JPH07308867A - 環状部品の装着工具 - Google Patents

環状部品の装着工具

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JPH07308867A
JPH07308867A JP9855494A JP9855494A JPH07308867A JP H07308867 A JPH07308867 A JP H07308867A JP 9855494 A JP9855494 A JP 9855494A JP 9855494 A JP9855494 A JP 9855494A JP H07308867 A JPH07308867 A JP H07308867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular component
holding portion
seal member
holding
fuel inlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP9855494A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Ogawa
宜孝 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP9855494A priority Critical patent/JPH07308867A/ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】環状部品を狭い空間内でも容易に組み付けられ
るようにすると同時に、環状部品の装着位置を均一化す
る。 【構成】環状部品(シール部材14)の外径部を保持する
保持部21と、この保持部21を作業者の手に把持させる把
持部22とを設け、保持部21の少なくとも一方向の外幅W
を環状部品(14)の外径D以下にした。また、保持部21を
カップ状に形成し、その深さHを円筒状の基材(燃料イ
ンレット7)の端部から環状部品(14)の装着位置までの
長さhに合わせて設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円形の部品を保持し、
狭い空間に挿入して組み付ける環状部品の装着工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、スクータ型車両の燃料およびオ
イル補給部を示す斜視図であり、図6は図5の車幅方向
に沿う縦断面図である。図6に示すように、燃料タンク
1とオイルタンク2は互いに隣接して車体の最後部に設
置され、車体を覆うフレームカバー3によって覆われて
いる。上記フレームカバー3には下方に凹むトレイ部4
が設けられており、このトレイ部4内の底面には筒状の
スリーブ部5,6が形成されている。
【0003】燃料タンク1の燃料インレット7とオイル
タンク2のオイルインレット8は上方に向かって延び、
それぞれ上記スリーブ部5,6に密に挿入されてトレイ
部4内に開口している。燃料インレット7の外周にはね
じ部9が形成されており、このねじ部9にキャップ11が
螺合される。一方、オイルインレット8には耐油ゴム製
のキャップ12が圧入される。なお、トレイ部4は開閉可
能なリッド13で覆われ、キャップ11,12 の保護が図られ
ている。
【0004】給油頻度の高い燃料インレット7には、環
状のシール部材14が環装されている。このシール部材14
は、耐油性ゴム等の弾力のある素材により製造されてお
り、スリーブ部5の周囲を覆う形に形成され、その内径
部が燃料インレット7の外径部に圧接するようになって
いる。
【0005】このようなシール部材14を設けることによ
り、燃料給油時に万一燃料がこぼれても、こぼれた燃料
がシール部材14の上面を流れてトレイ部4の底部に落ち
る。このため、こぼれた燃料がスリーブ部5と燃料イン
レット7との間を通ってフレームカバー3の下方に流入
することが防止される。なお、トレイ部4の底部に流れ
落ちた燃料は、図示しないドレンパイプを伝わって下方
に流れるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクータ型
車両の組立時に上記シール部材14を燃料インレット7に
装着する場合には、作業者の指でシール部材14を燃料イ
ンレット7の周囲に押し込むようにして装着していた。
【0007】しかしながら、トレイ部4に形成されてい
る段差15等の影響によって燃料インレット7の周囲は非
常に狭くなっており、シール部材14を指で燃料インレッ
ト7に装着しようとしても指が入り辛く、しかも燃料イ
ンレット7の外周部に設けられたねじ部9にシール部材
14の内径部が引っ掛かり易く、思うようにシール部材14
を装着することができなかった。このため、シール部材
14の装着作業は単純でありながらも時間を要する作業と
なり、シール部材14の装着位置にもばらつきがあった。
【0008】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたもので、シール部材14のような環状部品を狭い空
間内でも容易に組み付けることができ、装着位置の均一
