JPH0730856A - ディジタルビデオ信号記録方法及び記録装置 - Google Patents

ディジタルビデオ信号記録方法及び記録装置

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JPH0730856A
JPH0730856A JP5195533A JP19553393A JPH0730856A JP H0730856 A JPH0730856 A JP H0730856A JP 5195533 A JP5195533 A JP 5195533A JP 19553393 A JP19553393 A JP 19553393A JP H0730856 A JPH0730856 A JP H0730856A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全ディジタル方式で伝送されてきたHDTV信
号を直接記録した場合にも、変速再生時の画質が劣化し
ないと共に、多様なヘッド配置に対応できるディジタル
ビデオ信号記録再生装置及び記録方法を提供する。 【構成】ATV信号をディジタルVTRの現行デレビジ
ョン信号記録モードで記録する際に、ATV信号の伝送
レートが圧縮現行方式ディジタルビデオ信号の伝送レー
トより低いことにより生じる余裕記録エリアに、ATV
信号のHPパケットデータを重複して記録する。この
時、2つのHPパケットデータを、略々2n(nは変速
再生時の倍数)にわたって、1つはAアジマスのトラッ
クに、他方はBアジマスのトラックに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ATV(Advanced T
elevision )信号を回転ヘッドにより直接磁気テープに
記録再生できるディジタルビデオ信号記録方法及び記録
装置に関するもので、特に、変速再生の改善に係わる。
【0002】
【従来の技術】入力ディジタルビデオ信号をDCT(Di
screte Cosine Transform )変換し、可変長符号化によ
り圧縮して、回転ヘッドにより磁気テープに記録するデ
ィジタルVTRの開発が進められている。このようなデ
ィジタルVTRでは、NTSC方式等の現行テレビジョ
ン方式のビデオ信号を記録するモード(以下、SDモー
ドとする)と、HDTV信号を記録するモード(以下、
HDモードとする)が設定できる。SDモードでは、ビ
デオ信号が約25Mbpsに圧縮されて記録される。H
Dモードでは、ビデオ信号が約50Mbpsに圧縮され
て記録される。
【0003】従来では、HDTV信号をディジタルVT
Rで記録する場合、HDモードでHDTV信号を圧縮し
て記録している。ところが、AD−HDTV方式のよう
に、全ディジタル方式の場合には、信号が圧縮されて伝
送されるので、伝送されてきた信号をディジタルVTR
で直接記録できる。このように、伝送されてきた信号を
ディジタルVTRに直接記録すると、伝送されてきた信
号からHDTV信号をデコードし、それを圧縮して又は
再びエンコードしてディジタルVTRに入力する必要は
なく、ハードウェアの無駄がなくなるという利点があ
る。
【0004】つまり、ATV(Advanced Television )
の方式選定で、信号処理から伝送まで全てディジタル化
してHDTV(High Definition Television)信号を伝
送する方式が提案されている。この方式の中で有力なも
のに、AD−HDTV方式がある。AD−HDTV方式
では、動画像の国際標準方式であるMPEG(MovingIm
age Coding Experts Group )に準拠した画像圧縮によ
り、HDTV信号が圧縮され、パケット化されて伝送さ
れる。
【0005】図20は、AD−HDTV方式の送信系の
構成を示すものである。図20において、101はビデ
オ圧縮エンコーダ、102はオーディオエンコーダであ
る。ビデオ圧縮エンコーダ101には、入力端子103
からHDTV方式のビデオ信号が供給される。オーディ
オエンコーダ102には、入力端子104からオーディ
オ信号が供給される。
【0006】ビデオ圧縮エンコーダ101は、動画像の
国際標準方式であるMPEG方式に準拠した方式で、入
力されたHDTV信号を圧縮する。
【0007】すなわち、ビデオ圧縮エンコーダ101
は、HDTV信号をDCTと動き補償を組み合わせた高
能率符号化方式を用いて圧縮する。ビデオ圧縮エンコー
ダ101からは、図21に示すように、フレーム内符号
化したフレーム(Iフレームと称される)と、前方向予
測符号化したフレーム(Pフレームと称される)と、両
方向予測符号化したフレーム(Bフレームと称される)
とが所定の順番で送られる。Iフレームでは、他のフレ
ームとの相関を利用することなく、独立にDCT変換さ
れる。Pフレームでは、それより前のIフレーム又はP
フレームから動き補償予測が行われ、その差分信号がD
CT変換される。Bフレームでは、前後のIフレーム又
はPフレームから動き補償予測が行われ、その差分信号
がDCT変換される。Iフレームが現れる周期はGOP
(Group Of Picture)と呼ばれている。この例では、
(GOP=9)とされている。
【0008】図20において、105はプライオリティ
エンコーダである。プライオリティエンコーダ105
は、圧縮されたHDTV信号データに優先順位をつける
ものである。以下に優先順位の一例が示されている。
