JPH07314316A - エアーモータの排気機構 - Google Patents

エアーモータの排気機構

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JPH07314316A
JPH07314316A JP6138285A JP13828594A JPH07314316A JP H07314316 A JPH07314316 A JP H07314316A JP 6138285 A JP6138285 A JP 6138285A JP 13828594 A JP13828594 A JP 13828594A JP H07314316 A JPH07314316 A JP H07314316A
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Seizo Tsugawa
征三 津川
Yoshiaki Yokota
義明 横田
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URIYUU SEISAKU KK
Uryu Seisaku Ltd
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Uryu Seisaku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーモータから排出される排気の量の変動
に対応して排気容量を調節することにより、エアーモー
タの出力性能及び消音器の消音性能を良好な状態に維持
することを可能にするエアーモータの排気機構を提供す
ること。 【構成】 エアーモータ2を有する機器の本体ケース1
に形成した排気通路11に排気を大気中に放出するため
の排気口14及び消音器12を併設するとともに、排気
口14の開口面積を調節する排気制御弁18をエアーモ
ータ2の速度調整機構17に連動するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーモータから排出
される排気を排気通路に併設した排気口及び消音器から
大気中に放出するようにしたエアーモータの排気機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアーグラインダ、インパクトレンチ等
のエアーツールに用いられるエアーモータにおいては、
シリンダ内に複数枚の羽根を有するロータを回転自在に
設け、給気孔から圧縮空気を導入することによりロータ
を回転するようにしている。
【0003】この種のエアーモータを、例えば、エアー
グラインダの駆動源に用いる場合、エアーモータに供給
する圧縮空気の量を調節することによってエアーモータ
の回転速度を調整するようにした速度調整機構が設けら
れる。
【0004】この速度調整機構によってエアーモータに
供給する圧縮空気の量を調節すると、これに伴って、当
然、エアーモータから排出される排気の量も変動するこ
ととなる。
【0005】ところで、エアーグラインダには、エアー
モータから排出される排気が大気中に放出される際の騒
音を低減するための消音器が設けられているが、この消
音器は、エアーモータから排出される排気の量の変動に
対応することができず、例えば、消音器の排気容量を排
気の量が少ないとき(無負荷時)に合わせて設定する
と、排気の量が多いとき(高負荷時)に排気容量が不足
し、排気の排出抵抗が増加してエアーモータの出力性能
を低下させるとともに、排気の流速が著しく高速になる
ことにより消音器の消音性能を低下させ、他方、消音器
の容量を排気の量が多いとき(高負荷時)に合わせて設
定すると、排気の量が少ないとき(低負荷時)に排気容
量が過大となり、消音器の消音性能を低下させるという
問題点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エアーモー
タから排出される排気の量の変動に対応して排気容量を
調節することにより、エアーモータの出力性能及び消音
器の消音性能を良好な状態に維持することを可能にする
エアーモータの排気機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のエアーモータの排気機構は、エアーモータ
を有する機器の本体ケースに形成した排気通路に排気を
大気中に放出するための排気口及び消音器を併設すると
ともに、前記排気口の開口面積を調節する排気制御弁を
エアーモータの速度調整機構に連動するように設けたこ
とを要旨とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明のエアーモータ
の排気機構によれば、消音器の排気容量を排気の量が少
ないとき(無負荷時)に合わせて設定し、エアーモータ
の速度調整機構に連動する排気口の開口面積を調節する
排気制御弁により、排気の量が多いとき(高負荷時)に
は、排気口の開口面積を大きくして排気口からの排気容
量を増加させることにより消音器を通過する排気の割合
を低減させ、排気の量が少ないとき(低負荷時)には、
排気口の開口面積を小さくして排気口からの排気容量を
減少させることにより消音器を通過する排気の割合を増
加させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図は、本発明のエアーモータの排気機構をエアー
グラインダに適用した実施例を示す。エアーグラインダ
は、本体ケース1内に設けたエアーモータ2の回転を動
力伝達機構を介して直接又は減速して砥石又は研磨部材
3に伝達する公知の基本構造を有するものである。
【0010】エアーモータ2は、シリンダ4内に複数枚
の羽根5を有するロータ6を回転自在に設け、シリンダ
4に設けた給気孔7aから圧縮空気を導入することによ
りロータ6を回転するものである。シリンダ4は、給気
孔7aの略対向する位置に排気を排出するための排気孔
7bを有している。本実施例のエアーモータ2の複数枚
の羽根5の先端は、シリンダ4との摺動抵抗を低減する
ため、回転方向の面を斜めに切り欠いた形状としている
が、エアーモータ2の構造はこれに限定されるものでは
ない。
【0011】エアーモータ2への圧縮空気の導入は、本
体ケース1に設けた給気バルブ8、給気通路9及びエア
ーモータ2に設けた給気溝10を介して給気孔7aから
行われる。なお、給気バルブ8の操作は、給気バルブ8
のバルブロッド8aを給気レバー8bによって押し下げ
操作することにより行う。
【0012】一方、エアーモータ2の排気孔7bから排
