JPH07311414A - データ写し込みカメラ - Google Patents
データ写し込みカメラInfo
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- JPH07311414A JPH07311414A JP10279594A JP10279594A JPH07311414A JP H07311414 A JPH07311414 A JP H07311414A JP 10279594 A JP10279594 A JP 10279594A JP 10279594 A JP10279594 A JP 10279594A JP H07311414 A JPH07311414 A JP H07311414A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画面サイズに応じてデータの写し込み位置と
倍率を変更する。 【構成】 複数の画面サイズから所望の画面サイズを選
択し切り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走行中
に発光素子を適宜発光させてフィルムに結像させるデー
タ写し込み装置とを有し、画面サイズ切換手段の画面サ
イズ切り換えに連動してデータ写し込み手段によるデー
タ写し込み位置を切り換えると共に写し込み倍率を変更
するデータ写し込みカメラにおいて、データ写し込み手
段に設けた光学系は、フィルム上の最も外側のデータ写
し込み位置と最も内側のデータ写し込み位置との略中央
に光軸を配置した単一の結像光学系であり、データ写し
込み位置に対応して発光素子側光路長と像面側光路長の
比の異なる複数の光路を有し、発光素子側光路長の長い
方の像面側光路中に設けた平行平面の透明板により焦点
位置の補正を行う。
倍率を変更する。 【構成】 複数の画面サイズから所望の画面サイズを選
択し切り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走行中
に発光素子を適宜発光させてフィルムに結像させるデー
タ写し込み装置とを有し、画面サイズ切換手段の画面サ
イズ切り換えに連動してデータ写し込み手段によるデー
タ写し込み位置を切り換えると共に写し込み倍率を変更
するデータ写し込みカメラにおいて、データ写し込み手
段に設けた光学系は、フィルム上の最も外側のデータ写
し込み位置と最も内側のデータ写し込み位置との略中央
に光軸を配置した単一の結像光学系であり、データ写し
込み位置に対応して発光素子側光路長と像面側光路長の
比の異なる複数の光路を有し、発光素子側光路長の長い
方の像面側光路中に設けた平行平面の透明板により焦点
位置の補正を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、画面サイズを切り換
えることができるデータ写し込みカメラに関する。
えることができるデータ写し込みカメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】日付等のデータを写し込むカメラは従来
より数多く市販されているが、近年、画枠短辺方向の両
端を遮光して、画面サイズを標準サイズからパノラマサ
イズに切り換えるカメラも増加している。従って、デー
タ写し込みカメラに画面サイズ切り換え機構を搭載した
カメラも出現しており、データを標準サイズとパノラマ
サイズの双方に写し込むために種々の提案がなされてい
る。
より数多く市販されているが、近年、画枠短辺方向の両
端を遮光して、画面サイズを標準サイズからパノラマサ
イズに切り換えるカメラも増加している。従って、デー
タ写し込みカメラに画面サイズ切り換え機構を搭載した
カメラも出現しており、データを標準サイズとパノラマ
サイズの双方に写し込むために種々の提案がなされてい
る。
【０００３】例えば、特開平5-323446号公報において、
２つの光学系と光路を有し、パノラマサイズのときはフ
ィルム面の近くに一方の光学系を配置することにより、
撮影倍率を低くし、不要である他方の光路を遮蔽する技
術が開示されている。従って、データの写し込み倍率は
パノラマサイズの方が標準サイズより小さくなり、フィ