【0009】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Iフレーム 1.フレームヘッダ 2.スライスヘッダ 3.マクロブロックアドレス、タイプ及び量子化ステップ 4.直流値 5.低周波係数 6.高周波係数 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− P及びBフレーム 1.フレームヘッダ 2.スライスヘッダ 3.マクロブロックアドレス、タイプ及び量子化ステップ 4.動きベクトル 5.直流値 6.低周波係数 7.高周波係数
【0010】このように、Iフレームでは、フレームヘ
ッダが第1の優先順位で、Iフレームのスライスヘッ
ダ、マクロブロックアドレス、タイプ及び量子化ステッ
プ、直流値、低周波係数、高周波係数と優先順位が続い
ていく。P及びBフレームでは、フレームヘッダ、スラ
イスヘッダ、マクロブロックアドレス、タイプ及び量子
化ステップ、動きベクトル、直流値、低周波係数、高周
波係数と優先順位が続いていく。
【0011】106はトランスポートエンコーダで、ト
ランスポートエンコーダ106は、プライオリティエン
コーダ105で優先順位が付けられたビデオデータ、及
びオーディオエンコーダ104でエンコードされたオー
ディオデータ、入力端子107からの付加情報から、パ
ケットを生成する。パケットには、優先度の高いパケッ
トと優先度が低いパケットとがある。優先度の高いパケ
ットはHP(High Priority )パケットと呼ばれ、優先
度の低いパケットはSP(Standard Priority)パケッ
トと呼ばれる。HPパケットとSPパケットとの比は1
対4である。通常の画像では、Iフレームのヘッダから
低域係数までとP及びBフレームのヘッダから動きベク
トルまでがHPパケットで伝送される。HPパケット
は、高い出力電力の搬送波で伝送される。SPパケット
は、低い出力電力の搬送波で伝送される。
【0012】図22はパケットの構成を示すものであ
る。図22Aに示すように、伝送されるパケットのパケ
ット長は148バイトとされている。このパケットの先
頭には、シンクが設けられ、これに続いて、伝送データ
と誤り訂正用のパリティが付加されている。
【0013】図22Bは、伝送データの詳細が示されて
いる。伝送データの先頭には、サービスタイプSTが設
けられている。このサービスタイプSTには、図23に
示すように、このパケットが優先度の高いHPパケット
か優先度の低いSPパケットかを示す情報Pと、ビデオ
かオーディオか等の識別情報IDと、0〜15にカウン
トするカウンタCCとが含められる。
【0014】サービスタイプSTに続いて、アフターヘ
ッダAHを設けられる。図24AはHPパケットのアフ
ターヘッダであり、図24BはSPパケットのアフター
ヘッダである。HPパケットのアフターヘッダAHに
は、転送データの入力点の最初のビットを示すスライス
の開始ポインタ、フレームタイプ、フレームナンバ、フ
レーム中でのスライスナンバ、量子化ファクタが含めら
れる。SPパケットのアフターヘッダAHには、マクロ
ブロックの開始ポインタ、フレームタイプ、フレームナ
ンバ、フレーム中でのマクロブロックナンバが含められ
る。
【0015】図20において、108はチャンネルモジ
ュレータである。転送エンコーダ106で生成されたH
Pパケット及びSPパケットは、チャンネルモジュレー
タ108に供給される。チャンネルモジュレータ108
で、このHPパケット及びSPパケットが2つの搬送波
を使って変調される。チャンネルモジュレータ108の
出力が出力端子109から出力される。
【0016】AD−HDTV方式では、上述のような画
像圧縮により、17.4MbpsでHDTV信号を転送
できる。これは、上述のディジタルVTRのSDモード
での記録レート(約25Mbps)以下である。したが
って、AD−HDTV方式で送られていた信号は、ディ
ジタルVTRのSDモードで直接記録できる。このよう
に、伝送されてきた信号をディジタルVTRに直接記録
すると、伝送されてきた信号からHDTV信号をデコー
ドし、それをディジタルVTRに入力する必要はなく、
ハードウェアの無駄がなくなる。また、SDモードで記
録できるので、記録時間が長くとれる。
【0017】ところが、このようにAD−HDTV信号
をSDモードでディジタルVTRに直接記録すると、以
下の理由により、良好な変速再生が行えないという問題
が生じてくる。
【0018】すなわち、上述のように、AD−HDTV
方式では、MPEG方式に準拠した圧縮が行われる。こ
の方式では、上述のように、フレーム内符号化したIフ
レームと、前方向予測符号化したPフレームと、両方向
予測符号化したBフレームとが送られてくる。変速再生
時には、ヘッドがトラックを過るので、連続したフレー
ムのデータが得られなくなる。連続したフレームのデー
タが得られないと、Pフレーム及びBフレームのデータ
はデコードできない。デコードできるのは、フレーム内
で符号化されたIフレームのデータだけである。このI
フレームのデータは、通常、全てHPパケットで送られ
る。したがって、変速再生時には、再生されるデータの
うち、HPパケットのIフレームのデータのみ使うこと
で、変速再生が可能となる。
【0019】ところが、AD−HDTVで伝送されてき
た信号を直接ディジタルVTRに記録していくと、変速
再生時にIフレームを含むHDパケットが十分に拾えな
