JPH07305357A - 樹脂一体成型束石 - Google Patents

樹脂一体成型束石

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JPH07305357A
JPH07305357A JP12576094A JP12576094A JPH07305357A JP H07305357 A JPH07305357 A JP H07305357A JP 12576094 A JP12576094 A JP 12576094A JP 12576094 A JP12576094 A JP 12576094A JP H07305357 A JPH07305357 A JP H07305357A
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孝郎 林
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I EKUSU KK
MISUGI KK
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Ekusu Kk I
I EKUSU KK
MISUGI KK
TSUTAI JUSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 束柱Bの設置に用いる束石Aを合成樹脂製と
する。 [構成] 中央芯部6と厚肉連結部7とによって座屈を
防止するようにした剛性の基体1上に一対の剛性起立壁
12を起立し,通気溝16を有する上向き開口の束柱受
座10を形成した束石Aを合成樹脂によって一体に射出
成型し,束柱Bを束柱受座10に載せて,釘孔15を介
して釘17によって束柱Bを立設する。これにより束柱
Bは乾燥状態に置かれて,腐食や白蟻の生育が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,建築乃至構築物の束柱
を地表上に設置するに用いる束柱受材としての束石を耐
水性合成樹脂で一体成型した樹脂一体成型束石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】床面を支持するように所定間隔点在状に
床面と地表間に介設する各束柱の設置には玉石,コンク
リート製又はコンクリートブロック製の束石を用い,玉
石とするときは該玉石上に束柱下面側を載置するように
し,またコンクリート製,コンクリートブロック製とす
るときは,一般に鋼製にしてL字状等の受金具を用い,
該受金具をこれらと束柱間に介設固定して束柱を受止め
固定するものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし束石を玉石とし
た場合,束柱は玉石に対して部分的に載置されるのみ
で,固定し得ないから,ズレによる外れを招いたりする
問題点が残り,一方,束石をコンクリート製,コンクリ
ートブロック製とした場合,束柱の載置固定をなし得る
が,コンクリートの現場打設をしたり,少くとも受金具
のこれらに対する固定を行う必要を生じて現場作業が煩
雑化するし,更にこれらコンクリートはそれ自体吸湿性
があるので地中水分の吸湿により束柱を高湿環境に置き
易く,束柱の腐食を招いたり,白蟻の生育を助長したり
するという問題点が残る。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,束柱との固定関係を確保
し,簡易に設置し得る一方,束柱を乾燥環境に置いてそ
の腐食や白蟻の生育を防止し,且つ束柱を安定確実に支
承し得る樹脂一体成型束石を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に添い本発明
は,耐水性樹脂で一体に射出成型することにより,複数
の部材によることなく単一一体のものとして構成し,座
屈防止手段を施して幅高剛体のブロック状又はフレーム
状とした剛体基部によって,束柱の垂直荷重に対する耐
荷重性を確保し,剛体基部上に束柱受座をなす束柱載置
面と束柱側面に対接固定するようにした,少くとも一対
の剛性起立壁を備えるようにして,束柱の固定支持を地