出される排気の放出は、本体ケース1に形成した排気通
路11の端部に設けた消音器12及び排気シリンダ13
の排気口14を介して行われ、消音器12又は排気口1
4を通過した排気は、消音器12及び排気シリンダ13
の排気口14を覆う排気ケース15に穿設した排気孔1
6から大気中に放出される。この場合おいて、消音器1
2には、フィルター状の多孔質体を有する形式の消音器
又は多数の小径の孔を有する形式の消音器を用い、消音
器12の排気容量は、エアーモータ2の排気の量が少な
いとき(無負荷時)に合わせて設定する。なお、排気シ
リンダ13の排気口14は、排気シリンダ13の周方向
に略等間隔に、かつ、軸方向に複数列に亙って穿設する
ことが望ましい。
【0013】給気通路9にはエアーモータ2の速度調整
機構17を配設する。この速度調整機構17は、エアー
モータ2の回転による遠心力により揺動する振り子17
aと、この振り子17aの揺動に応じてガイド部材17
bに沿って摺動する速度調整可動弁17cと、振り子1
7aの揺動に抗するように速度調整可動弁17cを付勢
するバネ17dとから構成し、エアーモータ2の回転数
が大きくなれば、その遠心力により振り子17aが揺動
して、速度調整可動弁17cが摺動することによって、
給気通路9を絞って吸気量を減少させ、エアーモータ2
の回転数を低下させ、逆にエアーモータ2の回転数が低
下すれば、速度調整可動弁17cが先とは逆方向に摺動
することによって、給気通路9を開放して吸気量を増加
させ、エアーモータ2の回転数を大きくするものであ
る。
【0014】排気シリンダ13の排気口14の開口面積
を調節する排気制御弁18を排気シリンダ13内に摺動
自在に、かつロッド19により速度調整機構17の速度
調整可動弁17cと連結し、速度調整可動弁17cの動
きに排気制御弁18が連動するようにする。この場合、
速度調整可動弁17cと排気制御弁18とが相対的に回
転できるように、例えば、速度調整可動弁17cとロッ
ド19の接続部に軸受19aを配設し、両者の相対的な
回動のみを許容するように構成することが望ましい。
【0015】次に、以上のように構成したエアーグライ
ンダの動作について説明する。まず、エアーモータ2を
始動するため、給気レバー8bにより給気バルブ8のバ
ルブロッド8aを押し下げて給気バルブ8を開放する。
これにより、圧縮空気は、給気通路9及び給気溝10を
介して給気孔7aからエアーモータ2のシリンダ4内に
導入され、エアーモータ2は回転を開始する。
【0016】エアーモータ2のシリンダ4内に導入され
た圧縮空気は、シリンダ4内で断熱膨張し、温度が急激
に低下した状態で、シリンダ4の排気孔7bから本体ケ
ース1内に設けた排気通路11に排出される。
【0017】このとき、速度調整機構17の速度調整可
動弁17cと排気シリンダ13の排気口14の開口面積
を調節する排気制御弁18をロッド19により連結し、
速度調整可動弁17cの動きに排気制御弁18が連動す
るようにしていることから、高負荷時で給気、排気の量
が多いときには、図1(a)の上半分に示すように、速
度調整可動弁17cに連動して排気制御弁18がエアー
モータ2側に後退して、排気口14の開口面積を大きく
して排気口14からの排気容量を増加させることにより
消音器12を通過する排気の割合を低減させ、他方、低
負荷時で給気、排気の量が少ないときには、図1(a)
の下半分に示すように、速度調整可動弁17cに連動し
て排気制御弁18が排気ケース15側に前進して、排気
口14の開口面積を小さく、又は排気口14を閉鎖して
排気口14からの排気容量を減少させることにより消音
器12を通過する排気の割合を増加させる。
【0018】これにより、従来問題とされていた、高負
荷時に排気容量が不足し、排気の排出抵抗が増加してエ
アーモータ2の出力性能を低下させたり、排気の流速が
著しく高速になることにより消音器12の消音性能を低
下させることがなく、他方、低負荷時に排気容量が過大
となり、消音器12の消音性能を低下させることを防止
することができる。さらに、高負荷時に、消音器12を
通過する排気の割合を低減させるため(消音器12を通
過する排気の量を高負荷時、低負荷時にかかわらず、ほ
ぼ一定に保持することができるため)、従来問題とされ
ていた、給気、排気の量が多い高負荷時に、エアーモー
タ2に供給された圧縮空気が断熱膨張するときの温度低
下により、圧縮空気中の飽和水蒸気が凍結して消音器を
閉塞し、これにより、排気の排出抵抗が増加してエアー
モータ2の出力性能を低下させることを防止することが
できる。
【0019】なお、上記実施例は、本発明のエアーモー
タの排気機構をエアーグラインダに適用した場合につい
て説明したが、本発明は、エアーグラインダ以外のエア
ーツールにも広く適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、排気の量が多いとき
(高負荷時)には、排気口の開口面積を大きくして排気
容量を増加させ、消音器を通過する排気の割合を低減さ
せ、排気の量が少ないとき(低負荷時)には、排気口の
開口面積を小さくして排気容量を減少させ、消音器を通
過する排気の割合を増加させることができる。これによ
り、エアーモータの出力性能及び消音器の消音性能を良
好な状態に維持することができ、また、消音器における
凍結の発生を防止して、機器を長時間連続して使用する
ことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーモータの排気機構の実施例を示
す図で、(a)は正面図、(b)はそのI−I断面図。
【図2】エアーモータの断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 エアーモータ 8 給気バルブ 9 給気通路 11 排気通路 14 排気口 15 排気ケース 16 排気孔 17 速度調整機構 17a 振り子 17b ガイド部材 17c 速度調整可動弁 17d バネ 18 排気制御弁 19 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーモータを有する機器の本体ケース
    に形成した排気通路に排気を大気中に放出するための排
    気口及び消音器を併設するとともに、前記排気口の開口
    面積を調節する排気制御弁をエアーモータの速度調整機
    構に連動するように設けたことを特徴とするエアーモー
    タの排気機構。
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