JPH0649520A - 流動層炉 - Google Patents
流動層炉Info
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- JPH0649520A JPH0649520A JP20823692A JP20823692A JPH0649520A JP H0649520 A JPH0649520 A JP H0649520A JP 20823692 A JP20823692 A JP 20823692A JP 20823692 A JP20823692 A JP 20823692A JP H0649520 A JPH0649520 A JP H0649520A
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Abstract
る。 【構成】 流動層炉本体21のハウジング24内は、上
段分散板25および下段分散板26によって仕切られ、
空塔部24a,24bと、風箱28とが形成される。鉄
鉱石装入管30からは、粉粒状の鉄鉱石31が装入され
る。微粒33は、上段流動層32からサイクロンセパレ
ータ23に導かれて捕集される。粗粒34は、粗粒移送
管35を介して下段流動層36内に移送される。下段流
動層36内には、循環管37aを介して、サイクロンセ
パレータ23に捕集された微粒の一部も供給される。粗
粒は、粗粒供給管39を介して取出される。微粒は、還
元ガスとともに下段流動層36、上段流動層32および
サイクロンセパレータ23を経て再び下段流動層36に
循環させられる。サイクロンセパレータ23で捕集され
た微粒の一部は、微粒供給管37bを介して取出され
る。
Description
て流動状態で各種反応を生じさせる流動層炉に関する。
ルやクロム等の非鉄の精錬、セメントや焼石灰などの製
造に用いられている。近年、鉄鉱石などを溶融状態で直
接還元して鉄を製造する溶融還元法が開発されている。
鉄の溶融還元法の一環として、粉粒状の鉄鉱石を使用す
る流動層形式の予備還元炉についての先行技術は、たと
えば特開平1−129915号公報、実開平2−942
42号公報、特開平3−130314号公報あるいは特
開平3−183710号公報などで開示されている。特
開平1−129915号公報に開示されている先行技術
では、予備還元炉の下方から還元ガスを導入し、分散板
上に鉱石の流動層を形成し、予備還元炉上方からの排ガ
スをサイクロンセパレータに導き、分離された微粉粒状
の予備還元鉱石を溶融還元炉に供給するとともに、分散
板の中央部からも中・粗粒状の予備還元鉱石を溶融還元
炉に供給する。実開平2−94242号公報に開示され
ている先行技術では、第1の予備還元炉に原料鉱石を装
入し、その排ガス中からサイクロンによって分離された
微粉鉱石を第2予備還元炉に装入し、第1および第2の
予備還元炉から粗粒および細粒の還元鉱石をそれぞれ取
出して溶融還元炉に供給する。特開平3−130314
号公報に開示されている先行技術では、1段目の流動層
炉に原料鉱石を装入し、中間予備還元鉱石を2段目の流
動層炉に装入して、予備還元鉱石を得る。特開平3−1
83710号公報に開示されている先行技術は、概略的
に図3図示のような構成を有する。すなわち、1号流動
層炉1および2号流動層炉2の2つの流動層炉を有し、
これらの間には中間サイクロン3が接続され、2号流動
層炉2にはさらに最終サイクロン4が接続される。1号
流動層炉1の下方の風箱5には、還元ガス入口6から還
元ガス6aが供給される。風箱5の上方には分散板7が
設けられ、分散板7上方の空塔部1aに流動層を形成す
ることができる。空塔部1aの上部は、ダクト8を介し
て中間サイクロン3に連通する。中間サイクロン3から
排出されたガスは、ダクト9に導かれて、2号流動層炉
2の下部の風箱10内に導入される。風箱10の上方に
は分散板11が設けられ、2号流動層炉2の上方の空塔
部2a内に流動層を形成することができる。空塔部2a
の上部はダクト12によって最終サイクロン4に連通す
る。最終サイクロン4は、排気管13から排ガス13a
を排出する。原料14は、2号流動層炉2の分散板11
の上方に装入される。分散板11に原料14が装入され
ると流動層が形成され、その流動層から移送管15を介
して還元された原料が取出される。2号流動層炉2で還
元された原料のうち細粒の原料は、最終サイクロン4に
よって、捕集されて循環路16に導かれる。移送管15
および循環路16に導かれる原料は、移送管17を介し
て1号流動層炉1の分散板7上方に導かれる。中間サイ
クロン3によって捕集された原料は、循環管18を介し
て1号流動層炉1の分散板7上方に導かれる。1号流動
層炉1および2号流動層炉2は、ともに一定の粒径で微
粒と粗粒とを分ける分級効果を持たせる必要がある。た
とえば0.5mmを境に微粒と粗粒とを分けるとすれ
ば、分散板7および11の上方の炉の高さは7m以上を
