JPH07307439A - 非接触型icカード - Google Patents

非接触型icカード

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Publication number
JPH07307439A
JPH07307439A JP10104894A JP10104894A JPH07307439A JP H07307439 A JPH07307439 A JP H07307439A JP 10104894 A JP10104894 A JP 10104894A JP 10104894 A JP10104894 A JP 10104894A JP H07307439 A JPH07307439 A JP H07307439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
card
circuit
contact type
electric power
Prior art date
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Pending
Application number
JP10104894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Fukuda
正人 福田
Mamoru Hirata
守 平田
Naoki Moriya
直樹 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH07307439A publication Critical patent/JPH07307439A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力供給用のループ型コイルが損傷した場合
にも、内部回路に記憶された情報の読み出しが可能であ
り、信頼性が高い非接触型ICカードを提供する。 【構成】 非接触型ICカード1にはループ型の電力供
給用コイル2が設けられており、このコイル2の内側に
LSIチップ3が配置されている。このLSIチップ3
上には高透磁率磁性膜からなる磁芯を有する薄膜インダ
クタコイル5が形成されており、この薄膜インダクタコ
イル5は配線6を介して内部回路4に接続されている。
機械的外力により電力供給コイルが損傷した場合は、薄
膜インダクタコイル5を介して電力を非接触型ICカー
ドに供給することにより、内部回路4に記憶された情報
を読み出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はループ型コイル(アンテ
ナ)を有し、静電誘導により前記ループ型コイルを介し
て外部から電力が供給される非接触型ICカードに関
し、特に前記ループ型コイルが損傷を受けてもメモリに
記憶されたデータの読み出しが可能な非接触型ICカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、その内部にCPU等の演
算素子及びEEPROM等の記憶素子等により構成され
た内部回路を有している。これらの内部回路を駆動する
ための電力を供給する方法としては、ICカード内に電
池を内蔵する方法及び静電誘導により外部から供給する
方法がある。静電誘導により電力を供給する方法におい
ては、電池を内蔵する方法に比して、ICカードの薄型
化が容易であると共に、電池交換が不要である等の利点
がある。
【0003】図3は静電誘導により電力を供給する従来
の非接触型ICカードを示すブロック図、図4は同じく
その非接触型ICカードを示す平面図である。この非接
触型ICカードには送受信用コイル12が設けられてお
り、この送受信用コイル12は復調回路14及び変調回
路15に接続されている。復調回路14は入出力処理回
路16に接続されている。また、変調回路15も入出力
処理回路16に接続されている。入出力処理回路16は
メモリ19に接続されていると共に、CPU18に接続
されている。
【0004】また、この非接触型ICカード20には、
電力供給用コイル11が設けられており、この電力供給
用コイル11は電源回路17に接続されている。そし
て、この電源回路17から各回路に電力が供給されるよ
うになっている。
【0005】図4に示すように、ICカード20は矩形
板状をなし、その表面には縁部に沿ってループ型のコイ
ル21が配設されている。このコイル21が図3に示し
た電力供給用コイル11である。このコイル21の内側
にLSI(大規模集積回路)チップ22が配置されてい
る。このLSIチップ22には、図3に示した復調回路
14、変調回路15、入出力処理回路16、CPU18
及びメモリ19が形成されている。
【0006】次に、このように構成されたICカード2
0の動作について説明する。このICカード20は静電
誘導により外部から電力供給用コイル11に電力が供給
される。電源回路17はコイル11から与えられる交流
電圧を整流して直流電圧とし、この直流電圧をLSIチ
ップ22に供給する。この直流電圧によりLSIチップ
22の内部の回路が駆動される。そして、外部から送信
された信号を送受信用コイル12で受信すると、復調回
路14は、この信号を復調して情報を取り出す。この情
報は入出力処理回路16に入力される。そして、CPU
18は、例えば入出力回路16を制御して前記情報をメ
モリ19に記憶させる。
【0007】また、メモリ19に記憶されている情報を
外部に出力する場合には、CPU18は入出力処理回路
16を制御してメモリ19から情報を読み出し、この情
報を変調回路15に入力する。変調回路15は信号(キ