い。また、Iフレームのデータがどのような位置関係で
記録されるのかが不定になる。このため、変速再生時に
画面の特定部分に相当するIフレームのデータが抜けて
しまい、その部分の画面だけが暫く更新できないという
ようなことがあり、変速再生時の画質が劣化する。
【0020】そこで、本願出願人は、ATV信号の伝送
レートがディジタルVTRのSDモードでのソースレー
トより低いことにより生じる余裕のエリアに、Iフレー
ムを含むHPパケットデータを重複して記録することを
提案している。これにより、変速再生時にIフレームを
含むHPパケットデータを拾える確率が増加され、変速
再生時の画質の向上が図れる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディジタルVTRでは、ヘッド配置として、3種類の構
成が採用され得る。すなわち、アジマス角の異なる2つ
のヘッドを180度対向して配置した構成のものと、ア
ジマス角の異なる2つのヘッドをダブルアジマスヘッド
で1つの位置に配置した構成としたものと、互いにアジ
マス各の異なるダブルアジマスヘッドを180度対向し
て設け、4ヘッドの構成としたものである。
【0022】上述のように、余裕記録エリアにHPパケ
ットデータを記録するようにした場合、変速再生時に固
定となる再生可能エリアを余裕記録エリアとし、この余
裕記録エリアにHPパケットデータが記録される。とこ
ろが、ヘッド配置によっては、何れのヘッドでもトレー
スされないトラックが生じ、これらのトラックの余裕記
録エリアにHPパケットデータを記録しても、変速再生
時に再生されない。このため、再生されないトラックに
記録されているHPパケットデータが欠落し、画面上に
乱れが生じるようなことがあり得る。
【0023】したがって、この発明の目的は、全ディジ
タル方式で伝送されてきたHDTV信号を直接記録した
場合に、ヘッド配置に係わらず、良好な変速再生時の画
質が得られるようにしたディジタルビデオ信号の記録方
法及び記録装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、ATV信号
の伝送レートが圧縮現行方式ディジタルビデオ信号の伝
送レートより低いことにより生じる余裕記録エリアに、
ATV信号の重要度の高いパケットデータを重複して記
録するディジタルビデオ信号記録方法であって、2つの
重要度の高いパケットデータを、略々2n(nは変速再
生時の倍速)トラックにわたって2つの重要度の高いパ
ケットデータのうちの1つは第1のアジマス角のトラッ
クに、他の1つは第2のアジマス角のトラックに、記録
するようにしたディジタルビデオ信号記録方法である。
【0025】この発明は、全ディジタル方式でHDTV
信号を圧縮して伝送するATV信号を直接磁気テープに
記録するようにしたディジタルビデオ信号記録装置にお
いて、ATV信号の伝送レートが圧縮現行方式ディジタ
ルビデオ信号の伝送レートより低いことにより生じる余
裕記録エリアに、ATV信号の重要度の高いパケットデ
ータを重複して記録するものであり、2つの重要度の高
いパケットデータを、略々2n(nは変速再生時の倍
速)トラックにわたって2つの重要度の高いパケットデ
ータのうちの1つは第1のアジマス角のトラックに、他
の1つは第2のアジマス角のトラックに、記録するよう
にしたディジタルビデオ信号記録装置である。
【0026】
【作用】全ディジタル方式で圧縮されて伝送されるAT
V信号をディジタルVTRの現行テレビジョン信号記録
モード(SDモード)で記録する際に、ATV信号の伝
送レートがディジタルVTRのSDモードでのソースレ
ートより低いことにより生じる余裕のエリアに、Iフレ
ームを含むHDパケットデータを重複して記録すること
により、変速再生時にIフレームを含むHDパケットデ
ータを拾える確率が増加され、変速再生時の画質の向上
が図れる。
【0027】そして、2つのHPパケットデータを、略
々2n(nは変速再生時の倍速)トラックである36ト
ラックにわたって、1つはAアジマスのトラックに、他
の1つはBアジマスのトラックに記録することにより、
ヘッド配置に係わらず、良好な変速再生が行なえる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、この発明が適用されたビデオ記
録再生システムの一例である。図1において、1はチャ
ンネルデモジュレータである。チャンネルデモジュレー
タ1には、入力端子2からAD−HDTV方式の伝送デ
ータが入力される。チャンネルデモジュレータ1で、伝
送データからパケットが復調される。伝送されてくるパ
ケットには、重要度の高いデータを転送するHPパケッ
トと、重要度の低いデータを転送するSPパケットがあ
る。
【0029】3はディジタルVTRである。ディジタル
VTR3は、インターフェース及びフォーマット変換部
4と記録再生部5とを備えている。チャンネルデモジュ
レータ1からのHPパケット及びSPパケットは、イン
ターフェース及びフォーマット変換部4を介して、トラ
ンスポート及びプライオリティデコーダ6に供給される
と共に、記録再生部5に供給される。インターフェース
及びフォーマット変換部4を介して記録再生部5に転送
されてきたデータは、記録再生部5で回転ヘッドにより
磁気テープに記録することができる。また、インターフ
ェース及びフォーマット変換部4は、記録再生部5で記
