JPH07314922A - 熱カラープルーフィング用イエロー染料混合物 - Google Patents

熱カラープルーフィング用イエロー染料混合物

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JPH07314922A
JPH07314922A JP7162223A JP16222395A JPH07314922A JP H07314922 A JPH07314922 A JP H07314922A JP 7162223 A JP7162223 A JP 7162223A JP 16222395 A JP16222395 A JP 16222395A JP H07314922 A JPH07314922 A JP H07314922A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】SWOPカラーレファレンスに近い色相を出す
ことができる染料供与素子を提供すること。 【構成】下記の式Iで表されるイエロー染料と下記の式
IIで表されるイエロー染料とを含有することを特徴と
する熱染料転写用イエロー染料供与素子。 【化1】 【化2】 (上式において、R1〜R6およびYはアルキルなど、R
7はアルコキシなど、Zはシアノなどを表し、mは0〜
4、nは1〜4である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンターによって描
かれるカラープリント像の色相を正確に表すカラープル
ーフを得るために、熱染料転写イメージング用イエロー
染料供与素子中に複数のイエロー染料の混合物を使用す
ることに関する。
【0002】
【従来の技術】紙上にインクをプリントすることによっ
て得られる(写真)像の外観を連続階調に近づけるため
に、商業的にはハーフトーンプリンティングとして知ら
れている方法が用いられている。写真のプリンティング
では、色濃度を連続的に変化させることによって階調を
表現しているが、ハーフトーンプリンティングでは、そ
の代わりにさまざまな大きさの同一色のドットやエリア
からなるプリンティングパターンによって階調を表現し
ている。
【0003】プリントを行う前にカラープルーフ像をつ
くっておくことは、重要な商業的ニーズである。カラー
プルーフは、プリンタ操作によって描かれるプリントの
詳細や色のトーンを正確に表していることが最低限必要
とされる。そして、カラープルーフは、プリンター操作
によって描かれたプリント像の質やハーフトーンパター
ンをも正確に表しているのが望ましいとされることが多
い。さらに、プルーフは、多色像をインクプリントする
一連の工程中で、最終的な3色以上のプリント板または
シリンダーを作るのに使用されるカラー分離データの正
しさをチェックするのに利用される。従来より、かかる
カラー分離プルーフは、ハロゲン化銀写真の硬調リソグ
ラフィー系または非ハロゲン化銀感光性系によってなさ
れてきた。これらの系は、最終的な多色画像を組み合わ
せる前に大量の照射と多くの操作を行わなくてはならな
い。
【0004】プリント業界で使用される着色剤は、不溶
性の顔料である。その顔料に特有の性質のために、プリ
ント用インクのスペクトル曲線の深色域および浅色域に
は、しばしば特徴的なピークが観測される。この性質は
カラープルーフィング系では問題を引き起こすことか
ら、かかる系においては顔料とは異なる染料が使用され
ている。しかし、1種類の染料を用いてインクに合った
色相を出すことは非常に困難である。
【0005】特願平2−92130には、染料受容素子
上に描かれる元の像の連続階調カラープルーフを形成す
る方法が記載されている。このプルーフは、プリント操
作によって得られるカラープリント像を表すのに使用し
うる。その工程は、下記の操作からなる。
【0006】a)元の像の形と大きさを表す一連の電気
信号をつくり、 b)染料層と赤外線吸収物質とを表面に有する支持体か
らなる染料供与素子と、高分子染料像受容層を表面に有
する支持体からなる第1染料受容素子とを接触させ、 c)ダイオードレーザーを用いて電気信号によって染料
供与素子を像の形に加熱することによって、染料像を第
1染料受容素子に転写し、そして d)プリントされたカラー像と同一の基質を有する第2
染料受容素子に染料像を再転写する。
【0007】上記の工程では、プルーフに全範囲にわた
る色を出すために複数の染料供与素子を使用する。例え
ば、多色プルーフの場合には、シアン、マゼンタ、イエ
ローおよびブラックの4色を使用するのが一般的であ
る。
【0008】また、上記の工程では、元の像の形と色に
対応する一連の信号に基づきレーザービームを発するダ
イオードレーザーにより、赤外線吸収物質を含有する染
料供与素子を加熱する。このとき、元の像を再形成する
のに必要な染料受容層中の箇所にのみ染料が転写するよ
うに、その箇所に対応する染料供与素子のエリアのみ加
熱し染料を揮発させて染料像を転写する。
【0009】同様に、熱転写プルーフは米国特許第4,
923,846号に記載されるようにダイオードレーザ
ーの代わりにサーマルヘッドを使用することによって形
成することもできる。通常のサーマルヘッドを用いて
も、十分な鮮明度を有するハーフトーン像を形成するこ
とができないが、多くの場合に満足できる程度の質を有
する連続階調プルーフ像を形成することはできる。
【0010】米国特許第4,923,846号には、熱に
よる像プルーフィング系に使用する染料の混合物につい
て記載されている。かかる染料は、色相の誤差と濁度を
基準にして選択される。「ザ グラフィック アーツ テ
クニカル ファウンデーションリサーチ レポート No.
