JPH07306214A - 投下物の落下速度計測装置 - Google Patents

投下物の落下速度計測装置

Info

Publication number
JPH07306214A
JPH07306214A JP9675994A JP9675994A JPH07306214A JP H07306214 A JPH07306214 A JP H07306214A JP 9675994 A JP9675994 A JP 9675994A JP 9675994 A JP9675994 A JP 9675994A JP H07306214 A JPH07306214 A JP H07306214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dropped
image
altitude
parachute
dropping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9675994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Shironita
孝 白仁田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Denshikiki Co Ltd filed Critical Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Priority to JP9675994A priority Critical patent/JPH07306214A/ja
Publication of JPH07306214A publication Critical patent/JPH07306214A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元空間において任意の軌跡で落下する投
下物の落下速度を計測する。 【構成】 互いに垂直方向に設置されたTVカメラ1
1,21により所定高度から投下された投下物の落下映
像が撮影され、VTR12,22により時刻情報ととも
に記録される。そして、各落下映像がコマ送り再生さ
れ、落下中の同一時刻における、各TVカメラに対応し
た静止画像に記録された投下物および角度表示用部材の
各位置情報に基づいて、当該時刻における投下物の高度
が算出される。そして、投下物の落下中の各高度の差
と、該差に対応する時間とに基づいて投下物の落下速度
が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元空間において任
意の軌跡で落下する投下物の落下速度を計測する投下物
の落下速度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ストロボ式カメラ等を使用し
て定経路(例えば直線状経路)を落下する物体の速度を
計測するシステムが知られている。係るシステムは、主
として、特定の投下物が予測される誤差範囲において所
定速度で落下するか否か等の落下性能を確認するために
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際には、
3次元空間を自由な軌跡をたどって落下する投下物も数
多くあり、このような投下物の落下性能の確認を同様に
行いたいという要望が聞かれる。例えば、前後左右に揺
れながら自由に落下する落下傘の着地性能を評価したい
場合、該落下傘の落下速度を検出することが望まれる
が、上述した従来のシステムではこのような任意の軌跡
をたどる投下物の落下速度を検出することができず、上
記評価を行うことは困難であった。本発明は、上述した
事情に鑑みてなされたものであり、3次元空間において
任意の軌跡で落下する投下物の落下速度を計測可能な投
下物の落下速度計測装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、地平面上あるいはその上方近傍
に、前記地平面上に設定された基準位置を通過する第1
の方向に向けて配置され、前記地平面の基準位置上方の
所定高度位置より投下された投下物の落下映像を撮影す
る第1の撮影手段と、前記地平面上、あるいはその上方
近傍に、前記基準位置を通過し、かつ前記第1の方向と
直交する第2の方向に向けて配置され、前記投下物の落
下映像を撮影する第2の撮影手段と、前記基準位置を原
点とし、前記第1および第2の方向を第1および第2の
座標軸とする平面座標において、前記第1および第2の
座標軸上に、一定の条件に基づいて設けられた複数の表
示用部材と、前記第1および第2の撮影手段によりそれ
ぞれ撮影された前記投下物の落下映像をそれぞれ記録す