録した記録データを変速再生したときに、再生画面が良
好になるように、記録再生部5に送られるデータをフォ
ーマットする。これについては、後に詳述する。
【0030】記録再生部5は、ディジタルビデオ信号を
DCT変換及び可変長符号化して圧縮し、回転ヘッドに
より磁気テープに記録する構成ものである。この記録再
生部5は、NTSC方式等のビデオ信号を記録するSD
モードと、HDTV信号を記録するHDモードとが設定
できる。AD−HDTV方式の伝送データを復調して直
接記録する場合には、SDモードに設定される。なお、
SDモードでのソースレートは24.3Mbpsであ
る。
【0031】トランスポート及びプライオリティデコー
ダ6は、転送されてきたHPパケット及びSPパケット
のエラー訂正を行うと共に、転送されてきたHPパケッ
ト及びSPパケットから転送データ及び付加データを取
り出す。通常の画像では、Iフレームのへッダーから低
域係数までと、P及びBフレームのヘッダから動きベク
トルまでとが、HPパケットで伝送されてくる。それ以
外は、SPパケットで伝送されてくる。
【0032】7はビデオ伸長デコーダ、8はオーディオ
デコーダである。ビデオ伸長デコーダ7は、MPEG方
式に準拠して、ハフマン符号の復号、DCT逆変換を行
って、送られてきたデータを伸長し、HDTVのベース
バンド信号を形成するものである。ビデオ伸長デコーダ
7及びオーディオデコーダ8には、トランスポート及び
プライオリティデコーダ6の出力が供給される。ビデオ
伸長デコーダ7で、伝送されてきたデータが伸長され、
HDTV信号が形成される。このようにして形成された
HDTV信号は、出力端子9から出力される。また、オ
ーディオデコーダ8により、オーディオデータがデコー
ドされ、このオーディオデータが出力端子10から出力
される。また、トランスポート及びプライオリティデコ
ーダ6から出力される付加情報は、出力端子11から出
力される。
【0033】図2は、この発明が適用されたVTRにお
ける記録再生部5の記録系の構成を示すものである。図
2において、21はNTSC方式等の現行テレビジョン
方式のビデオ信号又はHDTV信号の入力端子である。
外部からのビデオ信号を記録する場合には、入力端子2
1に、現行テレビジョン方式のビデオ信号又はHDTV
信号のコンポーネントビデオ信号が供給される。入力端
子21からのコンポーネントビデオ信号はA/Dコンバ
ータ22に供給され、A/Dコンバータ22でこのコン
ポーネントビデオ信号がディジタル信号に変換される。
【0034】23はDCT圧縮回路である。DCT圧縮
回路23は、DCT変換と可変長符号化により、入力ビ
デオ信号を圧縮する。A/Dコンバータ22の出力は、
DCT圧縮回路23に供給され、圧縮される。すなわ
ち、A/Dコンバータ22からのコンポーネントビデオ
信号は、ブロック化され、シャフリングされ、DCT変
換が行われる。DCT変換されたデータは、所定のバッ
ファ単位でバッファされる。そして、この所定のバッフ
ァ単位の総符号量が推定され、総符号量が所定値以下と
なるような最適な量子化テーブルが決定され、この最適
な量子化テーブルで量子化される。そして、可変長符号
化された後、フレーム化される。
【0035】24は、伝送されてきたAD−HDTV方
式の信号を記録する場合と、入力端子21からのビデオ
信号を記録する場合とで切り換えられるスイッチ回路で
ある。スイッチ回路24の端子24Aには、前述のイン
ターフェース及びフォーマット変換部4を介して、AD
−HDTV方式の信号が供給される。スイッチ回路24
の端子24Bには、DCT圧縮回路23の出力が供給さ
れる。伝送されてきたAD−HDTV方式の信号を記録
する場合には、スイッチ回路24が端子24A側に設定
される。入力端子21からのビデオ信号を記録する場合
には、スイッチ回路24が端子24B側に設定される。
【0036】25はフレーム化回路である。フレーム化
回路25は、記録データを所定のシンクブロックに展開
すると共にエラー訂正符号化処理を行う。
【0037】26はチャンネルエンコーダである。スイ
ッチ回路24の出力は、チャンネルエンコーダ26に供
給され、変調される。チャンネルエンコーダ26の出力
は、記録アンプ27を介して回転ヘッド28に供給され
る。回転ヘッド28により、磁気テープ(図示せず)に
圧縮された入力端子21からのビデオ信号又はAD−H
DTV信号が記録される。
【0038】このような記録系において、伝送されてき
たAD−HDTV方式の信号を記録する場合には、スイ
ッチ回路24が端子24A側に切り換えられる。このた
め、インターフェース及びフォーマット変換部4を介し
て入力されたAD−HDTV方式の信号は、フレーム化
回路25でフレーム化され、チャンネルエンコーダ25
で変調され、回転ヘッド27により磁気テープに記録さ
れる。
【0039】入力端子21からのビデオ信号を記録する
場合には、スイッチ回路24が端子24B側に切り換え
られる。このため、入力端子21からのビデオ信号は、
DCT圧縮回路23により圧縮され、フレーム化回路2
5でフレーム化され、チャンネルエンコーダ26により
変調され、回転ヘッド27により磁気テープに記録され
る。
【0040】AD−HDTV信号の記録時には、インタ
ーフェース及びフォーマット変換部4は、変速再生時の
画質の向上を図るために、HPパケットに対応するデー
タを余分に記録すると共に、このHPパケットに対応す
