JPH07316680A - アルミニウムドロス回収処理方法および装置ならびにアルミニウムドロス塊または鉄鋼製造用処理剤 - Google Patents

アルミニウムドロス回収処理方法および装置ならびにアルミニウムドロス塊または鉄鋼製造用処理剤

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JPH07316680A
JPH07316680A JP12587794A JP12587794A JPH07316680A JP H07316680 A JPH07316680 A JP H07316680A JP 12587794 A JP12587794 A JP 12587794A JP 12587794 A JP12587794 A JP 12587794A JP H07316680 A JPH07316680 A JP H07316680A
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寛 渡辺
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博 望月
Masatoshi Nanba
正敏 南波
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウムまたはアルミニウム合金を溶解
または合金化溶製あるいは精製等の溶融処理する過程で
発生するホットなアルミニウムドロスから高度に溶融ア
ルミニウムを回収すると共に製鉄または製鋼用処理剤と
して利用するに好ましい高アルミ分のアルミニウムドロ
スを有効に得ることができる回収処理方法およびその装
置を得る。 【構成】 アルミニウムの融点以上とされたドロスを1
次圧搾し、該1次圧搾後の圧縮ドロスを再度圧搾するに
当って該圧縮ドロスを前記1次圧搾の圧縮方向とは異っ
た方向に塑性変形させて圧搾することを特徴としたアル
ミニウムドロス回収処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウムドロスの回
収処理方法およびその装置ならびにアルミニウムドロス
塊または鉄鋼製造用処理剤に係り、アルミニウムまたは
アルミニウム合金(以下単にアルミニウムという)を溶
解または合金化溶製あるいは精製等の溶融処理する過程
において発生するアルミニウムの融点以上とされたホッ
トなアルミニウムドロスから適切に溶融アルミニウムを
回収すると共にアルミニウム分の高いドロス塊または製
鉄、製鋼等の鉄鋼製造処理過程において用いられる脱
酸、保温ないし昇温処理剤として利用するに好ましい処
理剤を有効に得ることのできる回収処理方法およびその
装置を得しめ、更には前記したような製鉄または製鋼上
の脱酸処理などを効果的に実施できる低コストな処理剤
などとしてのアルミニウムドロス塊を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムまたはアルミニウム合金を
溶融処理するに当ってアルミニウムドロスの発生は不可
避であり、このようなアルミニウムドロスからの金属ア
ルミニウムの回収などについては従来からそれなりの検
討が重ねられている。即ちこのようなアルミニウムドロ
スから金属アルミニウムを回収するには従来一般的に容
器に収容したドロスにフラックスを加え、アルミニウム
を酸化発熱させ、酸化した皮膜を弱くすると共に溶融金
属アルミニウムの流動性を高め、このようなアルミニウ
ムドロスを機械的に攪拌することにより酸化皮膜を破
り、メタル同志を結合させて大きくなったアルミニウム
液滴を容器下部に沈降させて分離することが行われてい
る。
【0003】これに対し特開昭60−500542号
(特公昭62−10287号)においては、押圧具を上
部に押しつけ、型下部に液体アルミニウム流が現われる
までは最高速度で押圧具を降下させ、その後は液体アル
ミニウム濃度の低下に伴って遅くなる速度で該押圧具を
降下させ、またこのような方法において押圧具に衝撃を
加えることが発表されている。
【0004】一方特開昭47−38719(特公昭49
