JPH0731261Y2 - 粘着ラベル - Google Patents

粘着ラベル

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JPH0731261Y2
JPH0731261Y2 JP1987197875U JP19787587U JPH0731261Y2 JP H0731261 Y2 JPH0731261 Y2 JP H0731261Y2 JP 1987197875 U JP1987197875 U JP 1987197875U JP 19787587 U JP19787587 U JP 19787587U JP H0731261 Y2 JPH0731261 Y2 JP H0731261Y2
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JP
Japan
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label
adhesive
adhesive layer
back surface
masking agent
Prior art date
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Application number
JP1987197875U
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JPH01101270U (ja
Inventor
万巧 村岡
節夫 永島
郁夫 辰井
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粘着ラベル、特に剥離容易な粘着ラベルに関す
る。
(従来の技術) 包装用容器には、通常、その内容物を表示するためのラ
ベルが貼付されており、ラベルは少なくとも内容物が完
全に消費しつくされるまでの間容器から剥離しないよう
に貼着されているのが一般的であるが、例えば医薬品、
特に医師や薬剤師等によって取り扱われる医薬品の場合
は、患者に応じた調剤や服用方法の明示等を行うため、
薬事法に基き製造業者において貼付されたラベルが一旦
剥がされ、患者向けのラベルに貼り替えられることがあ
る。そのような場合、製造業者において貼付されるラベ
ルは、容器から容易に剥がすことができ、しかも医師や
薬剤師等の手に渡るまでの間は不測に剥がれないといっ
た相反する性能が要求される。
そこで従来、このような要求に応えるべく、ラベル基材
の裏面に形成された粘着剤層に不粘着剤を部分的に塗布
し、ラベル全体の粘着力を低減させてなる粘着ラベルが
提案されている(例えば、特開昭59-122571号公報)。
また、粘着力を低減させることを目的としているもので
はないが、例えば実開昭60-118185号公報には、粘着剤
層にラベルの端縁に通じる空間部を設け、貼着した際に
粘着面に生じる気泡をその空間から逃がすように図った
ラベルが提案されている。
さらに、ラベルに関してではないが、例えば実開昭53-1
64356号公報には、裁断面を付したる型紙原紙の裏面に
感圧接着剤を塗布し、接着剤層面に適切な露出部分を有
するマスキング材を貼着して、接着剤面積及び接着力を
調整可能としたる型紙が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の粘着ラベルにあっては、不粘着剤
を比較的面積の大きなスポット状に塗布しているため、
確かにラベル全体でみた場合の粘着力は低減している
が、その低減の度合は不均一となっている。つまり、不
粘着剤が塗布された部分の粘着力は当然零となっている
が、塗布されていない部分は粘着剤そのものの粘着力を
発揮し、しかも該部分の面積は比較的大きい。したがっ
て、不粘着剤が塗布されていない部分が容器表面にしっ
かりと貼り付いてしまうため、ラベルを容器から引き剥
がしたときに該部分でラベルが破れたり、あるいはラベ
ルの一部が容器に残存したりしてラベルを綺麗に容器か
ら剥がすことができないといった問題があった。
また、前記実開昭60-118185号公報所載のラベルにあっ
ても、各接着部分の面積が大きいため、剥がす際に接着
部分で破れてしまうといった問題があり、ラベルを破か
ずに容器から綺麗に剥がすといった目的を達成すること
はできない。
さらに、前記の型紙にあっては、マスキング材にレース
編物や開孔フィルム等を利用するものであるから、粘着
材の粘着力の調整がどうしても画一的になってしまう。
また、一部分に完全は不粘着部分を形成することが困難
で、不粘着部分を引き剥がし部に利用するといったこと
が簡単にはできないといった不都合があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る粘着ラベルは、基材の裏面全面に形成され
た粘着剤層の露出状態が、裏面全面にわたって又は裏面
の所定部分において、印刷技術により塗着される不粘着
