JPH07302636A - 改良型電気コネクタ - Google Patents

改良型電気コネクタ

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JPH07302636A
JPH07302636A JP7011529A JP1152995A JPH07302636A JP H07302636 A JPH07302636 A JP H07302636A JP 7011529 A JP7011529 A JP 7011529A JP 1152995 A JP1152995 A JP 1152995A JP H07302636 A JPH07302636 A JP H07302636A
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JP
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socket
fingers
finger
pin
connector
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JP7011529A
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English (en)
Inventor
Roger W Byczek
ダブリュー ビチェック ロジャー
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Woodhead Industries LLC
Original Assignee
Woodhead Industries LLC
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/15Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
    • H01R13/18Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with the spring member surrounding the socket

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ピンおよびソケットのコネクタの雌ソケット
を改良して、よく起きる故障モードを解消する。 【構成】 ピンおよびソケットの電気コネクタ用の改良
型雌コネクタ素子は、少なくとも4つのフレキシブル・
フィンガー30〜33、あるいは「片持ビーム」から成
り、それらのフィンガーは雄コネクタのピンを受け入れ
る円筒形ソケット35を形成します。円筒形スリーブ
は、フィンガーを取り囲み、フィンガーの固定されてい
ない終端よりも更に先に伸び、内側方向に伸びて環状の
ガイド・リップを形成して、ピンの挿入開口を定義しま
す。リップは、ソケット内にピンを正確にガイドするこ
と、および挿入可能なピンのサイズを制限することの両
方の役目を果たします。このようにして、フィンガーの
破損を減少させる一方、丈夫で安定したコネクタを提供
します。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに関する
ものです、さらに特定すると、特に低電圧、信号通信、
あるいは制御信号などの多数の工業アプリケーションで
使用されるタイプのピンおよびソケットの電気コネクタ
に関するものです。
【0002】
【従来の技術】現在、市場に出回っているピンおよびス
リーブの電気コネクタの雌接触子は、通常の形態の1つ
は、2つの相対する半円周のフィンガー(あるいは時に
は「ビーム」とも呼ばれる)で構成されています。これ
ら2つのフィンガーが共同で、長く伸びた円筒形ソケッ
トあるいは雌ソケットを形成して、雄コネクタ・ピンを
受け入れます。両方のフィンガーは不可欠な部分であ
り、片持状に共通基部から伸びます。従って、各フィン
ガーは、共通基部から末端に向かって半円筒で先端方向
に伸びます。それらが共同で、割円筒、つまりソケット
を形成します。2つの半円周フィンガーの末端は、接続
の際に、ピンが配置されるソケットの挿入開口を形成し
ます。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】円筒スリーブは、フィ