38」のカラーマタリアルの章(58−(5)293−
301、1985)にこの方法が説明されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
米国特許に記載されるように選択した染料混合物は、望
まれるほど標準カラーレファレンスに近くないという問
題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の方法より正確な測
色・分析法として、CIELABとして知られる均一色
空間の概念を用いるものがある。この方法では、試料は
分光光度曲線、試料を照らす光源の性質および標準的観
測者の色覚によって数学的に分析される。CIELAB
および測色について検討したものとして、「プリンシパ
ル オブ カラーテクノロジー」(第2版)25〜110
頁(ウイレイーインターサイエンス)および「オプティ
カル ラディエーション メジャメンツ」(第2巻)33
〜145頁(アカデミックプレス)がある。
【0013】CIELABにおいては、色は3つの変数
L*,a*およびb*で表わすことができる。L*は明
度を示すものでありa*およびb*は色空間の点を示す
ものである。あるカラー試料についてa*対b*のグラ
フを描くことによって、試料がその色空間のどこに位置
するか(すなわち色相はどうか)ということを正確に示
すことができる。こうすることによって、濃度とL*が
近いさまざまな試料の色相を比較することができる。
【0014】プリント技術のカラープルーフィングで
は、インターナショナルプレプレスプルーフィングアソ
シエーションのプルーフィングインクレファレンスに合
わせることができることが重要である。これらのインク
レファレンスは標準的な4色のインクでつくった濃度パ
ッチであり、SWOP(Specifications Web Offset Pu
blications)カラーレファレンスとして知られているも
のである。ウエブオフセットプルーフィング用インクの
測色の詳細については、「アドバンシス イン プリンテ
ィング サイエンス アンド テクノロジー」(第19回
インターナショナル コンフェレンス オブ プリンティ
ング リサーチ インダストリーズの会報)アイゼンシ
ュタット、オーストリア、1987年6月のリング(J.
T.Ling)とワーナ−(R.Warner)55頁に記載されてい
る。
【0015】試料のカラーコーディネートが個々の染料
のコ−ディネートに関与するラインの近くにあるなら
ば、染料の混合物を使用することによって与えられた試
料に合った実際的な色相を出すことができることが見い
だされた。このように、本発明は、イエローSWOPカ
ラーレファレンスの色相に近づけるために、熱染料転写
像用イエロ−染料の混合物を使用することに関する。そ
れぞれの染料自体はSWOPカラーレファレンスに合う
ものではないが、染料を適切に混合して使用すると良好
な色空間(すなわち色相)になる。また、本願にしたが
って調製した染料の混合物は、米国特許第4,923,8
46号に記載される好ましい染料よりも、SWOP標準
の色相に近い。
【0016】本願は、高分子結合剤中に分散したイエロ
ー染料の混合物を含有する染料層を表面に有する支持体
からなる熱染料転写用イエロー染料供与素子であって、
該イエロー染料の1以上が下式Iで表される構造を有し
ており、残りのイエロー染料の1以上が下式IIで表され
る構造を有することを特徴とするイエロー染料供与素子
を開示する。
【0017】使用されるイエロー染料の少なくとも1つ
は下記の式Iの構造を有する。
【0018】
【化3】 上式において、R1はそれぞれ独立に、炭素数1〜10
のアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル)、炭素数1〜
10の置換アルキル(例えば、ヒドロキシ、アシルオキ
シ、アルコキシ、アリールオキシ、アリール、シアノ、
アシルアミノ、ハロゲン、カルバモイルオキシ、ウレイ
ド、イミド、アルコキシカルボニルなどで置換されたア
ルキル);炭素数5〜7のシクロアルキル(例えば、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、p−メチルシクロヘキ
シル);置換または無置換のアリル(例えば、炭素数1
〜6のアルキル、ハロゲン、シアノ、炭素数6〜10の
アリール、アルコキシで置換されたアリル);炭素数6
〜10のアリール(例えば、フェニル、1−ナフチ
ル);炭素数5〜10のヘタリール(1−ピラゾリル、