表から離れた乾燥状態下において安定確実に行うように
した共通の構成を備えるものであり,請求項1は,束柱
垂直荷重に対する座屈防止手段を施して幅高剛体のブロ
ック状又はフレーム状に形成した剛性基体と,該剛性基
体の上面に形成し束柱木口面を載置する束柱載置面と,
該束柱載置面とともに断面上向き開口コ字状の束柱受座
を形成して束柱側面に対接固定する垂直対向の束柱対接
面及び束柱固定金具の位置決め用ガイド孔を具備して上
記剛性基体上面に起立した少くとも一対の剛性起立壁と
を備えて,耐水性合成樹脂で一体に射出成型してなるこ
とを特徴とする樹脂一体成型束石,請求項2は,剛性基
体を,天基板,底基板及び一対対向の側基板により厚肉
口字状に形成するとともに束柱垂直荷重に対する座屈防
止手段として,天基板と底基板間中央芯部と,該中央芯
部を一対対向の側基板に連結する厚肉連結部とを口字状
基板間奥行方向中央に一体に介設してフレーム状に形成
したことを特徴とする請求項1の樹脂一体成型束石に係
り,請求項3は,更に束柱の乾燥状態をより高度にして
その腐食,白蟻の生育を確実に防止する目的で,束柱載
置面に,外部に連通する通気手段を追加的に配設してな
ることを特徴とする請求項1又は2の樹脂一体成型束石
に係り,請求項4は,同じく束柱の乾燥状態をより高度
にしてその腐食,白蟻の生育を確実に防止する目的で,
垂直対向双方又は一方の束柱対接面に,外部に連通する
通気手段を追加的に配設してなることを特徴とする請求
項1,2又は3の樹脂一体成型束石に係り,請求項5
は,束柱に対する束石設置後の位置ズレ等位置関係の偏
位を防止する目的で,剛性基体に,捨てコンクリート又
は盛土に対する抜止め手段を追加的に配設してなること
を特徴とする請求項1,2,3又は4の樹脂一体成型束
石に係り,且つこれらをそれぞれ発明の要旨として上記
課題解決の手段としたものである。
【0006】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,図1乃至図6においてAは束柱B
の受材としての樹脂束石であり,該束石Aは,剛性基体
1,束柱載置面11,一対の剛性起立壁12を備えて,
耐水性合成樹脂で一体に射出成型したものとしてある。
【0007】剛性基体1は,束柱Bの垂直荷重に対する
座屈防止手段5を施して幅高剛体のフレーム状に形成し
てあり,束柱載置面11は,該剛性基体1の上面に形成
し,束柱B木口面を載置するものとしてあり,また一対
の剛性起立壁12は,該束柱載置面11とともに断面上
向き開口コ字状の束柱受座10を形成して束柱Bの側面
に対接固定する垂直対向の束柱対接面13及び束柱固定
金具17の位置決め用ガイド孔15を具備して上記剛性
基体1上面に起立したものとしてある。
【0008】本例にあって束石Aは,塩化ビニール樹
脂,ABS樹脂,ナイロン樹脂等中から選定した,例え
ばポリエチレン70wt%,ポリプロピレン30wt%
の混合樹脂に顔料等を添加し,低発泡射出成型により硬
質にして厚肉のものとしてあり,各部の構成及び座屈防
止手段5と相俟って全体として剛体にして束柱B載置固
定時の耐垂直荷重性を確保するようにし,また上記材料
樹脂とその低発泡の射出成型より非吸湿平滑性としたこ
とによる耐水性を備えたものとしてある。
【0009】本例の剛性基体1は,天基板2,底基板3
及び一対対向の側基板4により厚肉口字状に形成すると
ともに束柱Bの垂直荷重に対する座屈防止手段5とし
て,天基板2と底基板3間中央芯部6と,該中央芯部6
を一対対向の側基板4に連結する厚肉連結部7とを口字
状基板間奥行方向中央に一体に介設して上記フレーム状
のものとしてあり,また束柱載置面11及び垂直対向双
方の束柱対接面13に,それぞれ外部に連通する通気手
段16を配設し,更に剛性基体1に捨てコンクリート2
1又は盛土に対する抜止め手段8を配設したものとして
ある。
【0010】即ち本例剛性基体1は,幅及び奥行を17
cm,高さを13cmとし,各基板2乃至4の肉厚を1.5
cmを基準とするように,この種樹脂射出成型として極厚
の厚肉にして幅高の口字状を呈するそれ自体剛性に寄与
する肉厚と形状を有するものとした上,座屈防止手段5
として,この剛性を更に向上して束柱Bの耐垂直荷重性