−37881号公報)においては前記アルミニウムドロ
スに適当な結合剤を用いて塊状に形成した合成スラグ調
整材が提案されており、特開昭51−97524(特公
昭56−30368)においてはこのアルミニウムドロ
スと石灰を混合したものを主成分とし融点を1450〜
1600℃とした製鋼用合成スラグ調整材が提案されて
いる。
【0005】また特開昭62−205210(特公平2
−9643)においてはアルミニウムドロスに鉄、鋼ダ
スト等を混合した混合物を取鍋に装入して酸化反応を起
させることが発表されており、特開平3−12220
9、特開平3−122210においても脱燐炉内に添加
する精錬剤中に蛍石と共にアルミニウムドロスを含有さ
せることが発表されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したようなアルミ
ニウムドロスからの金属アルミニウム回収に関する従来
一般法によるものはメタルを100%回収することは不
可能であって、処理後のドロスに相当の金属アルミニウ
ム残留は不可避である。また添加されたフラックスによ
りアルミニウムドロス中のメタルを燃焼させることによ
り高熱化を図るものであるからメタルロスが大きく、し
かも急激な酸化反応による爆発の危険を有し、更には攪
拌による装置の摩滅消耗も大きいなどの不利がある。
【0007】前記した特開昭60−500542号の如
きによる圧力を用いまたは衝撃を加えた搾り出しは上記
のような従来一般法の不利をそれなりに解消するものと
言えるが、高温のアルミニウムドロスは溶融金属アルミ
ニウムと巻き込まれた空気等の流動体および主として酸
化アルミ、窒化アルミ等の粉からなり、このようなアル
ミニウムドロスを容器に充填して荷重をかけた場合には
ドロスの粒子粉の内部摩擦によりアーチング現象が発生
し力の伝達が阻害されることとなって流動体の排出が不
充分となり、空気の残留もなお多くてドロス中に含まれ
たアルミニウムの酸化が進んでドロスの重量増加が著し
く、また一方でドロス中に保有される金属アルミニウム
分が減少してドロスの利用価値ないし商品価値が大幅に
低いものとならざるを得ない。なお搾り出しに要するエ
ネルギーも大きい。
【0008】前記した特開昭47−38719、特開昭
62−205210などによるアルミニウムドロスを鉄
鋼精錬ないしスラグ調整に利用する技術は何れにしても
アルミニウム精錬時に発生したドロスの有効利用に関す
るもので好ましい技術であることは明かであるが、この
ようなアルミニウムドロスの利用は要するにアルミニウ
ムの酸化を図って鋼中酸素を低減し、また該酸化による
発熱を利用して鋼などの性状を改善しようとするもので
あるからドロス中におけるアルミニウムメタル分の高い
ことが枢要であり、アルミニウムメタル分が最高で30
%程度のような低いドロスにおいては上記のような作用
が乏しいのみならず発生滓量を増大せしめて、その処理
を困難とする。従ってアルミニウムメタル分が上記のよ
うに低いものにおいては単なる産業廃棄物としてその処
理に特別な費用が必要であり、また廃棄に苦心せざるを
得ない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術におけるものの課題を解決することについて検
討を重ね、アーチングの形成された圧縮ドロスに対して
更に圧搾するときに加圧方向と異る方向に圧縮ドロスを
塑性変形させて圧搾することにより確実にアーチングが
破壊されてアルミニウム液滴の回収およびアーチング下
の残留空隙にドロス粒子が移動し空隙を充填して空気の
ような流動成分を有効に排除しアルミニウムの酸化を抑
制すると共に固形分の高密度化を図り、更には工業的に
有利なアルミニウムドロス塊または鉄鋼製造用処理剤を
得ることに成功したものであって、以下の如くである。
【0010】(1) アルミニウムの融点以上とされた
ドロスを1次圧搾し、該1次圧搾後の圧縮ドロスを再度
圧搾するに当って該圧縮ドロスを前記1次圧搾の圧縮方
向とは異った方向に塑性変形させて圧搾することを特徴
としたアルミニウムドロス回収処理方法。
