JPS598283Y2 - 密閉形電池 - Google Patents
密閉形電池Info
- Publication number
- JPS598283Y2 JPS598283Y2 JP1978021872U JP2187278U JPS598283Y2 JP S598283 Y2 JPS598283 Y2 JP S598283Y2 JP 1978021872 U JP1978021872 U JP 1978021872U JP 2187278 U JP2187278 U JP 2187278U JP S598283 Y2 JPS598283 Y2 JP S598283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- hole
- gas
- plug
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電池の内圧が異常に高くなった場合に、ガス
を排出するとともに、常時は良好な密封口を形成するこ
とにより、電池内圧の上昇による電池の破裂事故を防止
した密閉形電池を提供するものである。
を排出するとともに、常時は良好な密封口を形成するこ
とにより、電池内圧の上昇による電池の破裂事故を防止
した密閉形電池を提供するものである。
アルカリー次電池は放電中あるいは貯蔵中に微少なガス
発生があるが、この程度のガス発生では電池または使用
機器に対する問題はない。
発生があるが、この程度のガス発生では電池または使用
機器に対する問題はない。
しかし急放電したり、電池をショートさせたり、あるい
は機器への挿填の誤りで充電した場合には異常なガス発
生があり、このため電池内圧が上昇し、ガス排出機構を
備えていない密閉形電池では爆発事故を起すことがあっ
た。
は機器への挿填の誤りで充電した場合には異常なガス発
生があり、このため電池内圧が上昇し、ガス排出機構を
備えていない密閉形電池では爆発事故を起すことがあっ
た。
また二次電池の場合は過充電や過放電時にガス発生があ
り、そのためガス吸収機構を設けているが、使用の条件
が悪いと異常なガス発生があるので、ほとんど二次電池
にはガス排出機構も合せて形或し電池の爆発事故を防止
している。
り、そのためガス吸収機構を設けているが、使用の条件
が悪いと異常なガス発生があるので、ほとんど二次電池
にはガス排出機構も合せて形或し電池の爆発事故を防止
している。
しかし、一次電池および二次電池とも、従来のガス排出
機構は複雑な構造となったり、特に小型の電池では作動
が不確実である等の欠点があった。
機構は複雑な構造となったり、特に小型の電池では作動
が不確実である等の欠点があった。
本考案は上記従来欠点を防止するものである。
すなわち、発電要素を内填した金属容器の開口部を閉塞
する合或樹脂製の封目板に、ガスを排出する孔を設ける
と共に、正常な貯蔵中あるいは使用中には電池の封口を
完全にするために孔に合或樹脂製の栓を挿嵌し、この栓
の下面を除く表面には粘着性の接着剤を被覆形威し電池
を構威したものである。
する合或樹脂製の封目板に、ガスを排出する孔を設ける
と共に、正常な貯蔵中あるいは使用中には電池の封口を
完全にするために孔に合或樹脂製の栓を挿嵌し、この栓
の下面を除く表面には粘着性の接着剤を被覆形威し電池
を構威したものである。
上記の栓は、封目板の厚さ、すなわち孔高より低い寸法
の厚さに形或し、この栓を孔のほぼ中央部に位置するよ
うに挿嵌したり、あるいはこの栓を孔の上方または下方
に位置をづらせて挿嵌して、粘着性の接着剤を充填被覆
形或して電池を構或することもできる。
の厚さに形或し、この栓を孔のほぼ中央部に位置するよ
うに挿嵌したり、あるいはこの栓を孔の上方または下方
に位置をづらせて挿嵌して、粘着性の接着剤を充填被覆
形或して電池を構或することもできる。
このように構威した本考案電池は、常時は電池を完全密
閉の状態に維持し、ガス圧が上昇した場合には、栓を孔
から上方へ押し上げてガスを排出し電池の爆発を防止せ
しめる。
閉の状態に維持し、ガス圧が上昇した場合には、栓を孔
から上方へ押し上げてガスを排出し電池の爆発を防止せ
しめる。
これは粘着性の接着剤が栓の下面には存在していないた
め、接着剤は孔と栓との間および栓の上面に存在するの
で、栓の全面に接着剤を被覆した場合、孔と栓との間お
よび栓の上下面の接着剤が一体に連結する場合より接着
力が弱まりガス圧により栓を孔から上方へ押し上げガス
排出することができる。
め、接着剤は孔と栓との間および栓の上面に存在するの
で、栓の全面に接着剤を被覆した場合、孔と栓との間お
よび栓の上下面の接着剤が一体に連結する場合より接着
力が弱まりガス圧により栓を孔から上方へ押し上げガス
排出することができる。
次に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
１はニッケルメッキ鋼板がらなる陽極容器で、内部には
例えば二酸化マンガン、酸化ニッケル等の陽極活物質に
黒鉛あるいはアセチレンブラック等の電導剤とポリスチ
ロールのごときバインダーを添加混合し加圧或形してな
る陽極合剤２を充填している。
例えば二酸化マンガン、酸化ニッケル等の陽極活物質に
黒鉛あるいはアセチレンブラック等の電導剤とポリスチ
ロールのごときバインダーを添加混合し加圧或形してな
る陽極合剤２を充填している。
３は合戒繊維からなるセパレータ４を介して充填した陰
極剤である。
極剤である。
５はポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂等の合或樹脂製