2−チエニル);置換アリールおよび置換ヘタリール
(例えば、上記の原子団で置換されたもの);アシルオ
キシ(例えば、アセトキシ、ベンゾイルオキシ);アル
コキシ(例えば、メトキシ、2−メトキシエトキシ);
アリールオキシ(例えば、フェノキシ、3−クロロフェ
ノキシ);シアノ;アシルアミノ(例えば、アセトアミ
ド、ベンズアミド);カルバモイルオキシ(例えば、N
−フェニルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカル
バモイルオキシ);ウレイド;イミド;アルコキシカル
ボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル);アシル;(例えば、ベンゾイル、ホルミル、ア
セチル);アルキルスルホニル(例えば、ブタンスルホ
ニル、メタンスルホニル);アリールスルホニル(例え
ば、ベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル);
アミノカルボニル(例えば、N,N−ジメチルカルバモ
イル、N−エチルカルバモイル);アミノスルホニル
(例えば、N−フェニルスルファモイル、N−メチルス
ルファモイル);フルオロスルホニル;ハロゲン(例え
ば、塩素、臭素、フッ素);ニトロ;アルキルチオ(例
えば、メチルチオ、ベンジルチオ);アリールチオ(例
えば、フェニルチオ、2−ベンズオキサゾレチオ)であ
るか、あるいは、隣接するいずれか2つのR1が5また
は6原子からなる融合環を形成するのに必要な原子団を
表し、nは0〜4の整数であり、R2は、水素;上記R1
の項に記載される置換または無置換のアルキル、シクロ
アルキル、アリル、アリールまたはヘタリール;シア
ノ、アシル、アルキルスルホニル;アリールスルホニ
ル;またはアルコキシカルボニルであり、Zは、シア
ノ;アルコキシカルボニル;アシル;ニトロ;アリール
スルホニルまたはアルキルスルホニルであり、Yは、水
素;上記R1の項に記載される置換または無置換のアル
キル、シクロアルキル、アリル、アリールまたはヘタリ
ール;ヒドロキシ;アミノ、アルキルアミノ(例えば、
ジメチルアミノ、ブチルアミノ);アリールアミノ(例
えば、アニリノ、2−ナフチルアミノ);アシルアミノ
(例えば、アセトアミド、ベンズアミド)、スルホニル
アミノ(例えば、メタンスルホンアミド);pートルエ
ンスルホンアミドである。
【0019】他のイエロー染料の少なくとも1つは下式
IIで表される構造を有する。
【0020】
【化4】 上式において、R6は置換または無置換の炭素数1〜1
0のアルキル(例えば、上記R1の項に記載したも
の);炭素数5〜7のシクロアルキル(例えば、上記R
1の項に記載したもの);アリル(例えば、上記R1の項
に記載したもの);または炭素数6〜10のアリールで
あり(例えば、フェニル、ナフチル、p−トリル、m−
クロロフェニル、p−メトキシフェニル、m−ブロモフ
ェニル、o−トリル)、R7は、置換または無置換の炭
素数1〜10のアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキ
シ、メトキシエトキシ、2−シアノメトキシ);置換ま
たは無置換の炭素数6〜10のアリールオキシ(例え
ば、フェノキシ、m−クロロフェノキシ、ナフトキ
シ);NHR8;NR89またはベンゼン環に融合した
6原子からなる環を形成するのに必要な原子団であり
(例えば、O,CH2、S,NR8)、R3またはR4はそ
れぞれR6の項に記載される原子団のいずれかである
か;R3およびR4は互いに結合して窒素原子とともに5
または6原子からなる複素環を形成するか(例えば、ピ
ロリジン、モルホリン);またはR3とR4の一方または
両方はアニリンの窒素原子からみてオルト位のベンゼン
環炭素原子に結合して5または6原子からなる環状構造
を形成して多環系を形成し(例えば、1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、ジュロリジン、2,3−ジヒドロ
インドールまたはベンゾモルホリン)、R5は、水素、
置換または無置換の炭素数1〜10のアルキル(例え
ば、上記R1の項に記載したもの);炭素数5〜7のシ
クロアルキル(例えば、上記R1の項に記載したも
の);置換または無置換のアリル(例えば、上記R1
項に記載したもの);ハロゲン;カルバモイル(例え
ば、N,N−ジメチルカルバモイル);またはアルコキ
シカルボニル(例えば、エトキシカルボニル、メトキシ