ンガーの外縁の周囲に配置され、フィンガーの基部から
最先端寄り近くあるいは末端まで伸びます。言い換える
と、従来の技術では、フィンガーの最先端寄りの終端
は、そこで雌雄コネクタの結合の際にコネクタピンを受
け入れる位置となり、スリーブより先端寄りに伸びてい
ます。従って、円筒スリーブは、フィンガーの基部では
フィンガーの外側へのたわみは制限するが、挿入終端は
固定されていないために、そこで破損が発生する可能性
があります。典型的に、この型のコネクタは、2つない
し5つ以上の電極を持ち、各電極は、雄コネクタの結合
ピンおよび雌コネクタのそれぞれのソケットによって代
表されます。雄および雌コネクタ両方のコネクタ素子は
全て、インサート(入れ子)と呼ばれるプラスチック製
ボデーによって位置に固定されます。電気ケーブルは、
各電極ごとに1本の導電ワイヤを持ち、雌雄コネクタに
集められ、ワイヤは各コネクタ素子に取付けられます。
柔らかい絶縁性プラスチック被覆あるいはシースは、ケ
ーブルのジャケットをインサート(入れ子)にブリッジ
するためにモールドされます。従って、これらのコネク
タは、業界では「モールデド」コネクタと呼ばれます。
【0004】このタイプのコネクタでは、インサートさ
れるピンの直径を制限するための主要機構は、フィンガ
ー延長の最先端から少し先でプラスチックのインサート
・ボディで形成される開口です。しかし、インサート・
ボディは、柔軟なモールデド・プラスチックで形成され
ているために、力が加えられると変形します。このため
に、対応する雌コネクタに、大きすぎるピンを持つ雄コ
ネクタを組み合わせを試みることは珍しいことではあり
ません。これが破損を招くことになります。経験から、
従来の技術による雌コネクタには、構造上2つ問題点が
あることが知られています。モールデド・コネクタは典
型的に工業あるいは商業アプリケーションで使用される
こと、また荒々しい状況下で使用されることを了解する
必要があります。ピンは踏み付けられたり、またはその
他の取り扱い上の間違いによって、1つ以上のピンが雄
コネクタのその他のピンとの調整が不良(つまり、平行
しない)になる可能性があります。雄コネクタを雌コネ
クタへ組み合わせる際に、調整不良のピンがソケットを
破損する原因になります。たとえピンの調整が不良でな
かった場合でも、雄コネクタを雌コネクタに組み合わせ
る際に、モールデド・コネクタは荒々しい状況下での取
り扱いによって、雄コネクタの1本以上のピンが挿入さ
れる関連雌ソケットの軸と調整不良になることは頻繁に
起き、その場合にも、ソケット素子を破損する可能性が
あります。
【0005】このように、通常の故障は、挿入の際にピ
ンの調整不良に起因します。つまり、フレキシブル・フ
ィンガーは、それを取り囲むメタル円筒スリーブより先
に伸びていてスリーブで保護されていないために、ソケ
ットの差し込み口での屈折の原因になります。破損の程
度は、フィンガーの形(つまり、半円筒形)、及びこの
種のコンタクトが作られてきた従来の素材である真ちゅ
うの種類の特性が原因となって、一層悪化します。フィ
ンガーは、やや低弾性の真ちゅう合金から切削されるた
め、通常の応力たわみ(ストレス・デフレクション)よ
りかなり簡単に屈折します。そうなると、メタルは過大
応力を受けたり、あるいは引裂さえ起きることがありま
す。いずれの場合でも、フィンガーの弾性特性は失わ
れ、その結果、安定した電気的接続を確立する能力が失
われます。第二の問題点は、これも従来の技術による設
計の半円筒形フィンガーの剛性及び形状が原因となって
起きますが、雌コネクタが設計意図したよりも大きい直
径を持つピンが挿入されると、フィンガーは損傷を受け
やすくなります。また、工業アプリケーションでの荒々
しい状況も考慮に入れる必要があります。ユーザが小さ
いソケットに大型サイズのピンを無理に入れることは珍
しいことではありません。もしもサイズの合わない大型
ピンでそれよりも小さい雌ソケットへの組み合わせを試
みると、半円筒形フィンガーの挿入終端は二つとも、保
護スリーブの終端あたりで外側へ曲げられます。もしも
充分な力が加えられてフィンガーが曲げられると、ここ
で故障が起きます。
【0006】本発明は、ピンとソケット・コネクタから
なる雌ソケットを改良して、前述の2つの通常の故障モ