の封目板で、中央に真鍮製の陰極集電棒６が貫通してい
る。
の封目板で、中央に真鍮製の陰極集電棒６が貫通してい
る。
７はガス排出用の孔で、この孔７には下面８を除いた全
面を例えば耐アルカリ性に優れた溶剤飛散形または反応
形の合或樹脂等をベースとした粘着性の接着剤９を被覆
した例えばポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂等からな
る栓１０が挿嵌されている。
面を例えば耐アルカリ性に優れた溶剤飛散形または反応
形の合或樹脂等をベースとした粘着性の接着剤９を被覆
した例えばポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂等からな
る栓１０が挿嵌されている。
１１は陽極容器１の開口部で内方へ加圧折曲して封口板
５を締め付けて密閉形電池を構或している。
５を締め付けて密閉形電池を構或している。
上記構造にすることにより、電池内で異常なガス発生が
あった場合に、ガス排出用の孔７に挿嵌されている栓１
０が粘着性の接着剤から離れてガスを排出し電池の爆発
事故を防止する。
あった場合に、ガス排出用の孔７に挿嵌されている栓１
０が粘着性の接着剤から離れてガスを排出し電池の爆発
事故を防止する。
なお、封口板５の前記のほかにポリプロピレン樹脂ある
いはガラス繊維等の補強材を添加して用いることができ
る。
いはガラス繊維等の補強材を添加して用いることができ
る。
次に下面を除いた全面に粘着性の接着剤を被覆したもの
〔Ａ〕と、粘着性の接着剤を全面に被覆したもの（Ｂ）
と、ガス排出孔のないもの〔Ｃ〕からなる各電池１０個
をＡＭ３形にて３００ ｍＡ定電流で１時間強制充電し
て内圧を上昇させたところ下表の通りであった。
〔Ａ〕と、粘着性の接着剤を全面に被覆したもの（Ｂ）
と、ガス排出孔のないもの〔Ｃ〕からなる各電池１０個
をＡＭ３形にて３００ ｍＡ定電流で１時間強制充電し
て内圧を上昇させたところ下表の通りであった。
上表にて明らかなように本考案電池［Ａ）は破裂がなく
、栓の押し上げられる時間が均一でかつ短かく、安全性
が高い。
、栓の押し上げられる時間が均一でかつ短かく、安全性
が高い。
また〔Ｂ〕は栓の押し上げられる時間のばらつきが大き
く、破裂するものがある。
く、破裂するものがある。
〔Ｃ〕はガス圧の異常上昇ではすべての電池が破裂した
。
。
以上のように本考案密閉形電池は、電池の使用中と貯蔵
中の異常ガス発生の場合でも破裂がなく、かつ常時の密
閉効果も優れているので実用的価値は大きい。
中の異常ガス発生の場合でも破裂がなく、かつ常時の密
閉効果も優れているので実用的価値は大きい。
第１図は本考案の一実施例である密閉形電池の要部切欠
側面図、第２図は本考案の他の実施例である密閉形電池
の要部切欠側面図である。 １・・・・・・陽極容器、５・・・・・・封口板、７・
・・・・・孔、９・・・・・・粘着性の接着剤、１０・
・・・・・栓。
側面図、第２図は本考案の他の実施例である密閉形電池
の要部切欠側面図である。 １・・・・・・陽極容器、５・・・・・・封口板、７・
・・・・・孔、９・・・・・・粘着性の接着剤、１０・
・・・・・栓。
Claims (1)
- ガス排出用の孔を穿設した合或樹脂製の封口板の該孔内
に、該孔の高さ寸法より厚さを小さく形或した合或樹脂
製の栓を下面を除いて全面に粘着性の接着剤を被覆して
挿嵌するとともに、前記封目板にて発電要素を内填した
陽極容器の開口部を閉塞してなる密閉形電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978021872U JPS598283Y2 (ja) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | 密閉形電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978021872U JPS598283Y2 (ja) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | 密閉形電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54125418U JPS54125418U (ja) | 1979-09-01 |
| JPS598283Y2 true JPS598283Y2 (ja) | 1984-03-14 |
Family
ID=28855571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978021872U Expired JPS598283Y2 (ja) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | 密閉形電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598283Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-22 JP JP1978021872U patent/JPS598283Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54125418U (ja) | 1979-09-01 |
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