エトキシカルボニル)であり、R8およびR9は、それぞ
れ独立に、R6の項に記載される原子団のいずれかであ
るか;R8およびR9は互いに結合して窒素原子とともに
5または6原子からなる複素環を形成し(例えば、ピロ
リジンまたはモルホリン環)、mは、1〜4の正の整数
であり、Gは、置換または無置換の炭素数1〜10のア
ルキルまたはアルコキシ(例えば、上記Yの項に記載し
たもの);ハロゲン;アリールオキシ;または隣接する
いずれか2つのGは5または6原子からなる環状構造を
形成して融合環系を形成するのに必要な原子団(例え
ば、ナフタレン、キノリン、イソキノリン、ベンゾチア
ゾール)である。
【0021】好ましい実施態様においては、上記式I中
のR1は4−C65−CH22Cであり、R2はCH3
ある。他の好ましい実施態様においては、YはC49
ありZはCNである。
【0022】他の好ましい実施態様においては、上記式
II中のR3およびR4はそれぞれC25であり、R5は水
素であり、R6はC65であり、R7はN(CH32であ
りmは1である。
【0023】他の好ましい実施態様においては、上記式
II中のR3はC25であり、R4はC65CH2であり、
5は水素であり、R6はC65であり、R7はOC25
であり、mは2であり、GはCH3である。
【0024】他の好ましい実施態様においては、上記式
II中のR3およびR4はそれぞれC25であり、R5は水
素であり、R6はC65であり、R7はOCH3−iであ
り、mは1である。
【0025】他の好ましい実施態様においては、上記式
IおよびII中において、上記式I中のR1は4−C65
−CH22Cであり、nは1であり、R2はCH3であ
り、YはC49であり、ZはCNであり、R3およびR4
はそれぞれC25であり、R5は水素であり、R6はC6
5であり、R7はN(CH32であり、mは1である。
【0026】他の好ましい実施態様においては、上記式
IおよびII中において、上記式I中のR1は4−C65
−CH22Cであり、nは1であり、R2はCH3であ
り、YはC49であり、ZはCNであり、R3はC25
であり、R4はC65CH2であり、R5は水素であり、
6はC65であり、R7はOC25であり、mは2であ
り、GはCH3である。
【0027】他の好ましい実施態様においては、上記式
IおよびII中において、上記式I中のR1は4−C65
−CH22Cであり、nは1であり、R2はCH3であ
り、YはC49であり、ZはCNであり、R3およびR4
はそれぞれC25であり、R5は水素であり、R6はC6
5であり、R7はOC37−iであり、mは1である。
【0028】上記式Iで表される化合物はドイツ特許第
1,917,278号および同第1,901,711号に記
載される方法にしたがって調製してもよい。
【0029】上記式Iで表される化合物は米国特許第
4,866,029号に記載される方法にしたがって調製
してもよい。
【0030】上記式Iの範囲に含まれる化合物として下
記の化合物を挙げることができる。
【0031】
【表1】 上記式IIの範囲に含まれる化合物として下記の化合物を
挙げることができる。
【0032】
【表2】
【化5】
【化6】 本願にしたがって染料供与素子中に染料の混合物を使用
することによって、広範囲の色と色相を選択することが
可能になる。その結果、さまざまなプリント用インクの
色相にあったより近い色相を出したり、所望により1回
または複数回像を容易に受容素子に転写することができ
るようになる。また、本願にしたがって染料を使用する
ことによって、像の濃度を簡単に所望のレベルにするこ
とができる。染料供与素子中に使用する染料の量は、例
えば約0.05〜約1g/m2にすることができる。
【0033】染料供与素子中に使用する染料は、高分子
結合剤中に分散する。高分子結合剤の例として、セルロ
ース誘導体(例えば、セルロースアセテートヒドロジェ
ンフタレート、エチルセルロース、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート、セルローストリアセテート、米
国特許第4,700,207号に記載される化合物);ポ
リカーボネート;ポリビニルアセテート;ポリ(スチレ
ンーコーアクリロニトリル);ポリ(スルホン);およ
びポリフェニレンオキシドなどを挙げることができる。
結合剤の使用量は、例えば約0.1〜約5g/m2にする
ことができる。
【0034】染料供与素子の染料層は、支持体上にコー
ティングしてもよいし、グラビア印刷のようなプリント
