JPH07304863A - 低いガラス転移温度のコポリエステルカーボネート - Google Patents

低いガラス転移温度のコポリエステルカーボネート

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JPH07304863A
JPH07304863A JP6281582A JP28158294A JPH07304863A JP H07304863 A JPH07304863 A JP H07304863A JP 6281582 A JP6281582 A JP 6281582A JP 28158294 A JP28158294 A JP 28158294A JP H07304863 A JPH07304863 A JP H07304863A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/64Polyesters containing both carboxylic ester groups and carbonate groups

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低いガラス転移温度(Tg)のコポリエステ
ルカーボネートを提供する。 【構成】 コポリエステルカーボネートを、ビスフェノ
ールA、ジカルボン酸およびトリスフェノールを用いて
合成する。該コポリエステルカーボネートは、非ニュー
トン溶融流動挙動を示す低下したガラス転移温度を有す
る。分岐コポリマーは、界面ホスゲン化によって得られ
た。本発明に係る組成物の一つは、約127℃のTgを
示し、相当する分子量あるいは固有粘度の分岐ポリカー
ボネートの二倍のメルトフローインデックスを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成物に
関し、詳しくは改良されたブロー成型可能なコポリエス
テルカーボネート樹脂およびそれから成型された物品に
関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族コポリエステルカーボネート樹脂
は、エステル前駆体の存在下での多価フェノールとカー
ボネート前駆体との反応のよって一般に製造された合成
ポリマー状樹脂の周知の部類であり、例えば米国特許第
3,169,121号を参照されたい。これらの樹脂
は、広範囲の成型条件下で熱可塑性を利用して成型可能
なことがわかっているが、選ばれたコポリエステルカー
ボネート樹脂組成物のみがブロー成型に有用である。こ
れは、ブロー成型工程作業用熱可塑性樹脂の特異な要求
によるものであり、例えば、米国特許第4,286,0
83号および第4,621,132号に記載されている
分岐コポリエステルカーボネート樹脂に対する要求を参
照されたい。分岐コポリエステルカーボネート樹脂は、
溶融レオロジー挙動が大多数の成型用熱可塑性ポリマー
と異なる。大多数の熱可塑性ポリマーは、本質的に全て
の溶融加工条件にわたって非ニュートン流動特性を示
す。しかし、大多数の熱可塑性ポリマーとは対照的に、
二価フェノールから製造されたある種の分岐コポリエス
テルカーボネートは、通常の加工温度と300秒-1未満
のせん断速度でニュートン流動を示す。
【0003】ニュートン流動は、せん断速度がせん断力
に正比例する液体系で発生する流動のタイプであるとし
て定義される。溶融熱可塑性ポリマーの二つの他の特性
が、成型作業にとって重要であると考えられている、す
なわち、溶融弾性と溶融強度である。溶融弾性とは、せ
ん断応力による分子の変形または配向からの溶融物の中
に貯蔵された弾性エネルギーの回復である。溶融強度
は、単に溶融ストランドの強靭度と定義してよく、溶融
物の応力に耐える能力を示す。これらの特性の両方は、
押し出しブロー成型、特に比較的大型の物品の押し出し
ブロー成型による製作で重要である。非ニュートン流動
特性は、ポリマーに溶融弾性と溶融強度を付与する傾向
があり、斯くてブロー成型による製作におけるその使用
を可能ならしめる。
【0004】慣用のブロー成型作業では、熱によって軟
化されたコポリエステルカーボネート樹脂のチューブが
金型の中に垂直に押し出されるであろう。押し出し物
は、次いで金型表面に圧縮ガス流(通常は空気または不
活性ガス)によって押し付けられて、熱によって軟化さ
れた樹脂に形状が付与される。上述のように、ある熱可
塑性樹脂の満足な成型は、熱によって軟化された樹脂の
