JPH0730927Y2 - 内燃機関の冷却水温検出装置 - Google Patents

内燃機関の冷却水温検出装置

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JPH0730927Y2
JPH0730927Y2 JP1988149019U JP14901988U JPH0730927Y2 JP H0730927 Y2 JPH0730927 Y2 JP H0730927Y2 JP 1988149019 U JP1988149019 U JP 1988149019U JP 14901988 U JP14901988 U JP 14901988U JP H0730927 Y2 JPH0730927 Y2 JP H0730927Y2
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JP
Japan
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water temperature
pseudo
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pseudo water
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JP1988149019U
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JPH0272343U (ja
Inventor
尚己 冨澤
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関の冷却水温検出装置に関し、特に水
温センサの異常時のフェイルセーフ技術に関する。
〈従来の技術〉 従来より、内燃機関の電子制御燃料噴射装置において
は、冷却水温をサーミスタ式の水温センサにより検出
し、燃料噴射量の演算に際して水温補正を行っており、
特に始動時及び暖機中の水温補正は運転性の向上にとっ
て極めて重要である。
従って、水温センサの異常時にはこれを速やかに検出し
てフェイルセーフ処理を行う必要がある。
このため、従来は、水温センサの出力電圧を所定の上限
値及び下限値と比較して、所定の範囲外となったときな
どに、水温センサの異常とみなし、このとき、所定の固
定水温に読み替える方法を採用していた(特開昭59−10
7227号公報参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のフェイルセーフ処理で
は、固定水温に読み替えた時、冷機始動性が悪化した
り、始動後の暖機中にエンジン不調となる場合があると
いう問題点があり、また機関停止後に水温に基づく制御
を行う場合に正確な制御を行うことができないという問
題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、水温センサ
の異常時の疑似水温をより確かなものとして、実用運転
性能の確保を図ることができるようにすることを目的と
する。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、第1図に示すように、水温センサ
の出力電圧を所定の上限値及び下限値と比較して所定の
範囲外のときに異常を検出する水温センサ異常検出手段
と、水温センサの異常検出時に、機関の始動からの機関
回転の継続時間を計測する第1の計時手段と、この機関
回転の継続時間に合わせて所定の基準値を所定の割合で
増大させて疑似水温を設定する第1の疑似水温設定手段
と、この第1の疑似水温設定手段により設定された疑似
水温が所定の上限値を超えた場合に疑似水温をその上限
値に固定する第1の疑似水温固定手段と、水温センサの
異常検出時に、機関の停止からの機関非回転の継続時間
を計測する第2の計時手段と、この機関非回転の継続時
間に合わせて所定の割合で減少させて疑似水温を設定す
る第2の疑似水温設定手段と、この第2の疑似水温設定
手段により設定された疑似水温が所定の下限値を下回っ
た場合に疑似水温をその下限値に固定する第2の疑似水
温固定手段とを設ける構成とする。
〈作用〉 上記の構成においては、水温センサ異常検出手段により
水温センサの異常が検出されている場合は、第1の計時
手段により、機関の始動からの機関回転の継続時間を計
測する。通常、この機関回転の継続時間に伴って水温は
上昇する。従って、第1の疑似水温設定手段は、この機
関回転の継続時間に合わせて所定の基準値を所定の割合
で増大させて疑似水温を設定する。但し、この第1の疑
似水温設定手段により設定された疑似水温が所定の上限
値を超えた場合は、第1の疑似水温固定手段により、疑
似水温をその上限値に固定する。一方、第2の計時手段
により、機関の停止からの機関非回転の継続時間を計測
する。通常、この機関非回転の継続時間に伴って水温は
下降する。従って、第2の疑似水温設定手段は、この機
関非回転の継続時間に合わせて所定の割合で減少させて
疑似水温を設定する。但し、この第2の疑似水温設定手
段により設定された疑似水温が所定の下限値を下回った
場合は、第2の疑似水温固定手段により、疑似水温をそ
の下限値に固定する。これにより、実際の水温にほぼ対
応した疑似水温が得られる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図を参照し、サーミスタからなる水温センサ1に、
電源電圧Vccを抵抗2を介して印加し、水温の変化に伴
うサーミスタの抵抗値の変化に基づくサーミスタの端子
電圧を平滑回路3を介して取出し、その電圧UsをA/D変
換器4によりA/D変換して、マイクロコンピュータ5に
読込む。
マイクロコンピュータ5では、第3図のフローチャート
に示すプログラムに従って所定時間毎に演算処理し、水
温の検出,異常判定及びフェイルセーフ用疑似水温の設
定等を行う。
尚、マイクロコンピュータ5には、クランク角センサ6
からの機関回転に同期したパルス信号等が入力されてい
る。
第3図のフローチャートに従って演算処理の様子を説明
する。
ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では、
水温センサ1の出力電圧UsをA/D変換して読込む。
次に、ステップ2では、読込んだ出力電圧Usを所定の上
限値MAX及び下限値MINと比較して、異常の有無を判定す
る(第4図参照)。ここで、所定の範囲内であれば、正
常とみなし、ステップ3へ進んで、出力電圧Usから水温
Twを知り、これに基づいて各種制御を行わせる。
ステップ2での判定で所定の範囲外の場合は、水温セン
サ1の異常とみなし、フェイルセーフ処理のため、ステ