ード−−つまり、大型ピンの挿入、あるいは通常サイズ
だがソケットの軸に対して整列不良のピンの挿入のいず
れかによって、通常の限界を超える応力超過に起因する
フレキシブル・フィンガーの屈折−−を解消することで
す。これら故障モードは両方とも、前述の通り、雌ソケ
ットのフレキシブル・フィンガーのたわみが、通常の応
力限度を超え、そのためにフィンガーに必要な弾性が失
われることに起因します。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィンガーの
円周形の延長を減じて、フレキシブル・フィンガーの力
/たわみ特性を増進させることにあります。このため
に、フレキシブル・フィンガーは、雌ソケットの軸の周
囲に約180°のラジアル孤形(あるいは、扇形)で半
円筒を形成する従来のフィンガー延長に替わって、本発
明のフィンガーは、約90°の扇形で伸びる4つに分割
したフィンガーからなり、ソケットの軸の周囲に直角位
相で配置されます。更に、個々のフィンガーそれぞれ
は、コネクタ素子の基部に接する部分がより小さい孤
形、つまりより「平たい」ために、テンションが減少さ
れます。従って本発明のフィンガーは、従来の技術によ
るフィンガーに比べて、前述の構造によって、所定の力
に対してたわみ性がより増大されます。メタル製スリー
ブは、フィンガーを取り囲み、且つフィンガーの終端よ
り先に伸びて内側へ折返り、引き続いて後方へ伸びるリ
ップを形成します。リップが、ソケット用の挿入開口を
定義する環状ガイドの表面を形成します。スリーブの環
状リップの保護構造とフィンガーのたわみ性の増加とが
相俟って、所定基準を改良せずに、ピンコネクト素子に
対してより安定した電気的連続性、及びこのタイプのモ
ールデド・コネクタの荒々しい使用状況に対してより耐
久性の増大した改良型雌ソケットを提供します。
【0008】本発明のその他の特徴および長所は、次の
実施例の詳細説明および付随の図解からこの技術の熟練
者には明白でありましょう。図解では、同一の参照符号
は各種の図面で同様の素子を参照します。
【0009】
【実施例】先ず、図1〜5で表示されている従来の技術
によるコネクタを参照します。参照符号10は概して、
雌モールデド・コネクタに指定されています。コネクタ
10は、硬度の低い(即ちフレキシブルな)プラスチッ
クボディ11を含み、そこに雌コネクタ素子が、以下で
説明するように、埋め込まれています。コネクタ・ボデ
ィ11とコネクタ素子の組み合わせは、インサート(入
れ子)として言及されます。次に、コネクタ素子は、図
3で符号12が指定されたワイヤーなど個々のワイヤー
に接続され、概して符号13で表示された絶縁性被膜あ
るいはシースで覆われて、概して符号15で表示された
マルチ導電ケーブルを形成します。ワイヤー12と雌コ
ネクタ素子は、図3で16で表示されている1つ、との
間で電気的接続が行われた後、符号17で表示されるコ
ネクタ部分がモールデドされて、ケーブル15をインサ
ート11に密封します。モールデド・ボディ17は、ワ
イヤーとコネクタ素子間の電気的接続をハーメチック・
シールで密封するばかりでなく、力学的強度も提供し、
更にワイヤー、およびコネクタ・ボディと素子を衝撃か
ら保護する役目も果たします。
【0010】参照までに、コネクタ各種部分に言及する
場合、「中心寄り」終端とはケーブル15に最も近い終
端であり、「先端寄り」終端あるいは部分とは組み合わ
せの際に雄ピンに対して最も近い終端を指します。コネ
クタ・ボディ11には、円周リム18が提供され、イン
サート・ボディ11上に配置された内側表面にねじ山の
ある継手ナット19は、ピンを持つ結合相手の雄コネク
タの外側表面にねじ山のある対応するスクリューと機械
的に連結します。ピンは、概して雌コネクタ素子の符号
20で表示されたソケットに受け入れられます。雄コネ
クタあるいははピンが雌コネクタ16のソケット20に
挿入された後、雄コネクタのインサートに取付けられた
それぞれの外面ねじ山にナット19がねじ込まれて、コ
ネクタはこの技術の熟練者に周知の方法でしっかりと確
実に結合されます。特に図4および5を参照します。ソ
ケット20には、雌コネクタ素子の基部23から伸びる
第1および第2の半円周形フィンガー21と22が含ま
れます。典型的に、これらのフィンガーは、雌コネクタ
