JPH07310517A - 列型噴射ポンプ - Google Patents

列型噴射ポンプ

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Publication number
JPH07310517A
JPH07310517A JP12958594A JP12958594A JPH07310517A JP H07310517 A JPH07310517 A JP H07310517A JP 12958594 A JP12958594 A JP 12958594A JP 12958594 A JP12958594 A JP 12958594A JP H07310517 A JPH07310517 A JP H07310517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
injection pump
row
heating means
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12958594A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiyoshi Fukuda
道義 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP12958594A priority Critical patent/JPH07310517A/ja
Publication of JPH07310517A publication Critical patent/JPH07310517A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン始動後,短時間のうちに良好なガバ
ナ制御を行うことのできる列型噴射ポンプの提供。 【構成】 オイル供給装置51に連結された専用のオイ
ル流路11を有する列型噴射ポンプ1である。オイル流
路11は加熱手段12を有している。加熱手段12に
は,例えば,ウォータジャケット52の冷却水82とオ
イル81との間で熱交換を行う熱交換器120がある。
加熱手段12は,オイル81の温度を測定するセンサ
と,ヒータと,コントローラとによって構成することも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,オイル潤滑タイプのデ
ィーゼルエンジン用列型噴射ポンプに関する。
【0002】
【従来技術】ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプは,
ポンプ,デリバリバルブ,ガバナ,タイマからなる。そ
して,列型噴射ポンプにおいては外部から供給されるオ
イル(潤滑油)によって噴射ポンプ内の潤滑を行う。即
ち,図3に示すように,オイルパン91に収容されたオ
イル81は,オイルポンプ92によって圧送され,メイ
ンオイルホール97から噴射ポンプ90,シリンダヘッ
ド93,図示しないクランクシャフトにそれぞれ供給さ
れる。
【0003】同図において,符号94はシリンダブロッ
ク,符号95はカバー,符号96はオイルストレーナ,
符号901はオイルの送油口である。ディーゼルエンジ
ンでは,出力は燃料噴射量によって制御されるから,ア
クセル開度一定では,回転速度の上昇に伴い噴射量を減
少させる必要があり,この制御は上記ガバナによって行
われる。
【0004】
【解決しようとする課題】ディーゼルエンジンにおいて
は,始動直後にハンチング(回転速度の乱調)を生じ易
いという問題がある。そして,ハンチングを生ずる主因
は,低温時におけるオイルの粘度上昇による各部のフリ
クションの増加にあると考えられる。なかんずく,列型
噴射ポンプのガバナの応答性の低下がハンチング現象に
大きな影響を与えている。
【0005】その対策として,オイルの温度上昇を促進
するために,オイルパンやオイル流路にヒータを設置す
るという提案がなされている。しかしながら,オイルの
温度上昇スピードは,必ずしも充分でないという問題が
ある。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,エ
ンジンが始動した後,短時間のうちに良好なガバナ制御
特性に達することのできる列型噴射ポンプを提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,オイル潤滑タイプの列型
噴射ポンプであって,該列型噴射ポンプは,オイル供給
装置に連結された専用のオイル流路を有しており,該オ
イル流路はオイルの加熱手段を有していることを特徴と
するディーゼルエンジンの列型噴射ポンプにある。
【0008】本発明において特に注目すべきことは,列
型噴射ポンプに直結する専用のオイル流路に加熱手段を
設けたことである。該専用のオイル流路には,例えば,
ポンプ本体とメインオイルホールとの間を連結する専用
の流路がある。
【0009】また,上記加熱手段には,例えば,ウォー
タジャケットの冷却水とオイルとの間で熱交換を行う熱
交換器がある。ウォータジャケットの冷却水は,エンジ
ン始動直後から,急速に温度が上昇するから,かかる熱
交換器はオイルの温度を急速に上昇させ,速やかに良好
な粘度にすることができる。そして,かかる熱交換器
は,オイルの温度を過度に上昇させることもないから,
加熱手段として極めて好適である。
【0010】他の例の加熱手段として,オイルの温度を
検知する温度センサと,ヒータと,コントローラとを有
し,オイルの温度が一定の範囲内となるようヒータを制
御するものがある。かかる加熱手段は,ヒータを用いる
ことにより極めて高速にオイルを加熱することができる
と共にオイルの温度を一定の範囲に制御することができ
るから,オイルの特性を常に良好な状態に保持すること
ができる。
【0011】
【作用及び効果】本発明の,列型噴射ポンプは専用のオ
イル流路を有し,該オイル流路には加熱手段を設けてあ
る。そして,該加熱手段は列型噴射ポンプに向かうオイ
ルを専ら加熱する。従って,列型噴射ポンプに供給され
るオイルの温度を,エンジンの始動直後から速やかに上
昇させることができる。そして,オイルの粘度は急速に
低下し,その結果,ガバナの応答速度が高速となり,ガ
バナの制御性が良好となる。オイルの粘度が適正な値に
上昇すれば,ガバナの摩擦抵抗が小さくなり,応答特性