特徴と物性を含む数多くのファクターに依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ある分岐コポ
リエステルカーボネート樹脂が満足なブロー成型に要求
される物性を持ち得たとしても、生成物である物品があ
る種の別の所望の物性を欠くことがあり得る。例えば、
成型物が衝撃強度、特に低温での衝撃強度、の所望され
る程度を欠くかも知れない。本発明者等は、特定の部類
のポリエステルカーボネート樹脂が、ブロー成型級樹脂
の低下したガラス転移(Tg)温度とせん断力による粘
度低下挙動を示す分岐コポリエステルカーボネート組成
物によって代表されることを発見した。樹脂のTgは、
脂肪族ジエステルブロックの存在によって低下され、分
岐は特定の部類のトリスフェノールを使用することによ
って得られる。
【0006】この樹脂の非ニュートンレオロジー的挙動
と低下したガラス転移温度は、射出成型に有用である。
このような用途の一例は、成型されたコンピューターお
よびビジネス装置ハウジングにある。これらの大型で複
雑な部品は、射出成型工程における金型への充填時に経
験されるせん断速度で低下した粘度を持つ材料を必要と
する。本発明の組成物は、この用途で求められるレオロ
ジー的挙動のタイプを提供する。ビスフェノールA、ア
ルカン二酸および1,1,1−トリス−(4−ヒドロキ
シフェニル)エタンに基づくコポリマーは、より低い加
工温度における改良された加工性並びに分岐ポリカーボ
ネートホモポリマーの典型的な非ニュートン挙動を示
す。長所は、より低い温度での押し出し、低下したトル
ク、押し出された部品のより平滑な表面外観および一般
に慣用のポリカーボネートの成型温度では加工できない
熱に敏感な材料との共押し出しが可能であることを含
む。
【0007】比較的高いガラス転移温度(180℃ある
いはそれ以上のオーダー)を持つ溶融加工可能なコポリ
エステルカーボネートは、米国特許第4,310,65
2号(DeBons等、1982年1月12日)に記載
されている。本明細書において使用する用語「低いガラ
ス転移温度」あるいは「低下したTg」は、145℃よ
りも低いTgを意味する。
【0008】米国特許第4,621,132号(Qui
nn等、1986年11月4日)は、トリスフェノール
系分岐剤でランダムに分岐された樹脂を含む分岐コポリ
エステルカーボネート樹脂について記載している。この
樹脂類は、芳香族エステル前駆体(二塩化イソフタロイ
ル)から製造される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、Dは製造用重合反応に使用された
二価フェノールの二価芳香族残基である)の反復カーボ
ネート構成単位から成るポリマー主鎖、及び、式(II)
【0012】
【化8】
【0013】(式中、nは4ないし12、好ましくは8
ないし10、の整数である)の循環あるいは反復カルボ
キシル鎖単位、を持つブロー成型可能な熱可塑性分岐コ
ポリエステルカーボネートであって、上記の式(I)と
(II)の単位が式(III)
【0014】
【化9】
【0015】の分岐部分によって不規則的にランダムに
分離されていて、熱的に可塑化された時に非ニュートン
流動挙動を示すコポリエステルカーボネートを含んで成
る。本発明のコポリエステルカーボネート樹脂は、低下
したTg、すなわち、低いガラス転移温度を示す。本発
明はまた、本発明の組成物からブロー成型された物品を
含む。本発明の物品は、びん、工具と機器用ハウジン
グ、自動車の構造部品等として有用である。
【0016】
【実施例】本発明のブロー成型可能な分岐コポリエステ
ルカーボネート樹脂は、二価フェノールとエステル前駆
体にホスゲンのようなカーボネート前駆体と分岐剤であ
る1,1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン(以下で時には便宜上「THPE」と言う)を反応
させることによって製造してよい。製造法は、周知の方
法でよく、例えば、本明細書中に参考文献として取り入
れられている米国特許第3,169,121号と第4,
487,896号に記載されている界面重合法を参照さ
れたい。
【0017】製造方法の反応条件は変わり得るが、好ま
しい方法の幾つかは、典型的に二価フェノールと多官能
性有機化合物である反応物をカセイアルカリ水溶液に溶
解または分散する工程、生成する混合物を適当な水との
混和性のない溶媒に加え、そして反応物を適当な触媒の
