JPH0731328U - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JPH0731328U
JPH0731328U JP6212193U JP6212193U JPH0731328U JP H0731328 U JPH0731328 U JP H0731328U JP 6212193 U JP6212193 U JP 6212193U JP 6212193 U JP6212193 U JP 6212193U JP H0731328 U JPH0731328 U JP H0731328U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colorant
heating cylinder
resin material
screw
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP6212193U
Other languages
English (en)
Inventor
光一 小林
Original Assignee
株式会社精工舎
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着色剤の供給を停止したときに着色剤が液だ
れしないようにする。 【構成】 着色剤を加熱シリンダ2の内部に供給する着
色剤注入ノズル28が加熱シリンダ2の側壁を貫通して
スクリュウ19の直上に水平に配設され、その先端28
aはスクリュウ19の軸心部の上方に位置し、かつ斜め
に切断されている。そして、着色剤注入ノズル28の水
平な設置により、着色剤の供給を停止したときに着色剤
が液だれすることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加熱シリンダの内部に樹脂材および液状の着色剤を供給し、樹脂材 を加熱シリンダの内部で溶融しつつ着色剤と混練して金型に充填することにより 、所望の色彩の成形品を成形する射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の射出成形装置では、加熱シリンダの内部にその軸方向に沿って位置し て樹脂材を着色剤と混練しかつ金型に充填するスクリュウと、着色剤を加熱シリ ンダの内部に供給する着色剤供給管とが設けられている。そして、着色剤供給管 の先端のノズル部は、着色剤の供給時に着色剤が加熱シリンダの内壁に飛散しな いようにスクリュウの外周近傍に設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来構造にあっては、着色剤供給管の先端のノズル部が加熱シ リンダに対して斜め上向きまたは垂直に配設されており、その構造上、着色剤の 供給を停止したときに、着色剤供給管内に残留する着色剤が着色剤供給管の先端 のノズル部から加熱シリンダの内部に液だれし、この液だれにより、次の着色剤 の供給時に着色剤が加熱シリンダの内部に過剰供給されて成形品の色彩にバラつ きが生じたり、また異なる色彩の着色剤を加熱シリンダの内部に供給して成形品 の色替えをしたときに色替え前の着色剤が混入して色替え直後は所望の色彩の成 形品が得られない等の不都合があった。
【0004】 本考案は、着色剤の供給を停止したときに着色剤が液だれすることがない射出 成形装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、加熱シリンダの内部に樹脂材および液状の着色剤を供給し、樹脂材 を加熱シリンダの内部で溶融しつつ着色剤と混練して金型に充填する射出成形装 置であって、加熱シリンダの内部にその軸方向に沿って位置して樹脂材を着色剤 と混練しかつ金型に充填するスクリュウと、着色剤を加熱シリンダの内部に供給 する着色剤供給管とを有し、着色剤供給管の出口部がスクリュウの外周近傍に水 平に配設されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案によれば、着色剤供給管の出口部の水平な配設により、着色剤の供給を 停止したときに着色剤が液だれすることがない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案が適用された射出成形装置を図面に基づいて説明する。 この射出成形装置では、図1に示されるように金型1と、加熱シリンダ2と、 ポリアセタール等の樹脂材3を貯蔵するホッパ4と、リキッドカラー等の液状の 着色剤5を貯蔵する容器としてのタンク6とを有している。