を確保するように,6cm径の中実円筒形として対角線中
央位置において天基板2を支承し,天基板2と底基板3
とを一体化する中央芯部6を介設し,1.8cmの同じく
極厚の肉厚による厚肉連結部7によって該中央芯部6と
側基板4とを一体連結するとともに該厚肉連結部7によ
って天基板2,底基板3及びこれら対向一対の側基板4
を同じく一体化したものとしてあり,上記中央芯部6と
該厚肉連結部7とが共に束柱Bの垂直荷重を下支えし
て,荷重を分散することにより,上記座屈防止手段5を
なすものとしてある。
【0011】このとき厚肉連結部7を一体連結する側基
板4は,上記1.5cmの肉厚をその内側において奥行中
央方向に漸増し厚肉連結部7との連結部位においては2
cmとするように漸次厚肉化してあり,該側基板4の強度
を更に向上したものとしてある。
【0012】この口字状の剛性基体1に配設した抜止め
手段8は,本例において,一次的に,口字状とすること
により開口し,捨てコンクリート20又は盛土を受け入
れることになる,開口したことにより埋込み状底基板3
とし,また二次的に,一対対向の側基板4の端部にして
上記開口側に設けた凹陥部9によるものとしてある。
【0013】このように構成した剛性基体1に一体とさ
れる束柱載置面11は,その天基体2上面の中央部をそ
のまま用いた,束柱B木口面の面積相応部分としてあ
り,例えば9cm角にして,該木口面に相応した水平のも
のとしてある。
【0014】またこの束柱載置面11に設けた上記通気
手段16は,本例において天基板2上面に刻設した一対
対向の側基板4に平行にして天基板2の端部間に亘って
一連のそれぞれ3mmの幅と深さの多数細溝による通気溝
としてある。
【0015】一方,剛性基体1に起立した剛性起立壁1
2は,束柱Bの木口一端の長さ,例えば9cmの内法寸法
を有するように対向起立するものとしてあり,例えば1
cmの同じく極厚の厚肉にして幅11cm,高さ7cmの矩形
板状のものとするとともに両端部外側に2cm幅にして下
方に末広がり状中実の補強部14を備えて,天基板2上
に射出成型により一体に成型したものとしてある。この
剛性起立壁12は上記束柱載置面11の対向する端縁を
画するようにして,該束柱載置面11との間に湾曲した
り,傾斜したり,膨出したりすることなく,精度良く直
角出しをして起立してあり,このようにすることにより
束柱載置面11とともに,本例において端部開口にして
断面及び側面を上向き開口コ字状とし,束柱Bを受入
れ,木口面を束柱載置面11に載置し,2側面下方を束
柱対接面13に対接する嵌合状の受入れ載置部とした束
柱受座10を形成するものとしてある。
【0016】またこれら剛性起立壁12の束柱固定金具
17の位置決め用ガイド孔15は,該剛性起立壁12に
対する釘,スクリュー釘等束柱固定金具17による固定
位置を示し,剛性起立壁12に対する位置決めを行うと
ともに本例において束柱固定金具17による固定に際し
て剛性起立壁12の穴開けに伴うクラックの発生を完全
に防止するように該剛性起立壁12を肉厚方向に貫通す
る貫通釘孔としてあり,また束柱Bの固定の確実化のた
めに該ガイド孔15は,各剛性起立壁12に所定間隔4
ケ所透設したものとしてある。
【0017】更に一対対向の剛性起立壁12の通気手段
は,本例において束柱載置面11におけると同様に3mm
の幅と深さにしてそれぞれ剛性起立壁12の端部間に亘
る各一連多数の細溝による通気溝としてある。
【0018】以上の如くに一体に射出成型した樹脂束石
Aは,底基板3の平坦にして方形の下面を地表接地面と
して,該束石Aの地表をなすように凹陥状に敷設した割
栗石20上に水平となるように載置した後,捨てコンク
リート21又は盛土により抜止め手段8による抜止めと
なるように高さ方向部分的に埋込み状に設置して,該束
石Aに対して束柱Bを垂直に設置し,その垂直荷重を支
承するものとしてある。
【0019】束柱Bの設置は,剛性起立壁12間に位置
し,その木口面が束柱載置面11に載置し,その対向す
る側面下方に束柱対接面13を対接するように,上記束
柱受座10に対して挿入するようにして,束石Aの定位
置に安定保持した上,釘,スクリュー釘等の束柱固定金
具17を各釘孔としたガイド孔15を介して束柱Bに打