るデータを変速再生時に確実に拾えるような位置に配列
する。
【0041】すなわち、ディジタルVTRのSDモード
でのソースレートが24.3Mbpsなのに対して、A
D−HDTV信号の伝送レートが17.4Mbpsであ
るから、伝送されてきたAD−HDTVの信号をSDモ
ードで記録すると、記録エリアに余裕が生じる。そこ
で、変速再生時の画質を改善するために、SDモードで
AD−HDTVの信号を記録するときには、この余裕の
エリアにHPパケットに対応するデータを重複して記録
する。SDモードでは、1トラックには135シンクブ
ロックのデータが記録できる。AD−HDTVでは、H
PパケットとSPパケットとの比率は1:4である。そ
して、AD−HDTVの伝送レートは17.4Mbps
で、ディジタルVTRのSDモードのソースレートは2
4.38bpsである。このことから、1トラック中に
HPパケットが占めるシンクブロック数は、 135×(17.4/24.3)×(1/5) =19.333(シンクブロック) であり、約20シンクブロックである。そして、1トラ
ックのSPパケットが占めるシンクブロック数は 20×4=80(シンクブロック) である。したがって、1トラック、135シンクブロッ
クのうち余るのは、 135−20−80=35(シンクブロック) である。したがって、1トラック当たり35シンクブロ
ック分まで、HPパケットを重複して記録することがで
きる。
【0042】すなわち、図3Aに示すように、1トラッ
クのビデオエリアには135シンクブロックのデータを
記録できる。この例では、図3Bに示すように、1トラ
ックのうち例えば3箇所に重複HPエリアDHPが設けら
れ、この3箇所の重複HPエリアDHPにHPパケットの
データが例えば32シンクブロック分だけ重複して記録
される。
【0043】変速再生時に、サーボ回路により、ヘッド
のトレースとトラックの位置関係を常に同じに保つと、
1トラック内の再生可能エリアが固定される。この固定
となる再生可能エリアに、重複HPエリアDHPが割り当
てられる。
【0044】図4に示すように、変速再生時には、ヘッ
ドがトラックを過っていく。これにより、図5Aに示す
ような再生信号が得られる。図5Bに示すように、この
再生信号が十分に得られる位置HRFは、ヘッドのトレー
スとトラックの位置関係が常に同じに保つことにより、
固定される。重複HPエリアは、この再生信号が十分に
得られる位置HRFに設けられる。
【0045】ディジタルVTRは、SDモードでは、1
フレームが10トラックで記録される。AD−HDTV
方式のIフレームの周期GOPは、9フレームである。
このことから、平均的に1GOP周期のデータは、90
トラックに記録される。1GOPの周期のデータの中
で、変速再生時に必要なデータは、Iフレーム、Bフレ
ーム、PフレームのうちIフレームだけで、これは1G
OPの間に1フレームだけである。
【0046】倍速数17という奇数を選ぶことで、2つ
のヘッドA及びBに対して、重複HPエリアを同じにす
ることができる。また、倍速数を17とした場合には、
重複HPエリアに17トラックにわたり同じHPパケッ
トデータを記録すれば、1或いは2スキャンで必ずその
データが再生される。
【0047】なお、17倍速で再生した場合に固定とな
る再生可能エリアは、4倍速、9倍速で再生したときに
も、固定の再生可能エリアとなる。したがって、17倍
速での固定の再生可能エリアにHPパケットデータを重
複記録しておけば、4倍速、9倍速に対応できる。
【0048】1GOP周期は90トラックであるから、
同一のHPパケットデータを記録するトラック数を1G
OP周期の90トラックの約数に設定した方が処理がし
やすい。そこで、倍速数が17の場合には、同一のHP
パケットデータを記録するトラック数を、90トラック
の約数である18トラックとすることが考えられる。
【0049】1トラック当たりの重複HPエリアの容量
を32シンクブロック分とすると、1GOP周期の90
トラック分の重複HPエリアの総容量は、 32×90=2880シンクブロック 分である。18トラックにわたって同一データを記録し
た場合には、1GOP周期の90トラックの重複HPエ
リアに記録されるHPパケットは、 2880/18=160シンクブロック 分になる。
【0050】ところで、ディジタルVTRのヘッド位置
としては、図6に示すように、アジマス角の異なる2つ
のヘッド71A及び71Bが180度対向して配置され
る構成のものと、図7に示すように、同一位置にダブル
アジマス構成のヘッド72A及び72Bを設けるような
構成が採り得る。更に、図8に示すように、ダブルアジ
マス構成のヘッド73A及び73Bと、ダブルアジマス
構成のヘッド74A及び74Bとを180度対向して配
置する4ヘッドの構成が採り得る。図6及び図7に示す
2ヘッドの構成では、ドラムは9000rpmで回転さ
れる。図8に示す4ヘッドの構成では、ドラムは450
0rpmで回転される。
【0051】同一のHPパケットデータを18トラック
に渡って連続して記録する場合、図9に示すように、連
続する18トラックに同一のHPパケットデータを記録
することが考えられる。図9において、1GOPの間の
最初の18トラックに記録されるHPパケットデータを
D0とし、次の18トラックに記録されるHPパケット
データをD1とし、次の18トラックに記録されるHP
パケットデータをD2とし、更に次の18トラックに記