ャリア波)に情報を付加し、この信号を送受信用コイル
12を介して外部に送信する。このようにして、非接触
型ICカード20の内部の情報は外部に出力される。こ
のように、非接触型ICカード20は、外部から電力供
給用コイル11を介して電力が供給されて動作する。
【0008】ところで、非接触型ICカード20の使用
状態によっては、機械的外力により電力供給用コイル1
1が損傷を受けることがある。仮に、電力供給用コイル
11以外に電力供給手段が設けられていないとすると、
メモリ19に記憶された情報を読み出すことができなく
なる。
【0009】そこで、予備のコイルが複数個設けられて
おり、一つのコイルが損傷した場合にも、予備のコイル
を介して電力を供給できるようにしたICカードが使用
されている。図5は、この種の非接触型ICカードを示
す平面図である。この非接触型ICカード25は矩形板
状をなし、その表面が3個の領域に分割され、各領域に
ループ型のコイル26,27,28が配置されている。
そして、コイル26の内側の領域にLSIチップ29が
配置されている。
【0010】この非接触型ICカード25においては、
コイル26が損傷した場合は、予備のコイル27を使用
して電力の供給が行われる。また、コイル27も損傷し
た場合は、コイル28を使用して電力の供給が行われ
る。
【0011】また、接続端子を有し、コイルが損傷した
場合は、この端子を介して外部から電力を供給できるI
Cカードもある。図6はこの種の非接触型ICカードを
示す平面図である。この非接触型ICカード30は矩形
板状をなし、その表面にループ型のコイル31が配置さ
れている。このコイル31の内側の角部近傍にLSIチ
ップ32が配置されている。LSIチップ32は端子3
3,34に配線35を介して電気的に接続されている。
この非接触型ICカード30のコイル31が損傷を受け
た場合は、端子33、34に外部電源を直接接続し、こ
の端子33,34を介してICカードに電力を直接供給
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の非接触型ICカードには、以下に示す問題点が
ある。一般的に、静電誘導により非接触型ICカードに
電力を供給する場合、電力の伝達効率はコイルが囲む面
積が大きいほど高くなる。従って、図5に示すように予
備のコイルを設ける場合は、各コイルを可及的に大きく
する必要がある。しかし、各コイルを大きくすることに
より各コイル同士の距離が小さくなり、メインの電力供
給用コイル26が機械的外力により損傷を受ける場合
に、予備のコイル27,28も同時に損傷を受ける可能
性が大きい。メインのコイル及び予備のコイルが全て損
傷を受けた場合は、非接触型ICカードに記憶された情
報を読み出すことができなくなる。
【0013】また、電力供給用の外部端子を設けた非接
触型ICカードにおいては、接触部分である端子に劣化
が生じ、電力の供給ができなくなることがあるという問
題点がある。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、電力供給用のループ型コイルが損傷した場
合にも、内部回路に記憶された情報の読み出しが可能で
あり、信頼性が高い非接触型ICカードを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る非接触型I
Cカードは、外部から静電誘導により電力を受けるルー
プ型コイルと、内部回路が形成された半導体チップと、
前記半導体チップ上に形成された薄膜インダクタコイル
とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係る非接触型ICカードにおいては、
通常は静電誘導により外部からループ型コイルを介して
電力が供給され、この電力により内部回路が動作する。
非接触型ICカードに機械的外力が作用して、ループ型
コイルが断線等の損傷を受けた場合は、ループ型コイル
により内部回路に電力を供給することが不可能になる
が、本発明に係るICカードは半導体チップ上に薄膜イ
ンダクタコイルが形成されているため、この薄膜インダ
クタコイルを介して電力を供給することができる。この
薄膜インダクタコイルは半導体チップ上に形成されてい
るため、機械的強度が高いと共に、ループ型コイルに比
して前記薄膜インダクタコイルの占める面積が小さいた
めに機械的応力等による損傷を受けにくい。即ち、機械
的外力によりループ型コイルが損傷した場合において
も、薄膜インダクタコイルは損傷を回避することができ
る。
【0017】このように、本発明に係る非接触型ICカ
ードにおいては、ループ型コイルが損傷を受けても、薄
膜インダクタコイルを介して内部回路に電力を供給し、
内部回路に記憶された情報を読み出すことができるので
信頼性が高い。また、この非接触型ICカードは外部と
の接触端子を持たないので、接触による端子の劣化を考
慮する必要がない。
【0018】なお、静電誘導による電力の供給効率はコ
イルが占める面積に依存し、コイル面積が大きい程、電
力の供給効率は高まる。前記薄膜インダクタコイルはそ
の占める面積がループ型コイルに比して小さいが、高透
磁率磁性膜の磁芯を付加することにより、電力の供給効
率を高めることができる。従って、前記薄膜インダクタ
コイルは磁性膜の磁芯を有するものであることが好まし
い。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例に係
る非接触型ICカードを示す平面図である。図1に示す
ように、非接触型ICカード1は矩形板状をなし、その
表面の縁部に沿ってループ型の電力供給用コイル2が配
置され、この電力供給用コイル2の内側の領域にLSI