存在下とコントロールされたpH条件下にホスゲンのよ
うなカーボネート前駆体と接触させる工程を含む。最も
普通に使用される水との混和性のない溶媒は、塩化メチ
レン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トル
エン等を含む。
【0018】使用される触媒は、二価フェノールである
反応物とカーボネート前駆体との重合速度を速める。非
制限的な例であるが代表的な触媒は、トリエチルアミン
のような三級アミン、四級ホスホニウム化合物、四級ア
ンモニウム化合物等を含む。本発明の樹脂を製造するた
めの好ましい方法は、ホスゲン化反応を含む。ホスゲン
化反応が進行する温度は、0℃以下から100℃以上に
まで変化てよい。ホスゲン化反応は、好ましくは室温
(25℃)から50℃までの温度で進行する。反応は発
熱反応であるので、ホスゲンの添加速度を反応温度をコ
ントロールするために用いてもよい。必要なホスゲンの
量は、一般に存在する多官能性有機反応物である化合物
の量に依存する。
【0019】使用される二価フェノールは既知のもので
あって、反応基は二個のフェノール性ヒドロキシル基で
ある。いくらかの二価フェノールは一般式
【0020】
【化10】
【0021】で示され、式中、Aは1ないし約15の炭
素原子を含む二価の炭化水素基、1ないし約15の炭素
原子とハロゲンのような置換基を含む置換二価炭化水素
基、−S−、−S−S−、−S(=O)−、−S(=
O)2 −、−O−あるいは−C(=O)−であり、各X
は水素、ハロゲンおよび炭素原子数が1ないし約8のア
ルキル基、炭素原子数が6ないし18のアリール基、炭
素原子数が7ないし約14のアリール置換アルキル基、
炭素原子数が7ないし約14のアルキル置換アリール
基、炭素原子数が1ないし約8のアルコキシ基あるいは
炭素原子数が6ないし18のアリールオキシ基のような
一価の炭化水素基から成る群から独立して選ばれ、mは
0あるいは1であり、aは0ないし5の整数である。
【0022】本発明の実施に使用され得るいくつかの二
価フェノールの典型的なものは、(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(ビスフェノールAとしても知られてい
る)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)プロパンのようなビスフェノール類、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテルのような
二価フェノールエーテル類、p,p′−ジヒドロキジシ
フェニル、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルのようなジヒドロキシジフェニル類、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンのような
ジヒドロキシアリールスルホン類、レゾルシノール、ヒ
ドロキノン、例えば1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジ
クロロベンゼンまたは1,4−ジヒドロキシ−3−メチ
ルベンゼンであるハロゲンおよびアルキル置換ジヒドロ
キシベンゼンのようなジヒドロキシベンゼン類およびビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(3,5−ジ
ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドのよう
なジヒドロキシジフェニルスルフィドとスルホキシド類
である。各種の他の二価フェノールが役に立ち、いずれ
も本明細書中に参考文献として取り入れられている米国
特許第2,999,835号、第3,028,365号
および第3,153,008号に開示されている。二種
またはそれ以上の異種の二価フェノールあるいは二価フ
ェノールとグリコールの組み合わせを用いることも勿論
可能である。
【0023】カーボネート前駆体は、ハロゲン化カルボ
ニル、ジアリールカーボネートあるいはビスハロホーメ
ートのいずれかであり得る。ハロゲン化カルボニルは、
臭化カルボニル、塩化カルボニルおよびその混合物を含
む。ビスハロホーメートは、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、ヒドロキノ
ン等のような二価フェノールのビスハロホーメートある