【0011】(2) 軸方向において拡径化部をもった
容器内においてアルミニウムドロスを圧搾処理し、該1
次圧縮後に前記容器を軸方向移動させ圧縮ドロスと容器
内面との間に空隙を形成し再度圧搾することを特徴とし
たアルミニウムドロス回収処理方法。
【0012】(3) 容器内においてアルミニウムドロ
スを圧搾処理し、該1次圧搾後に前記容器に振動を付与
して圧縮ドロスと容器内面との間に空隙を形成し再度圧
搾することを特徴としたアルミニウムドロス回収処理方
法。
【0013】(4) 容器内においてアルミニウムドロ
スを圧搾処理し、該1次圧搾後に複数の圧搾手段により
圧縮ドロスに対し部分的な圧搾を交互に加えて前記1次
圧搾の圧縮方向とは異った方向に塑性変形させることを
特徴としたアルミニウムドロス回収処理方法。
【0014】(5) ドロスを受入れると共に圧搾によ
って分離された流動物を通過させるようにした多孔受台
と該多孔受台を包囲するように形成された容器および前
記多孔受台上に受入れられたドロスに対し圧搾するため
の押圧手段を有し、上記容器における軸方向一部に拡径
部を形成すると共に該容器を軸方向に移動可能として設
けたことを特徴とするアルミニウムドロス回収処理装
置。
【0015】(6) ドロスを受入れると共に圧搾によ
って分離された流動物を通過させるようにした多孔受台
と該多孔受台を包囲するように形成された容器および前
記多孔受台上に受入れられたドロスに対し圧搾するため
の押圧手段を有し、上記容器に対し横方向の振動付与手
段を設けたことを特徴とするアルミニウムドロスの回収
処理装置。
【0016】(7) ドロスを受入れると共に圧搾によ
って分離された流動物を通過させるようにした多孔受台
と該多孔受台を包囲するように形成された容器を有し、
該容器内に受入れられたドロスに対し部分的圧搾を加え
るための押圧手段を設けたことを特徴とするアルミニウ
ムドロスの回収処理装置。
【0017】(8) アルミニウムドロスからアルミニ
ウム液滴を排除したアルミニウム質塊状体であって、嵩
比重が1.9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3 以上
であり、アルミニウム分が45%以上であることを特徴
としたアルミニウムドロス塊。
【0018】(9) アルミニウムドロスからアルミニ
ウム液滴を排除したアルミニウムドロス塊であって、嵩
比重が1.9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3 以上
であり、アルミニウム分が45%以上であることを特徴
とした鉄鋼製造用処理剤。
【0019】
【作用】アルミニウムの融点以上とされた溶融状態のア
ルミニウムドロスを1次圧搾し、該1次圧搾後に再度圧
搾することにより溶融アルミニウムをより多く回収し得
ることになるが、このように1次圧搾された圧縮ドロス
を再度圧搾するに当って該圧縮ドロスを前記1次圧搾の
圧縮方向とは異った方向に塑性変形させて圧搾すること
により1次圧搾によって圧縮成形されたドロス塊組織が
分断されて効率的な2次圧搾を図り再圧搾によって搾り
出される溶融アルミニウム量を充分に大量とすることが
できる。即ちドロスを容器に収容して圧搾する場合に、
圧搾されたドロス内部にドロス粉体のアーチングが発生
し充分な圧搾をなし得ないが、本発明によるときはアー
チングの発生した圧縮ドロスを再び圧縮するに当って1
次圧搾においてドロスに加えられた応力と異った方向に
圧縮ドロスを変形させることによってアーチングを破壊
し、アーチング下の空隙がドロス移動でメタル分を圧出
し容易に充填されて好ましい再圧搾を図らしめる。排出
されずにドロス中に残ったメタル分は酸化に必要な空気
が乏しいことから酸化されず金属アルミニウム濃度の高
いまた高密度のドロスとなる。
【0020】軸方向において拡径化部をもった容器内に
おいてアルミニウムドロスを圧搾処理し、該1次圧縮後
に前記容器を軸方向移動させ圧縮ドロスと容器内面との
間に空隙を形成し再度圧搾することにより同一方向にお
ける圧搾作用によって1次圧搾と再圧搾とを共に遂行せ