る第1および第2の記録手段と、前記第1および第2の
記録手段に記録された各落下映像を所定時間毎にそれぞ
れコマ送り再生する第1および第2の再生手段と、前記
第1および第2の再生手段により再生された、前記投下
物の落下中の所定時刻における各再生画像上の前記投下
物および前記複数の表示用部材の各位置情報に基づい
て、当該所定時刻毎の前記投下物の高度を算出する高度
算出手段と、前記高度算出手段により算出された前記投
下物の落下中の各時刻における高度差と、前記所定時間
とに基づいて、前記投下物の落下速度を算出する速度算
出手段とを具備することを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、所定高度位置から投下され
た投下物の落下映像が、第1および第2の撮影手段によ
り撮影され、第1および第2の記録手段によりそれぞれ
記録される。そして、記録された各落下映像が第1およ
び第2の再生手段によりそれぞれコマ送り再生され、落
下中の所定時刻における各再生画像上の投下物および複
数の表示用部材の位置情報に基づいて、高度算出手段に
より該所定時刻における投下物の高度が算出される。そ
して、速度算出手段により、投下物の落下中の各高度の
差と上記所定時間とに基づいて、該投下物の落下速度が
算出される。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例における投下
物の落下速度計測装置の構成を示すブロック図である。
また、図2は、該落下速度計測装置を使用した計測シス
テムの全体構成を示す斜視図である。なお、この計測シ
ステムの主な目的は、投下物の着地性能を調べることで
ある。図1において、11,21はそれぞれ高速度撮影
用TVカメラであり、図2に示すように互いに離間して
設置される。この設置位置については、後に詳しく説明
する。12,22は、TVカメラ11,21にそれぞれ
接続され、各TVカメラによって撮影されたビデオ映像
を記録および再生するVTR(ビデオテープレコーダ)
である。
【0007】13,23は、リモートスイッチ30から
所定のカウント開始信号が供給されると時間計測を開始
し、経過秒時のデータをそれぞれ上記VTR12,22
に供給するタイムジェネレータである。VTR12,2
2においては、この経過秒時のデータに基づいて、経過
秒時を示す文字が記録画像上にスーパーインポーズされ
る。
【0008】次に、14,24は、VTR12,22か
ら出力される再生画像にドットによる水平および垂直方
向の基準線をスーパーインポーズするとともに、操作者
が所定の指定手段を使用して指定した2点間のドット数
を計数して表示するメジャリング・ゲージである。1
5,25はモニタ(ディスプレイ)であり、上記基準線
がスーパーインポーズされた再生画像を画面上にそれぞ
れ表示する。再生画像における上記各基準線は、上記各
メジャリング・ゲージ14,24を操作することによ
り、その位置を上下または左右に移動可能になってい
る。
【0009】次に、図2に示す計測システムにおいて、
40は、TVカメラ11,21により撮影される投下物
としての落下傘であり、ここでは、実験用に所定のおも
りが懸垂されている。41は、落下傘40を所定高度よ
り投下する投下機構であり、以下の各要素から構成され
ている。まず、42はクレーンのアーム部分(クレーン
本体部分は図示略)であり、該アームの先端から固定フ
レーム44が懸垂されている。この固定フレーム44が
懸垂される高度は、地上から約50mである。次に、固
定フレーム44にはウインチ45を介して昇降可能な昇
降フレーム46が懸垂され、昇降フレーム46の先端に
はマジックハンド47が固定されている。また、48
は、このマジックハンド47の開閉状態を操作するため
のマジックハンド操作ボックスである。
【0010】次に、図2における符号Kx1,…,Kx4、
Ky1,…,Ky4等は、地面に埋設された角度表示杭を示
すものである。以下に、これら各角度表示杭の配置およ
びTVカメラ11,21との位置関係について、この計
測システムを上空から見た外観図である図3を用いて説
明する。図3に示すように、TVカメラ11とTVカメ
ラ21とは、同図に示す原点位置Oを挟んで互いに直角
に設置される。このシステムにおいては、各TVカメラ
から原点Oまでの距離はいずれも30mに設定されてい
る。
【0011】ここで、図3に示す地面上に、TVカメラ
11の設置点と原点Oとを結ぶ直線をX軸に、TVカメ
ラ21の設置点と原点Oとを結ぶ直線をY軸とみなす座
標を設定する。そして、まず、TVカメラ21の設置点
から、Y軸を挟んで左右にそれぞれ5゜刻みずつの角度
幅を有する4本の直線をそれぞれ仮定する。これらの各
直線がX軸と交差する各々の点に、角度表示杭Kx-1 ,
Kx-2 ,…,Kx-4 、Kx1,Kx2,…,Kx4が設けられ
ている。
【0012】同様に、TVカメラ11の設置点からX軸
を挟んで左右にそれぞれ5゜刻みずつの角度幅を有する
4本の直線をそれぞれ仮定する。これらの各直線がY軸
と交差する各々の点に、角度表示杭Ky-1 ,Ky-2 ,
…,Ky-4 、Ky1,Ky2,…,Ky4が設けられている。
すなわち、図3は、各座標軸XおよびY上に、原点Oを
挟み、各TVカメラから見て左右20゜の範囲に5゜毎
に角度基準点(角度表示杭)が設けられた状態を示して
いる。
【0013】これにより、TVカメラ11,21におい
ては、撮影スタンバイ状態においてファインダ内の映像
下部に原点Oを中心とした上記各角度表示杭が映し出さ
れる。ここで、必ずしも上述した左右4本ずつの角度表
示杭が全て映し出される必要はなく、落下傘40の予測
される落下状態と測定精度とを鑑みて使用レンズの倍率
を決定し、該倍率に応じて左右数本ずつの角度表示杭が
映し出されれば良い。
【0014】次に、この実施例の動作について説明す
る。 落下傘40の落下映像の撮影 まず、係員が図2のウインチ45を操作して昇降フレー
ム46を降下させ、次にマジックハンド操作ボックス4
8を操作することにより、該昇降フレーム46に固定さ
れたマジックハンド47に落下傘40を掴ませる。そし
て、係員は再びウインチ45を操作して、落下傘40が
吊るされた昇降フレーム46を地上50m近くまで上昇
させる。次に、係員は図1に示す落下速度計測装置各部
をスタンバイ状態にし、落下傘40の投下予定時刻の1
0秒前に各VTR12,22の録画スイッチをそれぞれ
押下し、ビデオ映像の記録を開始させる。
【0015】そして、上記投下予定時刻になると、係員
によりマジックハンド操作ボックス48が操作され、マ
ジックハンド47に対して開指令が行われる。これによ
りマジックハンド47は開状態となり、落下傘40が投
下される。ここで、係員によりリモートスイッチ30が
押下され、これにより、各タイムジェネレータ13,2
3から発生される経過秒時データがVTR12,22に
それぞれ供給され、記録画像上にスーパーインポーズさ
れる。これ以降、落下傘40が地面に着地するまで、V
TR12,22による画像記録が継続される。
【0016】落下映像の再生 落下傘40が着地すると、係員は各VTR12,22の
録画動作を停止させ、記録された画像をモニタ15,2
5の画面上にそれぞれ再生させる。この時、各VTR1
2,22に対して、撮影時間の0.2秒毎のコマ送り再
生動作が指示される。ここで、各コマ毎の画像は、係員
が所定の操作をするたびに1コマずつ順次再生されるよ
うになっている。なお、コマ送り間隔(秒数)について
は、後述する各計算処理に要する時間や、この速度計測
装置の精度を鑑みて、任意に設定して良い。ところで、
落下傘40は地上50m近くから投下されたが、上記T
Vカメラによる上方向の撮影範囲は地上15m程度であ
るため、初めの方の複数コマには落下傘40の映像が現
れない。よって、係員は、落下傘40の映像が再生画像
上に現れるまで上述したコマ送り動作を行う。
【0017】再生画像上の単位長(ドット間)に対応
する角度値の算出 図4に、TVカメラ11により撮影された、落下傘40
の映像が含まれる再生画像の一例を示す。以下、この画
像、および、図示は省略するが同落下時刻におけるTV
カメラ21により撮影された映像の再生画像を例とし
て、落下傘40の上記落下時刻における高度を算出する
処理について説明する。図4において、符号Ky1' ,K
y2' ,Ky3' 、Ky-1',Ky-2',Ky-3'は、それぞれ上
述した角度表示杭Ky1,Ky2,Ky3、Ky-1 ,Ky-2 ,
Ky-3 の映像、また、符号40’は落下傘40の映像を
それぞれ示している。また、ドット状の破線dは、上記
メジャリング・ゲージ14により画像上にスーパーイン
ポーズされた基準線である。
【0018】上述したように、係員がメジャリング・ゲ
ージ14の所定の指定手段を操作して、例えば上記Ky-
1'とKy-2'にそれぞれ対応する2点を指定することが可
能であり、該指定操作により、上記2点間に存在する破
線dのドット数を示す文字「80dot」が画面上に図示
のように表示される。各映像Ky-1'とKy-2'との間は、
上述したようにTVカメラ11を頂点とする角度5゜に
対応するので、上記表示された「80ドット」から、画
像上の1ドットあたりに対応する角度は、 5゜/ 80ドット = 0.0625゜/ドット ……(1) と算出される。
【0019】この「1ドットあたりの角度」、すなわ
ち、再生画像上の単位長あたりの角度値は、この画像全
体に適用される。実際には、同画像上において各映像K
y-1',Ky-2'間(または、これと対称な各映像Ky1',
Ky2'間)から離れるに従い、単位長あたりの角度値は
式(1)の値から徐々にずれるが、このずれによる誤差
の程度はTVカメラ11の撮影範囲から考えて許容範囲
内(0.2%以下)であるとみなされる。なお、上式
(1)、および、以下に説明するその他の計算式につい
ては、すべて図示しない計算機にあらかじめプログラム
されており、該計算機に必要な変数値(式(1)の場合
はドット数)を入力することにより演算結果が得られ
る。
【0020】上下/左右方向における角度偏差の算出 次に、係員により同様にメジャリング・ゲージ14が操
作され、図4の画像における落下傘の映像40’が、該
画像上において地面から上方向に何ドット分の位置にあ
るか、および、同映像40’が画面上の原点O’を通る
垂直線から横方向に何ドット分離れた位置にあるかがそ
れぞれ検出される。そして、各検出結果(地面から20
0ドット、上記垂直線から左側(正方向)に83ドッ
ト)が、同様に図4に示すように表示される。
【0021】そして、上記検出された映像40’の地面
からのドット数(200)と式(1)の結果とから、当
該時刻における、TVカメラ11から落下傘40を見る
視線方向と該落下傘の直下の地面を見る視線方向との角
度差である「上下方向の偏差角度θη1 」が次式(2)
により算出される。 θη1 =(0.0625゜/ドット)×200ドット=12.5゜ ……(2) また、同様に、TVカメラ11から上空の落下傘と、該
落下傘を通る水平線と原点Oを通る架空の垂直線とが交
差する点とを見る各視線方向の差である「左右方向の偏
差角度θν1 」が、下式(3)により算出される。 θν1 =(0.0625゜/ドット)×83ドット=5.2゜ ……(3) なお、仮に、落下傘の映像40’が上記原点O’を通る
垂直線から右側(負方向)に83ドット離れた位置にあ
ったとすると、偏差角度θν1 は負の値となる。また、
TVカメラ21による同時刻の映像の再生画像において
も、上下方向の偏差角度θη2 および左右方向の偏差角
度θν2 が同様の処理により算出される。
【0022】落下傘40の水平面内における座標の算
出 次に、上記各偏差角度θν1 、θν2 に基づいて、落下
傘40の水平面内における座標が以下に説明するように
算出される。図5は、前掲図3に対応する座標図であ
り、その単位をメートルとする。図5において、符号A
はTVカメラ11の位置を示し、TVカメラ11と原点
Oとは前述のように30m離れているので、その座標
(x1,y1)は(−30,0)である。一方、符号B
はTVカメラ21の位置を示し、TVカメラ11と原点
Oとは同様に30m離れているので、その座標(x2,
y2)は(0,−30)である。
【0023】次に、符号Cは落下傘40の位置を示して
おり、その座標を(x,y)と仮定すると、符号A〜C
が示す各位置の座標から、下式(4)および(5)が成
り立つ。 y1−y=(x1−x)×tanθν1 ……(4) x2−x=(y2−y)×tanθν2 ……(5) ここで、式(4)および式(5)は、変数xおよびyの
連立方程式になっており、これを解くことにより、座標
(x,y)の各値が算出される。
【0024】落下傘40の高度の算出 次に、算出された座標(x,y)および上下方向の偏差
角度θη1 ,θη2 に基づいて、以下に説明するように
落下傘40の高度Hが算出される。まず、座標(x,
y)から、TVカメラ11(図5の符号A)と落下傘4
0(図5の符号C)とのX軸方向の離間距離Δx、およ
び、TVカメラ21(図5の符号B)と落下傘40との
Y軸方向の離間距離Δyは、次式(6)、(7)のよう
に表される。 Δx=x+30 ……(6) Δy=y+30 ……(7)
【0025】次に、図6は、この計測システムを前掲図
3に示す矢印イの方向から見た図であり、図6に示す落
下傘40の位置は、前掲図5の符号Cの位置に対応して
いる。また、図6において、TVカメラ11と落下傘4
0との水平方向の離間距離は、上記Δxになる。次に、
図6において、符号Eを地面とし、TVカメラ11が設
置された高さをh、TVカメラ11から角度表示杭が設
けられたY軸を見おろす伏角をδとする。上記高さhお
よび伏角δはあらかじめ計測可能である。また、図6に
示す上下方向の偏差角度θη1' は、許容誤差範囲内に
おいて上述した偏差角度θη1 とみなすことができるの
で、落下傘40の高度ΔHは、 ΔH= Δx・tan(θη1 −δ)+h ……(8) と算出される。よって、上式(8)にX軸方向の離間距
離Δx、偏差角度θη1、伏角δの各値を代入すること
で高度ΔHが算出される。