いはエチレングリコールのビスハロホーメート等のよう
なグリコールのビスハロホーメートを含む。上記カーボ
ネート前駆体の全てが有用であるが、ホスゲンとしても
知られている塩化カルボニルが好まれる。
【0024】本発明のコポリエステルカーボネート樹脂
の製造に使用されるエステル前駆体は、一般式 HOOC − R1 − COOH (V) のジカルボン酸(式中、R1 は炭素原子数が6ないし1
2のアルキレンを示す)である。式(V)のジカルボン
酸の代表的なものは、デカン二酸、ウンデカン二酸、ド
デカン二酸等である。
【0025】これらのジカルボン酸の混合物を使用して
もよい。従って、本明細書中でジカルボン酸と言う用語
が使用される場合には、この用語は、二種あるいはそれ
以上のジカルボン酸の混合物を含むものと理解される。
ジカルボン酸自体を利用するのではなく、この酸の反応
性誘導体を使用することが可能であり、時には好ましく
さえある。これらの反応性誘導体の実例となるのは酸ハ
ロゲン化物である。好ましい酸ハロゲン化物は酸二塩化
物と酸二臭化物である。斯くて、例えばドデカン二酸を
使用する代わりに、二塩化ドデカノイルおよびその混合
物を使用できる。他の反応性誘導は、酸(V)のジナト
リウム塩のようなジカルボン酸のアルカリ金属塩によっ
て代表される。
【0026】樹脂の分岐は、分岐剤である多官能性有機
化合物の組み入れから生じる。本発明に使用される多官
能性有機化合物は、1,1,1−トリス−(4−ヒドロ
キシフェニル)エタンまたはそのハロホルミル誘導体で
ある。分岐剤は、塩化メチレン中で25℃で測定して約
0.3ないし1.0dl/gの固有粘度を持つ分岐芳香
族コポリエステルカーボネートを作るために使用され
る。これらの分岐芳香族コポリエステルカーボネートに
は、実質的に架橋がない。
【0027】本発明のコポリエステルカーボネートの製
造においては、二価フェノールおよびカーボネート前駆
体と反応させられる分岐剤の量は、使用量が真に熱可塑
性のランダムに分岐した樹脂であって、実質的に架橋が
ない樹脂を製造するのに十分でなければならない程に臨
界的である。使用された二価フェノールのモル数を基準
にして、使用された分岐剤の量が0.01モル%未満で
あれば、生じるポリマーはブロー成型および/または溶
融押し出しの目的に望ましい程度の非ニュートン溶融流
動特性を示さないであろう。好ましくは、二価フェノー
ルの総モル数を基準にして、0.01ないし約3.0、
特に0.01ないし1.0、モル%の分岐剤を使用する
ことが望ましい。
【0028】最も広く実施されている重合法において
は、相間移動触媒並びに通常は単官能フェノールである
分子量調節剤の存在下に、ジカルボン酸のアルカリ金属
塩の水溶液と塩化メチレンの中のジフェノールの中にホ
スゲンが導入される。界面法に使用され得る分子量調節
剤は、フェノール、クロマン−I[4−(2,4,4−
トリメチルクロマニル)フェノール]、p−t−ブチル
フェノール、4−p−クミルフェノール等のような単官
能性フェノールを含む。好ましくは、フェノールまたは
p−t−ブチルフェノールが分子量調節剤として使用さ
れる。1,000ないし50,000センチ秒、好まし
くは5,000ないし30,000センチ秒の修正メル
トフロー値(KI)を与える分子量調節剤の有効量を使
用してよい。一般に、2ないし5モル%、更に好ましく
は2.5ないし4.5モル%、のフェノールを分子量調
節剤として使用することが好ましい。
【0029】重合工程に使用され得るジカルボン酸のア
ルカリ金属塩は、アルカリ族およびアルカリ土類族から
成る群から選ばれるアルカリ金属の塩の任意のものであ
り得る。具体的には、これらはカリウム、ナトリウム、
リチウム、カルシウム、マグネシウムおよび同様なアル
カリ金属の塩を含む。本発明のコポリエステルカーボネ
ート樹脂を製造するために使用される他の反応物の割合
は、生成物である樹脂の意図された用途に従って変わ
る。上で言及された米国特許に記載されているように、
同業者は有用な割合を承知している。一般に、エステル
結合の量は、カーボネート結合を基準にして約3ないし
約90モル%まででよい。例えば、5モルのビスフェノ
ールAが4モルの二塩化ドデカノイルおよび1モルのホ
スゲンと完全に反応すると、80モル%のエステル結合
を持つコポリエステルカーボネートを提供するであろ
う。
【0030】本発明に使用するための好ましい分岐コポ
リエステルカーボネートは、ビスフェノールAとホスゲ