しめ、比較的簡易な圧搾設備によって塑性変形させた効
率的圧搾を円滑に実施せしめる。
【0021】容器内においてアルミニウムドロスを圧搾
処理し、該1次圧搾後に前記容器に横方向の振動を付与
して圧縮ドロスと容器内面との間に空隙を形成し再度圧
搾することによって振動処理を加えるだけで単一容器内
に装入されたドロスに対し1次圧搾に続いて効率的な再
圧搾を行わしめる。
【0022】容器内においてアルミニウムドロスを圧搾
処理し、該1次圧搾後に複数の圧搾手段により圧縮ドロ
スに対し部分的な圧搾を交互に加えて前記1次圧搾の圧
縮方向とは異った方向に塑性変形させることにより単に
圧搾手段を複数とするだけによってドロスの効率的圧縮
とそれに伴う有利な溶融アルミニウムの分離を得しめ
る。
【0023】ドロスを受入れると共に圧搾によって分離
された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多孔
受台を包囲するように形成された容器および前記多孔受
台上に受入れられたドロスに対し圧搾するための押圧手
段を有し、上記容器における軸方向一部に拡径部を形成
すると共に該容器を軸方向に移動可能として設けたこと
によりドロスを受入れた容器を軸方向に移動するだけで
1次圧縮後の塑性変形を伴った再圧搾を平易に実施させ
る。
【0024】ドロスを受入れると共に圧搾によって分離
された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多孔
受台を包囲するように形成された容器および前記多孔受
台上に受入れられたドロスに対し圧搾するための押圧手
段を有し、上記容器に対し横方向の振動附与手段を設け
たことにより通常の圧搾設備を採用し、単に振動附与手
段を設けるだけで1次圧搾後の効率的な塑性変形2次圧
搾を有効に実施せしめる。
【0025】ドロスを受入れると共に圧搾によって分離
された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多孔
受台を包囲するように形成された容器を有し、該容器内
に受入れられたドロスに対し部分的圧搾を加えるための
複数の押圧手段を設けたことにより、通常的圧搾設備に
おいて単に押圧手段を分割して交互に圧搾操作するだけ
で1次圧搾後における効率的塑性変形2次圧搾を適切に
遂行させる。
【0026】アルミニウムドロスからアルミニウム液滴
を排除したアルミニウム質塊状体であって、嵩比重が1.
9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3 以上であり、
アルミニウム分が45%以上であることにより、アルミ
ニウムドロス塊としてそのアルミニウム分を活用した有
効な利用を図らしめる。
【0027】アルミニウムドロスからアルミニウム液滴
を排除したアルミニウムドロス塊であって、嵩比重が1.
9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3 以上であり、
アルミニウム分が45%以上であることを特徴とした鉄
鋼製造用処理剤であることによってドロス塊でありなが
ら高いアルミニウム分による発熱ないし化学的反応を有
利に行わせ鋼質などの向上を目的として鉄鋼製造精製処
理を行わしめる。
【0028】前記アルミニウムドロス塊の嵩比重が1.9
g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3 以上とされるこ
とにより該アルミニウムドロス塊のコンパクト化および
粉末化の抑制を図って取扱いないし保管を容易にすると
共にドロス塊中における空気分を減少せしめた状態とし
てアルミニウム分の酸化損失を低減し、前記した製鉄、
鉄鋼上における処理目的の効率化を図る。
【0029】
【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様について説明すると、本発明によるドロス処理
法は、多数の開孔を有する底板をもった容器内にアルミ
ニウム溶解炉から掻き出され、アルミニウムの融点以上
に保持され好ましくは掻き出された直後のドロスを収容
