JPH0731502Y2 - 小形シール鉛蓄電池 - Google Patents
小形シール鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH0731502Y2 JPH0731502Y2 JP1989092338U JP9233889U JPH0731502Y2 JP H0731502 Y2 JPH0731502 Y2 JP H0731502Y2 JP 1989092338 U JP1989092338 U JP 1989092338U JP 9233889 U JP9233889 U JP 9233889U JP H0731502 Y2 JPH0731502 Y2 JP H0731502Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- sealed lead
- acid battery
- retainer plate
- small sealed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、小形シール鉛蓄電池に関するものである。
従来の技術 小形シール鉛蓄電池は、通常の使用時には電池内部を減
圧状態に保ち、又充電時には電池内部より発生する過剰
ガスを放出するため安全弁（キャップ型ゴム弁）を備え
ている。
圧状態に保ち、又充電時には電池内部より発生する過剰
ガスを放出するため安全弁（キャップ型ゴム弁）を備え
ている。
安全弁は内部圧力が0.1〜0.2kg/cm2になると開弁して過
剰ガスを放出し、0.05〜0.1kg/cm2になると閉弁して外
部からの空気の流入を防いでいる。
剰ガスを放出し、0.05〜0.1kg/cm2になると閉弁して外
部からの空気の流入を防いでいる。
そして安全弁の閉弁値・閉弁値は、キャップ型ゴム弁の
場合、使用するゴム材料の伸び率、側面の厚みと長さ、
及び天面と弁押え板との距離等によって決定される。
場合、使用するゴム材料の伸び率、側面の厚みと長さ、
及び天面と弁押え板との距離等によって決定される。
考案が解決しようとする課題 近年、AV機器・事務機器等のポータブル化を初めとして
各種機器の小形・軽量化が著しく進み、それら機器の電
源として使用される小形シール鉛蓄電池も又、小形化が
強く要求されている。
各種機器の小形・軽量化が著しく進み、それら機器の電
源として使用される小形シール鉛蓄電池も又、小形化が
強く要求されている。
本来、小形シール鉛蓄電池に使用している安全弁は、開
弁値・閉弁値が低く、かつ開弁値と閉弁値の差が小さい
ことが望ましい。すなわち、安全弁は過剰ガスが発生し
たらすぐに開弁して過剰ガスを放出し、そして放出後は
すぐに閉弁して外部からの空気の流入を防ぐことが望ま
しい。
弁値・閉弁値が低く、かつ開弁値と閉弁値の差が小さい
ことが望ましい。すなわち、安全弁は過剰ガスが発生し
たらすぐに開弁して過剰ガスを放出し、そして放出後は
すぐに閉弁して外部からの空気の流入を防ぐことが望ま
しい。
そして、小形シール鉛蓄電池の小形化において、キャッ
プ型ゴム弁と弁押え板との関係を考えると、キャップ型
ゴム弁の天面と弁押え板との距離を短かくすればより小
形化が進むが、使用するゴム材料等の条件が同一であれ
ば、その距離が短かい程開弁値が高くなり、安全弁本来
の考え方から遠のいてしまう。
プ型ゴム弁と弁押え板との関係を考えると、キャップ型
ゴム弁の天面と弁押え板との距離を短かくすればより小
形化が進むが、使用するゴム材料等の条件が同一であれ
ば、その距離が短かい程開弁値が高くなり、安全弁本来
の考え方から遠のいてしまう。
本考案の目的は従来の欠点を解決し、キャップ型ゴム弁
の弁筒部への装着が支障なく行えるとともに、ゴム弁と
弁押え板の距離を短かくし、かつ開弁値を低くして、小
形シール鉛蓄電池の小形化をはかろうとするものであ
る。
の弁筒部への装着が支障なく行えるとともに、ゴム弁と
弁押え板の距離を短かくし、かつ開弁値を低くして、小
形シール鉛蓄電池の小形化をはかろうとするものであ
る。
課題を解決するための手段 本考案の小形シール鉛蓄電池はキャップ型ゴム弁と弁押
え板の距離を短かくし、かつ開弁値を小さくするため
に、キャップ型ゴム弁の天面と対向し、開弁移動時に弁
上部を係止する弁押え板の下面を板の厚み方向に切欠い
て傾斜させたものである。
え板の距離を短かくし、かつ開弁値を小さくするため
に、キャップ型ゴム弁の天面と対向し、開弁移動時に弁
上部を係止する弁押え板の下面を板の厚み方向に切欠い
て傾斜させたものである。
作用 このような弁押え板を小形シール鉛蓄電池に採用するこ
とにより、小形シール鉛蓄電池の小形化をはかることが
可能となる。
とにより、小形シール鉛蓄電池の小形化をはかることが
可能となる。
実施例 本考案の実施例を第１図から第５図に基づいて説明す
る。
る。
第１図は本考案の小形シール鉛蓄電池であり、キャップ
型ゴム弁１と弁筒部２及び弁押え板３の関係を示したも
のである。第２図は従来の小形シール鉛蓄電池のキャッ
プ型ゴム弁１と弁筒部２及び弁押え板３′の関係を示し
たものである。
型ゴム弁１と弁筒部２及び弁押え板３の関係を示したも
のである。第２図は従来の小形シール鉛蓄電池のキャッ
プ型ゴム弁１と弁筒部２及び弁押え板３′の関係を示し
たものである。
第１図，第２図において、キャップ型ゴム弁に使用して
いるゴム材料と形状及び弁筒部と弁押え板の関係が同一
であれば、開弁値はキャップ型ゴム弁が電池内部の圧力
上昇によって移動し、弁押え板によって係止されたとき
のキャップ型ゴム弁の側面と弁筒部との重複した長さに
よって決定される。
いるゴム材料と形状及び弁筒部と弁押え板の関係が同一
であれば、開弁値はキャップ型ゴム弁が電池内部の圧力
上昇によって移動し、弁押え板によって係止されたとき
のキャップ型ゴム弁の側面と弁筒部との重複した長さに
よって決定される。
第３図，第４図は本考案及び従来の小形シール鉛蓄電池
において、キャップ型ゴム弁が弁押え板によって係止さ
れたときの状態を示した図であり、第４図において開弁
値は、キャップ型ゴム弁の側面の伸び率と、側面と弁筒
部が重複した長さｂによって決定される。又第３図にお
いて、弁押え板の傾斜部に係止したキャップ型ゴム弁の
