JPH0731788Y2 - 哺乳瓶 - Google Patents

哺乳瓶

Info

Publication number
JPH0731788Y2
JPH0731788Y2 JP4038593U JP4038593U JPH0731788Y2 JP H0731788 Y2 JPH0731788 Y2 JP H0731788Y2 JP 4038593 U JP4038593 U JP 4038593U JP 4038593 U JP4038593 U JP 4038593U JP H0731788 Y2 JPH0731788 Y2 JP H0731788Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baby
bottle
baby bottle
air
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4038593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH079354U (ja
Inventor
シク キム ボク
Original Assignee
シク キム ボク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シク キム ボク filed Critical シク キム ボク
Priority to JP4038593U priority Critical patent/JPH0731788Y2/ja
Publication of JPH079354U publication Critical patent/JPH079354U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0731788Y2 publication Critical patent/JPH0731788Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、哺乳効率の改善された
哺乳瓶に関し、特に、赤ちゃんが吸入を中断することが
なくスム−ズな授乳が得られる実用上望ましい哺乳瓶に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、哺乳瓶は、通常、ミルクを入れた
透明なガラス製又はプラスチック製の瓶の開口部に乳首
を取付け、赤ちゃんが乳首の小孔からミルクを吸入でき
るように瓶を傾けて授乳に供される。しかし、赤ちゃん
の吸乳が始まると、瓶内の圧力が低下しはじめ、その減
圧程度に応じてゴム製の乳首が次第に扁平化して乳の吸
い出しが悪くなる。赤ちゃんがそのまま吸い続けると弾
性乳首は密着して乳首の小さな孔からミルクが吸い出せ
ない状態となるので、通常、赤ちゃんは吸飲を停止し、
口の吸飲力を緩めるか乳首から口を離す。すると乳首の
先端部の小孔から空気が瓶内に流入して弾性乳首は元の
状態に戻るので、赤ちゃんは再度吸乳を始めるというよ
うな断続的な吸飲をしなければならなかった。そのため
赤ちゃんのミルクを飲む意欲が阻害されるという問題が
ある。
【0003】お母さんが側にいて、このような断続的吸
乳を補助する場合には、その繰返しを効率良く頻繁に行
えるが、その補助操作は厄介であり、必ずしも常に的確
な補助ができるものではない。近年、軽くて危険性のな
い可撓性の透明プラスチック瓶が用いられているが、プ
ラスチック瓶は手で押圧して瓶内圧を付加することがで
きるので、上記のような不都合を若干軽減できるが、依
然として本質的な解決には至らない。このような空気を
乳首の小孔から流入させる方法では、通常、傾斜状に保
持される乳首内に空気が滞留し易く、赤ちゃんはミルク
と共にその空気を一緒に飲み込むため、お腹が直ぐふく
れて授乳量が不足し勝ちとなり、また空気を飲み込む
と、折角飲んだミルクを戻すので、授乳が終わると、空
気を口から吐き出させる、いわゆるげっぷをさせなけれ
ばならないので、その操作もまた結構厄介な仕事であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような断続的授乳
が避けられなかった従来の哺乳における不都合は、現実
に解決してやらねばならない事項であって、そのような
不都合を伴わないで、赤ちゃんが食欲に応じてスム−ズ
に自由吸飲し得る哺乳具が要望されるところである。従
って、本考案の課題は、赤ちゃんが授乳を中断なしにス
ム−ズに吸飲することができる哺乳具を提供することに
ある。また他の課題は、特に、ミルクと一緒に空気を飲
み込んで空気による満腹感を与えることがなく、更に飲
み込んだ空気を吐き出させるためのゲップなどの授乳後
の処理を行う必要のない哺乳瓶を提供することにある。
本考案のその他の課題及び技術的特徴は、以下の記載か
ら一層明らかとなるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、上
部開口に乳首が取付けられる哺乳瓶において、該哺乳瓶
の底部近傍に突出状の小孔が穿けられ、その小孔に着脱
自在に取付けられる逆止弁を備えた管体とその他端に指
で押圧することによって空気を哺乳瓶の中へ圧入し得る
小形ポンプが着脱自在に且つ気密に取付けられると共
に、前記管体とポンプが哺乳瓶の側面に固定し得るよう
に構成させて成る改善された哺乳効率を有する哺乳瓶を
要旨とするものである。
【0006】しかして、本考案の哺乳瓶は、特に、軽く
指で押すことによって空気を瓶内に圧入することができ
るポンプと、これに関連して逆止弁を備えた空気送入管
を組合せた空気補給具を哺乳瓶に取付けたことに技術的
特徴がある。かかる構成を有する本考案の哺乳瓶は、そ
の補給具により哺乳瓶の底部近傍に設けた小孔から少量
ずつの空気を哺乳瓶の中へ補給して赤ちゃんの吸飲に伴
う瓶の中の減圧を適度に緩和し、赤ちゃんの吸飲を中断
させることなくスム−ズに授乳させることができ、空気
を飲み込むこともないのでミルクを戻す恐れがなく、ゲ
ップをさせる必要もなくなる。このポンプによる瓶内へ
の空気の補給は、多少常圧を超えても赤ちゃんの吸飲を
助けるから、異状な加圧常態が形成されないかぎり実用
的に極めて望ましい。
【0007】本考案の哺乳瓶の側面部の底部近傍にポン
プから圧入される空気を瓶内に送り込む管体が取付けら
れる僅かに突出状の小孔が設けられ、管体の一端がその
小孔に着脱自在に且つ気密に結合される。また、その管
体の他端には、空気を瓶内に送り込むための小形ポンプ
が着脱自在に取付けられ、その管体の内部には、ポンプ
側から瓶内へは空気を通すが、瓶側からポンプ方向へは
空気を通さない一方通行を許容する逆流防止弁が取付け
られている。瓶底部近傍に形成された上記突出状小孔に
管体を着脱自在に取付ける方法は、特に制限されない
が、水道蛇口やガス鋼管とホ−スの気密連結のような従
来知られた結合手段が有利に採用される。また着脱自在
に且つ気密に取付けられる管体と球体のポンプの取付け
も、従来知られた類似の連結方式が好都合に採用でき
る。
【0008】本考案の哺乳瓶に用いられるポンプは、弾
性ゴム材料で構成された球状ゴム弾性体が好適であり、
これを指で押すことによって内部の空気が押し出される
柔軟性を有する弾性体が実用上有利に採用される。その
球状弾性体には、空気を哺乳瓶内に案内する管体の一端
が気密に連結される孔と空気吸入用の小孔がそれぞれ形
成され、空気吸乳小孔は、これを、例えば、親指で押え
て押圧することによりポンプ内部の空気が押し出され、
空気は管体を通って哺乳瓶内に供給され、指を離すとそ
の小孔からポンプ内に空気が外部より流入する。ポンプ