ルム上ではデータは小さく撮影されるので、パノラマサ
イズの方が標準サイズより引き伸ばし倍率が大きくて
も、プリント上のデータサイズは見苦しい大きさにはな
らない。
２つの光学系と光路を有し、パノラマサイズのときはフ
ィルム面の近くに一方の光学系を配置することにより、
撮影倍率を低くし、不要である他方の光路を遮蔽する技
術が開示されている。従って、データの写し込み倍率は
パノラマサイズの方が標準サイズより小さくなり、フィ
ルム上ではデータは小さく撮影されるので、パノラマサ
イズの方が標準サイズより引き伸ばし倍率が大きくて
も、プリント上のデータサイズは見苦しい大きさにはな
らない。
【０００４】また、特開平5-313244号公報には、光路切
換部材とコンバージョンレンズにより写し込み位置と撮
影倍率を変更する技術と、発光素子と結像レンズをそれ
ぞれ移動させ、写し込み位置と写し込み倍率を変更する
技術が開示されている。
換部材とコンバージョンレンズにより写し込み位置と撮
影倍率を変更する技術と、発光素子と結像レンズをそれ
ぞれ移動させ、写し込み位置と写し込み倍率を変更する
技術が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平5-323446号公報においては、複数の光路にそれぞ
れ対応した光学系が必要であり、それぞれの光学系に対
して精度管理が必要となるため、コスト的にも高価とな
る。
特開平5-323446号公報においては、複数の光路にそれぞ
れ対応した光学系が必要であり、それぞれの光学系に対
して精度管理が必要となるため、コスト的にも高価とな
る。
【０００６】また、特開平5-313244号公報においては、
光路切換部材の挿入されたときの位置精度管理が必要で
あり、一方退避したときには結像レンズとコンバージョ
ンレンズの軸を同軸とし、且つピント位置の精度管理が
必要である。また、発光素子と結像レンズの移動につい
ては精度の向上に多大な労力を要し、実際のカメラに適
用することは困難である。
光路切換部材の挿入されたときの位置精度管理が必要で
あり、一方退避したときには結像レンズとコンバージョ
ンレンズの軸を同軸とし、且つピント位置の精度管理が
必要である。また、発光素子と結像レンズの移動につい
ては精度の向上に多大な労力を要し、実際のカメラに適
用することは困難である。
【０００７】本願発明は、単一の結像光学系を固定した
まま、写し込み位置を変更可能とし、上述の問題点を解
決するものである。
まま、写し込み位置を変更可能とし、上述の問題点を解
決するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題は本願発明にお
ける複数の画面サイズから所望の画面サイズを選択し切
り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走行中に発光
素子を適宜発光させてフィルムに結像させるデータ写し
込み装置とを有し、前記画面サイズ切換手段の画面サイ
ズ切り換えに連動して前記データ写し込み手段によるデ
ータ写し込み位置を切り換えるデータ写し込みカメラに
おいて、前記データ写し込み手段に設けた光学系は、フ
ィルム上の最も外側のデータ写し込み位置と最も内側の
データ写し込み位置との略中央に光軸を配置した単一の
結像光学系であること、又は、本願発明における複数の
画面サイズから所望の画面サイズを選択し切り換える画
面サイズ切換手段と、フィルム走行中に発光素子を適宜
発光させてフィルムに結像させるデータ写し込み装置と
を有し、前記画面サイズ切換手段の画面サイズ切り換え
に連動して前記データ写し込み手段によるデータ写し込
み位置を切り換えると共に写し込み倍率を変更するデー
タ写し込みカメラにおいて、前記データ写し込み手段に
設けた光学系は、フィルム上の最も外側のデータ写し込
み位置と最も内側のデータ写し込み位置との略中央に光
軸を配置した単一の結像光学系であり、データ写し込み
位置に対応して発光素子側光路長と像面側光路長の比の
異なる複数の光路を有し、発光素子側光路長の長い方の
像面側光路中に設けた平行平面の透明板により焦点位置
の補正を行うことにより解決される。