録されるHPパケットデータをD3とし、更に次の18
トラックに記録されるHPパケットデータをD4として
いる。
【0052】図10は、このように連続する18トラッ
クに同一のHPパケットデータを記録したトラックを、
180度対向のヘッド71A及び71Bを用いて17倍
速で変速再生場合のヘッド71A及び71Bの軌跡を示
すものである。図10に示すように、このように、18
0度対向のヘッド71A及び71Bを用いた場合には、
Aチャンネルのヘッド71AでHPパケットデータD
0、D0、…が再生され、次に、Bチャンネルのヘッド
71BでHPパケットデータD1、D1、…が再生さ
れ、全ての重複HPパケットデータを拾うことができ
る。
【0053】これに対して、図11は、ダブルアジマス
ヘッドのヘッド72A及び72Bで、このように連続す
る18トラックに同一のHPパケットデータを記録した
トラックを、17倍速で変速再生した場合のヘッド72
A及び72Bの軌跡を示すものである。ダブルアジマス
ヘッドのヘッド72A及び72Bを用いた場合には、図
11に示すように、Aチャンネルのヘッド71A及びB
チャンネルのヘッド71Bから共にHPパケットデータ
D0が再生されるが、次のHPパケットデータD1は両
ヘッドから共に再生されず、次に再生されるのは、HP
パケットデータD2となる。このように、ダブルアジマ
スヘッドのヘッド72A及び72Bを用いた場合には、
重複HPパケットデータが全て再生されない。
【0054】そこで、図12に示すように、36トラッ
ク中に、同一のアジマス角のトラックに同一のHPパケ
ットデータが配されるように、2つのHPパケットデー
タが記録される。
【0055】図13は、このように36トラック中、同
一のアジマス角のトラックに同一のHPパケットデータ
が記録されるようにしたものを、180度対向のヘッド
71A及び71Bを用いて17倍速で変速再生した場合
のヘッド軌跡を示すものである。図13に示すように、
このように180度対向のヘッド71A及び71Bを用
いた場合には、Aチャンネルのヘッド71AでHPパケ
ットデータD0、D0、…が再生され、次に、Bチャン
ネルのヘッド71BでHPパケットデータD1、D1、
…が再生され、全ての重複HPパケットデータを拾うこ
とができる。
【0056】また、図14は、ダブルアジマスヘッドの
ヘッド72A及び72Bで、36トラック中同一のアジ
マス角のトラックに同一のHPパケットデータが記録さ
れるようにしたものを、17倍速で変速再生した場合の
ヘッド軌跡を示すものである。ダブルアジマスのヘッド
72A及び72Bを用いた場合には、図14に示すよう
に、Aチャンネルのヘッド71AからHPパケットデー
タD0が再生されると同時にBチャンネルのヘッド71
BからHPパケットデータD1が再生され、全ての重複
HPパケットデータを拾うことができる。
【0057】このように、36トラック中、同一のアジ
マス角のトラックに同一のHPパケットデータが記録さ
れるようにすると、180度対向のヘッド71A及び7
1Bを用いて17倍速で変速再生した場合にも、ダブル
アジマスヘッドのヘッド72A及び72Bで17倍速で
変速再生した場合にも、全てのHPパケットデータを拾
うことができる。
【0058】なお、4ヘッドの場合には、ヘッドの回転
数が1/2になるので、17倍速のときのヘッドの軌跡
は図15に示すようになる。このような4ヘッドの構成
では、9倍速とすると、ダブルアジマスヘッドを用いた
ときと同様なヘッドの軌跡となる。したがって、36ト
ラック中同一のアジマス角のトラックに同一のHPパケ
ットデータが記録されるようにすると、9倍速と5倍速
で変速再生を行うことができる。
【0059】図16は、このように記録されたデータを
17倍速で変速再生したときの画面の様子を示すもので
ある。図16に示すように、変速再生をすると、画面は
エリアM1、M2、M3、…に12分割される。各分割
エリアM1、M2、M3、…は、それぞれ、90トラッ
クの重複HPエリアに記録した160シンクブロック分
のHPパケットのIフレームのデータを再生して形成さ
れる。したがって、変速再生時に12分割したエリアM
1、M2、M3、…を全て更新することができる。
【0060】図17は、上述のように160シンクブロ
ック分のHPパケットデータを、36トラック中で同一
のアジマス角のトラックには同一のHPパケットデータ
が記録されるように、90トラックに記録する処理を行
うものである。
【0061】図17において、31及び32は入力端子
であり、入力端子31にはHPパケットに対応するデー
タが供給され、入力端子32はSPパケットに対応する
データが供給される。入力端子31及び32からのHP
パケットに対応するデータ及び入力端子32からのSP
パケットに対応するデータは、パラレルシリアル変換回
路33に供給される。また、入力端子31からのHPパ
ケットに対応するデータは、シンクブロックフォーマッ
タ34に供給される。
【0062】パラレルシリアル変換回路33は、入力端
子31及び32から並列で送られてくるHPパケットデ
ータ及びSPパケットデータをシリアルに変換する。こ
のパラレルシリアル変換回路33の出力がメモリ35に
供給される。メモリ35には、1トラック分のHPパケ
ットデータ及びSPパケットデータが蓄えられる。
【0063】シンクブロックフォーマッタ34には、入
力端子36からタイミング信号が供給される。シンクブ