法によってプリントしてもよい。
【0035】染料供与素子用の支持体には、寸法安定性
がありレーザーやサーマルヘッドの熱に耐えることがで
きる材料であればいかなる材料でも使用することができ
る。例えば、ポリエステル(例えば、ポリ(エチレンテ
レフタレート));ポリアミド;ポリカーボネート;セ
ルロースエステル;フッ素ポリマー;ポリエーテル;ポ
リアセタール;ポリオレフィン;ポリイミドなどを挙げ
ることができる。支持体の厚さは約5〜約200μmと
するのが一般的である。また、所望により米国特許第
4,695,288号または同第4,737,486号に記
載される材料からなる下塗り層をコーティングしてもよ
い。
【0036】染料供与素子の裏面には、染料供与素子と
サーマルヘッドとの粘着を防止するために滑層をコーテ
ィングしてもよい。かかる滑層には、固体潤滑物質、液
体潤滑物質またはこれらの混合物が含まれている。高分
子結合剤や界面活性剤は含まれていてもいなくてもよ
い。好ましい潤滑物質として、オイル状物質、ポリ(ビ
ニルステアレート)などの100℃以下で溶融する半結
晶質有機固体物質、密蝋、過フッ化アルキルエステルポ
リエーテル、ポリ(カプロ−ラクトン)、シリコーンオ
イル、ポリ(テトラフルオロエチレン)、カルボワック
ス、ポリ(エチレングリコール)または米国特許第4,
717,711号、同第4,717,712号、同第4,7
37,485号、同第4,738,950号に記載される
物質が挙げられる。滑層に使用する高分子結合剤として
適切な物質として、ポリ(ビニルアルコールーコーブチ
ラール)、ポリ(ビニルアルコールーコーアセター
ル)、ポリ(スチレン)、ポリ(ビニルアセテート)、
セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテー
トプロピオネート、セルロースアセテートおよびエチル
セルロースなどを挙げることができる。
【0037】滑層に使用する潤滑物質の量は、その潤滑
物質の種類に大きく依存するが、通常は約0.001〜
約2g/m2とする。高分子結合剤を使用する場合に
は、潤滑物質は使用する高分子結合剤の0.1〜50重
量%、好ましくは0.5〜40重量%とすることができ
る。
【0038】本願の染料供与素子とともに使用する染料
受容素子は、通常表面に染料像受容層を有する支持体か
らなる。支持体には、ポリ(エーテルスルホン)などの
透明フィルム、ポリイミド、セルロースアセテートなど
のセルロースエステル、ポリ(ビニルアルコールーコー
アセタール)またはポリ(エチレンテレフタレート)な
どを使用することができる。染料受容素子の支持体は、
バライタコート紙などの反射材料、ポリエチレンをコー
ティングした紙、アイボリー紙、コンデンサー紙または
duPont TyvekTMなどの合成紙であってもよい。ホワイ
トポリエステル(白色顔料を混入した透明ポリエステ
ル)などの顔料を含有する支持体も使用することができ
る。
【0039】染料像受容層には、例えば、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリ(スチレンーコーアクリロニトリル)、ポリ(カプ
ロラクトン)、ポリ(酢酸ビニル)(例えば、ポリ(ビ
ニルアルコール−コーブチラール)、ポリ(ビニルアル
コール−コーベンザール)、ポリ(ビニルアルコール−
コ−アセタール))またはこれらの混合物を含ませても
よい。染料像受容層は、初期の目的を効果的に達成する
ことができる量で使用することができる。概して、約1
〜約5g/m2にすると良好な結果が得られる。
【0040】上述のように、本願の染料供与素子は染料
転写像を形成するのに使用する。染料転写工程は、上記
の染料供与素子をまず像の形に加熱し、染料像を染料受
容素子へ転写して染料転写像を形成する操作からなる。
【0041】本願の染料供与素子はシート状にして使用
しても、連続ロールまたはリボン状にして使用してもよ
い。連続ロールまたはリボン状にする場合は、上記のイ
エロー染料のみを表面に存在させてもよいし、昇華性シ
アンおよび/またはマゼンタおよび/またはブラックな
どのイエロー以外の染料を単独でまたは組み合わせて繰
り返しエリアに使用してもよい。このようなイエロー以
外の染料は、例えば米国特許第4,541,830号に記
載されている。このような、1色、2色、3色、4色お
よびそれ以上の多色の染料供与素子も本願の範囲内に含
まれる。
【0042】染料供与素子から染料を転写するのにレー
ザーを使用することもできる。レーザーを使用する場合