化を図ることのできる環状部品の装着工具を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る環状部品の装着工具は、円筒状の基材
の周囲に環状部品を押し込んで装着する環状部品の装着
工具において、上記環状部品の外径部を保持する保持部
と、この保持部を作業者の手に把持させる把持部とを設
け、上記保持部の少なくとも一方向の外幅を環状部品の
外径以下にした。
【0010】また、上記保持部をカップ状に形成し、そ
の深さを上記円筒状の基材の端部から環状部品の装着位
置までの長さに合わせて設定した。
【0011】
【作用】このような環状部品の装着工具を使用する場
合、作業者は上記保持部に環状部品を保持させ、上記把
持部を持って円筒状の基材に環状部品の内径部を挿入
し、把持部を押し込んで環状部品を円筒状の基材に装着
する。この時、保持部の少なくとも一方向の外幅が環状
部品の外径以下にされていることから、円筒状の基材の
周囲が狭くても保持部が周囲に干渉するがことなく、ス
ムーズに環状部品を円筒状の基材に装着することがで
き、作業時間が短縮される。
【0012】また、カップ状に形成された保持部を、そ
の深さ一杯まで円筒状の基材に被せるように押し込む
と、円筒状の基材の端部が保持部の天部に当接した時点
で環状部品が所定の装着位置に到達する。したがって、
作業者が環状部品の装着位置を配慮しながら作業する必
要がなくなり、環状部品の装着作業が非常に容易になる
とともに、装着位置の均一化を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る装着工具の斜視図であり、
図2は装着工具と環状部品である前記シール部材14なら
びに円筒状の基材としての前記燃料タンク1の燃料イン
レット7を同軸上に配列して示した縦断面図である。
【0014】装着工具20は、シール部材14の外径部を保
持する保持部21と、この保持部21を作業者の手に把持さ
せる把持部22とを有している。上記保持部21は段付のカ
ップ状に形成され、図2に示すように保持部21の天部23
の中央に穿設されている孔24に、例えば棒状に形成され
た把持部22の一端に設けられたねじ部25が挿通され、保
持部21の内側より上記ねじ部25にナット26が固定されて
いる。なお、把持部22の周面27には滑り止めにローレッ
ト加工等が施されている。
【0015】保持部21には段差29が設けられて内径がd
1からd2に拡径されており、上記内径d2の径はシー
ル部材14の外径Dよりもやや小さくされ、ゴム製のシー
ル部材14を軽く圧入して保持できるようになっている。
【0016】上記内径d2を持つ部分の外周には、装着工
具20の軸線Cに平行し、互いに平行に対面する少なくと
も一対の切削面30が設けられている。この切削面30の面
間隔Wは、前記内径d2と同一、あるいはそれ以下とさ
れている。したがって、保持部21の少なくとも一方向の
外幅Wがシール部材14の外径D以下になっている。本実
施例では、このように平行に対面する切削面30を90゜の
角度で2方向に形成している。また、保持部21の深さH
(段差29から天部23までの寸法)は、燃料インレット7
の端部からシール部材14の装着位置までの長さhに合わ
せて設定されている。
【0017】図3および図4は、以上のように構成され
た装着工具20の使用手順を示している。まず、図3に示
すようにシール部材14を保持部21の内径d2の部分にあ
てがい、シール部材14が段差29に当接するまで軽く圧入
する。
【0018】次に、把持部22を掴んでシール部材14の内
径部31を燃料インレット7にあてがい、図4に示すよう
にカップ状の保持部21を燃料インレット7に被せるよう
に一杯に押し込む。保持部21を一杯に押し込むと、燃料
インレット7の端部が保持部21の天部23に当接する。
【0019】図2に示したように、保持部21の深さHは
燃料インレット7の端部からシール部材14の装着位置ま
での長さhに合わせられていることから、図4のように
燃料インレット7の端部が保持部21の天部23に当接した
時点で、シール部材14が燃料インレット7の所定の装着
位置に到達し、シール部材14自体の弾力により燃料イン
レット7に保持される。したがって、作業者がシール部
材14の装着位置を配慮しながら作業する必要がなく、装
着作業が極めて容易になるとともに、シール部材14の装
着位置の均一化を図ることができる。
【0020】図4に示すように、燃料インレット7の周
囲におけるトレイ部4の内幅wは、シール部材14の外径
よりも僅かに大きいだけで、非常に狭くなっている。し
かしながら、装着工具20の保持部21の少なくとも一方向
の外幅Wがシール部材14の外径と同一あるいはそれ以下
になっているため、保持部21がトレイ部4に干渉するが
ことがなく、スムーズにシール部材14の装着作業を行う
ことができ、作業時間が短縮される。
【0021】本実施例では、面間隔Wで平行に対面する
切削面30を、90゜の角度で保持部21に二方向に設けたた
め、保持部21とトレイ部4との干渉をより効果的に回避
することができる。なお、平行に対面する切削面30を3
方向以上設けてもよい。
【0022】本発明に係る装着工具20は、燃料インレッ
ト7に設けるシール部材14のみならず、他の車両や機械
全般における環状部材の装着工具として応用することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る環状