ロックフォーマッタ34の出力は、メモリ37に供給さ
れる。メモリ37には、90トラックに記録する160
シンクブロック分のHPパケットデータが蓄えられる。
【0064】38は読み出しアドレス発生器である。読
み出しアドレス発生器38には、入力端子39からエリ
ア制御信号が供給される。読み出しアドレス発生器38
は、このエリア制御信号に基づいて、読み出しアドレス
を発生する。この読み出しアドレスがメモリ35に供給
される。これにより、重複HPエリアの位置が設定され
る。
【0065】40はマルチプレクサである。マルチプレ
クサ40は、メモリ35からのHPパケット及びSPパ
ケットデータに、メモリ37からのHPパケットデータ
を挿入するものである。このメモリ37は、160シン
クブロック分の3つのメモリ37A、37B、37Cか
らなる。マルチプレクサ40には、メモリ35及び37
の出力が供給される。マルチプレクサ40の出力がエン
コーダ41に供給される。
【0066】図18は、メモリ17A〜17Cの読み出
し/書き込みのタイミングを示すものであり、図18A
は、GOP期間を示す。図18B〜図18Dに示すよう
に、先ず、メモリ37A〜37Cに、データが順に蓄え
られる。そして、図18D〜図18Gに示すように、メ
モリ37A〜37Cから2チャンネルでデータが順に読
み出される。
【0067】図19は、ディジタルVTR2の記録再生
部5の再生系の構成を示すものである。図19におい
て、磁気テープの記録信号は、回転ヘッド28により再
生され、再生アンプ51を介して、チャンネルデコーダ
52に供給される。チャンネルデコーダ52は、上述の
記録系のチャンネルエンコーダ26に対応する変調方式
で、再生信号を復調するものである。
【0068】53はTBC(Time Base Corrector )で
ある。TBC53は、再生信号の時間軸変動成分を除去
するためのものである。TBC53には、再生信号に基
づく書き込みクロックと、基準信号に基づく読み出しク
ロックが与えられる。チャンネルデコーダ52の出力
は、TBC53に供給される。TBC53により、再生
信号中の時間軸変動成分が除去される。
【0069】54はデフレーム化回路である。デフレー
ム化回路54は、記録系のフレーム化回路25に対応し
ており、再生データのエラー訂正処理等を行う。デフレ
ーム化回路54には、TBC回路53の出力が供給され
る。
【0070】55はスイッチ回路であり、このスイッチ
回路55は、AD−HDTV方式の信号を再生する場合
と、コンポーネントビデオ信号を再生する場合とで切り
換えられる。TBC回路54の出力は、スイッチ回路5
5に供給される。再生信号がAD−HDTV方式の信号
の場合には、スイッチ回路55が端子55A側に切り換
えられる。再生信号がコンポーネントビデオ信号の場合
には、スイッチ回路55が端子55B側に切り換えられ
る。
【0071】56はDCT伸長回路である。DCT伸長
回路56は、記録系のDCT圧縮回路23に対応してい
る。すなわち、DCT伸長回路56は、可変長符号を復
号し、逆DCT変換を行うことにより、圧縮されて記録
されたビデオ信号を元のベースバンドビデオ信号に伸長
する。DCT伸長回路56には、スイッチ回路55の端
子55Bの出力が供給される。DCT伸長回路56によ
り、圧縮ビデオ信号がベースバンドビデオ信号に戻さ
れ、このビデオ信号が出力端子57から出力される。
【0072】58はヘッダデコーダ、59はパケット選
択回路である。ヘッダデコーダ58は、AD−HDTV
の再生信号のヘッダをデコードし、この再生信号がIフ
レームのデータかどうかを識別する。Iフレームのパケ
ットかどうかは、パケットのヘッダから識別できる。ヘ
ッダデコーダ58には、スイッチ回路55の端子55A
の出力が供給される。このヘッダデコーダ58の出力が
パケット選択回路59に供給される。変速再生時にはI
フレームのデータのみ有効である。パケット選択回路5
9は、変速再生時に、Iフレームのデータのパケットを
選択して出力する。パケット選択回路59の出力が出力
端子60から出力される。
【0073】61はコントローラである。コントローラ
61は、通常再生と変速再生とを切り換える制御を行っ
ている。コントローラ61には、入力部62からモード
設定信号が供給される。このモード設定信号に応じて、
サーボ回路63及びパケット選択回路59が設定され
る。AD−HDTV信号の変速再生時には、サーボ回路
63により、ATF等のトラッキング信号を利用して、
テープ速度制御に位相情報が加えられ、ヘッドのトレー
スとトラックの位置関係が常に同じに保たれ、トラック
内の再生可能エリアが固定される。前述したように、こ
の再生可能エリアは、重複HPエリアDHPとされてい
る。したがって、変速再生時には、Iフレームのデータ
を含むHPパケットに対応するデータが必ず再生され
る。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、AD−HDTV方式
の信号をディジタルVTRのSDモードで記録する際
に、AD−HDTV方式の信号の伝送レートがSDモー
ドでのソースレートより低いことにより生じる余裕のエ
リアに、Iフレームを含むHDパケットデータが重複し
て記録される。そして、このHDパケットデータを重複
して記録するエリアは、変速再生時に、ヘッドのトレー
スとトラックの位置関係が保たれたときに固定となる再