してピストンのような押圧部体を上方向から圧入し、ド
ロス中溶融金属アルミニウムにおける酸化皮膜の破壊と
共に流動成分の分離排出を図るに当って複次圧搾をな
し、しかも塑性変形を伴った複次圧搾をなすことにより
効率的な金属アルミニウムの分離とドロス中残留アルミ
ニウム分の富化を得しめるものである。
【0030】容器底板における前記開口の大きさについ
ては一般的に10〜30mm程度が好ましく、またスリッ
ト状とする場合は10〜20mm幅程度が適切であって、
また開口面積は10%以上、好ましくは40%以上とす
ることが適切である。即ち、開口の大きさが10mm未満
または開口面積が10%未満の場合においては目詰りを
発生し易く、液体アルミニウムや空気の放出が困難とな
る。これに対し30mmを超え、あるいはスリット幅が2
0mmを超えるような場合には流動成分のみならず、アル
ミニウムドロスが落下する可能性を有することとなって
好ましくない。多数の開口を有する底板は、ドロス押圧
時に高い押圧力を受けるので該底板を受ける支持台を設
けて多孔受台とする。
【0031】圧搾手段としてのピストンによる押込みに
ついては2〜10MPa 程度の能力をもったものが好まし
く、また押込み速度としては一般的に5〜60cm/min
程度とすることが適切であって、押込み速度が5cm/mi
n 未満のように遅い場合には処理に時間が掛り、ドロス
中金属の酸化、窒化が進行すると共にドロスが冷却され
ることにより金属の流動性が低下し、何れにしても回収
を効率よく実施できない。これに対し押込み速度が60
cm/min 以上のように速い場合には粉体などの内部抵抗
によって押込み圧力が増大し、エネルギー効率が劣って
充填が充分に行われないことから同様に金属の酸化、窒
化が発生し、処理後のドロスにおける商品価値が低下す
る。
【0032】ドロスを収容し、1次圧搾した後の容器に
対する振動付与は装置本体に取付けられた横方向に振動
する振動子によって容器を介しドロスに伝えられ、更に
は電磁石などを利用した電気的な反覆振動作用などを採
用することができる。
【0033】本発明による装置の全般的構成の1例は図
1と図2に示す如くであって、具体的な1例としては鉄
製円筒容器1は溶湯受入手段2を介し機台10の支持座
16によって支持され、その内部に0.5m3程度のドロス
材料を装入し得るようにされたもので、該容器1の底部
に設けられた受入手段2は容器1の底板となる多孔底板
11aと該多孔底板11aを受ける支持台11bを有し
ており、また前記受入手段2には溶湯を受入れて溜める
受入部22が設けられていて側部の連繋手段23によっ
て前記容器1の底部に連繋して移動操作されるように成
っている。
【0034】前記した容器1底面にはグレーチングの如
きである多孔底板11aが取付けられ、また、頂部には
鍔部12が突設されているが、該鍔部12の下方におい
て容器1の中間部側方に突設された係突部18は機台1
0の中間部側方に対設された受台13に支持され、該受
台13は機台10に取付けられた押上げシリンダー14
とガイド7とによって昇降操作される。即ち受台13に
よる上昇位置において容器1および受入手段2は受台1
3から取外されて図3に示すようにアルミニウム溶解炉
6の側方にセットされ、掻き出されたドロスを受入れて
再び機台10に搬入されて本発明による回収処理を受け
るが、またシリンダー14によって容器1を若干上昇せ
しめ、容器1内ドロス9との相対的な高さ位置を可変し
得るものである。受入手段2に載置され多孔底板11a
を支持する支持台11bは強固な梁21と補強部材31
によって強度が確保されている。
【0035】容器1内に収容されたドロス9に対しては
その上部に押圧プレート8が載置され、機台10の上部
に設けた押圧シリンダー4、4のピストンと連動する押
圧ヘッド41による押圧を受けるが、それらの押圧シリ
ンダー4、4に対しては油圧ユニット(図示せず)から
の配管42が導かれ、また押圧ヘッド41には加振ブレ
ーカー5からの振動を受けて加圧加振を行われるように
成っている。押圧ヘッド41は押圧シリンダー4、4の
