JPH0731325A - 活かに輸送装置 - Google Patents

活かに輸送装置

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Publication number
JPH0731325A
JPH0731325A JP20044593A JP20044593A JPH0731325A JP H0731325 A JPH0731325 A JP H0731325A JP 20044593 A JP20044593 A JP 20044593A JP 20044593 A JP20044593 A JP 20044593A JP H0731325 A JPH0731325 A JP H0731325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cooling
seawater
water
sea water
Prior art date
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Pending
Application number
JP20044593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Hioki
武雄 日置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAPPORO KANI HONKE KK
Original Assignee
SAPPORO KANI HONKE KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SAPPORO KANI HONKE KK filed Critical SAPPORO KANI HONKE KK
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漁場で収穫したかにを活かしたままで漁港へ
運搬させる。 【構成】 海水を貯留する海水タンク1と、海水を冷却
する冷却タンク2と、活かにを収容する活かにタンク3
とからなり、これらの各タンクを海水給送用パイプ5で
連結して海水を供給するようにし、前記冷却タンク2内
には砕氷を投入して冷却タンク2に配設された海水給送
用パイプ5内の海水を冷却し、冷却した海水を活かにタ
ンク3内の上方に設けた海水給送用パイプ5のノズル6
より霧状にして噴射させると共に冷却タンク2と活かに
タンク3を冷却水用パイプ8で連結して、冷却水用パイ
プ8で冷却タンク2の冷水を活かにタンク3内へ循環さ
せるように構成した。また漁船の船倉の一部或いは漁船
に設置した冷却装置を活かにタンク3に利用するように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁場で収穫したかにを
活かしたまま漁港へ運搬するために、漁船に積込んで使
用する活かに輸送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、漁場で収穫したかには、 漁船の船倉に冷蔵設備をとりつけ、その中にかにを
入れたかごを積重ねて漁港へ運ぶ。 かにを活きたままかごに入れ、このかごの上にいわ
ゆる南京袋を被せてその上に砕氷を乗せた状態で漁港へ
運ぶ。 といった方法で扱かわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の輸送
手段では、では冷蔵装置の冷気によりかには乾燥状態
となり死亡率が高くなる。また冷気吹出口の近くに置い
たかには部分的な冷凍状態となり、生きることが出来な
い。それと冷凍にフロンガスを使用するために公害上の
問題がある。では上に置いた砕氷が溶けた淡水が流下
してかにを弱らせたり、死に至らせたりして、著しく鮮
度を低下させる。つまり、従来かにを活きた元気な状態
で輸送することは殆んど不可能であった。このために最
近のいわゆるグルメ指向の要求に満足し得ない課題があ
った。それ故に本発明の目的は、このような課題を解決
できる活かに輸送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の活かに輸送装置
は、海水を貯留する海水タンクと、海水を冷却する冷却
タンクと、活かにを収容する活かにタンクとからなり、
これらの各タンクを海水給送用パイプで連結して海水を
供給するようにし、前記冷却タンク内には砕氷を投入し
て海水給送用パイプ内の海水を冷却し、冷却した海水を
活かにタンク内の上方に設けた海水給送用パイプのノズ
ルより霧状にして噴射させると共に冷却タンクと活かに
タンクを冷却水用パイプで連結して、冷却タンクの冷水
を活かにタンク内へ循環させるように構成した。また漁
船の船倉の一部或いは漁船に設置した冷却装置を活かに
タンクに利用するように構成した。
【0005】
【作用】海水タンクから冷却タンクへ供給された海水給
送用パイプ内の海水は、冷却タンク内に収容された氷で
冷却され、冷却された海水が活かにタンクの上方からノ
ズルにより霧状にして噴射されて、活かにタンク内に収
容した活かにに降り注ぐように供給される。また、活か
にタンク内は冷却タンクで海水を冷却するための氷が溶
けて発生した冷水が冷却水用パイプを循環して活かにタ
ンク内を冷却させるため、前記冷却されて噴射する海水
の冷却効果を向上して、活かにタンク内に収容した活か
にの鮮度が損なわれることがない。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1において1は海水を貯留する海水タンク、2は
海水を冷却する冷却タンク、3は活かにを収容する活か
にタンクであり、冷却タンク2と活かにタンク3はそれ
ぞれ断熱構造に形成されている。海水タンク1と冷却タ
ンク2は、ダイヤフラムポンプ4を介して海水給送用パ
イプ5と連結されている。そして、さらに海水給送用パ
イプ5は冷却タンク2の底面に渦巻き状に所定の高さま
で配管して、その先端を上方へ引上げて、活かにタンク
3の上部中央を縦断するように海水給送用パイプ5を配
管すると共に活かにタンク3内に配管された海水給送用
パイプ5にノズル6を複数設けて霧状にして噴射させる
ようにしている。
【0007】前記冷却タンク2には砕氷を大量に投入し
てタンク内温度が0℃近くになるように冷却する。前記
冷却タンク2と活かにタンク3は冷水ポンプ7を介して
冷却水用パイプ8で連結している。この冷却水用パイプ
8は途中で分岐して活かにタンク3内の対向する壁面沿
いでそれぞれ蛇行させて配管し、それぞれの終端は冷却
タンク2に還流するようにしている。この冷却水用パイ
プ8は、冷却タンク2内で海水を冷却する砕氷が溶けて
発生した冷水を循環させて活かにタンク3内を冷却する
ために設けられているものである。