生可能エリアに割当られる。このため、変速再生時に、
Iフレームのデータを含むHPパケットが確実に再生さ
れ、変速再生時の画質が向上される。更に、1トラック
当たり32シンクブロックの同一のHPパケットデータ
を18トラック重複させながら、90トラック毎に場所
をシフトして記録しているので、変速再生時に画面全体
が更新され、変速再生時の画質が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたビデオ記録システムの一
実施例のブロック図である。
【図2】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
系の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施例における重複HPエリアの
説明に用いる略線図である。
【図4】この発明の一実施例における重複HPエリアの
説明に用いる略線図である。
【図5】この発明の一実施例における重複HPエリアと
再生RF信号との関係を示す波形図である。
【図6】この発明の一実施例におけるヘッド配置の一例
を示す平面図である。
【図7】この発明の一実施例におけるヘッド配置の他の
例を示す平面図である。
【図8】この発明の一実施例におけるヘッド配置の更に
他の例の平面図である。
【図9】この発明の一実施例の説明に用いる略線図であ
る。
【図10】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図11】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図12】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図13】この発明の一実施例の説明に用いる略線図図
である。
【図14】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図15】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図16】この発明の一実施例の説明に用いる略線図で
ある。
【図17】この発明の実施例におけるフォーマット変換
部の具体構成を示すブロック図である。
【図18】この発明の実施例におけるフォーマット変換
部の説明に用いるタイミング図である。
【図19】ディジタルVTRの記録系の構成を示すブロ
ック図である。
【図20】AD−HDTV方式の送信系の構成の一例を
示すブロック図である。
【図21】AD−HDTV方式におけるGOP構成の説
明に用いる略線図である。
【図22】AD−HDTV方式における送信パケットの
構成を示す略線図である。
【図23】AD−HDTV方式における送信パケットの
構成を示す略線図である。
【図24】AD−HDTV方式における送信パケットの
構成を示す略線図である。
【符号の説明】
3 ディジタルVTR 4 インターフェース及びフォーマット変換部 5 記録再生部 35、37 メモリ 38 読み出しアドレス発生器 40 マクチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/937 9/804 9/808 H04N 9/80 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATV信号の伝送レートが圧縮現行方式
    ディジタルビデオ信号の伝送レートより低いことにより
    生じる余裕記録エリアに、上記ATV信号の重要度の高
    いパケットデータを重複して記録するディジタルビデオ
    信号記録方法であって、 2つの重要度の高いパケットデータを、略々2n(nは
    変速再生時の倍速)トラックにわたって、上記2つの重
    要度の高いパケットデータのうちの1つは第1のアジマ
    ス角のトラックに、他の1つは第2のアジマス角のトラ
    ックに、記録するようにしたディジタルビデオ信号記録
    方法。
  2. 【請求項2】 上記変速再生時の倍速数は17であり、
    上記2つの重要度の高いパケットデータを記録するトラ
    ック数は36トラックである請求項1記載のディジタル
    ビデオ信号記録方法。
  3. 【請求項3】 全ディジタル方式でHDTV信号を圧縮
    して伝送するATV信号を直接磁気テープに記録するよ
    うにしたディジタルビデオ信号記録装置において、 上記ATV信号の伝送レートが上記圧縮現行方式ディジ
    タルビデオ信号の伝送レートより低いことにより生じる
    余裕記録エリアに、上記ATV信号の上記重要度の高い
    パケットデータを重複して記録するものであり、 2つの重要度の高いパケットデータを、略々2n(nは
    変速再生時の倍速)トラックにわたって上記2つの重要
    度の高いパケットデータのうちの1つは第1のアジマス
    角のトラックに、他の1つは第2のアジマス角のトラッ
    クに、記録するようにしたディジタルビデオ信号記録装
    置。
  4. 【請求項4】 上記変速再生時の倍速数は17であり、
    上記2つの上記重要度の高いパケットデータを記録する
    トラック数は36トラックである請求項3記載のディジ
    タルビデオ信号記録装置。
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