JPH0731383Y2 - キャプスタンモータ軸受構造 - Google Patents
キャプスタンモータ軸受構造Info
- Publication number
- JPH0731383Y2 JPH0731383Y2 JP1989111826U JP11182689U JPH0731383Y2 JP H0731383 Y2 JPH0731383 Y2 JP H0731383Y2 JP 1989111826 U JP1989111826 U JP 1989111826U JP 11182689 U JP11182689 U JP 11182689U JP H0731383 Y2 JPH0731383 Y2 JP H0731383Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- outer diameter
- shaft
- holder
- capstan motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ビデオテープレコーダ（以下VTRと称す）や
オーディオテープレコーダ等のテープ駆動機構を有する
装置のキャプスタン駆動に係り、特に、キャプスタンモ
ータ軸受構造に関する。
オーディオテープレコーダ等のテープ駆動機構を有する
装置のキャプスタン駆動に係り、特に、キャプスタンモ
ータ軸受構造に関する。
（従来の技術） 従来、オーディオテープやVTR等テープ駆動には、一般
的にキャプスタン駆動が行なわれている。
的にキャプスタン駆動が行なわれている。
第２図は従来のキャプスタンモータ軸受構造10を示す概
略断面図である。
略断面図である。
同図において、11は一様な外径を有するシャフトであ
り、先端が球面形の円柱状をしている。
り、先端が球面形の円柱状をしている。
12、および13は、同形状、同寸法を有する上部軸受およ
び下部軸受であり、前記シャフトの上部と下部に配設さ
れており、例えば、焼結された鉄、銅などからできてい
る。14は軸受ホルダーであり、円筒状の軸受嵌合孔14a
を有し、その中間部にピンチローラの圧着領域である切
欠部15が形成されている。
び下部軸受であり、前記シャフトの上部と下部に配設さ
れており、例えば、焼結された鉄、銅などからできてい
る。14は軸受ホルダーであり、円筒状の軸受嵌合孔14a
を有し、その中間部にピンチローラの圧着領域である切
欠部15が形成されている。
この切欠部15の上方及び下方の軸受嵌合孔14aに、両軸
受12、13が設けられている。シャフト11は両軸受12、13
の内径を挿通しているため、切欠部15から一部露出した
構造を有している。
受12、13が設けられている。シャフト11は両軸受12、13
の内径を挿通しているため、切欠部15から一部露出した
構造を有している。
使用に際しては、キャプスタンモータ（図示せず）の駆
動により、シャフト11を回転させ、切欠部15に露出した
垂直なシャフト側面11に図示しないテープを添接させる
と共に、ピンチローラによって圧接することによりテー
プを走行させるものである。この際、シャフト11がテー
プの走行方向Ａに対して垂直であることは装置本体の信
頼性の面においても、テープの保護の面においても必要
不可欠なことであった。
動により、シャフト11を回転させ、切欠部15に露出した
垂直なシャフト側面11に図示しないテープを添接させる
と共に、ピンチローラによって圧接することによりテー
プを走行させるものである。この際、シャフト11がテー
プの走行方向Ａに対して垂直であることは装置本体の信
頼性の面においても、テープの保護の面においても必要
不可欠なことであった。
そのため、従来のキャプスタンモータ軸受構造において
は、上述の様に、シャフトのテープ走行面11aの上部及
び下部に直接上部及び下部軸受12、13を配設している。
は、上述の様に、シャフトのテープ走行面11aの上部及
び下部に直接上部及び下部軸受12、13を配設している。
しかし、シャフトの外径をD1とし、軸受の外径をD2、軸
受ホルダーの外径をD3とすると、軸受ホルダーの外径D3
はシャフトの外径D1の約３倍〜４倍もの径を必要とする
ものであった。
受ホルダーの外径をD3とすると、軸受ホルダーの外径D3
はシャフトの外径D1の約３倍〜４倍もの径を必要とする
ものであった。
（考案が解決しようとする課題） そのため、装置本体の小型化に伴なう、キャプスタンモ
ータの小型化および薄型化に対応できるものではなかっ
た。
ータの小型化および薄型化に対応できるものではなかっ
た。
そこで、前記各外径D1、D2、D3を小さくすることが考え
られたが、以下に示す様な問題点があった。
られたが、以下に示す様な問題点があった。
（１）シャフトの外径D1を小さくし、全体の構造を小さ
くしようと、シャフトの剛性が低下してしまい、本来の
目的である正確なテープ走行が困難になる。
くしようと、シャフトの剛性が低下してしまい、本来の
目的である正確なテープ走行が困難になる。
（２）シャフトの外径D1をそのままにし、軸受の外径D2
を小さくすると、軸受の信頼性が低下する。
を小さくすると、軸受の信頼性が低下する。
（３）軸受の外径D2をそのままにし、軸受ホルダーの外
径D3を小さくすると、軸受ホルダーの強度が低下する。
径D3を小さくすると、軸受ホルダーの強度が低下する。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、キャプ