【0008】 金型1は、固定ダイプレート7に取り付けられた固定側金型8と、この固定側 金型8に対向するように移動ダイプレート9に取り付けられた可動側金型10と 、可動側金型10が固定側金型8に対して接離するように移動ダイプレート9を ガイドするタイバー11とを有している。移動ダイプレート9には、型締シリン ダ12のラム12aが連結され、型締シリンダ12によってタイバー11に沿っ て駆動されるになっている。型締シリンダ12は可動側金型10が固定側金型8 に当接して固定側金型8と可動側金型10とが型締めされる位置および可動側金 型10が固定側金型8から離反して固定側金型8と可動側金型10とが型開きさ れる位置に移動ダイプレート9を駆動できるようになっている。固定側金型8と 可動側金型10とが型締めされた状態では、固定側金型8と可動側金型10との 間に所定形状のキャビティ13が形成されるようになっている。固定側金型8に は、キャビティ13と連通するランナ14が形成されているとともにランナ14 を通してキャビティ13と連通するスプル15が形成されている。
【0009】 加熱シリンダ2には、前端部に固定側金型8のスプル15と嵌合する射出用ノ ズル16が形成されているとともに後端部にホッパ4の下部と嵌合してホッパ4 内の樹脂材3が供給される材料供給口17が形成されている。また、加熱シリン ダ2には、周囲にヒータ18が取り付けられているとともに内部に軸方向へ沿っ てスクリュウ19が設けられ、ホッパ4内から材料供給口17を通して供給され た樹脂材3をスクリュウ19によってノズル16側に移送しつつヒータ18によ って加熱して溶融するようになっている。スクリュウ19は歯車20、21を介 して駆動モータ22の駆動力で回転駆動されるようになっている。また、スクリ ュウ19は射出シリンダ23と連結され、射出シリンダ23の駆動力でノズル1 6側へ向けて進退可能となっており、ノズル16側への前進により樹脂材3をノ ズル16からランナ14を通してキャビティ13に射出可能となっている。なお 、スクリュウ19はノズル16側に向けて徐々に太径となっており、回転駆動時 に樹脂材3を剪断しつつ加熱して溶融する作用も有している。
【0010】 タンク6は複数個設けられ、これらにはそれぞれ色彩の異なる着色剤5が貯蔵 されている。各タンク6と加熱シリンダ2との間には、それぞれ着色剤供給管2 5が配設され、これらの各着色剤供給管25を通して各タンク6内の着色剤5を 加熱シリンダ2の内部に供給できるようになっている。
【0011】 着色剤供給管25は、タンク6の蓋24にタンク6内の着色剤5に浸漬するよ うに取り付けられたチューブ26と、このチューブ26に接続された可撓性チュ ーブ27と、この可撓性チューブ27を介してチューブ26に接続され、かつ加 熱シリンダ2の材料供給口17に差し込まれた着色剤注入ノズル28とで構成さ れ、着色剤注入ノズル28を出口部として着色剤5を加熱シリンダ2の内部に供 給するようになっている。
【0012】 各可撓性チューブ27の中間部には、それぞれポンプ29が対応して設けられ 、これらの各ポンプ29を選択的に駆動して所望のタンク6内の着色剤5を加熱 シリンダ2の内部に送出するようになっている。ポンプ29には、図2に示され るようにハウジング30が設けられ、このハウジング30の下方からその内部を 経てハウジング30の下方に至るように可撓性チューブ27の中間部が配設され ている。ハウジング30の内部には、ロータ31が回転可能に取り付けられ、こ のロータ31の外周に可撓性チューブ27の中間部が掛け回されている。ロータ 31の外周には、可撓性チューブ27を部分的に加圧する複数個のローラ32が 取り付けられ、ロータ31の回転によりタンク6内の着色剤5を加熱シリンダ2 の内部に送出するようになっている。これらの各ポンプ29は、それぞれ独立し た支持フレーム33に取り付けられ、この支持フレーム33には制御用パネル3 3aが取り付けられている。パネル33aには、ロータ31の回転速度などの指 定を行うスイッチが設けられ、このスイッチの操作により所定量の着色剤5をタ ンク6内から加熱シリンダ2の内部に送出するようになっている。
【0013】 各着色剤注入ノズル28は図3に詳細に示されるように加熱シリンダ2の側壁 を貫通してスクリュウ19の直上に水平に配設され、その先端28aはスクリュ ウ19の軸心部の上方に位置し、かつ斜めに切断されている。そして、スクリュ ウ19の直上への着色剤注入ノズル28の先端28aの設置により、着色剤5の 供給時に着色剤5が加熱シリンダ2の内壁に飛散せず、また着色剤注入ノズル2 8の水平な設置により、着色剤5の供給を停止したときに着色剤5が液だれせず 、さらに着色剤注入ノズル28の先端28aの斜めな切断により、着色剤注入ノ ズル28の内部に樹脂材3が侵入しないようになっている。なお、各着色剤注入 ノズル28は加熱シリンダ2の側壁を着脱可能に貫通し、必要に応じて交換でき るようになっている。