の内容積は、例えば、内容積が3〜10cc程度であって、
あまり小容量では給気操作が厄介となるし、また大きす
ぎると過剰供給によりミルクを溢出させる恐れがあるの
で好ましくない。
【0009】また、このポンプと瓶とを連結する管体
は、これもある程度弾性を有するフレキシブルのものが
好ましく、例えば、シリコ−ンゴム製の管体が実用上有
利に用いられる。その管体の内径及び長さは、哺乳瓶の
形状や大きさ、あるいはポンプの内容量等によってそれ
ぞれ適宜選択されるが、例えば、内径は3mmないし数mm
程度の範囲のものが好ましく、また長さは数cmないし10
cm程度が実用的である。更に、管体内の適当箇所には、
ポンプ内の空気を瓶内へ圧入するための逆止弁が気密に
取付けられる。この逆止弁は、比較的小さな空気圧力に
対して逆流を防止機能を有するものであればよく、通常
知られた各種方式のものが使用でき、またその素材に特
に制限はない。
【0010】本考案の哺乳瓶は、透明なガラス製でもプ
ラスチック製であってもよいが、透明なプラスチック瓶
が実用的である。その哺乳瓶本体の成形においては、所
定の金型を用いて、例えば、射出成形あるいはブロ−成
形等によって好都合に製造できる。また、この哺乳瓶に
取付けられる給気用管体と小形ポンプは、授乳の際には
哺乳瓶の側面に固定される。この固定は、それらが瓶か
ら簡単に外れないように固定することが実用上望まし
く、例えば、瓶の側面に管体と球状ポンプの大部分を嵌
入状に収納し得る対応する形状の凹部を形成させて固定
することが実用的である。また要すれば、凹部に納めた
管体等を更にその外側から押えるようにベルトを取付け
て固定する方式を採用することもできる。
【0011】本考案の哺乳瓶は、瓶本体,乳首部,給気
用管体及びポンプが分離状に提供され、授乳に際して組
立られる。組立において、該管体は、瓶の凹部の下側部
分に形成される上向きの小孔に、その下端部を圧入状に
係着固定させ、上端部にポンプを取付けて瓶の側面部に
形成された凹部に嵌入状に収納される。このようにセッ
トした後、哺乳瓶内に温度を調節したミルクの所定量を
入れ、瓶の開口部に乳首部材を螺着等により取付けて授
乳に供される。
【0012】授乳においては、哺乳瓶は、通常、その底
部を上側に傾斜させ、赤ちゃんが乳首の小孔から吸飲し
易いように保持される。本発明の哺乳瓶は、そのような
授乳状態において、適度にポンプを指で繰返し押すこと
により、瓶の底部近傍の小孔から瓶内へ空気が供給さ
れ、吸飲されたミルクによる減圧が解消される。補給さ
れる空気は、瓶の底部近傍に供給されるので、通常、バ
ブリング現象なしに瓶の底部空間に供給されるから、乳
首の小孔から空気が吸入される間、授乳を中断したり、
あるいは授乳後に戻すなどの不利益現象は実質的に解消
される。
【0013】
【作用】本考案の哺乳瓶は組立と分解が容易で、各部材
は、好ましくは、実質的にプラスチックとゴムで構成さ
れるから、落としたり一寸した衝撃で破損する恐れのな
い安全なものであり、また洗浄も容易で極めて衛生的で
ある。更に、本考案の哺乳瓶による授乳では、赤ちゃん
の吸飲に応じて哺乳瓶内の圧力を適宜、大気圧に調整す
ることができるから、赤ちゃんはスム−ズに吸乳をする
ことができ、しかも実質的に空気を飲み込むことがない
ので、授乳後に赤ちゃんがミルクを戻すという現象もな
いし、げっぷをさせる面倒さもない。
【0014】
【実施例】次に、本考案の哺乳瓶を添付図面により、更
に詳細に説明する。図1は、本考案の哺乳瓶の一例の模
式的斜視図で、図2は、その哺乳瓶の軸と管体凹部及び
ポンプを含む部分縦断面図である。
【0015】図において、上部開口に乳首1が取付けら
れるプラスチック製哺乳瓶2の底部近傍に小孔3が穿け
られ、その小孔には管体4の下端部が取外し可能に気密
に圧入結合されると共に、他端部には空気を哺乳瓶の中
へ圧入し得る小形ポンプ5が着脱自在に且つ気密に取付
けられる。前記管体4の内側には、指で押圧することに
よって送り込まれる空気が逆流しないための逆止弁6が
取付けられている。この管体4とポンプ5は哺乳瓶2の
側面部に軸方向に形成された対応する凹部7に押し込ま
れて嵌着,固定されている。
【0016】
【考案の効果】本考案の哺乳瓶は、瓶内の減圧状態が適
宜解消されるから、赤ちゃんは吸乳を中断することな
く、また空気を飲み込む不都合ないしに自由に授乳をす
ることができるので、赤ちゃんにとっては極めて望まし
い健康的なものである。本考案の哺乳瓶は、赤ちゃんが
成長するにつれて自分でポンプを押して吸乳を身体で感
じながらコントロ−ルすることができるようになるか
ら、本考案に係る空気補給は極めて優れた実用性を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の哺乳瓶の一例の斜視図である。
【図2】図1の哺乳瓶の管体の軸と凹部及びポンプを含
む部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 乳首 2 プラスチック製哺乳瓶 3 小孔 4 管体 5 ポンプ 6 逆止弁 7 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部開口に乳首が取付けられる哺乳瓶にお
    いて、該哺乳瓶の底部近傍に突出状の小孔が穿けられ、
    その小孔に着脱自在に取付けられる逆止弁を備えた管体
    とその他端に指で押圧することによって空気を哺乳瓶の
    中へ圧入し得る小形ポンプが着脱自在に且つ気密に取付
    けられると共に、前記管体とポンプが哺乳瓶の側面に固
    定し得るように構成させて成る改善された哺乳効率を有
    する哺乳瓶。
JP4038593U 1993-07-23 1993-07-23 哺乳瓶 Expired - Lifetime JPH0731788Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4038593U JPH0731788Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 哺乳瓶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4038593U JPH0731788Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 哺乳瓶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079354U JPH079354U (ja) 1995-02-10
JPH0731788Y2 true JPH0731788Y2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=12579192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4038593U Expired - Lifetime JPH0731788Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 哺乳瓶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0731788Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4540324B2 (ja) * 2002-10-07 2010-09-08 明治乳業株式会社 実験動物用人工乳首