必要とする。このため、装置全体の高さは、1日あたり
1000トンの能力を有するプラントで、最低60m必
要となる。炉内ガスの流速は約5m/sとなるので、微
粒の炉内滞留時間は1パスで約4秒間であり、数回循環
させることによって予備還元率は18%程度になる。
5号公報に開示されている先行技術では、流動層が1段
であるので設備費用が小さくてよく、また微小な粉状か
ら塊状のものを含む幅広い粒度分布を有する安価な鉄鉱
石が使用可能であるという特徴を有する。しかしなが
ら、流動層が1段であるため、還元ガス中の一酸化炭素
(CO)や水素(H2)ガスの利用効率が悪い。特に微
粒は高速度で炉内を通過してガスと接触する時間が短く
還元されにくい。このため、このような微粒を充分に還
元するには、多量の鉱石を循環し、かつ空塔部を大きく
する必要がある。この結果設備費が大となり、またサイ
クロンで捕らえられずに下流側へ飛散する鉱石ロスも大
きくなる。実開平2−94242号公報に開示されてい
る先行技術では、第1の予備還元炉から供給される粗粒
還元鉱石では1段の流動層による反応しか利用できない
ので還元ガスの利用効率が悪い。しかも2つの流動層炉
が必要となるので、設備費用が大きくなる。さらに、小
径用の流動層は一定粒径未満の微小鉱石は扱えないの
で、整粒を要し、鉱石費用が上昇する。特開平3−13
0314号公報に開示されている先行技術では、2段の
流動層によって粉状の鉄鉱石を還元しているが、鉄鉱石
の循環は行われていない。このため投入前に、対象とな
る鉄鉱石の粒度を揃える必要があり、鉱石費用が増加す
る。また微粒の還元を高めて還元ガスを充分に利用する
ためには、空塔部を大きくする必要があり、設備費用が
増大する。図3図示の先行技術では、2段の流動層炉を
用いて粉状の原料を循環させることによって還元ガスの
利用効率を良好にすることができる。しかしながら、空
塔部を大きくする必要があるので垂直方向の高さが大き
くなり、設備費用が増大する。また一定の範囲内の粒度
の鉱石のみを対象とするので、大きな粒状の鉱石は粉砕
する必要があり、微小鉱石は整粒して除く必要がある。
このため、鉱石費用は増加する。本発明の目的は、効率
的な反応を生じさせることができるとともに、小形の設
備でも微細な粉状原料を充分に滞留させることができ、
広い範囲の粒度分布を有する安価な原料を、前処理なし
で使用することができる流動層炉を提供することであ
る。
を装入して流動状態で反応させる流動層炉において、鉛
直上方に延びて、最下部に形成される風箱に流動層形成
用の気体流が供給されるハウジングと、通気性を有し、
鉛直方向に間隔をあけて設けられ、ハウジング内を複数
の空間に仕切り、仕切られた空間内に粉粒状原料の流動
層を形成する分散板と、上段側の分散板の上方の空間に
形成される流動層と、下段側の分散板の上方の空間に形
成される流動層とを連結し、流動状態の原料を上方から
下方へ移送させる移送手段と、ハウジング最上部の空間
から排出される気体流が導かれるサイクロンセパレータ
と、サイクロンセパレータによって捕集された粉粒状原
料の少なくとも一部をハウジング内の下段側に形成され
る流動層内に導く循環手段とを含むことを特徴とする流
動層炉である。
複数の分散板と、移送手段と、サイクロンセパレータ
と、循環手段とを含む。ハウジングは鉛直上方に延び
て、最下部に形成される風箱に流動層形成用の気体流が
供給される。ハウジング内には、通気性を有する複数の
分散板が鉛直方向に間隔をあけて設けられる。分散板に
よって仕切られた複数の空間内には、粉粒状原料の流動
層が形成される。移送手段は、上段側の分散板の上方の
空間に形成される流動層と、下段側の分散板の上方の空
間に形成される流動層とを連結するので、流動状態の原
料が上方から下方へ移送される。ハウジング最上部の空
間から排出された気体流はサイクロンセパレータへ導か
れ、そこで気体流中に浮遊していた微粒は遠心力集塵作
用によって捕集される。捕集された微粒の少なくとも一
部は、ハウジング内の下段側に形成される流動層内に導
かれる。流動層内に循環された微粒のうちのかなりの部
分は、直ちに流動層を出ることなく、流動層を形成する
粗粒に衝突しながらしばらく流動層内に留まるため、気
体との接触時間が長く、したがって循環反応が良好に進
行する。したがって、ハウジング内の上段側の空間に形
成される流動層内に粉粒状の原料を装入すると、微粒は
気体流とともに移動し、ハウジングとサイクロンセパレ
ータ内で気体と反応しながらサイクロンセパレータに捕
らえられた後、その少なくとも一部は下段側の空間に形
成される流動層内に循環されて、繰返して気体と反応す
る。装入された原料のうちの微粒以外の粉粒状原料であ
る粗粒は、上段側の流動層内で気体と反応した後、移送
手段を介して下段側の流動層内に移送される。このため
粗粒は、複数の流動層内で気体流と接触して反応するこ
とができる。すなわち、流動層内に留まらずに気体流と
ともに排出される微粒は循環して気体流と反応し、流動
