JPH07302680A - 遠赤外線セラミックスヒータの電極端子接続方法 - Google Patents

遠赤外線セラミックスヒータの電極端子接続方法

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JPH07302680A
JPH07302680A JP12565394A JP12565394A JPH07302680A JP H07302680 A JPH07302680 A JP H07302680A JP 12565394 A JP12565394 A JP 12565394A JP 12565394 A JP12565394 A JP 12565394A JP H07302680 A JPH07302680 A JP H07302680A
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JP
Japan
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electrode terminal
heater
far infrared
electrode terminals
heat generation
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Application number
JP12565394A
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English (en)
Inventor
Taku Kawabe
卓 河部
Nobuyuki Hasegawa
信之 長谷川
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Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠赤外線セラミックスヒータの電極端子接続
部における接触抵抗を下げ、局部発熱を防止する。 【構成】 遠赤外線セラミックスヒータにおいて、該ヒ
ータ素体と電極端子の間に導電性編組線を挿入し圧接す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療、美容をはじめ、
電子工業、食品産業等の加熱源に用いられる遠赤外線ヒ
ータのうち、遠赤外線セラミックスヒータに関するもの
で、とくに当該「遠赤外線ヒータ」(特開昭63−30
7682)に利用する電極端子の接続方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、遠赤外線セラミックスヒータの電
極端子の接続は、ヒータ素体の両端に孔を空け、電極端
子に締付ボルト及ナットで固定し、電源リード線に接続
する方法が一般的であった。通常、遠赤外線セラミック
スヒータによる被焼成物の加熱温度は150℃〜200
℃であるが、それ以上の加熱温度が要求される場合、該
ヒータの表面温度は500℃程度となり、電極端子の接
続部も300℃の使用温度限界以上の高温となる。とこ
ろで、上記の従来の方法では、ヒータ素体の表面状態に
よっては点接触の状態になり、局部発熱を起こし、ヒー
タ自体が短寿命であるという欠点があった。又、ヒータ
素体を製造する場合において、ヒータ素体に孔を空けた
後焼成する工程で該孔部からの亀裂の発生など得率低下
の問題があり、一方製品得率を上げるために焼成後孔加
工をする方法もあるが、加工費の面で不経済であるとい
う問題もある。又、上記局部発熱を防止する目的で接触
面積を大きくとるためには、ヒータ素体及び電極端子の
接触面を精密仕上げするのが最も良い方法であるが、一
般に金属質である電極端子の表面仕上げはともかく、セ
ラミック質であるヒータ素体の表面仕上げは、仕上げ精
度にもよるが、かなりの費用がかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の方法
では局部発熱の問題、得率低下の問題、加工上の経済的
な問題等があり、大きな問題となっていた。これらの問
題を解決するためには、ヒータ素体に孔を空けずに安定
した電極端子の接続が可能な方法を見い出す必要があっ
た。その方法としてヒータ素体の表面に多少の凹凸があ
っても、電極端子との接続においてその接触面積を大き
くとることを本発明で考えた。本発明は以上のような問
題点を解消させ、ヒータ素体と電極端子の接触面積を大
きくした遠赤外線セラミックスヒータの電極端子接続方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の遠赤
外線セラミックスヒータの電極端子接続方法は、該ヒー
タ素体2と電極端子3の間に例えばアルミニウム質等の
導電性編組線4を挿入し圧接することを特徴とする。ヒ
ータの形状については、板状のものが一般的に製造され
るが、他の形状として例えば立方体状のものでも何らさ
しつかえない。
【0005】
【作用】本発明を図面により説明する。図1は本発明の
一実施例を示す平面図であり、図2はその断面図であ
る。図2は従来の平面図であり、図3はその断面図であ
る。従来は図3、図4において、ヒータ素体2の両端に
孔を空け、それに対応して孔の空いた電極端子3に締付
ボルト及ナット1で圧接固定し電源リード線5に接続す
る方法である。これに対し本発明は図1、図2におい
て、ヒータ素体2の両端に導電性編組線4を置き、その
間を電極端子3ではさみ込み、締付ボルト及ナット1で
圧接締め付けて電源リード線5に接続する方法である。
従って本発明では熱サイクルによる熱膨張に対しては導
電性編組線の構造独自の特性である弾力性が働き、その
クッション性によって安定した接触面積が確保される。
さらに編組線の線材自体にかかった圧力により、線接触
が面接触に変わり、接触面積が大きくなる作用が働いて
接触部での接触抵抗が下がり、局部発熱が防止できるこ
とになるのである。
【0006】
【実施例】本発明を実施例により説明する。本発明の遠
赤外線セラミックスヒータの電極端子接続方法を炉内寸
法幅450mm、高さ100mm、奥行630mm、電
気容量6kw、のメッシュベルトコンベヤ炉に採用し、
被焼成物の180℃での乾燥を目的に大気雰囲気中で本
遠赤外線セラミックスヒータの周辺温度を測定した。測
定結果を下表に示す。比較のため、従来の遠赤外線セラ
ミックスヒータの電極端子接続方法により、同一炉、同
一条件にて測定した結果も示す。
【0007】
【表1】 上記のように、本発明は電極端子の接続部において、局
部加熱が全く生じないという良好な結果を示した。
【0008】
【発明の効果】以上記したように、本発明に係わる遠赤
外線セラミックスヒータの電極端子接続方法は、ヒータ
素体に孔空け加工をなくすことによりほぼ27%のコス
トダウンが図れ、特に電極端子の接続部での局部発熱が
皆無となることはヒータの寿命の点で画期的と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来の平面図である。
【図4】従来の縦断面図である。
【符号の説明】
1 締付ボルト及ナット 2 ヒータ素体 3 電極端子 4 導電性編組線 5 電源リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠赤外線セラミックスヒータにおいて、
    該ヒータ素体と電極端子の間に導電性編組線を挿入し圧
    接することを特徴とする遠赤外線セラミックスヒータの
    電極端子接続方法。
JP12565394A 1994-04-28 1994-04-28 遠赤外線セラミックスヒータの電極端子接続方法 Pending JPH07302680A (ja)

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Effective date: 20040720