素子のボディを切削して必要な深さの円周形中ぐりを形
成してから、中ぐりの軸を貫通しソケットを対角線上に
横切る切れ目を1つ付けることによって、形成されま
す。
【0011】円筒メタル製のカラー24は、フィンガー
21と22を取り囲みます。カラー24の内側表面に
は、フィンガー21と22の外側表面の外方向に対して
フィンガーのたわみを許容するわずかな隙間がありま
す。またカラーは、基部23の一段盛り上がった環状リ
ブ25から、片持フィンガー21と22の固定されてい
ない終端のやや中心寄りにある縁24aで定義される位
置まで、アキシャル方向に伸び、符号21aなどで表示
される固定されていない自由な終端は、スリーブ24に
よって保護されていません。図6〜9を参照します。そ
こに表示されているのは、本発明による改良型の雌ある
いはソケットのコネクタ素子です。すべてのそれぞれの
雄ピン・コネクタ素子に対して雌コネクタ素子が存在す
ること、および改良型雌素子はコネクタ・ボディに埋め
込まれて、これまでのように関連するケーブルのワーヤ
に接続されていることの真価は、この技術の熟練者の方
々に認められるでしょう。図6〜8を参照します。改良
型の雌あるいはソケットのコネクタ素子は概して、符号
26で表示されています。それには、円筒形基部27、
それに関連するコネクタ・ボディ内に雌コネクタ素子を
固定するための1対の環状ひげ28、および図9で符号
30、31、32、および33で表示される4つのフレ
キシブル・フィンガーから成る1セットが含まれます。
フィンガー30〜33は、直角位相で配列されて、関連
のピン・コネクタを受け入れるために、図6で概して符
号35と指定されたソケットを形成します。フィンガー
30〜33の側面は溝34〜37によって定義されま
す。
【0012】図9で表示されるように、フィンガー30
〜33はそれぞれが、90°よりやや小さい(つまり、
溝の幅の分だけ90°より小さい)軸の周囲に扇形で伸
びます。図7のフィンガー32および33に対してそれ
ぞれ32aおよび33aで表示されているように、各フ
ィンガーの先端寄りの縁の内側表面は30°の射角を形
成しています。全てのフィンガーは、円筒の扇形で形成
されるピン受け入れ表面を持ち、これは従来のソケット
に見られるものと類似しています。図9から、前述のよ
うに、それぞれのフィンガーあるいはビームは、ほぼ9
0°のラジアル扇形アークで伸びていることが見て取れ
ます。また、直角位相フィンガーはそれぞれ、図5で示
された従来の技術による2つの半円筒形フィンガーに比
べて、かなり平たい(つまり、終端から見た場合)こと
が分かります。これらのより平たい輪郭によって、フィ
ンガー基部との関連で個々のフィンガーに一層のたわみ
性が与えられるばかりでなく、フィンガーが後方に曲げ
られた場合、メタルの引裂あるいは過大応力への傾向が
ずっと低くなります。(「後方」とは、フィンガーの最
外端部分がラジアル方向にフィンガーを動かすことで、
基部に対してソケットの軸から離心方向へ曲がることを
意味します。)このように、この技術の熟練者には、フ
ィンガーの数を例えば6個あるいは8個にまで増加し
て、図9に表示されているよりも更にフィンガーを平た
くすることで、本発明の長所を達成することの真価が理
解されるでしょう。
【0013】雌コネクタ素子26の基部27の中心寄り
の部分は、その関連する送りケーブルからのワイヤーを
そこで受け入れるための、概して39で表示されるソケ
ットに形成されます。ワイヤーはクリンプあるいはハン
ダで所定の位置に取り付けられ、電気的および機械的接
続が両方同時に行われます。図7および8を参照しま
す。参照符号40と指定されたスリーブは、概して円筒
壁41および内側に折返った環状リップ42から成りま
す。スリーブ40は、ソケット35の直角位相に配列し
たフィンガーを受け入れ且つその周囲を取り囲み、スリ
ーブの最も中心寄りの終端は(すなわち、内側へ折返っ
たリップ42の反対の終端)、直角位相フィンガー・ソ
ケット35の基部に隣接するネック部分45で締まりば
めで受け入れられます。スリーブ40の長さあるいはア
キシャル寸法は、スリーブの最も中心寄り終端が雌コネ
クタ素子のカラー45に、力を入れておしこまれる際、
リップ42の内側縁あるいは固定されていない自由な縁
42aが、片持フィンガー30〜33(図8を参照)の