層内に留まる粗粒は複数の流動層で気体流と反応する。
このようにして微粒、粗粒ともに気体流との接触時間が
長くなるので、予備還元炉における予備還元率を大きく
したり、焼成炉などにおける熱効率を高めることができ
る。しかも、炉体が1基でよく、かつ複数の流動層が形
成されるにもかかわらず、サイクロンセパレータも1基
でよいので、流動層炉全体の設備を小形に構成すること
ができる。
用流動層炉20の概略的な構成を示す。鉄鉱石還元用流
動層炉20は、粉粒状の鉄鉱石を還元するために使用さ
れ、流動層炉本体21、ダクト22およびサイクロンセ
パレータ23から構成される。流動層炉本体21は、鉛
直上方に延びるハウジング24内が、上段分散板25お
よび下段分散板26によって仕切られる。各分散板2
5,26には、鉛直方向に貫通する複数のノズル孔27
が設けられる。ハウジング24の最下部には、風箱28
が形成される。風箱28には、還元ガス入口29が接続
され、COやH2などを含む還元ガス29aが供給され
る。上段分散板25の上方の空塔部24aには、鉄鉱石
装入管30を介して粉粒状の鉄鉱石31が装入され、そ
こで微粒と粗粒に分けられる。風箱28に供給された還
元ガス29aは、下段分散板26および上段分散板25
のノズル孔27をそれぞれ通過して上段分散板25上に
上昇気流を形成する。この上昇気流により粗粒が流動
し、上段流動層32が形成される。粉粒状の鉄鉱石31
中の微粒33は、気体流によって吹上げられ、ハウジン
グ24の上方に連通するダクト22を介してサイクロン
セパレータ23に導かれる。粉粒状の鉄鉱石31中の粗
粒34は、上段流動層32内に滞留した後、粗粒移送管
35を介して、下段分散板26上に形成される下段流動
層36内に導かれる。サイクロンセパレータ23内に導
かれた微粒33は、遠心力集塵作用によってサイクロン
セパレータ23の下方に捕集され、微粒捕集管37に導
かれる。微粒捕集管37に導かれた微粒の少なくとも一
部は、微粒循環管37aを介して下段流動層36内に導
かれる。サイクロンセパレータ23からは、排気管38
を介して、微粒33が分離された排ガス38aが排出さ
れる。下段流動層36からは、粗粒供給管39を介して
粗粒が溶融還元炉に供給される。サイクロンセパレータ
23によって捕集され、微粒捕集管37に導かれた微粒
は、微粒循環管37aと分岐する微粒供給管37bを介
して溶融還元炉へ供給される。粗粒移送管35は、第1
傾斜ダクト35a、第1垂直ダクト35b、水平ダクト
35c、第2垂直ダクト35dおよび第2傾斜ダクト3
5eから構成される。このうち第1垂直ダクト35b、
水平ダクト35cおよび第2垂直ダクト35dは、マテ
リアルシール部を構成する。すなわち上段流動層32か
ら供給される粗粒34が水平ダクト35cに安息角を形
成して堆積し、粗粒移送管35を介して還元ガスが下段
流動層36から上段流動層32へ直接流れないように封
止する。なお、この水平ダクト35cの代わりに、バッ
ファータンクを設けることも可能である。同様のマテリ
アルシール部37cは、微粒循環管37aの途中にも設
けられる。図2は、図1図示の実施例の構成を簡略化し
て示し、対応する部分には同一の参照符を付す。本実施
例による流動層炉は、鉄鉱石装入管30から供給される
粉粒状の鉄鉱石原料を、還元ガス入口29から供給され
る還元ガス29aを用いて効率的に還元することができ
る。微粒と粗粒が混在した鉄鉱石は、まず上段流動層3
2内部に装入される。微粒は上段流動層32内より出
て、排ガスとともにサイクロンセパレータ23に導かれ
る。サイクロンセパレータ23では、微粒が分離され、
サイクロンセパレータ23の下部に捕集される。捕集さ
れた微粒は、微粒捕集管37に導かれ、一部は微粒供給
管37bを介して溶融還元炉へ供給される。他は微粒循
環管37aを介して下段流動層36内に装入される。微
粒は再び還元ガスとともに上昇し、下段流動層36を出
て上段分散板25のノズル孔27を通過し、上段流動層
32内に入る。以下、鉄鉱石装入管30から投入される
粉粒状鉄鉱石内の微粒と同様に、サイクロンセパレータ
23に導かれる。このようにして、微粒は還元ガスと繰
返し接触しながら還元される。一方粗粒は、上段流動層
32内で還元ガスと混合されながら予備還元され、粗粒
移送管35を経て下段流動層36に至り、そこで還元ガ
スと混合されながらさらに予備還元されて、最終的には
粗粒供給管39を経て溶融還元炉へ送られる。還元ガス
29aは、還元ガス入口29から風箱28に入り、下段
分散板26を経て下段流動層36に至る。下段流動層3
6内では、粉粒状の鉄鉱石を流動させながら予備還元
し、微粒とともに上段流動層32内に至る。粗粒移送管
35と微粒循環管37aには、図1図示のようなマテリ
アルシール部が形成され、これによって流動層炉として
の出入口圧力差に耐えることができる。本実施例によれ
ば、下段流動層36では正確な分級が行われなくてもよ
いので、空塔部24bの垂直方向寸法は従来の技術で必