スタンモータの小型化及び薄型化に対応でき、しかも、
軸受ホルダーのキャプスタン軸を包容する部分の外径を
小径化することで空いたスペースにテープ走行系の他の
部品を配置できるように、回転可能なシャフトと、前記
シャフトを上下位置で支持する上部軸受及び下部軸受
と、これらの軸受を保持する軸受ホルダーとからなり、
前記シャフトの前記上部軸受と下部軸受との間でテープ
を介してピンチローラを圧接して前記テープを走行させ
るキャプスタンモータ軸受構造において、前記シャフト
の前記上部軸受に支持される上部外径を下部外径より小
径とする一方、前記上部軸受は円環状とすると共にその
外径を前記シャフトを包容する前記ホルダーの軸受嵌合
孔の内径寸法とし、前記下部外径を支持する下部軸受は
その外径を前記上部軸受の外径より径大とし、かつ前記
軸受ホルダーの下部からこのホルダー内部に埋設してな
ることを特徴とするキャプスタンモータ軸受構造を提供
するものである。
スタンモータの小型化及び薄型化に対応でき、しかも、
軸受ホルダーのキャプスタン軸を包容する部分の外径を
小径化することで空いたスペースにテープ走行系の他の
部品を配置できるように、回転可能なシャフトと、前記
シャフトを上下位置で支持する上部軸受及び下部軸受
と、これらの軸受を保持する軸受ホルダーとからなり、
前記シャフトの前記上部軸受と下部軸受との間でテープ
を介してピンチローラを圧接して前記テープを走行させ
るキャプスタンモータ軸受構造において、前記シャフト
の前記上部軸受に支持される上部外径を下部外径より小
径とする一方、前記上部軸受は円環状とすると共にその
外径を前記シャフトを包容する前記ホルダーの軸受嵌合
孔の内径寸法とし、前記下部外径を支持する下部軸受は
その外径を前記上部軸受の外径より径大とし、かつ前記
軸受ホルダーの下部からこのホルダー内部に埋設してな
ることを特徴とするキャプスタンモータ軸受構造を提供
するものである。
（実施例） 第１図は本考案になるキャプスタンモータ軸受構造20を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
同図において、従来のキャプスタンモータ軸受構造10の
構成要素と同一構成要素には同一符号を付し、説明を省
略する。
構成要素と同一構成要素には同一符号を付し、説明を省
略する。
本考案になるキャプスタンモータ軸受構造20において
は、シャフト21の上部軸受22と嵌合する上部外径D4を前
記シャフト11の外径D1よりも小さくし、円筒状の軸受嵌
合孔24aの内径を環状の上部軸受22の外径D5に合わせて
形成し、上部軸受22及び下部軸受23を軸受ホルダー24の
下側から同時に組み込むことが可能となり、しかも下部
軸受は23は内部に埋め込まれるためシャフトの垂直性を
確保することができる。そのため、下部軸受23の外径D6
は従来のキャプスタンモータ軸受構造10の下部軸受の外
径D2と同径かそれ以上の外径としても良い。
は、シャフト21の上部軸受22と嵌合する上部外径D4を前
記シャフト11の外径D1よりも小さくし、円筒状の軸受嵌
合孔24aの内径を環状の上部軸受22の外径D5に合わせて
形成し、上部軸受22及び下部軸受23を軸受ホルダー24の
下側から同時に組み込むことが可能となり、しかも下部
軸受は23は内部に埋め込まれるためシャフトの垂直性を
確保することができる。そのため、下部軸受23の外径D6
は従来のキャプスタンモータ軸受構造10の下部軸受の外
径D2と同径かそれ以上の外径としても良い。
従って、上部軸受22に小型のものが使用できるため、軸
受の潤滑作用を維持できるよう所定の体積を確保しつつ
上部軸受22の外径D5も小さくなり、軸受ホルダー24の上
部の外径D7も小さくすることができ、しかも下部軸受23
を軸受ホルダーの下側から埋設したため、下部軸受23の
外径D6を従来の下部軸受13の外径と同じかそれ以上にも
できるので、シャフト21の外径D1は、小さくする必要は
なく十分な強度を保ちながら軸受構造を小型化および薄
型化することが可能になる。
受の潤滑作用を維持できるよう所定の体積を確保しつつ
上部軸受22の外径D5も小さくなり、軸受ホルダー24の上
部の外径D7も小さくすることができ、しかも下部軸受23
を軸受ホルダーの下側から埋設したため、下部軸受23の
外径D6を従来の下部軸受13の外径と同じかそれ以上にも
できるので、シャフト21の外径D1は、小さくする必要は
なく十分な強度を保ちながら軸受構造を小型化および薄
型化することが可能になる。
（考案の効果） 上述の様に、本考案になるキャプスタンモータ軸受構造
によれば、回転可能なシャフトと、前記シャフトを上下
位置で支持する上部軸受及び下部軸受と、これらの軸受
を保持する軸受ホルダーとからなり、前記シャフトの前
記上部軸受と下部軸受との間でテープを介してピンチロ
ーラを圧接して前記テープを走行させるキャプスタンモ
ータ軸受構造において、前記シャフトの前記上部軸受に
支持される上部外径を下部外径より小径とする一方、前
記上部軸受は円環状とすると共にその外径を前記シャフ
トを包容する前記ホルダーの軸受嵌合孔の内径寸法と
し、前記下部外径を支持する下部軸受はその外径を前記
上部軸受の外径より径大とし、かつ前記軸受ホルダーの
下部からこのホルダー内部に埋設してなることを特徴と
したものであるから、軸受ホルダーのキャプスタン軸を
包容する部分の外径を小径化することで空いたスペース