ンに由来し、塩化メチレン中で25℃で測定して0.3
ないし1.0dl/gの固有粘度を持つものである。一
般に、本発明に使用する好ましい分岐コポリエステルカ
ーボネートは、実質的に架橋のないものである。本発明
のこの他の具体例は、少量(50重量%未満)のポリカ
ーボネートホモポリマーを本発明の分岐コポリエステル
カーボネート樹脂との混合物の形態で含有する熱可塑性
成型用組成物のブレンドを含む。
【0031】ポリカーボネートホモポリマー樹脂および
界面重合によるその製法は周知であり、例えば、いづれ
も本明細書中に参考文献として取り入れられている以下
の米国特許に記載されている詳細を参照されたい:第
3,028,365号、第3,334,154号、第
3,275,601号、第3,915,926号、第
3,030,331号、第3,169,121号、第
3,027,814号および第4,188,314号。
一般に、製法は上記のようにポリエステルカーボネート
の製造用の方法であるが、エステル前駆体を存在させず
に行う製法である。
【0032】本発明の熱可塑性組成物は、本発明のコポ
リエステルカーボネート樹脂に、例えば、酸化防止剤、
帯電防止剤、ガラス、タルク、マイカおよびクレーのよ
うな不活性充填剤、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾー
ル等のような紫外線吸収剤、いずれも本明細書中に参考
文献として取り入れられている米国特許第3,489,
716号、第4,138,379号および第3,83
9,247号に開示されているエポキシド類のような加
水分解安定剤、耐衝撃性改良剤、有機ホスファイトのよ
うな色安定剤、ホスファイトのような熱安定剤、離型剤
および難燃化剤のような慣用の成型助剤と共にコンパウ
ンド化しても差支えない。いくつかの特に有用な難燃化
剤は、スルホン酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩
である。このタイプの難燃化剤は、いずれも本明細書中
に参考文献として取り入れられている米国特許第3,9
33,734号、第3,931,100号、第3,97
8,024号、第3,948,851号、第3,92
6,980号、第3,919,167号、第3,90
9,490号、第3,953,396号、第3,95
3,300号、第3,917,559号、第3,95
1,910および第3,940,366号に開示されて
いる。
【0033】以下の実施例は、本発明を構成し使用する
仕方と方法を記述し、発明者によって本発明を実施する
ために意図された最良態様を説明するが、特許請求範囲
を制限するとは解釈されるものではない。全ての部は重
量による。試験結果は以下の試験法による。荷重下の熱変形温度(DTUL) :ASTM−648に
準拠して測定された。ノッチ付きアイゾット(Izod)衝撃強さ(NI)
ASTM D−256に準拠して、125ミル厚の試験
片で測定された。固有粘度(I.V.) :固有粘度は25℃で塩化メチレ
ン中で測定し、デシリットル/グラム(dl/g)で表
示されている。引っ張り強さと伸び :ASTM試験法D−638に準
拠。曲げ降伏値と弾性率 :ASTM試験法D−790に準
拠。メルトインデックス比(MIR) :ASTM試験法D−
1238に準拠して300℃で測定し、センチ秒で表示
した。メルトインデックス比(MIR)は、二つの異な
るせん断力レベルにおけるメルトフローレートの比であ
る。本明細書中に参考文献として取り入れられている米
国特許第4,415,722号第6欄1ないし7行に記
載されている方法を参照されたい。カシャ(Kasha)インデックス(KI) :米国特許
第4,735,978号(本明細書中に参考文献として
取り入れられている)に記載されている方法による溶融
粘度の一つの尺度である。結果は6分で測定されたセン
チ秒あるいは部で表示され、温度は300℃である。ガラス転移温度(Tg) は、DuPontの900サー
マルアナライザーを使用する示差走査熱量測定法(DS
C)によって測定され、℃で表示した。ダイナタップ(Dynatup)衝撃強さ :ダイナタッ
プ衝撃強さの測定は、125ミル厚の10.16cmの
ディスクを使用するダイナタップオートローダーマシン
で実施された。タップの衝撃速度は、148フィート−
ポンドの衝撃エネルギーを与える12.2フィート/秒
であった。3回の測定の最大荷重に対する平均エネルギ
ーを表示した。比重 :ASTM試験法D−792に準拠。黄変インデックス(YI) :ASTM試験法D−192