ける複数の画面サイズから所望の画面サイズを選択し切
り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走行中に発光
素子を適宜発光させてフィルムに結像させるデータ写し
込み装置とを有し、前記画面サイズ切換手段の画面サイ
ズ切り換えに連動して前記データ写し込み手段によるデ
ータ写し込み位置を切り換えるデータ写し込みカメラに
おいて、前記データ写し込み手段に設けた光学系は、フ
ィルム上の最も外側のデータ写し込み位置と最も内側の
データ写し込み位置との略中央に光軸を配置した単一の
結像光学系であること、又は、本願発明における複数の
画面サイズから所望の画面サイズを選択し切り換える画
面サイズ切換手段と、フィルム走行中に発光素子を適宜
発光させてフィルムに結像させるデータ写し込み装置と
を有し、前記画面サイズ切換手段の画面サイズ切り換え
に連動して前記データ写し込み手段によるデータ写し込
み位置を切り換えると共に写し込み倍率を変更するデー
タ写し込みカメラにおいて、前記データ写し込み手段に
設けた光学系は、フィルム上の最も外側のデータ写し込
み位置と最も内側のデータ写し込み位置との略中央に光
軸を配置した単一の結像光学系であり、データ写し込み
位置に対応して発光素子側光路長と像面側光路長の比の
異なる複数の光路を有し、発光素子側光路長の長い方の
像面側光路中に設けた平行平面の透明板により焦点位置
の補正を行うことにより解決される。
【０００９】
【実施例】本願発明におけるデータ写し込みカメラの実
施例を図１乃至図８に基づいて、詳細に説明する。
施例を図１乃至図８に基づいて、詳細に説明する。
【００１０】図１は、データ写し込みカメラの内部の模
式図である。
式図である。
【００１１】同図において、パトローネ１からフィルム
Ｆが引き出され、１駒撮影毎にリール２に巻き取られ
る。画面サイズを24mm×36mmの標準サイズで撮影すると
きは、遮光板３，４が上下に退避しているので、撮影レ
ンズＬにより標準サイズの撮影画面Ｆａが撮影される。
また、画面サイズを13mm×36mmのパノラマサイズで撮影
するときは、外部操作により遮光板３，４を２点鎖線で
示すように各々中央に移動させ、撮影画面の短辺を縮め
て横長のパノラマサイズを形成する。
Ｆが引き出され、１駒撮影毎にリール２に巻き取られ
る。画面サイズを24mm×36mmの標準サイズで撮影すると
きは、遮光板３，４が上下に退避しているので、撮影レ
ンズＬにより標準サイズの撮影画面Ｆａが撮影される。
また、画面サイズを13mm×36mmのパノラマサイズで撮影
するときは、外部操作により遮光板３，４を２点鎖線で
示すように各々中央に移動させ、撮影画面の短辺を縮め
て横長のパノラマサイズを形成する。
【００１２】次に、本願発明に係わるデータ写し込み装
置の第１の実施例について説明する。本願発明における
データ写し込みは、撮影後にフィルムＦの１駒分をリー
ル２に巻き取るときのフィルム走行中に、数字及びアル
ファベット等からなるデータを写し込む方式である。標
準サイズで撮影のときは、データを写し込むための発光
素子11がデータ写し込み光学系12の光軸13より下方の位
置11ｈに設けられ、発光素子11はデータ写し込み光学系
12によりフィルムＦのデータ写し込み位置14ｈに結像す
る。一方、パノラマサイズで撮影のときは、外部操作に
よる遮光板３，４の切換と共に、発光素子11は光軸13に
対して略対象の上方位置11ｐに移動し、同様にデータ写
し込み光学系12によりフィルムＦのデータ写し込み位置
14ｐに結像する。
置の第１の実施例について説明する。本願発明における
データ写し込みは、撮影後にフィルムＦの１駒分をリー
ル２に巻き取るときのフィルム走行中に、数字及びアル
ファベット等からなるデータを写し込む方式である。標
準サイズで撮影のときは、データを写し込むための発光
素子11がデータ写し込み光学系12の光軸13より下方の位
置11ｈに設けられ、発光素子11はデータ写し込み光学系
12によりフィルムＦのデータ写し込み位置14ｈに結像す
る。一方、パノラマサイズで撮影のときは、外部操作に
よる遮光板３，４の切換と共に、発光素子11は光軸13に
