JPH0731689Y2 - ねじ込み式留め具 - Google Patents

ねじ込み式留め具

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JPH0731689Y2
JPH0731689Y2 JP1120392U JP1120392U JPH0731689Y2 JP H0731689 Y2 JPH0731689 Y2 JP H0731689Y2 JP 1120392 U JP1120392 U JP 1120392U JP 1120392 U JP1120392 U JP 1120392U JP H0731689 Y2 JPH0731689 Y2 JP H0731689Y2
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spring
head
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conical coil
tip
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JP1120392U
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JPH0611515U (ja
Inventor
玖美子 白沢
正喜 吉積
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有限会社シラサワ企画
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、頭部及びその頭部に固
定されたばねを有し、布団等の対象物に前記ばねをねじ
込むことによってカバー等の部材を取付けるねじ込み式
留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】頭部及びコイルばねを有し、このコイル
ばねを布団等の対象物にねじ込むことによってカバー等
の他の部材を留めることのできるねじ込み式留め具は知
られている。実公昭40−6485号公報や実公昭42
−20092号公報には、ボタン形頭部とこの頭部から
延びるコイルばねとから成り、布団等にねじ込むことに
よってカバー等を留めることのできるボタン形のねじ込
み式留め具が開示されている。このうち、実公昭40−
6485号の留め具は、ねじ込むだけの簡単な操作でよ
いが、ねじ込みの緩みを防止するために、主コイルばね
と補助コイルばねとを必要とする。実公昭42−200
92号の留め具は、操作も簡単であり、ねじ込みの緩み
を防止する手段も頭部の下面に滑り止め用の溝を形成す
るものであるので、先のものよりは構造が簡単になる。
【0003】しかしながら、実公昭42−20092号
の留め具でも、頭部の下面に独特の形状の滑り止め用溝
を形成せねばならなかった。また、前記した留め具の場
合、ねじ込んだ対象物の厚さが薄いと、そのばねの先端
が裏側へ飛び出て危険であるという欠点もあった。これ
に対して、実開昭50−152801号公報には、頭部
及び頭部から一定長さ直線的に延び先端がほぼ一周する
円形のばねに形成された螺旋針を有する雄部品と、雄部
品の螺旋針の先端を受入れる空洞を有する雄部品頭部よ
り大径のボタン形雌部品とから成るボタン形のねじ込み
式留め具が開示されている。この留め具は、雄部品の螺
旋針の先端を布団等にねじ込んで布団等の裏側に出して
その先端の円形ばね部分を雌部品の空洞に収容させ、雄
部品頭部と螺旋針の直線部分と雌部品とで布団等の両面
から押さえてカバーを留めることができる。従って、こ
の留め具では螺旋針の先端が雌部品によって収容される
ので人体への危険がなくなり、また雄部品だけで成る留
め具より、その緩みの防止機能は大きい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した実開昭50−
152801号に係る留め具は、危険が少なくなり、ま
た緩み防止機能も大きいので望ましいのであるが、螺旋
針という特殊な針を雄部品留め具に必要とし、また、布
団等の対象物の厚さも螺旋針の直線部分の長さによって
規制され、それより薄いものでは雄部品と雌部品が浮い
てしまって押さえが有効に作用しなかったり、針が曲が
ったりし、逆に厚過ぎる場合には螺旋針は出てこないの
で雌部品の取付けできない等の欠点があり、更に、雄部
品の螺旋針を雌部品に収容するのは多くの場合手探りの
作業になるのであるが、先端のばね部分の端部を雌部品
の中心穴に挿入するの作業が極めて困難であった。