には、小さくて廉価でありしかも安定性と信頼性にすぐ
れているうえ強力で調整しやすいことから、ダイオード
レーザーを使用するのが好ましい。染料供与素子を加熱
するのにレーザーを使用する場合は、必ず素子中に赤外
線吸収物質を含ませておかなくてはならない。赤外線吸
収物質としては、カーボンブラック、米国特許第4,9
73,572号に記載されているシアニン赤外線吸収染
料などの赤外線吸収物質や、米国特許第4,948,77
7号、同第4,950,640号、同第4,950,639
号、同第4,948,776号、同第4,948,778
号、同第4,942,141号、同第4,952,552
号、同第4,912,083号および特願平3−1573
84、同2−157385、同2−157383および
米国特許出願369,492号に記載される物質を挙げ
ることができる。照射されたレーザーは染料層中に吸収
されて、公知の分子内エネルギー変換機構にしたがって
熱エネルギーに変換される。このように、有効な染料層
を作るには、染料の色相や転写性や染料像の強度だけで
なく、照射エネルギーを吸収して熱エネルギーに変換す
る染料層の能力をも加味しなくてはならない。
【0043】上記のレーザーを用いた転写工程に使用す
る染料供与素子の染料層の上にはスペーサービーズを含
有する別の層を設けてもよい。これは、染料転写中の染
料受容素子と染料供与素子とを分離しておき、それによ
って転写像の濃度と均一性を高めることを目的とするも
のである。この技術については、米国特許第4,772,
582号により詳細に説明されている。また、米国特許
第4,876,235号に記載されるように、スペーサー
ビーズは染料受容層素子の受容層中に含ませることもで
きる。さらに、スペーサービーズは所望により高分子結
合剤とともにコーティングしてもよい。
【0044】本願では、補助受容素子を使用して、その
素子を経由して本受容素子に転写してもよい。カラープ
ルーフ(本受容素子)の調製にはさまざまな物質を使用
することができるが、プリンティングプレス工程に使用
されるのと同一物質にするのが好ましい。染料による汚
染や結晶化を引き起こすことなく効率よく染料を取り込
ませるために、1つの補助受容素子を最大限に活用する
ことができる。
【0045】本受容素子(カラープルーフ)に使用する
ことができる物質の例として、FloKote CoveTM(S.D.
ワーレン社)、Champion TextwebTM(チャンピオンペー
パー社)、Quintessence GlossTM(ポトラッチ社)、Vi
ntage GlossTM(ポトラッチ社)、Khrome KoteTM(チャ
ンピオンペーパー社)、Ad-Proof PaperTM(アプレトン
ペーパ−社)、Consolith GlossTM(コンソリデイテッ
トペーパー社)、Mountie MatteTM(ポトラッチ社)を
挙げることができる。
【0046】上記のようにして染料像を補助受容素子上
に転写した後、さらに像を本受容素子上に転写する。こ
の転写は、例えば、2つの受容素子を1対の加熱ローラ
ーの間に通すことによって行うことができる。また、加
熱プラテンを用いたり、圧力や熱をかけたり、外部熱を
利用したりして転写することもできる。
【0047】カラープルーフを調製する際には、上述し
たように、まず転写しようとする元の像の形と色に対応
した一連の電気信号をつくる。この電気信号は、例え
ば、元の像を走査しフィルターリングして、像を望まし
い加法混色の原色たるレッド、ブルー、およびグリーン
に分離したものである。そして、光エネルギーを電気エ
ネルギーに変換する。次いで、電気信号をコンピュータ
ーを使用してハーフトーンカラープルーフを調製するた
めに使用するカラー分離データに変える。元の像を走査
して電気信号を得る代わりに、コンピューターによって
電気信号を発生させてもよい。この工程は、グラフィッ
クアーツマニュアル(Janet Field 版、Arno Press、ニ
ューヨーク、1980年)358頁ffにより詳細に記
載されている。
【0048】a)上記の染料供与素子、および、b)上
記の染料受容素子を、染料供与素子の染料層が染料受容
素子の染料受容層に接触するように重ね合わせて、熱染
料転写アセンブリッジを形成する。
【0049】このアセンブリッジの2つの素子は、単一
色からなる像を形成したいときは、あらかじめ重ね合わ
せておいてもよい。重ね合わせは、それぞれの縁で2つ
の素子を一時的に接着することによって行うこともでき