対して略対象の上方位置11ｐに移動し、同様にデータ写
し込み光学系12によりフィルムＦのデータ写し込み位置
14ｐに結像する。
【００１３】ここで、画面サイズの切換に応じて発光素
子11の結像位置を移動させるのは、データ写し込み位置
14ｈに固定するとパノラマサイズのとき画面外に写し込
まれてしまうためであり、データ写し込み位置14ｐに固
定すると標準サイズのとき画面の中央近くに写し込まれ
て見苦しいからである。また、発光素子11及びデータ写
し込み光学系12は、撮影光学系の光束を避けた位置に配
設されることは言うまでもない。
子11の結像位置を移動させるのは、データ写し込み位置
14ｈに固定するとパノラマサイズのとき画面外に写し込
まれてしまうためであり、データ写し込み位置14ｐに固
定すると標準サイズのとき画面の中央近くに写し込まれ
て見苦しいからである。また、発光素子11及びデータ写
し込み光学系12は、撮影光学系の光束を避けた位置に配
設されることは言うまでもない。
【００１４】発光素子11は、フィルム走行方向に直角方
向に１次元的に連設したＬＥＤアレイを用いることによ
り１回の点灯で図２（Ａ）に示すように結像し、フィル
ム走行中に複数回点滅することにより、例えば図２
（Ｂ）に示すように「３」の文字を形成してもよい。ま
た、全てを点灯したとき図３（Ａ）に示すように結像す
る２次元的なＬＥＤ群からなる７セグメントを用い、各
セグメントを適宜点灯させることにより、フィルム走行
中に例えば図３（Ｂ）に示すように「３」の文字を１度
に形成してもよい。
向に１次元的に連設したＬＥＤアレイを用いることによ
り１回の点灯で図２（Ａ）に示すように結像し、フィル
ム走行中に複数回点滅することにより、例えば図２
（Ｂ）に示すように「３」の文字を形成してもよい。ま
た、全てを点灯したとき図３（Ａ）に示すように結像す
る２次元的なＬＥＤ群からなる７セグメントを用い、各
セグメントを適宜点灯させることにより、フィルム走行
中に例えば図３（Ｂ）に示すように「３」の文字を１度
に形成してもよい。
【００１５】以上の如く、本願発明におけるデータ写し
込み装置は、データ写し込み光学系12の光軸13を挟ん
で、その両側に発光素子11による写し込み光路を切り換
え、所謂シフト状態で写し込み光学系として用いるもの
である。従って、データ写し込み光学系12は斜めの写し
込み光路に対してのみ最良の結像になるように形成すれ
ば良く、光軸13に対しては結像状態を考慮する必要がな
い。依って、写し込み光路は光軸13に対して略対象であ
るのが望ましい。
込み装置は、データ写し込み光学系12の光軸13を挟ん
で、その両側に発光素子11による写し込み光路を切り換
え、所謂シフト状態で写し込み光学系として用いるもの
である。従って、データ写し込み光学系12は斜めの写し
込み光路に対してのみ最良の結像になるように形成すれ
ば良く、光軸13に対しては結像状態を考慮する必要がな
い。依って、写し込み光路は光軸13に対して略対象であ
るのが望ましい。
【００１６】図４は、データ写し込み装置の第２の実施
例であり、光路中に反射鏡25を設けることにより、図２
における発光素子の移動位置11ｈ，11ｐに代えて、発光
素子21を21ｈ，21ｐの位置で移動させるものであり、発
光素子11によりカメラの薄型化を阻害することを防止し
ている。なお、図２と同様に、発光素子の移動位置21
ｈ，21ｐはデータ写し込み光学系22の光軸23に対して略
対象の位置である。
例であり、光路中に反射鏡25を設けることにより、図２
における発光素子の移動位置11ｈ，11ｐに代えて、発光
素子21を21ｈ，21ｐの位置で移動させるものであり、発
光素子11によりカメラの薄型化を阻害することを防止し
ている。なお、図２と同様に、発光素子の移動位置21
ｈ，21ｐはデータ写し込み光学系22の光軸23に対して略
対象の位置である。
【００１７】図５は、データ写し込み装置の第３の実施
例であり、それぞれの光路に２枚の角度の異なる反射鏡
35，36を配設してある。標準サイズのときは、発光素子
31を31ｈの位置に回動し、反射鏡35に反射させてデータ
写し込み光学系32により、データをフィルムＦのデータ
