JPH07306668A - クロック・スキューを最小限に抑えたドット・クロック発生 - Google Patents

クロック・スキューを最小限に抑えたドット・クロック発生

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JPH07306668A
JPH07306668A JP7075244A JP7524495A JPH07306668A JP H07306668 A JPH07306668 A JP H07306668A JP 7075244 A JP7075244 A JP 7075244A JP 7524495 A JP7524495 A JP 7524495A JP H07306668 A JPH07306668 A JP H07306668A
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signal
dot clock
analog video
sync
connection
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JP7075244A
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English (en)
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Steven J Kommrusch
スティーヴン・ジェイ・コムラッシュ
Bradly J Foster
ブラッドリー・ジェイ・フォスター
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • H04N5/126Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator

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  • Multimedia (AREA)
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】画素クロック発生システムが、A/D変換器14
用の画素クロックを発生する電圧制御発振器を有する。
画素クロック同期発生器24が、画素クロック信号のサ
イクルをカウントし、画素クロック同期信号を発生す
る。アナログビデオ信号が、アナログビデオ同期信号を
作り出すために第1差動バッファ42aに、そして第1
記憶素子34aを介して位相検出器26に通される。画
素クロック同期信号が、第2記憶素子34bそして第2
差動バッファ42bを介してPD26に通される。第2バ
ッファ42bが、画素クロック同期信号のエッジと、画
素クロック信号のサンプリング・エッジとを厳密に一致
させる。さらに、第1と第2のバッファ42a,42b
及び記憶素子34a,34bが、アナログビデオ同期信
号と画素クロック同期信号に同様の伝搬時間遅延を導入
する。 【効果】位相検出器26が、同期信号の位相を正確に比
較し、高度に正確な電圧制御信号を発生し、高精度の画
素クロック信号が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号の処理に関
し、特に、位相ロック式ループを使用して、アナログビ
デオ信号から画素(ピクセル)に対するドット・クロッ
ク信号をより正確に発生するためのシステムおよび方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には、アナログビデオ・ディスプレ
イを駆動するための典型的なアナログビデオ信号11が
示されている。図1に示すように、アナログビデオ信号
11は、フロントポーチ14a及びバックポーチ14b
を有するブランクレベル、及び同期(sync)レベル
を含む、他の掃引及びsync信号と組み合わせた、ア
ナログ・データ信号のライン12を有する複合信号であ
る。ブランク期間14’は、アナログビデオ信号11が
フロントポーチ14a、syncレベル16、及びバッ
クポーチ14bを示す時間期間として定義され、syn
c期間16’は、アナログビデオ信号11が、sync
レベル16を示す時間期間として定義される。フロント
ポーチ14aは、本質的に、ビームが走査線の終わりか
ら次の走査線の始めまで掃引する際、ラスタ・ディスプ
レイに関連した電子ビームに指示を与えて、オフにする
ものである。syncレベル16は、電子ビームに指示
を与え、その時間期間に基づいて、走査線またはフレー
ムを変化させ、及び/又はカウンタ及び他の支援回路を
リセットする。syncレベル16が、走査線に指示を
与える場合、「水平sync」(Hsync)と呼ばれ
る。syncレベル16が、フレームに指示を与える場
合、すなわち、延長時間期間を示す場合、「垂直syn
c」(Vsync)と呼ばれる。さらに、バックポーチ
14bは、新しい走査線またはフレームに作用する前
に、電子ビーム及び他の支援回路の初期設定を可能にす
る。
【0003】アナログビデオ・ディスプレイが、マルチ
・カラーの場合、一般に、赤、緑、及び、青のような各
カラーに対して、アナログビデオ信号11の1つが割り
当てられる。しかし、アナログビデオ信号のうちの1つ
だけが、例えば、緑に割り当てられた1つのアナログビ