【0005】従って、本考案の目的は、人体への危険の
ない、対象物の厚さに制限がなく、取付け作業の簡単な
ねじ込み式留め具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、頭部及び該頭部に固定されたばね
を有し、布団等の対象物に前記ばねをねじ込むことによ
ってカバー等の部材を取付けるねじ込み式留め具であっ
て、頭部及びこの頭部に固定された円錐コイルばねから
成る雄部品と、前記円錐コイルばねの先端を受入れる開
口及び受入れたばね部分を収容するばね収容室が形成さ
れた雌部品とから構成され、雄部品の円錐コイルばねは
頭部に中心を有し頭部からそのばね径が大きくなるよう
に延びており、この円錐コイルばねのばね径は圧縮する
と各ばね部分が1つの平面を成して重なる大きさに形成
されており、雌部品のばね収容室の高さは各ばね部分を
圧縮して収容するように低く形成されていることを特徴
とするねじ込み式留め具が提供される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。本考案に係るねじ込み式留め具1は、図1〜図5
に示すように、雄部品2と雌部品3とで構成される。雄
部品2は、頭部4と頭部4に固定された円錐コイルばね
5とから成る。頭部4はプラスチックで成形され、一般
には、図示のように平坦な円筒状すなわちボタン形状に
形成される。しかし、この形状は任意であり、例えば、
ブローチ、ネクタイピン、バッチ等の他の形状にしても
よく、表面に装飾や模様を施してもよい。頭部4の側面
には滑り止め用の溝6が形成されるのが好ましく、ま
た、頭部4の下面すなわちコイルばね5の連結側にも滑
り止め用の溝7(図3)が形成されるのが好ましい。な
お、頭部4の下面の溝7は実公昭42−20092号の
ような特殊な形状でもよいが、単純に中心から放射状に
延びるものでよい。
【0008】円錐コイルばね5は、頭部4にその中心が
固定され、該頭部からばね径が大きくなるように延びて
いる。この円錐コイルばねの材料は、ばね先端を布団等
にねじ込んでもそのばね形状が維持できるように、靱性
の高い金属で作られるのが好ましい。円錐コイルばね5
を頭部に固定する方法は、図示の例では、ねじ8で固定
しているが、接着や埋め込み等の他の任意の固定法を用
いてもよい。本考案において使用する円錐コイルばね5
は、そのばね径が圧縮すると各ばね部分が1つの平面を
成して重なる大きさに形成されている。すなわち、ばね
5は、圧縮すると各ばね部分が渦巻き状の円板をなすよ
うに重なる。また、ばね5の先端9は、布団等の対象物
にねじ込み易いように尖っている。
【0009】雌部品3もプラスチックによって成形さ
れ、該部品は、雄部品2の頭部4と対を成すボタン形状
に形成されている。しかし、円錐コイルばね5を受入れ
て収容できる限り、形状は雄部品頭部と同様に任意であ
る。この雌部品2には、円錐コイルばね5の先端9を受
入れる開口11と、受入れたばね9の部分を収容するば
ね収容室12とが形成されている。開口11は中心から
半径方向外方に向けて細長く形成されてばね先端9の受
入れ範囲を大きくしている。また、図4に示すように、
開口11の断面は、ばね5の先端9を受入れ易いように
ばねの傾き方向に傾斜して形成されている。ばね収容室
12は、円錐コイルばね5の最大外径より大きい円形を
成すように形成され、その高さは各ばね部分が圧縮され
て渦巻き状の円板を成す状態で収容するように低く形成
されている。従って、雌部品3の高さは、多数のピッチ
のばね部分を収容するにも拘わらず、雄部品頭部4の高
さと同じ位に低く形成できる。
【0010】更に、開口11の側の外縁部14は中心側
の面15より高く形成して中心側の面15を凹ませてお
り、この凹部の直径は円錐コイルばね5の最大外径より
大きく、ばね収容室12とほぼ同じに形成され、これに
より、手探りの作業でも簡単に円錐コイルばね5の先端
9を外縁部14に沿わせて凹部に位置決めでき、雄部品
2を雌部品3に対して回転させれば、そのまま、ばね5
の先端9が開口11に入っていく。また、雌部品3の側
面には、雄部品頭部4と同じように、滑り止め用の溝1
3が形成されている。同様の滑り止めのため、外縁部1
4の上面に放射状に溝を形成してもよい。なお、雌部品
3の形成においては、外縁部14を成す環状体と面15
を成す円板と収容室12の外壁を成す環状体と表面を成
す円板とを重ねて形成することができるが、これに限ら
ず、任意の方法で形成できる。
【0011】かかる構成で成る留め具1は、図1及び図
5に示すように、使用しないときには、雄部品2と雌部
