JPH0730378B2 - 粉鉱石の循環流動還元炉の操業方法と還元炉 - Google Patents

粉鉱石の循環流動還元炉の操業方法と還元炉

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JPH0730378B2
JPH0730378B2 JP1239639A JP23963989A JPH0730378B2 JP H0730378 B2 JPH0730378 B2 JP H0730378B2 JP 1239639 A JP1239639 A JP 1239639A JP 23963989 A JP23963989 A JP 23963989A JP H0730378 B2 JPH0730378 B2 JP H0730378B2
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和也 国友
洋一 林
達彦 江頭
哲明 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄鉱石等の粉鉱石を循環流動せしめて還元す
る還元炉の操業方法と還元炉に関する。
〔従来の技術〕
近年、高炉による製鉄法が設備投資額が大きく、また、
良質の塊成鉱やコークスを必要とする原料選択上の制約
等の問題点を解消した溶融還元製鉄法が出現した。
この溶融還元製鉄法において予備還元に用いられる流動
還元炉は、鉄鉱石、還元ガスを装入して流動層反応を行
う上昇管からなる反応塔と、反応塔からガスと共に排出
された鉱石を、気体−固体分離のためのサイクロンで捕
集し、反応塔の下部に再度装入する下降管とからなる構
造を有する。
かかる流動還元炉の操業において、粒子下降管内の粒子
レベルが減少すると、上昇管に吹き込んだガスが粒子下
降管側に流れ、サイクロンでの捕集効率を減少させ、上
昇管内の粒子の流動も不安定なものとなる。
したがって、循環流動層の操業を安定させるには、下降
管内の粒子レベルの大幅な変動を防止する必要がある。
このための対応手段が種々開示されている。
例えば、実開昭62-160295号公報には下降管の途中に断
面積の大きい粒子滞留部をつくり、その循環を円滑に行
うために供給原料に近い粒度構成の製品を排出すること
が開示され、また、特願昭63-69239号出願明細書には下
降管内の流動粉体の管理レベルの2点に圧力計による検
出装置を設け、これによって下降管内のレベル低下に伴
い、反応塔への原料供給量を増加させて対応する還元炉
の操業法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような下降管内の鉱石粉末のレベル調整に際して、
反応の進行しない粒子下降管内の粒子の滞留量を増加さ
せてレベル変動を吸収することは、循環系に無駄な粒子
滞留域を増加させ、装置としての効率が低下するばかり
ではなく、滞留域での粒子温度の低下を生じ熱効率上好
ましくない。
また、下降管内のレベル低下に伴い反応塔への原料供給
量を増加させて対応する操業法においては、急激な下降
管内のレベル変化には対応できないという欠点がある。
本発明において解決すべき課題は、下降管内の循環鉱石
の滞留が少なく、また、反応塔への原料供給に影響を与
えず、従って全体の操業条件に格別の影響を与えずに下
降管内の粉鉱レベルを一定に保持できる手段を見出すこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下降管内の鉱石粒子表面レベルを検知し、同
検知レベルが一定レベル以下に低下したときに、同下降
管内に外系より直接粉鉱石を供給して下降管内の鉱石粒
子表面レベルを調整し、常に一定レベルで鉱石を循環さ
せることを特徴とする粉鉱石の循環流動還元炉の操業方
法である。
また、下降管内の1箇所に鉱石粒子表面レベルを検知す
る検知機構と、同検知機構により検知された鉱石粒子表
面レベルが一定レベル以下に低下した時に粉鉱石を下降
管内に供給する供給機構を設けた構造の粉鉱石の循環流
動還元炉によって、上記操業方法を実施できる。
〔作用〕
粒子下降管内の粒子表面レベルを検知するとともに、レ
ベル低下時に速やかに対応できる比較的大きい粉鉱石供
給能力をもつ供給機構より粉鉱石を一時的に供給するこ
とにより粒子表面レベルの回復を達成する。これによっ
て、粒子下降管へのガスの吹き抜けが防止でき、常に安
定した還元操業が可能になる。
〔実施例〕
以下、第1図に示す実施例に基づいて本発明を説明す
る。
同図において、流動還元炉10は反応層を形成する上昇管
1と部分還元粒子を再度上昇管1に戻すルートを形成す
る下降管2とからなる。
同図を参照して、原料供給口3より供給された粉鉱石4
は上昇管1の下方から供給される還元ガス5により流動
層を形成して還元される。反応後の還元ガス5はサイク
ロン6に入り、ガスに同伴された粒子は下降管2を介し
て上昇管1に戻る。その過程で一部は成品として下降管
2の取り出し口7、もしくは流動層下部の成品取り出し
口8から回収される。また、9は下降管2に直接粉鉱石
を供給する供給機構を示す。同供給機構9は下降管2に
取付けられたレベル計11と、同レベル計11からの信号を
受けて開閉する開閉機構12を有する粉鉱石ホッパ13とか
らなる。
前記レベル計11としては、例えば特願昭63-69239号出願
明細書に開示した2点レベル検出法を用いることによっ
て、より精密なレベル管理が可能になる。
この供給機構9は、レベル計11により下降管内の粒子表
面レベルが管理下限レベル以下になったとき、粉鉱石ホ
ッパ13の開閉機構12を開放して鉱石を下降管2内に供給
する。
そして、下降管2内の鉱石レベルが管理レベルを超えた
とき、開閉機構12は閉じられ粉鉱石の供給は停止する。
これによって、下降管2内の鉱石レベル低下に迅速に対
応でき、レベル変動を最小にして循環流動還元炉の操業
を安定したものとすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によって以下の効果を奏することができる。
(1)粒子下降管容量を小さくしたまま下降管内の粒子
表面レベル変動と吹き抜けを防止することができるの
で、循環流動還元炉の基本構造を何等変更することなく
安定操業が可能となる。
(2)粒子下降管での滞留時間を減少できるので、粒子
温度の低下を低減でき、全体装置の稼動効率を上げるこ
とができ熱効率を向上できる。
(3)安定操業が維持され、円滑に還元が進行し生産性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図である。 1:上昇管、2:下降管 3:原料供給口、4:粉鉱石 5:還元ガス、6:サイクロン 7,8:成品取り出し口 9:粉鉱石供給機構 10:流動還元炉、11:レベル計 12:開閉機構、13:粉鉱石ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 哲明 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地の59 新日本製鐵株式會社機械・プラント事業 部内 (56)参考文献 特開 平1−24751(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下降管内の鉱石粒子表面レベルを検知し、
    同検知レベルが一定レベル以下に低下した時に、同下降
    管内に外系より直接粉鉱石を供給して下降管内の鉱石粒
    子表面レベルを調整し、常に一定レベルで鉱石を循環さ
    せることを特徴とする粉鉱石の循環流動還元炉の操業方
    法。
  2. 【請求項2】下降管内の1箇所に鉱石粒子表面レベルを
    検知する検知機構と、同検知機構により検知された鉱石
    粒子表面レベルが一定レベル以下に低下した時に粉鉱石
    を下降管内に供給する供給機構を設けたことを特徴とす
    る粉鉱石の循環流動還元炉。
JP1239639A 1989-09-14 1989-09-14 粉鉱石の循環流動還元炉の操業方法と還元炉 Expired - Fee Related JPH0730378B2 (ja)

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