デオ信号が、通常syncレベル16を有する。
【0004】最近、業界には、アナログビデオ信号とは
対照的な、デジタル画素データによって駆動されるビデ
オ・ディスプレイを開発しようとする傾向がある。こう
したデジタルビデオ・ディスプレイの一例が、日本のシ
ャープによって製造され、市販されているモデルLQ1
2D011 TFT LCDフラット・パネル・ディス
プレイである。従って、最近では、図1のアナログビデ
オ信号11をデジタル画素データに変換して、デジタル
制御ディスプレイを駆動するのが望ましくなってきた。
このプロセスについては、図1を参照して、グラフで解
説することが可能である。図1を参照すると、アナログ
ビデオ信号11をデジタル画素データに変換するプロセ
スにおいて、アナログ・データ信号12は、所与の時点
における振幅に基づいて、一連のデジタル・コードに変
換される。シャープのデジタル・ディスプレイ装置の場
合、アナログビデオ信号11がRS343A工業規格に
準拠していれば、一般に、特定のカラーについて256
の異なる輝度レベルを表すアナログ・データ12を、図
1にレベル0〜7で表した、8つだけの輝度レベルに変
換しなければならない。最低でありえるカラー輝度レベ
ルは、一般に、「黒」レベルと呼ばれ、一方、最高であ
りえるカラー輝度レベルは、一般に、「白」レベルと呼
ばれる。
【0005】アナログ・データ信号12をデジタル画素
データ、すなわち、一連のデジタル・コードに変換する
ためには、ドット(ピクセル)・クロック信号を発生し
て、アナログビデオ信号11を生じた元来のドット・ク
ロックと同期させなければならない。一般に、ドット・
クロック信号は、図2に示すように、位相ロック式ルー
プ(PLL)19を用いるドット・クロック発生システ
ム17によって発生する。図2に示すように、接続13
におけるアナログビデオ信号11は、アナログ・デジタ
ル変換器(ADC)14を介して、本質的に、一連のデ
ジタル・コードまたはバイトである、接続15における
デジタル画素データに変換される。さらに、ADC14
は、接続18における位相ロック式ループ19からのド
ット・クロック信号によって刻時される。位相ロック式
ループ19は、接続22において、syncレベル16
(図1)の存在を示すアナログビデオsync信号を発
生するアナログビデオsync分離器21と、接続18
においてドット・クロック信号を発生するための電圧制
御発振器(VCO)23と、接続18のドット・クロッ
ク信号を接続25のドット・クロックsync信号に変
換するためのドット・クロックsync発生器24と、
接続22におけるアナログビデオsync信号の位相と
接続25におけるドット・クロックsync信号の位相
を比較して、それぞれの接続28a、28bにアップ位
相制御信号及びダウン位相制御信号を発生するための位
相検出器26と、接続28a及び28bで制御信号を受
信し、VCO23から出力される接続18におけるドッ
ト・クロック信号の周波数を高くしたり、低くしたりす
るため、接続31の電圧制御信号をVCO23に供給す
るループ・フィルタとから構成される。要するに、ルー
プ・フィルタ27は、接続28a、28bの制御信号を
VCO23を制御するための電圧振幅に変換する。一般
に、絶対電圧の上昇は、絶対周波数の上昇に対応する。
最後に、通常は、VCO23、位相検出器26、また
は、ループ・フィルタ27のように、PLL19を同調
させて、ドット・クロックsync信号とアナログビデ
オsync信号を整合させる、PLL19に関連した調
整機構が設けられている。
【0006】ドット・クロック発生システム17の一般
的な動作は次の通りである。まず、VCO23は自励発
振器である。アナログビデオ信号11が、アナログビデ
オsync分離器21に送られ、該分離器は、アナログ
ビデオ信号11のブランク・レベル14を超える任意の
部分を除去することによって、アナログビデオ信号11
からsyncレベル18を分離出力する。結果生じる接
続22のアナログビデオsync信号と接続25のドッ
ト・クロックsync信号とが、位相検出器26によっ
て比較される。接続22におけるアナログビデオsyn
c信号のエッジ(立ち上がりまたは立ち下がり)が、接
続25におけるドット・クロックsync信号のエッジ
に先行する場合、位相検出器26は、VCO23が、接
続27aにおけるアップ制御信号を介して接続18にお
けるドット・クロック信号の周波数を上昇させるように
しむける。代わりに、接続22におけるアナログビデオ
sync信号のエッジが、接続25におけるドット・ク
ロックsync信号に遅れる場合、位相検出器26は、
VCO23が、接続27bにおけるダウン制御信号を介
して接続18におけるドット・クロック信号の周波数を
低下させるようにしむける。従って、接続25のドット
・クロックsync信号は、最終的には、接続22にお
けるアナログビデオsync信号に一致し、結果とし
て、接続18のドット・クロック信号は、アナログビデ
オ信号11内の接続12のアナログ・データ信号を生じ
たドット・クロックと一致する。次に、接続18のドッ
ト・クロック信号を利用して、ADC14が刻時され、
アナログビデオ信号11が、デジタル画素データ15に