チップ3が配置されている。
【0020】また、非接触型ICカードには、従来と同
様に送受信用コイル(図示せず)が設けられており、こ
の送受信用コイルを介して情報を外部に送信すると共に
外部から情報を受信するようになっている。
【0021】図2は図1に示したLSIチップ3を示す
模式図である。LSIチップ3には内部回路4が設けら
れている。この内部回路4は、例えばCPU、メモリ、
入出力処理回路、復調回路及び変調回路等が設けられて
いる。また、このLSIチップ3上には高透磁率磁性膜
からなる磁芯5aを有する薄膜インダクタコイル5が形
成されており、内部回路4と薄膜インダクタコイル5と
は配線6により電気的に接続されている。
【0022】次に、このように構成された非接触型IC
カードの動作について説明する。通常、非接触型ICカ
ード1は静電誘導により外部からループ型の電力供給コ
イル2を介して電力が供給される。内部回路4はこの電
力により動作する。また、外部からの情報は、前記送受
信用コイルを介して非接触型ICカード1の内部回路4
に入力され、メモリに記憶される。更に、内部回路4の
メモリに記憶された情報は、送受信用コイルを介して外
部に送信される。
【0023】この非接触型ICカード1に機械的外力が
作用して電力供給用コイル2が損傷を受けた場合におい
ても、薄膜インダクタコイル5はLSIチップ3上に配
設されているために機械的強度が強く、またコイルの占
める面積が小さく機械的応力を受けにくいので、損傷を
受ける虞が少ない。従って、外部から薄膜インダクタコ
イル5に電力を供給することにより内部回路4に記憶さ
れた情報を読み出すことができる。この場合に、薄膜イ
ンダクタコイル5には高透磁率磁性膜からなる磁芯5a
が設けられているため、コイル5が占める面積が比較的
小さいにも拘わらず、電力の供給効率が高い。
【0024】このように本実施例に係る非接触型ICカ
ードは電力供給用コイル2が損傷を受けても、薄膜イン
ダクタコイル5を介して外部から電力を供給することに
より、内部回路4に記憶された情報を読み出すことがで
きるので信頼性が高い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る非接触
型ICカードは、電力を供給するためのループ型コイル
が損傷を受けても、半導体チップ上に設けられた薄膜イ
ンダクタコイルを介して電力を供給することにより、内
部回路に記憶された情報を読み出すことができる。従っ
て、本発明に係るICカードは、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る非接触型ICカードを示
す平面図である。
【図2】LSIチップを示す模式図である。
【図3】従来の非接触型ICカードを示すブロック図で
ある。
【図4】同じくその平面図である。
【図5】予備コイルを備えた従来の非接触型ICカード
を示す平面図である。
【図6】接続端子を備えた従来の非接触型ICカードを
示す平面図である。
【符号の説明】
1,20,25,30;非接触型ICカード 2,11;電力供給用コイル 3,22,29,32;LSIチップ 4;内部回路 5;薄膜インダクタコイル 5a;磁芯 6,35;配線 12;送受信用コイル 14;復調回路 15;変調回路 16;入出力処理回路 17;電源回路 18;CPU 19;メモリ 21,26,27,28,31;コイル 33,34;端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から静電誘導により電力を受けるル
    ープ型コイルと、内部回路が形成された半導体チップ
    と、前記半導体チップ上に形成された薄膜インダクタコ
    イルとを有することを特徴とする非接触型ICカード
  2. 【請求項2】 前記薄膜インダクタコイルは磁性膜から
    なる磁芯を有することを特徴とする請求項1に記載の非
    接触型ICカード。
JP10104894A 1994-05-16 1994-05-16 非接触型icカード Pending JPH07307439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104894A JPH07307439A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 非接触型icカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104894A JPH07307439A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 非接触型icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07307439A true JPH07307439A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14290247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104894A Pending JPH07307439A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 非接触型icカード

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JP (1) JPH07307439A (ja)

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