【0026】また、図示は省略するが、Y軸方向の離間
距離Δyおよび上下方向の偏差角度θη2 とから、同様
に、次式(9)により高度ΔHを算出することも可能で
ある。 ΔH= Δy・tan(θη2 −δ)+h ……(9)
【0027】落下傘40の落下速度の算出 以上説明した〜の処理は、コマ送りが行われるたび
に各再生画像に対して行われ、これにより、各落下時刻
における高度ΔH1 ,ΔH2 ,…,ΔHn が順次算出さ
れる。ここで、各再生画像には上記タイムジョネレータ
13,23による時刻情報がスーパーインポーズされて
いるので、再生画像の数が非常に多い場合においても、
各再生画像と時刻との対応があやふやになる心配はな
い。そして、算出された各高度ΔH1 ,…,ΔHn に対
して、それぞれ隣合う2つの高度ΔHk ,ΔHk+1 (k
=1〜 n-1)の差が時間(ここでは0.2秒)で除算さ
れることにより、各時刻における落下速度が得られる。
これにより、落下傘40が地面に到着するまでの各落下
速度の変化に基づいて、落下傘40の落下性能を評価す
ることができる。
【0028】以上、落下傘の落下速度の計測システムに
ついて説明したが、本発明は、落下傘に限らず、自由落
下する任意の投下物の落下速度の算出に適用して効果が
ある。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、3次元空間において任意の軌跡で落下する投下物の
落下速度を計測し、該投下物の落下性能等を評価するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における投下物の落下速度計
測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における、計測システムの全体構成を
示す斜視図である。
【図3】上記計測システムを上空から見た外観図であ
る。
【図4】同実施例において、TVカメラ11により撮影
された、落下傘40を含む映像の再生画像の一例であ
る。
【図5】落下傘40の水平面内における座標値を算出す
る方法を説明する図である。
【図6】落下傘40の高度を算出する方法を説明する図
である。
【符号の説明】
11 TVカメラ(第1の撮影手段) 21 TVカメラ(第2の撮影手段) 12 VTR(第1の記録手段、第1の再生手
段) 22 VTR(第2の記録手段、第2の再生手
段) Kx-4 ,…,Kx4 、Ky-4 ,…,Ky4 角度表示杭
(表示用部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地平面上あるいはその上方近傍に、前記
    地平面上に設定された基準位置を通過する第1の方向に
    向けて配置され、前記地平面の基準位置上方の所定高度
    位置より投下された投下物の落下映像を撮影する第1の
    撮影手段と、 前記地平面上、あるいはその上方近傍に、前記基準位置
    を通過し、かつ前記第1の方向と直交する第2の方向に
    向けて配置され、前記投下物の落下映像を撮影する第2
    の撮影手段と、 前記基準位置を原点とし、前記第1および第2の方向を
    第1および第2の座標軸とする平面座標において、前記
    第1および第2の座標軸上に、一定の条件に基づいて設
    けられた複数の表示用部材と、 前記第1および第2の撮影手段によりそれぞれ撮影され
    た前記投下物の落下映像をそれぞれ記録する第1および
    第2の記録手段と、 前記第1および第2の記録手段に記録された各落下映像
    を所定時間毎にそれぞれコマ送り再生する第1および第
    2の再生手段と、 前記第1および第2の再生手段により再生された、前記
    投下物の落下中の所定時刻における各再生画像上の前記
    投下物および前記複数の表示用部材の各位置情報に基づ
    いて、当該所定時刻毎の前記投下物の高度を算出する高
    度算出手段と、 前記高度算出手段により算出された前記投下物の落下中
    の各時刻における高度差と、前記所定時間とに基づい
    て、前記投下物の落下速度を算出する速度算出手段とを
    具備することを特徴とする投下物の落下速度計測装置。
JP9675994A 1994-05-10 1994-05-10 投下物の落下速度計測装置 Withdrawn JPH07306214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9675994A JPH07306214A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 投下物の落下速度計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9675994A JPH07306214A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 投下物の落下速度計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07306214A true JPH07306214A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14173583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9675994A Withdrawn JPH07306214A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 投下物の落下速度計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07306214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101231387B1 (ko) * 2012-01-20 2013-02-07 정미애 카메라 영상을 이용하는 구형물체의 비행속도 추정 방법
CN110275042A (zh) * 2019-05-07 2019-09-24 深圳市零壹移动互联系统有限公司 一种基于计算机视觉与无线电信号分析的高空抛物检测方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101231387B1 (ko) * 2012-01-20 2013-02-07 정미애 카메라 영상을 이용하는 구형물체의 비행속도 추정 방법
CN110275042A (zh) * 2019-05-07 2019-09-24 深圳市零壹移动互联系统有限公司 一种基于计算机视觉与无线电信号分析的高空抛物检测方法
CN110275042B (zh) * 2019-05-07 2021-07-13 深圳市零壹移动互联系统有限公司 一种基于计算机视觉与无线电信号分析的高空抛物检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8488001B2 (en) Semi-automatic relative calibration method for master slave camera control
JP7332353B2 (ja) 点検システム及び点検方法
JPS60261275A (ja) プラント情報表示装置
CN111953892B (zh) 无人飞行器、检查方法
JP5634222B2 (ja) 通行車両監視システム及び車両用監視カメラ
JP3569627B2 (ja) 画像上の位置判読装置
JP2695393B2 (ja) 位置特定方法および装置
WO1995033334A1 (fr) Procede d'imagerie et son appareil
JPH06167564A (ja) 魚眼レンズを用いた測位方式およびその装置
JP3605667B2 (ja) 航空機の離着陸性能計測装置
CN100562102C (zh) 用于捕捉广视场图像以及其中感兴趣区域的方法和系统
JPH07306214A (ja) 投下物の落下速度計測装置
JP5502700B2 (ja) 通行車両監視システム及び通行車両監視装置
JPS62293115A (ja) 移動物体の位置姿勢自動測量装置
CA1286027C (en) Apparatus and method for locating dropouts
JP5605178B2 (ja) 通行車両監視システム及び車両用監視カメラ
US20040142772A1 (en) Ball trajectory measuring apparatus
JPH11337322A (ja) 2次元画像比較による外観の測定方法および装置
JPH0993570A (ja) 監視カメラの位置決め制御装置および指示計の読み取り装置
JP2560398B2 (ja) 航空測量装置
US10885657B2 (en) Configuration for indicating image capture device position
JPH01320431A (ja) 三次元位置計測装置
JPH10285583A (ja) 火災位置及び映像表示伝送システム
JP2881753B2 (ja) 位置計測作図装置
JP3709642B2 (ja) 航空機用地上映像自動撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731