要であった7mより小さくすることができ、実際には3
〜4mで充分となる。したがって装置全体として必要な
高さは、1日当たり1000トンの生産能力の設備では
40mで充分である。微粒が流動層内に入り込み、一時
的に滞留するので、微粒の流動層炉内の滞留時間は、炉
内ガスの流速が約5m/sのときに1パス当たり約8秒
となり、先行技術に比して大幅に増加する。鉄鉱石とし
て投入された微粒の一部は、サイクロンセパレータ23
によって捕集された後で、微粒供給管37bを介して溶
融還元炉へ送られるので、予備還元率を低くする影響を
及ぼすが、1パス当たりの滞留時間が長くなるので、平
均の予備還元率は図3図示の先行技術での値約18%よ
りも大きくなると試算される。しかも設備全体が小形に
構成されるので、設備重量も従来の60%程度でよい。
本実施例では、マテリアルシール部を設けて出入口圧力
差に耐えるようにしているけれども、粗粒移送管35ま
たは微粒循環管37aの配管系統に2個の弁を設け、そ
れらの弁を交互に開閉することによって出入口圧力差に
よるガスの流通防止を確実に行うようにしてもよいこと
は勿論である。また、上段分散板25のノズル孔27の
径を大きくすることによって、上段流動層32内の粗粒
34の一部を、ノズル孔27を経て下段流動層36へ直
接移動可能なようにしてもよいことは勿論である。ま
た、上段流動層32が形成される空塔部24aの内壁を
コーン状にして、噴流層に近い流動層を形成するように
してもよい。さらに、下段流動層36内で激しく上下方
向に運動する粗粒の一部が、上段分散板25のノズル孔
27を経て上段流動層32内へ入ることが許容され、そ
の結果、炉の垂直方向の大きさを小さくできるし、また
上段分散板25の下面に粗粒が衝突することにより上段
分散板25の下面への鉱石の付着が防止できる。また、
上段流動層32内に、酸素(O2)ガスまたはO2を含む
空気等のガスを吹込んで、還元ガスなどの一部を燃焼さ
せて温度を上昇させるようにしてもよいことは勿論であ
る。またサイクロンセパレータ23を複数個設けて、微
粒の捕集効率を上げるようにしてもよいことは勿論であ
る。本実施例によれば、流動層が2段であるので、エネ
ルギー利用効率が向上し、運転費が低減する。また循環
する微粉の滞留時間が飛躍的に増大するので、2段のい
ずれの流動層が形成される空塔部の垂直方向の長さは小
さくてもよく、設備費を低減することができる。2つの
流動層間が直結されているので、流動層間粗粒鉱石移動
装置がコンパクトになり、中間のサイクロンセパレータ
が不要となるので、設備費が低減される。サイクロンセ
パレータで捕集された微粒鉱石は、下段流動層で循環し
て使用するので、サイクロンセパレータを設置する高さ
レベルが低く、その支持のための建屋が小さくてよいの
で、設備費用が低減される。また微粒鉱石の滞留時間が
増大し、還元率が上昇するので、エネルギー効率が良好
となり運転費が低減される。さらに微粒から塊状までの
広い粒度分布を有する安価な原料鉱石を前処理せずに使
用可能であるので、運転費が低減される。以上の実施例
では、粉粒状の鉄鉱石を予備還元して、溶融還元炉に供
給する鉄鉱石還元用流動層炉20について説明している
けれども他の金属の還元や、セメントや焼石灰の焼成な
どに用いてもよいことは勿論である。また、上記実施例
では、2つの空塔部24aと24bの内径は等しいとし
ているが、2つの部分の流動層部の温度や圧力が大きく
異なる等の原因により、2つの空塔部24aと24bの
内径を等しくしない、たとえば空塔部24aの内径を2
4bの内径より大きくすることは充分有り得ることは勿
論である。なお、本発明における流動層とは、噴流層も
含む意味を有している。
に留まることができずに気体流とともに排出される微粉
の原料は、サイクロンセパレータで捕集され、循環して
利用することができる。流動層内に留まる大きさの粉粒
状原料は、上段側の流動層から移送手段によって下段側
の流動層に移送され、複数の流動層内で気体流と反応さ
せることができる。このため、粒度分布の範囲の広い安
価な原料を使用して、有効な反応を生じさせることがで
きる。また、ハウジング内に複数の流動層が形成される
にもかかわらず、サイクロンセパレータは1基でよいの
で、設備全体を小形に構成することができる。
の概略的な構成を示す断面図である。
図である。
て示す断面図である。
て流動状態で各種反応を生じさせる流動層炉に関する。
ルやクロム等の非鉄の精錬、セメントや焼石灰などの製
造に用いられている。近年、鉄鉱石などを溶融状態で直
接還元して鉄を製造する溶融還元法が開発されている。
鉄の溶融還元法の一環として、粉粒状の鉄鉱石を使用す
る流動層形式の予備還元炉についての先行技術は、たと
えば特開平1−129915号公報、実開平2−942
42号公報、特開平3−130314号公報あるいは特
開平3−183710号公報などで開示されている。
ている先行技術では、予備還元炉の下方から還元ガスを