変換される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2のシステム17で
例示のように、先行技術によるドット・クロック発生シ
ステムの場合、接続18におけるドット・クロック信号
の正確な発生が行われない。理由の1つは、アナログビ
デオsync分離器21によって、接続22のアナログ
ビデオsync信号にあるレベルの伝搬遅延が導入され
るが、この遅延は、接続25のドット・クロックsyn
c信号には導入されないということである。従って、位
相ロック式ループによって、接続25のドット・クロッ
クsync信号と、アナログビデオ信号11内における
syncレベル16の発生を正確に反映しない、接続2
2のアナログビデオsync信号との同期がとられるこ
とになる。結果として、接続18におけるドット・クロ
ック信号は、アナログビデオ信号11内のアナログ・デ
ータ信号12を発生したドット・クロックに対して、わ
ずかにスキューを生じることになる。
【0008】図3には、アナログ・データ信号12に関
係して、接続18におけるドット・クロック信号にスキ
ューが生じた場合の、ADC14内におけるアナログ・
デジタル変換がグラフで示されている。接続18におけ
るドット・クロック信号には、周波数及び/又は位相に
関してスキューを生じる可能性もある(より一般的)。
すなわち、図3に示すように、syncレベル14とブ
ランク・レベル16の間に位置するアナログ・データ1
2は、元来のドット・クロック信号によって刻時された
デジタル・アナログ変換器(DAC)からの出力を表す
カラー値に対応した、多くの離散レベル領域から構成さ
れる。例えば、接続18におけるドット・クロック信号
は、アナログ・データ信号12に関して周波数と位相の
両方についてスキューを生じるものと思われる。スキュ
ーのため、接続18におけるドット・クロック信号によ
って、ADC14は、必ずしもレベル領域29内に含ま
れない位置32におけるアナログ・データ12のサンプ
リングを行うことになる。この状態は、結果として、カ
ラー・データの不正確なサンプリング、並びに、大部分
のカラー情報の除去を生じることになる。すなわち、図
3に示すように、位置1におけるサンプリングによっ
て、デジタル画素データ15が、レベル29内とは対照
的なレベル領域29間に位置するアナログ・データ12
の振幅に基づくものであることが明らかになる。さら
に、レベル領域34は、接続18におけるドット・クロ
ック信号にスキューが生じる結果、ADC14によって
事実上スキップされることになる。
【0009】さらに、メモリへの記憶または表示のため
に、アナログ・テレビジョン信号をデジタル画素データ
に変換するための従来のシステム及びプロセスは、デジ
タル化ディスプレイへの入力のための、アナログビデオ
信号11の処理に対して適用することはできない。この
理由は、テレビジョン信号が、本質的にアナログのため
である。これら従来のシステムにおけるADCは単に、
任意の所望画素レート及び位相において、アナログ・テ
レビジョン信号のサンプリングを行うだけである。さら
に、テレビジョン信号は、本来、ドット・クロックから
発生したものではなく、レベル領域29(図3)を示さ
ないので、画素サンプリング誤差は生じない。
【0010】従って、本発明の目的は、上述の、業界に
おいては周知のところである、先行技術の欠陥及び不足
を克服することにある。
【0011】本発明の他の目的は、アナログビデオ信号
から、画素に対するドット・クロック信号をより正確に
発生するためのシステム及び方法を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、入力アナログビデオ
信号から再生されるドット・クロック信号と、アナログ
ビデオ信号を作り出すために用いられた元来のドット・
クロック信号との間におけるクロック・スキューを最小
限に抑えるためのシステム及び方法を提供することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、アナログビデオ信号
からドット・クロック信号を発生するために利用される
位相ロック式ループ内における伝搬の不確実性及び遅延
の不一致を最小限に抑えるためのシステム及び方法を提
供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、高周波ドット・クロ
ック信号から作り出されたアナログビデオ信号から、ド
ット・クロック信号を正確に発生するためのシステム及
び方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明は、ド
ット・クロック発生システム及び方法である。該システ
ムは、アナログ・デジタル変換器(ADC)のためにド
ット・クロック信号を発生する、可変周波数発振器(電
圧制御発振器(VCO)が望ましい)を有する。ドット
・クロック同期(sync)発生器が、ドット・クロッ
ク信号のサイクルをカウントし、ドット・クロックsy
nc信号を発生する。アナログビデオ信号は、第1の差
動バッファに通され、アナログビデオsync信号が生
じる。アナログビデオsync信号は、第1のフリップ
・フロップ記憶素子を通って、位相検出器に送られる。
ドット・クロックsync信号は、第2の記憶素子、さ
らに、第2の差動バッファを通って、位相検出器に送ら
れる。第2の記憶バッファによって、位相検出器が利用
するドット・クロックsync信号のエッジと、ADC
がアナログビデオ信号内におけるアナログ・データのサ
ンプリングを行うために利用する、ドット・クロック信
号のサンプリング・エッジを厳密に一致させることが保
証される。さらに、第1及び第2のバッファ、及び、記
憶素子によって、アナログビデオsync信号及びドッ
ト・クロックsync信号に同様の伝搬時間遅延が導入
される。第1及び第2のバッファは、好適には同じ基板
上において近接するように単一の集積回路に配置され、
第1及び第2の記憶素子は、好適には同じ基板上におい
て近接するように単一の集積回路に配置されることが望
ましい。従って、位相検出器は、これらsync信号の
位相を正確に比較して、電圧制御発振器のために極めて
正確な電圧制御信号を発生し、これによってドット・ク
ロック信号を発生するための発振器によって、高精度の
ドット・クロック信号が生じることになる。
【0016】本発明は又、位相ロック式ループを利用し
て、アナログビデオ信号から画素に対するドット・クロ
ック信号をより正確に発生するための方法として、概念
化することも可能である。この方法は、発振器によって
ドット・クロック信号を発生するステップと、ドット・
クロック信号からドット・クロック同期信号を発生する
ステップと、アナログビデオ信号を差動バッファに通し
て、特定の伝搬時間遅延を伴うアナログビデオ同期信号
を発生するステップと、ドット・クロック同期信号をも
う1つのバッファに通すことによって、ドット・クロッ
ク同期信号に特定の伝搬時間遅延を導入するステップ
と、発振器制御信号を発生するため、特定の伝搬時間遅
延の導入後、アナログビデオ同期信号及びドット・クロ
ック同期信号に対応する位相の比較を行うステップと、
発振器制御信号によって発振器に制御を加え、位相を互
いに収束させるステップとから構成される。さらに、ド
ット・クロック同期信号を差動バッファに通す前に、ド
ット・クロック同期信号を第1の記憶素子に通すステッ
プと、アナログビデオ同期信号を第2の記憶素子に通す
ステップと、第1及び第2の記憶素子によって、ドット
・クロック同期信号及びアナログビデオ同期信号に同様
の伝搬時間遅延を導入するステップとを追加することが
可能である。
【0017】さらに、前述の目的の全てを実現するた
め、本発明は、さらに、下記の追加利点を提供する。例
えば、本発明を利用して、100メガヘルツ(MHz)
を超える周波数で、アナログビデオ信号からドット・ク
ロックを発生することが可能である。
【0018】本発明の他の利点は、設計が単純で、製造
コストが低く、動作に信頼性があるということである。
【0019】本発明の他の利点は、先行技術による多く
の実施例のように、如何なる調整またはチューニングを
も必要としないということである。
【0020】添付図面及び以下の詳細な説明の検討基づ
いて、当業者には、本発明の他の目的、特徴、及び利点
が明らかになるであろう。こうした追加目的、特徴、及
び利点は、全て、本発明に含まれるものとする。
【0021】
【実施例】次に、同様の参照番号がいくつかの図の至る
所で対応する部分を表している図面を参照すると、図4
には、アナログビデオ信号11から接続18’における
ドット・クロック信号を正確に発生することによって、
アナログビデオ信号11に関係して、高精度で、デジタ
ル画素データ15のサンプリング及び生成を行うことが
できるようにするための、本発明によるドット・クロッ
ク発生システム30及び関連する方法が示されている。
アナログビデオ信号11は、真のアナログ信号とするこ
とも、あるいは、デジタル・アナログ変換器により元来
のドット・クロックで発生したものとすることも可能で
ある。
【0022】図4に示すように、ドット・クロック発生
システム30は、位相ロック式ループ19’から構成さ
れる。位相ロック式ループ19’は、ドット・クロック
信号を接続18’に発生するために、可変周波数発振器
23、好適には、米国のモトローラ社によって製造さ
れ、市販されているモデル12148集積回路発振器の
ような電圧制御発振器(VCO)を備えている。接続1
8’のドット・クロック信号は、アナログ・デジタル変
換器(ADC)14にアナログビデオ信号11のサンプ
リング及びそのデジタル画素データ15への変換を行わ
せるため、ADC14に送られる。ドット・クロックs
ync発生器24は、また、接続18’のドット・クロ
ック信号を受信する。ドット・クロックsync発生器
24は、一般に、接続18’におけるドット・クロック
信号のサイクル(立ち上がりエッジまたは立ち下がりエ
ッジ)をカウントし、特定の数のサイクルをカウントす
ると、接続25にドット・クロックsync信号を送り
出す。好適な実施例の場合、ドット・クロックsync
発生器24は、接続25のドット・クロックsync信
号における各論理状態の変化毎に、1344のエッジを
カウントする。構成上、ドット・クロックsync発生
器24は、おそらくは、プログラマブル・アレイ・ロジ
ック(PAL)内に配置された制御論理回路と組み合わ
せた、1組のカウンタとして実現するのが望ましい。
【0023】位相ロック式ループ19’には、さらに、
第1の記憶素子34a及び第2の記憶素子34bが含ま
れている。第2の記憶素子34bは、PLL19’が接
続18’にドット・クロック信号を発生するために利用
するドット・クロックsync信号のエッジが、最終的
にADC14におけるアナログ・データ信号12のサン
プリングを行うドット・クロック信号のエッジと厳密に
一致する、又は整列することを保証する。第2の記憶素
子34bは、ドット・クロックsync信号にある量の
伝搬時間遅延を導入する。位相の正確な比較を可能にす
るため、アナログビデオsync信号は、好適には第2
の記憶素子34bと同じ伝搬時間遅延を有する第1の記
憶素子34aに通される。このため、第1と第2の記憶
素子34a、34bは、それぞれの記憶素子34a、3
4bを通るデータに付与される伝搬遅延が実質的に同じ
になるように、好適には同じ基板上において近接するよ
うに、同じ集積回路33上に実装される。さらに、適合
する第1と第2の記憶素子34a、34bは、米国のモ
トローラ社によって製造され、市販されているモデル1
0E131集積回路内のDタイプのフリップ・フロップ
機構である。Dタイプのフリップ・フロップ機構の構造
及び機能性は、当該技術において周知のところである。
該機構は、一般に、データ入力(D)、リセット入力
(R)、データ出力(Q)、反転データ出力(not
Q)、及びクロック入力(CK)を備えている。
【0024】第1の記憶素子34aのデータ入力は、接
続36における論理高(ブール論理の場合、「1」)に
接続される。第1の記憶素子34aのリセット入力は、
さらに後述するように、接続44aのアナログビデオs
ync信号を受信する。さらに、クロック入力は、接続
18’のドット・クロック信号に接続される。第2の記
憶素子34bの場合、データ入力は、接続25における
ドット・クロックsync信号を受信する。第2の記憶
素子34bのリセット入力は、参照番号37で表示のよ
うに、グランドに接続される。さらに、第2の記憶素子
34bのクロック入力は、接続18’のドット・クロッ
ク信号に接続される。
【0025】図4に示すように、位相ロック式ループ1
9’には、第1の差動バッファ42a及び第2の差動バ
ッファ42bも配置されている。第1と第2の差動バッ
ファ42a、42bは、一般に、それぞれの入力におい
て、電圧の比較を行う。すなわち、図4に示すように、
第1の差動バッファ42aは、出力接続44aにおける
論理状態を導き出すため、接続13aの入力アナログビ
デオ信号11と第1の基準電圧VREF1を比較する。第1
の基準電圧VREF1は、ライン13aにおける入力アナロ
グビデオ信号内におけるsyncレベル16(図1)を
検出するために選択される。好適な実施例の場合、アナ
ログビデオ信号のsyncレベル16は、そのいくつか
は、当該技術において周知のところである、適合する任
意の機構によって、動的に約3.7ボルトにクランプさ
れ、第1の基準電圧VREF1は、約3.8ボルトに設定さ
れる。従って、アナログビデオ信号11の電圧レベル
が、約3.8ボルトの第1の基準電圧VREF1より低くな
ると、接続44aのアナログビデオsync信号におい
て、syncが表明される。接続44aのアナログビデ
オsync信号は、第1の記憶素子34aのリセット入
力に伝達される。
【0026】同様に、第2の差動バッファ42bは、そ
れぞれの出力接続44bにおける論理状態を導き出すた
め、接続46bの入力ドット・クロック信号と第2の基
準電圧VREF2とを比較する。第2の差動バッファ42b
は、参照番号46bによって示すように、第2の記憶素
子34bからのデータ出力(Q)に接続される。しか
し、第2の基準電圧VREF2は、接続46bにおけるドッ
ト・クロックsync信号が修正を受けずに、該デバイ
スをただ通るだけになるように選択される。好適な実施
例の場合、第2の基準電圧VREF2は、約3.7ボルトに
設定されるが、これは、エミッタ結合論理回路(EC
L)の論理電圧範囲、すなわち、3.3〜4.0ボルト
の範囲の中心である。要するに、PLL19’に第2の
差動バッファ42bを組み込む重要な理由は、アナログ
ビデオsync信号とドット・クロックsync信号と
の伝搬時間遅延の一致をさらに援助することによって、
正確な比較を可能にすることにある。従って、アナログ
ビデオ信号11は、アナログsync信号を発生するた
め、第1の差動バッファ42aを通らなければならない
ので、ドット・クロックsync信号は、第2の差動バ
ッファ42bに通される。さらに、第1と第2の差動バ
ッファ42a、42bの伝搬時間遅延は、一致すること
が望ましい。
【0027】伝搬時間遅延を一致させるため、第1と第
2の差動バッファ42a、42bは、できれば、同じ基
板上において近接するように、単一の集積回路38に配
置される。米国のモトローラ社によって製造され、市販
されているモデル10E416集積回路によって、本発
明における適正な差動バッファ42a、42bが得られ
る。
【0028】位相検出器26は、比較される第1及び第
2の入力と、アップ出力(U)28a及びダウン出力
(D)28bから構成される。位相検出器26は、米国
のモトローラ社によって製造され、市販されているモデ
ル12140位相検出器が望ましい。第1の入力は、接
続46aを介して、第1の記憶素子34aの反転出力
(notQ)に接続される。位相検出器26の第2の入
力は、接続44Bを介して、第2の差動バッファ42b
に接続される。位相検出器26は、最終的に、接続1
8’におけるドット・クロック信号の周波数を駆動し
て、上昇または低下させるために、第1と第2の入力、
すなわち、反転データ出力46aからのアナログビデオ
sync信号と接続44bからのドット・クロックsy
nc信号の位相を比較する。
【0029】すなわち、反転データ出力46bからのア
ナログビデオsync信号のエッジ(立ち上がりと立ち
下がりのいずれかであるが、好適な実施例の場合は、立
ち上がり)が、接続44bからのドット・クロックsy
nc信号のエッジ(立ち上がりと立ち下がりのいずれか
であるが、好適な実施例の場合は、立ち上がり)に先行
する場合、位相検出器26は、接続28aにおけるアッ
プ制御信号に適した論理状態を発生し、このため、ルー
プ・フィルタ27は、VCO23がドット・クロック1
8’の周波数を上昇させるようにする。代わりに、アナ
ログビデオsync信号のエッジが、ドット・クロック
sync信号の対応するエッジに遅れる場合、位相検出
器26は、接続28bにおけるダウン制御信号に適した
論理状態を発生し、このため、ループ・フィルタ27
は、VCO23が接続18’におけるドット・クロック
信号の周波数を低下させるようにする。ループ・フィル
タ27は、接続28aのアップ制御信号を積分し、その
値から、接続28bにおけるダウン制御信号の積分値を
引くことによって、VCO23に対する接続31にVC
O制御信号を発生することが望ましい。
【0030】バッファ42a、42b及び記憶素子34
a、34bに関する前述の伝搬時間遅延によって、位相
検出器26における位相の比較は極めて正確なものにな
る。既述のように、第1の差動バッファ42aによっ
て、アナログビデオ信号11に、従って、接続44aの
アナログビデオsync信号に一定量の伝搬遅延が導入
される。さらに、第2の差動バッファ42aによって、
接続25からのドット・クロックsync信号にほぼ同
じ一定量の伝搬時間遅延が導入される。同様に、第1の
記憶素子34aによって、接続44aからのアナログビ
デオsync信号に特定の量の伝搬時間遅延が導入され
る。さらに、第2の記憶素子34bによって、接続25
からのドット・クロックsync信号にこの特定の量の
伝搬時間遅延が導入される。従って、アナログビデオ信
号11と接続25のドット・クロック信号は、両方と
も、同じ量の伝搬遅延を示し、位相検出器26による正
確な比較及び同期が可能になる。
【0031】さらに、第2の記憶素子34bから第2の
差動バッファ42bへの接続46bに伝搬遅延素子を実
装し、位相検出器26においてドット・クロックsyn
c信号と入力アナログビデオsync信号のそれぞれの
位相を比較する前に、これらの信号の伝搬時間遅延を一
致させる、あるいは、微同調させるのが望ましい場合も
ある。この特徴は、例えば、接続46bを所望の長さの
長いプリント回路基板トレースとして実施することによ
って実現することが可能である。
【0032】動作 ドット・クロック発生システム30の動作は、次の通り
である。アナログビデオ信号11が、ドット・クロック
発生システム30に受信され、同時に、第1の差動バッ
ファ42a及びADC14に送られる。まず、VCO2
3は、接続18’において発振する非同期のドット・ク
ロック信号を有する自励発振器である。第1の差動バッ
ファ42aが、アナログビデオ信号11に処理を加え
て、接続44aにアナログビデオsync信号を発生
し、これが、第1の記憶素子34aのリセット入力に送
られる。第1の記憶素子34aは、接続18’のドット
・クロック信号からの適合するクロック信号を待たず
に、アナログビデオsync信号を即座に位相検出器2
6に受け渡す。換言すれば、接続44aのアナログビデ
オsync信号は、接続18’のドット・クロック信号
とは非同期に、第1の記憶素子34aに通される。
【0033】VCO23が、接続18’にドット・クロ
ック信号を発生すると、ドット・クロックsync発生
器24は、ドット・クロック・サイクルをカウントする
ことによって接続25にドット・クロックsync信号
を発生し、これが、第2の記憶素子34bのデータ入力
に送られる。ドット・クロック信号が、第2の記憶素子
34bの出力に送られるのは、接続18’のドット・ク
ロック信号が第2の記憶素子34bの刻時を行う場合に
限られる。これにより、PLL19’が接続18’のド
ット・クロック信号を発生するために利用するドット・
クロックsync信号のエッジと、ADCにおいて、最
終的にはアナログ・データ信号12のサンプリングを行
うドット・クロック信号のサンプリング・エッジとが厳
密に一致することが保証される。
【0034】接続18’のドット・クロック信号による
第2の記憶素子34bの刻時が済むと、参照矢印46b
で示すように、ドット・クロックsync信号は、第2
の差動バッファ42bに送られる。接続25のドット・
クロックsync信号は、第2の差動バッファ42bに
通され、同時に、第2の差動バッファ42bによって、
差動バッファ機構38に対応する一定量の伝搬遅延が導
入される。
【0035】アナログビデオ信号11が、第1の差動バ
ッファ42aに通されると、第1の差動バッファ42a
は、差動バッファ機構38に関連した一定量の伝搬遅延
を接続44aのアナログビデオsync信号に導入す
る。さらに、接続44aのアナログビデオsync信号
は、第1の記憶素子34aに送られ、該記憶素子によっ
て、記憶素子機構33に関連した特定の量の伝搬遅延が
導入される。次に、位相検出器26が、両方とも、同じ
伝搬の不確実性を有する、それぞれの接続44b、46
aにおける信号の位相を比較する。従って、位相検出器
26は、正確な比較を行ない、VCO23に対する電圧
を正確に制御することが可能になるので、接続18’に
正確なドット・クロック信号が発生される。次に、接続
18’のドット・クロック信号を利用して、ADC14
が刻時され、高精度のデジタル画素データ15が実現す
ることになる。
【0036】新規のドット・クロック発生システム30
の結果として、図3に参照番号52で示すように、AD
C14は、アナログビデオ信号11内のアナログ・デー
タ信号12のサンプリングを正確に行うことになる。図
3を参照すると、より正確なドット・クロック18’を
利用するADC14は、各レベル領域29の中点をわず
かに超えた位置でアナログ・データ信号12のサンプリ
ングを行う。アナログ・データ信号12の立ち上がり及
び立ち下がりエッジになるため、中点をちょうど超えた
あたりが最適である。図3から明らかなように、レベル
領域29とドット・クロック・エッジ(並びに、デジタ
ル画素データ15におけるデジタル・コード)は1対1
で対応する。
【0037】留意すべきは、本発明の精神を表した範囲
をほとんど逸脱することなく、本書において、これまで
に説明した実施例に対して、多くの変更及び修正を加え
ることが可能であるという点である。こうした変更及び
修正は、全て、該実施例に、及び、本発明の請求項に記
載された本発明の範囲内に含まれるものとする。
【0038】以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0039】1.位相ロック式ループを利用して、アナ
ログビデオ信号から画素に関するドット・クロック信号
をより正確に発生するためのシステムにおいて、前記ド
ット・クロック信号を発生するように構成された可変周
波数発振器と、前記ドット・クロック信号のサイクルを
カウントし、ドット・クロック同期信号を発生するため
のドット・クロック同期発生器と、前記アナログビデオ
信号と基準電圧を比較して、前記アナログビデオ信号内
における同期レベルを識別し、前記同期レベルの発生を
示すアナログビデオ同期信号を発生し、前記アナログビ
デオ同期信号に特定の伝搬時間遅延を導入するように構
成された第1のバッファと、前記ドット・クロック同期
信号を受信して、前記ドット・クロック同期信号に前記
特定の伝搬時間遅延を導入するように構成された第2の
バッファと、前記アナログビデオ同期信号、及び前記ド
ット・クロック同期信号に対応する位相の比較を行い、
前記位相の前記比較結果に基づいて、前記発振器のため
の発振器制御信号を発生する位相検出器とから構成され
る、システム。
【0040】2.さらに、前記第1のバッファから前記
位相検出器に、アナログビデオ同期信号を伝達するため
の第1の記憶素子と、前記発振器から前記第2のバッフ
ァに、前記ドット・クロック同期信号を伝達するための
第2の記憶素子が設けられていることと、前記第1と第
2の記憶素子が、それぞれ、ほぼ同じ所定の伝搬時間遅
延を導入するように構成されていることを特徴とする前
項1に記載のシステム。
【0041】3.前記第1と第2のバッファが、同じ基
板上の、単一集積回路内において、近接して配置される
ことを特徴とする前項1に記載のシステム。
【0042】4.さらに、前記第2のバッファに入力す
る前に、前記ドット・クロック同期信号を遅延させるた
めの遅延素子を備えることを特徴とする前項1に記載の
システム。
【0043】5.前記第1と第2の記憶素子が、同じ基
板上の、単一集積回路内において、近接して配置される
ことを特徴とする前項2に記載のシステム。
【0044】6.前記第1と第2の記憶素子が、前記ド
ット・クロック信号によって刻時されることと、前記ア
ナログビデオ同期信号が、前記ドット・クロック信号に
関して非同期で、前記第1の記憶素子に通されること
と、前記ドット・クロック同期信号が、前記ドット・ク
ロック信号に関して同期して、前記第2の記憶素子に通
されることを特徴とする前項2に記載のシステム。
【0045】7.前記第1と第2の記憶素子が、デー
タ、リセット、及びクロック入力と、データ、及び反転
データ出力を備えた、フリップ・フロップ機構であるこ
とと、前記第1の記憶素子の前記データ入力が論理高に
接続され、前記第1の記憶素子の前記リセット入力が前
記第1のバッファに接続されて、前記アナログビデオ同
期信号を受信し、前記第1の記憶素子の前記反転データ
出力が前記位相検出器に接続されることと、前記第2の
記憶素子の前記データ入力が前記ドット・クロック同期
発生器に接続されて、前記ドット・クロック同期信号を
受信し、前記第2の記憶素子のリセット入力がグランド
に接続され、前記第2の記憶素子の前記データ出力が前
記第2のバッファに接続されて、前記ドット・クロック
同期信号の伝達を行うことを特徴とする前項6に記載の
システム。
【0046】8.位相ロック式ループを利用して、アナ
ログビデオ信号から画素に関するドット・クロック信号