5による促進劣化条件(QUV)下にて測定された。試
験結果は、QVA351ランプを用いるQUV促進耐候
性試験機による劣化後の露光時間で表示されている。サ
イクルは4時間の暗黒と8時間の露光である。黄色度の
変化はパシフィク・サイエンティフィク・ガードナー・
ラボラトリー(Pacific Scientific
Gardner Laboratory)のXL−8
35型測色機で測定された。分子量(Mw) :重量平均分子量(Mw)は、254n
mのUV検出器を使用して、ポリカーボネート標準に対
して塩化メチレン中でゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(GPC)によって測定された。実施例1乃至3及び対照例4と5: ビスフェノールA、1,1,1−トリス−(4−ヒドロ
キシフェニル)エタンおよびドデカン二酸のジナトリウ
ム塩の共重合 :ドデカン二酸遊離酸(7.2g、31ミ
リモル)とNaOHペレット(2.7g、68ミリモ
ル)を水(180ml)に溶解することによって、ドデ
カン二酸(DDDA)のジナトリウム塩を製造した。
【0034】続いて下記の手順を実施し、各種の割合の
分岐剤が配合された本発明の樹脂3バッチ(実施例1乃
至3)を製造した。底部取り出し口付き2000mlの
五つ首モートンフラスコに、機械的撹拌機、pHプロー
ブ、カセイソーダ水溶液(50%)導入用チューブ、ド
ライアイスコンデンサーを装着したクライゼンアダプタ
ーおよびガス導入用チューブを取り付けた。フラスコ
に、ビスフェノールA(BPA)(71g、311ミリ
モル)、所定の一つの割合の1,1,1−トリス−(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、トリエチルアミン
(0.9ml)、p−クミルフェノール(2.0g、9
ミリモル)、塩化メチレン(220ml)および上で製
造されたDDDAのジナトリウム塩溶液を仕込んだ。次
に、カセイソーダを10分間にわたって添加することに
よってpHを8に維持しながら、2g/分の速度でホス
ゲンを導入した。その後、ホスゲンの導入を更に10分
間続ける一方で、pHを上げ、およそ11に維持した。
ホスゲンの添加総量は、40g(400ミリモル)であ
った。続いて、pHを11ないし11.5に調整し、有
機相をブライン層から分離して2%塩酸による洗浄(3
×300ml)および脱イオン水による洗浄(5×30
0ml)を実施した。
【0035】生成物のコポリマーは、精製した有機溶液
からスチーム沈降法によって分離した。こうして得た濡
れた粉体は、バーティミックス(Vertimix)ド
ライヤーで乾燥した。使用した1,1,1−トリス−
(4−ヒドロキシフェニル)エタン分岐剤の割合と生じ
た樹脂に関わる物性は、下の表1に纏めてある。第一の
バッチ(実施例1)は、分岐剤を使用しないで比較用対
照例として製造された。実施例4と5は、本発明の実施
例ではなくて、比較用対照例として提供してある。
【0036】
【表1】 表1 二酸 THPEa IV 粉体のKI Tg実施例 (モル%)(モル%) (dl/g) (300℃にて) (℃): 1(対照) 9 0 0.58 3050 127 2 9 0.37 0.57 4980 128 3 9 0.36 0.58 4770 127 4(対照) 0 0 0.58 6000 148 5(対照) 0 0.37 0.58 12000 148a :(THPEモル)/(BPAモル+DDDAモル)
に基づく値であって、加水分解生成物のHPLC分析に
よって測定された。
【0037】上の表1に示されるように、ポリマー鎖へ
の脂肪族二酸の導入の効果は、より低いTgを持つポリ
マーの生成のみならずメルトフロー特性の向上をもたら
す。 実施例6乃至11: 上記の実施例1ないし3の一般手順
に従って、0.36モル%の1,1,1−トリス−(4
−ヒドロキシフェニル)エタン分岐剤を用いて、更に6
個のバッチの樹脂を製造した。配合物は50重量%のカ
セイソーダ溶液0.5ガロンで予備平衡化した。5分間
の予備平衡化の後に、ホスゲン流入を開始し40ないし
41分間維持した。樹脂生成物の各バッチは、下の表2
に記載のように試験し特性値を得た。各バッチの黄色度
インデックスは約2なしい2.5であった。
【0038】