導入し、分散板上に鉱石の流動層を形成し、予備還元炉
上方からの排ガスをサイクロンセパレータに導き、分離
された微粉粒状の予備還元鉱石を溶融還元炉に供給する
とともに、分散板の中央部からも中・粗粒状の予備還元
鉱石を溶融還元炉に供給する。実開平2−94242号
公報に開示されている先行技術では、第1の予備還元炉
に原料鉱石を装入し、その排ガス中からサイクロンによ
って分離された微粉鉱石を第2予備還元炉に装入し、第
1および第2の予備還元炉から粗粒および細粒の還元鉱
石をそれぞれ取出して溶融還元炉に供給する。特開平3
−130314号公報に開示されている先行技術では、
1段目の流動層炉に原料鉱石を装入し、中間予備還元鉱
石を2段目の流動層炉に装入して、予備還元鉱石を得
る。
ている先行技術は、概略的に図3図示のような構成を有
する。すなわち、1号流動層炉1および2号流動層炉2
の2つの流動層炉を有し、これらの間には中間サイクロ
ン3が接続され、2号流動層炉2にはさらに最終サイク
ロン4が接続される。1号流動層炉1の下方の風箱5に
は、還元ガス入口6から還元ガス6aが供給される。風
箱5の上方には分散板7が設けられ、分散板7上方の空
塔部1aに流動層を形成することができる。空塔部1a
の上部は、ダクト8を介して中間サイクロン3に連通す
る。中間サイクロン3から排出されたガスは、ダクト9
に導かれて、2号流動層炉2の下部の風箱10内に導入
される。風箱10の上方には分散板11が設けられ、2
号流動層炉2の上方の空塔部2a内に流動層を形成する
ことができる。空塔部2aの上部はダクト12によって
最終サイクロン4に連通する。最終サイクロン4は、排
気管13から排ガス13aを排出する。
の上方に装入される。分散板11に原料14が装入され
ると流動層が形成され、その流動層から移送管15を介
して還元された原料が取出される。2号流動層炉2で還
元された原料のうち細粒の原料は、最終サイクロン4に
よって、捕集されて循環路16に導かれる。移送管15
および循環路16に導かれる原料は、移送管17を介し
て1号流動層炉1の分散板7上方に導かれる。中間サイ
クロン3によって捕集された原料は、循環管18を介し
て1号流動層炉1の分散板7上方に導かれる。
ともに一定の粒径で微粒と粗粒とを分ける分級効果を持
たせる必要がある。たとえば0.5mmを境に微粒と粗
粒とを分けるとすれば、分散板7および11の上方の炉
の高さは7m以上を必要とする。このため、装置全体の
高さは、1日あたり1000トンの能力を有するプラン
トで、最低60m必要となる。炉内ガスの流速は約5m
/sとなるので、微粒の炉内滞留時間は1パスで約4秒
間であり、数回循環させることによって予備還元率は1
8%程度になる。
5号公報に開示されている先行技術では、流動層が1段
であるので設備費用が小さくてよく、また微小な粉状か
ら塊状のものを含む幅広い粒度分布を有する安価な鉄鉱
石が使用可能であるという特徴を有する。しかしなが
ら、流動層が1段であるため、還元ガス中の一酸化炭素
(CO)や水素(H2)ガスの利用効率が悪い。特に微
粒は高速度で炉内を通過してガスと接触する時間が短く
還元されにくい。このため、このような微粒を充分に還
元するには、多量の鉱石を循環し、かつ空塔部を大きく
する必要がある。この結果設備費が大となり、またサイ
クロンで捕らえられずに下流側へ飛散する鉱石ロスも大
きくなる。
いる先行技術では、第1の予備還元炉から供給される粗
粒還元鉱石では1段の流動層による反応しか利用できな
いので還元ガスの利用効率が悪い。しかも2つの流動層
炉が必要となるので、設備費用が大きくなる。さらに、
小径用の流動層は一定粒径未満の微小鉱石は扱えないの
で、整粒を要し、鉱石費用が上昇する。
ている先行技術では、2段の流動層によって粉状の鉄鉱
石を還元しているが、鉄鉱石の循環は行われていない。
このため投入前に、対象となる鉄鉱石の粒度を揃える必
要があり、鉱石費用が増加する。また微粒の還元を高め
て還元ガスを充分に利用するためには、空塔部を大きく
する必要があり、設備費用が増大する。
を用いて粉状の原料を循環させることによって還元ガス
の利用効率を良好にすることができる。しかしながら、
空塔部を大きくする必要があるので垂直方向の高さが大
きくなり、設備費用が増大する。また一定の範囲内の粒
度の鉱石のみを対象とするので、大きな粒状の鉱石は粉
砕する必要があり、微小鉱石は整粒して除く必要があ
る。このため、鉱石費用は増加する。
ることができるとともに、小形の設備でも微細な粉状原
料を充分に滞留させることができ、広い範囲の粒度分布
を有する安価な原料を、前処理なしで使用することがで
きる流動層炉を提供することである。
を装入して流動状態で反応させる流動層炉において、鉛
直上方に延びて、最下部に形成される風箱に流動層形成
用の気体流が供給されるハウジングと、通気性を有し、
鉛直方向に間隔をあけて設けられ、ハウジング内を複数