込んで束柱Bの固定を行うものとしてある。
【0020】これによって束柱Bは,安定且つ確実に束
石Aに支承されることになり,また束石Aは耐水性合成
樹脂であるので,地表と束柱Bとを離隔するとともに地
中の水分が束柱Bに至るのを遮断する一方,束柱載置面
11の通気手段16が雨水等の排水と束柱Bに対する通
気乾燥を,剛性起立壁12における束柱対接面13の通
気手段16が束柱Bに対する通気乾燥を行って,束柱B
を常時乾燥状態として,その腐食や白蟻の生育を防止す
る。
【0021】また上記通気手段16は束柱B設置時のエ
ア抜きとして機能するので,上記束柱受座10に対する
束柱Bの嵌合状設置に際してその作業をより簡易化す
る。
【0022】図7乃至図11は,それぞれ他の例を示し
たもので,図7は上記通気手段16を束柱載置面11の
みに設けた例,図8は同じく通気手段16を垂直対向双
方の束柱対接面13のみに設けた例,図9及び図10は
束柱載置面11の通気手段16を,天基板2,中央芯部
6及び底基板3を上下に貫通し,水抜きを兼ねる,例え
ば2cm径の径大貫通孔とした例,図11は同じく束柱載
置面11の通気手段16を,天基板2を上下に貫通し,
座屈防止手段5を外す位置の口字状基板内に至る,同様
に水抜きを兼ねる,例えば5mm径の小径等間隔多数の径
小貫通孔とした例である。
【0023】これら図7乃至図11のその余は前記例と
変らないので,同一符号を付してその説明を省略し,ま
たそれぞれ重複し又は以上を除いて同一となる図面を省
略する。
【0024】図示した例は以上のとおりとしたが,束石
の剛性基体をブロック状のものとすること,座屈防止手
段を,フレーム状及び中空のブロック状のとき,例えば
ハニカム状のものとし,十字状等クロス形状のものと
し,またブロック状のときこれを中実のものとして構成
すること,束柱載置面を,中央凹陥状,渦巻き状,ハニ
カム状等の上面側の平坦面として構成すること,剛性起
立壁を一側開口にして束柱受座を3面で閉鎖するように
すること,束柱対接面を上記束柱載置面に準じて構成す
ること,ガイド孔を束柱固定金具による束柱固定時に貫
通するように奥行方向部分的に閉塞したものとするこ
と,束柱載置面及び垂直対向双方又は一方の束柱対接面
の通気手段を,これらを上面側を平坦面とする多数の隆
起小突起によるものとして,隆起小突起間の外部に連通
する屈折乃至屈曲状の溝によるものとし,またこれらを
渦巻き状として,外部に連通する渦巻き溝によるものと
すること,剛性基体の抜止め手段を,剛性基体を,例え
ば台形状側面を呈するブロック状又はフレーム状とし或
いは裁頭円錐形を呈する同じくブロック状又はフレーム
状として,その上方傾斜の傾斜面によるものとすること
等がそれぞれ可能であり,これらを含めて本発明の実施
に当って座屈防止手段,剛性基体,束柱載置面,束柱受
座,束柱対接面,ガイド孔,剛性起立壁,必要において
用いる天基板,底基板,側基板,中央芯部,厚肉連結
部,通気手段,抜止め手段の各具体的形状,材質,構
造,寸法,数,これらの関係,これらに対する付加等
は,上記各発明の要旨に反しない限り様々に変更でき,
本発明の実施態様を以上のものに殊更限定するには及ば
ない。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり本発明請求項1は,束柱垂
直荷重に対する座屈防止手段を施して幅高剛体のブロッ
ク状又はフレーム状に形成した剛性基体と,該剛性基体
の上面に形成し束柱木口面を載置する束柱載置面と,該
束柱載置面とともに断面上向き開口コ字状の束柱受座を
形成して束柱側面に対接固定する垂直対向の束柱対接面
及び束柱固定金具の位置決め用ガイド孔を具備して上記
剛性基体上面に起立した少くとも一対の剛性起立壁とを
備えて,耐水性合成樹脂で一体に射出成型してなること
を特徴とするから,束柱との固定関係を確保し,簡易に
設置し得る一方,束柱を乾燥環境に置いてその腐食や白
蟻の生育を防止し且つ束柱を安定確実に支承し得る樹脂
一体成型束石を提供することができる。
【0026】請求項2は,剛性基体を,天基板,底基板
及び一対対向の側基板により厚肉口字状に形成するとと
もに束柱垂直荷重に対する座屈防止手段として,天基板
