JPH07306321A - 光ファイバの廃棄処理方法 - Google Patents

光ファイバの廃棄処理方法

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JPH07306321A JP9956494A JP9956494A JPH07306321A JP H07306321 A JPH07306321 A JP H07306321A JP 9956494 A JP9956494 A JP 9956494A JP 9956494 A JP9956494 A JP 9956494A JP H07306321 A JPH07306321 A JP H07306321A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで簡単な光ファイバの廃棄処理方法
を提供する。 【構成】 耐圧容器3の内部に溶液20及び光ファイバ
心線10を入れ、耐圧容器3を恒温槽1内に設置し、ヒ
ータ2で恒温槽1内を加熱することにより、耐圧容器3
内を高温・高圧状態にして、光ファイバ心線10を所定
の温度で所定時間処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバの廃棄処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、今後の通信手段への利用
拡大が図られており、その使用が一般家庭にまで導入さ
れると、光ファイバの端末処理時や接続時などに発生す
る光ファイバの屑の量が膨大になってしまう。
【0003】そのため、光ファイバの屑の処理として、 光ファイバ心線をまとめて固めることで産業廃棄物
として処理する。 光ファイバ心線を高温で加熱して樹脂の被覆を焼
き、被覆残査とガラスの光ファイバとを分離し、当該光
ファイバを低級なガラス繊維強化材などの原料として再
利用する。 光ファイバ心線をさらに高温で加熱して樹脂の被覆
を蒸発させると共にガラスの光ファイバを溶融してブロ
ック化し、ガラス原料として再利用する。などの方法が
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た方法では、以下のような問題が生じてしまう。 単に廃棄物として処理してしまうと、環境に悪影響
を与えてしまう。 被覆残査と光ファイバとの分離に手間がかかるだけ
でなく、作業の安全性にも難点がある。 使用熱量が多大であり、処理コストが高くなり、工
業的に採算が合わない。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、第一番目の発明の光ファイバの廃棄処理方法では、
光ファイバ心線を溶液中で加熱・加圧処理することを特
徴とする。
【0006】第二番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法では、光ファイバ心線を加圧蒸気で処理したものを溶
液中で加熱・加圧処理することを特徴とする。
【0007】第三番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法では、前述したいずれかの発明の廃棄処理方法におい
て、溶液中で加熱・加圧処理したものを粉砕することを
特徴とする。
【0008】第四番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法では、前述したいずれかの発明の廃棄処理方法におい
て、前記溶液が水またはアルカリ性水溶液であることを
特徴とする。
【0009】第五番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法では、前述したいずれかの発明の廃棄処理方法におい
て、前記加熱・加圧処理が200℃または200℃より
も高い温度で行われることを特徴とする。
【0010】
【作用】前述のように構成された第一番目の発明の光フ
ァイバの廃棄処理方法によれば、光ファイバ心線を溶液
中で加熱・加圧処理することにより、光ファイバと被覆
とが分離し、光ファイバが脆弱化する。
【0011】第二番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法によれば、光ファイバ心線を加圧蒸気で処理すること
により、光ファイバと被覆とが分離し、この光ファイバ
を溶液中で加熱・加圧処理することにより、光ファイバ
が脆弱化する。
【0012】第三番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法によれば、溶液中で加熱・加圧処理することで脆弱化
した光ファイバを粉砕するので、光ファイバが容易に粉
末化する。
【0013】第四番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法によれば、溶液が水の場合には、処理が低コストとな
るだけでなく、取り扱いが安全であり、処理後の溶液の
処分も容易である。また、溶液がアルカリ性水溶液の場
合には、処理時間が短縮する。
【0014】第五番目の発明の光フィイバの廃棄処理方
法によれば、加熱・加圧処理を200℃または200℃
よりも高い温度で行うので、光ファイバの廃棄処理を効
率良く行うことができる。
【0015】
【実施例】本発明による光ファイバの廃棄処理方法の一
実施例を図1に基づいて説明する。なお、図1は、その
方法に用いられる一例の装置の概略構成図である。
【0016】図1に示すように、内部を所定の温度に保
つ恒温槽1には、ヒータ2が設けられている。恒温槽1
の内部には、耐圧容器3が設けられている。耐圧容器3
の内部には、廃棄処理する光ファイバ心線10が入れら
れると共に、水やアルカリ性水溶液などの溶液20が注
ぎ込まれる。
【0017】このような装置で光ファイバを廃棄処理す
るには、以下のようにする。耐圧容器3の内部に溶液2
0及び廃棄処理する光ファイバ心線10を入れ、耐圧容
器3を密閉して恒温槽1内に設置する。ヒータ2を作動
して恒温槽1内を加熱することにより、耐圧容器3内を
高温・高圧状態にして、光ファイバ心線10を加熱・加
圧処理する。所定温度で所定時間処理した後、恒温槽1
内を冷却することにより、耐圧容器3内を常温・常圧状
態へ戻す。
【0018】これにより、光ファイバ心線10は、樹脂
の被覆がガラスの光ファイバから容易に剥離するだけで
なく、光ファイバが脆弱化するのである。この脆弱化し
た光ファイバをスタンプミルなどで粉砕すれば、光ファ
イバは容易に粉末化するのである。
【0019】このような本発明による光ファイバの廃棄
処理方法の効果を確認するため、上述した方法におい
て、各種の光ファイバ心線及び溶液を用い、各種の処理
温度・時間で確認実験を行った。また、参考として、後
述する比較実験も行った。以下に、これらの確認実験及
び比較実験の条件、方法、結果などをのべる。
【0020】I:確認実験 (1) 光ファイバ心線の種類 本実験には、下記に示す三種類の光ファイバ心線を用い
た。これらの光ファイバ心線を図2〜4に基づいて説明
する。なお、図2は、第一例の光ファイバ心線の断面
図、図3は、第二例の光ファイバ心線の断面図、図4
は、第三例の光ファイバ心線の断面図である。 第一例の光ファイバ心線 図2に示すように、石英ガラス系の光ファイバ11aの
周囲にシリコンの被覆11bを設け、さらにナイロンの
被覆11cを設けてなるシリコン−ナイロン被覆の単心
の光ファイバ心線11である。 第二例の光ファイバ心線 図3に示すように、石英ガラス系の光ファイバ12aの
周囲に紫外線硬化樹脂の被覆12bを設けてなる紫外線
硬化樹脂被覆の単心の光ファイバ心線12である。 第三例の光ファイバ心線 図4に示すように、石英ガラス系の光ファイバ13aを
径方向へ複数配列し、これらを紫外線硬化樹脂の被覆1
3bで一体的に設けてなる紫外線硬化樹脂被覆の多心の
光ファイバ心線13である。
【0021】(2) 溶液の種類 溶液には、水または、アルカリ性水溶液である0.1w
t%の水酸化ナトリウムの水溶液を用いた。
【0022】(3) 実験方法 上述した光ファイバ心線と溶液とを適宜組み合わせ、本
実施例の方法に基づいて、各種の処理温度・時間で確認
実験を行った。その組み合わせを表1に示す。但し、光
ファイバ心線の種類は、上述した符号を用いて表す。な
お、耐圧容器には、許容耐圧値が100気圧のステンレ
ス製のものを用いた。
【表1】
【0023】(4) 実験結果 (a)確認実験A 光ファイバ心線11のナイロンの被覆11cは、分解さ
れて可溶化し、シリコンの被覆11bは、光ファイバ1
1aから剥離して浮上した。光ファイバ11aは、ハニ
カム状に孔が多数形成され、脆弱化した。この光ファイ
バ11aを自然乾燥し、スタンプミルを用いることによ
り、光ファイバ11aは、容易に粉砕、粉末化した。 (b)確認実験B 確認実験Aと同様な結果が得られた。 (c) 確認実験C ナイロンの被覆11c及びシリコンの被覆11bは、分
解されて水中に溶解した。光ファイバ11aは、浸食さ
れて径が小さくなった。この光ファイバ11aは、確認
実験Aと同様に、容易に粉砕、粉末化した。 (d)確認実験D 光ファイバ心線13の紫外線硬化樹脂の被覆13bは、
膨潤して光ファイバ13aから容易に剥離できる状態で
あった。この被覆13bを光ファイバ13aから剥離
し、得られた光ファイバ13aは、確認実験Aと同様
に、容易に粉砕、粉末化した。 (e)確認実験E 光ファイバ心線11の被覆11b、11c及び光ファイ
バ11aは、分解されて溶液中に分解物として沈澱し
た。 (f)確認実験F 光ファイバ心線12,13の被覆12b,13b及び光
ファイバ12a,13aは、全て分解され、溶液中に溶
解した。
【0024】II:比較実験 (1) 加温加湿処理 前記光ファイバ心線11を温度70℃、湿度90%の条
件下で6か月間加温加湿処理した。その結果、光ファイ