の空間に仕切り、仕切られた空間内に粉粒状原料の流動
層を形成する分散板と、上段側の分散板の上方の空間に
形成される流動層と、下段側の分散板の上方の空間に形
成される流動層とを連結し、流動状態の原料を上方から
下方へ移送させる移送手段と、ハウジング最上部の空間
から排出される気体流が導かれるサイクロンセパレータ
と、サイクロンセパレータによって捕集された粉粒状原
料の少なくとも一部をハウジング内の下段側に形成され
る流動層内に導く循環手段とを含むことを特徴とする流
動層炉である。
複数の分散板と、移送手段と、サイクロンセパレータ
と、循環手段とを含む。ハウジングは鉛直上方に延び
て、最下部に形成される風箱に流動層形成用の気体流が
供給される。ハウジング内には、通気性を有する複数の
分散板が鉛直方向に間隔をあけて設けられる。分散板に
よって仕切られた複数の空間内には、粉粒状原料の流動
層が形成される。移送手段は、上段側の分散板の上方の
空間に形成される流動層と、下段側の分散板の上方の空
間に形成される流動層とを連結するので、流動状態の原
料が上方から下方へ移送される。ハウジング最上部の空
間から排出された気体流はサイクロンセパレータへ導か
れ、そこで気体流中に浮遊していた微粒は遠心力集塵作
用によって捕集される。捕集された微粒の少なくとも一
部は、ハウジング内の下段側に形成される流動層内に導
かれる。流動層内に循環された微粒のうちのかなりの部
分は、直ちに流動層を出ることなく、流動層を形成する
粗粒に衝突しながらしばらく流動層内に留まるため、気
体との接触時間が長く、したがって循環反応が良好に進
行する。
に形成される流動層内に粉粒状の原料を装入すると、微
粒は気体流とともに移動し、ハウジングとサイクロンセ
パレータ内で気体と反応しながらサイクロンセパレータ
に捕らえられた後、その少なくとも一部は下段側の空間
に形成される流動層内に循環されて、繰返して気体と反
応する。装入された原料のうちの微粒以外の粉粒状原料
である粗粒は、上段側の流動層内で気体と反応した後、
移送手段を介して下段側の流動層内に移送される。この
ため粗粒は、複数の流動層内で気体流と接触して反応す
ることができる。すなわち、流動層内に留まらずに気体
流とともに排出される微粒は循環して気体流と反応し、
流動層内に留まる粗粒は複数の流動層で気体流と反応す
る。このようにして微粒、粗粒ともに気体流との接触時
間が長くなるので、予備還元炉における予備還元率を大
きくしたり、焼成炉などにおける熱効率を高めることが
できる。しかも、炉体が1基でよく、かつ複数の流動層
が形成されるにもかかわらず、サイクロンセパレータも
1基でよいので、流動層炉全体の設備を小形に構成する
ことができる。
用流動層炉20の概略的な構成を示す。鉄鉱石還元用流
動層炉20は、粉粒状の鉄鉱石を還元するために使用さ
れ、流動層炉本体21、ダクト22およびサイクロンセ
パレータ23から構成される。流動層炉本体21は、鉛
直上方に延びるハウジング24内が、上段分散板25お
よび下段分散板26によって仕切られる。各分散板2
5,26には、鉛直方向に貫通する複数のノズル孔27
が設けられる。ハウジング24の最下部には、風箱28
が形成される。風箱28には、還元ガス入口29が接続
され、COやH 2などを含む還元ガス29aが供給され
る。
は、鉄鉱石装入管30を介して粉粒状の鉄鉱石31が装
入され、そこで微粒と粗粒に分けられる。風箱28に供
給された還元ガス29aは、下段分散板26および上段
分散板25のノズル孔27をそれぞれ通過して上段分散
板25上に上昇気流を形成する。この上昇気流により粗
粒が流動し、上段流動層32が形成される。粉粒状の鉄
鉱石31中の微粒33は、気体流によって吹上げられ、
ハウジング24の上方に連通するダクト22を介してサ
イクロンセパレータ23に導かれる。粉粒状の鉄鉱石3
1中の粗粒34は、上段流動層32内に滞留した後、粗
粒移送管35を介して、下段分散板26上に形成される
下段流動層36内に導かれる。サイクロンセパレータ2
3内に導かれた微粒33は、遠心力集塵作用によってサ
イクロンセパレータ23の下方に捕集され、微粒捕集管
37に導かれる。微粒捕集管37に導かれた微粒の少な
くとも一部は、微粒循環管37aを介して下段流動層3
6内に導かれる。サイクロンセパレータ23からは、排
気管38を介して、微粒33が分離された排ガス38a
が排出される。下段流動層36からは、粗粒供給管39
を介して粗粒が溶融還元炉に供給される。サイクロンセ
パレータ23によって捕集され、微粒捕集管37に導か
れた微粒は、微粒循環管37aと分岐する微粒供給管3
7bを介して溶融還元炉へ供給される。
a、第1垂直ダクト35b、水平ダクト35c、第2垂
直ダクト35dおよび第2傾斜ダクト35eから構成さ
れる。このうち第1垂直ダクト35b、水平ダクト35
cおよび第2垂直ダクト35dは、マテリアルシール部
を構成する。すなわち上段流動層32から供給される粗
粒34が水平ダクト35cに安息角を形成して堆積し、