品3を連結した状態で保管できる。雄部品2の円錐コイ
ルばね5を雌部品3のばね収容室12に収容すると、各
ばね部分は渦巻き状の円板を成す状態で収容されるの
で、雄部品頭部4と雌部品3とが密接して、普通のボタ
ンのように極めて小さく保管できる。使用の場合には、
雄部品2を雌部品3に対して緩み方向に回転して連結を
外す。外した雄部品2の円錐コイルばね5の先端を、図
6に示すような、布団や毛布等の対象物17にカバー等
の別の部材18の上からあてがい、頭部4の回転によっ
てばね5をねじ込んでいく。そして、部材18及び対象
物17を貫通したばねの先端を雌部品3の凹部側で受け
るようにし、ばね5の回転を続けると、そのまま、コイ
ルばね5が雌部品3のばね収容室12に収容されて雌部
品3が雄部品2に連結され、この連結によって、対象物
17には部材18が取付けられる。なお、本考案による
ねじ込み式留め具は、布団や毛布とそのカバーに限ら
ず、枕とカバー、椅子とカバー、その他の布地を相互に
連結するのに適用でき、雄部品の円錐コイルばねがねじ
込める限り任意の対象物に適用できる。また、対象物1
7が厚くて円錐コイルばね5の長さが足りない場合に
は、雄部品2を単独で部材18及び対象物17にねじ込
んで使用できる(図7参照)。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、円錐コイルばねを有す
る雄部品と、円錐コイルばねの先端を受入れる開口及び
受入れたばね部分を収容するばね収容室が形成された雌
部品とから構成され、円錐コイルばねは雄部品頭部から
そのばね径が大きくなるように延び、円錐コイルばねの
ばね径は圧縮すると各ばね部分が1つの平面を成して重
なる大きさに形成され、雌部品のばね収容室の高さは各
ばね部分を圧縮して収容するように低く形成されている
ので、対象物の裏側に出たばね先端は雌部品のばね収容
室に収容されて、人体への危険を無くし、対象物がどん
なに薄くてもコイルばねは収容室に収容されて、対象物
の厚さに制限がなく、対象物の裏側に出たばね先端を雌
部品で受けて雄部品を回転させるだけの簡単な作業で取
付けでき、更に、雄部品頭部だけでなく雌部品も薄く形
成できるので、使用時の突出高さが低くなって邪魔にな
らず、不使用時においては、雄部品のばねを雌部品に収
容すれば、両部品が連結され、その連結状態でも小さく
なって、その保管も場所をとらずまた一方の部品を失う
といったこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るねじ込み式留め具であって、その
雄部品を雌部品に連結した状態で示す正面図である。
【図2】図1の留め具を、連結を離した状態で示す一部
破断した斜視図である。
【図3】図1の留め具の分解斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】図1の留め具の使用状態を示す一部破断した図
である。
【図7】図1の留め具の別の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ねじ込み式留め具 2 雄部品 3 雌部品 4 雄部品頭部 5 円錐コイルばね 6 滑り止め溝 7 滑り止め溝 8 ねじ 9 ばね先端 11 雌部品の開口 12 ばね収容室 13 滑り止め溝 14 雌部品の外縁部 15 中央の面 17 対象物 18 取付ける部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部及び該頭部に固定されたばねを有
    し、布団等の対象物に前記ばねをねじ込むことによって
    カバー等の部材を取付けるねじ込み式留め具において、 頭部及びこの頭部に固定された円錐コイルばねから成る
    雄部品と、前記円錐コイルばねの先端を受入れる開口及
    び受入れたばね部分を収容するばね収容室が形成された
    雌部品とから構成され、雄部品の円錐コイルばねは頭部
    に中心を有し頭部からそのばね径が大きくなるように延
    びており、この円錐コイルばねのばね径は圧縮すると各
    ばね部分が1つの平面を成して重なる大きさに形成され
    ており、雌部品のばね収容室の高さは各ばね部分を圧縮
    して収容するように低く形成されていることを特徴とす
    るねじ込み式留め具。
JP1120392U 1992-03-05 1992-03-05 ねじ込み式留め具 Expired - Lifetime JPH0731689Y2 (ja)

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