ピストンと連動する吊り管43に吊着されている。
【0036】上記したような容器1の下端部には本発明
において拡大傾斜部17が形成され、上述したような係
突部18に対する押上げシリンダー14の押上げ操作で
容器1内圧縮ドロス9a(図4参照)との相対的高さ位
置関係を可変し、即ち拡大傾斜部17が圧縮ドロス9a
の側方に適当な間隙を形成して位置した状態における押
圧シリンダー4、4の圧搾を行わせ得るように成ってい
る。
【0037】なお容器1内においてドロス9は前記した
ようなシリンダー4および必要に応じて加振ブレーカー
5による圧搾回収処理を1次および2次以上に亘って受
け、最終的に容器1の底部に圧縮して位置せしめられた
ドロスのケーキはケーキ受パレット上に移され、ケーキ
取出し用シリンダーによる取出しを受けることにより容
器1から取出されてケーキ受パレット上に取出されるこ
とは公知の通りであって、ケーキの取出された容器1は
図3に示したようにアルミニウム溶解炉6の側方に移さ
れて新しいアルミニウムドロスを受入れる。
【0038】上記したような図1〜図3に示した装置に
よる圧搾操作過程は図4として略解的に示す如くである
か、本発明によるものはその容器1として図5に略解的
に示したように容器1の下部に拡径化部19を段状に形
成した容器1aを用いても圧縮ドロス9aをその拡径化
部19に位置せしめ図4の場合と略同様に実施し得るこ
とは明かである。
【0039】またこれら図4、図5のものとは別に図6
に示すように容器1に対して水平方向に振動を附与する
振動機構を設け、容器1内で圧搾された圧縮ドロス9a
に対し振動を与えることにより容器1内面と圧縮ドロス
9aとの間に間隙を形成し、この状態で再度圧搾するこ
とで目的の塑性変形圧搾を得しめることができる。
【0040】更に本発明のものは、図7に示すように押
圧プレート8を複数個とし、それらの押圧プレートに夫
々押圧手段を設け、一方の押圧手段で加圧圧搾する場合
は他方の押圧手段の加圧を解放するなどして容器1内に
収容されたドロス9を部分的に圧搾する操作を交互に加
え、斯うした部分的圧搾によって塑性変形を交互に発生
せしめつつ圧縮しても同様な結果が得られる。
【0041】上記したような装置を利用して実施した本
発明による実施例およびその比較例について説明する
と、前述したような容器1において開口部32の大きさ
15mmφ、開口面積が20%とされた多孔底板11aと
該多孔底板11aを支持する支持台11bからなる多孔
受台11を有するものに対し、前述図3に示すようにア
ルミニウム溶解炉6の掻き出し口62から掻き出し具3
によって掻き出された温度が750℃前後のドロス9を
150kg程度を目安として適宜に収容させて実施した。
即ち掻き出されたドロスは正確に一定量を秤取するよう
なことは実質的に不可能状態であって、掻き出しドロス
を大略の目標として150kg程度受入れ、これを直ちに
回収処理装置に送って処理することとした。
【0042】実施した比較例および本発明の実施例にお
ける仔細な条件は後述する表1に示す如くであるが、従
来例として比較例1の押圧のみによるものは容器上部の
ピストンによる圧搾のみを3回実施したものであり、比
較例2として容器上部のピストンによる加圧と衝撃振動
を併用して3回加える方法によった。これらの各比較例
に対し本発明によるものは前記した図4〜図7に示すよ
うな容器を用い、且つこれらの各図における(a) 〜(g)
または(a) 〜(f) として段階的に示すような処理過程に
よって実施した。
【0043】1次圧搾後の圧縮ドロス9aと容器1内面
との間隔(空隙)については図4に示すものでは10mm
となる位置まで容器1を上昇させ、ドロス9aを突き崩
し塑性変形させながら圧搾した。図5のものは直径60
0mmで高さ500mmの円筒形部分の下部に直径700mm
で高さが200mmの円筒部分を一体に形成した容器を用
い、1次圧搾後に容器を200mm引き上げて圧縮ドロス
9aを直径700mmの部分に移して2次圧搾した。
【0044】更に図6のものは1次圧搾後に横方向に2