性のマスキング剤により無数の微細で均一な網点状とさ
れ、ラベル全体としての粘着力が均一に低減されるとと
もに、ラベルの一端縁側における粘着剤層の一部分が前
記マスキング剤により完全に被覆され、これにより物品
貼付の際にラベルと物品表面との間に引き剥がし用間隙
が確保されるように構成されたものである。
(作用) 基材の裏面全面に形成された粘着剤層の露出状態が、裏
面全面にわたって又は裏面の所定部分において、不粘着
性のマスキング剤により無数の微細で均一な網点状とさ
れ、ラベル全体としての粘着力が均一に低減されている
から、必要最小限の粘着力が発揮される一方、剥がす際
には破れ等のトラブルが防止される。また、引き剥がし
用間隙が確保されるから、この間隙に爪や尖鋭な物等を
差し入れることによりラベルを引き起こすことができ、
ラベルの引き剥がし作業をより一層容易に行うことがで
きる。さらに、マスキング剤は印刷技術により粘着剤層
上に塗着されるものであるから、引き剥がし用間隙の確
保が極めて容易に行える。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る粘着ラベルの粘着面側(裏面側)
を示す正面図、第2図は第1図において円で囲む部分の
部分拡大図、第3図は第2図におけるIII-III線端面図
である。
この粘着ラベルは、基材1の裏面に粘着剤層2が全面に
わたって形成され、この粘着剤層2の中央部4および一
端縁側の一部分5が不粘着性のマスキング剤3により完
全に被覆されるとともに、周縁部にマスキング剤3が微
細な網目状に塗着され、基材1の周縁部において粘着剤
層2が網点状に露出されたものである。
上記基材1としては、例えば、紙、合成樹脂フィルム、
金属箔等、従来からラベルに用いられている材料が挙げ
られる。
前記粘着剤層2としては、例えば、感圧性のものが好適
に用いられるが、本考案の粘着ラベルを貼付する容器の
材質に応じて適宜決定すればよい。但し、本考案の粘着
ラベルをポリエチレン等の合成樹脂製の容器、特に医薬
品用のポリエチレン製容器に貼付する場合には、合成樹
脂が溶媒等を透過する性質を有することもあるので、有
毒な溶剤を含まないものが望ましい。
本考案において用いられるマスキング剤3としては、不
粘着性であって上記粘着剤層2上に安定して塗着される
ものが好ましく、例えば、ニス、塗料、印刷インク、澱
粉、あるいはアクリル系その他の合成樹脂が挙げられ
る。このマスキング剤3の塗着には、印刷技術、特にス
クリーンを用いた印刷技術が利用される。したがって、
そのような印刷技術を利用する場合、スクリーンの線数
を適宜選択することにより、マスキング剤3の塗着量を
調整、換言すれば粘着剤層2の粘着力を調整することが
できる。ところで、そのマスキング剤3の塗着量がどの
程度のとき、最もよい粘着性および剥離性が得られるか
について調べたところ、次のような結果を得た。
ラベルは、基材1が長さ約70mm、幅約17mmのものを用
い、該ラベルを貼付する容器には横断面略円形で外周長
が約67mmのポリエチレン製容器を用いた。そして、マス
キング剤3を全く塗着しないときの粘着剤層2の露出面
積を100%として、該露出面積が21%、31%、75%、80
%の各ラベルを作製し、前記容器に貼付した。これら各
種ラベルを貼付した容器多数個を、容器の梱包装置にお
けるバッファテーブル(前工程と次工程との作業速度が
異なる場合にそれら両工程の間に設けられるテーブル)
上に入れ、約30分間放置(この間、各容器は他の容器と
擦れ合うようにして前記テーブル上を周回移動する)
し、ラベルの剥がれ具合を観察した。すると、粘着剤層
2の露出面積が21%、31%と少ないラベルは剥がれてし
まっていたが、75%、80%のラベルは全く剥がれなかっ
た。次に、粘着剤層2の露出面積が75%のものと80%の
ものとについて、ラベルの引き剥がしを行ったところ、
いずれも基材1が破れたり、容器に残存したりすること
なく、綺麗に容器から剥がれた。因に、粘着剤層2の露
出面積が90%以上のものについてもラベルの引き剥がし
を行ってみたが、容器からラベルを引き剥がす際、基材
1の一部が残存したり破れたりするものがあった。以上
のことから、粘着剤層2の露出面積はおよそ75%乃至80
%とするのが好ましいことがわかった。
本例では、前述したようにマスキング剤3を基材1の中
央部4および一端縁側の一部分5に粘着剤層2を完全に
覆うように塗着し、基材1の周縁部において微細な網目
状に塗着しているが、このようにマスキング剤3を塗着
しておくと、ラベルを容器に貼付した場合、上記一部分
5の箇所においてラベルと容器との間に引き剥がし用間
隙が形成されることになるので、ラベルを引き剥がす際
この引き剥がし用間隙に爪や尖鋭な物等を差し入れるこ
とによりラベルを引き起こすことができ、ラベルの引き
剥がし作業をより一層容易に行うことができる。なお、
マスキング剤3を塗着する領域は図示例のものに限るも
のではなく、粘着剤層2の全面にわたってマスキング剤