が良好となるからである。
【0012】その結果,エンジンの始動直後における回
転速度のハンチング等が生じにくくなる。また,加熱手
段は,列型噴射ポンプに向かうオイルだけを加熱するか
ら効率的であり,油温の上昇速度は大きい。上記のよう
に,本発明によれば,エンジンの始動後,短時間のうち
に良好なガバナ特性を有する列型噴射ポンプを提供する
ことができる。
【0013】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる列型噴射ポンプにつき,図1を
用いて説明する。図1に示すように,本例の列型噴射ポ
ンプ1は,オイル供給装置51に連結された専用のオイ
ル流路11を有し,オイル流路11は加熱手段12を有
する。加熱手段12は,ウォータジャケット52の冷却
水82とオイル81との間で熱交換を行う熱交換器12
0である。
【0014】オイル供給装置51は,図示しないオイル
パンに連結された管路とオイルポンプとからなる(図3
参照)。また,熱交換器120は,ウォータジャケット
52に装着されている。なお,同図において,符号10
1はオイル81の送油口である。ウォータジャケット5
2は,エンジン内部に設けられているから,冷却水82
はエンジン始動直後から速やかに温度が上昇する。
【0015】従って,熱交換器120を通るオイル81
は,従来装置に比べてエンジンの始動直後から急速に温
められる。それに伴ってオイル81の粘度は低下し,ガ
バナの応答特性は,良好となる。また,オイル81の温
度は,ウォータジャケット52の冷却水82によって,
過度に上昇することも抑制される。
【0016】それ故,ガバナは常に良好な制御特性を保
持することができる。上記のように,本例によれば,エ
ンジンが始動してから,短時間のうちに良好なガバナ制
御特性に達することのできる列型噴射ポンプを提供する
ことができる。
【0017】実施例2 本例は,図2に示すように,実施例1において,加熱手
段12がオイル81の温度を検知する温度センサ21
と,ヒータ22と,ヒータ22を制御するコントローラ
23とを有するようにしたもう1つの実施例である。そ
して,コントローラ23は,温度センサ21の出力信号
に基づいて,オイルの温度が所定の範囲内となるように
ヒータ22を制御する。
【0018】ヒータ22は電気式のヒータであり,温度
センサ21はサーミスタ温度計である。そして,コント
ローラ23は,オイル81の温度が,60℃から70℃
の間になるように制御する。また,エンジン始動直後な
ど,オイル81の温度が特に低い場合には,コントロー
ラ23はヒータ22に特に大きな電流を流して急速に昇
温させる。その他については,実施例1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の列型噴射ポンプのシステム構成図。
【図2】実施例2の列型噴射ポンプのシステム構成図。
【図3】従来の列型噴射ポンプの周辺構成の模式図。
【符号の説明】
1...列型噴射ポンプ, 11...オイル流路, 12...加熱手段, 120...熱交換器, 51...オイル供給装置, 52...ウォータジャケット, 81...オイル, 82...冷却水,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル潤滑タイプの列型噴射ポンプであ
    って,該列型噴射ポンプは,オイル供給装置に連結され
    た専用のオイル流路を有しており,該オイル流路はオイ
    ルの加熱手段を有していることを特徴とするディーゼル
    エンジンの列型噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記専用のオイル流
    路は,ポンプ本体とメインオイルホールとの間を連結す
    る流路であることを特徴とする列型噴射ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において,上記加
    熱手段は,ウォータジャケットの冷却水と上記オイルと
    の間で熱交換を行う熱交換器であることを特徴とする列
    型噴射ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において,上記加
    熱手段は,オイルの温度を検知する温度センサと,ヒー
    タと,該ヒータを制御するコントローラとを有してお
    り,該コントローラは,上記温度センサの出力信号に基
    づいて,オイルの温度が所定の範囲内となるよう上記ヒ
    ータを制御することを特徴とする列型噴射ポンプ。
JP12958594A 1994-05-18 1994-05-18 列型噴射ポンプ Pending JPH07310517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12958594A JPH07310517A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 列型噴射ポンプ

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Publications (1)

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JPH07310517A true JPH07310517A (ja) 1995-11-28

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ID=15013095

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JP12958594A Pending JPH07310517A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 列型噴射ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816986B1 (ko) * 2007-01-26 2008-03-26 엘에스전선 주식회사 가스엔진구동형 열펌프의 가버너 온도조절장치 및온도조절방법

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