固定されていない末端45よりやや先に出る程度の長さ
です。このように、フィンガーは自由に外側にわたむこ
とができますが、環状リップ42のガイド機能によって
ソケットの軸を中心にして挿入されます。さらに、スリ
ーブ40の円筒壁41は、フィンガー30〜33の外側
にラジアル方向に僅かな間隙を持って配置されているた
めに、フィンガーのたわみを許すと同時に、円筒壁41
は更に、フィンガー全体に渡って外側へのたわみに対し
ての限界として、真価を発揮します。すなわち、全フィ
ンガーのどの部分も、スリーブの壁41の外郭より外へ
曲げられることはありません。さらに、スリーブ40の
内側に折返ったリップ42の内表面は、雌ソケットにピ
ンを挿入する際に、ガイドとして、また挿入可能なピン
の直径の限界として機能します。上述の従来の技術とは
正反対に、ソケットに挿入されるピンをガイドしたり挿
入されるピンのサイズを制限するインサート・ボディに
は、ポリ塩化ビニルなどの柔らかいプラスチック材料が
使用されます。
【0014】ピンの挿入方向に進むに従って直径が減少
するため、リップ42のガイド機能が高められます。図
7および9を参照してください。
【0015】
【発明の効果】本発明は、繰り返し電気的接続を確立す
る場合、たわみ性がより高い、安定性を備えた、且つ不
整列ピンの挿入や受け入れに設計された直径より大きい
直径のピンの挿入などによる使用ミスに対してより一層
の耐久性のある電気コネクタ素子を目標として、改良型
の片持ビームあるいはフレキシブル・フィンガー・タイ
プの雌ソケットを提供します。本発明のもう一つの長所
は、上述の説明では明かでありませんが、製造工程にお
いて、図1〜5で示されている従来の技術による2重ビ
ームを使用した場合よりも、本発明の直角位相ビーム構
造を使用した場合の方が、臨界許容量の変動量がより大
きいことです。この長所を理解するには、製造工程で、
先ず許容量がソケットの中心寄り終端の直径で設定さ
れ、その後ソケットが形成されることを理解する必要が
あります。次いで、フィンガーを定義するソケット側壁
に溝が形成されます。この製造手順は、2重ビーム構造
および直角位相ビーム構造の両方とも同じです。次に、
フィンガーは「スパンクされ」て(つまり、プレッシャ
ーでより小さい直径に形成される)、ソケットの直径
は、コネクタで安定した電気的連続性を確立するために
必要なプレッシャーを挿入ピンに及ぼすために、標準の
許容量を満足させる必要があります。スパンクされた
後、ソケットの中ぐりの直径のこの許容量は、本発明の
直角位相では更に一層大きくなります。これにより、製
造原価が削減されます。
【0016】このように、本発明の実施例を詳細に開示
してまいりましたが、この技術の熟練者には、これまで
に説明してきました(例えば、フィンガーを追加するこ
とで)一定の構造を修正することが可能であり、また発
明の基本をから外れることなくにここで開示されたもの
と同等の素子を代替することも可能でありましょう。従
って、ここに付随の特許請求項の目的は、その特許請求
項の真髄および範囲にあてはまるそのような修正および
代替を全て網羅することであります。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるモールデド・コネクタの側面
図で、ケーブルは短縮して描写されています。
【図2】図1の従来の技術によるコネクタの左側面図で
す。
【図3】図1の従来の技術によるコネクタの、ページ面
に平行して切断した、立断面図です。
【図4】図1の従来の技術によるコネクタの雌コネクタ
の拡大側面図で、一部分が断面図で表示されています。
【図5】図4で示された従来の技術による雌コネクタ素
子の、左側面図です。
【図6】本発明に従って作成された、改良型雌コネクタ
素子の側面図で、一部分が断面図で表示されています。
【図7】改良型コネクタ素子のスリーブの側面図で、一
部が断面図で表示されています。
【図8】コネクタ素子に組み合わされたスリーブを持つ
本発明の改良型雌コネクタの側面図です。しかし、スリ
ーブおよびソケットの上部左手は一部分がその内部を表
示するために断面図で表示されています。
【図9】図6で示された雌コネクタ素子の左側面図で
す。
【符号の説明】