写し込み位置34ｈに写し込む。このとき、遮光板37が37
ｈの位置に移動し、データ写し込み位置34ｐに写し込ま
れないようにする。また、パノラマサイズのときは、発
光素子31を31ｐの位置に回動し、反射鏡36に反射させて
データ写し込み光学系32により、データをフィルムＦの
データ写し込み位置34ｐに写し込む。このとき、遮光板
37が37ｐの位置に移動し、データ写し込み位置34ｈに写
し込まれないようにする。このとき、データ写し込み位
置34ｈ，34ｐは光軸33に対して対象の位置になる。な
お、発光素子31の回動及び遮光板37の移動が、前述の画
面サイズ切換に連動していることは言うまでもない。
例であり、それぞれの光路に２枚の角度の異なる反射鏡
35，36を配設してある。標準サイズのときは、発光素子
31を31ｈの位置に回動し、反射鏡35に反射させてデータ
写し込み光学系32により、データをフィルムＦのデータ
写し込み位置34ｈに写し込む。このとき、遮光板37が37
ｈの位置に移動し、データ写し込み位置34ｐに写し込ま
れないようにする。また、パノラマサイズのときは、発
光素子31を31ｐの位置に回動し、反射鏡36に反射させて
データ写し込み光学系32により、データをフィルムＦの
データ写し込み位置34ｐに写し込む。このとき、遮光板
37が37ｐの位置に移動し、データ写し込み位置34ｈに写
し込まれないようにする。このとき、データ写し込み位
置34ｈ，34ｐは光軸33に対して対象の位置になる。な
お、発光素子31の回動及び遮光板37の移動が、前述の画
面サイズ切換に連動していることは言うまでもない。
【００１８】図６は、データ写し込み装置の第４の実施
例であり、２枚の反射鏡45，46の反射面を光軸43に平行
にて、光軸43より等距離に配設し、発光素子41を固定し
たものである。標準サイズのときは、遮光板47を47ｈの
位置に配置し、発光素子41を反射鏡45にて反射させ、デ
ータ写し込み光学系42によりデータをフィルムＦのデー
タ写し込み位置44ｈに写し込む。また、パノラマサイズ
のときは、遮光板47を47ｐの位置に配置し、発光素子41
を反射鏡46にて反射させ、データ写し込み光学系42によ
りデータをフィルムＦのデータ写し込み位置44ｐに写し
込む。なお、遮光板37の移動が、前述の画面サイズ切換
に連動していることは言うまでもない。
例であり、２枚の反射鏡45，46の反射面を光軸43に平行
にて、光軸43より等距離に配設し、発光素子41を固定し
たものである。標準サイズのときは、遮光板47を47ｈの
位置に配置し、発光素子41を反射鏡45にて反射させ、デ
ータ写し込み光学系42によりデータをフィルムＦのデー
タ写し込み位置44ｈに写し込む。また、パノラマサイズ
のときは、遮光板47を47ｐの位置に配置し、発光素子41
を反射鏡46にて反射させ、データ写し込み光学系42によ
りデータをフィルムＦのデータ写し込み位置44ｐに写し
込む。なお、遮光板37の移動が、前述の画面サイズ切換
に連動していることは言うまでもない。
【００１９】以上、第１〜第４の実施例で共通な事項
は、単一のデータ写し込み光学系の光軸に対して、発光
素子による写し込み光路を略対象の位置に切り換え、発
光素子をデータ写し込み光学系に斜めに入射させること
により、それぞれの写し込み位置に結像させるというこ
とである。
は、単一のデータ写し込み光学系の光軸に対して、発光
素子による写し込み光路を略対象の位置に切り換え、発
光素子をデータ写し込み光学系に斜めに入射させること
により、それぞれの写し込み位置に結像させるというこ
とである。
【００２０】図７は、データ写し込み装置の第５の実施
例であり、図６における第４の実施例の反射鏡45に代え
て平行面を光軸53に平行に配置したドーブプリズム55を
設けることにより、発光素子51からデータ写し込み光学
系53までの発光素子側光路を、ドーブプリズム55で反射
させた標準サイズ用データ写し込みの光路より、反射鏡
56で反射させたパノラマサイズ用データ写し込みの光路
を長く設定し、これに伴い標準サイズ用データ写し込み
位置54ｈとパノラマサイズ用データ写し込み位置54ｐの
ピント位置が変化しないように平行平面の透明板58で補
正するものである。なお、遮光板57の作動については前
実施例と同様である。従って、パノラマサイズ用データ
写し込み位置54ｐにおけるデータは、標準サイズ用デー
タ写し込み位置54ｈにおけるデータより小さく写し込ま
れることになる。
例であり、図６における第４の実施例の反射鏡45に代え
て平行面を光軸53に平行に配置したドーブプリズム55を
設けることにより、発光素子51からデータ写し込み光学
系53までの発光素子側光路を、ドーブプリズム55で反射
させた標準サイズ用データ写し込みの光路より、反射鏡
56で反射させたパノラマサイズ用データ写し込みの光路
を長く設定し、これに伴い標準サイズ用データ写し込み
位置54ｈとパノラマサイズ用データ写し込み位置54ｐの
ピント位置が変化しないように平行平面の透明板58で補
正するものである。なお、遮光板57の作動については前
実施例と同様である。従って、パノラマサイズ用データ
写し込み位置54ｐにおけるデータは、標準サイズ用デー
タ写し込み位置54ｈにおけるデータより小さく写し込ま
れることになる。
【００２１】図８は、データ写し込み装置の第６の実施
例であり、半透明鏡65と反射鏡66を設けることにより、
発光素子61からデータ写し込み光学系63までの発光素子
側光路を、半透明鏡65で反射させた標準サイズ用データ
写し込みの光路より、半透明鏡65を透過させ反射鏡66で
反射させたパノラマサイズ用データ写し込みの光路を長
く設定し、これに伴い標準サイズ用データ写し込み位置
64ｈとパノラマサイズ用データ写し込み位置64ｐのピン
ト位置が変化しないように平行平面の透明板68で補正す
るものである。このとき、データ写し込み位置64ｈ，64
ｐは光軸63に対して対象の位置になる。なお、遮光板67
の作動については前実施例と同様である。従って、パノ
ラマサイズ用データ写し込み位置64ｐにおけるデータ
は、標準サイズ用データ写し込み位置64ｈにおけるデー
タより小さく写し込まれることになる。
例であり、半透明鏡65と反射鏡66を設けることにより、
発光素子61からデータ写し込み光学系63までの発光素子
側光路を、半透明鏡65で反射させた標準サイズ用データ
写し込みの光路より、半透明鏡65を透過させ反射鏡66で
反射させたパノラマサイズ用データ写し込みの光路を長
く設定し、これに伴い標準サイズ用データ写し込み位置
64ｈとパノラマサイズ用データ写し込み位置64ｐのピン
ト位置が変化しないように平行平面の透明板68で補正す
るものである。このとき、データ写し込み位置64ｈ，64
ｐは光軸63に対して対象の位置になる。なお、遮光板67
の作動については前実施例と同様である。従って、パノ
ラマサイズ用データ写し込み位置64ｐにおけるデータ
は、標準サイズ用データ写し込み位置64ｈにおけるデー
タより小さく写し込まれることになる。
【００２２】以上の第５及び第６の実施例によれば、２
つの発光素子側光路長を異ならせ、像面側にも発光素子
側光路長の長い方の光路中に焦点位置補正用の透明板を
配置することで、複数の画面サイズから選択した画面サ
イズに適した位置にデータを写し込むとき、単一のデー
タ写し込み光学系を用いて、選択した画面サイズに適応
したデータサイズを設定することが可能となる。
つの発光素子側光路長を異ならせ、像面側にも発光素子
側光路長の長い方の光路中に焦点位置補正用の透明板を
配置することで、複数の画面サイズから選択した画面サ
イズに適した位置にデータを写し込むとき、単一のデー
タ写し込み光学系を用いて、選択した画面サイズに適応
したデータサイズを設定することが可能となる。
【００２３】なお、以上の実施例では全て標準サイズと
パノラマサイズの２段切換で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、全く同様に他の画面サイズに切り換
えることもでき、また、２段以上の複数の画面サイズに
切り換えることもできる。
パノラマサイズの２段切換で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、全く同様に他の画面サイズに切り換
えることもでき、また、２段以上の複数の画面サイズに
