに沿つて下降しようとしているラ
ツチバー５のラツチ部にその先端のウエツジ部が噛合し
てその下降を停止させ、上ロールユニツト15の落下を緊
急停止する。このことにより、上ロールユニツト15及び
下ロールユニツト17のレベリングロール16,18等の損傷
が防止される。
バランスシリンダに通ずる油圧配管14或いはバランスシ
リンダ11が破損すると、その破損箇所から油圧油が噴出
し、第２図に示すようにバランスシリンダ11内の油圧が
急激に低下して上ロールユニツト15が矢印Ｚに沿つて落
下しようとするが、同時にセフテイシリンダ１内の油圧
も低下するので、スプリング1bの付勢力によつてプラン
ジヤ1aがその出側へ移動し、ストツパ２も矢印Ｘで示す
ように移動して矢印Ｙに沿つて下降しようとしているラ
ツチバー５のラツチ部にその先端のウエツジ部が噛合し
てその下降を停止させ、上ロールユニツト15の落下を緊
急停止する。このことにより、上ロールユニツト15及び
下ロールユニツト17のレベリングロール16,18等の損傷
が防止される。
なお、本実施例では、ローラレベラに適用されるバラン
スシリンダの安全装置について述べたが、本考案のバラ
ンスシリンダの安全装置はバランスシリンダで懸吊され
る昇降ユニツトを備えたあらゆる機械装置に適用可能な
ものである。
スシリンダの安全装置について述べたが、本考案のバラ
ンスシリンダの安全装置はバランスシリンダで懸吊され
る昇降ユニツトを備えたあらゆる機械装置に適用可能な
ものである。
本考案のバランスシリンダの安全装置は、流体圧供給管
を介して同バランスシリンダに連結されその圧力降下時
に作動する手段を備えたセフテイシリンダ、同セフテイ
シリンダ作動時に横方向に移動するストツパ、および昇
降ユニツトに連結され同昇降ユニツトと共に上下方向に
移動可能に設けられ前記ストツパと噛合可能なラツチ部
を有するラツチバーを具備しているので、バランスシリ
ンダの油圧急減を起す故障に際して、昇降ユニツトの落
下を防止することができ、昇降ユニツトとその下方の機
械装置の損傷及び作業員の人身事故を防止することがで
きる。
を介して同バランスシリンダに連結されその圧力降下時
に作動する手段を備えたセフテイシリンダ、同セフテイ
シリンダ作動時に横方向に移動するストツパ、および昇
降ユニツトに連結され同昇降ユニツトと共に上下方向に
移動可能に設けられ前記ストツパと噛合可能なラツチ部
を有するラツチバーを具備しているので、バランスシリ
ンダの油圧急減を起す故障に際して、昇降ユニツトの落
下を防止することができ、昇降ユニツトとその下方の機
械装置の損傷及び作業員の人身事故を防止することがで
きる。
第１図は本考案の一実施例の正面図、第２図は第１図の
部分拡大図、第３図は第２図のA-A断面矢視図、第４図
は従来技術の正面図である。 １……セフテイシリンダ、1a……プランジヤ、1b……ス
プリング、２……ストツパ、３……ガイド、４……流体
圧供給管、５……ラツチバー、６……リンク、10……ハ
ウジング、11……バランスシリンダ、11a……プランジ
ヤ、12……圧下スクリユー、12a……圧下部、13……油
圧配管、14……油圧配管、15……上ロールユニツト、15
a……被圧下部、16……上レベリングロール、17……下
ロールユニツト、18……下レベリングロール、19……バ
ルブスタンド。
部分拡大図、第３図は第２図のA-A断面矢視図、第４図
は従来技術の正面図である。 １……セフテイシリンダ、1a……プランジヤ、1b……ス
プリング、２……ストツパ、３……ガイド、４……流体
圧供給管、５……ラツチバー、６……リンク、10……ハ
ウジング、11……バランスシリンダ、11a……プランジ
ヤ、12……圧下スクリユー、12a……圧下部、13……油
圧配管、14……油圧配管、15……上ロールユニツト、15
a……被圧下部、16……上レベリングロール、17……下
ロールユニツト、18……下レベリングロール、19……バ
ルブスタンド。
Claims (1)
- 【請求項１】バランスシリンダによつて懸吊された昇降
ユニツトを有する機械装置において、流体圧供給管を介
して前記バランスシリンダに連結されその圧力降下時に
作動する手段を備えたセフテイシリンダ、同セフテイシ
リンダ作動時に横方向に移動するストツパ、および前記
昇降ユニツトに連結され同昇降ユニツトと共に上下方向
に移動可能に設けられ前記ストツパと噛合可能なラツチ
部を有するラツチバーを具備したことを特徴とする前記
バランスシリンダの安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2306389U JPH0731843Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | バランスシリンダの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2306389U JPH0731843Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | バランスシリンダの安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02114114U JPH02114114U (ja) | 1990-09-12 |
| JPH0731843Y2 true JPH0731843Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31241742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2306389U Expired - Fee Related JPH0731843Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | バランスシリンダの安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731843Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005254268A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Jfe Steel Kk | 幅反り矯正機 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP2306389U patent/JPH0731843Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02114114U (ja) | 1990-09-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE69326435T2 (de) | Aufzugsbremsvorrichtung | |
| CN102701040B (zh) | 一种用于矿井刚性罐道的恒制动力防坠抓捕装置及方法 | |
| JP2014210623A (ja) | レールクランプ装置 | |
| KR880000408B1 (ko) | 캘린더 장치 및 그의 작동방법 | |
| US2897920A (en) | Emergency brake for elevator cars | |
| JPH0731843Y2 (ja) | バランスシリンダの安全装置 | |
| JP5018316B2 (ja) | 連続鋳造設備における鋳片案内装置 | |
| CN101233068B (zh) | 一种用于电梯轿厢的制动或截停装置 | |
| US4282654A (en) | Measuring and/or tracing device | |
| DE102012208058B4 (de) | Querkraftreduzierende Abstützeinrichtung | |
| JP3291030B2 (ja) | プレスの過負荷保護方法とその装置 | |
| CN113371632B (zh) | 一种汽轮机汽缸自动开缸装置及方法 | |
| CN110002003A (zh) | 一种起落架垂向加载及约束装置 | |
| CN1060982A (zh) | 带有间隔支撑上部工作辊结构的轧机机座 | |
| CN208790977U (zh) | 一种多绳摩擦式提升机过卷、过放时的自动保护装置 | |
| US4976128A (en) | Rolling mill and method of exchanging rolls of rolling mill | |
| CN211310481U (zh) | 一种电梯维修用的防坠装置 | |
| US2122943A (en) | Safety catch for hoist conveyeances | |
| US3481432A (en) | Flexible safety guide clamp | |
| US3101636A (en) | Breaker-block system for mill rolls | |
| CN216324195U (zh) | 轧辊辊缝调整装置 | |
| CN108584754B (zh) | 一种多绳摩擦提升机过卷、过放时的钢丝绳抓捕装置 | |
| JP2792747B2 (ja) | クロスロール圧延機 | |
| CN213070095U (zh) | 一种用于绳索的拉力预警装置 | |
| DE10466C (de) | Träger-Probirmaschine |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |