JPH0730658Y2 - 粉付け機 - Google Patents

粉付け機

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JPH0730658Y2
JPH0730658Y2 JP7019192U JP7019192U JPH0730658Y2 JP H0730658 Y2 JPH0730658 Y2 JP H0730658Y2 JP 7019192 U JP7019192 U JP 7019192U JP 7019192 U JP7019192 U JP 7019192U JP H0730658 Y2 JPH0730658 Y2 JP H0730658Y2
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JP
Japan
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powder
processed
dusting
screw
supply
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JP7019192U
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隆春 山口
真夫 蟹
▲ショウ▼二 蟹
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大豊精機株式会社
真夫 蟹
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴムまたはこれに類す
る材質からなる被処理材の表裏両面にタルク、マイカ等
の粉体物を付着させる粉付け機に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴムまたはこれに類する材質等からなる
帯材、フィルム材等の製品はその表面相互が接着しやす
いため、これを防止すべく一般的には製品の表面(また
は裏面若しくは両面)にタルク、マイカ、せきしつ等の
粉体物を付着させている。
【0003】この粉体物を製品に自動的に付着させる装
置として、本出願人は先に実開平3−105975号公
報において「粉付け機」を開示した。
【0004】この粉付け機30は、同公報から援用した
図9にその構成の概略を示すように、前後(図示左右)
の側壁31,32にそれぞれ被処理材wの出口31aと
入り口32aが形成されたほぼ密室状の粉付け室33内
に、被処理材wを粉体物中に略U字状に走行案内する回
転枠体34を配置し、この回転枠体34の上方からは、
スクリューコンベア35によって粉付け室33の底部か
ら掻き上げられた粉体物pが、回転枠体34の直下に配
置された粉受け部材36に供給されるようになってい
る。
【0005】このように構成された粉付け機30によれ
ば、粉体物pの飛散をほとんど生ずることなく、この粉
体物pを被処理材wに付着させることができ、粉体物p
の浮遊による作業環境の悪化を防止することができた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の粉付け機30にあってもなお、次
のような問題があった。すなわち、上記従来の粉付け機
30にあっては粉付け室33内において被処理材wを略
U字状に走行案内することで、被処理材wの表裏両面に
粉体物pを付着させる構成であるので、被処理材wをス
ムーズに走行させるためには被処理材wにテンションを
与える必要があり、このため被処理材wに変形を生ずる
という問題があった。
【0007】また、被処理材wを略U字状に走行案内す
べく粉付け室33内の適宜箇所に配置された複数の送り
ローラ間に被処理材wを順次掛け渡す必要があるので、
被処理材wのセットに手間がかかり、また、この粉付け
機30によって処理することのできる被処理材の長さが
制約され、一定以上の長さの被処理材でなければ処理す
ることができなかった。
【0008】本考案は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、処理中に被処理材にテンショ
ンをかけることなく、また被処理材のセットが容易で、
しかも処理可能な被処理材の長さが短く単品にも適用可
能な粉付け機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
を解決するため、密閉箱体をなすホッパーの前後の側壁
に対向して開設された、前記被処理材の入り口と出口と
の間には、該入り口から該出口に至る直線レベルに対し
てそれぞれ上下に対向して、前記被処理材の表裏にそれ
ぞれ前記粉体物を付着するための一対の粉付けブラシ
と、該粉付けブラシに並設されて該粉付けブラシの周面
に前記粉体物を均一に供給するための一対の粉供給スク
リューとを配置するとともに、前記ホッパーの底部に堆
積した粉体物を上方へ搬送するための粉上昇スクリュー
と、該粉上昇スクリューによって搬送された粉体物を前
記上下の粉供給スクリューに対してそれぞれ適量づつ分
配して供給するための粉分配供給部を設けて、前記被処
理材を前記入り口から出口に向かって直線状態で走行さ
せつつ、その表裏両面に前記粉体物を付着可能な構成と
したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、被処理材は粉付け室の入り
口から出口に至って直線状態で送られるので、従来被処
理材を各ローラー間に掛け渡した場合とは違って被処理
材にテンションが負荷されることはない。
【0011】また、入り口から出口に至って直線状態に
セットすれば足りるので、被処理材のセットが簡単にな
る。
【0012】さらに、被処理材は入り口から出口に至る
最短距離に沿って走行案内されるので、従来の入り口か
ら出口に至って蛇行状態で走行案内される場合に比して
より短い被処理材を処理することができるようになり、
単品の粉付けに適用可能になる。
【0013】
【実施例】次に、本考案の実施例を図1ないし図8に基
づいて説明する。図1に示すように本例の粉付け機1
は、下面にキャスタ2b〜2bを備えた機台2の上方
に、密閉箱体をなすホッパー3が設置された構成とされ
ており、このホッパー3の内部が粉付け室とされてい
る。ホッパー3は、機台2上に枠組みされた支持柱2a
〜2aによって所定の状態に固定されている。
【0014】なお、本例の粉付け機1により処理される
被処理材Wはゴムまたはこれに類する材質からなるもの
で、図2に二点鎖線で示したように一定の幅を有するシ
ート状のものとされている。また、この被処理材Wに付
着される粉体物Pはタルク、マイカあるいはせきしつ等
の粉体物とされている。
【0015】さて、ホッパー3の図示左側の側壁の上部
には被処理材Wの入り口3bが、図示右側の側壁の上部
には入り口3cが相互に対向して同じ高さに設けられて
おり、それぞれ被処理材Wを支障なく通過させるに足る
大きさで極力小さく形成されている。
【0016】また、上記入り口3bのすぐ下には、この
ホッパー3内に粉体物Pを投入するための粉投入口4が
設けられている。
【0017】このホッパー3内には、上記入り口3bか
ら出口3cに向かって順に上下一対の粉供給スクリュー
16,18、粉付けブラシ20,21、粉払い落とし用
ブラシ22,23が配置されており、これらはそれぞれ
入り口3bから出口3cに至る直線レベルに対して概ね
上下対称に配置されている。
【0018】この粉供給スクリュー16,18、粉付け
ブラシ20,21、粉払い落とし用ブラシ22,23
は、図2に示すように被処理材Wの進行方向に対して左
右(図示上下)の側壁間に掛け渡し状にして回転可能に
支持されており、これらの一方(図示上側)の軸端は側
壁から突出されて先端にはそれぞれスプロケットが取付
けられている。そして、これらの各スプロケット間には
チェーン26が掛け渡されており、このチェーン26は
図1に示すようにメインスプロケット8に引き掛けられ
ている。このメインスプロケット8は、後述する粉寄せ
スクリュー5,5とともにチェーン7を介してモータ6
により回転するようになっている。
【0019】粉供給スクリュー16,18は、上記直線
レベルに対して被処理材Wに干渉しない間隔をおいて配
置されている。また、この粉供給スクリュー16,18
のそれぞれの直下には樋状の粉受けトヨ17,19がそ
れぞれのスクリュー16,18に沿って配置されてお
り、両粉受けトヨ17,19も被処理材Wに干渉しない
位置に配置されている。
【0020】また、両スクリュー16,18には、図5
に示すように粉受けトヨ17,19内に供給された粉体
物Pを掻き出すためのゴムひれ16a〜16a,18a
〜18aが取付けられている。各ゴムひれ16a,18
aは一定の反発力を有する帯板状をなすもので、図示す
るように両スクリュー16,18の全長にわたって適宜
間隔をおいたフィンとフィンとの間において軸部に多数
張出し状に取付けられている。そして、両スクリュー1
6,18が回転されると各ゴムひれ16a〜16a,1
8a〜18aもスクリューの軸部を中心として回転さ
れ、これにより図6に示すように粉受けトヨ17,19
内に供給された粉体物Pを掻き出して、それぞれ被処理
材Wの進行方向前方(図示右方)に配置された粉付けブ
ラシ20,21に振り掛けるようにして粉体物Pを均一
に供給できるようになっている。
【0021】次に、粉付けブラシ20,21は図6に示
すようにローラ体の外周に刷毛材を植毛してなるもの
で、それぞれの外周部が被処理材Wの表面(上面)また
は裏面(下面)に接触するように配置されている。
【0022】また、粉払い落とし用ブラシ22,23も
上記粉付けブラシ20,21と同様にローラ体の外周に
刷毛材を植毛してなるもので、被処理材Wの表裏両面に
それぞれ接触されるように配置されている。
【0023】次に、出口3cの図示左隣には、被処理材
Wを図示右方向に(入り口3bから出口3cに向かっ
て)送るための走行ローラ24,25が配置されてい
る。この走行ローラ24,25も上記直線レベルに対し
て上下に、かつ相互に被処理材Wを挟み込み可能な間隔
をおいて配置されている。また、この走行ローラ24,
25は、前記モータ6とは別のモータ(図示省略)によ
って回転駆動されるようになっている。
【0024】このように配置されたそれぞれ上下一対の
粉供給スクリュー16,18、粉付けブラシ20,2
1、粉払い落とし用ブラシ22,23および走行ローラ
24,25間が被処理材Wの走行経路とされ、これによ
り、被処理材Wは入り口3bから出口3cに至る直線レ
ベルに沿って直線状態で走行案内されるようになってい
る。
【0025】次に、上記粉付けブラシ20,21等の下
方には、図示するように断面半円形の二つの溝部10
a,10aと前後(図示左右)の傾斜受け面10b,1
0bとからなる受け底板10がホッパー3の底部3dの
ほぼ全面を覆うように取付けられている。両溝部10
a,10aは、図2において上下の側壁間に掛け渡し状
にして相互に平行に配置されており、ホッパー3内を落
下する粉体物Pが両溝部10a,10a内に回収される
ようになっている。
【0026】この両溝部10a,10a内には、粉寄せ
スクリュー5,5が回転可能に配置されている。この両
粉寄せスクリュー5,5は、チェーン7を介してモータ
6により同じ方向に回転されるようになっており、これ
により両溝部10a,10a内に回収された粉体物P
が、同溝部10a,10a内を図1において手前側(図
2において下方)に搬送されるようになっている。
【0027】ここで、上記受け底板10の図示手前側の
端部においては、両溝部10a,10aを隔てる隔壁が
取り払われてこの両溝部10a,10aは一体になって
おり、両溝部10a,10a内に回収された粉体物Pが
図示手前側に搬送されて合流されるようになっている。
また、図示左側の溝部10aの側壁には粉出し口10c
が設けられており、この粉出し口10cを経て上記合流
した粉体物Pがホッパー3の底部上面に排出されるよう
になっている。この粉出し口10cから排出された粉体
物Pは、粉上昇スクリュー11によって再び上方へ掻き
上げられるようになっている。
【0028】この粉上昇スクリュー11は、上記粉出し
口10cから排出された粉体物Pを上方へ搬送するため
のもので、ホッパー3の底部3dと上壁3aとの間に掛
け渡し状に配置されて、その下部が粉出し口10cの近
傍に至っている。このスクリュー11は円筒状の周壁1
1aの内部に納められており、効率よく粉体物Pを上方
へ搬送できるようになっている。このスクリュー11は
モータ12によって一定方向に回転される。
【0029】このスクリュー11の下端部には、図7ま
たは図8に示すように湾曲状の掻き寄せ羽根13が装着
されている。この掻き寄せ羽根13はスクリュー11と
一体で回転され、これにより粉出し口10cから排出さ
れた粉体物Pを、周壁11aとホッパー3の底部との間
に設けられた隙間を経てスクリュー11の直下に掻き寄
せるようになっている。
【0030】図中14は、スクリュー11の軸端の近傍
に接続されたエアホースであり、このエアホース14か
ら圧縮エアを噴射することで軸受け部につまる粉体物P
を吹き飛ばし、これによりスクリュー11の回転トラブ
ルが未然に防止されるようになっている。
【0031】また、上記周壁11aの上部には、図3に
示すように粉上昇スクリュー11によって搬送されてき
た粉体物Pを前記粉供給スクリュー16,18に対して
適量づつ分配して供給するための粉分配供給部が設けら