切り換えることもできる。
【００２４】
【発明の効果】請求項１〜請求項５によれば、結像光学
系を固定したままでデータ写し込み位置を変更すること
ができ、請求項６〜請求項８によれば、結像光学系を固
定したままでデータ写し込み位置と写し込み倍率を変更
することができるので、従来の光学系を移動する方式や
複数の光学系を用いる方式に比べ、精度向上が容易であ
り、データ写し込み品質が向上する。
系を固定したままでデータ写し込み位置を変更すること
ができ、請求項６〜請求項８によれば、結像光学系を固
定したままでデータ写し込み位置と写し込み倍率を変更
することができるので、従来の光学系を移動する方式や
複数の光学系を用いる方式に比べ、精度向上が容易であ
り、データ写し込み品質が向上する。
【図１】データ写し込みカメラの内部の模式図である。
【図２】ＬＥＤアレイによる結像の図である。
【図３】７セグメントによる結像の図である。
【図４】データ写し込み装置の第２の実施例である。
【図５】データ写し込み装置の第３の実施例である。
【図６】データ写し込み装置の第４の実施例である。
【図７】データ写し込み装置の第５の実施例である。
【図８】データ写し込み装置の第６の実施例である。
Ｆ フィルム ３，４ 遮光板 11，21，31，41，51，61 発光素子 12，22，32，42，52，62 データ写し込み光学系 13，23，33，43，53，63 光軸 14ｈ，14ｐ，34ｈ，34ｐ，44ｈ，44ｐ データ写し込み
位置 54ｈ，54ｐ，64ｈ，64ｐ データ写し込み位置 25，35，36，45，46，56，66 反射鏡 37，47，57，67 遮光板 58，68 透明板
位置 54ｈ，54ｐ，64ｈ，64ｐ データ写し込み位置 25，35，36，45，46，56，66 反射鏡 37，47，57，67 遮光板 58，68 透明板
Claims (10)
- 【請求項１】 複数の画面サイズから所望の画面サイズ
を選択し切り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走
行中に発光素子を適宜発光させてフィルムに結像させる
データ写し込み装置とを有し、前記画面サイズ切換手段
の画面サイズ切り換えに連動して前記データ写し込み手
段によるデータ写し込み位置を切り換えるデータ写し込
みカメラにおいて、 前記データ写し込み手段に設けた光学系は、フィルム上
の最も外側のデータ写し込み位置と最も内側のデータ写
し込み位置との略中央に光軸を配置した単一の結像光学
系であることを特徴とするデータ写し込みカメラ。 - 【請求項２】 前記画面サイズ切換手段の画面サイズ切
り換えに連動して、発光素子をフィルム走行方向と直角
方向に移動させることを特徴とする請求項１に記載のデ
ータ写し込みカメラ。 - 【請求項３】 前記発光素子から前記光学系に至る光路
内に反射鏡を設け、該光路を折り曲げたことを特徴とす
る請求項２に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項４】 前記フィルム上の最も外側のデータ写し
込み位置に結像する光路上における前記光学系の前記発
光素子側に設けた第１の反射鏡、若しくは前記フィルム
上の最も内側のデータ写し込み位置に結像する光路上に
おける前記光学系の前記発光素子側に設けた第２の反射
鏡に反射させるべく、前記画面サイズ切換手段の画面サ
イズ切り換えに連動して前記発光素子を回動させると共
に、データ写し込み不要の光路内に遮光部材を配置した
ことを特徴とする請求項１に記載のデータ写し込みカメ
ラ。 - 【請求項５】 前記光学系の光軸と略平行にて等距離に
反射面を配置し、前記フィルム上の最も外側のデータ写
し込み位置に結像する光路を反射させるべく前記光学系
の前記発光素子側に設けた第１の反射鏡と、前記光学系
の光軸と略平行に反射面を配置し、前記フィルム上の最
も内側のデータ写し込み位置に結像する光路を反射させ
るべく前記光学系の前記発光素子側に設けた第２の反射
鏡とを設け、前記画面サイズ切換手段の画面サイズ切り
換えに連動してデータ写し込み不要の光路内に遮光部材
を配置したことを特徴とする請求項１に記載のデータ写