3を微細な網目状に塗着してもよい。但し、その場合
も、上記した引き剥がし用間隙を基材1の一端縁側の一
部分に確保しておく。
上記のようになる粘着ラベルは、その粘着剤層2面に離
型シート(図示せず)が重合貼着され、使用に供され
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の粘着テープは、基材の裏
面全面に形成された粘着剤層の露出状態が、裏面全面に
わたって又は裏面の所定部分において、不粘着性のマス
キング剤により無数の微細で均一な網点状とされ、ラベ
ル全体としての粘着力が均一に低減されているから、必
要最小限の粘着力が発揮され、人為的に引き剥がそうと
するとき以外は不測に剥がれたりするおそれがない。し
かもその反面、剥がすときにはそれが極めて容易に行え
るとともに、引き剥がしの際にラベルが破れたり、ある
いはラベルの一部が容器等に残存したりすることがな
く、非常に綺麗に剥がすことができる。さらに、ラベル
の一端縁側における粘着剤層の一部分をマスキング剤に
より完全に被覆し、これにより物品貼付の際にラベルと
物品表面との間に引き剥がし用間隙が確保されるように
構成しているから、この間隙に爪や尖鋭な物等を差し入
れることによりラベルを引き起こすことができ、ラベル
の引き剥がし作業をより一層容易に行うことができる。
加えて、マスキング剤は印刷技術により塗着されるもの
であるから、引き剥がし用間隙の確保が極めて容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る粘着テープの一実施例を示し、第1図
は粘着ラベルの粘着面側を示す正面図、第2図は第1図
における円で囲む部分の部分拡大図、第3図は第2図に
おけるIII-III線端面図である。 1……基材、2……粘着剤層、3……マスキング剤、5
……マスキング剤により粘着剤層が完全に覆われた部分
(引き剥がし用間隙)
フロントページの続き (72)考案者 辰井 郁夫 兵庫県神崎郡福崎町福田760―6 (56)参考文献 特開 昭59−122571(JP,A) 実願 昭52−70488号(実開 昭53− 164356号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭53−171632号(実開 昭55− 87563号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の裏面全面に形成された粘着剤層の露
    出状態が、裏面全面にわたって又は裏面の所定部分にお
    いて、印刷技術により塗着される不粘着性のマスキング
    剤により無数の微細で均一な網点状とされ、ラベル全体
    としての粘着力が均一に低減されるとともに、ラベルの
    一端縁側における粘着剤層の一部分が前記マスキング剤
    により完全に被覆され、これにより物品貼付の際にラベ
    ルと物品表面との間に引き剥がし用間隙が確保されるよ
    うに構成されたことを特徴とする粘着ラベル。
JP1987197875U 1987-12-25 1987-12-25 粘着ラベル Expired - Lifetime JPH0731261Y2 (ja)

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JP1987197875U JPH0731261Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 粘着ラベル

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JP1987197875U JPH0731261Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 粘着ラベル

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JPH01101270U JPH01101270U (ja) 1989-07-07
JPH0731261Y2 true JPH0731261Y2 (ja) 1995-07-19

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JP1987197875U Expired - Lifetime JPH0731261Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 粘着ラベル

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JP3853091B2 (ja) * 1998-10-05 2006-12-06 株式会社吉野工業所 タックラベル及びタックラベル付きポリエステル製ボトル
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