片側側面では、弁筒部との重複長さｂは変わらないが、
反対側側面では傾斜量だけさらにキャップ型ゴム弁が移
動し、弁筒部との重複長さはａ（＜ｂ）となる。そして
開弁値は、キャップ型ゴム弁の側面と弁筒部が重複して
いる部分のもっとも短かい場所から過剰ガスは放出され
るため、キャップ型ゴム弁の側面の伸び率と、重複した
長さａによって決定される。
において、キャップ型ゴム弁が弁押え板によって係止さ
れたときの状態を示した図であり、第４図において開弁
値は、キャップ型ゴム弁の側面の伸び率と、側面と弁筒
部が重複した長さｂによって決定される。又第３図にお
いて、弁押え板の傾斜部に係止したキャップ型ゴム弁の
片側側面では、弁筒部との重複長さｂは変わらないが、
反対側側面では傾斜量だけさらにキャップ型ゴム弁が移
動し、弁筒部との重複長さはａ（＜ｂ）となる。そして
開弁値は、キャップ型ゴム弁の側面と弁筒部が重複して
いる部分のもっとも短かい場所から過剰ガスは放出され
るため、キャップ型ゴム弁の側面の伸び率と、重複した
長さａによって決定される。
従って、第３図における傾斜量をｃ（ｂ−ａ）とすれ
ば、第１図においてキャップ型ゴム弁と弁押え板の距離
ｄをｅ−ｃ分だけ短かくしても従来（第４図）とほぼ同
様な開弁値を得ることができる。
ば、第１図においてキャップ型ゴム弁と弁押え板の距離
ｄをｅ−ｃ分だけ短かくしても従来（第４図）とほぼ同
様な開弁値を得ることができる。
すなわち、本考案の小形シール鉛蓄電池では、開弁値を
ほぼ同様にしながら、傾斜量ｃだけキャップ型ゴム弁と
弁押え板の距離を短かくすることが可能となり、小形シ
ール鉛蓄電池の小形化がはかれる。
ほぼ同様にしながら、傾斜量ｃだけキャップ型ゴム弁と
弁押え板の距離を短かくすることが可能となり、小形シ
ール鉛蓄電池の小形化がはかれる。
又第５図に示すように弁押え板に凹形のくぼみを設けれ
ば、さらにくぼみ量ｆだけ弁押え板をゴム弁に接近させ
ることができ、鉛蓄電池の実質高さを低くして小形化が
可能になる。
ば、さらにくぼみ量ｆだけ弁押え板をゴム弁に接近させ
ることができ、鉛蓄電池の実質高さを低くして小形化が
可能になる。
考案の効果 本考案の弁押え板を採用した小形シール鉛蓄電池によっ
てより小形化が可能になり、市場の要求に合った小形シ
ール鉛蓄電池を供給することができる。
てより小形化が可能になり、市場の要求に合った小形シ
ール鉛蓄電池を供給することができる。
第１図，第２図は本考案及び従来の小形シール鉛蓄電池
の弁部分の断面図、第３図，第４図はそれぞれのキャッ
プ型ゴム弁が弁押え板によって係止されたときの状態
図、第５図は本考案の小形シール鉛蓄電池の応用図であ
る。 １……キャップ型ゴム弁、２……弁筒部、3,3′……弁
押え板、a,b……重複長さ、ｃ……傾斜量、d,e……距
離、ｆ……くぼみ量。
の弁部分の断面図、第３図，第４図はそれぞれのキャッ
プ型ゴム弁が弁押え板によって係止されたときの状態
図、第５図は本考案の小形シール鉛蓄電池の応用図であ
る。 １……キャップ型ゴム弁、２……弁筒部、3,3′……弁
押え板、a,b……重複長さ、ｃ……傾斜量、d,e……距
離、ｆ……くぼみ量。
Claims (1)
- 【請求項１】正極板・負極板及びセパレータからなる極
板群を収納する電槽に弁筒部を備え、この弁筒部を覆う
断面コの字形のゴム製安全弁と、この上方に位置し安全
弁を係止する弁押え板を持つ小形シール鉛蓄電池におい
て、安全弁の天面と対向し開弁移動時にこれを係止する
弁押え板の下面を板の厚み方向に切欠いて傾斜部を設け
たことを特徴とする小形シール鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989092338U JPH0731502Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 小形シール鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989092338U JPH0731502Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 小形シール鉛蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0332360U JPH0332360U (ja) | 1991-03-28 |
| JPH0731502Y2 true JPH0731502Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31641773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989092338U Expired - Lifetime JPH0731502Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 小形シール鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731502Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110137410B (zh) * | 2018-02-08 | 2021-09-14 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 单向阀、顶盖组件、箱体以及电池模组 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0419731Y2 (ja) * | 1985-12-10 | 1992-05-06 | ||
| JPH0419732Y2 (ja) * | 1986-01-22 | 1992-05-06 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1989092338U patent/JPH0731502Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0332360U (ja) | 1991-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |