JPH0730591Y2 - パンの自動搬送積載装置 - Google Patents

パンの自動搬送積載装置

Info

Publication number
JPH0730591Y2
JPH0730591Y2 JP40504090U JP40504090U JPH0730591Y2 JP H0730591 Y2 JPH0730591 Y2 JP H0730591Y2 JP 40504090 U JP40504090 U JP 40504090U JP 40504090 U JP40504090 U JP 40504090U JP H0730591 Y2 JPH0730591 Y2 JP H0730591Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
bread
pan
slide member
lifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP40504090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0491937U (ja
Inventor
隆明 長見
Original Assignee
有限会社極東建機サービス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社極東建機サービス filed Critical 有限会社極東建機サービス
Priority to JP40504090U priority Critical patent/JPH0730591Y2/ja
Publication of JPH0491937U publication Critical patent/JPH0491937U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730591Y2 publication Critical patent/JPH0730591Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はパンの自動搬送積載装
置に関し、その目的は魚類等の収容、冷凍をするための
パンを冷凍に適した構造としこのパンに魚類を収容した
後、このパンを冷凍庫等へ運ぶリフターに積載するまで
の作業を自動的に行なえるようにしたパンの自動搬送積
載装置の提供にある。
【0002】
【従来の技術】冷凍前のイワシや養殖用の餌は水揚げ後
にパン内に収められ、冷凍庫での保管を経て輸送用箱に
移し代えられて各地へ輸送される。従来、魚介類を水揚
げした後のパンへ収容するには、次に述べる方法でなさ
れていた。すなわち、多量の魚介類を一旦、定量供給機
内に収納する。この定量供給機のホッパー出口に臨んで
コンベアが配されており、このコンベアにはパンが順次
載置されて流されていく。パンは底板と四周の側板が連
設され上面が開放された容器であり、このパンがコンベ
アの搬送終端に送られてくると、これらのパンを人手で
搬出し、コンベア近傍に配されているリフター上に積載
されていく。所定個数のパンが積載された状態でフォー
クリフト等を用いてこのリフターを冷凍庫まで運ぶ。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の魚介類入りパンの搬送積載方法では、パンのコ
ンベア終端からリフターへの移動が人手による肉体労働
によってなされていたため、この作業が長時間にわたっ
て続けられることによる過労が問題となると共に人手で
なされていることによる冷凍魚介類のコスト高や作業効
率の低下が生じていた。この考案では、コンベアからリ
フターへの積載作業を自動的にできるようにすることを
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、パンが搬送
されるローラコンベアと、このコンベアの終端付近に配
されパンをコンベア終端部側方に配されたリフター上へ
自動的に搬出積載させる自動搬出機構とを有してなり、
自動供給機構はスライド部材と押出部材とストッパとか
らなり、スライド部材は適度にしなる複数枚の細長薄板
が所定個数のパンを載置可能な幅員にわたって前記コン
ベアのローラ同士の間にこのローラ上端と略同一高さ位
置で配され且つこの細長薄板は前記パンを2個以上並列
可能な長さを持ちこれら細長薄板の前記コンベア側方へ
突出した部分が前記リフターの直上に位置され且つこの
部分が前記ローラ間まで後退自在とされてなり、ストッ
パは前記スライド部材の側方に配され且つローラ同士の
間から出没自在とされてなり、押出部材は対向する縦杆
とこれら縦杆の下部間に架設されてパンの側板を押圧す
る横杆とを有し前記コンベアの前記リフター側と反対側
の端縁上方に上下動自在に配され且つこの押出部材は略
コンベアの幅員分だけ前記スライド部材上をこのスライ
ド部材の長手方向に沿って往復動自在とされ、この押出
部材の前記横杆によって、前記コンベアでスライド部材
上へ搬送されてきたパンが、前記スライド部材のリフタ
ー上方に位置する部分まで押し出され、このスライド部
材が後退した状態でこのパンがリフター内に落下するパ
ンの自動搬送積載装置によって上記課題を解決する。
【0005】
【作用】ローラコンベア上に載せられたパンは魚介類が
収納されてコンベア終端まで搬送される。コンベアの終
端においてパンはコンベアのローラとスライド部材を構
成する細長薄板上に配置された状態となる。コンベアを
搬送されてきたパンが複数枚の細長薄板上に所定個数、
並列されると押出部材が下降し、次いでこの押出部材が
コンベアの幅員分だけ前記スライド部材上を移動する。
パンは移動してきた押出部材の横杆にその側板を押圧さ
れて、スライド部材上をリフターの方へ押し出される。
これによってパンはスライド部材(細長薄板)のうちコ
ンベア外方で且つリフター直上に突出している部分へ移
動される。この動作が適数回、行なわれ次にスライド部
材がリフターと反対方向へ後退する。するとスライド部
材のうちリフター直上に位置していたパンは土台を失っ
て落下し、リフター上に載せられた状態となる。この動
作が適数回、行なわれてパンが複数段にわたってリフタ
ー上を積載される。
【0006】尚、細長薄板は適度にしなる構成であるか
ら、細長薄板(スライド部材)の先端部(リフター直
上)へ移動されたパンの重量によって適度にしなり、こ
のパンがリフター上に落下する際に、細長薄板が撓った
分だけ落下距離が短縮されると共にパンの前端部から先
に落下する状態となり、落下の衝撃が緩和される。また
請求項2に記載の構成を採用すれば、パンの把手を内側
へ倒した状態でコンベア終端へ搬送されてきたパンが押
出部材でスライド部材上を押される際に押出部材に取付
けられた押え部材が前記把手上部を押さえるので、押し
出しの際の衝撃によって、前記把手が外側へ倒れてしま
うことがない。
【0007】
【実施例】以下、この考案に係るパンの自動搬送積載装
置の実施例を説明する。図1には自動搬送積載装置(1)
の全体が示されている。自動搬送積載装置(1) はローラ
コンベア(2) とこのコンベア(2) 終端付近に配された自
動搬出機構(3) とこの自動搬出機構(3) 側方に位置する
リフター(4) とを有してなる。
【0008】ローラコンベア(2) は所定長さの架台(5)
に設けられ、モータ(6) によって駆動される。このロー
ラコンベア(2) の始端付近上には定量供給機(7) が設け
られている。この定量供給機(7) は水揚げされた魚介類
を多量に収納し、下部のホッパー(7a)から定量ずつ落下
させるものである。コンベア(2) によって魚介類が収容
されたパンが搬送されるのであるが、このパンとしては
図2に示すものが使用される。このパン(8) は本願考案
者が既に案出したものであり、底板(8a)と四周の側板(8
b)とからなり上面が開放され、対向する側板(8b)間には
把手(9) が取付けられている。
【0009】把手(9) は図示するように短辺側の側板(8
b)に取付けられ、この取付部(9a)において回動自在とさ
れる。この把手(9) は取付部(9a)から延設され且つ上方
へ屈曲され、且つさらに横方向へ屈曲されて横架部(9b)
が形成されている。この横架部(9b)は二段階にわたって
屈曲されて上方へ延び、把手(9) を内側へ倒した状態で
は、その上端縁は側板(8b)の上縁より高く位置する。こ
の横架部(9b)の側板(8b)寄りの段部には略三角形の突部
(9c)が設けられている。この突部(9c)の上端と横架部(9
b)の上端縁とは略同一高さとされている。尚、この図2
では魚(10)(鎖線で図示)が収容された状態が示されて
いる。パン(8) を2個積み上げた状態では図3に示すよ
うに上側のパン(8) の底板(8a)が下側のパン(8) の把手
(9) の横架部(9b)及び突部(9c)に当接し、特に突部(9c)
によって位置決めされる。
【0010】パン(8)(8)同士の間には隙間が開いている
ため、このパン(8) を冷凍庫で保存する場合、この隙間
からパン(8) 内へ冷気が浸入しやすく、従って内部の魚
介類が確実迅速に冷凍される。よってパン(8) の把手
(9) は内側へ倒されている必要がある。自動搬出機構
(3) はスライド部材(11)と押出部材(12)とストッパ(13)
とからなる。この実施例では2台の自動搬出機構(3) が
配されており、各自動搬出機構(3)の間のコンベア(2)
側方にコントローラ(18)が配設されている。このコント
ローラ(18)によってコンベアの送り速度や後述するスラ
イド部材、押出部材、ストッパ等を駆動させるためのエ
アーの供給及びそのタイミングが制御されている。スラ
イド部材(11)は複数枚の細長薄板(14)…からなる。細長
薄板(14)は金属性で適度にしなる特性があるものが使用
される。これら細長薄板(14)はコンベア(2) 終端付近の
ローラ(2a)…間に一枚ずつ、所定個数のパン(8)(本実施
例では3個)を載置可能な幅員にわたって配される。細
長薄板(14)…の配設高さは前記ローラ(2a)の上縁と略同
一高さとされ、好ましくはローラ(2a)より少し低い位置
に配設される。
【0011】細長薄板(14)の先端部はコンベア(2) の側
方へ突出されてこの部分が後記するリフター(4) の直上
に位置される。この細長薄板(14)の突出する長さは、こ
の突出部分に前記パン(8) を1個以上載置(パン(8) の
長辺方向を細長薄板(14)の長手方向に沿わせて載置する
状態で)できる長さとする。この実施例では細長薄板(1
4)はパン2個分が載置できる長さだけ突出している。細
長薄板(14)…の基端部はコンベア(2) のリフター(4) 側
と反対側の側方に横置きされたコ字材(15)に取付けられ
ている。このコ字材(15)の略中央部にはコンベア(2) の
下部に取付けられたエアシリンダ(16)のロッド(17)が連
結されている。エアシリンダ(16)は外筒とこの外筒内の
前記ロッド(17)とからなり、エア供給機構から送られる
エアによってロッド(17)が外筒から出入する。従ってこ
のエアシリンダ(16)にエアが供給されるとロッド(17)が
伸びて、前記コ字材(15)が後方へ押され、これに従い細
長薄板(14)…も水平方向へ後退する。
【0012】押出部材(12)は少なくとも対向する縦杆(1
9)(19)とこれら縦杆(19)(19)の下部間に架設されてパン
(8) の側板(8b)を押圧する横杆(20)とを有してなる。本
実施例では前記縦杆(19)(19)と横杆(20)が一体とされた
四角形状の押出部材(12)とされている。この押出部材(1
2)の横杆(20)には所定間隔をおいてコンベア(2) の幅方
向と同方向へ突き出された押さえ部材(32)が適数本(図
示例では3本)取付けられている。この押出部材(12)は
前記縦杆(19)(19)が縦方向に配された案内部材(21)(21)
の溝に沿って上下動自在にこの案内部材(21)に取付けら
れている。この案内部材(21)はコンベア(2) 上に前記架
台(5) 上に設置された枠体(22)の横枠(23)に形成された
溝に沿って水平方向( 前記コンベア(2) の幅方向と同方
向)に往復動自在とされる。すなわち案内部材(21)(21)
間には平面視四角形状の枠材(24)の前枠部(24a) が架設
されると共に、この枠材(24)も前記枠体(22)の溝に沿っ
て往復動自在とされている。
【0013】前記押出部材(12)の上下動及び前記案内部
材(21)の前後動はいずれも前述と同様の構造のエアシリ
ンダ(25)(27)によってなされる。つまり前記案内部材(2
1)の上部間に架設された棒材(29)に立設されたエアシリ
ンダ(25)のロッド(26)が上下方向に出入することによっ
て押出部材(12)が上下動され、また前記横枠(23)(23)の
上面間に架設された棒材(30)に先端部が取付けられたエ
アシリンダ(27)のロッドがコンベア(2) の幅方向に出入
することによって案内部材(21)が往復動される。
【0014】ストッパ(13)は本実施例では2台並設され
ている自動搬出機構(3)(3)のそれぞれのコンベア(2) 終
端側の側方に配されている。この2台の自動搬出機構
(3) のうちコンベア終端寄りの自動搬出機構のストッパ
(13)は単にコンベア(2) 終端上方に架設された杆材(31)
とされている。すなわち杆材(31)がコンベア終端まで送
られてきたパン(8) をこの終端部で停めておくためのス
トッパとなる。定量供給機(6) 寄りの自動搬出機構(3)
の側方のストッパ(13)は図4で示すように前記コントロ
ーラ(18)とスライド部材(11)との間のローラ(2a)(2a)間
に配され、平時はローラ(2a)より下方に位置している。
【0015】このストッパ(13)もエアシリンダ(33)先端
に取付けられ、ロッド(34)が上下方向へ出入することに
よってコンベア(2) 上へ出たり、コンベア(2) 下方に隠
れたりする。リフター(4) はコンベアから搬出されたパ
ン(8) が積載される受板材であってこの実施例では図5
で示されるように地下に設けられた空間(35)内に配され
ている。このリフター(4) は当初は弾発部材によって上
方へ付勢され、その上面が床面と略同一高さとされてい
る。図5に示すようにリフター(4) に魚介類が収容され
たパン(8) が載せられていると、そのパン(8) の重量に
よって所定深さずつ(パン(8) の高さずつ)前記空間(3
5)内を前記弾発部材の付勢力に抗して下がっていく。
【0016】次に以上のようになるパンの自動搬送積載
装置の使用状態を説明する。まずローラコンベア(2) の
始端にパン(8) を順次置いていく。パンが定量供給機
(6) 下方まで搬送されると、この定量供給機(6) に予め
収納された魚介類がホッパー(6a)から定量ずつパン(8)
内に供給される。魚介類収容後のパン(8) はコンベア
(2) をその終端方向へ搬送され、まずコンベア(2) 終端
まで送られる。これらパン(8) …はパン(8) の長辺方向
とコンベア(2) の幅方向が一致する方向でコンベア(2)
上に載置され且つ図6に示すように多数のパン(8) …が
連続的に搬送される。パン(8) がコンベア(2) 終端まで
搬送されるとまずコンベア終端寄りの自動搬出機構(3a)
の押出部材(12)がエアシリンダ(25)のロッド(26)に押さ
れ、案内部材(21)に沿って下方へ移動する(図6の状
態)。
【0017】この状態で押出部材(12)がパン(8) の後部
(この実施例では3個のパン(8) の後部)に当接すると
共に押出部材(12)に取付けられている押さえ部材(32)…
によってパン(8) の上部が押さえつけられる。すなわち
押さえ部材(32)…がパン(8) …の把手(9)(内側へ倒れた
状態の)を押さえ付けて、パン(8) …がこの後、移動さ
れる際の衝撃によって把手(9) が外方へ倒れないように
する。このときコンベア(2) の始端寄りの自動搬出機構
(3b)の側方にあるストッパ(13)がエアシリンダ(33)のロ
ッド(34)に押されて上方へ移動し、コンベア(2) 上に出
現し、これよりコンベア(2) 始端寄りのパン(8) がコン
ベア終端方向へ搬送されないようにする。また図6の状
態で自動搬出機構(3b)の押出部材(12)もこれと同時に下
方へ移動することとしてもよい。この後の自動搬出機構
(3) の作動状態を説明すれば、図7に示すように今度は
エアシリンダ(27)の作動によってロッド(28)が伸長し、
前記案内部材(21)が横枠(23)の溝に沿ってコンベア(2)
側方へ向けて押し出される。
【0018】従って押出部材(12)もこれによって押し出
され、この押出部材(12)下部の横杆(20)がパン(8) …の
後部の側板(8b)を押圧してこれらパン(8) …をスライド
部材(11)のコンベア(2) 側方へ突出している部分に移動
させる。次いで図8に示すように前記エアシリンダ(25)
のロッド(26)が引っ込むことによって押出部材(12)が案
内部材(21)に沿って上昇する。コンベア(2) は駆動し続
けているのでこの間にもパン(8) がスライド部材(12)上
を搬送されてくる(但し前記ストッパ(13)の作動によっ
てこのストッパ(13)より始端側のパン(8) は堰き止めら
れているので、このストッパ(13)より終端側のパン(8)
に限る)。押出部材(12)と案内部材(21)は前記ロッド(2
8)が引っ込むのに従って、横枠(23)に沿って後退し、初
期位置に戻る。このときコンベア(2) によって搬送され
てきたパン(8) …が複数個(本実施例では3個)、新た
に枠体(22)内に並ぶ。そしてこれらパン(8) …は押出部
材(12)と案内部材(21)によって前記と同様スライド部材
(11)の突出した部分へ移動される。この移動の際に先に
スライド部材(11)の突出部分に配されていたパン(8) …
の後部の側板(8b)が新たに押し出されてきたパン(8) …
の前部側板(8b)に押されてスライド部材(11)の先端部に
移動する(図9参照)。この実施例では3個ずつ並列さ
れたパン(8) がスライド部材(11)の突出部分に2列配置
されることになる。次に図10に示すようにエアシリン
ダ(16)の作動によってロッド(17)が伸長しスライド部材
(11)が前記ロッド(17)に押されてコンベア(2) の側方へ
後退される。
【0019】これによってパン(8) はスライド部材(11)
の後退方向へ移動されようとするが、これらパンの側板
(8b)がコンベア(2) の架台(5) またはこの架台(5) 側部
に立設された板材(図示せず)によってそれ以上の後退
を阻止される。従ってスライド部材(11)後退後のパン
(8) …は支えを失ってリフター(4) の上面へ落下する。
この落下の際にパン(8) にあまり衝撃が加わらないよう
にするためにスライド部材(11)とリフター(4) 上面との
間隔は狭い方がよく、またスライド部材(11)を構成する
細長薄板(14)は前記のように適度にしなるので、この細
長薄板(14)の先端部にパン(8) が載るとその重量によっ
て、図11に示すように細長薄板(14)が撓なる。従っ
て、パン(8) が細長薄板(14)から落下する際の落下距離
が少し短くなるとともに、パン(8) が細長薄板(14)のし
なりに応じてやや斜め方向となりこの状態でパン(8) の
底隅部から順に落下することになるから、落下時の衝撃
が緩衝される。
【0020】特に先にリフター(4) に落下されたパン
(8) の上に新たなパン(8) が落下する際には、細長薄板
(14)がしなることによって、落下するパン(8) の底板(8
a)がリフター(4) 上のパン(8) の把手(9) の突部(9c)に
位置決めされやすくなる。パン(8) 落下後はスライド部
材(11)を後退させていたロッド(17)が引っ込むことによ
ってこのスライド部材(11)が押されて初期位置に戻る。
自動搬出機構(3b)においても上記と同様の動作がなされ
る。本実施例では6個ずつのパン(8) …がリフター(4)
上に載せられるのが1工程とされ、この6個のパンがス
ライド部材(11)の突出部分に載せられた時点で前記スト
ッパ(15)がコンベア(2) 下方に引っ込み、コンベア(2)
を送られてくるパン(8) …は新たにコンベア(2) 終端ま
で搬送され自動搬出機構(3a)(3b)によって再び前述の動
作がなされる。
【0021】リフター(4) 上に所定段数にわたって積載
されたパン(8) はフォークリフト等で冷凍室に運ばれ、
冷凍される。冷凍後はパン(8) 内の魚介類を他の容器に
移し替えるが、パン(8) 内には前記定量供給機(7) によ
って一定量の魚介類が収容されているので、この移し替
え時にいちいち重量を量る等の手間が省ける。尚、前述
のスライド部材(11)、押出部材(12)、ストッパ(13)等の
作動タイミングは、コントローラ(18)に設けられたタイ