粗粒移送管35を介して還元ガスが下段流動層36から
上段流動層32へ直接流れないように封止する。なお、
この水平ダクト35cの代わりに、バッファータンクを
設けることも可能である。同様のマテリアルシール部3
7cは、微粒循環管37aの途中にも設けられる。
して示し、対応する部分には同一の参照符を付す。本実
施例による流動層炉は、鉄鉱石装入管30から供給され
る粉粒状の鉄鉱石原料を、還元ガス入口29から供給さ
れる還元ガス29aを用いて効率的に還元することがで
きる。微粒と粗粒が混在した鉄鉱石は、まず上段流動層
32内部に装入される。微粒は上段流動層32内より出
て、排ガスとともにサイクロンセパレータ23に導かれ
る。サイクロンセパレータ23では、微粒が分離され、
サイクロンセパレータ23の下部に捕集される。捕集さ
れた微粒は、微粒捕集管37に導かれ、一部は微粒供給
管37bを介して溶融還元炉へ供給される。他は微粒循
環管37aを介して下段流動層36内に装入される。微
粒は再び還元ガスとともに上昇し、下段流動層36を出
て上段分散板25のノズル孔27を通過し、上段流動層
32内に入る。以下、鉄鉱石装入管30から投入される
粉粒状鉄鉱石内の微粒と同様に、サイクロンセパレータ
23に導かれる。このようにして、微粒は還元ガスと繰
返し接触しながら還元される。一方粗粒は、上段流動層
32内で還元ガスと混合されながら予備還元され、粗粒
移送管35を経て下段流動層36に至り、そこで還元ガ
スと混合されながらさらに予備還元されて、最終的には
粗粒供給管39を経て溶融還元炉へ送られる。還元ガス
29aは、還元ガス入口29から風箱28に入り、下段
分散板26を経て下段流動層36に至る。下段流動層3
6内では、粉粒状の鉄鉱石を流動させながら予備還元
し、微粒とともに上段流動層32内に至る。粗粒移送管
35と微粒循環管37aには、図1図示のようなマテリ
アルシール部が形成され、これによって流動層炉として
の出入口圧力差に耐えることができる。
確な分級が行われなくてもよいので、空塔部24bの垂
直方向寸法は従来の技術で必要であった7mより小さく
することができ、実際には3〜4mで充分となる。した
がって装置全体として必要な高さは、1日当たり100
0トンの生産能力の設備では40mで充分である。微粒
が流動層内に入り込み、一時的に滞留するので、微粒の
流動層炉内の滞留時間は、炉内ガスの流速が約5m/s
のときに1パス当たり約8秒となり、先行技術に比して
大幅に増加する。鉄鉱石として投入された微粒の一部
は、サイクロンセパレータ23によって捕集された後
で、微粒供給管37bを介して溶融還元炉へ送られるの
で、予備還元率を低くする影響を及ぼすが、1パス当た
りの滞留時間が長くなるので、平均の予備還元率は図3
図示の先行技術での値約18%よりも大きくなると試算
される。しかも設備全体が小形に構成されるので、設備
重量も従来の60%程度でよい。
て出入口圧力差に耐えるようにしているけれども、粗粒
移送管35または微粒循環管37aの配管系統に2個の
弁を設け、それらの弁を交互に開閉することによって出
入口圧力差によるガスの流通防止を確実に行うようにし
てもよいことは勿論である。また、上段分散板25のノ
ズル孔27の径を大きくすることによって、上段流動層
32内の粗粒34の一部を、ノズル孔27を経て下段流
動層36へ直接移動可能なようにしてもよいことは勿論
である。
24aの内壁をコーン状にして、噴流層に近い流動層を
形成するようにしてもよい。さらに、下段流動層36内
で激しく上下方向に運動する粗粒の一部が、上段分散板
25のノズル孔27を経て上段流動層32内へ入ること
が許容され、その結果、炉の垂直方向の大きさを小さく
できるし、また上段分散板25の下面に粗粒が衝突する
ことにより上段分散板25の下面への鉱石の付着が防止
できる。
ガスまたはO2を含む空気等のガスを吹込んで、還元ガ
スなどの一部を燃焼させて温度を上昇させるようにして
もよいことは勿論である。またサイクロンセパレータ2
3を複数個設けて、微粒の捕集効率を上げるようにして
もよいことは勿論である。
で、エネルギー利用効率が向上し、運転費が低減する。
また循環する微粉の滞留時間が飛躍的に増大するので、
2段のいずれの流動層が形成される空塔部の垂直方向の
長さは小さくてもよく、設備費を低減することができ
る。2つの流動層間が直結されているので、流動層間粗
粒鉱石移動装置がコンパクトになり、中間のサイクロン
セパレータが不要となるので、設備費が低減される。サ
イクロンセパレータで捕集された微粒鉱石は、下段流動
層で循環して使用するので、サイクロンセパレータを設
置する高さレベルが低く、その支持のための建屋が小さ
くてよいので、設備費用が低減される。また微粒鉱石の
滞留時間が増大し、還元率が上昇するので、エネルギー
効率が良好となり運転費が低減される。さらに微粒から
塊状までの広い粒度分布を有する安価な原料鉱石を前処