し込みカメラ。 - 【請求項６】 複数の画面サイズから所望の画面サイズ
を選択し切り換える画面サイズ切換手段と、フィルム走
行中に発光素子を適宜発光させてフィルムに結像させる
データ写し込み装置とを有し、前記画面サイズ切換手段
の画面サイズ切り換えに連動して前記データ写し込み手
段によるデータ写し込み位置を切り換えると共に写し込
み倍率を変更するデータ写し込みカメラにおいて、 前記データ写し込み手段に設けた光学系は、フィルム上
の最も外側のデータ写し込み位置と最も内側のデータ写
し込み位置との略中央に光軸を配置した単一の結像光学
系であり、データ写し込み位置に対応して発光素子側光
路長と像面側光路長の比の異なる複数の光路を有し、発
光素子側光路長の長い方の像面側光路中に設けた平行平
面の透明板により焦点位置の補正を行うことを特徴とす
るデータ写し込みカメラ。 - 【請求項７】 前記フィルム上の最も外側のデータ写し
込み位置に結像する光路における光学系より発光素子側
に、光軸と平行に平行面を配置したドーブプリズムと、
前記フィルム上の最も内側のデータ写し込み位置に結像
する光路における光学系より発光素子側に、光軸と平行
に反射面を配置した反射鏡とを設け、前記画面サイズ切
換手段の画面サイズ切り換えに連動してデータ写し込み
不要な光路内に遮光部材を配置したことを特徴とする請
求項６に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項８】 前記フィルム上の最も外側のデータ写し
込み位置に結像する光路における光学系より発光素子側
に配置され前記発光素子の光を分割する半透明鏡と、前
記フィルム上の最も内側のデータ写し込み位置に結像す
る光路における光学系より発光素子側に配置され前記半
透明鏡を透過した前記発光素子の発光を反射する反射鏡
とを設け、前記画面サイズ切換手段の画面サイズ切り換
えに連動してデータ写し込み不要な光路内に遮光部材を
配置したことを特徴とする請求項６に記載のデータ写し
込みカメラ。 - 【請求項９】 前記発光素子がＬＥＤを連設したドット
アレイであることを特徴とする請求項１〜８の何れか１
項に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項１０】 前記発光素子が７セグメントのＬＥＤ
群であることを特徴とする請求項１〜８の何れか１項に
記載のデータ写し込みカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279594A JPH07311414A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | データ写し込みカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279594A JPH07311414A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | データ写し込みカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07311414A true JPH07311414A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14337031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10279594A Pending JPH07311414A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | データ写し込みカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07311414A (ja) |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP10279594A patent/JPH07311414A/ja active Pending
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