0Hz、振幅2mmの振動を附与した後2次圧搾した。また
図7の場合においては高さ600mm、直径600mmの容
器に750℃のドロスを装入してから半円形をなして2
分割された押し板を用い、各押し板に夫々1基宛の押圧
手段で交互に、一方が押し込むときには他方がピストン
圧を除いたフリー状態として実施した。
【0045】比較例1、2については、比較例1はピス
トンを押し込んだ後、該押込みを中断し、その後再び圧
搾する手法に従い、これに対し比較例2のものは上記比
較例1と同様の圧搾をなすが、そうした圧搾に当って押
込みピストンに衝撃を与える手法に従って実施した。
【0046】上記したような比較例および本発明の実施
例についての処理条件の仔細および処理結果は次の表1
に示す如くであって、本発明の実施例によるものは図4
〜図7の何れの方式によるとしても回収Al重量は48〜
58kgと多量であって、Al回収率も45〜53%と高
く、しかも処理後ドロスにおけるAl%も48〜56%の
高いものであって、比較例1、2に比すると大幅に改善
されていることが確認された。
【0047】
【表1】
【0048】またこの処理後の嵩比重は2.0g/cm3
上で比較例の1.4〜1.6g/cm3 より相当に高く、斯う
した嵩比重の高さおよび前記したようなドロス中金属ア
ルミニウム含有率の高さは掻き上げドロス中の空気が効
率的に排出され、処理後のドロスにおける酸化が抑えら
れたことによるものと推定される。即ち処理中にアルミ
ニウムの酸化が進行すると、金属アルミニウム分は減
じ、その1.9倍重量のアルミナに変化する(Al+O2→Al
2O3)ことからドロス中のアルミニウム含有量を減ずると
共に処理後のドロス重量が増し、その処理量を多くす
る。即ち本発明によるものはドロス重量増加率にして1
〜4%であるのに対し従来例ないし比較例では14〜1
9%であり、本発明方法はドロス中のAl分酸化を抑制す
る効果のあることが判る。
【0049】然して、このように本発明のものがAl%の
高められることはこの処理後ドロスが製鉄、製鋼、精
錬、鋳造等の鉄鋼の製造過程の助剤を含む処理剤として
脱酸、保温あるいは昇温の如きの何れの目的において用
いられるに当たって、比較的僅少な添加によって夫々の
目的を有効に達成せしめ、またその添加によってスラグ
の発生量も少ないと共に鋼質なども良好となって充分且
つ有利に利用し得ることを示しており、かつ再利用、再
処理の量を徒らに増すこともない。
【0050】
【発明の効果】以上に示したような本発明においては、
アルミニウム融点以上に保持されたドロス中からフラッ
クスを使用することなく金属アルミニウムが回収可能で
あって、処理後のドロス中に残留する金属アルミニウム
は酸化、窒化を起すことなくドロス中に残され、金属ア
ルミニウム濃度の高いドロスを得ることができるので従
来のものがアルミニウム濃度が低いことから溶銑、溶鋼
などを汚損し、その清浄化が困難となって使用し難く、
廃棄物としての処理に苦心しなければならないことに代
え有用な資源として利用することができるなど工業的に
その効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアルミニウムドロス回収処理装置
の正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】アルミニウム溶解炉におけるドロスの掻出し操
作状態を示した断面図である。
【図4】図1〜図3に示した容器による処理過程を段階
的に示した説明図である。
【図5】本発明によるもう1つの容器を用いた処理過程
の段階的説明図である。
【図6】更に別の装置による本発明処理過程の段階的説
明図である。
【図7】本発明によるもう1つの処理過程を段階的に示
した説明図である。
【符号の説明】