と底基板間中央芯部と,該中央芯部を一対対向の側基板
に連結する厚肉連結部とを口字状基板間奥行方向中央に
一体に介設してフレーム状に形成したことを特徴とする
から,上記に加えて,充分な強度と耐垂直荷重性を有し
て,可及的に樹脂原料の使用を抑制して,好適な束石と
することができる。
【0027】請求項3は,束柱載置面に,外部に連通す
る通気手段を追加的に配設してなることを特徴とするか
ら,同じく上記に加えて,雨水等の排水を促進し得るに
止まらず,通気を促進して束柱の乾燥環境を好適且つ充
分に確保し,束柱の腐食や白蟻の生育を高度に防止する
束石とすることができる。
【0028】請求項4は,垂直対向双方又は一方の束柱
対接面に,外部に連通する通気手段を追加的に配設して
なることを特徴とするから,同じく上記に加えて,同様
に通気を促進して束柱の腐食や白蟻の生育を高度に防止
する束石とすることができる。
【0029】請求項5は,剛性基体に,捨てコンクリー
ト又は盛土に対する抜止め手段を追加的に配設してなる
ことを特徴とするから,同じく上記に加えて,設置によ
る位置ズレを防止し,設置位置において設置状態の束柱
の安定確実な支承を長期に亘って確保する束柱設置の耐
久性を向上する束石とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】束石の使用状態を示す分解斜視図
【図2】束石の使用状態を示す縦断面図
【図3】束石の側面図
【図4】束石の正面図
【図5】束石の平面図
【図6】束石の底面図
【図7】他の例の束石の側面図
【図8】他の例の束石の側面図
【図9】他の例の束石の平面図
【図10】図9の束石の底面図
【図11】他の例の束石の平面図
【符号の説明】
A 束石 1 剛性基体 2 天基板 3 底基板 4 側基板 5 座屈防止手段 6 中央芯部 7 厚肉連結部 8 抜止め手段 11 束柱載置面 12 剛性起立壁 13 束柱対接面 15 ガイド孔 16 通気手段 17 束柱固定金具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束柱垂直荷重に対する座屈防止手段を施
    して幅高剛体のブロック状又はフレーム状に形成した剛
    性基体と,該剛性基体の上面に形成し束柱木口面を載置
    する束柱載置面と,該束柱載置面とともに断面上向き開
    口コ字状の束柱受座を形成して束柱側面に対接固定する
    垂直対向の束柱対接面及び束柱固定金具の位置決め用ガ
    イド孔を具備して上記剛性基体上面に起立した少くとも
    一対の剛性起立壁とを備えて,耐水性合成樹脂で一体に
    射出成型してなることを特徴とする樹脂一体成型束石。
  2. 【請求項2】 剛性基体を,天基板,底基板及び一対対
    向の側基板により厚肉口字状に形成するとともに束柱垂
    直荷重に対する座屈防止手段として,天基板と底基板間
    中央芯部と,該中央芯部を一対対向の側基板に連結する
    厚肉連結部とを口字状基板間奥行方向中央に一体に介設
    してフレーム状に形成したことを特徴とする請求項1の
    樹脂一体成型束石。
  3. 【請求項3】 束柱載置面に,外部に連通する通気手段
    を追加的に配設してなることを特徴とする請求項1又は
    2の樹脂一体成型束石。
  4. 【請求項4】 垂直対向双方又は一方の束柱対接面に,
    外部に連通する通気手段を追加的に配設してなることを
    特徴とする請求項1,2又は3の樹脂一体成型束石。
  5. 【請求項5】 剛性基体に,捨てコンクリート又は盛土
    に対する抜止め手段を追加的に配設してなることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4の樹脂一体成型束石。
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JP4555424B2 (ja) * 2000-02-09 2010-09-29 南部化成株式会社 物置・仮設ハウス等の支持ブロック

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