をより正確に発生するための方法において、発振器によ
ってドット・クロック信号を発生するステップと、前記
ドット・クロック信号からドット・クロック同期信号を
発生するステップと、アナログビデオ信号を差動バッフ
ァに通して、特定の伝搬時間遅延を有するアナログビデ
オ同期信号を発生するステップと、前記ドット・クロッ
ク同期信号をもう1つのバッファに通すことによって、
前記ドット・クロック同期信号に前記特定の伝搬時間遅
延を導入するステップと、発振器制御信号を発生するた
めに、前記特定の伝搬時間遅延の導入後、前記アナログ
ビデオ同期信号及び前記ドット・クロック同期信号に対
応する位相の比較を行うステップと、前記発振器制御信
号によって前記発振器を制御し、前記位相を互いに収束
させるステップとから構成される、方法。
【0047】9.さらに、前記ドット・クロック同期信
号を前記もう1つのバッファに通す前に、前記ドット・
クロック同期信号を第2の記憶素子に通すステップと、
前記アナログビデオ同期信号を第1の記憶素子に通すス
テップと、前記第1及び第2の記憶素子によって、前記
アナログビデオ同期信号及び前記ドット・クロック同期
信号に同様の伝搬時間遅延を導入するステップとが含ま
れることを特徴とする前項8に記載の方法。
【0048】10.さらに、前記ドット・クロック信号
に関して非同期で、前記アナログビデオ同期信号を前記
第1の記憶素子に通すステップと、前記ドット・クロッ
ク信号に関して同期して、前記ドット・クロック同期信
号を前記第2の記憶素子に通すステップとが含まれるこ
とを特徴とする前項9に記載の方法。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、入
力アナログビデオ信号から再生されるドット・クロック
信号と、アナログビデオ信号を作り出すために用いられ
た元来のドット・クロック信号との間におけるクロック
・スキューを最小限に抑え、アナログビデオ信号からド
ット・クロック信号を発生するために利用される位相ロ
ック式ループ内における伝搬の不確実性及び遅延の不一
致を最小限に抑え、ADCにおけるカラー・データのよ
り正確なサンプリング、並びに、カラー情報のより正確
な獲得が可能となり、設計が単純で、製造コストが低
く、動作に信頼性があるドット・クロック発生システム
を達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アナログ・データ、並びに、ブランク及び同期
レベルを備えた、典型的なアナログビデオ信号を示すグ
ラフである。
【図2】図1のアナログビデオ信号をデジタル画素デー
タに変換するため、位相ロック式ループを用いてドット
・クロック信号を発生する、先行技術によるドット・ク
ロック発生システムの略回路図である。
【図3】図2の先行技術のドット・クロック発生システ
ムによる図1のアナログビデオ・データのサンプリング
と、本発明の新規のドット・クロック発生システムによ
るものを比較したグラフである。
【図4】図1のアナログビデオ信号からより正確にドッ
ト・クロック信号を発生するための、本発明による新規
のドット・クロック発生システム及び方法に関する略回
路図である。
【符号の説明】
14 アナログ・デジタル変換器 19’ 位相ロック式ループ 23 可変周波数発振器 24 ドット・クロックsync発生器 26 位相検出器 27 ループ・フィルタ 28a アップ制御信号出力 28b ダウン制御信号出力 30 ドット・クロック発生システム 33 集積回路 34a 第1の記憶素子 34b 第2の記憶素子 38 差動バッファ機構 42a 第1の差動バッファ 42b 第2の差動バッファ 48 遅延素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相ロック式ループを利用して、アナログ
    ビデオ信号から画素に関するドット・クロック信号をよ
    り正確に発生するためのシステムにおいて、 前記ドット・クロック信号を発生するように構成された
    可変周波数発振器と、 前記ドット・クロック信号のサイクルをカウントし、ド
    ット・クロック同期信号を発生するためのドット・クロ
    ック同期発生器と、 前記アナログビデオ信号と基準電圧を比較して、前記ア
    ナログビデオ信号内における同期レベルを識別し、前記
    同期レベルの発生を示すアナログビデオ同期信号を発生
    し、前記アナログビデオ同期信号に特定の伝搬時間遅延
    を導入するように構成された第1のバッファと、 前記ドット・クロック同期信号を受信して、前記ドット
    ・クロック同期信号に前記特定の伝搬時間遅延を導入す
    るように構成された第2のバッファと、 前記アナログビデオ同期信号、及び前記ドット・クロッ
    ク同期信号に対応する位相の比較を行い、前記位相の前
    記比較結果に基づいて、前記発振器のための発振器制御
    信号を発生する位相検出器とから構成される、システ
    ム。
JP7075244A 1994-03-31 1995-03-31 クロック・スキューを最小限に抑えたドット・クロック発生 Pending JPH07306668A (ja)

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