ップ4以降へ進む。従って、ステップ2の部分が水温セ
ンサ異常検出手段に相当する。
ステップ4では、電源がON状態であるか否かを判定す
る。
電源がOFF状態の場合は、ステップ5に進んで疑似水温
の増加値ΔTwを0にする。
電源がON状態の場合は、ステップ6に進んで例えばクラ
ンク角センサ6からのパルス信号の出力の有無より機関
回転中か否かを判定する。
機関回転中の場合は、ステップ7に進んでタイマTM1を
カウントアップする。次にステップ8に進んでタイマの
計時値が所定値に達したか否かを判定し、達している場
合のみ、ステップ9でタイマTM1をクリアした後、ステ
ップ10で疑似水温の増加値ΔTwを1アップする。次にス
テップ11に進んで所定の基準値Tw0(0〜20℃相当)に
増加値ΔTwを加算して、疑似水温Tw′を設定する。
従って、ステップ4,6,7の部分が、水温センサの異常検
出時に、機関の始動からの機関回転の継続時間を計測す
る第1の計時手段に相当し、ステップ8〜11の部分が、
機関回転の継続時間に合わせて所定の基準値を所定の割
合で増大させて疑似水温を設定する第1の疑似水温設定
手段に相当する。
尚、本実施例では、電源ON後の機関回転の継続時間を計
測するようにしているが、スタートスイッチのON→OFF
後の機関回転の継続時間を計測するようにしてもよい。
次のステップ12では疑似水温Tw′を所定の上限値(80℃
相当)と比較し、上限値を超えた場合は、ステップ13で
疑似水温Tw′を上限値に固定する。従って、ステップ1
2,13の部分が第1の疑似水温固定手段に相当する。
従って、第5図に示すように、電源ON後、機関回転開始
前までは疑似水温Tw′は基準値(0〜20℃)に保たれ、
始動後は時間経過と共に疑似水温Tw′が上昇し、上限値
(80℃)に達すると、それに固定される。
また、電源がON状態で、かつ機関回転停止中は、ステッ
プ6の判定で、ステップ14に進んでタイマTM2をカウン
トアップする。次にステップ15に進んでタイマTM2の計
時値が所定値に達したか否かを判定し、達している場合
のみ、ステップ16でタイマTM2をクリアした後、ステッ
プ17で疑似水温の増加値ΔTwを1ダウンする。次にステ
ップ18に進んで所定の基準値Tw0に増加値ΔTwを加算し
て、疑似水温Tw′を設定する。従って、ステップ4,6,14
の部分が第2の計時手段に相当し、ステップ15〜18の部
分が第2の疑似水温設定手段に相当する。
次のステップ19では疑似水温Tw′を所定の下限値(基準
値)と比較し、下限値を下回った場合は、ステップ20で
疑似水温Tw′を下限値に固定する。従って、ステップ1
9,20の部分が第2の疑似水温固定手段に相当する。
従って、機関回転が停止された場合は、停止時間の経過
と共に、疑似水温Tw′が低下し、基準値(0〜20℃)に
達すると、それに固定される。
このようにして疑似水温Tw′が設定されると、ステップ
21で水温Twとして読み替えられ、これに基づいて各種制
御が行われる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、水温センサの故障
時にも、実際の水温にほぼ対応した疑似水温が得られ、
機関の冷機始動時及び始動後の暖機中の水温に基づく制
御が良好なものとなり、また機関の停止後の水温に基づ
く制御をも正確なものとすることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本考案の一実施例を示すシステム図、第3図は制御内容
を示すフローチャート、第4図は水温センサの異常判定
の範囲を示す図、第5図は疑似水温の設定の様子を示す
図である。 1…水温センサ、5…マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関冷却水通路に水温センサを臨ませ、そ
    の出力電圧に基づいて水温を検出する内燃機関の冷却水
    温検出装置において、 水温センサの出力電圧を所定の上限値及び下限値と比較
    して所定の範囲外のときに異常を検出する水温センサ異
    常検出手段と、 水温センサの異常検出時に、機関の始動からの機関回転
    の継続時間を計測する第1の計時手段と、 この機関回転の継続時間に合わせて所定の基準値を所定
    の割合で増大させて疑似水温を設定する第1の疑似水温
    設定手段と、 この第1の疑似水温設定手段により設定された疑似水温
    が所定の上限値を超えた場合に疑似水温をその上限値に
    固定する第1の疑似水温固定手段と、 水温センサの異常検出時に、機関の停止からの機関非回
    転の継続時間を計測する第2の計時手段と、 この機関非回転の継続時間に合わせて所定の割合で減少
    させて疑似水温を設定する第2の疑似水温設定手段と、 この第2の疑似水温設定手段により設定された疑似水温
    が所定の下限値を下回った場合に疑似水温をその下限値
    に固定する第2の疑似水温固定手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の冷却水温検出装
    置。
JP1988149019U 1988-11-17 1988-11-17 内燃機関の冷却水温検出装置 Expired - Lifetime JPH0730927Y2 (ja)

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JPH0272343U JPH0272343U (ja) 1990-06-01
JPH0730927Y2 true JPH0730927Y2 (ja) 1995-07-19

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ID=31420863

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57212345A (en) * 1981-06-23 1982-12-27 Nippon Denso Co Ltd Internal-combustion engine control system
JPS6022042A (ja) * 1983-07-15 1985-02-04 Nissan Motor Co Ltd 機関の温度検出装置

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Publication number Publication date
JPH0272343U (ja) 1990-06-01

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