れている。この粉分配供給部15は、上下二段の供給シ
ュータ11b,11cとこの両供給シュータ11b,1
1cを経て供給される粉体物Pの量を調整するための調
整弁15aとから構成されている。すなわち、上記周壁
11aの上部からは上下二段に供給シュータ11b,1
1cが分岐して設けられており、上側の供給シュータ1
1bは上側の粉供給スクリュー16に指向され、下側の
供給シュータ11cは下側の粉供給スクリュー18に指
向されている。
【0032】調整弁15aは、両供給シュータ11b,
11cを隔てる隔壁がピン部15bを中心として任意の
位置に揺動可能に支持されてなるもので、図4に示すよ
うに上側の供給シュータ11b側または下側の供給シュ
ータ11c側に移動させて、それらの通過幅aまたは通
過幅bを大きくしたり小さくしたりすることによって、
上側または下側の供給シュータ11b,11cに流入す
る粉体物Pの量を調整し、これにより上側または下側の
粉供給スクリュー16,18に供給される粉体物Pの量
を任意に調整できるようになっている。
【0033】なお、この調整弁15は、図示は省略した
がワイヤ等を介して粉付け機1の外部から操作できるよ
うにもなっている。
【0034】図中29は、被処理材Wの出口3cに隣接
して設置された集塵機であり、この集塵機29には吸入
ダクトが設置されている。これにより、出口3cの周辺
に浮遊する粉体物Pが吸引され、空気と粉体物Pとに分
離されて空気のみが外部に放出されて粉体物Pだけがホ
ッパー3内に戻されるようになっている。
【0035】このように構成された本例の粉付け機1に
よれば、被処理材Wの粉付けが以下のようにして行われ
る。先ず、被処理材Wをこの粉付け機1にセットするに
は、被処理材Wを入り口3bからホッパー3内に挿入し
た後、粉供給スクリュー16,18間、粉付けブラシ2
0,21間、粉払い落とし用ブラシ22,23間を経て
出口3cから引き出し、然る後、走行ローラ24,25
間に挟み込めばよい。
【0036】こうして被処理材Wをセットした後、走行
ローラ24,25のモータを起動すると被処理材Wは入
り口3bから出口3cに至ってほぼ直線状態で走行案内
される。そして、これに伴ってモータ6を起動すること
により、溝部10a,10a内の粉寄せスクリュー5,
5を回転させてこの溝部10a,10a内に回収された
粉体物Pを粉出し口10c側に掻き寄せ、さらにこの粉
出し口10cを経て粉上昇スクリュー11の近傍に排出
する。
【0037】一方、これに伴ってモータ12を起動して
粉上昇スクリュー11を回転させておくことにより、上
記粉出し口10cから排出された粉体物Pを掻き寄せ羽
根13によって掻き寄せて上方へ搬送する。そして、こ
れを供給シュータ11b,11cを経て両粉供給スクリ
ュー16,18の粉受けトヨ17,19内に供給する。
この際、粉分配供給部15の調整弁15aを適位置に移
動しておくことにより、上側の粉受けトヨ17に供給さ
れる粉体物Pの量と下側の粉受けトヨ19に供給される
粉体物Pの量とのバランスをとっておく。
【0038】また、モータ6を起動するとメインスプロ
ケット8が回転され、これによって粉供給スクリュー1
6,18、粉付けブラシ20,21、粉払い落とし用ブ
ラシ22,23は回転状態とされている。このことか
ら、両粉受けトヨ17,19内に供給された粉体物P
は、図6に示すようにゴムひれ16a〜16a,18a
〜18aによって掻き出されて粉付けブラシ20,21
に振り掛けられる。
【0039】粉体物Pが振り掛けられた粉付けブラシ2
0,21は、それぞれ被処理材Wの表面と裏面に接触し
つつ回転され、これにより被処理材Wの表裏両面に粉体
物Pが満遍なくかつ均一に付着される。
【0040】さらに、粉付けブラシ20,21によって
粉体物Pが付着された状態の被処理材Wは粉払い落とし
用ブラシ22,23間を通過し、これにより余分に付着
した粉体物Pは払い落とされ、また付着不足の部位には
粉体物Pが付着されて被処理材Wの全面に粉体物Pがさ
らに均一に付着されるよう仕上げ処理がなされる。
【0041】そして、被処理材Wに付着されなかった粉
体物Pはホッパー3内を落下して受け底板10に受けら
れ、然る後、溝部10a,10a内に回収される。回収
された粉体物Pは上記したように粉寄せスクリュー5,
5によって掻き寄せられ、粉上昇スクリュー11によっ
て上方へ搬送されて粉受けトヨ17,19に再度供給さ
れる。
【0042】本例の粉付け機1は以上のように構成した
ものであり、この構成によれば被処理材Wは、入り口3
bから出口3cに至って直線状態で送られる。このこと
から、従来のように被処理材wを略U字状に蛇行した状
態に走行させた場合とは違って被処理材Wにテンション
はほとんど負荷されず、よって被処理材Wの伸び等の変
形を防止することができる。
【0043】また、粉付けブラシ20,21には、粉供
給スクリュー16,18によってその長手方向に均一に
粉体物Pが供給されるので、被処理材Wの幅方向に粉体
物Pを均一に付着させることができ、幅広の被処理材W
に対しても仕上がり状態の良好な粉付けを行うことがで
きるようになる。
【0044】さらに、被処理材Wを粉付け機1にセット
するにあたっては、被処理材Wは入り口3bから出口3
cに至って直線状態に掛け渡せば足りるので、被処理材
Wのセットが簡単になる。
【0045】また、被処理材Wは入り口3bと出口3c
との間を最短距離で掛け渡される構成であるので、従来
よりも短い被処理材を処理することができ、一定長さの
単品をもこの粉付け機1によって処理することができる
ようになる。
【0046】
【考案の効果】本考案は、被処理材を直線状態に走行さ
せて粉付けを行う構成としたことから、被処理材に負荷
されるテンションを少なくしてその伸びを防止すること
ができる。
【0047】また、粉付けブラシには、粉供給スクリュ
ーによってその長手方向に均一に粉体物が供給されるの
で、幅広の被処理材に対してもその幅方向に均一に粉体
物を付着させることができるようになる。
【0048】また、被処理材は単に直線状態にセットす
れば足りるので、被処理材のセットが簡単になる。
【0049】さらに、被処理材は入り口から出口に至っ
て最短距離で掛け渡されるので、従来よりも短い被処理
材を処理することができるようになり、一定の長さの単
品をも処理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関し、粉付け機の内部側面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図であって、粉付け機の内
部平面図である。
【図3】粉上昇スクリューの上部であって、供給シュー
タの斜視図である。
【図4】供給量調整弁の作動説明図である。
【図5】粉供給スクリューと粉上昇スクリューとの関係
を示した平面図である。
【図6】粉供給スクリューおよび粉付けブラシの側面図
であって、ゴムひれの作用説明図である。
【図7】粉上昇スクリューの下部の一部断面側面図であ
る。
【図8】図7のB−B線断面図であって、掻き寄せ羽根
の平面図である。
【図9】従来の粉付け機の内部の側面図である。
【符号の説明】
W,w…被処理材、P,p…粉体物 1…粉付け機、2…機台 3…ホッパー、3b…入り口、3c…出口 5…粉寄せスクリュー 10…受け底板、10a…溝部、10c…粉出し口 11…粉上昇スクリュー、11b,11c…供給シュー
タ 15…粉分配供給部、15a…調整弁 16,18…粉供給スクリュー 17,19…粉受けトヨ 20,21…粉付けブラシ 22,23…粉払い落としブラシ 24,25…走行ローラ 26…チェーン 29…集塵機 30…従来の粉付け機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムまたはこれに類する材質からなるシ
    ート状の被処理材の表裏両面にタルク、マイカ等の粉体
    物を付着させる粉付け機であって、 密閉箱体をなすホッパーの前後の側壁に対向して開設さ
    れた、前記被処理材の入り口と出口との間には、該入り
    口から該出口に至る直線レベルに対してそれぞれ上下に
    対向して、前記被処理材の表裏にそれぞれ前記粉体物を
    付着するための一対の粉付けブラシと、該粉付けブラシ
    に並設されて該粉付けブラシの周面に前記粉体物を均一
    に供給するための一対の粉供給スクリューとを配置する
    とともに、前記ホッパーの底部に堆積した粉体物を上方
    へ搬送するための粉上昇スクリューと、該粉上昇スクリ
    ューによって搬送された粉体物を前記上下の粉供給スク
    リューに対してそれぞれ適量づつ分配して供給するため
    の粉分配供給部を設けて、前記被処理材を前記入り口か
    ら出口に向かって直線状態で走行させつつ、その表裏両
    面に前記粉体物を付着可能な構成としたことを特徴とす
    る粉付け機。
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