理せずに使用可能であるので、運転費が低減される。
還元して、溶融還元炉に供給する鉄鉱石還元用流動層炉
20について説明しているけれども他の金属の還元や、
セメントや焼石灰の焼成などに用いてもよいことは勿論
である。また、上記実施例では、2つの空塔部24aと
24bの内径は等しいとしているが、2つの部分の流動
層部の温度や圧力が大きく異なる等の原因により、2つ
の空塔部24aと24bの内径を等しくしない、たとえ
ば空塔部24aの内径を24bの内径より大きくするこ
とは充分有り得ることは勿論である。なお、本発明にお
ける流動層とは、噴流層も含む意味を有している。
に留まることができずに気体流とともに排出される微粉
の原料は、サイクロンセパレータで捕集され、循環して
利用することができる。流動層内に留まる大きさの粉粒
状原料は、上段側の流動層から移送手段によって下段側
の流動層に移送され、複数の流動層内で気体流と反応さ
せることができる。このため、粒度分布の範囲の広い安
価な原料を使用して、有効な反応を生じさせることがで
きる。また、ハウジング内に複数の流動層が形成される
にもかかわらず、サイクロンセパレータは1基でよいの
で、設備全体を小形に構成することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 粉粒状の原料を装入して流動状態で反応
させる流動層炉において、 鉛直上方に延びて、最下部に形成される風箱に流動層形
成用の気体流が供給されるハウジングと、 通気性を有し、鉛直方向に間隔をあけて設けられ、ハウ
ジング内を複数の空間に仕切り、仕切られた空間内に粉
粒状原料の流動層を形成する分散板と、 上段側の分散板の上方の空間に形成される流動層と、下
段側の分散板の上方の空間に形成される流動層とを連結
し、流動状態の原料を上方から下方へ移送させる移送手
段と、 ハウジング最上部の空間から排出される気体流が導かれ
るサイクロンセパレータと、 サイクロンセパレータによって捕集された粉粒状原料の
少なくとも一部をハウジング内の下段側に形成される流
動層内に導く循環手段とを含むことを特徴とする流動層
炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20823692A JPH0730375B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 流動層炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20823692A JPH0730375B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 流動層炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649520A true JPH0649520A (ja) | 1994-02-22 |
JPH0730375B2 JPH0730375B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=16552912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20823692A Expired - Fee Related JPH0730375B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 流動層炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730375B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102090550B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-03-18 | 주식회사 포스코 | 유동로 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20823692A patent/JPH0730375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102090550B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-03-18 | 주식회사 포스코 | 유동로 |
WO2020111666A1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-06-04 | 주식회사 포스코 | 유동로 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730375B2 (ja) | 1995-04-05 |
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