10 雌コネクタ 11 インサート・ボディ(入れ子ボディ) 12 ワイヤー 13 雄ケーブル・シース 15 ケーブル 16 雌コネクタ素子 18 リム 19 ネジ山のあるナット 20 ソケット 21 フィンガー 半円周形 22 フィンガー 半円周形 23 雌コネクタ基部 24 カラー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピンを持つ雄電気コネクタの組立
    に使用される改良型雌電気コネクタ。該雌コネクタは、
    該ピンの関連ピンを受け入れ、電気連結を確立するため
    に改良された複数の雌コネクタ素子から成ります。各雌
    コネクタ素子は次のもので構成されます:総合導電性メ
    タルコネクタ。この基部は、少なくとも4個のフレキシ
    ブル・フィンガーが円筒ソケットを形成するように配置
    されて、そこで関連ピンを受け入れ、電気接続が行われ
    ます。各フィンガーは、片持状に該基部から伸び、他の
    フィンガーとは関係なく個別に該ソケットのラジアル方
    向にたわむことができます。さらに、該フィンガーを取
    り囲み、該フィンガーの外方向へのたわみを制限する、
    該ソケットの軸と同軸のメタル保護スリーブ。該スリー
    ブには、その挿入終端で内側に折返った環状リップがあ
    ります。該リップは、該雌コネクタ素子の該フィンガー
    によって定義される挿入開口と実質的に同等の同軸の挿
    入開口を定義します。該リップは、該ソケットの該ピン
    を挿入する際に、関連ピンのガイドとなります。該リッ
    プは、該フィンガーの固定されていない自由な終端に隣
    接しているが、外側に僅かに間隔をもって、アキシャル
    方向に伸びています。そこでは、該スリーブの該リップ
    が、挿入時に、該ソケットにピンを受け入れ、ガイド
    し、該ソケットに受け入れられるピンのサイズを制限し
    ます。さらに、該スリーブの円筒壁は、該フィンガーの
    外側へのたわみを制限して、該フィンガーの応力超過を
    予防します。
  2. 【請求項2】 そこでは、該フィンガーそれぞれが該ソ
    ケットの円筒壁の一部を形成し、且つ該ソケット壁の横
    断面によって定義される各フィンガーは円周の90°以
    下のラジアル扇形で伸びる特性を持つ請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 そこでは、フレキシブル・フィンガー
    は、該円筒ソケットの周囲に伸びる孤形の4つのフィン
    ガーからなり、それらの終端が協力してピンを受け入れ
    る挿入開口を形成し、該フィンガーは、該挿入開口から
    該ソケットの軸と平行に伸びる溝によって分離される請
    求項1の装置。
  4. 【請求項4】 さらに、コネクタ絶縁体での該雌コネク
    タ素子を固定するため、該基部の外側に伸びている少な
    くとも1つの環状形ひげからなる請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 さらに、ケーブルのワイヤーを受け入
    れ、且つ該ソケットに該ワイヤーを継ぐために、該基部
    でソケットを構成する請求項3の装置。
  6. 【請求項6】 そこでは、該スリーブが該雌コネクタ素
    子の該基部に軸付された円筒壁を構成し、該フィンガー
    の先端寄りに位置する末端を含む請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 そこでは、該スリーブの該環状リップは
    その末端で中心寄りに、すなわち該基部の方向に伸びる
    請求項6の装置。該フィンガーの末端の外側に位置する
    該リップの中心寄りの終端は、接続の際、該フィンガー
    の該末端によって定義された挿入開口内へピンをガイド
    する一方で、該スリーブの円筒壁の方向外側に該フィン
    ガーがたわめるようにする請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 改良型の雌電気コネクタ。これは、複数
    の雌コネクタ素子を持ち、関連する雄コネクタ・ピンを
    受け入れて電気的連続を確立するために改良された雌電
    気コネクタ。各雌コネクタの素子は、次のもので構成さ