1 容器 2 受入手段 3 ドロス掻出具 4 押圧シリンダー 5 加圧加振シリンダー 6 溶解炉 7 ガイド 8 押圧プレート 9 ドロス 9a 圧縮ドロス 10 機台 11 多孔受台 11a 多孔底板 11b 支持台 12 鍔部 13 受台 14 押上げシリンダー 16 支持座 17 傾斜拡大部 18 係突部 21 梁 22 受入部 23 連繋手段 41 押圧ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 博 静岡県庵原郡蒲原町蒲原161番地 日本軽 金属株式会社蒲原製造所内 (72)発明者 南波 正敏 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内 (72)発明者 林 邦雄 富山県高岡市江尻351番地 北興株式会社 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムの融点以上とされたドロス
    を1次圧搾し、該1次圧搾後の圧縮ドロスを再度圧搾す
    るに当って該圧縮ドロスを前記1次圧搾の圧縮方向とは
    異った方向に塑性変形させて圧搾することを特徴とした
    アルミニウムドロス回収処理方法。
  2. 【請求項2】 軸方向において拡径化部をもった容器内
    においてアルミニウムドロスを圧搾処理し、該1次圧縮
    後に前記容器を軸方向移動させ圧縮ドロスと容器内面と
    の間に空隙を形成し再度圧搾することを特徴としたアル
    ミニウムドロス回収処理方法。
  3. 【請求項3】 容器内においてアルミニウムドロスを圧
    搾処理し、該1次圧搾後に前記容器に振動を付与して圧
    縮ドロスと容器内面との間に空隙を形成し再度圧搾する
    ことを特徴としたアルミニウムドロス回収処理方法。
  4. 【請求項4】 容器内においてアルミニウムドロスを圧
    搾処理し、該1次圧搾後に複数の圧搾手段により圧縮ド
    ロスに対し部分的な圧搾を交互に加えて前記1次圧搾の
    圧縮方向とは異った方向に塑性変形させることを特徴と
    したアルミニウムドロス回収処理方法。
  5. 【請求項5】 ドロスを受入れると共に圧搾によって分
    離された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多
    孔受台を包囲するように形成された容器および前記多孔
    受台上に受入れられたドロスに対し圧搾するための押圧
    手段を有し、上記容器における軸方向一部に拡径部を形
    成すると共に該容器を軸方向に移動可能として設けたこ
    とを特徴とするアルミニウムドロス回収処理装置。
  6. 【請求項6】 ドロスを受入れると共に圧搾によって分
    離された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多
    孔受台を包囲するように形成された容器および前記多孔
    受台上に受入れられたドロスに対し圧搾するための押圧
    手段を有し、上記容器に対し横方向の振動付与手段を設
    けたことを特徴とするアルミニウムドロスの回収処理装
    置。
  7. 【請求項7】 ドロスを受入れると共に圧搾によって分
    離された流動物を通過させるようにした多孔受台と該多
    孔受台を包囲するように形成された容器を有し、該容器
    内に受入れられたドロスに対し部分的圧搾を加えるため
    の押圧手段を設けたことを特徴とするアルミニウムドロ
    スの回収処理装置。
  8. 【請求項8】 アルミニウムドロスからアルミニウム液
    滴を排除したアルミニウム質塊状体であって、嵩比重が
    1.9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3以上であ
    り、アルミニウム分が45%以上であることを特徴とし
    たアルミニウムドロス塊。
  9. 【請求項9】 アルミニウムドロスからアルミニウム液
    滴を排除したアルミニウムドロス塊であって、嵩比重が
    1.9g/cm3 以上、好ましくは2.0g/cm3以上であ
    り、アルミニウム分が45%以上であることを特徴とし
    た鉄鋼製造用処理剤。
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