【表2】 表2 粉体のKI Tg実施例 IV Mw (300℃にて) (℃): 6 0.64 363000 7740 129 7 0.65 375000 10690 128 8 0.63 357000 9250 128 9 0.65 344000 6760 127 10 0.61 323000 4870 127 11 0.61 312000 3900 127実施例12乃至14: 上の実施例11で得た樹脂を三つ
の異なる成型用配合(実施例12乃至14)でコンパウ
ンド化した。
【0039】第一の配合である実施例12は、チバ・ガ
イギー(Ciba−Geigy Corp.)社よりイ
ルガフォス(Irgafos)(登録商標)168の商
品名で生産されている酸化防止剤(0.05phr)と
エメリー・ケミカル(Emery Chemical
Co.)社よりクォンタム(QUANTUM)(登録商
標)3004(旧エメリー3004)の商品名で入手可
能なポリアルファオレフィン系離型剤(0.5ml/1
00g)を含有した。他の二つの配合(実施例13と1
4)は更に、オーエンス・コーニング・ファイバーグラ
ス(Owens−Corning Fiberglas
s Co.)社より市販されているOCF415CAせ
ん断ガラス繊維をそれぞれ4.6および10重量%のレ
ベルで含有した。ガラスの充填剤としての配合割合は、
一般に成型用組成物の1ないし20重量%、好ましくは
1ないし15重量%である。
【0040】三個の配合物は、窓ガラス押さえビード用
に異形押し出しされた。窓のシール用異形材に使用され
る熱可塑性材料の開発の観点で、分岐コポリエステルカ
ーボネート配合物を、分岐ポリカーボネートホモポリマ
ーと比較した。期待したように、比較例12は、ポリカ
ーボネートホモポリマーよりも低い温度での押し出しを
証明し、比較例12はまた、低いトルクで押し出され、
チャンネルダイの中で中央流の増加があり、表面平滑度
が向上した。より高い衝撃強さが観察された。
【0041】ガラスを充填した配合物各種もまたポリカ
ーボネートホモポリマーよりも低い温度での押し出しが
可能であった。実施例12ないし14のコポリエステル
カーボネートを使用する配合物の試験で、下の表3に示
す試験結果が得られた。
【0042】
【表3】 表3 実施例 12 13 14 ガラス含有量(%) 0 4.6 10.0 300℃でのKI6(センチ秒) 5410 -- -- MIR* 2.0 2.4 2.3 ノッチ付きアイゾット(J/m) 886(100%)** 112(0%)** 197(60%)** ダイナタップ(J) 65 41 35 引っ張り強さ(降伏、MPa) 63 64 65 引っ張り強さ(破断、MPa) 61 48 48 引っ張り伸び(%) 80 9 5 曲げ強さ(降伏、MPa) 92 98 104 曲げ弾性率(MPa) 2262 2788 3476 1.8MPaでのDTUL(℃) 111 112 113 比重 1.18 1.22 1.25 * :線状ニュートン流動性ポリカーボネートホモポリマ
ーのメルトインデックス比(MIR)の値は、典型的に
1.4よりも小さく、分岐ポリカーボネートホモポリマ
ーのその値は典型的に1.5よりも大きい。
【0043】**:括弧内の値は、破断時に延性を示す試
料の百分率を示す。実施例15: 前記の実施例1で使用したドデカン二酸を
セバシン酸10モル%で置き換えたこと、および使用し
たTHPEの割合が0.4モル%であったことの他は、
実施例1の一般手順を繰り返した。
【0044】生成物の樹脂を試験して以下の特性を得
た。 IV 0.45 KI6(センチ秒) 1910 KI部 1850 ノッチ付きアイゾット(J/m) 640(1
00%延性): ダイナタップ(J) 50(1
00%延性): 引っ張り強さ(降伏、MPa) 61 引っ張り強さ(破断、MPa) 52 引っ張り伸び(%) 0.5 曲げ強さ(降伏、MPa) 92 曲げ弾性率(MPa) 2245 Tg(℃) 132 1.8MPaでのDTUL(℃) 113 所望の非ニュートン流動挙動が明白である。実施例16乃至19: 以下のようにして一連の樹脂バッ
チを製造した。
【0045】150ガロンのガラスで内張した撹拌中の
配合用タンクに、DDDA(20ポンド、39.1モ
ル)、脱イオン水(40ガロン)および50重量%のカ
セイソーダ(1.2ガロン、85.2モル)を加えた。
スラリーを20分間撹拌してDDDAの完全な溶解を確
実に実施した。次に、バッチの残部を調製するために、
BPA(200ポンド、398モル)、THPE(1.
09ポンド、1.6モルあるいは1.62ポンド、2.