る。転写後は、染料受容素子を染料供与素子から剥がし
て染料転写像を現す。
【0050】3色からなる像を得たいときは、異なる染
料供与素子を用いて、上記のアセンブリッジを3回形成
する。第1の染料が転写した後、2つの素子を分離し、
第2の染料供与素子(あるいは第1の染料供与素子にあ
る別の染料からなる別のエリア)を染料受容素子と重ね
合わせる。染料転写操作を繰り返した後、第3の色につ
いても同一の操作を行う。
【0051】
【実施例】実施例1 個々のイエロー染料供与素子は、厚さ100μmのポリ
(エチレンテレフタレート)の支持体上に下記の層をコ
ーティングすることによって調製した。
【0052】1)ポリ(アクリロニトリルーコー塩化ビ
ニリデン−コ−アクリル酸)(0.054g/m2
(重量比14:79:7)の下塗り層 2)塩化メチレンからコーティングしたセルロースアセ
テートプロピオネート結合剤(2.5%アセチル、45
%プロピオニル)(0.27g/m2)中の、下記または
上記のイエロー染料(総量0.27g/m2)と下記のシ
アニン赤外線吸収染料(0.054g/m2)の混合物を
含有する染料層 混合物中のそれぞれのイエロー染料を含有する比較用染
料供与素子および下記の単一種のイエロー染料を含有す
る標準染料供与素子を、それぞれ0.27g/m2で調製
した。
【0053】シアニン赤外線吸収染料
【化7】 ButvarTM 76 結合剤ポリ(ビニルアルコール−コーブチ
ラール)(モンサント社)(4.0g/m2)中の、架橋
ポリ(スチレン−コージビニルベンゼン)ビーズ(平均
粒径14ミクロン)(0.11g/m2)、トリエタノー
ルアミン(0.09g/m2)およびDC−510TMシリ
コーンフルイド(ダウコーニング社)(0.01g/
2)からなる層を、1,1,2−トリクロロエタンまた
はジクロロメタンから100μmの下塗りをしていない
ポリ(エチレンテレフタレート)の支持体上にコーティ
ングすることによって補助染料受容素子を調製した。
【0054】米国特許第4,876,235号に記載され
るレーザーイメージング機器を用いて、下記の手法にし
たがって染料供与素子から上記の受容素子上に単一色の
像をプリントした。レーザーイメージング機器は、トラ
ンスレーションステージ上に取り付けられ染料供与素子
上に焦点を合わせてあるレンズアセンブリ−を備えた単
一のダイオードレーザーからなる。
【0055】染料受容素子は、染料受容層が外を向くよ
うにしてダイオードレーザーイメージング機器のドラム
にとりつけた。そして、染料供与素子は、染料受容素子
と向かい合うようにとりつけた。
【0056】ダイオードレーザーは、光学繊維の末端に
おける表示出力が250ミリワットで波長が816nmの
レーザービーム出力用光学繊維を備え、インテグラルを
有する Spectra Diode Labs No.SDL−2430−H
2を使用した。光学繊維の断面(中心部直径:100ミ
クロン)を、表示上33ミクロンのスポットサイズと1
15ミリワット焦点面の測定出力を与えるトランスレー
ションステージ上の0.33倍レンズアセンブリーを用
いて染料供与素子平面上にイメージした。
【0057】円周312mmのドラムを500rpmで回転
して、画像形成電子系を作動させた。マイクロステッピ
ングモーターで回転する親ねじによって染料供与素子を
横切ってトランスレーションステージを大きくし、中心
線と中心線の間の距離を14ミクロンにした(714ラ
イン/cm:1800ライン/インチ)。連続階調の段階
的像を描くために、レーザーに供給する電流を最高電力
から16%まで4%きざみで変化させた。
【0058】レーザーを約12mm走査した後、レーザー
照射機器を止めて補助受容素子を染料供与素子から分離
した。段階的染料像を有する補助受容素子を、120℃
に加熱した1対のゴムローラーの間を通過させることに
よって、60ポンドのストックペーパーである Ad-Proo
f PaperTM(アプリトンペーパー社)上に積層した。ポ
リエチレンテレフタレート支持体を剥がして染料像を残
し、ポリビニルアルコール−コーブチラールをしっかり
とペ−パー上に接着した。このペーパーストックは、プ
リンターから得られたプリントされたインク像用に使用
される基材として適切なものを選択した。
【0059】それぞれの段階的像のステータスT濃度
を、X−RiteTM418ディネシトメーターを用いて読み
取ったところ、SWOPカラーレファレンスの0.05
濃度単位内の単一の段階的像であることが明らかになっ
た。イエロ−標準の濃度は1.0であった。