【0008】活かにタンク3内では蛇行した冷却水用パ
イプ8の所定個所をパイプサポート9で一括固定してい
る。さらに、活かにタンク3の上部には山形状の断熱蓋
10が頂部をヒンジ構造11として設けられ、傾斜した
部分がそれぞれ開閉できるようにしてある。そして、こ
の断熱蓋10を開放した状態で、活かにを収容したかご
12を複数段積重ねた状態に収容させる。13はダイヤ
フラムポンプ4特有の脈動を吸収し、滑らかな水流とす
るエアーチャンバーである。
【0009】このように構成される本発明の活かに輸送
装置は、漁船の所定個所に設置して使用される。そし
て、海水タンク1に貯留した海水をダイアフラムポンプ
4を介して海水給送用パイプ5により冷却タンク2に供
給して該冷却タンク2の下部を渦巻状に循環させ、該冷
却タンク2に投入された砕氷で冷却させる。そして、冷
却した海水を海水給送用パイプ5で活かにタンク3へ供
給して各ノズル6から活かにを収容したかご12の上面
より霧状にして噴射させる。一方、活かにタンク3内は
冷却タンク2内の砕氷が溶けて発生した冷水を冷却水用
パイプ8で循環させているため、冷却して霧状にして噴
射する海水の冷却効果を高める。なお、冷却水用パイプ
8を循環する冷水は冷却タンク2に還流されて該冷却タ
ンク2内で、再び冷却され、冷却ポンプ7を介して冷却
水用パイプ8を循環するようにしている。
【0010】また、本発明の活かに輸送装置を設置する
漁船で、船倉に活かにを収容するスペースを確保するこ
とができる場合は、漁船の所定個所に設置する活かにタ
ンク3を設置しないで、船倉を直接活かにタンク3の代
わりに使用して、その船倉に活かにを収容したかご12
を積み重ねて収納し、一方冷却タンク2で冷却した海水
を供給する海水給送用パイプ5を船倉の上部に延設する
と共にこの延設された海水給送用パイプ5に複数のノズ
ル6を角度をかえて装着して、冷却タンク2で冷却され
た海水を複数のノズル6から活かにを収容したかご12
の上面に霧状にして噴射させるようにすると共に、前記
船倉の壁面又は天井面に冷却タンク2の冷水を循環させ
る冷却水用パイプ8を冷却タンク2から延設して、船倉
内を冷却し、該船倉に活かにを収容させるようにする。
【0011】さらに、本発明の活かに輸送装置を設置す
る漁船で、船倉に冷却装置が設置されている場合は、冷
却装置の天井面に複数のノズル6を設けて該ノズル6よ
り冷却された海水を霧状にして噴射させるようにするこ
ともできる。
【0012】なお、活かにタンク3や活かにタンク3に
代えて使用する船倉の横巾が広い場合は、海水給送用パ
イプ5に設ける複数のノズル6の噴射口を交互に左右に
振らせて設置して、海水の噴射をむらなく拡散させるよ
うにする。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の活かに輸
送装置は、冷凍機を使わないで、冷却タンク内に配管し
た海水用給送パイプ内の海水をパイプの外から砕氷で冷
却し、冷却した海水の濃度を変えることなく活かにタン
ク内に霧状にして噴射させて、活かにタンク内に収容し
た活かにを冷却保存するものであるから、海水で冷却さ
れる活かには鮮度が低下することが少ない。また、冷却
タンク内を冷却する砕氷が溶けて発生した冷水を冷却水
用パイプで活かにタンク内を循環させることにより一層
活かにタンク内を冷却させて、活かにが弱ったり、死に
至らしめることなく保存でき、しかも装置全体の熱効率
を向上できて経済効率のよい活かに輸送装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す概略斜視図。
【図2】活かにタンクの縦断面図。
【図3】図2の一部拡大図。
【符号の説明】
1 海水タンク 2 冷却タンク 3 活かにタンク 5 海水給送用パイプ 6 ノズル 8 冷却水用パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水を貯留する海水タンクと、海水を冷
    却する冷却タンクと、活かにを収容する活かにタンクと
    からなり、これらの各タンクを海水用パイプで連結して
    海水を供給するようにし、前記冷却タンク内に砕氷を投
    入して冷却タンクに配設された海水給送用パイプ内の海
    水を冷却し、冷却した海水を活かにタンク内の上方に設
    けた海水給送用パイプのノズルより霧状にして噴射させ
    ると共に冷却タンクと活かにタンクを冷却水用パイプで
    連結して、冷却タンクの冷水を活かにタンク内へ循環さ
    せるように構成したことを特徴とする活かに輸送装置。
  2. 【請求項2】 活かにタンクを漁船の船倉の一部に設け
    て該漁船の船倉の天井面に冷却タンクで冷却した海水を
    供給する海水給送用パイプを前記冷却タンクから延設し
    て海水を該船倉内に海水給送用パイプのノズルより霧状
    にして噴射させると共に、前記船倉の壁面又は天井に冷
    却タンクの冷水を循環させる冷却水用パイプを前記冷却
    タンクから延設した請求項1記載の活かに輸送装置。
  3. 【請求項3】 漁船に設置した冷却装置の天井面に冷却
    した海水を供給する海水給送用パイプを延設して、該海
    水給送用パイプのノズルより冷却した海水を霧状にして
    噴射させるようにした請求項1記載の活かに輸送装置。
JP20044593A 1993-07-19 1993-07-19 活かに輸送装置 Pending JPH0731325A (ja)

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JP20044593A JPH0731325A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 活かに輸送装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20044593A JPH0731325A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 活かに輸送装置

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JPH0731325A true JPH0731325A (ja) 1995-02-03

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JP20044593A Pending JPH0731325A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 活かに輸送装置

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