    れます:総合導電性コネクタ。これは、基部、および複
    数のフレキシブル・フィンガーからなり、円筒ソケット
    を形成するように配置されたフレキシブル・フィンガー
    は、関連ピンを受け入れて、電気的接続を行います。該
    基部から片持状に伸びて、他のフィンガーとは関係なく
    個別にラジアル方向にたわむことができる各フィンガ
    ー。該ソケットの軸と同軸で且つ該フィンガーの周囲を
    覆う保護スリーブは、該フィンガーの外側へのたわみを
    制限します。該スリーブ挿入終端は、内側に折返った環
    状リップになっています。該雌コネクタ素子の該フィン
    ガーによって定義された挿入開口と実質的に同等に同軸
    方向に伸びる挿入開口を定義する該リップ。該ソケット
    に該ピンを挿入する際、関連のピンのガイドとなる該リ
    ップ。該フィンガーの固定されていない終端に隣接し
    て、だが僅かに外側に隙間を持って、アキシャル方向に
    伸びる該リップ。そこでは、該スリーブの該リップは、
    該ソケットにピンを挿入する際のガイドとなり、該ソケ
    ットに受け入れられるピンのサイズを制限し、および該
    スリーブの円筒壁は、該フィンガーの外側へのたわみを
    制限して、該フィンガーの応力超過を予防します。
  9. 【請求項9】 そこでは、、該スリーブは該雌コネクタ
    素子の該基部に軸付された円筒壁から成り、該フィンガ
    ーの末端の先端寄りに位置する末端を含む請求項8の装
    置。
  10. 【請求項10】 そこでは、該スリーブの該環状リップ
    は、スリーブの末端の内側方向で且つ該基部の方へ伸
    び、該フィンガー末端の外側に設置されている該リップ
    の内部終端は、接続の際に、該フィンガーの該末端によ
    って定義された挿入開口へピンをガイドする一方で、該
    フィンガーが該スリーブの円筒壁の方へ外側にわたむこ
    とを許す請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 改良型の雌電気コネクタは、関連する
    雄コネクタ・ピンを受け入れて電気的連続を確立するた
    めに改良された複数の雌コネクタ素子から成ります。各
    雌コネクタ素子は次のもので構成されます:総合導電性
    メタル・コネクタの基部。そこには、関連ピンを受け入
    れて電気コネクタを作るために、少なくとも4つのフレ
    キシブル・フィンガーが配置されて円筒ソケットを形成
    します。片持状に該基部から伸びて、他のフィンガーと
    は関係なく個別にラジアル方向にたわむ各フィンガー。
    および、該ソケットの軸と同軸で且つ該フィンガーの周
    囲を覆い、外側へのたわみを制限する保護スリーブ。
  12. 【請求項12】 そこでは、該フィンガーそれぞれが該
    ソケットの円筒壁の一部を形成し、且つ該ソケット壁の
    横断面によって定義された円周の90°以下のラジアル
    扇形状に伸びる特徴を持つ請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 そこでは、フレキシブル・フィンガー
    は、該円筒ソケットの周囲に同等の円周状に伸びる4つ
    のフィンガーからなり、且つその末端と協力してピンを
    受け入れるための挿入開口を形成し、且つ該フィンガー
    は該ソケットの軸に平行して該挿入開口から伸びる溝に
    よって分離される請求項11の装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の装置はさらに、コネクタ
    絶縁体で該雌コネクタ素子を固定するために、該基部の
    外側に伸びる少なくとも1つの環状ひげを含みます。
  15. 【請求項15】 さらに、該基部で、ケーブルのワーヤ
    を受け入れ且つ該ソケットに該ワーヤを接続するための
    ソケットを構成する請求項13の装置。
JP7011529A 1994-05-04 1995-01-27 改良型電気コネクタ Pending JPH07302636A (ja)

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