4モル)、脱イオン水(20ガロン)、塩化メチレン
(52ガロン)、グルコン酸ナトリウム(0.36ポン
ド)、90重量%のフェノール/水混合物(3.0ポン
ド)およびトリエチルアミン(1120ml,800g
あるいはBPAを基準にして2モル%)を配合した。こ
の混合物を撹拌してから、ホスゲン化反応器に移送し
た。配合用タンクのフラッシングに用いた20ガロンの
塩化メチレンも上記の反応器に移送した。配合物が30
0ガロンのガラスで内張した反応器に到達すると、直ち
にホスゲン流の導入を開始した。ホスゲン流量300ポ
ンド/時を23分間維持した。65ポンドのホスゲンが
添加されるまでは、カセイソーダの50重量%水溶液を
添加することによって反応液のpHを8ないし8.5に
保持した。次に、5分間でpHを10.5に上げ、この
値を115ポンドのホスゲンが反応器に加えられるまで
保持した。積算計が115ポンドに達した時に、ホスゲ
ン流を止めた。過剰のホスゲンを反応器から放出し、残
留BPA分析のためにサンプルを採取した。上に実施例
1ないし3で述べた工程によって、反応液を精製、分離
および乾燥した。
【0046】製造された樹脂について観察された特性は
下の表4に表示した。
【0047】
【表4】 表4 THPE 粉体のKI Tg実施例 IV Mw (モル%)a (300℃にて) (℃): 16 0.60 35000 0.26 9100 128 17 0.58 34000 0.33 6500 127 18 0.58 34000 0.31 6300 127 19 0.61 37800 0.44 10600 129a :(THPEモル)/(BPAモル+DDDAモル)
に基づく値であって、加水分解生成物のHPLC分析に
よって測定された。
【0048】実施例17および18で製造した樹脂を前
出のクォンタム離型剤(0.5ml/100g)と共に
コンパウンド化し、前出の実施例12ないし14で示し
たように押し出した。試験を実施して、下の表5に示す
物性を観察した。
【0049】
【表5】 表5 実施例 17 18 300℃でのKI6(センチ秒) 5700 11,000 ノッチ付きアイゾット(J/m) 694(100%)* 534(60%)* ダイナタップ(J) 65 57 引っ張り強さ(降伏、MPa) 63 63 引っ張り強さ(破断、MPa) 65 49 引っ張り伸び(%) 0.6 0.2 曲げ強さ(降伏、MPa) 89 89 曲げ弾性率(MPa) 2157 2162 1.8MPaでのDTUL(℃) 112 108 実施例17と18の配合物は非ニュートン流動挙動を示
した。* :破断時に延性である試料の百分率

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、Dは製造用重合反応に使用された二価フェノー
    ルの二価芳香族残基である)の反復カーボネート構成単
    位から成るポリマー主鎖、及び、 式(II) 【化2】 (式中、nは4ないし12の整数である)の循環あるい
    は反復カルボキシル鎖単位、を持つブロー成型可能な熱
    可塑性分岐コポリエステルカーボネートであって、 上記の式(I)と(II)の単位が式(III) 【化3】 の分岐部分により不規則的にランダムに分離されてい
    て、熱的に可塑化された時に非ニュートン流動挙動を示
    す、コポリエステルカーボネート。
  2. 【請求項2】 nが8である請求項1記載のコポリエス
    テルカーボネート。
  3. 【請求項3】 nが10である請求項1記載のコポリエ
    ステルカーボネート。
  4. 【請求項4】 0.3ないし1.0の範囲内の固有粘度
    を持つ請求項1記載のコポリエステルカーボネート。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のコポリエステルカーボネ
    ートおよび充填剤としての割合のガラス繊維を含有する
    熱可塑性成型用組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコポリエステルカーボネ
    ートから成型された物品。
  7. 【請求項7】 Dが式(IV) 【化4】 (式中、Aは1ないし約15の炭素原子を含む二価の炭
    化水素基、1ないし約15の炭素原子とハロゲンのよう
    な置換基を含む置換二価炭化水素基、−S−、−S−S
    −、−S(=O)−、−S(=O)2 −、−O−あるい
    は−C(=O)−であり、各Xは水素、ハロゲンおよび
    炭素原子数が1ないし約8のアルキル基、炭素原子数が
    6ないし18のアリール基、炭素原子数が7ないし約1
    4のアリール置換アルキル基、炭素原子数が7ないし約
    14のアルキル置換アリール基、炭素原子数が1ないし
    約8のアルコキシ基あるいは炭素原子数が6ないし18
    のアリールオキシ基のような一価の炭化水素基から成る
    群から独立して選ばれ、mは0あるいは1であり、aは
    0ないし5の整数である)の二価の基を示す請求項1記
    載の分岐コポリエステルカーボネート。
  8. 【請求項8】 Aがプロピレンを示し、Xが水素であ
    り、mが1であり、そしてaが1である請求項7記載の
    コポリエステルカーボネート。
  9. 【請求項9】 式(I) 【化5】 (式中、Dは製造用重合反応に使用された二価フェノー
    ルの二価芳香族残基である)の反復カーボネート構成単
    位から成るポリマー主鎖および式(II) 【化6】 (式中、nは4ないし12の整数である)の循環あるい
    は反復カルボキシル鎖単位を持つブロー成型可能な熱可
    塑性分岐コポリエステルカーボネートであって、上記の
    式(I)と(II)の単位が式 の分岐部分によって不規則的にランダムに分離されてい
    ているコポリエステルカーボネート。
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