【0060】転写染料または染料混合物の選択された段
階的像のa*およびb*値は、D50光源とオブザーバ
ーを10度に設定したX−RiteTM918比色計上で読み
取ることによってSWOPカラーレファレンスの値と比
較した。L*を測定したところ、レファレンスと有意な
差は認められなかった。測定したa*とb*のそれぞれ
の差の2乗和の平方根をとることによって、SWOPカ
ラーレファレンスとの差異を計算した。
【0061】
【数1】 上式において、eは転写像についての測定値を表し、s
はSWOPカラーレファレンスの値を示す。
【0062】結果は下記の表に示すとおりであった。
【0063】
【表3】
【0064】
【発明の効果】上記の結果は、本願にしたがって適切な
組成の染料混合物を使用すれば、イエロ−SWOPカラ
ーレファレンスの色相に極めて近い色相を出すことがで
きる。それぞれの染料を単独で使用した場合や従来技術
のイエロー染料を用いた場合は、SWOPカラーレファ
レンスとの差がかなり大きかったことから、本願発明が
極めて有効であることが伺える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イエロー染料の混合物を高分子結合剤中に
    分散した染料層を表面に有する支持体を含む熱染料転写
    用イエロー染料供与素子であって、該イエロー染料の少
    なくとも1つが下式: 【化1】 (上式において、R1は、それぞれ独立に、アシルオキ
    シ;アルコキシ;アリールオキシ;シアノ;アシルアミ
    ノ;カルバモイルオキシ;ウレイド;イミド;アルコキ
    シカルボニル;またはアルキルスルホニルであり、 nは、0〜4の整数であり、 R2は、水素;置換または無置換の炭素数1〜10のア
    ルキル;炭素数5〜7のシクロアルキル;置換または無
    置換のアリル;炭素数6〜10のアリール;炭素数5〜
    10のヘタリール;シアノ、アシル、アルキルスルホニ
    ル;アリールスルホニル;またはアルコキシカルボニル
    であり、 Zは、シアノ;アルコキシカルボニル;アシル;ニト
    ロ;アリールスルホニル;またはアルキルスルホニルで
    あり、 Yは、水素;ヒドロキシ;置換または無置換の炭素数1
    〜10のアルキル;炭素数5〜7のシクロアルキル;置
    換または無置換のアリル;炭素数6〜10のアリール;
    炭素数5〜10のヘタリール;アミノ;アルキルアミ
    ノ;アリールアミノ;アシルアミノ;またはスルホニル
    アミノである)で表される構造を有し、そして、他の染
    料の少なくとも1つが下式: 【化2】 (上式において、R6は置換または無置換の炭素数1〜
    10のアルキル;炭素数5〜7のシクロアルキル;置換
    または無置換のアリル;または炭素数6〜10のアリー
    ルであり、 R7は、置換または無置換の炭素数1〜10のアルコキ
    シ;置換または無置換の炭素数6〜10のアリールオキ
    シ;NHR8;NR89またはベンゼン環に融合した6
    原子からなる環を形成するのに必要な原子団であり、 R3またはR4はそれぞれR6の項に記載される原子団の
    いずれかであるか;R3およびR4は互いに結合して窒素
    原子とともに5または6原子からなる複素環を形成する
    か;またはR3とR4の一方または両方はアニリンの窒素
    原子からみてオルト位のベンゼン環炭素原子に結合して
    5または6原子からなる環状構造を形成して多環系を形
    成し、 R5は、水素、置換または無置換の炭素数1〜10のア
    ルキル;炭素数5〜7のシクロアルキル;置換または無
    置換のアリル;カルバモイル;またはアルコキシカルボ
    ニルであり、 R8およびR9は、それぞれ独立に、R6の項に記載され
    る原子団のいずれかであるか;R8およびR9は互いに結
    合して窒素原子とともに5または6原子からなる複素環
    を形成し、 mは、1〜4の正の整数であり、 Gは、置換または無置換の炭素数1〜10のアルキルま
    たはアルコキシ;ハロゲン;アリールオキシ;または隣
    接するいずれか2つのGは5または6原子からなる環状
    構造を形成して融合環系を形成するのに必要な原子団で
    ある。)で表される構造を有することを特徴とするイエ
    ロー染料供与素子。
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