マの設定や、自動搬出機構(3) 近傍に配されたセンサに
よって所定数のパン(8) が送られてきたことを検知しこ
れを合図とするなどして調節されるか、或いは人が所定
数のパン(8) が自動搬出機構(3) へ搬送されてくること
を目視すると共にコントローラ(18)を操作して行なって
もよい。
【0022】
【考案の効果】この考案は以上のような構成とされてい
るので次に述べる効果を奏する。すなわち、コンベアで
搬送されてきた、魚介類入りのパンが自動的にリフター
上に積載されていくことになるので、パンをリフターへ
積載するための人員を削減して作業の合理化が図れると
共に作業員を重労働から解放できる。細長薄板が適度に
しなるものであるから、パンがスライド部材の先端に載
った際に撓ってこのパンが傾くため、スライド部材から
リフターへパンが落下する際に急激に落下することによ
る衝撃を緩和できると共にパンを既にリフター上へ載置
されているパンの上に載置する際の位置決めがしやす
い。また、押出部材の横杆に押さえ部材を取付けておけ
ば、パンを押出部材で押し出す際にパンの内側へ倒され
た把手が押出時の衝撃で外側へ倒れてしまうことが防が
れる。パンとパンを積み重ねた時に隙間があくのでこの
隙間から冷凍庫の冷気が浸入し易く冷凍が確実に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るパンの自動搬送積載装置の全体
を示す斜視図である。
【図2】この考案で使用されるパンの一例の斜視図であ
る。
【図3】同上パンを2個重ねた状態の側面図である。
【図4】ストッパを中心とする部分を拡大して示す斜視
図である。
【図5】自動搬出機構及びリフターの一部断面正面図で
ある。
【図6】コンベアによって多数のパンが搬送されてきた
状態の自動搬出機構を示す斜視図である。
【図7】自動搬出機構(一方だけを示す)によってパン
が押し出される状態の斜視図である。
【図8】同上自動搬出機構の押出部材が上昇した状態の
斜視図である。
【図9】同上自動搬出機構のによって再びパンが押し出
された状態の斜視図である。
【図10】同上自動搬出機構のスライド部材が後退した
状態の斜視図である。
【図11】スライド部材から既にリフター上に載置され
たパンの上に新たなパンが落下しつつある状態の部分拡
大側面図である。
【符号の説明】
(1) 自動搬送積載装置 (2) ローラコンベア (3) (3a)(3b) 自動搬出機構 (4) リフター (8) パン (8a) 底板 (8b) 側板 (9) 把手 (9b) 横架部 (9c) 突部 (11) スライド部材 (12) 押出部材 (13) ストッパ (14) 細長薄板 (19) 縦杆 (20) 横杆 (32) 押さえ部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンが搬送されるローラコンベアと、こ
    のコンベアの終端付近に配されパンをコンベア終端部側
    方に配されたリフター上へ自動的に搬出積載させる自動
    搬出機構とを有してなり、自動供給機構はスライド部材
    と押出部材とストッパとからなり、スライド部材は適度
    にしなる複数枚の細長薄板が所定個数のパンを載置可能
    な幅員にわたって前記コンベアのローラ同士の間にこの
    ローラ上端と略同一高さ位置で配され且つこの細長薄板
    は前記パンを2個以上並列可能な長さを持ちこれら細長
    薄板の前記コンベア側方へ突出した部分が前記リフター
    の直上に位置され且つこの部分が前記ローラ間まで後退
    自在とされてなり、ストッパは前記スライド部材の側方
    に配され且つローラ同士の間から出没自在とされてな
    り、押出部材は対向する縦杆とこれら縦杆の下部間に架
    設されてパンの側板を押圧する横杆とを有し前記コンベ
    アの前記リフター側と反対側の端縁上に上下動自在に配
    され且つこの押出部材は略コンベアの幅員分だけ前記ス
    ライド部材上をこのスライド部材の長手方向に沿って往
    復動自在とされ、この押出部材の前記横杆によって、前
    記コンベアでスライド部材上へ搬送されてきたパンが、
    前記スライド部材のリフター上方に位置する部分まで押
    し出され、このスライド部材が後退した状態でこのパン
    がリフター内に落下するパンの自動搬送積載装置。
  2. 【請求項2】 パンは底板と四周の側板を有し上面が開
    放された直方体形状とされ、対向する側板間には一対の
    把手が架設され、この把手は横架部とこの横架部の両端
    が屈曲成形された取付部とからなりこの把手はパンとの
    取付部において回動自在とされこの把手を内側へ倒した
    状態では前記横架部とパン上縁との間に所定の隙間が空
    く形態とされてなり、自動供給機構の押出部材の前記縦
    杆には押出部材の下方への移動時にパンの把手の前記横
    架部を押さえ付ける押さえ部材が突設されてなる請求項
    1に記載のパンの自動搬送積載装置。