バ心線11は、ほとんど変化せず、スタンプミルを用い
ても粉砕できなかった。 (2) 煮沸処理 前記光ファイバ心線12を沸騰水中で5日間煮沸処理し
た。その結果、光ファイバ心線12は、ほとんど変化せ
ず、スタンプミルを用いても粉砕できなかった。 (3) 加圧処理 前記光ファイバ心線12を温度250℃の条件下で15
0時間加熱処理した。その結果、光ファイバ心線12
は、被覆12bが黄色から暗褐色へ変化し、被覆12b
に熱劣化が認められたものの、スタンプミルを用いても
粉砕できなかった。
【0025】このような確認実験及び比較実験の結果か
ら、本発明による光ファイバの廃棄処理方法は、光ファ
イバの廃棄処理を低コストで簡単に実施できることが確
認された。また、処理温度が高いほど処理時間が短くて
すむことが判明した。
【0026】そこで、各処理温度毎における光ファイバ
心線の溶解時間を求めるため、次の条件で検討実験を行
った。即ち、シリコン−ナイロン被覆の単心の光ファイ
バ心線11を0.1wt%の水酸化ナトリウムの水溶液
中で本実施例に基づいた方法により、各種の温度条件下
でそれぞれ処理し、当該条件下での光ファイバ心線11
の溶解時間を求めた。その結果を図5に示す。なお、図
5は、その相関を表すグラフである。
【0027】当該グラフに示すように、処理温度が22
5℃の場合には、光ファイバ心線11が溶解するのに約
100時間を要するが、300℃で処理した場合には、
約1時間で光ファイバ心線11が溶解することが判明し
た。因みに、耐圧容器の許容耐圧値が100気圧あれ
ば、300℃までの加熱を問題なく実施することがで
き、20気圧あれば、約210℃までの加熱が可能であ
る。
【0028】また、本実施例に用いられる他の例の装置
の概略構成を図6に示し、以下に説明する。なお、前述
した一例の装置と同様な部材については、前述した装置
と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
【0029】図6に示すように、耐圧容器3には、ヒー
タ2が設けられている。耐圧容器3の下端側には、耐圧
容器3内に加圧蒸気を送り込む供給バルブ3aが設けら
れている。供給バルブ3aには、加圧蒸気である加圧水
蒸気が送り込まれる。耐圧容器3の上端側には、耐圧容
器3内の圧力を調整する調整バルブ3bが設けられてい
る。耐圧容器3の内部には、網目を有する金網容器4が
設置される。金網容器4の内部には、光ファイバ心線1
0の束が入れられている。耐圧容器3の内部には、溶液
20が注ぎ込まれている。
【0030】このような装置は、以下のように用いる。
光ファイバ心線10を束ねて金網容器4の内部に入れ、
この金網容器4を耐圧容器3の内部に設置し、耐圧容器
3の内部に溶液20を注ぎ込んで、耐圧容器3を密閉す
る。ヒータ2を作動して溶液20を加熱すると共に、供
給バルブ3aから耐圧容器3内に加圧水蒸気を送り込
み、光ファイバ心線10を加熱・加圧処理する。所定温
度で所定時間処理した後、耐圧容器3内を冷却しながら
調整バルブ3bを調整して、耐圧容器3内を常温・常圧
状態に戻す。
【0031】つまり、光ファイバ心線10の束に加圧水
蒸気を吹き付けることにより、多量の光ファイバ心線1
0を効率的に処理することができるのである。なお、本
例では、金網容器4内に光ファイバ心線10を入れた
が、光ファイバ心線10をワイヤなどで単に束ねるだけ
でもよい。
【0032】本発明による光ファイバの処理方法の他の
実施例を前述した実施例の図面を代用して以下に説明す
る。図6に示した装置において、耐圧容器3に溶液20
を注ぎ込まずに、光ファイバ心線10を入れた金網容器
4だけ設置する。ヒータ2を用いずに、供給バルブ3a
から加圧水蒸気を送給する。これにより、光ファイバ心
線10の被覆は分解するのである。被覆が分解された光
ファイバ心線10を図1に示した装置の耐圧容器3に入
れ、前述した実施例と同様に処理する。これにより、光
ファイバは脆弱化するのである。
【0033】従って、前述した実施例と同様に光ファイ
バを容易に粉末化することができるので、光ファイバを
ガラス原料として容易に再利用できるのである。
【0034】このような本実施例の効果を確認するた
め、上述した方法に基づいた確認実験を行った。以下に
その確認実験を説明する。但し、前述した実施例の確認
実験などと同様な部分については、同一の符号を用いて
説明を省略する。前述したシリコン−ナイロン被覆の単
心の光ファイバ心線11を350℃の加圧水蒸気で処理
した。その結果、シリコンの被覆11b及びナイロンの
被覆11cは分解した。残留した光ファイバ11aを前
述した確認実験と同様に、250℃の温度で15時間処
理した。その結果、光ファイバ11aは、浸食されて径
が小さくなった。この光ファイバ11aは、前述した確
認実験と同様に、容易に粉砕、粉末化した。
【0035】このことから、本実施例によっても、前述
した実施例と同様に、光ファイバの廃棄処理を低コスト
で簡単に実施できることが確認された。
【0036】なお、今まで説明した実施例では、アルカ
リ性水溶液として、0.1wt%水酸化ナトリウム水溶
液を用いたが、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウムなどの
アルカリまたはアルカリ土類の水酸化物、炭酸塩、硫酸
塩、ハロゲン化物などの水溶液であれば良く、濃度は、
被覆の種類や処理温度などに応じて設定すれば良い。こ
れらの実施例では、スタンプミルを用いたが、乳鉢など
を用いても良い。また、光ファイバ心線の被覆がウレタ
ン系の紫外線硬化樹脂である場合には、溶液に水酸化リ
チウムを用いると、被覆は、非常に早く分解されるよう
になる。
【0037】また、本発明による光ファイバの廃棄処理
方法は、例えば、バス、ボート、大型容器などに用いら
れるガラス繊維強化樹脂などの廃棄処理にも適用するこ
とができ、このような素材からなる部材を容易にリサイ
クルすることができるのである。
【0038】
【発明の効果】前述したように、第一番目の発明の光フ
ァイバの廃棄処理方法は、光ファイバ心線を溶液中で加
熱・加圧処理することにより、光ファイバと被覆とを分
離し、光ファイバを脆弱化させるので、光ファイバを容
易に低コストで処理することができる。
【0039】第二番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法は、光ファイバ心線を加圧蒸気で処理することによ
り、光ファイバと被覆とを分離し、この光ファイバを溶
液中で加熱・加圧処理することにより、光ファイバを脆
弱化するので、光ファイバを容易に低コストで処理する
ことができる。
【0040】第三番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法は、溶液中で加熱・加圧処理することで脆弱化した光
ファイバを粉砕するので、光ファイバが容易に粉末化
し、原料として再利用しやすくなる。
【0041】第四番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法は、溶液に水またはアルカリ性水溶液を用いるので、
溶液が水の場合には、処理がさらに低コストとなるだけ
でなく、取り扱いが安全であり、処理後の溶液の処分が
容易となる。また、溶液がアルカリ性水溶液の場合に
は、処理時間が短縮し、光ファイバの廃棄処理を効率的
に行うことができる。
【0042】第五番目の発明の光ファイバの廃棄処理方
法は、加熱・加圧処理を200℃または200℃よりも
高い温度で行うので、光ファイバの廃棄処理時間が短縮
し、効率良く光ファイバを廃棄処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバの廃棄処理方法の一実
施例に用いられる装置の一例の概略構成図である。
【図2】確認実験及び比較実験に用いた光ファイバ心線
の第一例の断面図である。
【図3】確認実験及び比較実験に用いた光ファイバ心線
の第二例の断面図である。
【図4】確認実験及び比較実験に用いた光ファイバ心線
の第三例の断面図である。
【図5】処理温度と光ファイバ心線の溶解時間との相関
を表すグラフである。
【図6】本発明による光ファイバの廃棄処理方法の一実
施例に用いられる装置の他の例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 恒温槽 2 ヒータ 3 耐圧容器 3a 供給バルブ 3b 調整バルブ 4 金網容器 10 光ファイバ心線 20 溶液

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線を溶液中で加熱・加圧処
    理することを特徴とする光ファイバの廃棄処理方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバ心線を加圧蒸気で処理したも
    のを溶液中で加熱・加圧処理することを特徴とする光フ
    ァイバの廃棄処理方法。
  3. 【請求項3】 溶液中で加熱・加圧処理したものを粉砕
    することを特徴とする請求項1または2に記載の光ファ
    イバの廃棄処理方法。
  4. 【請求項4】 前記溶液が水またはアルカリ性水溶液で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の光ファイバの廃棄処理方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱・加圧処理が200℃または2
    00℃よりも高い温度で行われることを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の光ファイバの廃棄処理方
    法。
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