【0014】 次に、作用を説明する。 成形時には、ホッパ4内の樹脂材3が材料供給口17を通して加熱シリンダ2 の内部に供給されるとともに、各ポンプ29が選択的に駆動されて所望のタンク 6内の着色剤5が着色剤供給管25を通して材料供給口17から加熱シリンダ2 の内部に供給される。加熱シリンダ2の内部では、スクリュウ19の回転によっ て樹脂材3が着色剤5と共に材料供給口17側からノズル16側に移送されると ともに、この間に樹脂材3がヒータ18によって溶融されつつスクリュウ19の 回転によって着色剤5と混練される。
【0015】 そして、型締シリンダ12によって固定側金型8と可動側金型10とが型締め されると、射出シリンダ23の駆動力でスクリュウ19がノズル16側へ向けて 前進して樹脂材3をノズル16からキャビティ13に射出し、キャビティ13に 樹脂材3が充填される。キャビティ13に充填された樹脂材3は、キャビティ1 3内で固化し、これによって所望の色彩の成形品が成形される。
【0016】 この成形時には、各ポンプ29の選択的な駆動により、加熱シリンダ2の内部 に供給すべき着色剤5の種類を変更すれば、他の色彩の着色剤5が材料供給口1 7を通して加熱シリンダ2の内部に供給され、この供給によって上記と同様にし て他の色彩の成形品が成形され、成形品の色彩を切り替えることができる。
【0017】 ここで、加熱シリンダ2の内部への着色剤5の供給を停止したときには、着色 剤注入ノズル28の水平な設置により、着色剤供給管25の内部に残留する着色 剤5が液だれすることがない。
【0018】 したがって、成形時には、着色剤5の液だれによる不都合を生ずることなく、 成形品を成形できる。なお、着色剤注入ノズル28の水平な設置により、着色剤 5の送出抵抗が大幅に増大することがなく、着色剤5の供給に支障が生じること はない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る射出成形装置では、着色剤供給管の出口部を スクリュウの外周近傍に水平に配設したので、着色剤の供給を停止したときに着 色剤が液だれすることがなく、かかる液だれによる不都合を解消できるという優 れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された射出成形装置の概略構成を
示す縦断面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】図1のA−A線要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金型 2 加熱シリンダ 3 樹脂材 5 着色剤 19 スクリュウ 25 着色剤供給管 28 着色剤注入ノズル(着色剤供給管の出口部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱シリンダの内部に樹脂材および液状
    の着色剤を供給し、上記樹脂材を上記加熱シリンダの内
    部で溶融しつつ上記着色剤と混練して金型に充填する射
    出成形装置であって、 上記加熱シリンダの内部にその軸方向に沿って位置して
    上記樹脂材を上記着色剤と混練しかつ上記金型に充填す
    るスクリュウと、上記着色剤を上記加熱シリンダの内部
    に供給する着色剤供給管とを有し、 上記着色剤供給管の出口部が上記スクリュウの外周近傍
    に水平に配設されていることを特徴とする射出成形装
    置。
JP6212193U 1993-11-18 1993-11-18 射出成形装置 Pending JPH0731328U (ja)

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JP6212193U JPH0731328U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 射出成形装置

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JP6212193U JPH0731328U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 射出成形装置

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JPH0731328U true JPH0731328U (ja) 1995-06-13

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ID=13190919

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JP6212193U Pending JPH0731328U (ja) 1993-11-18 1993-11-18 射出成形装置

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