JP40504090U 1990-12-26 1990-12-26 パンの自動搬送積載装置 Expired - Lifetime JPH0730591Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40504090U JPH0730591Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 パンの自動搬送積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40504090U JPH0730591Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 パンの自動搬送積載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0491937U JPH0491937U (ja) 1992-08-11
JPH0730591Y2 true JPH0730591Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31882549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40504090U Expired - Lifetime JPH0730591Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 パンの自動搬送積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730591Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0491937U (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5338150A (en) Apparatus for handling articles, such as cartons
US4094130A (en) Apparatus for compressing and packaging articles
US5012628A (en) Method and apparatus for arranging articles
US8267637B2 (en) Apparatus for vertically aligning and accumulating stacks of pallets delivered to a pallet dispenser
DE19650689A1 (de) Vorrichtung zum Handhaben von Zuschnittstapeln
EP0334115B1 (en) Method and apparatus for supplying rod-like articles
US3978970A (en) Loader for containerized cooker
US4667808A (en) Loading apparatus particularly useful for the loading or unstable containers
US4324523A (en) System for handling tubular containers, including apparatus and cases therefor
JPH0730591Y2 (ja) パンの自動搬送積載装置
US4856958A (en) Apparatus for converting discrete arrays of rod-shaped articles into a mass flow
US4614511A (en) Apparatus for folding a box or trough from a blank
CN214729952U (zh) 一种安瓿瓶包装设备
US4008034A (en) Brick making machine having stripping means
US3257006A (en) Block stacking machine
CA2204763A1 (en) A device for transferring packages from a conveyor into a three-dimensional array and a shelf supporting device, a trolley and a shelf for use in connection with the transferring device
JP2019085113A (ja) 収納装置及び収納方法
US3166203A (en) Can palletizing machine
CA1086341A (en) Jaw gripping and inverting sheet destacker and transfer device
JPH0755709B2 (ja) 大型魚の凍結・搬出方法および凍結用ボックスパレット
JPH0126934B2 (ja)
US4194781A (en) Automatic packing
JPS6145827A (ja) アルミニウム型材積載装置
JPS6222841B2 (ja)
JPS6253413B2 (ja)