にテープ走行系の他の部品を配置することができ、しか
も強度の優れた超小型、薄型のキャプスタンモータをの
製造が可能となり、更にシャフトであるキャプスタンを
支持する軸受部の組立性が良好で垂直性を確保すること
ができ、キャプスタンの信頼性を保ちながら本体自体の
小型化が可能となるほどの利点がある。
によれば、回転可能なシャフトと、前記シャフトを上下
位置で支持する上部軸受及び下部軸受と、これらの軸受
を保持する軸受ホルダーとからなり、前記シャフトの前
記上部軸受と下部軸受との間でテープを介してピンチロ
ーラを圧接して前記テープを走行させるキャプスタンモ
ータ軸受構造において、前記シャフトの前記上部軸受に
支持される上部外径を下部外径より小径とする一方、前
記上部軸受は円環状とすると共にその外径を前記シャフ
トを包容する前記ホルダーの軸受嵌合孔の内径寸法と
し、前記下部外径を支持する下部軸受はその外径を前記
上部軸受の外径より径大とし、かつ前記軸受ホルダーの
下部からこのホルダー内部に埋設してなることを特徴と
したものであるから、軸受ホルダーのキャプスタン軸を
包容する部分の外径を小径化することで空いたスペース
にテープ走行系の他の部品を配置することができ、しか
も強度の優れた超小型、薄型のキャプスタンモータをの
製造が可能となり、更にシャフトであるキャプスタンを
支持する軸受部の組立性が良好で垂直性を確保すること
ができ、キャプスタンの信頼性を保ちながら本体自体の
小型化が可能となるほどの利点がある。
第１図は本考案になるキャプスタンモータ軸受構造の概
略断面図、第２図は従来のキャプスタンモータ軸受構造
の概略断面図である。 20……キャプスタンモータ軸受構造、21……シャフト、
22、23……軸受、24……軸受ホルダー、24a……軸受嵌
合孔、15……切欠部、D1……シャフトの外径、D4……シ
ャフトの上部外径、D5……上部軸受の外径、D6……下部
軸受の外径、D7……軸受ホルダーの外径。
略断面図、第２図は従来のキャプスタンモータ軸受構造
の概略断面図である。 20……キャプスタンモータ軸受構造、21……シャフト、
22、23……軸受、24……軸受ホルダー、24a……軸受嵌
合孔、15……切欠部、D1……シャフトの外径、D4……シ
ャフトの上部外径、D5……上部軸受の外径、D6……下部
軸受の外径、D7……軸受ホルダーの外径。
Claims (1)
- 【請求項１】回転可能なシャフトと、前記シャフトを上
下位置で支持する上部軸受及び下部軸受と、これらの軸
受を保持する軸受ホルダーとからなり、前記シャフトの
前記上部軸受と下部軸受との間でテープを介してピンチ
ローラを圧接して前記テープを走行させるキャプスタン
モータ軸受構造において、前記シャフトの前記上部軸受
に支持される上部外径を下部外径より小径とする一方、
前記上部軸受は円環状とすると共にその外径を前記シャ
フトを包容する前記ホルダーの軸受嵌合孔の内径寸法と
し、前記下部外径を支持する下部軸受はその外径を前記
上部軸受の外径より径大とし、かつ前記軸受ホルダーの
下部からこのホルダー内部に埋設してなることを特徴と
するキャプスタンモータ軸受構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989111826U JPH0731383Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | キャプスタンモータ軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989111826U JPH0731383Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | キャプスタンモータ軸受構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0352836U JPH0352836U (ja) | 1991-05-22 |
| JPH0731383Y2 true JPH0731383Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31660291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989111826U Expired - Lifetime JPH0731383Y2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | キャプスタンモータ軸受構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731383Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01174730U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-12 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1989111826U patent/JPH0731383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0352836U (ja) | 1991-05-22 |
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