Also Published As

Publication number Publication date
JPH079354U (ja) 1995-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8579131B2 (en) Teat for milk bottles
US20040054350A1 (en) Enteral feeding unit having a reflux device and reflux method
US8672877B2 (en) Nursing systems
EP0450969B1 (en) Feeding apparatus
US20070235405A1 (en) Nursing device
US8568352B2 (en) Nursing device
JPH0277257A (ja) 経口液投与装置
US8127789B2 (en) Fluid retaining apparatus with ball valve
US8568351B2 (en) Nursing device
US7134432B2 (en) Infant breathing aid apparatus
CN116234528A (zh) 用于母乳饲喂母亲的定制3d打印奶嘴的方法和产品
JPH0731788Y2 (ja) 哺乳瓶
CN2180256Y (zh) 直吸回气式奶瓶
CN108543181B (zh) 一种非接触式多功能病人吸氧设备
CN108578865B (zh) 一种多功能病人吸氧设备
CN201171804Y (zh) 新型奶瓶
KR20100134493A (ko) 모유와 우유를 동시에 수유 가능한 젖병
CN2631357Y (zh) 可控勺
CN1718180B (zh) 母乳式婴儿喂药器
CN218943898U (zh) 一种母乳喂养辅助装置
CN213099812U (zh) 一种小儿呼吸道用吸痰装置
CN212973559U (zh) 一种双杯双通道喂养杯
CN211096768U (zh) 一种用于婴儿雾化器咬嘴装置
CN2912636Y (zh) 母乳式婴儿喂药器
CN208877339U (zh) 一种儿童喂药器