部品の装着工具は、円筒状の基材の周囲に環状部品を押
し込んで装着する環状部品の装着工具において、上記環
状部品の外径部を保持する保持部と、この保持部を作業
者の手に把持させる把持部とを設け、上記保持部の少な
くとも一方向の外幅を環状部品の外径以下にしたもので
ある。
【0024】このように、保持部の少なくとも一方向の
外幅を環状部品の外径以下にすれば、円筒状の基材の周
囲が狭くても保持部が周囲に干渉するがことなく、スム
ーズに環状部品を円筒状の基材に装着することができ、
作業時間が短縮される。
【0025】また、本発明に係る環状部品の装着工具
は、上記保持部をカップ状に形成し、その深さを上記円
筒状の基材の端部から環状部品の装着位置までの長さに
合わせて設定したものである。
【0026】このため、カップ状に形成された保持部
を、その深さ一杯まで円筒状の基材に被せるように押し
込むと、円筒状の基材の端部が保持部の天部に当接した
時点で環状部品が所定の装着位置に到達する。したがっ
て、作業者が環状部品の装着位置を配慮しながら作業す
る必要がなくなり、環状部品の装着作業が非常に容易に
なると同時に、環状部品の装着位置を均一化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装着工具の斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、装着工具と、
環状部品であるシール部材ならびに円筒状の基材として
の燃料インレットを同軸上に配列して示した縦断面図。
【図3】保持部にシール部材を保持させた状態を示す縦
断面図。
【図4】シール部材を燃料インレットに装着した状態を
示す縦断面図。
【図5】スクータ型車両の燃料およびオイル補給部を示
す斜視図。
【図6】図5の車幅方向に沿う縦断面図。
【符号の説明】 1 燃料タンク 4 トレイ部 7 円筒状の基材としての燃料インレット 11 キャップ 14 環状部品であるシール部材 20 装着工具 21 保持部 22 把持部 30 切削面 D 環状部品の外径 H 保持部の深さ W 保持部の外幅 h 円筒状の基材の端部から環状部品の装着位置までの
長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の基材の周囲に環状部品を押し込
    んで装着する環状部品の装着工具において、上記環状部
    品の外径部を保持する保持部と、この保持部を作業者の
    手に把持させる把持部とを設け、上記保持部の少なくと
    も一方向の外幅を環状部品の外径以下にしたことを特徴
    とする環状部品の装着工具。
  2. 【請求項2】 上記保持部をカップ状に形成し、その深
    さを上記円筒状の基材の端部から環状部品の装着位置ま
    での長さに合わせて設定した請求項1に記載の環状部品
    の装着工具。
JP9855494A 1994-05-12 1994-05-12 環状部品の装着工具 Pending JPH07308867A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9855494A JPH07308867A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 環状部品の装着工具

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JP9855494A JPH07308867A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 環状部品の装着工具

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JPH07308867A true JPH07308867A (ja) 1995-11-28

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ID=14222914

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9855494A Pending JPH07308867A (ja) 1994-05-12 1994-05-12 環状部品の装着工具

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JP (1) JPH07308867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082722A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujitsu Frontech Ltd 装着方法及び装着治具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082722A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujitsu Frontech Ltd 装着方法及び装着治具

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